JP5565517B1 - 冷却装置、冷却構造、画像投射装置、電子機器 - Google Patents

冷却装置、冷却構造、画像投射装置、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】放熱部の冷却能力を高めると同時に、放熱部よりも下流側に位置する冷却対象に関しても、放熱部を冷却した後の空気を利用して冷却する。
【解決手段】複数のフィンを有し、第1冷却対象と接触することで放熱を行う放熱部と、前記放熱部に対して空気を送風する送風部と、を備える冷却装置であって、前記放熱部は、第1領域と、前記第1領域よりフィンの間隔が小さい第2領域と、を含み、前記空気の流路の当該第1領域よりも下流側に、前記第1冷却対象と異なる別の第2冷却対象が位置し、前記第1領域を通過した前記空気が前記第2冷却対象へと当たる。
【選択図】図11

Description

本発明は、ヒートシンク、冷却装置、冷却構造、画像投射装置、電子機器に関する。
発熱源を冷却する手法として、発熱源に放熱板を押し付け放熱面積を拡大し、放熱部に冷却空気を吹き付ける方法が既に知られている。さらに冷却効率を高める手法として、例えば熱伝導率の高い素材で放熱板を成形するといったことが実施されている。熱伝導率の高い素材で放熱板を成形することで、発熱源との接触部から伝わってきた熱を放熱板全体に均一に広げることが可能となる。その結果、放熱面積を大きくすることができるため、効率良く発熱源を冷却することが可能となるのである。
また、冷却空気と放熱板との接触面積を大きくすることも有効である。発熱源から熱を受け取ることで熱せられた放熱板は、冷却空気との接触箇所において冷却される。そのため、冷却空気との接触面積を拡大することによって、冷却効率を高めることが可能となるのである。なお、接触面積を拡大する方法として、放熱板にフィンを立てる方法が既に知られている。細かいピッチでフィンを立て、各ピッチ間に冷却空気を吹き付けることにより、冷却空気との接触面積が拡大し、冷却効率が高められる。
さらには、ファンを用いて放熱板を冷却する強制空冷方式も採用されている。冷却能力はフィンのピッチ間を通過する空気の風速に依存している。そのため、冷却能力を高めるためには、ピッチ間を通過する風速を高める必要があり、自然空冷ではなく強制空冷の方がより高い冷却効果を得ることができる。なお、強制空冷としてはファンを用いる方法が一般的であり、特に静圧の高いシロッコファンの吐き出し口を放熱板のフィンに対向するように配置し、シロッコファンから吐き出された空気を直接フィンに吹き付ける冷却構造が一般的であると言える。
しかしながら、上記従来の冷却方法では、構造的に冷却効率を高めようとした場合に、冷却効率向上には放熱板の表面積を大きくしたり、より強力な大型のファンが求められたりと、構造が大型化するという問題があった。そのため、いずれの場合も構造が大型かつ重量化してしまい、小型軽量な電気装置内に収納することが困難になるという問題があった。
また、フィンのピッチを細かくする方法の場合、冷却用の空気はフィンのピッチ間を通過するため、フィンのピッチを細かくした場合、通風抵抗が増大することになる。冷却能力は風量に依存しているため、通風抵抗が増大した場合、フィンを通過する空気の量が減るため、フィン通過後の空気をその他の部品の冷却に利用し難いという問題があった。すなわち、ファンと放熱部とその他の冷却対象を、上記の順番に直列に並べ、ファンから吐出された冷却空気を利用して放熱部のみならずその他の冷却対象も同時に冷却する構成を形成する場合、フィンのピッチを細かくすると、放熱部の冷却能力は高まるが、放熱部よりも下流側にある冷却対象に関しては冷却し難い構成となるのである。
そのため、従来のピッチを細かくすることによって冷却能力を高める方法では、ファンが冷却する対象は放熱部のみとする構成が一般的であり、仮に放熱部を冷却した後の空気を利用して他の部品を冷却する構成にしたとしても、その冷却能力に関してはあまり期待ができない構成であった。また、フィン形状に工夫を施し複雑な形状にした場合には、フィンのコストが高くなるという問題があった。そのため、理想としては、単純形状でありながら放熱部の表面積を拡大する方法が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、放熱部の冷却能力を高めると同時に、放熱部よりも下流側に位置する冷却対象に関しても、放熱部を冷却した後の空気を利用して冷却することが可能となるヒートシンクを提案することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のフィンを備え、前記複数のフィンは、少なくとも第1領域と第2領域とを有し、前記第1領域よりも前記第2領域の方が、フィンピッチが小さいヒートシンクと、前記ヒートシンクに対し、前記第1領域よりも前記第2領域に、多くの空気が流れるように配置されたシロッコファンと、を備え、前記ヒートシンクのフィンは前記シロッコファンから生じた空気の流れの出口側の端部において、前記第1領域のフィンよりも前記第2領域のフィンの方が長いことを特徴とする。
本発明によれば、放熱部の冷却能力を高めると同時に、放熱部よりも下流側に位置する冷却対象に関しても、放熱部を冷却した後の空気を利用して冷却することが可能となるという効果を奏する。
図1は、実施形態の画像投射装置の使用態様を示す斜視図である。 図2は、実施形態の光学エンジン部、及び光源装置を示す斜視図である。 図3は、実施形態の光学エンジン部を示す斜視図である。 図4は、実施形態の照明光学部と、画像処理部を示す斜視図である。 図5は、実施形態の画像処理部を示す斜視図である。 図6は、実施形態の投射光学部を示す斜視図である。 図7は、実施形態の投射光学部を示す斜視図である。 図8は、実施形態の投射光学部を示す側面図である。 図9は、実施形態のヒートシンクの構成を示す斜視図である。 図10は、実施形態のシロッコファンの構成を示す斜視図である。 図11は、実施形態のシロッコファンの構成を示す底面図である。 図12は、実施形態のヒートシンクと光源装置の位置関係を示す斜視図である。 図13は、実施形態のヒートシンクと光源装置の位置関係を示す斜視図である。 図14は、実施形態の画像投射装置の底面図である。 図15は、実施形態の画像投射装置の側面図である。 図16は、従来の画像投射装置の側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態にかかる画像投射装置1を斜めから見て示した外観斜視図である。画像投射装置1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像を被投射面であるスクリーン2等に投影表示する。画像投射装置1として広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量な画像投射装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投射装置が利用されるようになってきている。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。
図2は、図1における画像投射装置1の外層カバー3を取りはずした状態を示す斜視図である。図2に示されるように、画像投射装置1は、大きく分けて光学エンジン部30と、光源装置20とを備えている。光源装置20は、例えば高圧水銀ランプなどの光源を制御して、画像の投射に必要な光を光学エンジン部30へと白色光を供給する。
光源装置20は、光源21を保持する保持部材である光源ブラケット22を有しており、光源ブラケット22の上部にハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源21が装着されている。
また、光源ブラケット22の上部の光源21の光出射側には、不図示のリフレクタなどが保持されたホルダ24がネジ止めされている。ホルダ24の光源21配置側と反対側の面には、出射窓23(図3参照)が設けられている。光源21から出射した光は、ホルダ24に保持された不図示のリフレクタにより出射窓23に集光され、出射窓23から出射する。
また、ホルダ24の側面には、光源21を冷却するための空気が流入する光源給気口が設けられており、ホルダ24の上面には、光源21の熱により加熱された空気が排気される光源排気口24Cが設けられている。
光学エンジン部30は、光源装置20から供給された光を用いて、入力された画像データを処理して投射する制御を行う。図3は、光学エンジン部30の詳細な構成を示す斜視図である。光学エンジン部30は、照明光学部31、投射光学部33、及び画像処理部32を備えている。上述した光源装置20からの白色光は、まず照明光学部31に照射される。照明光学部31は、光源装置20からの白色光をRGBのそれぞれの成分へと分光し、画像処理部32へと導光する。画像処理部32は、変調信号に応じて画像形成を行い、入力された画像データから投影する画像を生成する。投射光学部33は、画像処理部32で生成された画像を被照射面に拡大投射する。
図4は照明光学部31と画像処理部32の配置構成図である。照明光学部31は、カラーホイル38、ライトトンネル37、リレーレンズ36、シリンダミラー35、凹面ミラー34を備えている。カラーホイル38は、円盤状のカラーフィルタにより上記光源装置20から出射した白色光を単位時間毎にRGBの各色が繰り返す光に変換して出射する。ライトトンネル37は、板ガラスを張り合わせて筒状に構成されており、カラーホイル38から出射する光を導く。リレーレンズ36は、2枚のレンズを組み合わせて構成されており、ライトトンネル37より出射される光の軸上色収差を補正しつつ集光する。
シリンダミラー35、および凹面ミラー34は、リレーレンズ36より出射される光を反射する。反射された光は、画像処理部32へと入光され、画像処理部32は、複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、映像や画像のデータに基づいて各マイクロミラーが時分割駆動されることにより、所定の映像を形成するように投射光を加工して反射するDMD素子を備えている。そして、画像処理部32において、DMD素子により時分割で映像データに基づいて複数のマイクロミラーが使用する光は図中で矢印Bで示される投射レンズ51の方向へ反射し、捨てる光は矢印Cで示されるOFF光板へと反射される。
図5は画像処理部32の構成を示す斜視図である。画像処理部32はDMD素子41とDMD素子41を制御するDMDプリント基板42とDMD素子41を冷却するヒートシンク43とヒートシンク43をDMD素子41に押し付ける固定板44とを備える。本実施形態において、ヒートシンク43が放熱部に相当する。ヒートシンク43は、第1冷却対象のDMD素子41と接触することで、DMD素子41の熱を放熱する。また、図6は、投射光学部33の詳細な構成を示す斜視図である。画像処理部32を通過した光は図6の投射レンズ51へ反射され、捨てられる光は図6のOff光板53へと反射される。
図7と、図8は、投射光学部33の構成を示す斜視図、および側面図である。投射レンズ51を通過し、拡大された映像光は折り返しミラー54によって光路が折り返され、自由曲面ミラー55によってスクリーン2上へ拡大投影される。以上の構成によって、光学エンジン部30はスクリーン2に近接して配置でき、光軸路が垂直方向である縦型で設置面積が小さく、立体的にコンパクトに設計することができる。
図9は、本実施形態で用いられるヒートシンク43の構成を示す図である。本実施形態にあっては、このヒートシンク43が画像処理部32と、光源装置20の2つの装置を冷却するための冷却構造を実現している。ヒートシンク43には、その内側(装置の底面側)にシロッコファン61が設けられている。シロッコファン61は、ヒートシンク43に対して、外気を取り込み送風する送風部に相当する。シロッコファン61は、多数の小型の前向き羽根をもった筒と整風器をくみ合わせた構造であり、静圧効率が60%程度の一般的なものが用いられる。
また、シロッコファン61は、図10に示すように第1吸い込み口71、第2吸い込み口72、及び吐き出し口73を有している。第2吸い込み口72は、第1吸い込み口71の反対面側に設けてられており、シロッコファン61は、両面吸い込み式のファンとなっている。すなわち、本実施形態では、第1吸い込み口71は、シロッコファン61の上面側、第2吸い込み口72はシロッコファン61の底面側に設けられている。また、本構成では吐き出し口73が幅広、すなわち厚みよりも横幅のほうが大きい吐き出し口73を有するシロッコファン61を使用しているが、これは冷却効率をさらに高めるためである。吐き出し口73が幅広なシロッコファン61の方が冷却空気の吐出される面積を大きくすることが可能となり、冷却空気とヒートシンク43との接触面積を大きくすることが可能となるのである。そして、冷却用の空気とヒートシンク43との接触面積を増大させることにより冷却効率を向上させることができるようになる。
図11は、シロッコファン61が吐出する空気の流れをシロッコファン61の底面側から見た図である。図11に示すように、シロッコファン61には吐き出し口73のうち、矢印で示した端部側に大きな風量が集中する構成となっている。そのため、吐出される冷却空気の流量は均一ではなく、所定の第1流量の空気が流れて流量が少ない第1部位と、第1流量よりも多い第2流量で空気が流れる第2部位と、に区分することが可能である。
そして、シロッコファン61が生成する冷却空気のうち、流量の大きい第2領域43bに関しては、ヒートシンク43のフィンの長さを長くしてフィンの表面積を拡大している。また、フィンのピッチに関しても、流量の多い冷却用の空気が通過する第2領域43bに関してはそのピッチを細かくし、流量の少ない冷却用の空気が通過する第1領域43aに関してはピッチを粗くする。ピッチとは各フィン間の間隔である。
このような構造とすることで、第2領域43bにおけるヒートシンク43の表面積を拡大することが可能となり、流量の多い冷却用の空気が通過する第2領域43bにおいて、ヒートシンク43の冷却効率を高めることが可能となるのである。一方、流量の少ない冷却用の空気が通過する第1領域43aに関しては、フィンのピッチを粗くすることにより通風抵抗を低減することとし、この第1領域43aを通過した冷却空気は下流側の部品の冷却に利用するものとする。すなわち、ピッチが細かく、フィンの長さも長い第2領域43bにおいてヒートシンク43の冷却を行い、ピッチが粗い第1領域43aにおいて下流側の部品の冷却を実施する。
続いて、以下にヒートシンク43における空気の流路の下流側に位置する第2冷却対象の光源装置20と、シロッコファン61、及びヒートシンク43の位置関係を図12を用いて説明する。図12に示されるように、フィンのピッチの粗い第1領域43aの直線状に光源装置20の冷却用のダクト25を連結する構成とする。このような構成とすることで、風量を損なうことなく第1領域43aを通過した冷却空気が上記ダクト25内に入り、光源装置20を冷却することができる。このように、強制空冷用の冷却源であるシロッコファン61とヒートシンク43と、ヒートシンク43を通過した空気による冷却対象である光源装置20を順番に直線状に並べる。そして、ピッチを粗くした第1領域43aと対向する位置に光源装置20の冷却用のダクト25を設ける構成とすることで、フィンのピッチの粗い第1領域43aでは光源装置20の冷却を効率的に行うことができる。一方で、フィンのピッチの細かい第2領域43bではヒートシンク43の冷却が効率的に行われる。よって、ヒートシンク43と光源装置20の2つの部品の冷却を、1つのシロッコファン61で効率的に行うことができるようになる。なお、より損失なく第1領域43aを通過した後の冷却空気を光源装置20の冷却用のダクト25へ導く方法として、以下の図13に示すような連結用ダクト62を新たに設けることが望ましい。
次いで、こうした冷却用の空気を取り入れる画像投射装置1自体の構成について説明する。図14は、画像投射装置1の設置面側を見た斜視図である。図14に示すように、画像投射装置1の底面を構成するベース部83には、開閉カバー84が設けられている。開閉カバー84には、回転操作部84aが設けられている。回転操作部84aを回転すると、開閉カバー84と装置本体との固定が解除され、開閉カバー84が、装置本体から取り外し可能となる。また、画像投射装置1のベース部83の底面には、吸気開口部F2が設けられている。
図15は、本実施形態の画像投射装置1内の空気の流れを説明する説明図である。この図は、画像投射装置1をスクリーン2に対して直交する方向(X方向)から見た図である。図15において、図中の矢印は空気の流れる方向を示している。図15に示すように、画像投射装置1の底面の一方(図中左側下部)に画像投射装置1内に外気を取り込むため開口した吸気開口部F2が設けられており、画像投射装置1の側面の他方(図中右側上部)に画像投射装置1内の空気を排気するために開口した排気開口部85が設けられている。また、吸気開口部F2と対向するように、吸気ファンF1が設けられている。排気開口部85と対向するように、排気ファン86が設けられている。
例えば、吸気ファンF1はシロッコファンであり、排気ファン86は軸流ファンである。また、吸気ファンF1と吸気開口部F2は、ヒートシンク43に近接して配置されている。図16に示す従来の画像投射装置内の空気の流れと比較すると、図16では、プロジェクタ側面に吸気開口部F2と吸気ファンF1があり、屈折したダクト経路を経て、光源21の後部に至る。一方、図15に示す本実施形態の画像投射装置1では、吸気開口部F2から吸気ファンF1によって吸気した空気は、直線状のダクト25を経て、従来技術よりも短い距離で光源21の後部に到達する。
吸気開口部F2から冷却対象物である光源21の後部までの距離が短く、かつそのダクト25が直線状であることから、吸気ファンF1から冷却対象物までの経路上での圧力損失を少なくすることができる。また、吸気ファンF1を両面吸気のシロッコファンとすることで、ヒートシンク43の冷却フィン近辺には、底面の吸気開口部F2の反対面側のシロッコファンの吸気により強制気流が発生し、効率よく冷却することができる。
なお、本発明における実施形態であるピッチが異なるヒートシンク43は、押し出し成形でもダイキャストでも成形が可能である。そのため、一般的なピッチが一様なヒートシンクと同じ加工方法で成形できるため、本発明において示したヒートシンク43を加工することにおいて、特別なコストが必要になるということはないと言える。
以上に示したように、まず、ヒートシンク43の下流側にさらに冷却対象を配置する構成とすると同時にフィンのピッチを粗くすることにより、1つのファンで2つ以上の部品を同時に冷却することが可能となる。この結果、冷却効率が高まり、冷却装置をコンパクトに設計することが可能となる。
また、ヒートシンク43が複雑な形状ではないため、コストアップをすることなく上記の冷却効果を得ることが可能となる。そのため、安価でありながら小型かつ高効率な冷却構造系の設計が可能となるのである。
また、画像投射装置1にて、吸気開口部F2と吸気ファンF1を装置底面に配置することで、冷却対象物である光源装置20とヒートシンク43との配置が近接し、光源装置20への送風のためのダクト形状が直線的にできるため、ダクト内での圧力損失が低減し、光源装置20の冷却効率が向上する。その結果、吸気ファンF1の回転数を低減することができ、装置騒音の低減に繋がる。また、吸気開口部F2とその開口部に近接した吸気ファンF1を装置底面に配置することで、側面吸気より吸気ファンF1からの騒音がユーザーの耳に届くまでに減衰し易いことと音の伝播方向が発散し易いことから騒音低減にも繋がる。
なお、以上で示したヒートシンク、冷却装置、冷却構造は、画像投射装置以外にも、通常のPCや電子回路など電子機器の冷却対象の装置に対しても用いることができる。
1 画像投射装置
2 スクリーン
3 外層カバー
20 光源装置
21 光源
22 光源ブラケット
23 出射窓
24 ホルダ
25 ダクト
30 光学エンジン部
31 照明光学部
32 画像処理部
33 投射光学部
34 凹面ミラー
35 シリンダミラー
36 リレーレンズ
37 ライトトンネル
38 カラーホイル
41 DMD素子
42 DMDプリント基板
43 ヒートシンク
43a 第1領域
43b 第2領域
44 固定板
51 投射レンズ
53 Off光板
54 折り返しミラー
55 自由曲面ミラー
61 シロッコファン
62 連結用ダクト
71 第1吸い込み口
72 第2吸い込み口
73 吐き出し口
83 ベース部
84 開閉カバー
85 排気開口部
86 排気ファン
F1 吸気ファン
F2 吸気開口部
特開2008−134432号公報 特許第4901595号公報 特許第4927923号公報

Claims (5)

  1. 複数のフィンを備え、前記複数のフィンは、少なくとも第1領域と第2領域とを有し、前記第1領域よりも前記第2領域の方が、フィンピッチが小さいヒートシンクと、
    前記ヒートシンクに対し、前記第1領域よりも前記第2領域に、多くの空気が流れるように配置されたシロッコファンと、を備え、
    前記ヒートシンクのフィンは前記シロッコファンから生じた空気の流れの出口側の端部において、前記第1領域のフィンよりも前記第2領域のフィンの方が長い
    ことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記ヒートシンクのフィンは、前記シロッコファンから生じた空気の入り口側の端部が直線状に揃っていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の冷却装置が第1冷却対象に対して固定され、前記シロッコファンから生じた空気の流れに対して前記第1領域の下流側に第2冷却対象が配置されている冷却構造。
  4. 画像を表示するための画像表示素子と、前記画像表示素子に表示された前記画像を投射するための投射光学部と、請求項3に記載の冷却構造を備える画像投射装置であって、
    前記第1冷却対象は、前記画像表示素子であり、
    前記第2冷却対象は、前記画像表示素子に照明するための光源である画像投射装置。
  5. 冷却対象と、前記冷却対象に設けられた請求項1または2に記載の冷却装置を備える電子機器。
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