JP5560378B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファインダ装置を搭載する撮像装置に関する。
撮影光学系の焦点距離に応じて、ファインダ倍率を簡易な機構によって変更することができる撮像装置のファインダ構造が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に記載の撮像装置は、広角側レンズと望遠側レンズとのいずれかの変倍レンズを、ファインダ装置の光路上に挿入することができるようになっており、撮影光学系の焦点距離に応じてファインダ倍率を簡単に変更することができるようになっている。
また、ファインダ装置に関するものではないが、絞り機構の開口を選択的に開閉する透明部及び濃度のグラデーション部を有するNDフィルタを搭載し、グラデーション部が絞り機構の開口を覆うときと、透明部が絞り機構の開口を覆うときとで、開口に対するNDフィルタの閉動作速度を異ならせる撮像装置が特許文献3に記載されている。
日本国特開平11−38477号公報 日本国特開平1−217432号公報 日本国特開2008−35268号公報
特許文献1,2に記載されたような構造のファインダ装置は、光路上に変倍レンズを機械的に出し入れするものである。このため、ファインダ装置を使い続けると、変倍レンズやその周辺部材が磨耗し、ファインダ装置を搭載する撮像装置の製品寿命を短くする原因となる。特許文献1,2には、この磨耗をいかに減らすかについて記載がない。また、特許文献3は、変倍レンズを搭載するファインダ装置に関するものではなく、変倍レンズとその周辺部材が磨耗することを防げるものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、変倍レンズを搭載するファインダ装置の耐久性を向上させて製品寿命を延ばすことのできる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、前記撮影光学系を別のものに交換可能、又は、前記撮影光学系に別の光学系を追加可能であり、前記撮影光学系の焦点距離に基づいて、前記変倍レンズの移動の要否を判定する変倍レンズ移動要否判定部を備え、前記撮像装置の電源が投入された状態で前記撮影光学系の交換又は前記別の光学系の追加がなされ、かつ、前記変倍レンズ移動要否判定部によって前記変倍レンズの移動が必要と判定されたときには、前記変倍レンズ制御部は前記低速制御を行って前記変倍レンズを移動させるものである。
本発明の撮像装置は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、前記変倍レンズ制御部は、前記撮像装置の電源投入後に前記変倍レンズを移動させる指示が手動でなされたときには、前記高速制御を行って前記変倍レンズを移動させるものである。
本発明の撮像装置は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、前記ファインダ装置の接眼窓に物体が接触していることを検知する物体検知部を備え、前記変倍レンズ制御部は、前記物体検知部によって物体が検知されていないときは前記低速制御を行って前記変倍レンズを移動させ、前記物体検知部によって物体が検知されているときは前記高速制御を行って前記変倍レンズを移動させるものである。
本発明によれば、変倍レンズを搭載するファインダ装置の耐久性を向上させて製品寿命を延ばすことのできる撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図 図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図 図1,2に示したファインダ装置15に搭載される変倍レンズ64の駆動機構を説明するための図 CPU32が行う低速制御の一例を説明するための図 CPU32が行う高速制御の一例を説明するための図 CPU32が行う低速制御の別の例を説明するための図 CPU32が行う高速制御の別の例を説明するための図 CPU32が行う低速制御の更に別の例を説明するための図 CPU32が行う高速制御の更に別の例を説明するための図 図1に示すデジタルカメラ10の電源投入後の動作を説明するためのフローチャート 図1に示すデジタルカメラの内部構成の変形例を説明するための図 図11に示すデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャート 図11に示すデジタルカメラのCPU32が行う低速制御から高速制御への切り替えの例を説明するための図 図11に示すデジタルカメラのCPU32が行う高速制御から低速制御への切り替えの例を説明するための図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では撮像装置としてのデジタルカメラについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図である。
デジタルカメラ10は、矩形の筐体11を備える。筐体11の正面中央にはレンズ鏡筒12が着脱可能に設けられている。レンズ鏡筒12内に撮影レンズ(焦点位置合わせ用のフォーカスレンズやズームレンズ等)13が収納されている。レンズ鏡筒12には、ズームレンズやコンバージョンレンズ等の別の光学系を追加することもできるようになっている。
筐体11の上端面の片側にはシャッターレリーズボタン14が設けられている。筐体11の上端面のシャッターレリーズボタン14とは反対側の角にはファインダ装置15が設けられている。ファインダ装置15の被写体側ファインダ窓16は、筐体11正面の角部に設けられている。被写体側ファインダ窓16と対向する筐体11の背面側の部分に、ファインダ装置15の接眼窓17が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図である。
デジタルカメラ10は、CCD型の固体撮像素子21aと、固体撮像素子21aの前段に置かれた撮影光学系と、固体撮像素子21aの出力信号(撮影画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP25aと、CDSAMP25aの出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器26aと、ファインダ装置15とを備える。撮影光学系は、撮影レンズ13(ズームレンズを13a、フォーカスレンズを13bとしている)と、絞り(アイリス)24とを含んで構成されている。
なお、固体撮像素子21aは、図2の例ではCCD型であるが、CMOS型等の他の形式の固体撮像素子でも良い。
ファインダ装置15は、被写体側ファインダ窓16と、接眼窓17と、OVFシャッタ62と、変倍レンズ64と、焦点距離固定の対物レンズ65と、ハーフミラー63を内部に持つプリズム66と、表示部61とを備える。被写体側ファインダ窓16と接眼窓17との間には、OVFシャッタ62と、変倍レンズ64と、対物レンズ65と、プリズム66とが、ファインダ装置15の入射光軸Lに沿ってこの順に配置されている。
OVFシャッタ62は、光軸Lに沿う光路上に挿脱可能に設けられている。OVFシャッタ62は、ファインダ装置15の光路上に挿入された閉状態と、ファインダ装置15の光路上から退避させられた開状態とをとることができる。
OVFシャッタ62は、閉状態では、被写体側ファインダ窓16を覆う位置に挿入される。このため、この閉状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断され、当該光の接眼窓17への入射が禁止される。
OVFシャッタ62は、開状態では、被写体側ファインダ窓16を覆わない位置に退避させられる。このため、この開状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断されずに通過し、当該光が接眼窓17に入射する。
OVFシャッタ62は、光を吸収又は反射する板状の部材を機械的に出し入れするものであってもよいし、電気的に透過率を制御できる素子(例えば液晶シャッタ)であってもよい。
変倍レンズ64は、ファインダ装置15の光路上に挿入及び抜去可能に設けられている。変倍レンズ64は、ファインダ装置15の焦点距離(ファインダ倍率)を変更するためのものである。なお、変倍レンズ64は、図2の例では、被写体側ファインダ窓16よりも内側に設けられているが、被写体側ファインダ窓16の外側に設けられていてもよい。つまり、ファインダ装置15の光路とは、ファインダ装置15の入射光軸Lに沿って形成される光路のことを意味し、ファインダ装置15内部の光路に限らず、ファインダ装置15外部の光路も含まれる。
変倍レンズ64は、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離(ズームレンズ13aの位置で決まる値)に基づいて、その位置が制御される。例えば、撮影光学系の焦点距離が伸びていき、この焦点距離が対物レンズ65の焦点距離よりも十分に大きい閾値に達すると、変倍レンズ64はファインダ装置15の光路上に挿入される。また、変倍レンズ64が光路上に挿入された状態で、撮影光学系の焦点距離が短くなっていき、この焦点距離が上記閾値未満になると、変倍レンズ64はファインダ装置15の光路上から抜去される。
ハーフミラー63は、光軸Lに対して斜め45度に設置されている。
表示部61は、例えば液晶表示装置によって構成されており、ハーフミラー63に隣接しかつ光軸Lに対し平行に配置されている。表示部61は、表示画面上において情報を表示させたい部分だけバックライトの光を透過させ、それ以外の部分のバックライト光は透過させないようにする(黒表示にする)ことで、情報の表示を行う。
これにより、OVFシャッタ62が開状態でかつ表示部61に画像が表示されている状態では、ハーフミラー63を透過した被写体からの入射光(OVF光学像)と、表示部61から発せられハーフミラー63で反射した光(表示部61に表示されるEVF画像)とが重畳された像を、接眼窓17から確認することができる。
OVFシャッタ62を開状態としかつ表示部61を非表示状態(オフ)にすることで、ファインダ装置15は光学式ビューファインダ(OVF)として使用される。また、OVFシャッタ62を閉状態としかつ表示部61を表示状態(オン)にすることで、ファインダ装置15は電子ビューファインダ(EVF)として使用される。
なお、ファインダ装置15は、OVFシャッタ62が開状態のときに、表示部61に表示する画像と被写体側ファインダ窓16から見える被写体像(OVF光学像)とが重畳された像を、接眼窓17を通して観察可能なものであればよく、他の構造を採用することもできる。例えば、図2のファインダ装置15の構成からプリズム66と表示部61を削除し、プリズム66があった位置に、シースルー型の表示部をその表示面が光軸Lに対して垂直になるように配置したものであってもよい。
デジタルカメラ10は、更に、A/D変換器26aから出力されるデジタルの撮影画像信号を取り込む画像入力コントローラ31と、このデジタルカメラ10の全体を統括制御する演算処理装置(CPU)32と、画像入力コントローラ31によって取り込まれた撮影画像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像信号処理回路33と、固体撮像素子21aから出力される撮影画像信号から焦点位置を検出するAF検出回路34と、露出量,ホワイトバランスを自動検出するAE&AWB検出回路35と、ワークメモリとして使用するRAMや各種データを記憶するROM等を含むメモリ36と、画像処理後の撮影画像データをJPEG画像やMPEG画像に圧縮する圧縮処理回路39と、カメラ背面等に設けられた液晶表示装置40に撮影画像やライブビュー画像を表示させたり、各種画像をファインダ装置15内の表示部61に表示させたりする表示制御部41と、記録媒体42に撮影画像データを記録するメディアコントローラ43と、これらを相互接続するバス44とを備える。
CPU32には、図1に示したシャッターレリーズボタン14と図示しないズームボタン等を含む操作部50が接続されている。この操作部50を介して入力されるユーザ指示に基づき、CPU32はデジタルカメラ10を制御する。
デジタルカメラ10は、更に、ズームレンズ13aの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ46と、フォーカスレンズ13bの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ47と、絞り24の絞り制御を行う駆動モータに駆動信号を供給するモータドライバ48と、OVFシャッタ62の位置制御を行う駆動モータに駆動信号を供給するモータドライバ53と、変倍レンズ64の位置制御を行う駆動機構であるアクチュエータに含まれる駆動モータに駆動信号を供給するモータドライバ54と、固体撮像素子21aに駆動タイミングパルスを供給するタイミングジェネレータ49とを備える。モータドライバ46,47,48,53,54及びタイミングジェネレータ49は、CPU32からの指令に基づいて動作する。また、CDSAMP25aもCPU32からの指令に基づいて動作する。
図3は、図1,2に示したファインダ装置15に搭載される変倍レンズ64の駆動機構を説明するための図である。図3ではOVFシャッタ62の図示は省略している。
図3に示すように、被写体側ファインダ窓16と対物レンズ65との間には、変倍レンズ64をスライドさせるためのスライダ71が配置されている。スライダ71は、ファインダ装置15の光軸Lに対して直交する方向に延びて配置されている。スライダ71には変倍レンズ64が取り付けられており、変倍レンズ64が光軸Lに対して直交する方向に移動可能となっている。
変倍レンズ64の下部には開口74aを有する固定部材74が装着されている。固定部材74には、軸72を中心にして回転可能な回転部材73が装着されている。この回転部材73の軸72には、図示しない駆動モータが接続され、この駆動モータがモータドライバ54から供給される駆動信号にしたがって回転する。この駆動モータが回転すると、固定部材73が図中の矢印方向に回転し、この回転に伴って固定部材74が左右に移動する。これにより、駆動モータの回転力が固定部材74の水平方向の移動力に変換されて、変倍レンズ64が水平方向に移動する。なお、図3には示していないが、スライダ71の両端部は壁となっている。
そのため、変倍レンズ64は、光路上に挿入される場合は、移動方向における一方の端部がスライダ71の左端部にある壁に当接して停止し、光路上から抜去される場合は、移動方向における他方の端部がスライダ71の右端部にある壁に当接して停止する。なお、変倍レンズ64が光路上から抜去され、スライダ71の右端部にある壁に当接した場合に、変倍レンズ64がバウンドして光路側に戻されて停止する場合も考えられる。この場合は、変倍レンズ64の一方の端部が光路上に侵入しないように、変倍レンズ64の退避位置と光路との間にスペースを設けておけば良い。
このデジタルカメラでは、ファインダ装置15をOVFとして使用する設定がなされている状態では、電源投入時、OVFシャッタ62が開状態となっている。更に、撮影レンズ1の焦点距離によって決まる撮影範囲を示す枠が、表示制御部41の制御によって表示部61に表示される。そして、ファインダ装置15の接眼窓17からは、ファインダ装置15の焦点距離によって決まる範囲の光学像が観察される。
ファインダ装置15の焦点距離と撮影レンズ1の焦点距離が同一であれば、接眼窓17から見える光学像と、撮像素子21aによって撮影される範囲とはほぼ同じ大きさとなる。一方、ファインダ装置15の焦点距離よりも撮影レンズ1の焦点距離が大きいと、接眼窓17から見えている光学像よりも狭い範囲が撮像素子21aによって撮影されることになる。このため、ファインダ装置15の焦点距離よりも撮影レンズ1の焦点距離が大きい場合には、表示部61に、撮像素子21aによって撮影される範囲を示す枠が表示される。デジタルカメラ10のユーザは、この枠によって、接眼窓17から覗いている光学像のうちのどの範囲が実際に撮影される範囲なのかを知ることができる。
表示部61に表示される撮影範囲を示す枠は、撮影レンズ1の焦点距離がファインダ装置15の焦点距離よりも大きくなるにつれて、小さくなる。この枠が小さくなりすぎると、撮影範囲内の被写体を確認しづらくなる。そこで、デジタルカメラ10では、撮影レンズ1の焦点距離が閾値(例えば、変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離)に達した場合に、CPU32が変倍レンズ64をファインダ装置15の光路上に挿入する制御を行う。変倍レンズ64が光路上に挿入されると、ファインダ装置15の焦点距離が伸びるため、表示部61に表示される撮影範囲を示す枠はその分大きくなり、撮影範囲内の被写体を観察しやすくなる。
一方、変倍レンズ64が光路上に挿入された状態で、撮影レンズ1の焦点距離が小さくなっていき、その焦点距離が変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離(上記閾値)よりも小さくなると、表示部61には撮影範囲を示す枠を表示できなくなる。このため、CPU32は、変倍レンズ64が光路上に挿入された状態で、撮影レンズ1の焦点距離が小さくなっていき、この焦点距離が上記閾値未満になったときに、変倍レンズ64を光路上から抜去する制御を行う。
変倍レンズ64が光路上に挿入された状態(変倍レンズ64の一方の端部がスライダ71の壁に当接している状態)から、変倍レンズ64が光路上から抜去されて、変倍レンズ64の他方の端部がスライダ71の壁に当接する状態になるまでに、変倍レンズ64が移動する距離を変倍レンズ64の最大移動距離Aとしたとき、CPU32は、変倍レンズ64に対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、変倍レンズ64に対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを、デジタルカメラ10の使用状況に応じて切り替えて実行する。
図4は、CPU32が行う低速制御の一例を説明するための図である。図4において、縦軸は変倍レンズ64の移動距離、横軸は変倍レンズ64の移動時間である。図4の例では、変倍レンズ64が時間T2をかけて距離A移動するように、CPU32がモータドライバ54に指令を出し、モータドライバ54がこの指令に応じた1種類の駆動信号を駆動モータに供給する。
図5は、CPU32が行う高速制御の一例を説明するための図である。図5において、縦軸は変倍レンズ64の移動距離、横軸は変倍レンズ64の移動時間である。図5の例では、変倍レンズ64が時間T2よりも短い時間T1をかけて距離A移動するように、CPU32がモータドライバ54に指令を出し、モータドライバ54がこの指令に応じた駆動信号(図4のときとは種類の異なる駆動信号)を駆動モータに供給する。
図6は、CPU32が行う低速制御の別の例を説明するための図である。図6において、縦軸は変倍レンズ64の移動距離、横軸は変倍レンズ64の移動時間である。図6の例では、変倍レンズ64が時間T2をかけて距離A移動するように、CPU32がモータドライバ54に指令を出す点では図4と同じである。しかし、図6の例では、時間T2より短い時間t2までと、時間t2〜時間T2とで変倍レンズ64の移動速度を変化させている。つまり、図6の例では、モータドライバ54からは、変倍レンズ64を相対的に速く移動させるための駆動信号と、変倍レンズ64を相対的に遅く移動させるための駆動信号との2種類の駆動信号がこの順番で駆動モータに供給される。
図7は、CPU32が行う高速制御の別の例を説明するための図である。図7において、縦軸は変倍レンズ64の移動距離、横軸は変倍レンズ64の移動時間である。図7の例では、変倍レンズ64が時間T1をかけて距離A移動するように、CPU32がモータドライバ54に指令を出す点では図5と同じである。しかし、図7の例では、時間T1より短い時間t1までと、時間t1〜時間T1とで変倍レンズ64の移動速度を変化させている。つまり、図7の例では、モータドライバ54からは、変倍レンズ64を相対的に速く移動させるための駆動信号と、変倍レンズ64を相対的に遅く移動させるための駆動信号との2種類の駆動信号がこの順番で駆動モータに供給される。
図8は、CPU32が行う低速制御の更に別の例を説明するための図である。図8の例は、駆動モータに2種類の駆動信号を供給して、変倍レンズ64を時間T2の間に距離A移動させる点では図6と同じである。図8は、モータドライバ54が、駆動モータに対し、変倍レンズ64を相対的に遅く移動させるための駆動信号を先に供給し、その後に、変倍レンズ64を相対的に速く移動させるための駆動信号を供給する点で図6の例とは異なっている。
図9は、CPU32が行う高速制御の更に別の例を説明するための図である。図9の例は、駆動モータに2種類の駆動信号を供給して、変倍レンズ64を時間T1の間に距離A移動させる点では図7と同じである。図9は、モータドライバ54が、駆動モータに対し、変倍レンズ64を相対的に遅く移動させるための駆動信号を先に供給し、その後に、変倍レンズ64を相対的に速く移動させるための駆動信号を供給する点で図7の例とは異なっている。
図6,7の例は、変倍レンズ64が距離Aに達する時点における変倍レンズ64の移動速度が、図8,9の例と比較して遅い。変倍レンズ64は、距離Aに達した時点で、図3のスライダ71の両端のいずれかにある壁に当接する。このため、この壁に変倍レンズ64が当接する時点での変倍レンズ64の移動速度を遅くすることで、変倍レンズ64の磨耗を抑えることができる。したがって、図6,7の例によれば、図8,9の例と比較して、変倍レンズ64の磨耗を抑えることができる。
図4,6,8に示した低速制御は、変倍レンズ64の平均移動速度が図5,7,9に示した高速制御よりも遅い。この平均移動速度が相対的に遅いということは、変倍レンズ64とスライダ71との摩擦が小さくなることを意味する。このため、この低速制御によれば、変倍レンズ64とスライダ71との摩擦を軽減して、ファインダ装置15の耐久性を向上させることができる。
一方、平均移動速度が相対的に速いということは、ファインダ装置15のファインダ倍率の切替えがそれだけ速く行われることを意味する。このため、高速制御によれば、撮影光学系の焦点距離の変化に高速で追従することができる。一方で、高速制御は、変倍レンズ64が低速制御と比較して速く動くことになるため、変倍レンズ64とその周辺の機構の磨耗が激しく、耐久性の面では低速制御に劣る。
このように、CPU32が行う低速制御と高速制御にはそれぞれに利点がある。これらの利点を最大限に活かすために、CPU32は、デジタルカメラの使用状況に応じて、高速制御と低速制御のいずれかを選択的に実行して変倍レンズ64の移動制御を行う。このようにすることで、接眼窓17をユーザが覗いているときの違和感の軽減と、変倍レンズ64周辺の機構の長寿命化とを両立させることができる。
以下、デジタルカメラ10の動作について説明する。
図10は、図1に示すデジタルカメラ10の電源投入後の動作を説明するためのフローチャートである。
デジタルカメラ10の電源が投入されると、CPU32は、デジタルカメラ10に装着されている撮影レンズ1の焦点距離の情報を取得する(ステップS1)。撮影レンズ1の焦点距離は、ズームレンズ13aの位置によって決まる値であり、CPU32はズームレンズ13aの位置を検出し、その位置情報に基づいて焦点距離の情報を取得する。
次に、CPU32は、撮影レンズ1の焦点距離に基づいて、変倍レンズ64の切替(ファインダ装置15の焦点距離を変更するための変倍レンズ64の移動)が必要か否かを判定する(ステップS2)。例えば、CPU32は、変倍レンズ64が光路上に挿入されていない状態では、撮影レンズ1の焦点距離が上述した閾値に達していれば変倍レンズ64の切替が必要と判定し、撮影レンズ1の焦点距離が上述した閾値未満であれば変倍レンズ64の切替が不要と判定する。また、CPU32は、変倍レンズ64が光路上に挿入されている状態では、撮影レンズ1の焦点距離が上述した閾値に達していれば変倍レンズ64の切替が不要と判定し、撮影レンズ1の焦点距離が上述した閾値未満であれば変倍レンズ64の切替が必要と判定する。
変倍レンズ64の切替が必要であった場合、CPU32は、変倍レンズ64を高速制御によって移動させて、変倍レンズ64を光路上に挿入又は光路上から退避させる(ステップS3)。変倍レンズ64の切替が不要であった場合、CPU32はステップS4の処理を行う。
デジタルカメラ10の電源投入後は、ユーザがすぐに撮影をすることが多く、このような場合には、接眼窓17がユーザによって覗かれていると推定される。このため、デジタルカメラ10の電源投入直後に変倍レンズ64の切替が必要であった場合には、CPU32が高速制御を行って変倍レンズ64を移動させる。このようにすることで、低速制御が行われる場合と比較して、変倍レンズ64が早い時間で移動完了することになる。このため、変倍レンズ64の移動中に接眼窓17を覗いているユーザに対して与えてしまう違和感を減らすことができる。
ステップS3の後、CPU32は、撮影レンズ1が他のものに交換されたか(又は、レンズ鏡筒12に別の光学系が追加されたか)どうかを判定する(ステップS4)。CPU32は、例えば、デジタルカメラ10の撮影レンズ1付近に設けられたレンズの着脱を検知するスイッチ等の検知情報に基づいて、撮影レンズ1の交換又は追加の有無を判定する。
ステップS4の判定がYESのとき、CPU32は、撮影レンズ1の焦点距離の情報を取得する(ステップS5)。次に、CPU32は、ステップS5で取得した焦点距離の情報に基づいて、変倍レンズ64の切替の要否を判定する(ステップS6)。変倍レンズ64の切替が必要であった場合、CPU32は、変倍レンズ64を低速制御によって移動させて、変倍レンズ64を光路上に挿入又は光路上から退避させる(ステップS7)。
デジタルカメラ10の電源投入後に、撮影レンズ1を交換する場合、ユーザは、接眼窓17から眼を離した状態で撮影レンズ1の交換を行うと考えられる。つまり、デジタルカメラ10の電源投入後に、撮影レンズ1が交換される場合は、接眼窓17がユーザによって覗かれていない状態であると推定できる。
そこで、CPU32は、デジタルカメラ10の電源投後に撮影レンズ1の交換がなされた場合には、低速制御を行って変倍レンズ64を移動させる。このようにすることで、変倍レンズ64とその周辺の機構の磨耗を減らすことができ、ファインダ装置15の耐久性を向上させることができる。また、デジタルカメラ10の電源投後に撮影レンズ1の交換がなされた場合には、低速制御によって変倍レンズ64を遅く動かしても、その様子がユーザによって観察される可能性は低い。このため、ユーザに違和感を与えてしまう可能性を減らすことができる。
ステップS4の判定がNOのときと、ステップS6の判定がNOのときと、ステップS7の後、CPU32はステップS8の処理を行う。
ステップS8では、CPU32が、ファインダ装置15のファインダ倍率(焦点距離)を切替える指示がなされたかどうかを判定する(ステップS8)。デジタルカメラ10では、ユーザが操作部50を操作して、ファインダ装置15のファインダ倍率(焦点距離)を上記閾値以上と上記閾値未満の2段階に切り替え可能である。
ステップS8の判定がYESのとき、CPU32は、変倍レンズ64を高速制御によって移動させて、変倍レンズ64を光路上に挿入又は光路上から退避させる(ステップS9)。ステップS8の判定がNOとき、CPU32はステップS4の処理を行う。
操作部50からファインダ倍率を切替える指示が入力された場合は、ユーザの操作に応答して速く変倍レンズ64を移動させることが、デジタルカメラの使い勝手を向上させる上で好ましい。そこで、CPU32は、操作部50からファインダ倍率を切替える指示が入力された場合には高速制御を行う。このようにすることで、変倍レンズ64の切替えにおける応答性を向上させることができ、使い勝手を向上させることができる。
ステップS9の後、CPU32は、現時点での撮影レンズ1の焦点距離の情報に基づいて、変倍レンズ64の切替が必要か否かを判定する(ステップS10)。変倍レンズ64の切替が必要であった場合、CPU32は、ステップS3の処理を行い、変倍レンズ64を高速制御によって移動させて、変倍レンズ64を光路上に挿入又は光路上から退避させる。ステップS10の判定がNOのとき、CPU32は、ステップS4に処理を戻す。
電源投入直後に変倍レンズ64の移動が必要な場合、撮影レンズ1が交換された直後に変倍レンズ64の移動が必要な場合、及びファインダ装置15のファインダ倍率が手動で変更された場合以外のときに、変倍レンズ64の移動が必要な場合、つまり、ユーザが操作部50に含まれるズームボタンを操作したズーム操作を行って画角をテレとワイドで切替えた場合(ステップS10:YES)には、CPU32は高速制御を行って変倍レンズ64を移動させる。ステップS10:YESのとき、ユーザは通常、接眼窓17を覗きながらズーム操作を行っていると考えられる。そこで、CPU32は、ステップS10:YESのときは高速制御を行って変倍レンズ64を移動させることで、ユーザに違和感を与えないようにしている。
以上のように、図1に示したデジタルカメラ10によれば、変倍レンズ64を移動する必要があるときに、CPU32が、デジタルカメラ10の使用状況に応じて、高速制御と低速制御のいずれかで変倍レンズ64を移動させる。このため、高速制御を行うことによるユーザに与える違和感の軽減と、低速制御を行うことによる変倍レンズ64とその周辺機構の磨耗の軽減とを両立させることができる。したがって、デジタルカメラ10の使い勝手の向上と寿命の延長を図ることができる。
図11は、図1に示すデジタルカメラの内部構成の変形例を説明するための図である。図11において図2と同じ構成には同一符号を付してある。
図11に示すデジタルカメラは、アイセンサ18を追加した点を除いては図2と同じ構成である。
アイセンサ18は、ファインダ装置15の接眼窓17に物体(例えばユーザの眼)が接触しているか否かを検知する物体検知手段である。アイセンサ18は、接眼窓17に物体が接触しているときには物体接触検知信号をCPU32に送信し、接眼窓17に物体が接触していないときには物体非接触検知信号をCPU32に送信する。
図12は、図11に示すデジタルカメラの動作を説明するためのフローチャートである。図12において図10と同じ処理には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS2の判定がYESのとき、CPU32は、アイセンサ18から受信した信号に基づいて、アイセンサ18によって物体が検知されたかどうかを判定する(ステップS11)。
CPU32は、アイセンサ18から物体接触検知信号を受信していた場合(ステップS11:YES)、高速制御を行って変倍レンズ64を移動させる(ステップS3)。また、CPU32は、アイセンサ18から物体非接触検知信号を受信していた場合(ステップS11:NO)、低速制御を行って変倍レンズ64を移動させる(ステップS12)。
ステップS3及びステップS12の後、CPU32はステップS4以降の処理を行う。
そして、ステップS8の判定がYESのとき、CPU32は、アイセンサ18から受信した信号に基づいて、アイセンサ18によって物体が検知されたかどうかを判定する(ステップS13)。
CPU32は、アイセンサ18から物体接触検知信号を受信していた場合(ステップS13:YES)、高速制御を行って変倍レンズ64を移動させる(ステップS14)。また、CPU32は、アイセンサ18から物体非接触検知信号を受信していた場合(ステップS13:NO)、低速制御を行って変倍レンズ64を移動させる(ステップS9)。
ステップS9及びステップS14の後、CPU32はステップS2に処理を戻す。
このように、図11に示したデジタルカメラによれば、アイセンサ18を備えているため、ユーザが接眼窓17を覗いているか否かを、このアイセンサ18の検知結果に基づいて判定することができる。このため、CPU32は、変倍レンズ64の切替が必要な場合において、アイセンサ18によって物体が検知されていないときには低速制御を行ってファインダ装置15の磨耗を減らし、アイセンサ18によって物体が検知されているときには高速制御を行ってユーザに与える違和感を軽減することができる。
なお、図12のフローチャートでは、撮影レンズ1が交換又は別の光学系が撮影レンズ1に追加されたときに、CPU32が、アインセンサ18の検知結果に依らずに変倍レンズ64を低速制御で移動させている。接眼窓17に眼をつけたまま、撮影レンズ1を交換したり別の光学系を追加することは通常考えられない。このため、撮影レンズ1が交換又は撮影レンズ1に別の光学系が追加されたときには低速制御を行って変倍レンズ64を移動させることで、変倍レンズ64とその周辺機構の磨耗を防ぐことができる。
また、図12におけるステップS3及びステップS14の各々の処理の途中で、アイセンサ18によって物体が検知されなくなる場合も考えられる。このような場合には、変倍レンズ64を低速で移動させる制御に変更することが、変倍レンズ64とその周辺機構の磨耗を減らす上で好ましい。
また、図12におけるステップS7、ステップS9、及びステップS12の各々の処理の途中で、アイセンサ18によって物体が検知される場合も考えられる。このような場合には、変倍レンズ64を高速で移動させる制御に変更することが、ユーザに対する違和感の軽減を図る上で好ましい。
例えば、図13に示すように、時間T2をかけて距離Aを移動させる低速制御で変倍レンズ64を移動させているときに、時間T3(<T1)においてアイセンサ18により物体の接触が検知された場合、CPU32は、変倍レンズ64の移動距離が時間T1において距離Aに達するように、モータドライバ54から駆動モータに供給させる駆動信号を変更する。つまり、CPU32は、低速制御から高速制御に切替えて変倍レンズ64の移動を行う。これにより、変倍レンズ64は時間T3からそれまでよりも速い速度で移動して時間T1には移動距離が距離Aに達する。したがって、(T2−T1)の時間だけ変倍レンズ64の移動時間を短縮することができ、ユーザに与える違和感を減らすことができる。
また、図14に示すように、時間T1をかけて距離Aを移動させる高速制御で変倍レンズ64を移動させているときに、時間T4(<T1)においてアイセンサ18により物体の接触が検知されなくなった場合、CPU32は、変倍レンズ64の移動距離が時間T2において距離Aに達するように、モータドライバ54から駆動モータに供給させる駆動信号を変更する。つまり、CPU32は高速制御から低速制御に切替えて変倍レンズ64の移動を行う。これにより、変倍レンズ64は時間T4からそれまでよりも遅い速度で移動して時間T2には移動距離が距離Aに達する。したがって、(T2−T1)の時間だけ変倍レンズ64の移動時間が延びるものの、その分、変倍レンズ64はゆっくり移動することになり、変倍レンズ64とその周辺機構の磨耗を減らすことができる。
なお、図13の例において、時間T1よりも大きくかつ時間T2よりも小さい時間T3’にてアイセンサ18により物体の接触が検知された場合、CPU32は、変倍レンズ64が時間T2よりも短い時間で移動距離Aに達するように、変倍レンズ64を設定可能な最大速度で移動さればよい。この場合は、結果として、変倍レンズ64が距離Aに到達する時間が低速制御よりも短い制御が行われることになる。これにより、ユーザに与える違和感を最小限に抑えることができる。
図2及び図12に示したデジタルカメラ10において、ファインダ装置15に含まれる変倍レンズ64を複数個とし、これらを切替えて光路上に挿入できるようにした構成(ファインダ倍率を3段階以上で切替えられる構成)としてもよい。変倍レンズ64を複数個搭載する場合でも、変倍レンズ64を移動させる必要があると判定されたときの状況に応じて、CPU32が低速制御と高速制御のいずれかで変倍レンズ64の移動を行う。このようにすることで、ファインダ装置15の長寿命化と使い勝手の向上とを両立させることができる。
また、図10及び図12に示したフローチャートにおいて、CPU32が高速制御を行って変倍レンズ64を移動させている間は、CPU32がOVFシャッタ62を閉状態に制御し、変倍レンズ64の移動完了後にOVFシャッタ62を開状態に制御することが好ましい。変倍レンズ64の移動中はOVFシャッタ62を閉状態にしておくことで、変倍レンズ64の移動している様子が接眼窓17から見えなくなるため、ユーザに与える違和感を軽減することができる。また、高速制御では短い時間で変倍レンズ64の移動が行われるため、OVFシャッタ62が閉状態になる期間は短い。したがって、接眼窓17から見える光学像が遮断される時間は僅かとなり、変倍レンズ64の移動中にユーザが被写体を見失うのを防ぐことができる。
また、図12に示したフローチャートにおいて、CPU32が低速制御を行って変倍レンズ64を移動させている間に、アイセンサ18によって物体の接触が検知された場合には、CPU32が、OVFシャッタ62を閉状態に制御すると共に、表示部61に固体撮像素子21aで撮影される撮像画像を表示させる制御を行うことが好ましい。つまり、CPU32が低速制御を行って変倍レンズ64を移動させているときにユーザが接眼窓17を除いた場合には、ファインダ装置15をEVFとして動作させる。
このようにすることで、変倍レンズ64を低速制御によって移動させ続けることができるため、変倍レンズ64とその周辺機構の磨耗を減らすことができる。また、接眼窓17からは表示部61に表示される撮像画像が見えることになるため、変倍レンズ64の移動中にユーザが被写体を見失うのを防ぐことができる。
また、ファインダ装置15は、表示部61を持たない単なる光学式ビューファインダであってもよい。ファインダ装置15が、表示部61を搭載するものである場合には、低速制御中において接眼窓17がユーザによって覗かれた場合でも、ファインダ装置15をEVFとして動作させることで低速制御を維持することができ、上述した効果を得ることができる。
また、CPU32は、切替えて実行する低速制御と高速制御の組み合わせを、図4,6,8の各々に示した低速制御と図5,7,9の各々に示した高速制御との任意の組み合わせとすることができる。最も好ましい組み合わせは、図6と図7の組み合わせである。この組み合わせによれば、変倍レンズ64が距離Aに達する時点での速度が、変倍レンズ64の移動中の速度のうちの最高速度よりも遅くなる。このため、変倍レンズ64が壁に当たるときの衝撃を和らげることができ、ファインダ装置15の長寿命化を図ることができる。
また、図6〜9に示した例では、2種類の駆動信号の組み合わせで高速制御と低速制御を行っているが、3種類以上の駆動信号の組み合わせで高速制御と低速制御を行ってもよい。この場合は、変倍レンズ64が距離Aに達する時点において、3種類以上の駆動信号のうち、変倍レンズ64の移動速度が最大になる駆動信号以外が駆動モータに供給されていれば、変倍レンズ64と壁との衝突による磨耗を最小限に抑えることができる。
また、図10及び図12において、デジタルカメラ10が撮影レンズ1を交換できないものである場合には、ステップS4〜S7の処理は省略することができる。また、デジタルカメラ10がファインダ装置15のファインダ倍率を手動で変更できないものである場合には、図10のステップS8,S9の処理と、図12のステップS8,S13,S9,S14の処理は省略することができる。
また、図4〜図9に例示した時間T1,T2はユーザによって任意に設定できるようにしてもよい。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、撮影光学系と、上記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、上記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、上記ファインダ装置は、上記ファインダ装置の光路上に挿入及びその光路上から抜去可能かつ上記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、上記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、上記駆動機構に駆動信号を供給して上記変倍レンズの上記光路への挿入及び上記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、上記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、上記光路上に挿入された状態で上記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、上記変倍レンズが上記光路上に挿入された状態から、上記変倍レンズが上記光路上から抜去されて、上記変倍レンズの他方の端部が上記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、上記変倍レンズが移動する距離を上記変倍レンズの最大移動距離とし、上記変倍レンズ制御部は、上記変倍レンズに対し上記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、上記変倍レンズに対し上記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行するものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、各々にしたがって移動される上記変倍レンズの移動速度が互いに異なる複数種類の上記駆動信号を上記駆動機構に供給可能であり、上記低速制御と上記高速制御の少なくとも一方を、上記複数種類の駆動信号のうちの少なくとも2種類を組み合わせて上記駆動機構に供給することで実行し、上記低速制御と上記高速制御の少なくとも一方によって移動される上記変倍レンズの移動距離が上記最大移動距離に達する時点における上記変倍レンズの移動速度が、上記変倍レンズが上記最大移動距離を移動する間における移動速度の最大値よりも小さくなるように上記少なくとも2種類の駆動信号を上記駆動機構に供給するものである。
開示された撮像装置は、上記撮影光学系を別のものに交換可能、又は、上記撮影光学系に別の光学系を追加可能であり、上記撮影光学系の焦点距離に基づいて、上記変倍レンズの移動の要否を判定する変倍レンズ移動要否判定部を備え、上記撮像装置の電源が投入された状態で上記撮影光学系の交換又は上記別の光学系の追加がなされ、かつ、上記変倍レンズ移動要否判定部によって上記変倍レンズの移動が必要と判定されたときには、上記変倍レンズ制御部は上記低速制御を行って上記変倍レンズを移動させるものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、上記撮像装置の電源投入後に上記変倍レンズを移動させる指示が手動でなされたときには、上記高速制御を行って上記変倍レンズを移動させるものである。
開示された撮像装置は、上記ファインダ装置は、上記被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して上記接眼窓へのその光の入射を禁止する閉状態と上記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させてその光を上記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタと、画像を表示する表示部であって上記画像が上記接眼窓から観察可能に配置される表示部とを含み、上記ファインダシャッタが開状態のときに、上記表示部に表示される画像と上記被写体側ファインダ窓から入射して上記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を上記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、上記接眼窓に物体が接触していることを検知する物体検知部と、上記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部と、上記表示部に画像を表示させる制御を行う表示制御部とを備え、上記低速制御が行われている間に上記物体検知部によって物体が検知されたときには、上記ファインダシャッタ制御部は上記ファインダシャッタを閉状態に制御し、上記表示制御部は上記表示部に上記撮像素子によって撮像されている撮像画像を表示させるものである。
開示された撮像装置は、上記接眼窓に物体が接触していることを検知する物体検知部を備え、上記変倍レンズ制御部は、上記物体検知部によって物体が検知されていないときは上記低速制御を行って上記変倍レンズを移動させ、上記物体検知部によって物体が検知されているときは上記高速制御を行って上記変倍レンズを移動させるものである。
本発明によれば、変倍レンズを搭載するファインダ装置の耐久性を向上させて製品寿命を延ばすことのできる撮像装置を提供することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年9月28出願の日本特許出願(特願2011−213130)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 デジタルカメラ
13 撮影光学系
15 ファインダ装置
21a 固体撮像素子
54 モータドライバ
64 変倍レンズ

Claims (7)

  1. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、
    前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、
    前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、
    前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、
    前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、
    前記撮影光学系を別のものに交換可能、又は、前記撮影光学系に別の光学系を追加可能であり、
    前記撮影光学系の焦点距離に基づいて、前記変倍レンズの移動の要否を判定する変倍レンズ移動要否判定部を備え、
    前記撮像装置の電源が投入された状態で前記撮影光学系の交換又は前記別の光学系の追加がなされ、かつ、前記変倍レンズ移動要否判定部によって前記変倍レンズの移動が必要と判定されたときには、前記変倍レンズ制御部は前記低速制御を行って前記変倍レンズを移動させる撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、各々にしたがって移動される前記変倍レンズの移動速度が互いに異なる複数種類の前記駆動信号を前記駆動機構に供給可能であり、
    前記変倍レンズ制御部は、前記低速制御と前記高速制御の少なくとも一方を、前記複数種類の駆動信号のうちの少なくとも2種類を組み合わせて前記駆動機構に供給することで実行し、前記低速制御と前記高速制御の少なくとも一方によって移動される前記変倍レンズの移動距離が前記最大移動距離に達する時点における前記変倍レンズの移動速度が、前記変倍レンズが前記最大移動距離を移動する間における移動速度の最大値よりも小さくなるように前記少なくとも2種類の駆動信号を前記駆動機構に供給する撮像装置。
  3. 請求項1又は2記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、前記撮像装置の電源投入後に前記変倍レンズを移動させる指示が手動でなされたときには、前記高速制御を行って前記変倍レンズを移動させる撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタと、画像を表示する表示部であって前記画像が前記接眼窓から観察可能に配置される表示部とを含み、前記ファインダシャッタが開状態のときに、前記表示部に表示される画像と前記被写体側ファインダ窓から入射して前記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、
    前記接眼窓に物体が接触していることを検知する物体検知部と、
    前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部と、
    前記表示部に画像を表示させる制御を行う表示制御部とを備え、
    前記低速制御が行われている間に前記物体検知部によって物体が検知されたときには、前記ファインダシャッタ制御部は前記ファインダシャッタを閉状態に制御し、前記表示制御部は前記表示部に前記撮像素子によって撮像されている撮像画像を表示させる撮像装置。
  5. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、
    前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、
    前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、
    前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、
    前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、
    前記変倍レンズ制御部は、前記撮像装置の電源投入後に前記変倍レンズを移動させる指示が手動でなされたときには、前記高速制御を行って前記変倍レンズを移動させる撮像装置。
  6. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿入及び当該光路上から抜去可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記変倍レンズを駆動する駆動機構とを含むものであり、
    前記駆動機構に駆動信号を供給して前記変倍レンズの前記光路への挿入及び前記光路からの抜去を制御する変倍レンズ制御部を備え、
    前記変倍レンズの移動方向における一方の端部は、前記光路上に挿入された状態で前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接し、
    前記変倍レンズが前記光路上に挿入された状態から、前記変倍レンズが前記光路上から抜去されて、前記変倍レンズの他方の端部が前記ファインダ装置内に設けられる壁に当接した状態になるまでに、前記変倍レンズが移動する距離を前記変倍レンズの最大移動距離とし、
    前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間をかけて移動させる高速制御と、前記変倍レンズに対し前記最大移動距離を第一の時間よりも長い第二の時間をかけて移動させる低速制御とを切り替えて実行し、
    前記ファインダ装置の接眼窓に物体が接触していることを検知する物体検知部を備え、
    前記変倍レンズ制御部は、前記物体検知部によって物体が検知されていないときは前記低速制御を行って前記変倍レンズを移動させ、前記物体検知部によって物体が検知されているときは前記高速制御を行って前記変倍レンズを移動させる撮像装置。
  7. 請求項5又は6記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、各々にしたがって移動される前記変倍レンズの移動速度が互いに異なる複数種類の前記駆動信号を前記駆動機構に供給可能であり、
    前記変倍レンズ制御部は、前記低速制御と前記高速制御の少なくとも一方を、前記複数種類の駆動信号のうちの少なくとも2種類を組み合わせて前記駆動機構に供給することで実行し、前記低速制御と前記高速制御の少なくとも一方によって移動される前記変倍レンズの移動距離が前記最大移動距離に達する時点における前記変倍レンズの移動速度が、前記変倍レンズが前記最大移動距離を移動する間における移動速度の最大値よりも小さくなるように前記少なくとも2種類の駆動信号を前記駆動機構に供給する撮像装置。
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