JP5561606B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に用いられる、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含む。)を用いて現像処理を行う現像装置、並びに、その現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
この種の現像装置としては、潜像担持体に対向配置される複数の現像剤担持体の表面に担持した二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という。)によって、潜像担持体の表面に形成された潜像に対して重複して現像処理を行う現像装置が知られている(特許文献1、特許文献2等)。このように、同一潜像部分に対して複数の現像剤担持体により現像処理を段階的に施す現像方式は、「多段現像方式」と呼ばれ、特にプロセス線速が速い高速の画像形成装置に多く採用されている。なお、「多段現像方式」とは、2段階以上で現像処理を行うものである。
多段現像方式を採用する現像装置は、複数の現像剤担持体が潜像担持体に対向するように潜像担持体表面移動方向に沿って配置される。現像装置には現像処理により消費される分のトナーが適宜補給され、その補給トナーと撹拌・混合された現像剤が第1現像剤担持体の表面上に供給される。第1現像剤担持体上に担持された現像剤は、第1現像剤担持体の回転に伴って第1現像剤担持体の表面移動方向へ搬送され、第1現像剤担持体の表面と現像剤規制部材との間の規制ギャップを通過することで適量に規制される。その後、潜像担持体と対向する第1現像領域へと搬送され、第1現像領域を通過する際に第1現像剤担持体上の現像剤により潜像担持体表面上の潜像が現像される。第1現像領域を通過した第1現像剤担持体上の現像剤は、第2現像剤担持体の内部に配置された受渡磁極と対向する位置まで搬送されると、その一部又は全部が第2現像剤担持体の表面に移動して担持される。このようにして第2現像剤担持体に担持された現像剤は、潜像担持体と対向する第2現像領域へと搬送され、第2現像領域を通過する際に再び潜像担持体表面上の潜像の現像に寄与する。その後、第2現像領域を通過した第2現像剤担持体上の現像剤は、第2現像剤担持体から離脱して現像装置内に戻される。
このような多段現像方式を採用する従来の現像装置において、第2現像剤担持体の表面上における第2現像剤担持体回転軸方向端部領域で現像剤の固着(フィルミング)が発生することがある。このような現像剤の固着が発生すると、その固着した現像剤が潜像担持体の表面に接触して潜像担持体表面が傷ついてしまい、出力画像の画像品質が低下してしまうなどの不具合を引き起こす。
第2現像剤担持体の表面上の端部領域にこのような現像剤の固着が発生する理由は次のとおりである。
第2現像剤担持体の受渡磁極が発生させる受渡磁力は、第2現像剤担持体回転軸方向中央部では安定しているものの、第2現像剤担持体回転軸方向両端部では局所的に大きくなる。そのため、第2現像剤担持体表面上の回転軸方向両端側の領域(端部大磁力領域)では、この局所的に大きな受渡磁力部分(端部磁力部分)の作用を受けることになり、これよりも小さい磁力が作用する中央領域よりも、第1現像剤担持体表面から受け取る単位面積当りの現像剤量が局所的に多くなる。その結果、第2現像剤担持体表面上の回転軸方向両端側の端部大磁力領域に担持される現像剤の嵩が増す。嵩が増した当該現像剤部分は、第2現像領域に搬送されることで潜像担持体の表面により押しつぶされ、これにより第2現像剤担持体表面上の回転軸方向両端部領域において現像剤の固着が発生するのである。
このような現像剤固着による不具合を解決するため、特許文献3では、次のような現像装置を提案している。
この現像装置では、第1現像剤担持体の表面との間で規制ギャップを形成する現像剤規制部材の第1現像剤担持体回転軸方向端部をその中央部(規制ギャップを形成する部分)よりも第1現像剤担持体表面に近付けて狭小ギャップを形成している。そして、この現像装置においては、局所的に大きな受渡磁力部分(端部磁力部分)が作用する第2現像剤担持体表面上の回転軸方向両端側の端部大磁力領域に対向する第1現像剤担持体表面上の大磁力対向領域と対向するように、上記狭小ギャップが配置されている。狭小ギャップを通過する現像剤の量は、規制ギャップを通過する現像剤の量よりも少ないので、上記特許文献3によれば、第1現像剤担持体表面上の当該大磁力対向領域に担持される現像剤量を少なく抑えることができるとしている。よって、上記特許文献3に記載の現像装置によれば、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域に受け渡される現像剤量を少なく抑えることができる。したがって、上記特許文献3に記載の現像装置によれば、第2現像剤担持体表面上の当該端部大磁力領域に担持される現像剤の嵩を減らすことができるので、潜像担持体の表面から受ける圧縮力を低減でき、現像剤の固着発生が抑制されるということになる。
一般に、現像剤担持体の表面上に担持された現像剤を現像剤担持体の回転に追従して搬送するための現像剤搬送力を有効に得るため、現像剤担持体の表面に表面処理を施して表面粗さを高めた粗面部を形成する。一方、現像領域の現像剤担持体回転軸方向外側に位置する現像剤担持体表面部分では、現像剤を搬送する必要がないだけでなく、現像剤を搬送することで現像剤飛散などの不具合を引き起こすおそれがあるため、このような表面処理を施さずに、当該粗面部よりも表面粗さの低い滑面部を形成することが多い。上記特許文献3には、第1現像剤担持体の表面にこのような粗面部や滑面部が形成されているか否かが明記されておらず、第1現像剤担持体の粗面部や滑面部と、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域との位置関係について特定されていない。しかしながら、上記特許文献3では、第1現像剤担持体表面上に担持された現像剤が狭小ギャップを通過することが記載されていることから、第1現像剤担持体の表面には、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域と対向する箇所に粗面部が形成されていることが示唆されている。
本発明者らは、第1現像剤担持体の表面に形成される粗面部及び滑面部と、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域との位置関係が、第2現像剤担持体表面上の当該端部大磁力領域に生じる現像剤の固着に大きな影響を及ぼすことを見出した。より詳しくは、第1現像剤担持体の表面に形成される粗面部及び滑面部と第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域との位置関係により、上記特許文献3に記載の現像装置であっても、現像剤の固着発生の抑制効果が十分に得られないことを見出した。以下、この点について詳しく説明する。
従来は、現像剤担持体の内部に配置されたマグネット(磁力発生手段)が発生させる磁力の作用する範囲(おおよそマグネットと対向する範囲)よりも現像剤担持体回転軸方向外側の領域(非磁力領域)では、現像剤担持体の表面に現像剤が担持されず、現像剤が搬送されることはないものと考えられていた。しかしながら、このような非磁力領域であっても、現像剤担持体表面が粗面部であると現像剤が搬送されてしまうことが判明した。そのため、上記特許文献3に記載の現像装置において、マグネットの磁力が作用する磁力領域(上記端部大磁力領域と対向する領域を含んだ第1現像剤担持体回転軸方向中央側の領域)だけでなく、マグネットの磁力が作用しない非磁力領域(第1現像剤担持体回転軸方向端部側の領域)についても、第1現像剤担持体の表面を粗面部とした場合、その非磁力領域に担持された現像剤が粗面部の影響で搬送され、狭小ギャップを通過し、第2現像剤担持体と対向する現像剤受渡領域まで搬送されてしまう。現像剤受渡領域では、上述したとおり、第2現像剤担持体回転軸方向両端側の端部大磁力領域において受渡磁極が局所的に大きくなっている。そのため、第2現像剤担持体表面上の当該端部大磁力領域は、この端部大磁力領域と対向する第1現像剤担持体表面部分に担持されている現像剤だけでなく、これよりも回転軸方向外側の第1現像剤担持体表面部分に担持されている現像剤までも、受け取ることになる。その結果、上記特許文献3に記載の現像装置のように狭小ギャップを配置したとしても、第2現像剤担持体表面上の当該端部大磁力領域に担持される現像剤の嵩が高くなってしまい、潜像担持体の表面からの圧縮力を受けて、現像剤の固着発生が発生してしまう場合がある。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、第2現像剤担持体表面上の回転軸方向端部領域で生じ得る現像剤の固着発生をより確実に抑制することができる現像装置、並びに、その現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を表面上に担持して回転することにより、潜像担持体の表面と対向する第1現像領域へ二成分現像剤を搬送する第1現像剤担持体と、上記第1現像領域を通過した後の上記第1現像剤担持体の表面上の二成分現像剤の一部又は全部を受け取って表面に担持し回転することにより、上記潜像担持体の表面と対向する第2現像領域へ二成分現像剤を搬送する第2現像剤担持体と、上記第1現像剤担持体の表面上に担持された二成分現像剤が通過することで上記第1現像領域へ搬送される二成分現像剤の量を規制するための規制ギャップを該第1現像剤担持体の表面との間に形成する現像剤規制部材と、上記第2現像剤担持体の内部に配置され、上記第1現像剤担持体と該第2現像剤担持体とが対向する現像剤受渡領域に、該第1現像剤担持体の表面上の二成分現像剤を該第2現像剤担持体の表面へ移動させる受渡磁力を、少なくとも上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向全域にわたって発生させる受渡磁力発生手段とを備え、上記潜像担持体の表面に形成された潜像に対し、上記第1現像領域及び上記第2現像領域にて、上記第1現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤と上記第2現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤とによって重複して現像処理を行う現像装置において、上記第1現像剤担持体の表面には、表面粗さの高い第1粗面部が少なくとも上記第1現像領域の第1現像剤担持体回転軸方向全域にわたって対向するように設けられ、かつ、該第1粗面部よりも表面粗さの低い第1滑面部が該第1現像領域の第1現像剤担持体回転軸方向外側に対向するように設けられており、上記第2現像剤担持体の表面には、表面粗さの高い第2粗面部が少なくとも上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向全域にわたって対向するように設けられており、上記第1粗面部における第1現像剤担持体回転軸方向の少なくとも一方の端部位置は、上記受渡磁力発生手段が発生させる受渡磁力のうち第2現像剤担持体回転軸方向中央部で生じる中央磁力部分よりも大きな第2現像剤担持体回転軸方向端部で生じる端部磁力部分が作用する端部大磁力領域よりも、第1現像剤担持体回転軸方向内側に設定されており、上記現像剤規制部材は、第1現像剤担持体回転軸方向の少なくとも一方の端部に上記規制ギャップよりも狭い狭小ギャップを上記第1現像剤担持体の表面との間に形成するものであり、上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置は、上記狭小ギャップと対向するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像装置において、上記第2現像剤担持体の表面には、上記第2粗面部よりも表面粗さの低い第2滑面部が上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向外側に対向するように設けられており、上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置に対応する上記第2粗面部の第2現像剤担持体回転軸方向端部位置は、該第1粗面部の該端部位置と同じ位置か、若しくは、該第1粗面部の該端部位置よりも第2現像剤担持体回転軸方向外側に位置することを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項1又は2の現像装置において、上記現像剤規制部材の少なくとも一部は、少なくとも上記規制ギャップを通過する二成分現像剤に対して作用する磁力を生じさせる磁性部材で形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置において、上記第1現像剤担持体の表面との間に上記狭小ギャップを形成する上記現像剤規制部材の第1現像剤担持体回転軸方向端部は、磁性部材で形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置において、上記第1現像剤担持体の表面に隣接して配置され、二成分現像剤を該第1現像剤担持体の表面上に供給しながら第1現像剤搬送部材により第1現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するための現像剤供給搬送路と、上記第2現像剤担持体の表面に隣接して配置され、上記第2現像剤担持体の表面から離脱した二成分現像剤を回収しながら第2現像剤搬送部材により第2現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するための現像剤回収搬送路とを備えており、上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置は、上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向上流側に対応する端部位置を含むことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤により該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、該現像装置により該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、上記現像装置として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明においては、第1現像剤担持体表面上に形成されている第1粗面部の端部位置が、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域よりも回転軸方向内側に設定されているので、現像剤受渡領域にて第1現像剤担持体表面上の第1粗面部が第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域に対向することはない。すなわち、現像剤受渡領域にて第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域に対向するのは、第1現像剤担持体表面上の第1滑面部である。第1現像剤担持体表面上の第1滑面部では、そこに現像剤が担持されたとしても、第1現像剤担持体表面と現像剤規制部材との間に形成されるギャップを通過する際に現像剤が第1現像剤担持体の回転に追従できないので、当該ギャップを通過することはできず若しくは通過は困難となる。よって、第1現像剤担持体表面上の当該第1滑面部においては、現像剤受渡領域へ現像剤が搬送されることがないか、若しくは搬送されたとしてもその量がごく僅かとなる。したがって、現像剤受渡領域において第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域と対向する第1現像剤担持体の表面部分には現像剤がほとんど付着していないことになる。よって、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域に担持される現像剤の嵩は非常に低くなり、現像剤の固着発生が抑制される。
以上、本発明によれば、第2現像剤担持体表面上の端部大磁力領域に担持される現像剤の量を従来よりも確実に減らすことができるので、第2現像剤担持体表面上の回転軸方向端部領域で生じ得る現像剤の固着発生をより確実に抑制することができるという優れた効果が得られる。
実施形態におけるプリンタを示す全体構成図である。 同プリンタに設置されたプロセスカートリッジを示す拡大図である。 同プロセスカートリッジに設置された現像装置を示す拡大図である。 同現像装置における循環経路を水平方向から見たときの図である。 図4の循環経路におけるY1−Y1断面を示す断面図である。 図4の循環経路におけるY2−Y2断面を示す断面図である。 第1現像ローラ及び第2現像ローラの磁力分布を示す図である。 第1現像ローラ及び第2現像ローラ上の粗面部と第2現像ローラの受渡磁極の磁力分布との長手方向の関係を示す概略図である。 図4の循環経路において現像剤に波状の偏りが生じた状態を示す図である。 (a)は、本実施形態における現像装置において、第1現像ローラ及び第2現像ローラ上に担持される現像剤の状態を説明するための説明図である。(b)は、従来の現像装置において、第1現像ローラ及び第2現像ローラ上に担持される現像剤の状態を説明するための説明図である。 変形例における現像装置の一部を示す概略構成図である。 同現像装置のドクターブレードの長手方向端部を拡大した図である。
以下、本発明を画像形成装置としての電子写真方式のプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ全体の概略構成を示す説明図である。
書込み部2A〜2Dは、画像情報に基づいて帯電工程後の潜像担持体である4つの感光体ドラム21にそれぞれ静電潜像を書き込むための装置である。書込み部2A〜2Dは、ポリゴンミラー3A〜3Dや光学素子4A〜4D等を用いた光走査装置である。なお、書込み部として、光走査装置の代わりにLEDアレイを用いることもできる。
給紙部61は、記録紙、OHP等の記録材Pを格納して、画像形成時には記録材Pを記録材搬送部材としての転写ベルト30に向けて給送する。転写ベルト30は、記録材Pをその表面に静電的に吸着させて搬送して各感光体ドラム21上に形成されたトナー像を記録材P上に転写するための無端状ベルトであって、その外周面上に吸着ローラ64とベルトクリーナ65とを設けている。転写ベルト30を介して各感光体ドラム21に対向する4つの転写ローラ24は、芯金と芯金を被覆する導電性弾性層とを有する。転写ローラ24の導電性弾性層は、ポリウレタンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)等の弾性材料に、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化スズ等の導電性付与剤を配合分散して電気抵抗値(体積抵抗率)を中抵抗に調整した弾性体である。
定着部66は、加熱ローラ68および加圧ローラ67を有し、記録材P上のトナー像を圧力と熱とによって記録材Pに定着させる。
転写ベルト30に沿って図中縦方向に配設された4つのプロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BKは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像を形成するためのものである。各プロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BK上には、磁性キャリアと各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーとを含む二成分現像剤を現像装置50に供給する剤カートリッジ28Y,28C,28M,28BKが設置されている。プロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BK、及び、剤カートリッジ28Y,28C,28M,28BKは、回転支軸を中心に転写ベルト30を開放してプリンタ本体1から着脱することができる。
本実施形態におけるプリンタは、コンピュータ等から送信されるページ記述言語やビットマップ等の形式の画像情報に対して画像処理を施して書込みデータに変換する。画像形成時には、書込み部2A〜2Dからプロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BKに対して、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの画像情報に応じた露光光がそれぞれ照射される。すなわち、各光源から発せられた露光光(レーザ光)がポリゴンミラー3A〜3D、光学素子4A〜4D等を通過して、各感光体ドラム21上に照射される。これによって、各プロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BKの感光体ドラム21の表面上に、露光光に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、各感光体ドラム21の表面に対向するように配置されている現像装置50によってそれぞれの色のトナーで現像される。これにより、各感光体ドラム21の表面上には各色のトナー像が形成され、これらのトナー像が記録材Pに順次転写されることになる。
給紙部61から給送された記録材Pは、レジストローラ63の位置で一旦タイミングを合わせて転写ベルト30上に送り込まれる。転写ベルト30への記録材送込位置に配設された吸着ローラ64は、電圧の印加によって送り込まれてきた記録材Pを転写ベルト30に吸着させる。転写ベルト30に吸着した記録材Pは、転写ベルト30の図中矢印方向への走行に伴って、各プロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BKとの対向位置を順次通過して各色のトナー像が互いに重なり合うように転写される。このようにして各色トナー像が転写された記録材Pは、転写ベルト30から分離して定着部66に達する。記録材P上のトナー像は、加熱ローラ68及び加圧ローラ67に挟まれつつ加熱されることで記録材P上に定着される。一方、記録材Pが分離した後の転写ベルト30表面は、その後にベルトクリーナ65によってその表面に付着したトナー等の汚れがクリーニングされる。
次に、画像形成装置におけるプロセスカートリッジ及び剤カートリッジについて詳述する。
図2は、プリンタ本体1に設置されたプロセスカートリッジ20及び剤カートリッジ28を示す拡大図である。
なお、各プロセスカートリッジ20Y,20C,20M,20BKはほぼ同一構造であって、各剤カートリッジ28Y,28C,28M,28BKもほぼ同一構造であるために、以下の説明では、色分け符号であるY、C、M、BKを適宜省略する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20は、潜像担持体としての感光体ドラム21、帯電手段としての帯電部22、現像手段としての現像装置50、クリーニング手段としてのクリーニング部25が一体に支持されたものである。本実施形態の現像装置50は、磁性キャリア及びトナーを補給するとともに、これに伴って余剰現像剤を適宜排出するプレミックス現像方式が採用されている。
感光体ドラム21は、負帯電性の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって図2中反時計回りの向きに回転駆動する。帯電部22は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部22の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。クリーニング部25は、感光体ドラム21の表面に摺接するクリーニングブラシ(又は、クリーニングブレード)が設置されていて、感光体ドラム21上の転写残トナーを機械的に除去・回収する。
図3は、プロセスカートリッジ20に設置された現像装置50を示す拡大図である。
本実施形態における現像装置50は、第1現像剤担持体としての第1現像ローラ51Aと、第2現像剤担持体としての第2現像ローラ51Bという2つの現像剤担持体が設けられたいわゆる多段現像方式の現像装置である。各現像ローラ51A,51Bは、それぞれ感光体ドラム21の表面に近接するように対向配置されていて、その対向位置が現像領域となる。現像領域では、各現像ローラ51A,51Bの表面に穂立ちした現像剤からなる磁気ブラシが感光体ドラム21の表面に接触する。現像装置50の内部には、トナーTと磁性キャリアCとを含む現像剤G(二成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置50は、感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像してトナー像化する現像処理を行う。
ここで、本実施形態における現像装置50は、プレミックス現像方式のものであって、現像装置50内に適宜に新品の現像剤Gが剤カートリッジ28から供給されるとともに、劣化した現像剤Gが現像装置50の外部に設置された剤貯留容器70に向けて排出される。剤カートリッジ28は、その内部に現像装置50内に供給するための現像剤G(トナーT及びキャリアC)を収容している。現像装置50に設置された磁気センサ26(図4参照)によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合)の情報に基づいてシャッタ機構80の開閉動作を行って、剤カートリッジ28から現像装置50内に向けて現像剤Gを適宜に供給する。剤カートリッジ28の現像剤GにおけるキャリアCに対するトナーTの混合率(トナー濃度)が比較的高く設定されている。供給管29は、剤カートリッジ28から供給される現像剤Gを現像装置50内に確実に導くためのものである。すなわち、剤カートリッジ28から排出された現像剤Gは、供給管29を介して、現像装置50内に供給される。
次に、感光体ドラム21上で行われる作像プロセスについて説明する。
感光体ドラム21が反時計方向に回転駆動されると、まず、帯電部22の位置で感光体ドラム21の表面が一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム21の表面部分は、露光光Lの照射位置に達して書込み部2による露光工程が行われる。すなわち、露光光Lの照射によって感光体ドラム21上を画像情報に応じて選択的に除電することで、照射されなかった非画像部の電位との差(電位コントラスト)を発生させて静電潜像を形成する。なお、この露光工程は、感光体ドラム21の感光層中で電荷発生物質が光を受けて電荷を発生して、このうち正孔が感光体ドラム21表面の帯電電荷と打ち消しあうものである。
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム21の表面部分は、現像装置50との対向位置に達する。感光体ドラム21上の静電潜像は、2つの現像ローラ51A,51B上の磁気ブラシと順次接触して、磁気ブラシ中の負帯電されたトナーTが付着されて可視化される。詳しくは、図中上方に配置されている第1現像ローラ51A上に汲み上げられた現像剤Gは、現像剤規制部材としてのドクターブレード52によって適量化された後に、感光体ドラム21との対向部である第1現像領域に搬送される。第1現像領域では、第1現像ローラ51A上の現像剤Gが第1現像ローラ内の現像磁極の磁力によって穂立ちし、これにより形成される磁気ブラシで感光体ドラム21の表面を摺擦する。このとき、現像剤G中のトナーTは、不図示の電源部から第1現像ローラ51Aに対して印加されている所定の現像バイアスによって形成される現像電界の作用により、感光体ドラム21上の画像部にのみ選択的に付着してトナー像を形成する。第1現像領域を通過した第1現像ローラ51A上の現像剤Gは、第1現像ローラ51Aの回転に伴い、第2現像ローラ51Bの内部に配置された受渡磁極と対向する現像剤受渡領域まで搬送される。この現像剤受渡領域では、第1現像ローラ51A上の一部又は全部の現像剤Gが受渡磁極の磁力(受渡磁力)の作用を受けて第2現像ローラ51Bの表面に移動し、第2現像ローラ51Bの表面上に担持される。このようにして第2現像ローラ51Bに担持された現像剤Gは、感光体ドラム21の表面と対向する第2現像領域へと搬送される。第2現像領域でも、第2現像ローラ51B上の現像剤Gが第2現像ローラ内の現像磁極の磁力によって穂立ちし、これにより形成される磁気ブラシで感光体ドラム21の表面を摺擦する。このとき、現像剤G中のトナーTは、不図示の電源部から第2現像ローラ51Bに対して印加されている所定の現像バイアスによって形成される現像電界の作用により、感光体ドラム21上の画像部にのみ選択的に付着してトナー像を形成する。その後、第2現像領域を通過した第2現像ローラ51B上の現像剤Gは、第2現像ローラ51Bの表面から離脱して現像装置50内に戻される。
第1現像領域及び第2現像領域での現像処理によってトナー像が形成された感光体ドラム21の表面部分は、感光体ドラム21の回転に伴って転写ベルト30及び転写ローラ24との対向位置に達する。そして、このタイミングに合わせてその対向位置に搬送された記録材P上に、感光体ドラム21上のトナー像が転写される。このとき、転写ローラ24には、所定の電圧が印加されている。その後、トナー像が転写された記録材Pは、定着部66を通過して、排出ローラ69から装置外部に排出される。一方、転写工程時に記録材Pに転写されずに感光体ドラム21上に残留したトナーT(転写残トナー)は、感光体ドラム21上に付着したままクリーニング部25との対向部に達する。そして、感光体ドラム21上の転写残トナーは、クリーニング部25で除去・回収される。その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
以下、本実施形態における現像装置50の構成及び動作について詳述する。
図4は、現像装置50における循環経路を図3に示す矢印X方向から長手方向にみた断面図である。
図5は、現像装置50における循環経路の図4中Y1−Y1断面を示す断面図である。
図6は、現像装置50における循環経路の図4中Y2−Y2断面を示す断面図である。
図7は、第1現像ローラ及び第2現像ローラ上に形成される磁力の分布図である。
図8は、第1現像ローラ及び第2現像ローラ上の粗面部と第2現像ローラの受渡磁極の磁力分布との現像ローラ回転軸方向の関係を示す概略図である。
本実施形態における現像装置50は、第1現像剤担持体としての第1現像ローラ51A、第2現像剤担持体としての第2現像ローラ51B、搬送スクリュー53A〜53C(オーガスクリュー)、現像剤規制部材としてのドクターブレード52、キャリア捕集ローラ54、スクレーパ55、排出スクリュー56、等で構成されている。また、現像装置50内には、現像剤Gを搬送して循環経路を形成する3つの現像剤搬送路B1〜B3が形成されている。
第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51Bは、いずれも、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。2つの現像ローラ51A,51Bのスリーブ51A1,51B1内には、スリーブ51A1,51B1の周面に現像剤Gの穂立ちを生じさせるように磁界を形成する磁力発生手段としてのマグネット51A2,51B2が固設されている(図8参照)。マグネット51A2,51B2により発生する磁力線に沿うように現像剤G中のキャリアCがスリーブ51A1,51B1上にチェーン状に穂立ちする。このチェーン状に穂立ちしたキャリアCに帯電したトナーTが付着して磁気ブラシが形成される。磁気ブラシは、スリーブ51A1,51B1の回転に伴ってスリーブ51A1,51B1と回転方向へ搬送される。スリーブ51A1,51B1の表面には、それぞれ、現像剤Gの搬送能力を上げるために凹凸状の表面処理が施された粗面部が形成されている。
ドクターブレード52は、第1現像領域の第1現像ローラ回転方向上流側で、第1現像ローラ51Aの表面と対向配置され、第1現像ローラ51Aの表面上に担持された現像剤Gが通過することにより第1現像領域へ搬送される現像剤の量を規制するための規制ギャップを第1現像ローラ51Aの表面との間に形成する。本実施形態におけるドクターブレード52は、SUS316やXM7等の非磁性金属材料(弱磁性金属材料も含むものとする。)で形成された板厚が2mm程度の板状部材である。
第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51Bの表面上では、マグネット51A2の各磁極H11〜H15及びマグネット51B2の各磁極H21〜H24によって、図7において点線で示すような磁束密度分布が得られる。なお、図中点線は、第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51Bの表面上における法線方向の磁束密度の大きさを示すものであり、その表面から遠いほど法線方向磁束密度が大きい地点であることを示す。
第1現像ローラ51Aのマグネット51A2は、感光体ドラム21との対向位置に形成される主磁極H11、ドクターブレード52と主磁極H11との間に形成されるドクタ磁極H12、第1搬送スクリュー53Aとの対向位置に形成される汲上げ磁極H13、第2現像ローラ51Bとの対向位置に形成される第1受渡磁極H15、第1受渡磁極H15と汲上げ磁極H13との間に形成される搬送磁極H14を備えている。
第2現像ローラ51Bのマグネット51B2は、感光体ドラム21との対向位置に形成される主磁極H21、第1現像ローラ51A(第1受渡磁極H15)との対向位置に形成される第2受渡磁極H22、キャリア捕集ローラ54との対向位置に形成される搬送磁極H24、現像剤回収搬送路B2との対向位置に形成される剤離れ磁極H23を備えている。
汲上げ磁極H13が磁性キャリアに作用して、現像剤供給搬送路B1に収容されている現像剤Gが第1現像ローラ51Aの表面上に担持される。第1現像ローラ51A上に担持された現像剤Gは、その一部が規制ギャップを通過する際にドクターブレード52によって掻き取られて現像剤供給搬送路B1に戻される。一方、ドクタ磁極H12による磁力が作用する規制ギャップN1(図8参照)を通過した第1現像ローラ51A上の現像剤Gは、主磁極H11が対向する第1現像領域において主磁極H11の磁力が作用して穂立ちし、感光体ドラム21の表面を摺接する。その後、第1現像領域を通過した現像剤Gは、第1受渡磁極H15の位置(第2現像ローラ51Bの第2受渡磁極と対向する位置)である現像剤受渡領域まで搬送される。そして、この現像剤受渡領域において、第1現像ローラ51A上の現像剤Gの一部又は全部が、第1現像ローラ51Aの第1受渡磁極H15及び第2現像ローラ51Bの第2受渡磁極H22の磁力(受渡磁力)の作用により、第2現像ローラ51B上に受け渡される。第2現像ローラ51B上に受け渡された現像剤Gは、その後、主磁極H21が対向する第2現像領域において主磁極H21の磁力が作用して穂立ちし、感光体ドラム21の表面を摺接する。その後、第2現像領域を通過した現像剤Gは、搬送磁極H24の位置を通過して、剤離れ磁極H23の位置に達する。そして、剤離れ磁極H23における反発磁界が磁性キャリアに作用して、第2現像ローラ51B上に担持されている現像処理後の現像剤Gが第2現像ローラ51Bから脱離される。脱離後の現像剤Gは、現像剤回収搬送路B2に回収されて、第2搬送スクリュー53Bによって第2現像ローラ回転軸方向(以下、「長手方向」といい、第1現像ローラ回転軸方向も「長手方向」という。)に沿って搬送される。
3つの搬送スクリュー53A〜53Cは、いずれも、軸部上に螺旋状にスクリュー部が形成されたものであって、現像装置50内に収容された現像剤Gをその軸部に沿って搬送する。第1現像剤搬送部材としての第1搬送スクリュー53Aは、現像剤供給搬送路B1の内部に配設されていて、現像剤供給搬送路B1内の現像剤Gを長手方向(図4の白抜き矢印で示す方向)へと搬送する。第1搬送スクリュー53Aにより搬送されている間に、現像剤供給搬送路B1内の現像剤Gは第1現像ローラ51Aの表面に順次汲み上げられる。よって、本実施形態の現像装置50では、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向下流側ほど現像剤の量が少なくなる。第2現像剤搬送部材としての第2搬送スクリュー53Bは、現像剤回収搬送路B2の内部に設置されている。第2搬送スクリュー53Bは、第1搬送スクリュー53Aの鉛直方向下方に位置している。第2現像ローラ51Bから離脱して現像剤回収搬送路B2内に回収された現像処理後の現像剤Gは、現像剤回収搬送路B2内を長手方向(図4の白抜き矢印で示す方向)へと搬送される。第1搬送スクリュー53A及び第2搬送スクリュー53Bは、その軸部が現像ローラ51A,51Bの回転軸とほぼ平行になるように配設されている。
第3現像剤搬送部材としての第3搬送スクリュー53Cは、現像剤攪拌搬送路B3の内部に設置されている。第3搬送スクリュー53Cは、現像剤回収搬送路B2の現像剤搬送方向下流部と現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流部とを直線的に結ぶように、第1搬送スクリュー53A及び第2搬送スクリュー53Bに対して斜めに配置されている(図4参照)。第3搬送スクリュー53Cは、第2搬送スクリュー53Bによって現像剤回収搬送路内を搬送されてきた現像剤Gを現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側へと搬送する。また、第3搬送スクリュー53Cは、第1搬送スクリュー53Aによって現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向下流端まで搬送されて落下経路B4を通過した現像剤Gも、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側へと搬送する。
図4に示すように、現像剤回収搬送路B2の現像剤搬送方向下流側と現像剤攪拌搬送路B3の現像剤搬送方向上流側との間は、第1中継部B5を介して連通している。また、現像剤攪拌搬送路B3の下流側と現像剤供給搬送路B1の上流側との間は、第2中継部B6を介して連通している。なお、現像剤供給搬送路B1の下流側と現像剤攪拌搬送路B3の上流側との間は、上述したように落下経路B4を介して連通している。このような構成により、3つの現像剤搬送路B1〜B3内を搬送スクリュー53A〜53Cによって現像剤Gが移動することで現像装置50内を現像剤Gが循環する。
ここで、現像装置50の稼動中は、現像装置内に収容された現像剤が図4中の斜線で示すような状態で流動する。図4に示すように、現像剤供給搬送路B1では、現像剤搬送方向下流側における現像剤の剤面が上流側の剤面に比べて低くなっているのは、現像剤供給搬送路B1内を搬送中の現像剤は、その一部が第1現像ローラ51Aに順次供給されるためである。そして、第1現像ローラ51Aに供給されずに現像剤供給搬送路B1の下流部まで搬送された現像剤は、落下経路B4を介して現像剤攪拌搬送路B3の上流部に移動することになる。
現像剤攪拌搬送路B3には磁気センサ26(トナー濃度センサ)が設置されている。そして、磁気センサ26によって検知されるトナー濃度の情報に基づいて、剤カートリッジ28から現像装置50内に向けて所定のトナー濃度の現像剤Gが供給される。本実施形態では、現像装置50内の現像剤Gのトナー濃度が4〜7重量%になるように制御されている。
図4及び図5に示すように、現像剤供給搬送路B1の壁部には、現像装置50内に収容された現像剤Gの一部を外部(剤貯留容器70)へ排出するための排出口57が設けられている。詳しくは、排出口57は、剤カートリッジ28から現像装置50内に現像剤Gが供給されて装置内の現像剤量が増加してその位置に搬送される現像剤の剤面(上面)が所定高さを超えたときに、その余剰分の現像剤Gを剤貯留容器70に向けて排出するためのものである。すなわち、余剰分の現像剤Gは、排出口57の下部の高さを超えて、排出口57から排出されて排出経路71を経由して剤貯留容器70に向けて重力落下していく。このように、トナーTの母体樹脂や外添剤によって汚染されて劣化したキャリアが自動的に現像部の外部に排出されるので、経時においても画像品質の劣化を抑止することができる。
また、現像装置50における現像剤の循環経路において、上述した排出口57が配設された位置を通過せずに現像剤Gの一部を循環経路の上流側に戻すためのバイパス経路が形成されている。具体的には、図4及び図6に示すように、現像剤供給搬送路B1であって排出口57よりも現像剤搬送方向上流側の位置(排出口57に比較的近接した位置)に、開口58が設けられている。そして、この開口58がバイパス経路の入口となって、バイパス経路の出口が現像剤攪拌搬送路B3の現像剤搬送方向中央部に配設されている。このように、現像装置50における現像剤の循環経路にバイパス経路を設けることで、現像装置内の現像剤に波状の偏り等が生じても、排出口57から排出される現像剤量にバラツキが生じて、必要量を超えた現像剤が現像装置50から排出される不具合を抑止することができる。
図9は、現像装置50における現像剤の循環経路において、現像剤に波状の偏りが生じた状態を示す図である。
現像剤の循環経路では、高低差の大きな波状の偏りが生じる場合がある。このような波状の偏りは、現像装置50の稼動を開始した直後(再起動直後)に顕著にあらわれる。そして、このような波状の偏りが生じた場合には、従来は、排出口57の下部よりも高い位置にある現像剤(図9中の高さZ2の現像剤)のすべてが排出口57から排出されてしまっていた。このようにして排出されてしまう現像剤は本来的に排出を予定していないものであるため、このような現象が繰り返し生じると現像装置50内の現像剤量が不足してしまい、現像剤の劣化状態が不安定になったりトナーの帯電量が低下したりして、出力画像上に画像濃度低下等の不具合が生じてしまうことになる。
本実施形態では、排出口57の上流側にバイパス経路に通じる開口58を設けているため、排出口57の下部よりも高い位置にある現像剤の一部が排出口57から排出されることなく、開口58を通じて第3搬送スクリュー53Cにおける搬送経路に戻されることになる。これにより、排出口57から過剰に現像剤が排出される不具合を抑止することができる。ここで、バイパス経路における開口58の下部の高さが、排出口57の下部の高さよりも高さZ1だけ高くなるように構成されている。これにより、排出口57の下部よりも高い位置にある現像剤のうち、高さ(Z2−Z1)分の現像剤は排出口57から排出されることなく、開口58を通じて現像剤攪拌搬送路B3に戻されることになる。その結果、排出口57の本来の機能を維持しつつ、排出口57から過剰に現像剤が排出される不具合を確実に抑止することができる。ここで、排出口57と開口58との現像剤搬送方向における距離Rは、なるべく短い方が好ましい。
また、図3に示すように、本実施形態では、第2現像ローラ51Bの下方であって感光体ドラム21の表面と対向する位置に、キャリア捕集ローラ54が設置されている。さらに、キャリア捕集ローラ54に当接する位置にスクレーパ55が設置されている。キャリア捕集ローラ54は、ステンレス等からなる円筒体内に所定の磁界を形成するマグネットが固設されたものであって、現像装置50内から移動(飛翔)して感光体ドラム21の表面に付着するキャリアを捕集するためのものである。キャリア捕集ローラ54は、図3中反時計回り方向に回転駆動される。キャリア捕集ローラ54によって捕集されて担持されたキャリアは、そのほとんどが第2現像ローラ51Bとの対向位置で搬送磁極H24によって第2現像ローラ51B上に移行して、第2現像ローラ51Bの剤離れ極H23の位置で第2現像ローラ51Bから離脱して現像剤回収搬送路B2内に回収される。一方、第2現像ローラ51B上に移行せずにキャリア捕集ローラ54上に残留・担持されたキャリアは、スクレーパ55によって機械的に掻き取られて、現像剤回収搬送路B2内に回収される。このように、キャリア捕集ローラ54を設置することで、感光体ドラム21上に付着するキャリアを現像装置50内に回収できるため、異常画像(ホタル画像、白抜け画像)の発生が抑止されるとともに、現像装置50内のキャリアが不足する不具合が抑止される。
なお、本実施形態では、2つの現像ローラ51A,51Bの外径が30mm、現像ローラ51A,51Bの外周面上の線速が748mm/秒、キャリア捕集ローラ54の外径が16mm、キャリア捕集ローラ54の外周面上の線速が10.6mm/秒、プロセス線速(感光体ドラム21の外周面上の線速、及び、記録材Pの搬送速度)が440mm/秒、程度に設定されている。
また、本実施形態において用いられるキャリアCは、粒径が55μm、飽和磁化が96emu/g、程度のものである。さらに、本実施形態において用いられるトナーTは、粒径が6.8μm程度のものである。
次に、本発明の特徴部分である第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51Bの構成について、図8を参照して説明する。
第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51Bの表面には、それぞれL1、L2の長手方向幅をもつ凹凸表面処理がなされた粗面部51A3,51B3が設けられている。また、ドクターブレード52の長手方向両端部には、第1現像ローラ51Aの表面とのギャップがその長手方向中央部における規制ギャップN1よりも狭い狭小ギャップN2を形成するための突出部52aが形成されている。本実施形態では、突出部52aによる狭小ギャップN2は、0.32±0.03mmに設定され、突出部52a以外の長手方向中央部における規制ギャップN1は、0.42±0.03mmに設定されている。また、本実施形態では、第1現像ローラ51Aと感光体ドラム21との現像ギャップは0.25mm程度に設定され、第2現像ローラ51Bと感光体ドラム21との現像ギャップも0.25mm程度に設定されている。
ここで、図8に示すように、長手方向において、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1は、マグネット51A2の汲上げ磁極H13の磁力が安定している範囲W3(安定領域)内に含まれるように配置されている。これにより、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3に汲み上げられる現像剤の量は、長手方向においてほぼ均一となる。
また、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1は、第2現像ローラ51Bにおけるマグネット51B2の第2受渡磁極H22の磁力が安定している範囲W1(安定領域)内に含まれるように配置されている。言い換えると、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1は、第2現像ローラ51Bにおけるマグネット51B2の第2受渡磁極H22の受渡磁力が局所的に大きくなる範囲W2(端部大磁力領域)を含まないように配置されている。よって、本実施形態では、長手方向において、粗面部51A3の端部位置(範囲L1の端部位置)は、第2受渡磁極H22による受渡磁力における長手方向端部部分の局所的に大きい磁力部分(端部磁力部分)が作用する端部大磁力領域よりも内側に位置する。
このような構成により、第2現像ローラ51Bの表面上における第2受渡磁極H22による端部大磁力領域W2(第2現像ローラ51Bの長手方向両端部近傍の領域)において、安定領域W1に比べて第2現像ローラ51B上に受け取られる単位面積当りの現像剤量(又は剤高さ)が極端に多くなる事態の発生を抑制でき、現像剤の固着が発生するのを抑制できる。この点について、図10を参照して説明する。
図10(a)は、本実施形態における現像装置50において、第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51B上に担持される現像剤の状態を説明するための説明図である。
図10(b)は、従来の現像装置において、第1現像ローラ51A及び第2現像ローラ51B上に担持される現像剤の状態を説明するための説明図である。
図10(b)に示すように、従来の現像装置において、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の長手方向両端部に担持される現像剤は、ドクターブレード52の突出部52aによって形成される狭小ギャップを通過する際に規制されて、規制ギャップを通過する長手方向中央部に担持された現像剤よりも少ない剤量となる。ところが、図10(b)に示すように、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3には、マグネット51A2の着磁範囲(マグネット51A2と対向する箇所)だけでなく、これよりも外側の箇所でも現像剤が搬送されて狭小ギャップを通過する。そのため、マグネット51A2の着磁範囲外の現像剤も第2現像ローラ51Bと対向する現像剤受渡領域へと搬送される。一方、現像剤受渡領域において、第2現像ローラ51Bの第2受渡磁極H22による受渡磁力は、長手方向両端部(端部大磁力領域)で局所的に大きな磁力を示す。そのため、この第2受渡磁極H22と対向している第1現像ローラ51A上の現像剤はもとより、これよりも外側に位置する第1現像ローラ51A上の現像剤も第2現像ローラ51Bの表面上における当該端部大磁力領域に引き寄せられ、担持される。図10(b)に示す従来の現像装置では、第2受渡磁極H22と対向する範囲よりも外側で対向する第1現像ローラ51Aの表面部分も、粗面部51A3の作用によって現像剤が搬送される。そのため、第2現像ローラ51Bの表面上の当該端部大磁力領域には、図10(b)中破線Eで囲んだ部分のように、安定領域W1に担持される現像剤量(剤高さ)よりも多い量の現像剤が担持されることになる。そして、このように第2現像ローラ51B上に担持される現像剤量が多い部位は、その部位が感光体ドラム21との対向位置を通過すると、その通過時に感光体ドラム21の表面から大きな圧縮力を受け、やがて第2現像ローラ51B上に固着(フィルミング)してしまうことになる。このような現象は、特に、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側(図4中右側)に対応する端部側で顕著になる。これは、先に説明したように、現像剤供給搬送路B1の現像剤量は、現像剤搬送方向下流側に比べて上流側の方が多いため、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側の端部で受け渡される現像剤の量が下流側の端部で受け渡される現像剤の量よりも多くなる傾向を示すためである。
一方、本実施形態においては、図10(a)に示すように、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1は、第2現像ローラ51Bにおけるマグネット51B2の第2受渡磁極H22の受渡磁力が局所的に大きくなる範囲W2(端部大磁力領域)を含まないように配置されている。第1現像ローラ51Aの粗面部51A3よりも外側は、その粗面部51A3よりも表面粗さの低い滑面部51A4となっている。この滑面部51A4は、実質的に現像剤の搬送能力が無いので、図10(a)に示すように、マグネット51A2の着磁範囲内に滑面部51A4が入っているとしても、その滑面部51A4上の現像剤は狭小ギャップN2を通過できず、現像剤受渡領域へと現像剤が搬送されることはない。よって、現像剤受渡領域において第2現像ローラ51Bの第2受渡磁極H22による受渡磁力が長手方向両端部の端部大磁力領域W2で局所的に大きな磁力を示していても、その端部大磁力領域W2上に対向する箇所及びこれよりも外側の箇所には現像剤が搬送されない。したがって、第2現像ローラ51Bの表面上の端部大磁力領域W2には、図10(a)中破線Fで囲んだ部分のように、端部大磁力領域W2よりも内側で対向する現像剤が僅かに引き寄せられて担持されるだけであり、その現像剤量は従来よりもはるかに少ない。したがって、第2現像ローラ51B上に現像剤が固着(フィルミング)してしまう不具合が抑制される。
また、本実施形態においては、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1が、第2現像ローラ51Bの粗面部51B3の範囲L2内に入るように構成されている。言い換えると、第2現像ローラ51Bの粗面部51B3の端部位置が第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の端部位置よりも外側に位置するように構成されている。仮に、第2現像ローラ51Bの粗面部51B3の端部位置が第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の端部位置よりも内側に位置している場合、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の端部近傍で搬送されてきた現像剤を、第2現像ローラ51Bの滑面部51B4で受け取ることになるおそれがある。この場合、第2現像ローラ51Bの滑面部51B4上の現像剤は、第2現像ローラ51Bの回転に追従できないので搬送されないまま留まるが、いずれ第2現像ローラ51Bから落下し、機内を汚染するなどの不具合をもたらす可能性がある。第2現像ローラ51Bの粗面部51B3の端部位置が、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の端部位置と同じか又はこれよりも外側に位置するように構成すれば、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3で搬送されてきた現像剤のすべてを、第2現像ローラ51Bの粗面部51B3で受け取ることが可能となる。よって、このような不具合の発生を抑制できる。したがって、本実施形態によれば、このような不具合の発生が抑制される。
なお、本実施形態においては、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3の範囲L1、第2現像ローラ51Bの粗面部51B3の範囲L2、及び、規制ギャップN1の範囲は、長手方向中央部に設定される有効画像領域(通紙可能な最大の記録材Pに対して画像形成が可能な幅方向の範囲)を含むように設定される。
〔変形例〕
次に、上記実施形態における現像装置の一変形例について説明する。
図11は、本変形例における現像装置の一部を示す概略構成図である。
図12は、本変形例におけるドクターブレード152の長手方向端部を拡大した図である。
本変形例における現像装置は、現像剤規制部材としてのドクターブレードが非磁性部材と磁性部材とから構成されている点が、上記実施形態のものとは相違し、残りの構成については上記実施形態の構成と同様である。したがって、以下の説明では、上記実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本変形例のドクターブレード152において、非磁性部材である非磁性板152Aは、SUS316やXM7等の非磁性金属材料(弱磁性金属材料も含むものとする。)で形成された板厚が2mm程度の板状部材である。また、図12中斜線で示す磁性部材である磁性板152Bは、SUS430等の磁性金属材料で形成された板厚が0.3mm程度の薄板であって、非磁性板152Aの現像装置内部側に設置されている。このようにドクターブレード152が磁性部材を有することにより、規制ギャップN1や狭小ギャップN2を通過する現像剤に強い磁力を作用させて穂立ち状態にすることができる。穂立ち状態の現像剤は、現像剤密度が低い状態であるため、穂立ちしていない状態と比較すると、同じ現像剤量を通過させようとする場合でもギャップを広げることができる。よって、現像剤の凝集物等のような異物がギャップに詰まって現像不良を生じさせる可能性が低くなるという利点が得られる。
特に、本変形例においては、図12に示すように、狭小ギャップを形成する突出部152aが磁性板152Bで形成されているので、狭小ギャップを通過する現像剤をより強い磁力で穂立ちさせることができる。その結果、狭小ギャップを通過する現像剤量をより少ないものとすることができ、第2現像ローラ51Bの長手方向端部の端部大磁力領域に現像剤が固着する事態を更に抑制できる。あるいは、狭小ギャップを広げることが可能となることで、現像剤の凝集物等のような異物が狭小ギャップに詰まって不具合を生じさせる可能性を低くすることもできる。
なお、上記実施形態(上記変形例を含む。以下同じ。)では、現像剤搬送路B1〜B3が3つ設けられた多段現像方式の現像装置50に対して本発明を適用した例について説明したが、現像剤搬送路が2つ以下又は4つ以上設置された多段現像方式の現像装置に対しても本発明を適用することができる。その場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、第3搬送スクリュー53Cを長手方向に対して斜めに配設したが、第3搬送スクリュー53Cを長手方向に沿って配設するレイアウトとしてもよい。
また、上記実施形態では、排出口57を現像剤供給搬送路B1の壁部に設けたが、排出口57をその他の現像剤搬送路B2,B3の壁部に設けることもできる。
また、上記実施形態では、剤カートリッジ28から現像装置50に向けて現像剤G(トナーT及びキャリアC)を供給するプレミックス現像方式を例に挙げて説明したが、カートリッジからキャリアCのみを現像装置50に向けて供給することもできる。その場合、トナーのみが収容されたトナーカートリッジを剤カートリッジ(キャリアカートリッジ)とは別に設置して、磁気センサ26の検知結果に基づいてトナーカートリッジに収容されたトナーを現像装置50に向けて適宜に補給することになる。さらに、キャリアの補給を行わずにカートリッジからトナーのみを供給する一般的な現像装置に対しても本発明を適用することができる。そして、これらのような場合であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態は、作像部の一部がプロセスカートリッジ20で構成される画像形成装置に対して本発明を適用した例であるが、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部がプロセスカートリッジ化されていない画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。具体的に、現像装置50が単体で画像形成プリンタ本体に着脱されるユニットして構成されている場合であっても、当然に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、現像ローラ51A,51Bが2つ設置された多段現像方式の現像装置50に対して本発明を適用した場合について説明したが、現像ローラが3つ以上設置された多段現像方式の現像装置に対しても当然に本発明を適用することができる。その場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、上下方向に搬送スクリュー53A,53Bが設置された多段現像方式の現像装置に対して本発明を適用したが、複数の搬送スクリューが水平方向に並べて設置された多段現像方式の現像装置や、現像剤を短手方向に搬送するパドル状の現像剤搬送部材を備えた多段現像方式の現像装置等に対しても本発明を適用することができる。その場合も、上記実施形態と同様に構成された現像ローラ51A,51Bを用いることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明が上記実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、上記実施形態の中で示唆した以外にも、上記実施形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
以上、上記実施形態に係るプリンタは、潜像担持体としての感光体ドラム21と、感光体ドラム21上に潜像を形成する潜像形成手段としての書込み部2と、トナー及びキャリアを含む現像剤Gにより感光体ドラム21上の潜像を現像する現像装置50,150とを有し、その現像装置50,150により感光体ドラム21上に形成されたトナー像を最終的に記録材Pへ転移させて記録材P上に画像を形成する画像形成装置である。この現像装置50,150は、現像剤Gを表面上に担持して回転することにより感光体ドラム21の表面と対向する第1現像領域へ現像剤Gを搬送する第1現像剤担持体としての第1現像ローラ51Aと、第1現像領域を通過した後の第1現像ローラ51Aの表面上の現像剤Gの一部又は全部を受け取って表面に担持し回転することにより、感光体ドラム21の表面と対向する第2現像領域へ現像剤Gを搬送する第2現像剤担持体としての第2現像ローラ51Bと、第1現像ローラ51Aの表面上に担持された現像剤Gが通過することで第1現像領域へ搬送される現像剤Gの量を規制するための規制ギャップN1を第1現像ローラ51Aの表面との間に形成する現像剤規制部材としてのドクターブレード52,152と、第2現像ローラ51Bの内部に配置され、第1現像ローラ51Aと第2現像ローラ51Bとが対向する現像剤受渡領域に、第1現像ローラ51Aの表面上の現像剤Gを第2現像ローラ51Bの表面へ移動させる受渡磁力を、少なくとも第2現像領域の長手方向全域にわたって発生させる受渡磁力発生手段としてのマグネット51B2とを備え、感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像に対し、第1現像領域及び第2現像領域にて、第1現像ローラ51Aの表面に担持された現像剤Gと第2現像ローラ51Bの表面に担持された現像剤Gとによって重複して現像処理を行う多段現像方式の現像装置である。この現像装置50,150において、第1現像ローラ51Aの表面には、表面粗さの高い第1粗面部51A3が少なくとも第1現像領域の長手方向全域にわたって対向するように設けられ、かつ、第1粗面部51A3よりも表面粗さの低い第1滑面部51A4が第1現像領域の長手方向外側に対向するように設けられており、また、第2現像ローラ51Bの表面には、表面粗さの高い第2粗面部51B3が少なくとも第2現像領域の長手方向全域にわたって対向するように設けられている。そして、第1粗面部51A3における長手方向の少なくとも一方の端部位置は、マグネット51B2の第2受渡磁極H22が発生させる受渡磁力のうち長手方向中央部で生じる中央磁力部分よりも大きな長手方向端部で生じる端部磁力部分が作用する端部大磁力領域W2よりも長手方向内側に設けられている。これにより、第2現像ローラ51Bの端部大磁力領域W2上に対向する箇所及びこれよりも外側の箇所に、第1現像ローラ51Aによって現像剤が搬送されることはない。したがって、第2現像ローラ51Bの表面上の端部大磁力領域W2には、端部大磁力領域W2よりも内側で対向する現像剤が僅かに引き寄せられて担持されるだけであり、その現像剤量は従来よりもはるかに少ない。したがって、第2現像ローラ51B上に現像剤が固着(フィルミング)してしまう不具合が抑制される。
また、本実施形態において、第2現像ローラ51Bの表面には、第2粗面部51B3よりも表面粗さの低い第2滑面部51B4が第2現像領域の長手方向外側に対向するように設けられており、第1粗面部51A3における上記少なくとも一方の端部位置に対応する第2粗面部51B3の長手方向端部位置は、第1粗面部51A3の端部位置と同じ位置か、若しくは、第1粗面部51A3の端部位置よりも長手方向外側に位置している。これにより、第1現像ローラ51Aの粗面部51A3で搬送されてきた現像剤のすべてを第2現像ローラ51Bの粗面部51B3で受け取ることが可能となる。よって、第2現像ローラ51Bの滑面部51B4上に現像剤が受け渡されることによって生じる第2現像ローラ51Bからの現像剤の落下が発生するのを抑制でき、機内汚染等の不具合の発生が抑制される。
また、本実施形態においては、ドクターブレード52,152が、長手方向の少なくとも一方の端部に規制ギャップN1よりも狭い狭小ギャップN2を第1現像ローラ51Aの表面との間に形成するものであり、第1粗面部51A3における上記少なくとも一方の端部位置は狭小ギャップN2と対向するように構成されている。これにより、このような狭小ギャップを設けない場合よりも、第1粗面部51A3の端部で搬送される現像剤の量を少なくできるので、現像剤受渡領域において第2現像ローラ51Bの表面上の端部大磁力領域W2に引き寄せられる現像剤の量を少なくできる。よって、第2現像ローラ51B上に現像剤が固着(フィルミング)してしまう不具合を更に抑制できる。
また、上記変形例ように、ドクターブレード152の少なくとも一部が、少なくとも規制ギャップN1を通過する現像剤Gに対して作用する磁力を生じさせる磁性部材としての磁性板152Bで形成すれば、規制ギャップN1を通過する現像剤に強い磁力を作用させて穂立ち状態にすることができる。よって、現像剤の劣化や環境変動により現像剤の流動性が変化しても、規制ギャップN1の現像剤通過量を安定させることができる。また、穂立ち状態の現像剤は現像剤密度が低い状態であるため、穂立ちしていない状態と比較すると、同じ現像剤量を通過させようとする場合にそのギャップを広げることができる。よって、規制ギャップを広げて、現像剤の凝集物等のような異物が詰まる事態の発生を低減できる。
また、上記変形例においては、第1現像ローラ51Aの表面との間に狭小ギャップN2を形成するドクターブレード152の長手方向端部の突出部152aは、磁性板152Bで形成されているので、狭小ギャップN2を通過する現像剤をより強い磁力で穂立ちさせることができる。その結果、狭小ギャップN2を通過する現像剤量をより少ないものとすることができ、第2現像ローラ51Bの長手方向端部の端部大磁力領域に現像剤が固着する事態を更に抑制できる。あるいは、狭小ギャップN2を広げることが可能となることで、現像剤の凝集物等のような異物が狭小ギャップに詰まって不具合を生じさせる可能性を低くすることもできる。
また、上記実施形態の現像装置50,150は、第1現像ローラ51Aの表面に隣接して配置され、現像剤Gを第1現像ローラ51Aの表面上に供給しながら第1現像剤搬送部材としての第1搬送スクリュー53Aにより長手方向に沿って搬送するための現像剤供給搬送路B1と、第2現像ローラ51Bの表面に隣接して配置され、第2現像ローラ51Bの表面から離脱した現像剤Gを回収しながら第2現像剤搬送部材としての第2搬送スクリュー53Bにより長手方向に沿って搬送するための現像剤回収搬送路B2とを備えた供給回収分離方式の現像装置である。そして、第1粗面部51A3における上記少なくとも一方の端部位置は、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側に対応する端部位置を含んでいる。現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側は、下流側と比較して現像剤量が多いので、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側に対応する端部で第1現像ローラ51Aから第2現像ローラ51Bへ受け渡される現像剤の量は下流側に対応する端部よりも多くなる傾向がある。そのため、現像剤供給搬送路B1の現像剤搬送方向上流側に対応する端部では、下流側に対応する端部よりも、現像剤の固着が発生しやすい。上記実施形態では、少なくとも現像剤の固着が発生しやすい端部側について、第1粗面部51A3における長手方向端部位置が端部大磁力領域W2よりも長手方向内側に設けてあるので、現像剤の固着による不具合をより効果的に抑制できる。
20 プロセスカートリッジ
21 感光体ドラム
22 帯電部
24 転写ローラ
25 クリーニング部
28 剤カートリッジ
30 転写ベルト
50,150 現像装置
51A,51B 現像ローラ
51A1,51B1 スリーブ
51A2,51B2 マグネット
51A3,51B3 粗面部
51A4,51B4 滑面部
52,152 ドクターブレード
52a,152a 突出部
53A,53B,53C 搬送スクリュー
54 キャリア捕集ローラ
55 スクレーパ
56 排出スクリュー
57 排出口
58 開口
61 給紙部
66 定着部
70 剤貯留容器
80 シャッタ機構
152A 非磁性板
152B 磁性板
B1 現像剤供給搬送路
B2 現像剤回収搬送路
B3 現像剤攪拌搬送路
H22 受渡磁極
N1 規制ギャップ
N2 狭小ギャップ
W2 端部大磁力領域
特開2007−322915号公報 特開2005−55674号公報 特開2009−251317号公報

Claims (7)

  1. トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を表面上に担持して回転することにより、潜像担持体の表面と対向する第1現像領域へ二成分現像剤を搬送する第1現像剤担持体と、
    上記第1現像領域を通過した後の上記第1現像剤担持体の表面上の二成分現像剤の一部又は全部を受け取って表面に担持し回転することにより、上記潜像担持体の表面と対向する第2現像領域へ二成分現像剤を搬送する第2現像剤担持体と、
    上記第1現像剤担持体の表面上に担持された二成分現像剤が通過することで上記第1現像領域へ搬送される二成分現像剤の量を規制するための規制ギャップを該第1現像剤担持体の表面との間に形成する現像剤規制部材と、
    上記第2現像剤担持体の内部に配置され、上記第1現像剤担持体と該第2現像剤担持体とが対向する現像剤受渡領域に、該第1現像剤担持体の表面上の二成分現像剤を該第2現像剤担持体の表面へ移動させる受渡磁力を、少なくとも上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向全域にわたって発生させる受渡磁力発生手段とを備え、
    上記潜像担持体の表面に形成された潜像に対し、上記第1現像領域及び上記第2現像領域にて、上記第1現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤と上記第2現像剤担持体の表面に担持された二成分現像剤とによって重複して現像処理を行う現像装置において、
    上記第1現像剤担持体の表面には、表面粗さの高い第1粗面部が少なくとも上記第1現像領域の第1現像剤担持体回転軸方向全域にわたって対向するように設けられ、かつ、該第1粗面部よりも表面粗さの低い第1滑面部が該第1現像領域の第1現像剤担持体回転軸方向外側に対向するように設けられており、
    上記第2現像剤担持体の表面には、表面粗さの高い第2粗面部が少なくとも上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向全域にわたって対向するように設けられており、
    上記第1粗面部における第1現像剤担持体回転軸方向の少なくとも一方の端部位置は、上記受渡磁力発生手段が発生させる受渡磁力のうち第2現像剤担持体回転軸方向中央部で生じる中央磁力部分よりも大きな第2現像剤担持体回転軸方向端部で生じる端部磁力部分が作用する端部大磁力領域よりも、第1現像剤担持体回転軸方向内側に設定されており、
    上記現像剤規制部材は、第1現像剤担持体回転軸方向の少なくとも一方の端部に上記規制ギャップよりも狭い狭小ギャップを上記第1現像剤担持体の表面との間に形成するものであり、
    上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置は、上記狭小ギャップと対向するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    上記第2現像剤担持体の表面には、上記第2粗面部よりも表面粗さの低い第2滑面部が上記第2現像領域の第2現像剤担持体回転軸方向外側に対向するように設けられており、
    上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置に対応する上記第2粗面部の第2現像剤担持体回転軸方向端部位置は、該第1粗面部の該端部位置と同じ位置か、若しくは、該第1粗面部の該端部位置よりも第2現像剤担持体回転軸方向外側に位置することを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2の現像装置において、
    上記現像剤規制部材の少なくとも一部は、少なくとも上記規制ギャップを通過する二成分現像剤に対して作用する磁力を生じさせる磁性部材で形成されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置において、
    上記第1現像剤担持体の表面との間に上記狭小ギャップを形成する上記現像剤規制部材の第1現像剤担持体回転軸方向端部は、磁性部材で形成されていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置において、
    上記第1現像剤担持体の表面に隣接して配置され、二成分現像剤を該第1現像剤担持体の表面上に供給しながら第1現像剤搬送部材により第1現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するための現像剤供給搬送路と、
    上記第2現像剤担持体の表面に隣接して配置され、上記第2現像剤担持体の表面から離脱した二成分現像剤を回収しながら第2現像剤搬送部材により第2現像剤担持体回転軸方向に沿って搬送するための現像剤回収搬送路とを備えており、
    上記第1粗面部における上記少なくとも一方の端部位置は、上記現像剤供給搬送路の現像剤搬送方向上流側に対応する端部位置を含むことを特徴とする現像装置。
  6. 潜像担持体と該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像装置として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤により該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを有し、該現像装置により該潜像担持体上に形成されたトナー像を最終的に記録材へ転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記現像装置として、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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