JP5561970B2 - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に設置される電子機器の配線の接続に用いる同軸ケーブル用コネクタに関する。
高周波の電気信号を伝送するために高周波対応のシールド電線が用いられる。また、伝送される電気信号の高周波化に伴って、このシールド電線を通じて伝送される電気信号を中継するように、シールド電線どうしを接続するシールド電線付きコネクタ(同軸コネクタ)にも、高周波対応の要求が高まっている。
このシールド電線の構造として、例えばいわゆる同軸ケーブルと呼ばれるものがある。この同軸ケーブルは、電気信号等の伝送路として複数本の金属素線を束ねた中心導体(芯線)と、同じく複数の素線を編んだ編組線よりなるシールド導体(外部導体)との間に絶縁体(内部被覆)を介在したものからなる。また、そのシールド導体の外周を絶縁性のシース(外部被覆)で覆った構造になっており、シールド導体が前記絶縁体の外周を覆うことで中心導体の電磁遮蔽を行っている。
一方、同軸ケーブルを通して高周波信号を中継接続する前記同軸コネクタでは、接続される同軸ケーブルおよび嵌合される相手側同軸コネクタと同軸コネクタとの間でインピーダンスにずれが生じていると、伝送される電気信号に影響する。特に、数GHzの高周波数の電気信号においては、その影響が大きい。このため、同軸コネクタでは、接続される同軸ケーブルおよび嵌合される相手側同軸コネクタとのインピーダンス整合が図られている。
ところで、同軸コネクタの中心導体端子は、同軸ケーブルの中心導体に圧着接続される圧着部の外径と相手側同軸コネクタの中心導体導通端子に接続される接続部の外径とが異なることがあり、同軸コネクタ内で、中心導体導通端子の外径とシールド端子の内径との比が異なる領域が生じることがある。
このような場合に、例えば、中心導体導通端子の外径の変化に合わせてシールド端子の内径を調整し、中心導体導通端子の外径とシールド端子の内径との比が一定になるようにして、同軸コネクタ内でインピーダンスを整合させることが考えられる。
しかしながら、同軸コネクタの小型化が求められる場合などでは、中心導体導通端子およびシールド端子の大きさや形状が制限されることがあり、従来の同軸コネクタでは、このような場合に生じる同軸コネクタ内でのインピーダンスのずれに対応できないことがある。
これに対して、同軸ケーブルの信号導体(中心導体)と接続される内導体端子(中心導体導通端子)と、同軸ケーブルのシールド導体と接続される外導体端子(シールド端子)と、内導体端子と外導体端子との間に介在される誘電体とを備えた同軸コネクタであって、前記内導体端子の外径と前記外導体端子の内径との比で規定される内外径比が異なる複数の領域を有しており、前記誘電体は、当該同軸コネクタ全体でのインピーダンスが整合するように、内外径比の異なる複数の領域にある部分どうしが、互いに誘電率の異なる材料で形成されている同軸コネクタが、開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この同軸ケーブルによれば、内導体端子の外径と外導体端子の内径との比が異なる複数の領域があるときに、誘電体の一部を他の部分とは誘電率の異なる材料で形成することで、各領域でのインピーダンス調整をして、同軸コネクタ全体でのインピーダンスを整合させることができるとしている。
特開2008‐146882号公報
上述した従来の同軸ケーブル用コネクタは、解決すべき以下の課題を有している。
即ち、外導体端子は導電性の金属板を所定形状、サイズにプレス成形して得られるものであり、同軸コネクタの組立てや成形上の理由によって断面積が大きくなる部分や小さくなる部分が生じることがある。断面積が異なる部分で内導体端子の外径と外導体端子の内径との比の違いが生じる場合には、前述のように誘電率が異なる誘電材料を用いて同軸コネクタ全体でのインピーダンス整合をとることができても、外導体端子(シールド端子)の断面積が小さくなる部分では電流の通り道が狭くなり、結果としてこの部分でのシールド性能が低下してしまうという不都合がある。
また、前記シールド性能向上のために、導体材料からなる特殊形状の蓋部材を外導体端子の開放部など断面積が小さくなる部位に連設する方法等が考えられるが、この方法を実施するための構成は複雑化し、材料コストや組立てコストが高くつくという不都合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同軸コネクタ全体でのインピーダンス整合を行う場合において充分なシールド性能を得ることができる同軸ケーブル用コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る同軸ケーブル用コネクタは、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) シールド電線の中心導体に接続される中心導体導通端子と、前記シールド電線のシールド導体と接続されるシールド端子と、前記中心導体導通端子とシールド端子との間に介在される絶縁部材とを備えた同軸ケーブル用コネクタであって、
前記シールド端子は、底板部と、前記絶縁部材を加締めることにより該絶縁部材を保持する、前記底板部の幅方向の端部から立設された第1の圧着バレル部と、前記シールド導体を加締めることにより該シールド導体に接続される、前記底板部の幅方向の端部から立設された第2の圧着バレル部と、前記第1の圧着バレル部の端部と前記第2の圧着バレル部の端部を架橋する繋ぎ片と、を有し、
前記繋ぎ片は、前記第1の圧着バレル部および前記第2の圧着バレル部が加締められた際に、前記中心導体と前記中心導体導通端子との接続部の略鉛直上に連設され、前記第1の圧着バレル部と前記第2の圧着バレル部の間において露出する前記中心導体導通端子および前記シールド電線の中心導体を覆う、
こと。
(2) 上記(1)の構成の同軸ケーブル用コネクタであって、
前記シールド端子には、前記底板部、前記第1の圧着バレル部、前記第2の圧着バレル部、および前記繋ぎ片によって囲まれた開放部が形成されている、
こと。
上記(1)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、第1の圧着バレル部と第2の圧着バレル部の間において露出する中心導体導通端子およびシールド電線の中心導体を繋ぎ片が覆うことにより、該繋ぎ片がシールド機能を果たすことができる。この結果、かかるシールド改善効果を安価かつ簡単な構成にて実現できる。
上記(2)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、繋ぎ片によって覆われた中心導体導通端子およびシールド電線の芯線との接続状態を、開放部を通して視認することができる。
本発明の同軸ケーブル用コネクタによれば、同軸コネクタ全体でのインピーダンス整合を行う場合において充分なシールド性能を得ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の実施形態の同軸ケーブル用コネクタを示す分解斜視図である。 図1における同軸ケーブル用コネクタを示す斜視図である。 図1におけるシールド端子の成形前の形状を示す平面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、同軸ケーブル用コネクタの分解斜視図、図2は、この同軸ケーブル用コネクタの完成状態を示す斜視図、図3は、図1に示したシールド端子の成形前の平面図である。
図1に示すように、本実施形態の同軸ケーブル用コネクタに接続される同軸ケーブル(シールド電線)Wは、内部導体である芯線W1と、芯線W1の外周面を包囲しながら該芯線W1の長手方向に延長される絶縁体(誘電体又は内部被覆)W2と、絶縁体W2の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシールド導体(シールド部材)W3と、シールド導体W3の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシースW4(外部被覆)と、を備えている。
また、本実施形態の同軸ケーブル用コネクタ10は、シールド電線W用のコネクタであって、芯線W1に接続される中心導体導通端子20と、芯線W1に電気的に接続された中心導体導通端子20を収容孔31に収容する絶縁部材30と、絶縁部材30を圧着すると共にシールド導体W3が接続されるシールド端子40とを備える。
中心導体導通端子20は、絶縁部材30への挿通方向順側に、接続相手側のシールド電線の芯線に電気的に接続される電気接続部21を有し、他方、絶縁部材30への挿通方向逆側に、シールド電線Wの芯線W1に電気的に接続される図示外の芯線接続部を有する。
シールド端子40は、導電性金属板をプレス成形することによって形成される。このシールド端子40は、図1に示すように、シールド電線Wの軸線方向に沿って長尺な底板部41において、一端部に、絶縁部材30(但し、この絶縁部材30は中心導体導通端子20を包囲しながら中心導体導通端子20を支持している)の先端側を嵌合させる、円筒部42が設けられているとともに、他端部に、シールド電線Wのシールド導体W3に電気的に接続させるシールド導体接続部43が第2の圧着バレル部として設けられている。
図1に示すように、シールド端子40のシールド導体接続部43は、シールド電線Wの一端部でシールド導体W3を加締めることによって、シールド導体W3と電気的に接続させる。このシールド導体接続部43は、底板部41の左右両端(幅方向の両端)に位置する側壁部43A、43Bを上方に向ってU字状に立ち上げたような形状をなす。
前記シールド端子40には、円筒部42とシールド導体接続部43との間に、圧着バレル部(第1の圧着バレル部)44が形成されている。この圧着バレル部44は、底板部41の左右両端に位置する側壁部44A、44C、これら側壁部44A、44Cそれぞれから延設された天井壁部44B、44D、によって構成される。絶縁体である絶縁部材30をシールド端子40に固定するために、該絶縁部材30を包み込むように側壁部44A、44Cおよび天井壁部44B、44Dを内側に曲げることで、絶縁部材30を密着状態に加締めて圧着させるものである。
また、前記圧着バレル部(第1の圧着バレル部)44とシールド導体接続部(第2の圧着バレル部)43との間には、圧着バレル部44の後端(挿通方向順側の端部)とシールド導体接続部43の前端(シールド導体接続部逆側の端部)を架橋するように設けられた繋ぎ片45が、前記圧着バレル部44およびシールド導体接続部43に一体に連設されている。さらに詳しく説明すると、この繋ぎ片45は、圧着バレル部44を構成する天井壁部44Bに一端が連接され、シールド導体接続部43を構成する側壁部43Aに他端が連設されている。この繋ぎ片45が圧着バレル部44およびシールド導体接続部43に対し連設される位置は、図2に示すように、圧着バレル部44を絶縁部材30に対し、また、各シールド導体接続部43をシールド導体W3に対しそれぞれ加締めた状態において、前記底板部41中央部の略鉛直上、つまり芯線W1と中心導体導通端子20との接続部の略鉛直上にすることが望ましい。この位置関係にあるとき、繋ぎ片45は、圧着バレル部44とシールド導体接続部43の間において露出する中心導体導通端子20およびシールド電線Wの芯線W1を覆うことになる。なお、繋ぎ片45は、底板部41とは芯線W1を挟んで反対側の位置に有りさえすれば、シールド性能の向上を図ることができる。
また、シールド端子40には、繋ぎ片45が形成されることにより、底板部41、圧着バレル部44、シールド導体接続部43、および繋ぎ片45によって周囲を囲まれた孔である開放部47が形成されている。本発明では、この開放部47は必須ではない、つまり、開放部47を埋めるように金属板を設けてもよい(言い換えれば、繋ぎ片45の幅方向の端部が底板部41まで延び、一体となってもよい)。しかし、開放部47を埋めた状態で繋ぎ片45を設けると、圧着バレル部44およびシールド導体接続部43を加締めた後、その内部の中心導体導通端子20およびシールド電線Wの芯線W1との接続状態を視認することができない。このため、同軸ケーブル用コネクタ10とシールド電線Wの組み付け後にその接続状態を視認するために開放部47が設けられている。また、底板部41には、このほかに作業スペースとして開口孔49が設けられている。この開口孔49もまた、同軸ケーブル用コネクタ10とシールド電線Wの組み付け後にその接続状態を視認するために利用される。
なお、この繋ぎ片45は、圧着バレル部44とシールド導体接続部43の間において露出する芯線W1および中心導体導通端子20に対するシールド効果が最適となる幅寸法や形態(例えば、折り曲げ部)に形成される。また、繋ぎ片45は複数本設けることもできる。
シールド端子40は、導電性金属板40Aを、図3に示すようにプレス機で打ち抜いて成形したものからなる。導電性金属板40Aには、図3左側に平面部42Aが形成されており、平面部42Aを左右方向に(幅方向に)筒状に丸めることで、円筒部42が形成される。その平面部42Aの幅方向の両端部には互いに嵌合する凹部42Bおよび凸部42Cが形成されている。また、導電性金属板40Aには、図3右側に底板部41が形成されており、底板部41の幅方向の両端部には圧着バレル部44およびシールド導体接続部43が形成されている。さらに、圧着バレル部44とシールド導体接続部43との間には、圧着バレル部44の後端(挿通方向順側の端部)とシールド導体接続部43の前端(シールド導体接続部逆側の端部)を架橋するように繋ぎ片45が設けられている。さらに、シールド端子40には、底板部41、圧着バレル部44、シールド導体接続部43、および繋ぎ片45によって周囲を囲まれた孔である開放部47が形成されている。さらに、底板部41には、その中央に開口孔49が穿たれている。
本実施形態のシールド端子40の圧着バレル部44は、相補的な形状に形成された互いに点対称な関係を有する一対の圧着バレル部片に所定の折曲げ加工を施すことによって、絶縁部材30に対する圧着前には図1に示すように互いに上方に向けて拡開した断面略C字形の形状を呈しているとともに、圧着後には図2に示すように、先端側の天井壁部44B、44Dが側壁部44A、44Cに対して直角となるところまで、互いに折曲させて閉合させることで、天井壁部44B、44Dどうしが互いに干渉し合うことなく水平に連なった状態となる。
ここで、圧着直前までの圧着バレル部44の圧着バレル部片について、さらに説明すると、図1に示すように、それぞれ、底板部41から立ち上がる一対の側壁部44A、44Cと、これらの側壁部44A、44Cの上端から内側方向に傾斜する一対の天井壁部44B、44Dとを備えているとともに、側壁部44Aと天井壁部44Bとの境界部分には、後述する本発明の圧着方法を確実に実行させて所望の作用を発揮させようにするために、凹状の溝44Eを設けている。
側壁部44A、44Cは、底板部41の両側から上方に所定の第1角度(底板部41に平行な水平方向に対して内方へ所定角度)だけ内側方向に立ち上がっており、その後の圧着作業の際に底板部41に対して直角となる状態に折曲加工される。
天井壁部44B、44Dは、底板部41と側壁部44A、44Cとのそれぞれの境界部分から、一定長さだけ側壁部44A、44Cの先端方向に向けて離れた部分に形成した前記溝を中心にして、互いに相手側の側壁部44A、44Cに向けて所定の角度だけ傾斜させた状態に、折曲させて形成されている。天井壁部44B、44Dを形成するためのこの折曲加工については、予め、圧着加工を施す直前までの間に行うものであるが、その後の圧着加工の際には、図2に示すように底板部41に対して平行な水平状態となるような、さらなる折曲加工が追加的に施される。
一方、第2の圧着バレル部としてのシールド導体接続部43は、前述のように底板部41の左右両端に側壁部43A、43Bを上方に向ってU字状に立ち上げるように湾曲加工される。そして、この湾曲加工において側壁部43A、43Bを上部で互いに重ね合わせるようにして、シールド導体W3の上に圧着される。
次に、シールド端子40を絶縁部材30および同軸ケーブルWに装着する手順を説明する。
まず、シールド端子40の底板部41の左右方向(幅方向)の両側から上方に所定の角度だけ起立させるように側壁部44A、44Cを折曲加工する。さらにその側壁部44A、44Cの先端から一定長さ(例えば、底板部41の幅方向の長さの半分よりも若干長い)だけ基端方向に戻った部位の前記凹溝(又は窪みでもよい)を中心にして、互いに相手側の側壁部44A、44Cに向けて所定の角度だけ閉じる方向に折曲させる。また、側壁部44A、44Cの先端側に予め天井壁部44B、44Dを形成する。これにより図1のような状態のシールド端子40を形成される。
その後、図1に示す中心導体導通端子20及び絶縁部材30を取付けてあるシールド電線Wを、シールド端子40の所定位置にセットする。特に、絶縁部材30の先端部分は円筒部42の所定位置に挿入させておく。次に、用意した各一のアンビル(図示しない)の上面に圧着バレル部44およびシールド導体接続部43をそれぞれ載置するとともに、この圧着バレル部44およびシールド導体接続部43を搭載したアンビルの上に圧着工具としてのクリンパを降下させる。
これにより、側壁部44A、44Cが折り曲げられ、側壁部43A、43Bが湾曲加工される。このとき、側壁部44A、44Cは、底板部41に対してこれに平行な水平方向よりも略90度折曲された略直角となる状態まで、折曲加工される。一方、側壁部43A、43Bは底板部41とともに略U字状に湾曲加工される。
次に、クリンパにより圧着すべき絶縁部材30に接触されるところまで、天井壁部44B、44Dを押圧しながら折曲していく。これにより、両天井壁部44B、44Dは、絶縁部材30に接触し、側壁部44A、44Cに対して略直角の角度まで折曲加工される。一方、別のクリンパによってシールド導体接続部43の側壁部43A、43Bの各先端を湾曲させていくと、各先端部が互いに上下に重なるように湾曲加工される。
さらに、絶縁部材30およびシールド導体W3にそれぞれ接触する箇所を圧着させる方向へ折り曲げおよび湾曲させる。これによって、これまでの一連の加締め圧着作業を終了する。つまり、両天井壁部44B、44Dの先端部が、僅かであるがさらに下方へ折曲されるところで、これまでの一連の加締め圧着作業を終了する。
このように同軸ケーブルWとシールド端子40とは、図2に示すように組みつけられて、同軸ケーブル用コネクタが完成する。なお、かかる組付け作業においては、圧着バレル部44およびシールド導体接続部43が繋ぎ片45に繋がれているため、側壁部44A、44Cと天井壁部44B、44Dと、側壁部43A、43Bとがこれらに対応する各アンビルおよびクリンパによって、互いに同時に押圧加工および湾曲加工されることとなる。
以上、本発明によれば、絶縁部材(誘電体)30およびシールド導体W3を圧着する2つの圧着バレル部44、43間に連設された繋ぎ片45は、圧着バレル部44とシールド導体接続部43の間において露出する中心導体導通端子20およびシールド電線Wの芯線W1を覆うことにより、シールド機能を果たすことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10 同軸ケーブル用コネクタ
20 中心導体導通端子
21 電気接続部
30 絶縁部材
40 シールド端子
41 底板部
42 円筒部
43 シールド導体接続部(第2の圧着バレル部)
44 圧着バレル部(第1の圧着バレル部)
44A、44C 側壁部
44B、44D 天井壁部
44E 溝(又は窪み)
45 繋ぎ片
W 同軸ケーブル(シールド電線)
W1 芯線(中心導体)
W2 絶縁体
W3 シールド導体

Claims (2)

  1. シールド電線の中心導体に接続される中心導体導通端子と、前記シールド電線のシールド導体と接続されるシールド端子と、前記中心導体導通端子とシールド端子との間に介在される絶縁部材とを備えた同軸ケーブル用コネクタであって、
    前記シールド端子は、底板部と、前記絶縁部材を加締めることにより該絶縁部材を保持する、前記底板部の幅方向の端部から立設された第1の圧着バレル部と、前記シールド導体を加締めることにより該シールド導体に接続される、前記底板部の幅方向の端部から立設された第2の圧着バレル部と、前記第1の圧着バレル部の端部と前記第2の圧着バレル部の端部を架橋する繋ぎ片と、を有し、
    前記繋ぎ片は、前記第1の圧着バレル部および前記第2の圧着バレル部が加締められた際に、前記中心導体と前記中心導体導通端子との接続部の略鉛直上に連設され、前記第1の圧着バレル部と前記第2の圧着バレル部の間において露出する前記中心導体導通端子および前記シールド電線の中心導体を覆う、
    ことを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 前記シールド端子には、前記底板部、前記第1の圧着バレル部、前記第2の圧着バレル部、および前記繋ぎ片によって囲まれた開放部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
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