JP5559977B2 - 連携受信システム及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ブラウザの参照先を特定のサイトへ誘導するテレビ受信機を含む連携受信システム及びプログラムに関する。特に、Java(登録商標、以下同じ)データ放送サービスを用いてテレビ受信機が受信したデジタル放送の情報に従って、パーソナル・コンピュータ等で動作するブラウザの参照先を、放送波により指定されたサイトへ誘導する、連携受信システム及びプログラムに関する。
従来から、ワンセグ放送のテレビ番組を視聴中のユーザを特定のウェブサイトに誘導することを可能とするコンテンツ配信システムの技術が知られている(特許文献1)。この技術によれば、当該システムは、ユーザが予め指定したキーワード等の表示要求に応答して複数のウェブサイトのRSS(Really Simple Syndication、又はRDF Site Sammary、RDFはResource Description Frameworkの略称)フィードを参照し、更新情報のリストがユーザの携帯電話端末に送信可能であるとしている。
また、従来、緊急警報等を受信した際に、予め設定した緊急連絡先に緊急警報等のメッセージを送信することができるデジタル放送受信機が知られている(特許文献2)。当該デジタル放送受信機によれば、受信された緊急警報信号等は当該デジタル放送受信機によりメールのフォーマット形式に変換されてサーバに送信され、サーバは当該メールを通信端末に伝送し、これによりユーザはデジタル放送受信機から離れた場所にいる場合でも、緊急警報信号等を確認できるとしている。
また、従来、パーソナル・コンピュータ等のブラウザの参照先を特定のサイトへ誘導する技術が知られている(非特許文献1)。この技術によれば、デジタルテレビ放送を受信可能な状態にあるパーソナル・コンピュータ等において、このようなアプリケーションが起動している状態で、当該デジタルテレビ放送を送信する放送局がニュース番組等の更新情報を送信することにより、当該パーソナル・コンピュータ等は、更新されたニュース番組の内容を取得して端末画面に表示するよう動作することが可能である。具体的には、送信側がRSSを文書フォーマットとして用い、受信端末側ではRSSリーダと呼称するソフトウェアを起動しておくことにより、受信者は自己が注目するニュース番組等の内容が更新された時点で、最新の内容を自動的に受信して閲覧することが可能である。
さらに、近年、符号化したデータを放送波により伝送する手法を用いて、テレビ受信機等をJava仮想マシンとして用いる技術が知られている(非特許文献2)。この技術によれば、放送局はJava仮想マシンとしてのテレビ受信機等にメッセージ又はプログラム等を送信し、テレビ受信機等はJavaアプリケーション・プログラミング・インタフェース(Java API)を用いて、受信したメッセージに対する所定の処理等を実施することができる。デジタル放送を受信可能なテレビ受信機等をJava仮想マシンとして動作させる当技術分野の技術は、参照により全体を本願明細書に取り入れるものとする。
特開2008−225791号公報 特開2005−51602号公報
「NHKオンライン|RSSについて」、[online]、日本放送協会、平成20年7月17日、[平成21年1月8日検索]、インターネット、<URL:http://www3.nhk.or.jp/toppage/rss/> (社)電波産業会、"デジタル放送におけるアプリケーション実行環境標準規格(ARIB STD−B23 1.1版)"、第二部"アプリケーション実行環境"、平成16年2月5日
しかしながら、従来のコンテンツ配信システム等においては、ユーザは、システムに対して予めキーワード等を含む要求を適宜選択又は入力して送信する必要があった。従って、このような視聴者の手操作を必要とするサービスにおいては、タイプミス等によって所望の結果を得られないか、又は正しく接続できない場合があった。
また、従来のような、サーバを中継してメールを通信端末に伝送するデジタル放送システムでは、放送波又はテレビ受信機等が、メールとして送信する内容の全てを用意する必要があった。緊急情報等においては、緊急性又は情報の重要性をユーザに知らせることが重要であり、短いメッセージでも十分に役割を果たすことが可能な場合がある。一方、テレビ放送に伴う文字又は画像情報の併用等においては、ユーザの嗜好に応じて豊富な内容を伝達できる手段を用意しておくことが望ましい。しかしながら、放送波の帯域の限界又はテレビ受信機等のデジタル家電品における情報機器としてのハードウェア資源の限界から、ファイルサイズの大きな画像等を用意しておくことは困難であった。例えば、記憶容量の制約のためにテレビや携帯電話に一時保存可能な画面のページ数が限られ、表示領域のスクロール速度が限られ、特に携帯電話においては一画面に表示可能な情報量に制約があった。従って、放送波の帯域制限又はテレビ受信機のハードウェア資源の限界等に制約されずに、このようなテレビ放送に伴う文字又は画像情報等を、自動的に配信できる手段が望まれていた。
また、従来は、テレビ及びインターネットを併用するようなサービスを介して、視聴者をWebサイトへのアクセスへ誘導するためには、まず当該サービスを提供するホームページ等に視聴者がアクセスする必要がある。典型的には、放送局等は視聴者のテレビ画面に対して当該サービスのためのURL(統一資源位置指定子、Uniform Resource Locator)を表示し、視聴者はこれをパーソナル・コンピュータ又は携帯電話等の端末装置で動作するブラウザに入力する必要がある。RSSリーダを用いる場合も、注目するサイトのURLを予め指定する手順がユーザには必要である。これらのような手順においても、前述のコンテンツ配信システム等と同様に、視聴者の手操作が必要であり、タイプミス等によって正しく接続できない場合があった。携帯電話を用いてウェブサイトへアクセスさせるために、テレビ画面にQRコード(登録商標、以下同じ、Quick Responseコードと呼称するマトリックス型二次元コード)を表示することも可能であるが、視聴者が自分の携帯電話機を用いてQRコードを撮影してURLを取得し、得られたURLを用いて携帯電話機から目的のサービスにアクセスするといった手作業が必要であった。
本発明は、視聴者の手作業によるURLの入力等を用いずに、テレビ受信機が受信したデジタル放送に含まれる情報に従って、パーソナル・コンピュータ等で動作するブラウザの参照先を、放送波により指定されたサイトへ誘導することを目的とする。また、本発明は、記憶容量又は画像処理回路等の構成要素を必要に応じて変更可能なパーソナル・コンピュータ等を用いてユーザをウェブサイトに誘導することにより、放送波によるデータ配信の帯域の制約を回避し、ネットワーク家電又は携帯電話等が有するハードウェア資源に由来する性能又は機能の制約を回避し、使い勝手のよい受信システムを提供することを目的とする。
本発明においては次のような手段を提供する。
本発明の第1の態様によると、ウェブページを閲覧するためのアプリケーションソフトであるブラウザの参照先を、デジタル放送の放送信号に含まれるURLによりウェブページの集合体の中の指定されたサイトへ誘導する受信システムであって、受信システムは、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、ブラウザを起動して指定されたサイトを表示するネットワーク端末と、を含み、デジタル放送受信機とネットワーク端末とがネットワーク回線により接続され、デジタル放送受信機は、デジタル放送信号を受信する受信手段と、デジタル放送信号を復号する復号部と、復号した信号に含まれるURL情報を抽出する情報抽出部と、抽出したURL情報が指定されたサイトに関連付けられる情報を含むかどうかを判定し、サイトに関連付けられる情報を含む場合には、抽出したURL情報をネットワーク端末に送信する情報送信部と、を備え、ネットワーク端末は、抽出したURL情報を用いて指定されたサイトに接続し、指定されたサイトからの情報を表示するための表示部を備えることを特徴とする、受信システムが提供される。
好適には、本発明に係る受信システムに含まれるデジタル放送受信機は、当技術分野に公知のJava APIを用いることが可能なJava仮想マシンである。このようなデジタル放送受信機は、放送局からのデジタル放送をJavaデータ放送として受け取ることが可能である。従って、放送局は、Java仮想マシンとしての当該デジタル放送受信機に対して、文字列等のデータ又は所定の処理を実行させるためのプログラム等を、それぞれ所定の仕様に従って送信することができる。本発明に係るデジタル放送受信機は、所定のAPIを用いて文字列の抽出等の処理を実施することができる。典型的には、本発明に係るデジタル放送受信機を含むJavaデータ放送の受信機等は、適宜記憶媒体等を用いて、経時的に放送により送られるデータを蓄積し、蓄積したデータから所定の情報又はプログラムを取り出して動作する。
好適には、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、ブラウザが動作可能であって、インターネット等を介して、文字情報又は画像情報等を表示するための表示部を備える。例えば、ネットワーク接続が可能なパーソナル・コンピュータ等を、ネットワーク端末として用いることが可能であるが、これに限定せず、ネットワーク接続可能でブラウザが動作するゲーム機、携帯電話、電子手帳等を、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末としてもよい。
一実施形態において、本発明に係る受信システムは、復号したデジタル放送から抽出した情報が、放送局等から指定されたサイトに関連付けられる情報を含む場合に、当該抽出した情報をネットワーク端末に送信するデジタル放送受信機、送信された情報を受信するネットワーク端末、及びこれらの装置を接続するためのコンピュータ・ネットワークを含みうる。ここで、指定されたサイトに関連付けられる情報は、指定されたサイトのネットワーク資源を示すURLでもよく、予めデジタル放送受信機に記憶された任意の数のURLのそれぞれに対応する識別子又は文字列等でもよい。
本発明に係る受信システムの動作において、デジタル放送受信機とネットワーク端末とを接続するコンピュータ・ネットワークは、ブロードバンド・ルータ、スイッチング・ハブ又はプロキシサーバ等を介して複数のネットワーク機器が相互に接続するものでもよく、デジタル放送受信機とネットワーク端末との1対1接続でもよい。コンピュータ・ネットワークは家庭内のローカル・エリア・ネットワーク等でもよい。
本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、好適には本発明に係る受信システムに含まれるデジタル放送受信機から特定されるが、これに限定しない。
一実施形態において、本発明に係るデジタル放送受信機及びネットワーク端末は、同一のローカル・エリア・ネットワーク等に接続され、それぞれ固有のIPアドレスを割り当てられる。本発明に係るデジタル放送受信機は、ネットワーク端末が有する固有のIPアドレスを、送信先を特定するために用いることが可能である。
別の実施形態において、本発明に係るデジタル放送受信機は、接続しているローカル・エリア・ネットワーク内に接続可能な端末装置等が存在することを探索し、接続可能な端末装置が見出される場合に、当該端末装置を本発明に係るネットワーク端末として扱うことが可能である。このような、接続可能な端末装置の探索においては、ポートスキャン等の公知の技法を用いてもよい。
さらに別の実施形態において、本発明に係るデジタル放送受信機は、抽出した情報が放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報を含む場合に、ネットワーク端末と共に接続されている同一のローカル・エリア・ネットワーク内において、当該抽出した情報をブロードキャストすることが可能である。
本発明に係る受信システムに含まれるデジタル放送受信機の情報抽出部が抽出する、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報は、デジタル放送番組に関連する情報を提供するサイトの情報を含むが、これに限定しない。デジタル放送受信機は、予め複数のサイトのそれぞれを参照するためのURL等を記憶しておき、放送波により、いずれかのURLが指定されてもよい。例えば、デジタル放送受信機の情報抽出部は、復号したデジタル放送番組中に含まれる、予め定められた語句に応答して当該語句を抽出してもよい。また例えば、情報抽出部は、復号したデジタル放送番組中に含まれ、ユーザに対して表示されないメタ情報又はコード番号等の形態を有する、予め定められた情報に応答して、当該情報を抽出してもよい。このように抽出される指定されたサイトに関連付けられる情報には、追加の情報として、当該指定されたサイトに関連付けられる情報の全体又は一部を認証するための認証情報、更新履歴等の属性情報、有効期限を表す情報、さらに関連付けられるコンピュータ・プログラム又は実行ライブラリの情報等を任意に含んでもよい。
これらのような語句、メタ情報、コード番号、又は追加の情報等は、デジタル放送におけるデータ放送の帯域幅を用いて送信可能な形態を任意に用いることが可能である。例えば、ネットワーク端末を、放送波により指定されたサイトに誘導するためのURLの情報量は、当業に公知のhttpプロトコルを含む数百バイト程度又はこれ以下に設計されうる。誘導するための情報には、画像データ等をそのまま含む必要はない。従って、本発明に係る受信システムは、デジタル放送におけるデータ放送の一部として、受信装置の情報抽出部が抽出する指定されたサイトに関連付けられる情報を受信することが可能であり、この情報をネットワーク端末に送信して利用することが可能である。
本発明に係る受信システムは、デジタル放送受信機に、復号したデジタル放送を蓄積するための蓄積部を適宜備えてもよい。当該蓄積部は、単独の記憶媒体等でもよく、放送以外のコンピュータ・プログラム等を記憶するための記憶媒体等と兼用するものでもよく、適宜設計しうる。
本発明に係る受信システムに含まれるデジタル放送受信機の情報送信部は、前述の情報抽出部により抽出された指定されたサイトに関連付けられる情報を、ローカル・エリア・ネットワーク等を介して、特定のネットワーク端末に送信する。
このようにすることで、本発明に係る受信システムにおいては、復号したデジタル放送番組が特定のサイトに関連付けられる情報を含む場合に、デジタル放送受信機は、当該情報を放送波により指定されたサイトにネットワーク端末を誘導するための情報として抽出して、当該指定されたサイトに関連付けられる情報をネットワーク端末に送信する。ネットワーク端末は、当該送信された情報を受信するための機能を有していればよい。具体的には、公知の技術を用いて、Javaデータ放送からの問いかけに応答するアプリケーションをネットワーク端末において動作させ、デジタル放送受信機からの情報を待機させてもよい。
さらに、本発明に係るデジタル放送受信機において、情報送信部は、ネットワーク端末がネットワークに接続するためのソフトウェアを起動するためのURL情報を送信し、ネットワークに接続するためのソフトウェアは、ネットワーク端末とネットワーク回線との接続を確立するソフトウェアと、ネットワーク回線を介するネットワーク・サービス・プロバイダがネットワーク端末を認証するソフトウェア、及びウェブページを閲覧するためのブラウザの少なくとも一つを含む。
このようにすることで、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、デジタル放送受信機の情報送信部からの情報を受信することに応答して、自動的に、ネットワーク回線との接続の確立、サービス・プロバイダによる認証、又はブラウザの起動を実施することが可能になる。
一実施形態において、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、デジタル放送受信機の情報送信部からの情報を受信することに応答して、自動的に、ネットワーク回線との接続の確立、サービス・プロバイダによる認証、及びブラウザの起動の全てを実施する。すなわち、インターネット等のネットワークとの接続が確立していない状態であっても、ネットワーク端末は自動的にこれらの動作を実施しうる。
別の実施形態において、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、すでにインターネット等のネットワークとの接続を確立し、サービス・プロバイダによる認証を完了している場合に、デジタル放送受信機の情報送信部からの情報を受信することに応答して、指定されたサイトを参照するためにブラウザを起動する。ここで、ブラウザの起動は、新規にブラウザの起動を指示してもよく、すでに起動しているブラウザに対して新たな指定されたサイトへの接続を指示してもよく、すでに起動しているブラウザに対して指定されたサイトへの接続を追加して指示してもよく、適宜設計しうる。
このようにすることで、本発明に係る受信システムのユーザは、ネットワーク端末がネットワーク接続するためのソフトウェアを手操作で起動する必要なく、本発明に係る受信システムを利用することが可能になる。
さらに、本発明に係るネットワーク端末は、情報送信部から送信されたURL情報を受信することに応答して、当該URL情報に関連付けられるネットワーク資源に、自動的にアクセスしてもよい。
一実施形態において、抽出した情報は、放送波により指定されたネットワーク資源にアクセスするためのURLの情報を含む。本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、このURLの情報を用いて指定されたネットワーク資源にアクセスしうる。
別の実施形態において、抽出した情報は、予めデジタル放送受信機に記憶された任意の数のURLのそれぞれに対応する識別子又は文字列等である。すなわち、デジタル放送受信機は、予め複数のURLの情報を記憶し、次いで識別子又は文字列等の形態で情報を抽出し、当該抽出した情報と対応する当該URLの情報が存在する場合に、当該URLの情報をネットワーク端末に送信してもよい。ネットワーク端末は、このURLの情報を用いて、放送波により指定されたネットワーク資源にアクセスしうる。
また別の実施形態において、抽出した情報は、予めデジタル放送受信機に記憶された任意の数のURLのそれぞれに対応する識別子又は文字列等であり、デジタル放送受信機はこのような識別子又は文字列等をネットワーク端末に送信する。ネットワーク端末は、予め複数のURLの情報を記憶し、当該受信した識別子又は文字列等に対応するURLの情報が存在する場合に、当該URLの情報を用いて、放送波により指定されたネットワーク資源にアクセスしうる。
このようにすることで、本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、デジタル放送受信機からの情報を受信し、ネットワーク資源にアクセスすることができる。当該アクセスは、デジタル放送受信機からの情報の受信に応答して、自動的に実施してもよい。従って、本発明に係る受信システムのユーザは、放送波により指定されたサイトのURL等を手操作で入力することなく、復号されたデジタル放送と関連する情報を、ネットワーク端末を介して利用することが可能になる。
さらに、本発明に係るデジタル放送受信機は、抽出したURL情報に付加情報を追加して情報送信部から送信し、ネットワーク端末は、付加情報を追加されたURL情報に関連付けられるネットワーク資源にアクセスしてもよい。
一実施形態において、本発明に係る連携受信システムに対してデジタル放送を提供する放送局等は、回線速度、ネットワーク端末の画面表示領域の大きさ等に対応可能なリンク先又はコンテンツ構成を予め用意し、デジタル放送受信機が付加情報としてこれらの条件を付加したURLをネットワーク端末に送信してもよい。
このように、デジタル放送受信機側で動的にURLを生成することにより、本発明に係る連携受信システムにおいては、さまざまな形態のネットワーク端末を接続して、放送波により指定されたコンテンツ・サーバからの文字情報又は画像情報等をネットワーク端末に表示してもよい。従って、本発明に係る連携受信システムは、表示部に表示可能な情報量の異なるネットワーク端末が接続される場合でも、それぞれのネットワーク端末を、それぞれの表示部の形態に対して適切なサイトに誘導することが可能である。
さらに、本発明に係るデジタル放送受信機において、情報送信部は、URL情報の性質を表す情報をネットワーク端末に送信してもよい。
ネットワーク通信を介して送受信される情報の性質を表す情報は、典型的にはMIME(Multipurpose Internet Mail Extension、多目的インターネット・メール拡張)を用いて表される。すなわち、7ビット長の文字コード体型である「US−ASCII」規格に適合しない長い行、US−ASCIIだけで表現できない文字や、バイナリデータ、画像、音声等の非文字データに対して、MIMEタイプと呼ばれる情報を付加することにより、送信されたデータの性質を受信側で正しく復元することが可能である。例えば、送信側が一つのバイナリデータに対して<image/jpeg>というMIMEタイプを付加することにより、受信側では当該バイナリデータをjpeg形式の画像として利用することが可能である。
本発明に係る受信システムに含まれるネットワーク端末は、上述のような抽出した情報の性質を表す情報を受信することに応答して、この情報と関連付けられるネットワーク資源を参照するために、ネットワーク回線の接続の確立、サービス・プロバイダの認証、又はブラウザの起動等を実施してもよい。ユーザは、これらの動作を実施するよう、ネットワーク端末において動作可能なブラウザを設定してもよい。例えば、特定のMIMEタイプと、当該MIMEタイプを有するデータを処理するプログラムとの関係が、予め定義されてもよく、ユーザにより指定されてもよい。
このようにすることで、ネットワーク端末は、<image/jpeg>等のMIMEタイプが付加されたURLを含む情報をデジタル放送受信機から受信することに応答して、当該URLが示すネットワーク資源を参照することが可能になる。従って、本発明に係る受信システムのユーザは、手操作でURL等を入力することなく、デジタル放送受信機により抽出された情報の性質を表す情報を利用して、ネットワーク端末を介して画像、音声等のデータを正しい形態で利用することが可能になる。
さらに、本発明に係るデジタル放送受信機は、URL情報をネットワーク端末が認証するための認証情報を生成する認証手段を含んでもよい。
本発明に係る受信システムに含まれるデジタル放送受信機は、認証部を備えて、ネットワーク端末が放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報を認証するための認証情報を生成してもよい。従って、本発明に係る受信システムにおいては、デジタル放送受信機とネットワーク端末との間の認証を用いて、より安全に情報を伝達することも可能である。
このようにすることで、デジタル放送受信機からの情報を受信するネットワーク端末は、放送波に認証情報が含まれなかった場合であっても、デジタル放送受信機からの情報が正当な情報であることを認証しうる。例えば、電波の受信が不安定な状況等において、認証情報が含まれる放送の一部を受信困難な場合が発生しても、デジタル放送受信機がこのような状況を補って認証情報を生成することが可能である。なお、復号したデジタル放送に所定の認証情報が含まれる場合は、デジタル放送受信機は当該認証情報をそのままネットワーク端末に送信することができる。
本発明に係る受信システムに用いる認証情報は、当技術分野に公知の認証技術を適宜用いてよい。具体的には、放送局からデジタル放送受信機を経由してネットワーク端末に到達する、一方向の情報通信を認証可能な手法から適宜選択して、本発明に係る受信システムにおける認証情報として用いることが可能である。
また、本発明の第2の態様によると、ブラウザの参照先を放送波により指定されたサイトへ誘導する受信プログラムであって、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、ブラウザを起動して指定されたサイトを表示するネットワーク端末とがネットワーク回線により接続されたコンピュータ・システムにおいて、デジタル放送信号を受信する受信部と、デジタル放送信号を復号する復号部と、復号した信号に含まれるURL情報を抽出する情報抽出部と、抽出したURL情報が指定されたサイトに関連付けられる情報を含むかどうかを判定し、サイトに関連付けられる情報を含む場合には、抽出したURL情報をネットワーク端末に送信する情報送信部と、を備えることを特徴とするコンピュータをデジタル放送受信機として機能させ、抽出したURL情報を用いて指定されたサイトに接続し、指定されたサイトからの情報をブラウザに表示するための表示部を備えることを特徴とするコンピュータをネットワーク端末として機能させることを特徴とする、受信プログラムが提供される。
本発明に係る受信プログラムは、メモリカード、読み出し専用メモリ(ROM)等の任意のコンピュータ可読媒体の形態で提供されうる。例えば、テレビ受信機にマイクロプロセッサ及び記憶媒体を備えて、本発明に係る受信プログラムを実行させてもよい。また、本発明に係る受信プログラムは、放送の形態で受信され、デジタル放送受信機の復号部により復号され、情報抽出部により抽出されてもよい。本発明に係る受信プログラムは、単独で実行可能なバイナリ形式、適切なライブラリを併用するバイナリ・コード、又はスクリプト言語のソースコード等、当技術分野に公知の任意の形態で提供されうる。また、本発明に係る受信プログラムは、デジタルテレビ放送等の受信プログラム、電子メール送信プログラム、予約録画プログラム等の、既存の技術と組み合わせることができ、そのように組み合わせた技術もまた、本発明の技術範囲に含まれる。さらに、本発明の技法は、本発明に係る動作の諸段階を、FPGA(現場でプログラム可能なゲートアレイ)、ASIC(特定用途向け集積回路)、これらと同等のハードウェアロジック素子、プログラム可能な集積回路、又はこれらの組み合わせが記憶し得るプログラムの形態、すなわちプログラム製品として提供することができる。具体的には、データ入出力、データバス、メモリバス、システムバス等を備えるカスタムLSI(大規模集積回路)の形態として、本発明に係る受信システムのための受信プログラムを提供でき、そのように集積回路に記憶されたプログラム製品の形態も、本発明の技術範囲に含まれる。
本発明によれば、視聴者の手作業によるURLの入力等を用いずに、テレビ受信機が受信したデジタル放送に含まれる情報に従って、パーソナル・コンピュータ等のブラウザの参照先を、放送波により指定されたサイトへ誘導することが可能となる。また、本発明によれば、記憶容量又は画像処理回路等の構成要素を必要に応じて変更可能なパーソナル・コンピュータ等を用いてユーザをウェブサイトに誘導することにより、ネットワーク家電又は携帯電話等が有するハードウェア資源に由来する性能又は機能の制約を回避し、使い勝手のよい受信システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100の構成の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、連携受信システム101の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機11の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10又はデジタル放送受信機11の動作を表すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10又はデジタル放送受信機11の動作を表すフロー図の別の例である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80を用いて連携受信システム100を構成する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機11を内蔵するテレビ受信機81を用いて連携受信システム101を構成する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100が放送波を受信してネットワーク端末70のアクセス先を誘導する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100が認証情報を伴う放送波を受信してネットワーク端末70のアクセス先を誘導する例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。なお、これらはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれらに限られるものではない。
[連携受信システム100の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100の構成の例を示す図である。
図1において、本発明に係る連携受信システム100は、デジタル放送受信機10及びネットワーク端末60を含む。これらの機器はブロードバンド・ルータ50を介してネットワーク接続され、ホーム・ネットワーク40を構成している。ブロードバンド・ルータ50はインターネット等の広域ネットワーク30にネットワーク接続することが可能である。さらに、広域ネットワーク30は所定のコンテンツ・サーバ32ともネットワーク接続する。デジタル放送受信機10はアンテナ29により受信した放送塔25からのデジタル放送28を受信する。デジタル放送28の送信手段は放送塔25に限らず、放送衛星等でもよい。
好適には、デジタル放送28は放送波によるデジタルテレビ放送であるが、これに限らず、デジタルラジオ放送、データ放送等でもよい。
好適には、本発明に係る連携受信システム100に含まれるデジタル放送受信機10は、当技術分野に公知のJava APIを用いることが可能なJava仮想マシンである。すなわち、デジタル放送受信機10は、放送局からのデジタル放送をJavaデータ放送として受け取ることが可能である。従って、放送局は、Java仮想マシンとしての当該デジタル放送受信機10に対して、画面表示させるための文字列又は所定の処理を実行させるためのプログラム等を、それぞれ所定の仕様に従って送信することができる。本発明に係るデジタル放送受信機10は、所定のAPIを用いて文字列の抽出等の処理を実施することができる。典型的には、本発明に係るデジタル放送受信機10は、適宜記憶媒体等を用いて、経時的に放送により送られるデータを蓄積し、蓄積したデータから所定の情報又はプログラムを取り出して動作することが可能である。
ホーム・ネットワーク40は一般的なローカル・エリア・ネットワークでもよい。本発明に係る連携受信システム100におけるホーム・ネットワーク40の形態は上述に限らず、ブロードバンド・ルータ50はスイッチング・ハブ又はプロキシサーバ等でもよい。あネットワーク端末60は2個以上の通信ポートを備えて、そのうちの1個をデジタル放送受信機10との接続に用い、他の1個を広域ネットワーク30への接続に用いてもよく、適宜設計しうる。図1には、一つのネットワーク端末60を示すが、これに限定せず、二つ以上のネットワーク端末60をホーム・ネットワーク40に含めてもよい。
ブロードバンド・ルータ50は、デジタル放送受信機10とネットワーク端末60とを相互にネットワーク通信が可能となるように接続しうる。さらに、ブロードバンド・ルータ50は、端末装置からの送信要求の情報等を、インターネット等の広域ネットワーク30に接続されたコンテンツ・サーバ32に転送することが可能である。これと逆に、ブロードバンド・ルータ50は、広域ネットワーク30からホーム・ネットワーク40内部の端末装置等への直接のアクセスを遮断する一方、ネットワーク端末60からの送信要求に応じてコンテンツ・サーバ32が送信したデータを通過することが可能である。
図1に示すネットワーク端末60は、表示部72を備える。好適には、ネットワーク端末60はインターネット等の広域ネットワークを介するネットワーク・サービスを参照可能なブラウザ・ソフトウェアが動作可能なパーソナル・コンピュータ等である。ネットワーク端末60は、これに限定せず、ネットワーク接続及びブラウザの動作が可能な携帯電話又はゲーム機等でもよい。
ネットワーク端末60は、好適には、連携受信システム100に含まれるデジタル放送受信機10から特定されうる。例えば、デジタル放送受信機10及びネットワーク端末60は、ホーム・ネットワーク40において、それぞれ固有のIPアドレスを割り当てられる。デジタル放送受信機10は、ネットワーク端末60に割り当てられたIPアドレスを用いて、ネットワーク端末60を特定して情報の送信先としてもよい。また、例えば、デジタル放送受信機10は、ネットワーク端末60のMacアドレス又は当該ネットワーク端末60のローカル・エリア・ネットワークにおける端末名等を、ネットワーク端末60に固有の情報として用いて、ネットワーク端末60を特定して情報の送信先としてもよい。また、例えば、デジタル放送受信機10は、ホーム・ネットワーク40に接続しているネットワーク端末60が接続可能であるかどうかを、公知のポートスキャン等の手法を用いて探索してもよい。あるいは、デジタル放送受信機10は、ブロードキャストにより情報を送信してもよい。
図1の例において、デジタル放送受信機10は、アンテナ29により受信した放送塔25からのデジタル放送28を受信する一方、受信したデジタル放送28に含まれる指定されたサイトに関連付けられる情報を抽出し、ネットワーク端末60に送信しうる。ネットワーク端末60は、デジタル放送受信機10から送信された情報を受信可能な状態であれば、デジタル放送受信機10が送信した指定されたサイトに関連付けられる情報を受信することができる。例えば、ネットワーク端末60は、公知の技術を用いて、Javaデータ放送からの問いかけに応答するアプリケーションをネットワーク端末において動作させ、デジタル放送受信機からの情報を待機させてもよい。次いで、ネットワーク端末60は、当該指定されたサイトに関連付けられる情報に従って、この情報が示すネットワーク資源を参照することが可能になる。
具体的には、デジタル放送28により指定されたサイトに関連付けられる情報は、ネットワーク資源を参照するためのURL等であり、ネットワーク端末60はこのURL等を用いて、指定されたコンテンツ・サーバ32にアクセスすることができる。
さらに、本発明に係る連携受信システム100に対してデジタル放送28を提供する放送局等は、回線速度、ネットワーク端末の画面表示領域の大きさ又は画素数等に対応可能なリンク先又はコンテンツ構成を予め用意し、これらの条件と共に、指定されたサイトに関連付けられる情報をデジタル放送受信機10に送信してもよい。デジタル放送受信機10においては、付加情報としてこれらの条件を付加したURLをネットワーク端末60に送信してもよい。付加情報の形態は、例えば、URLに付随するタグ情報等でもよい。このように、デジタル放送受信機10において動的にURLを生成することにより、本発明に係る連携受信システム100においては、さまざまな形態のネットワーク端末60を接続して、指定されたコンテンツ・サーバ32からの文字情報又は画像情報等をネットワーク端末60に表示することも可能である。
なお、図1に示すデジタル放送受信機10は、単体の製品の形態で提供されてもよく、パーソナル・コンピュータ等が備える適切なインタフェースを介して着脱可能なコンピュータ部品又は周辺機器の形態で提供されてもよく、テレビ受信機等の他の装置に組み込まれて提供されてもよい。
図1の例に示すネットワーク端末60は、本発明に係るデジタル放送受信機10が送信した、デジタル放送28により指定されたサイトに関連付けられる情報に応答して、当該指定されたサイトにアクセスするための常駐型のコンピュータ・プログラム等を実行してもよい。
図1の例に示すデジタル放送受信機10は、ネットワーク端末60がネットワーク接続するためのソフトウェアを起動するための情報を送信してもよい。ここで、ネットワーク接続するためのソフトウェアは、ネットワーク端末60と広域ネットワーク30との接続を確立するソフトウェア、広域ネットワーク30を介してサービス・プロバイダ等がネットワーク端末60を認証するソフトウェア、又はネットワーク端末60で動作するブラウザのいずれかでありうる。これらのネットワーク接続するためのソフトウェアは、ネットワーク端末60においてオペレーティング・システムが起動する際に自動的にメモリに読み込まれてもよく、ブラウザ等の他のアプリケーションの一部として連動するもの等でもよい。
[デジタル放送受信機10の構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10の構成を示す図である。一実施形態において、デジタル放送受信機10は、アンテナ29を介して信号を受信する受信部12、受信した信号から放送を復号する復号部13、復号された放送から指定されたサイトに関連付けられる情報を抽出する情報抽出部14、他の端末装置等に情報を送信する情報送信部19、ホーム・ネットワーク40と接続するためのネットワークI/F(インタフェース)20、画像表示手段及び音声出力手段(図示せず)に画像及び音声の信号又は情報を出力するための画像音声I/F21、及びこれらの各構成要素のそれぞれの動作を制御するための制御部24、及び記憶部22を備える。さらに、デジタル放送受信機10は、ネットワーク端末60がデジタル放送受信機10又はデジタル放送に含まれる情報を認証するための認証情報を生成する認証部18を備えてもよい。
受信部12及び復号部13としては、公知のデジタルテレビ受信機等が備える受信回路及び復号回路(集積回路素子の一部を含む)等の構成要素を用いうる。記憶部22は、復号部13により復号されたデジタル放送を蓄積するために用いうるが、これに限らず、情報又は制御部の動作のためのプログラム又は任意の情報を記憶するために用いてもよい。例えば、記憶部22は、デジタル放送受信機10がJava仮想マシンとして動作するためのプログラム又はAPI等を記憶するために用いられてもよい。
情報抽出部14が抽出しうる指定されたサイトに関連付けられる情報は、デジタル放送28に含むことが可能な任意の情報に含まれる。例えば、情報抽出部14は、デジタル放送28に含まれるデータ放送の一部として受信した情報から、指定されたサイトに関連付けられる情報を抽出してもよい。情報抽出部14における抽出すべき情報に該当するかどうかの判定は、予め定められた文字列等との一致又は不一致の判定でもよく、受信した情報に関連付けられた識別子等による判定でもよい。
例えば、情報抽出部14は、復号したデジタル放送が「http://」等の文字列を含む場合に、この文字列を含む語句を、放送波により指定されたサイトにアクセスするためのURLとして識別し、当該指定されたサイトに関連付けられる情報として抽出してもよい。
また、例えば、デジタル放送受信機10は記憶部22等を用いて、任意の数のURL及びそれぞれに対応する識別子又は文字列等を、予め記憶してもよい。情報抽出部14は、復号したデジタル放送がこのような識別子又は文字列等を含む場合に、対応するURLを指定されたサイトに関連付けられる情報として抽出してもよい。
認証部18は、ネットワーク端末60がデジタル放送受信機10又はデジタル放送に含まれる情報を認証するための認証情報を、適宜生成することが可能である。すなわち、デジタル放送受信機10は、ネットワーク端末60との間の認証のための機構を備えて、より安全に情報を伝達してもよい。認証の形態は、ブロードバンド・ルータ50を含めてデジタル放送受信機10からネットワーク端末60への情報通信を認証しうるものであれば何でもよい。一般的には、当該認証の形態は、デジタル放送受信機10から不特定の端末装置への一方向の情報通信を認証しうる公知の技法を任意に用いうる。
情報送信部19は、上述の情報抽出部14が抽出した情報、及び適宜認証部18が生成した認証情報を送信する。それぞれの情報を区別するための識別子、フィールド又はセパレータ等が追加されてもよい。デジタル放送受信機10は記憶部22等を用いて、送信先であるネットワーク端末60のホーム・ネットワーク40におけるIPアドレスを記憶してもよい。情報送信部19は、当該記憶したIPアドレスを用いて情報を送信しうる。同様に、ネットワーク端末60のMacアドレス又はホーム・ネットワーク40における端末名等が用いられてもよい。あるいは、デジタル放送受信機10は、ホーム・ネットワーク40内に接続しているネットワーク端末60が接続可能であるかどうかを、公知のポートスキャン等の手法を用いて探索し、ネットワーク端末60が情報を受信できる経路を見出して、情報送信部19から情報を送信してもよい。あるいは、デジタル放送受信機10は、ブロードキャストにより情報送信部19から情報を送信してもよい。
ネットワークI/F20は、デジタル放送受信機10とブロードバンド・ルータ50とをネットワーク接続し、情報送信部19からブロードバンド・ルータ50に情報を送信するために用いられる。画像音声I/F21は、復号部13により復号された放送に含まれる画像及び音声の信号又は情報を出力するために用いられる。これらのネットワークI/F20及び画像音声I/F21としては、公知のデジタルテレビ受信機等が備えるインタフェースを任意に用いうる。画像音声I/F21は映像又は音声を出力するための回路部品等を備えてもよく、当該回路部品と一体化していてもよい。
なお、制御部24は、情報送信部19が送信する情報をネットワークI/F20のみから出力してもよく、その一部又は全体をデータ放送のコンテンツとして画像音声I/F21から出力してもよい。
制御部24は、上述の受信部12、復号部13、情報抽出部14、認証部18、情報送信部19、ネットワークI/F20、画像音声I/F21、及び記憶部22のそれぞれの動作を制御する。具体的な制御の態様については、フロー図を用いて後述する。制御部24は、例えば、テレビ受信機にマイクロプロセッサ及び記憶媒体を備えて、本発明に係る連携受信プログラムを実行させるもの等でもよい。
さらに、制御部24は、動的にURLを生成するプログラム等を実施してもよい。すなわち、本発明に係る連携受信システム100に対してデジタル放送28を提供する放送局等は、回線速度、ネットワーク端末の画面表示領域の大きさ又は画素数等に対応可能なリンク先又はコンテンツ構成を予め用意し、これらの条件と共に、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報をデジタル放送受信機10に送信してもよい。デジタル放送受信機10の制御部24は、付加情報としてこれらの条件を付加したURLを生成してもよい。このように、デジタル放送受信機10が動的にURLを生成することにより、本発明に係る連携受信システム100においては、さまざまな形態のネットワーク端末60を接続して、放送波により指定されたコンテンツ・サーバ32からの文字情報又は画像情報等をネットワーク端末60に表示することも可能である。
このように構成することにより、本発明に係る連携受信システム100においては、デジタル放送受信機10はホーム・ネットワーク40に接続され、デジタル放送28に含まれる指定されたサイトに関連付けられる情報に応答して、当該情報を、同一のホーム・ネットワーク40に接続されたネットワーク端末60に送信することが可能である。
ネットワーク端末60は、ホーム・ネットワーク40にネットワーク接続され、デジタル放送受信機10から送信された情報を受信できればよい。ネットワーク端末60は、復号されたデジタル放送に含まれるURL等の情報を受信することに応答して、自動的に指定されたコンテンツ・サーバ32にアクセスすることが可能である。従って、ユーザは、手操作によるURLの入力等を必要とせず、視聴しているテレビ放送等に関連する情報を、指定されたコンテンツ・サーバ32から得ることが可能になる。
ネットワーク端末60として、記憶容量又は画像処理回路等の構成要素を必要に応じて変更可能なパーソナル・コンピュータ等を用いることにより、ネットワーク家電又は携帯電話等が有するハードウェア資源に由来する性能又は機能の制約を回避することが可能である。例えば、一時保存可能な画面のページ数、表示領域のスクロール速度、一画面に表示可能な情報量等の制約について、情報家電品や携帯電話等が有するハードウェア資源の制約を回避しうる。従って、本発明に係る連携受信システム100により、ユーザに対して使い勝手のよい受信システムを提供することが可能になる。
[連携受信システム101の構成]
図3は、本発明の一実施形態に係る、連携受信システム101の例を示す図である。図1と共通する箇所は説明を省略する。
図3の例において、連携受信システム101に含まれるデジタル放送受信機11は、ホーム・ネットワーク40の内部においてブロードバンド・ルータ50に接続される。デジタル放送受信機11は、インターネット等の広域ネットワーク30を介して放送局26が提供するデジタル放送27を受信するために、ブラウザ又はストリーム受信ソフトウェア(図示せず)等を用いて、所望の番組に係る送信要求を放送局26に送信する。放送局26は、当該送信要求に応答して、デジタル放送27として当該所望の番組をデジタル放送受信機11に送信する。
典型的には、デジタル放送27は広域ネットワーク30等のコンピュータ・ネットワークを介するストリーム形式のデジタルテレビ放送であるが、これに限らず、音楽配信、デジタルラジオ放送等でもよい。
図3の例においては、デジタル放送27の受信形態が電波ではなく広域ネットワーク30を用いることが異なるが、図1の例と同様に、デジタル放送受信機11は、ホーム・ネットワーク40に接続しているネットワーク端末60に、デジタル放送27により指定されたサイトに関連付けられる情報を送信することができる。すなわち、デジタル放送27の受信形態以外については、デジタル放送受信機11は図1に示したデジタル放送受信機10と同様の動作をすることが可能である。
[デジタル放送受信機11の構成]
図4は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機11の構成を示す図である。図2と共通する箇所は説明を省略する。
図4に示すデジタル放送受信機11においては、インターネット等の広域ネットワーク30を介してデジタル放送27を受信することが、図2に示したデジタル放送受信機10とは異なっている。すなわち、デジタル放送27はネットワークI/F20から受信部12に送られる。受信された信号に係る処理は、図2に示したデジタル放送受信機10と同様である。
このように構成することにより、デジタル放送受信機11は、ブロードバンド・ルータ50を介して広域ネットワーク30からデジタル放送27を受信し、指定されたサイトに関連付けられる情報が抽出された場合に、ネットワーク端末60に情報を送信することが可能になる。
[デジタル放送受信機の動作のフロー図]
図5は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10又はデジタル放送受信機11の動作を表すフロー図である。図5においては、主としてデジタル放送受信機10の動作として諸段階を説明する。
ステップS130では、デジタル放送受信機10は、デジタル放送28を受信する。デジタル放送受信機11の場合にはデジタル放送27を受信する。
ステップS140では、デジタル放送受信機10は、受信信号を復号する。これにより、受信した信号から番組等の放送が復号される。復号された放送は、画像、音声、データ放送等を含みうる。
ステップS145では、デジタル放送受信機10は、復号した放送を蓄積する。蓄積する手段としては、コンピュータ読み書き可能な磁気媒体又は不揮発性メモリ等の記憶媒体を用いうる。例えば、記憶部22が用いられる。これにより、デジタル放送受信機10は、記憶部22に蓄積したデータを参照することが可能になる。以下の諸段階においては、蓄積したデータを含む復号した放送から所定の情報が処理されることを示すが、所定の情報を記憶する手段はデジタル放送受信機10の記憶部22に限定せず、いずれかの構成要素にバッファメモリ等を備えて、所定の情報を記憶するために用いてもよい。
ステップS150では、デジタル放送受信機10は、復号した放送が特定のサイトに関連付けられる情報等の所定の情報を含むかどうかを判定する。すなわち、放送波により指定されたサイトの情報の有無が判定される。判定の結果が真である場合はステップS160に進み、偽である場合はステップS130に戻る。すなわち、デジタル放送受信機10は、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報が復号した放送に含まれない状況では、ステップS130からステップS150を実施して、信号の受信及び放送の復号を繰り返す。ステップS130からステップS150の実施の周期は何でもよく、デジタル放送受信機10は一定の時間の間隔でこれらのステップを繰り返してもよく、復号した放送に含まれるデータの量に従ってこれらのステップを繰り返してもよい。
ステップS160では、デジタル放送受信機10は、復号した情報を情報送信部19に送る。すなわち、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報等が情報送信部19に送られる。ここで情報を情報送信部19に送ることは、例えば、記憶部22を用いて、当該情報を送信待ち行列の一部として記憶することを指す。復号した情報の形態は、予め定義されたコード番号等でもよく、可読性のある文字列等でもよい。復号した情報には、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報等の所定の情報を認証するために、放送局が送信した認証情報等が含まれてもよい。認証情報の形態は何でもよい。
ステップS180では、デジタル放送受信機10は、適宜、付加情報を情報送信部19に送る。この付加情報は、デジタル放送受信機10が復号した情報とデジタル放送受信機10の固有の情報とを合成した情報等でもよい。あるいは、付加情報は、復号した情報に含まれる文字列等に適宜可読性を向上するために追加されうる語句等でもよく、復号した情報に含まれるコード番号又は文字列等を取り入れることが可能なテンプレート等でもよい。あるいは、復号した情報がすでにユーザに十分な可読性を有する場合に、デジタル放送受信機10はすでに前段のステップS160において当該復号した情報を情報送信部19に送信済みであるため、ステップS180の動作は省略してもよい。
一実施形態において、本発明に係るデジタル放送受信機10は認証部18を用いて認証情報を生成し、生成した認証情報を付加情報として情報送信部19に送ってもよい。認証情報の形態は何でもよく、例えば、復号した情報が放送波により指定された情報を含むことを、認証情報の一部としてもよい。
ステップS190では、デジタル放送受信機10は、情報送信部19の内容をネットワークI/F20を介してブロードキャストする。これにより、ステップS160において情報送信部19に送られた放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報等が、ネットワーク端末60に送信され、さらに、ステップS180において情報送信部19に送られた付加情報が適宜ネットワーク端末60に送信される。
図6は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10又はデジタル放送受信機11の動作を表すフロー図の別の例である。図5と同様に、主としてデジタル放送受信機10の動作として諸段階を説明する。以下の説明においては認証部18を備えたデジタル放送受信機10の動作を説明するが、認証部18を省略しても、本発明に係る連携受信システム100に含まれるデジタル放送受信機10を構成することが可能である。
ステップS120では、デジタル放送受信機10は、認証情報を生成する。具体的には、認証部18を用いて、ホーム・ネットワーク40に接続しているネットワーク端末60がデジタル放送受信機10を認証するための情報が生成される。生成した認証情報は情報送信部19に送られる。当該認証情報は、デジタル放送受信機10からネットワーク端末60への一方向の情報通信を認証可能な情報であればよい。例えば、デジタル放送受信機10に固有の識別情報を備えて、この識別情報を認証情報としてネットワーク端末60に送信してもよい。
ステップS130からステップS190の動作は、図5に示したデジタル放送受信機10の動作と同様である。これにより、ステップS160において情報送信部19に送られた放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報、及びステップS120において生成され、ステップS180において情報送信部19に送られた認証情報がネットワーク端末60に送信される。さらに、ステップS180において情報送信部19に送られた付加情報が適宜ネットワーク端末60に送信される。
(実施例1:テレビ受信機にデジタル放送受信機10を内蔵する実施例)
図7は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80を用いて連携受信システム100を構成する例を示す図である。図7に実施形態を示す連携受信システム100は、本発明に係るデジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80及びネットワーク端末70を含み、これらはブロードバンド・ルータ50によりネットワーク接続される。デジタル放送受信機10は、アンテナ29により放送塔25からのデジタル放送28を受信する。ブロードバンド・ルータ50は、インターネット等の広域ネットワーク30にも接続可能である。ネットワーク端末70は表示部72を備え、好適には、本発明に係るデジタル放送受信機10が送信する情報を受信可能な所定のプログラムが動作し、広域ネットワーク30に接続可能なパーソナル・コンピュータ等であるが、これに限定せず、ネットワーク接続及びブラウザの動作が可能なゲーム機、携帯電話、又は電子手帳等の情報家電品等でもよい。
このように構成することにより、本発明に係るデジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80は、デジタル放送28に含まれる放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報に応答して、ネットワーク端末70に当該情報を送信することが可能になる。
ネットワーク端末70は、前述の放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報を用いて、インターネット等の広域ネットワーク30を介して、放送波により指定されたコンテンツ・サーバ32にアクセスすることが可能になる。例えば、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報は、視聴しているテレビ放送に関連又は付随する文字情報又は画像等でありうる。放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報の形態は、例えば放送波により指定されたコンテンツ・サーバ32にアクセスするためのURL等である。ユーザは、テレビ受信機80及びネットワーク端末70が、ブロードバンド・ルータ50とネットワーク接続するようにケーブル接続等を実施すればよく、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報をURLとして手操作で入力する必要なく、自動的に、視聴しているテレビ番組に関連又は付随するさまざまな情報を閲覧して利用することが可能になる。
図8は、本発明の一実施形態に係る、デジタル放送受信機11を内蔵するテレビ受信機81を用いて連携受信システム101を構成する例を示す図である。図8に示す連携受信システム101は、本発明に係るデジタル放送受信機11を内蔵するテレビ受信機81、ブロードバンド・ルータ50、ネットワーク端末70を含み、インターネット等の広域ネットワーク30を介して放送局26からのデジタル放送27を受信する。図7に示した連携受信システム100と同様に、ブロードバンド・ルータ50は、インターネット等の広域ネットワーク30にも接続可能である。
例えば、ネットワーク端末70は、テレビ受信機81を備えたネットカフェ等に設置されたパーソナル・コンピュータ等でもよい。また、例えば、街頭テレビ等をテレビ受信機81としてデジタル放送受信機11を内蔵してもよい。ブロードバンド・ルータ50に替えて、接続した端末ごとに動的にIPアドレスを割り当てる公知のプロキシサーバ等を用い、無線ネットワーク経由で、複数の視聴者が有するネットワーク端末70に、デジタル放送受信機11が抽出した情報を送信するように構成してもよい。デジタル放送受信機11がプロキシサーバに対して情報を送信すれことにより、本発明に係る連携受信システム101を構成してもよい。ネットワーク端末70は、本発明に係るデジタル放送受信機11と同一のローカル・エリア・ネットワーク内にある当該プロキシサーバに接続し、デジタル放送受信機11から送信された情報を受信できればよく、一つのデジタル放送受信機11に対するネットワーク端末70の台数は問わない。
このようにすることで、本発明に係る連携受信システム101においては、ネットワーク配信の形態で放送されるデジタル放送27についても、前述の図7に示した連携受信システム100と同様に、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報を抽出してネットワーク端末70に送信することが可能である。
さらに、本発明に係る連携受信システム101においては、複数のネットワーク端末70を同一のローカル・エリア・ネットワーク内に接続することも可能である。個々のユーザは、自己が視聴しているデジタル放送27に関連又は付随するさまざまな文字情報又は画像情報を、手元のパーソナル・コンピュータ等に受信して利用することが可能である。このような文字情報又は画像情報等は、ネットワーク端末70の表示領域に表示されるので、テレビ受信機81の表示領域に重複させる必要がない。従って、これらの文字情報又は画像情報等は、ユーザが所望に従って利用することが可能である。さらに、従来は、複数のユーザが同一のテレビ受信機81を視聴している場合等において、他のユーザにより視界がさえぎられることにより、又はテレビ受信機81の表示領域の正面から外れた場所で視聴しているために文字等の視認性が不十分であることにより、画面に短時間表示される文字情報等を見逃してしまう等の問題が生じる場合があったが、本発明に係る連携受信システム101を用いることにより、ユーザは手元のネットワーク端末70を用いてデジタル放送27に関連又は付随するさまざまな文字情報又は画像情報等を、所望に従って利用する機会を得られる。
(実施例2:ネットワーク端末のアクセス先を誘導する例)
図9は、本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100が放送波を受信してネットワーク端末70のアクセス先を誘導する例を示す図である。連携受信システム100の構成要素は、図7に示したものと同一である。なお、以下の実施例においては、デジタル放送28に含まれるテレビ番組の話題を扱う番組サイトに、ネットワーク端末70を自動的に誘導する例を示すが、これに限定せず、デジタル放送28への視聴者からの応答をリアルタイムに集計又は取材するサイトにネットワーク端末70を誘導する状況等においても、本発明に係るデジタル放送受信機10を含む連携受信システム100は同様に動作することが可能である。
図9は、本発明に係るデジタル放送受信機10を内蔵したテレビ受信機80が、アンテナ29により放送塔25からのデジタル放送28を受信する状況を示している。さらに、デジタル放送28には、番組及びURLの情報310が含まれる。本発明に係るデジタル放送受信機10は、このような番組及びURLの情報310を受信することに応答して、URLの情報320を抽出し、ブロードバンド・ルータ50を介して接続しているネットワーク端末70に送信する。ネットワーク端末70においては、ブロードバンド・ルータ50からの通信により、URLの情報330が受信される。
URLの情報320は、前述の図2に示した制御部24により動的に生成されたURLでもよい。すなわち、本発明に係る連携受信システム100に対してデジタル放送を提供する放送局等が、回線速度、ネットワーク端末の画面表示領域の大きさ等に対応可能なリンク先又はコンテンツ構成等を予め用意し、デジタル放送受信機10が付加情報としてこれらの条件を付加したURLの情報320を、ネットワーク端末70に送信してもよい。デジタル放送受信機10により動的にURLの情報320を生成することにより、本発明に係る連携受信システム100においては、さまざまな形態のネットワーク端末70を接続して、デジタル放送28により指定されたコンテンツ・サーバ32からの文字情報又は画像情報等をネットワーク端末70に表示してもよい。
さらに、URLの情報320及び330は同一の情報でもよく、URLの情報330はブロードバンド・ルータ50又はこれに相当するネットワーク機器により処理された情報でもよい。例えば、URLの情報330は、ブロードバンド・ルータ50による選別、又はプロキシサーバによるフィルタリング等の公知の処理が適宜実施された情報でもよい。
ネットワーク端末70においては、URLの情報330を待ち受けるコンピュータ・プログラムを起動しておくことにより、当該URLの情報330に従って、インターネット等の広域ネットワーク30を介し、デジタル放送28により指定されたコンテンツ・サーバ32へのアクセス340を実施しうる。すなわち、URLの情報330は、放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報でありうる。従って、ネットワーク端末70が備える表示部等には、例えば、デジタル放送28に含まれるテレビ番組の話題を扱う番組サイトの文字情報又は画像情報等が、ブラウザ表示350として表示されうる。
URLの情報330を待ち受けるコンピュータ・プログラムは、好適には、パーソナル・コンピュータのオペレーティング・システムの起動と連動してメモリに常駐する、ガジェットの形態で提供されるプログラム(例えば、公知の「NHKガジェット」と呼称されるプログラム)である。このようなガジェットとして、URLの情報330を待ち受けるプログラムが動作することにより、ネットワーク端末70は放送波により指定されたサイトに関連付けられる情報の受信を待ち受けることが可能である。
このようにして、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80を用いて構成される連携受信システム100により、デジタル放送28からURLの情報320が抽出されてネットワーク端末70に送信され、ネットワーク端末70はこれを用いて対応する指定されたコンテンツ・サーバ32にアクセスし、自動的にネットワーク資源を利用することが可能になる。
(実施例3:ネットワーク端末のアクセス先を誘導する別の例)
図10は、本発明の一実施形態に係る、連携受信システム100が認証情報を伴う放送波を受信してネットワーク端末70のアクセス先を誘導する例を示す図である。連携受信システム100の構成要素は、図7に示したものと同一である。
図10においては、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80は、番組、URL及び認証情報を含む情報312を受信することに応答して、当該URL及び認証情報を含む情報322を抽出し、抽出したURL及び認証情報を含む情報322を、ブロードバンド・ルータ50を介して接続しているネットワーク端末70に送信する。ネットワーク端末70においては、ブロードバンド・ルータ50からの通信により、認証済みURLの情報335が受信される。ここで、前述の図9に示した連携受信システム100と同様に、URL及び認証情報を含む情報322及び認証済みURLの情報335は同一の情報でもよく、認証済みURLの情報335はブロードバンド・ルータ50による選別等の処理を実施された情報でもよい。
なお、URL及び認証情報を含む情報322に含まれるURLの情報は、前述の図9に示したURLの情報320と同様に、本発明に係るデジタル放送受信機10により動的に生成されたURLの情報でもよい。
ネットワーク端末70においては、認証済みURLの情報335を待ち受けるコンピュータ・プログラムを起動しておくことにより、当該認証済みURLの情報335に従って、インターネット等の広域ネットワーク30を介し、デジタル放送28により指定されたコンテンツ・サーバ32へのアクセス345を実施しうる。例えば、デジタル放送28に関連又は付随するニュースを含む文字情報又は画像情報等が、ブラウザ表示355として、ネットワーク端末70の表示部等に表示されうる。ネットワーク端末70は、認証済みURLの情報335を待ち受ける一方、認証情報を伴わないURLの情報等を無視又は遮断するように設定されてもよい。従って、ネットワーク端末70には、信頼できる特定のコンテンツ・サーバ32からの文字情報又は画像情報等を表示することが可能である。
このようにして、本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機10を内蔵するテレビ受信機80を用いて構成される連携受信システム100においては、デジタル放送28からURL及び認証情報を含む情報322が抽出され、ネットワーク端末70はこれを認証済みURLの情報335として用い、対応する特定のコンテンツ・サーバ32にアクセスして、自動的にネットワーク資源を利用することが可能になる。ネットワーク端末70が認証済みURLの情報335を待ち受けて動作することにより、本発明に係る連携受信システム100においては、より安全に情報を伝達することが可能である。
以上、本発明を実施形態に則して説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態又は実施例に記載されたものに限定されるものではない。
10、11 デジタル放送受信機
12 受信部
13 復号部
14 情報抽出部
18 認証部
19 情報送信部
20 ネットワークI/F
21 画像音声I/F
22 記憶部
24 制御部
25 放送塔
26 放送局
27、28 デジタル放送
29 アンテナ
30 広域ネットワーク
32 コンテンツ・サーバ
40 ホーム・ネットワーク
50 ブロードバンド・ルータ
60、70 ネットワーク端末
80、81 テレビ受信機
100、101 連携受信システム
310 番組及びURL
312 番組、URL及び認証情報
320、330 URLの情報
322 URL及び認証情報
335 認証済みURL
340、345 アクセス
350、355 ブラウザ表示

Claims (2)

  1. ウェブページを閲覧するためのアプリケーションソフトであるブラウザの参照先を、デジタル放送の放送信号に含まれるURLによりウェブページの集合体の中の指定されたサイトへ誘導する受信システムであって、
    前記受信システムは、
    デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、
    前記ブラウザを起動して前記指定されたサイトを表示するネットワーク端末と、を含み、
    前記デジタル放送受信機と前記ネットワーク端末とがネットワーク回線により接続され、
    前記デジタル放送受信機は、
    前記ネットワーク端末における表示に関する処理に対応可能なリンク先を含むデジタル放送信号を受信する受信手段と、
    前記デジタル放送信号を復号する復号部と、
    前記復号した信号に含まれるURL情報を抽出する情報抽出部と、
    前記復号した信号に含まれる前記リンク先を付加情報として付加したURLを生成する制御部と、
    前記抽出したURL情報が前記指定されたサイトに関連付けられる情報を含むかどうかを判定し、サイトに関連付けられる情報を含む場合には、前記付加したURLを前記ネットワーク端末に送信する情報送信部と、を備え、
    前記ネットワーク端末は、前記付加したURLを受信したことに応答して、前記付加したURLを用いて前記指定されたサイトに接続し、前記指定されたサイトからの情報を表示するための表示部を備えることを特徴とする、
    前記受信システム。
  2. ブラウザの参照先を放送波により指定されたサイトへ誘導する受信プログラムであって、前記受信プログラムは、
    デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、
    前記ブラウザを起動して前記指定されたサイトを表示するネットワーク端末と、がネットワーク回線により接続されたコンピュータ・システムにおいて、
    前記ネットワーク端末における表示に関する処理に対応可能なリンク先を含むデジタル放送信号を受信する受信部と、
    前記デジタル放送信号を復号する復号部と、
    前記復号した信号に含まれるURL情報を抽出する情報抽出部と、
    前記復号した信号に含まれる前記リンク先を付加情報として付加したURLを生成する制御部と、
    前記抽出したURL情報が前記指定されたサイトに関連付けられる情報を含むかどうかを判定し、サイトに関連付けられる情報を含む場合には、前記付加したURLを前記ネットワーク端末に送信する情報送信部と、を備えることを特徴とするコンピュータを前記デジタル放送受信機として機能させ、
    前記付加したURLを受信したことに応答して、前記付加したURLを用いて前記指定されたサイトに接続し、前記指定されたサイトからの情報を表示するための表示部を備えることを特徴とするコンピュータを前記ネットワーク端末として機能させることを特徴とする、
    前記受信プログラム。
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