JP5558281B2 - 防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズ - Google Patents

防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズ Download PDF

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Description

本発明は、インナーフォーカスタイプを採用し、無限遠物体から撮影倍率等倍を可能とし、手ブレ等による像ブレを補正するための防振機能を有する、特にデジタルカメラ、銀塩カメラ及びビデオカメラ等に好適な光学系に関するものである。
防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズにおいて、防振レンズ群の配置を有利にするための防振レンズ群の特徴は、フォーカス時に光軸方向に移動しないこと、レンズ径が小さいこと、防振時の移動量が少ないことが挙げられる。
また手ブレ量が同じ場合に撮影倍率が等倍近辺であるときの像ブレ量は無限遠撮影時の像ブレ量より大きくなるため、マクロレンズと呼称しない撮影距離が無限遠から撮影倍率0.3倍未満であるレンズと比較して防振レンズ群の移動量に対する像の変化量の割合である防振係数を大きくする必要がある。
防振レンズ群の配置が有利であると考えられる防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズとして例えば以下の特許文献1〜4が上げられる。
特開2006−106112号公報
特開2009−175202号公報
特開2009−288384号公報
特開2010−002790号公報
特許文献1、2、3におけるレンズでは、防振レンズ群がフォーカス時に光軸方向に移動せず、防振レンズの外径が小さいため防振レンズ群の配置に有利である。しかし防振係数が小さいため防振時の防振レンズ移動量を大きくする必要がある。そのため、防振ユニットの大型化を招き、製品外径が大きくなる問題がある。また、製品外径を抑えるために防振時の防振レンズ移動量を少なくすると撮影倍率が等倍近辺であるときの手ブレ補正量が無限遠撮影時と比較して小さくなり、手ブレ補正効果が少なくなる。
一方、特許文献4におけるレンズでは、特許文献1、2、3同様、防振レンズ群がフォーカス時に光軸方向に移動せず、防振レンズの外径が小さいため防振レンズ群の配置に有利であり、さらに、特許文献1、2、3と比較して防振係数が大きく、撮影倍率の絶対値が1.0倍であるときの像ブレ補正量も大きくし易い。しかし、特許文献1、2、3と比較してコマ収差、倍率色収差が悪化しているため防振時の性能劣化が大きい。
本発明は、防振レンズ群の配置が有利で、最大撮影倍率が等倍近辺であるときにも十分な像ブレ補正が可能であり、かつ全撮影領域で諸収差を良好に補正した、防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズを提供することを目的とする。
物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群L1、負の屈折力を有する第2レンズ群L2、正の屈折力を有する第3レンズ群L3、負の屈折力を有する第4レンズ群L4、負の屈折力を有する第5レンズ群L5、正の屈折力を有する第6レンズ群L6で構成され、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群L1は像面に対し固定であり、第2レンズ群L2が像面側へ移動すると同時に第3レンズ群L3が物体側へ移動し、開口絞り、前記第4レンズ群L4、前記第5レンズ群L5、前記第6レンズ群L6が像面に対して固定であり、第5レンズ群L5が光軸に対して略垂直方向に移動することで、像を光軸に対して垂直方向に移動させることが可能であり、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(1) 0.05 < |f3/f4| < 1.00
(2) 0.30 < |f5/f456| < 1.10
(3) 0.50 < |f6/f456| < 1.30
(4) 1.00 < |(1−β)×β| < 2.50
f3:第3レンズ群L3の焦点距離
f4:第4レンズ群L4の焦点距離
f5:第5レンズ群L5の焦点距離
f6:第6レンズ群L6の焦点距離
f456:第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離
β:第5レンズ群L5の無限遠合焦時の横倍率
β:第6レンズ群L6の無限遠合焦時の横倍率
また、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(5) 0.05 < |Δx3/f| <0.17
(6) 60 < P1ν
(7) 55 < P3ν < 85
Δx3:無限遠物体から近距離物体への合焦時における第3レンズ群L3の移動量
f:無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離
P1ν:第1レンズ群L1の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
P3ν:第3レンズ群L3の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
また、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(8) 0.35 < f1/f < 0.65
(9) 0.25 < |f2/f| < 0.50
(10) 0.20 < f3/f < 0.40
(11) 0.30 < |f456/f| < 0.60
f:無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離
f1:第1レンズ群L1の焦点距離
f2:第2レンズ群L2の焦点距離
f3:第3レンズ群L3の焦点距離
f456:第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離
本発明は上記条件を満足することで、防振レンズ群の配置が有利で、最大撮影倍率が等倍近辺であるときにも十分な像ブレ補正が可能であり、かつ全撮影領域で諸収差を良好に補正した、防振機能を有するインナーフォーカ式マクロレンズを提供することが可能となる。
本発明の実施例1のレンズ構成図である。 本発明の実施例1の撮影距離無限遠における諸収差である。 本発明の実施例1の撮影倍率|β|=1.0における諸収差である。 本発明の実施例1の撮影距離無限遠における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例1の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例1の撮影倍率|β|=1.0における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例1の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例2のレンズ構成図である。 本発明の実施例2の撮影距離無限遠における諸収差である。 本発明の実施例2の撮影倍率|β|=1.0における諸収差である。 本発明の実施例2の撮影距離無限遠における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例2の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例2の撮影倍率|β|=1.0における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例2の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例3のレンズ構成図である。 本発明の実施例3の撮影距離無限遠における諸収差である。 本発明の実施例3の撮影倍率|β|=1.0における諸収差である。 本発明の実施例3の撮影距離無限遠における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例3の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例3の撮影倍率|β|=1.0における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例3の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例4のレンズ構成図である。 本発明の実施例4の撮影距離無限遠における諸収差である。 本発明の実施例4の撮影倍率|β|=1.0における諸収差である。 本発明の実施例4の撮影距離無限遠における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例4の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例4の撮影倍率|β|=1.0における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例4の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例5のレンズ構成図である。 本発明の実施例5の撮影距離無限遠における諸収差である。 本発明の実施例5の撮影倍率|β|=1.0における諸収差である。 本発明の実施例5の撮影距離無限遠における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例5の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 本発明の実施例5の撮影倍率|β|=1.0における標準状態の横収差図である。 本発明の実施例5の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。 第4レンズ群L4の配置の優位性を説明するためにレンズ構成の一部を抜粋した図であり、防振係数が小さい場合である。 第4レンズ群L4の配置の優位性を説明するためにレンズ構成の一部を抜粋した図であり、防振係数が大きい場合である。 第4レンズ群L4の配置の優位性を説明するためにレンズ構成の一部を抜粋した図であり、防振係数が大きいまま防振レンズ群より像側のレンズの光線高を下げた場合である。 第4レンズ群L4の配置の優位性を説明するためにレンズ構成の一部を抜粋した図であり、防振レンズ群より物体側に負レンズ群を加えた場合である。
本発明に記載の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群L1、負の屈折力を有する第2レンズ群L2、正の屈折力を有する第3レンズ群L3、負の屈折力を有する第4レンズ群L4、負の屈折力を有する第5レンズ群L5、正の屈折力を有する第6レンズ群L6で構成される。
また、本発明に記載の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズは、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群L1は像面に対し固定であり、第2レンズ群L2が像面側へ移動すると同時に第3レンズ群L3が物体側へ移動し、開口絞り、前記第4レンズ群L4、前記第5レンズ群L5、前記第6レンズ群L6が像面に対し固定である。さらに、第5レンズ群L5が光軸に対して略垂直方向に移動することで、像を光軸に対して垂直方向に移動させることが可能となる。
図1は本発明の実施例1の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズのレンズ構成図を示したものであり、図2は実施例1の撮影距離無限遠における諸収差、図3は実施例1の撮影倍率|β|=1.0における諸収差を表した図である。
図4は実施例1の撮影距離無限遠における標準状態での横収差図、図5は実施例1の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図、図6は実施例1の撮影倍率|β|=1.0における標準状態での横収差図、図7は実施例1の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。
なお、各収差図において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差であり、ΔSはサジタル像面、ΔMはメリジオナル像面を示す。これは、以降の収差図においても同様とする。
図8は本発明の実施例2の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズのレンズ構成図を示したものであり、図9は実施例2の撮影距離無限遠における諸収差、図10は実施例2の撮影倍率|β|=1.0における諸収差を表した図である。
図11は実施例2の撮影距離無限遠における標準状態での横収差図、図12は実施例2の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図、図13は実施例2の撮影倍率|β|=1.0における標準状態での横収差図、図14は実施例2の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。
図15は本発明の実施例3の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズのレンズ構成図を示したものであり、図16は実施例3の撮影距離無限遠における諸収差、図17は実施例3の撮影倍率|β|=1.0における諸収差を表した図である。
図18は実施例3の撮影距離無限遠における標準状態での横収差図、図19は実施例3の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図、図20は実施例3の撮影倍率|β|=1.0における標準状態での横収差図、図21は実施例3の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。
図22は本発明の実施例4の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズのレンズ構成図を示したものであり、図23は実施例4の撮影距離無限遠における諸収差、図24は実施例4の撮影倍率|β|=1.0における諸収差を表した図である。
図25は実施例4の撮影距離無限遠における標準状態での横収差図、図26は実施例4の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図、図27は実施例4の撮影倍率|β|=1.0における標準状態での横収差図、図28は実施例4の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。
図29は本発明の実施例5の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズのレンズ構成図を示したものであり、図30は実施例5の撮影距離無限遠における諸収差、図31は実施例5の撮影倍率|β|=1.0における諸収差を表した図である。
図32は実施例5の撮影距離無限遠における標準状態での横収差図、図33は実施例5の撮影距離無限遠における0.30°手ブレ補正時の横収差図、図34は実施例5の撮影倍率|β|=1.0における標準状態での横収差図、図35は実施例5の撮影倍率|β|=1.0における0.30°手ブレ補正時の横収差図である。
本発明に記載の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズは、さらに以下の条件式を満足するよう構成されている。
(1) 0.05 < |f3/f4| < 1.00
(2) 0.30 < |f5/f456| < 1.10
(3) 0.50 < |f6/f456| < 1.30
(4) 1.00 < |(1−β)×β| < 2.50
ここで、f3は第3レンズ群L3の焦点距離、f4は第4レンズ群L4の焦点距離、f5は第5レンズ群L5の焦点距離、f6は第6レンズ群L6の焦点距離、f456は第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離、βは第5レンズ群L5の無限遠合焦時の横倍率、βは第6レンズ群L6の無限遠合焦時の横倍率、fは無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離である。
条件式(1)は第3レンズ群L3の焦点距離と第4レンズ群L4の焦点距離の関係を規定したものであり、第4レンズ群L4の効果に関するものである。
まずここで図36〜図39を用いて第4レンズ群L4の配置の優位性を説明する。
防振時の手ブレ補正角を一定とし、第4レンズ群L4に該当するレンズ群が無い場合、防振レンズ群より物体側にあるレンズ群をLa、防振レンズ群をLos、防振レンズ群より像側にあるレンズ群をLbとしたとき、防振時の防振レンズ群Losの移動量を少なくするには防振レンズ群Losの屈折力を強くし、防振係数を大きくしなければならない。そのため、防振レンズ群Losより像面側での光線が高くなりレンズ群Lbの径が大きくなることで製品外径が大きくなる(図36、図37)。
これを抑えるためには防振レンズ群Losより物体側での光線高を下げておく必要があり、レンズ群Laを用いて防振レンズ群より物体側にある正の屈折力を強くする必要がある(図38)。
しかしそうすると防振レンズ群Losに到達する周縁光線の入射角がきつくなることで偏芯コマ収差の補正が困難となり、さらに軸外光線における像面湾曲の補正も困難となるため好ましくない。防振レンズ群Losの前に負の屈折力のレンズ群Lcを配置することで防振レンズ群Losに到達する周縁光線の入射角をゆるくすることができ良好な収差補正が可能となる(図39)。本発明では第4レンズ群L4が上記の防振レンズ群Losの前の負の屈折力のレンズ群Lcに該当する。
条件式(1)の上限を越える場合は第4レンズ群L4の焦点距離が短くなり屈折力が強くなるため、第4レンズ群L4で発生するコマ収差、非点収差が大きくなることで収差バランスの悪化を招き好ましくない。下限を越える場合は防振レンズ群に入射する周縁光線の入射角がきつくなることで特に第5レンズ群L5で発生するコマ収差、非点収差の補正が困難となり、防振時の偏芯コマ収差、像面湾曲の悪化を招き好ましくない。
条件式(2)、条件式(3)は第5レンズ群L5の焦点距離、第6レンズ群L6の焦点距離を規定したものであり、防振係数に関するものである。
条件式(2)の上限を越える場合は第5レンズ群L5の焦点距離が長くなり屈折力が小さくなることで防振係数を大きくすることが困難となり、防振時に必要とする移動量が増え製品外径が大きくなり好ましくない。もしくは必要とする防振係数の条件を満たそうとすると収差バランスが悪化し好ましくない。
条件式(2)の下限を越える場合は第5レンズ群L5の焦点距離が短くなり屈折力が強くなるため防振係数を大きくし易くなるがコマ収差、非点収差が悪化し、特に防振時の偏芯コマ収差、像面湾曲が悪化するため好ましくない。
条件式(3)の上限を越える場合は第6レンズ群L6の焦点距離が長くなり防振係数を大きくすることが困難となる。必要とする防振係数の条件を満たそうとすると収差補正のバランスが悪化し好ましくない。
条件式(3)の下限を越える場合は第6レンズ群L6の焦点距離が短くなり防振係数を大きくし易くなるがバックフォーカスを確保することが困難となる。また球面収差が大きくなることで収差補正のバランスが悪化し好ましくない。
条件式(4)は防振係数の良好な範囲を規定したものであり、防振時のレンズ移動量に関するものである。
防振係数kは防振レンズ群の移動量Δxと像の変化量ΔHの比であって、k=ΔH/Δxと表せる。また防振係数kは防振レンズ群の横倍率をβos、防振レンズ群より像側にある全てのレンズ群の合成横倍率をβrとするとk=(1−βos)×βrとなり横倍率のみで表せる。
条件式(4)の上限を越える場合は防振係数が大きくなり製品外径を小さくするのに有利になるが、そのためには各レンズ群の屈折力を強くする必要がある。特に第5レンズ群L5の屈折力が強くなることで、コマ収差、非点収差、さらに防振時の偏芯コマ収差、像面湾曲、倍率色収差の変動が大きくなり、収差補正が困難となるため好ましくない。
条件式(4)の下限を越える場合は収差補正に有利になるが、防振係数が小さくなるために防振時に必要とする移動量が増え、製品外径が大きくなり好ましくない。製品外径をより効果的に抑えるために下限値を1.3程度にすることがより望ましい。
以上の構成により本発明の目的は達成されるが、より望ましくは、さらに以下の条件式を満足するのが良い。
(5) 0.05 < |Δx3/f| <0.17
(6) 60 < P1ν
(7) 55 < P3ν < 85
ここで、Δx3は無限遠物体から撮影倍率が等倍近辺となる物体への合焦時における第3レンズ群L3の移動量、fは無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離、P1νは第1レンズ群L1の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値、P3νは第3レンズ群L3の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値である。
条件式(5)は第3レンズ群L3のフォーカス移動量と収差補正に関するものである。
条件式(5)の上限を超える場合は第3レンズ群L3のフォーカス移動量が長くなり、レンズ系の全長が伸びるため好ましくない。レンズ系の全長を抑えようとすると第2レンズ群L2の焦点距離を短くする必要が生じる。これにより、第2レンズ群L2の屈折力が強くなることで特にコマ収差が悪化し、フォーカス群移動の際のコマ収差の変動が大きくなり、良好な収差補正を行うことが困難となるため好ましくない。
条件式(5)の下限を越える場合は第3レンズ群L3のフォーカス移動量が短くなり、主に第3レンズ群L3の屈折力が強くなる。これにより、前後の群との屈折力のバランスが崩れ収差補正が困難となる。特に第3レンズ群L3の球面収差が悪化し良好な収差補正を行うことが困難となるため好ましくない。
条件式(6)、(7)は色収差補正に関するものである。
条件式(6)の下限を越える場合は第1レンズ群L1で発生する軸上の色収差が悪化し、他の群での軸上、倍率の色収差補正が困難となるため好ましくない。軸上の色収差をより効果的に抑えるために下限値を65程度にすることがより望ましい。
条件式(7)の上限を越える場合は比較的低屈折率の媒質を用いることになる。そのため第3レンズ群L3の球面収差が悪化しフォーカス群移動の際の収差変動が大きくなる。これにより、良好な収差補正を行うことが困難となるため好ましくない。条件式(7)の下限を越える場合は倍率の色収差補正が悪化し、フォーカス群移動の際の軸上、倍率の色収差が悪化するため好ましくない。
より望ましくは、さらに以下の条件式を満足するのが良い。
(8) 0.35 < f1/f < 0.65
(9) 0.25 < |f2/f| < 0.50
(10) 0.20 < f3/f < 0.40
(11) 0.30 < |f456/f| < 0.60
ここで、fは無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離、f1は第1レンズ群L1の焦点距離、f2は第2レンズ群L2の焦点距離、f3は第3レンズ群L3の焦点距離、f456は第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離である。
条件式(8)は全系の焦点距離に対して第1レンズ群L1の焦点距離を規定したものであり、収差補正と製品全長に関するものである。
条件式(8)の上限を越えた場合は第1レンズ群L1の焦点距離が長くなり収差補正に有利に働くが、レンズ系の全長が伸び製品全長の短縮に不利になるため好ましくない。条件式(8)の下限を越えた場合は第1レンズ群L1の焦点距離が短くなり球面収差、軸上色収差を始め諸収差が悪化し、特に無限遠撮影時の球面収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(9)は全系の焦点距離に対して第2レンズ群L2の焦点距離を規定したものであり、フォーカス群移動の際の収差補正に関するものである。
条件式(9)の上限を越えた場合は第2レンズ群L2の焦点距離が長くなり等倍撮影までに必要とするフォーカス群移動量が大きくなる。これにより、レンズ系の全長が伸びることになり好ましくない。条件式(9)の下限を越えた場合は第2レンズ群L2の焦点距離が短くなり、特にコマ収差が悪化してフォーカス群移動の際のコマ収差の変動が大きくなり、良好な収差補正を行うことが困難となるため好ましくない。
条件式(10)は全系の焦点距離に対して第3レンズ群L3の焦点距離を規定したものであり、フォーカス群移動の際の収差補正に関するものである。
条件式(10)の上限を越えた場合は第3レンズ群L3の焦点距離が長くなり等倍撮影までに必要とするフォーカス群移動量が大きくなる。これにより、レンズ系の全長が伸びることになり好ましくない。条件式(10)の下限を越えた場合は第3レンズ群L3の焦点距離が短くなり、屈折力が強くなることで前後の群との屈折力のバランスが崩れ、収差補正が困難となる。特に球面収差が悪化し、良好な収差補正を行うことが困難となるため好ましくない。
条件式(11)は全系の焦点距離に対して第4レンズ群L4と第5レンズ群L5と第6レンズ群L6の合成焦点距離を規定したものであり、製品全長、外径に関するものである。
条件式(11)の上限を越えた場合は合成焦点距離が長くなることにより望遠比が大きくなり、レンズ系が伸びるため好ましくない。また射出瞳が物体側に移動し第6レンズ群L6における最大画角の光線高が高くなる。これにより、十分な周辺光量を確保しようとすると製品外径が大きくなるため好ましくない。
条件式(11)の下限を越えた場合は合成焦点距離が短くなることによりレンズ系のバックフォーカスが短くなり、一眼レフカメラに取り付ける場合にミラー干渉等の不具合を起こす。また球面収差が補正過剰となり、収差補正のバランスが悪化し好ましくない。
無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、開口絞り、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6を像面に対し固定とする。
これにより、防振レンズ群を動作、制御するための電装パーツ、メカニカルパーツがフォーカス群移動の際に不動となり、防振レンズ群の配置を有利にできる。また、製品の製造誤差をより少なくすることができる。
また、レンズ鏡室の内径を設定する又は無限遠物体から近距離物体への合焦の際に絞り径が小さくなるように絞り径を可変とすることが望ましい。これにより、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に良好な収差補正を維持するため所定のFナンバーになるよう設定することができる。
また、第3レンズ群L3内の正レンズのいずれかに異常部分分散性を持った低分散媒質を用いることが望ましい。これにより、全撮影距離における軸上の色収差、無限遠撮影時の倍率の色収差を良好に補正することができる。
また、第1レンズ群L1内の幾つかの正レンズには異常部分分散性を持った低分散媒質を用いることが望ましい。これにより、全撮影距離における軸上の色収差、倍率の色収差を良好に補正することができる。
また、第6レンズ群L6の最も物体側の面を物体側に凸を向けた状態にし、軸外光線の光線高を下げる作用を持たせることが望ましい。これにより、強い屈折力を持つ第5レンズ群L5による軸外光線の光線高の上昇を抑えることができ、製品外径を抑えることができる。
以下、上述した実施例1〜5に各々対応する数値実施例を示す。
[全体諸元]中のfは焦点距離、FnoはFナンバー、Yは光軸からの最大像高を表す。
[レンズ諸元]中の第1列の番号は物体側からのレンズ面の番号、第2列rはレンズ面の曲率半径、第3列dはレンズ面間隔、第4列ndはd線(波長λ=587.56mm)に対する屈折率、第5列νdはd線に対するアッベ数である。第2列の「絞り」は絞り面を表し、第3列のBfはバックフォーカスを表す。
[可変間隔]は可変間隔の値を示す。
[レンズ群データ]は各レンズ群の焦点距離を示す。
また、[条件式対応値]は各数値実施例における本発明の各条件式の値を示す。
なお、以下の全ての諸元の値において、記載している焦点距離f、曲率半径r、レンズ面間隔d、その他の長さの単位は特記のない場合「mm」を使用するが、光学系では比例拡大と比例縮小とにおいても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。これらの符号は以降の他の実施例においても同様であり説明は省略する。
[数値実施例1]
[全体諸元]
INF |β|=0.5|β|=1.0
f 147.46 106.21 78.58
Fno 2.92 4.36 5.82
Y 21.63 21.63 21.63
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 172.8574 6.1500 1.65844 50.85
[2] -235.6130 0.2000
[3] 112.5713 8.0000 1.49700 81.61
[4] -112.5713 1.8000 1.80518 25.46
[5] ∞ 0.2000
[6] 54.2824 9.8000 1.49700 81.61
[7] -123.1553 1.7000 1.77250 49.62
[8] 316.9267 d8
[9] 271.0617 1.3000 1.72916 54.67
[10] 55.9022 3.7400
[11] -1000.0000 4.3000 1.84666 23.78
[12] -63.5280 1.2000 1.48749 70.44
[13] 93.4605 2.7400
[14] 1026.8535 1.2000 1.72916 54.67
[15] 110.9706 d15
[16] 絞り d16
[17] 100.5015 4.7700 1.72916 54.67
[18] -77.3089 0.1500
[19] 59.2968 5.7100 1.49700 81.61
[20] -59.2968 1.3000 1.80518 25.46
[21] -489.1568 d21
[22] -114.3680 1.2000 1.53172 48.84
[23] 231.3033 3.5000
[24] 241.0084 3.3000 1.80518 25.46
[25] -56.2213 0.9500 1.72916 54.67
[26] 34.6735 3.4300
[27] -86.8556 0.9500 1.72916 54.67
[28] 139.5220 2.5000
[29] 65.1284 6.5000 1.80420 46.50
[30] -84.6669 0.4600
[31] -397.5440 2.0000 1.78472 25.72
[32] 41.3949 5.7600 1.83400 37.35
[33] 521.4793 Bf
[可変間隔]
INF |β|=0.5 |β|=1.0
d8 2.7700 11.5375 21.9179
d15 25.7700 17.0025 6.6221
d16 21.9400 11.8572 2.5000
d21 2.5800 12.6628 22.0200
[レンズ群データ]
群番号 先頭面 群焦点距離
1 1 76.7515
2 9 -58.0304
3 17 46.4457
4 22 -143.7530
5 24 -32.7958
6 29 51.8585
4,5,6 22 -68.1672
[条件式対応値]
実施例1
条件式(1) 0.32
条件式(2) 0.48
条件式(3) 0.76
条件式(4) 1.85
条件式(5) 0.13
条件式(6) 71.36
条件式(7) 68.14
条件式(8) 0.52
条件式(9) 0.39
条件式(10) 0.31
条件式(11) 0.46
[数値実施例2]
[全体諸元]
INF |β|=0.5|β|=1.0
f 150.00 106.51 78.23
Fno 2.92 4.37 5.83
Y 21.63 21.63 21.63
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 172.3015 6.2500 1.65844 50.85
[2] -240.1703 0.6000
[3] 117.3228 7.8700 1.49700 81.61
[4] -117.3228 1.8000 1.80518 25.46
[5] ∞ 0.2000
[6] 51.3542 10.3700 1.49700 81.61
[7] -118.7741 1.7000 1.77250 49.62
[8] 303.8511 d8
[9] 171.2605 1.3000 1.72916 54.67
[10] 49.9070 4.2000
[11] -944.6684 4.4500 1.84666 23.78
[12] -60.4640 1.2000 1.48749 70.44
[13] 303.9765 2.2100
[14] -315.1893 1.2000 1.72916 54.67
[15] 86.6671 d15
[16] 絞り d16
[17] 99.4050 4.8500 1.72916 54.67
[18] -76.1692 0.1500
[19] 59.6187 5.8000 1.49700 81.61
[20] -59.6187 1.2000 1.80518 25.46
[21] -592.3620 d21
[22] -132.8024 1.2000 1.68893 31.16
[23] 307.7510 3.0000
[24] 107.4042 3.5000 1.80518 25.46
[25] -67.3066 0.9500 1.72916 54.67
[26] 32.7082 3.6300
[27] -82.6498 0.9500 1.71300 53.94
[28] 110.3321 2.5000
[29] 67.0168 6.3500 1.80611 40.73
[30] -87.1218 0.7200
[31] -228.2708 1.5500 1.75520 27.53
[32] 33.1513 6.6200 1.83400 37.35
[33] 581.2078 Bf
[可変間隔]
INF |β|=0.5 |β|=1.0
d8 2.4200 10.5359 20.1009
d15 24.6600 16.5441 6.9791
d16 22.5200 12.0489 2.5000
d21 2.5500 13.0211 22.5700
[レンズ群データ]
群番号 先頭面 群焦点距離
1 1 75.3347
2 9 -54.5958
3 17 46.5515
4 22 -134.5084
5 24 -34.6534
6 29 53.3397
4,5,6 22 -68.0556
[条件式対応値]
実施例2
条件式(1) 0.35
条件式(2) 0.51
条件式(3) 0.78
条件式(4) 1.76
条件式(5) 0.13
条件式(6) 71.36
条件式(7) 68.14
条件式(8) 0.50
条件式(9) 0.36
条件式(10) 0.31
条件式(11) 0.45
[数値実施例3]
[全体諸元]
INF |β|=0.5|β|=1.0
f 145.55 105.14 77.74
Fno 2.92 4.37 5.83
Y 21.63 21.63 21.63
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 167.5839 6.0000 1.65844 50.85
[2] -251.8143 0.2000
[3] 115.7602 7.7000 1.49700 81.61
[4] -115.7602 1.8000 1.80518 25.46
[5] ∞ 0.2000
[6] 54.3555 9.8500 1.49700 81.61
[7] -112.5151 1.7000 1.77250 49.62
[8] 391.6986 d8
[9] 258.3442 1.3000 1.72916 54.67
[10] 57.6938 3.6900
[11] -862.1512 4.2400 1.84666 23.78
[12] -64.3349 1.2000 1.48749 70.44
[13] 106.6494 2.4200
[14] 615.4091 1.2000 1.72916 54.67
[15] 89.6157 d15
[16] 絞り d16
[17] 105.1738 4.7500 1.72916 54.67
[18] -76.6488 0.1500
[19] 60.3732 5.6500 1.49700 81.61
[20] -60.3732 1.2000 1.80518 25.46
[21] -480.5250 d21
[22] -126.4582 1.2000 1.68893 31.16
[23] 163.8536 3.0000
[24] 83.9198 3.8500 1.80518 25.46
[25] -80.7029 0.9500 1.72916 54.67
[26] 32.2459 3.7000
[27] -79.7819 0.9500 1.71300 53.94
[28] 115.3757 2.5200
[29] 65.3628 6.4500 1.80611 40.73
[30] -84.9715 0.7500
[31] -198.7778 1.3000 1.75520 27.53
[32] 32.2918 6.7000 1.83400 37.35
[33] 521.3975 Bf
[可変間隔]
INF |β|=0.5 |β|=1.0
d8 2.3000 11.1885 21.5813
d15 26.2200 17.3315 6.9387
d16 22.0600 11.9094 2.5006
d21 2.5000 12.6506 22.0594
[レンズ群データ]
群番号 先頭面 群焦点距離
1 1 76.2551
2 9 -57.6335
3 17 47.0426
4 22 -118.0983
5 24 -37.1256
6 29 54.0399
4,5,6 22 -68.7533
[条件式対応値]
実施例3
条件式(1) 0.40
条件式(2) 0.54
条件式(3) 0.79
条件式(4) 1.65
条件式(5) 0.13
条件式(6) 71.36
条件式(7) 68.14
条件式(8) 0.52
条件式(9) 0.40
条件式(10) 0.32
条件式(11) 0.47
[数値実施例4]
[全体諸元]
INF |β|=0.5|β|=1.0
f 150.00 110.38 81.92
Fno 2.92 4.37 5.85
Y 21.63 21.63 21.63
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 110.1005 7.3000 1.58913 61.25
[2] -334.3556 0.2000
[3] 95.8862 1.8000 1.67270 32.17
[4] 59.2389 7.7300 1.49700 81.61
[5] 436.3191 0.2000
[6] 53.0246 9.1000 1.49700 81.61
[7] -140.2128 1.6000 1.83400 37.35
[8] 149.0724 d8
[9] 144.3289 1.3000 1.71300 53.94
[10] 45.2358 3.8900
[11] 964.9900 1.2000 1.56384 60.83
[12] 32.9256 4.5900 1.84666 23.78
[13] 56.9258 d13
[14] 絞り d14
[15] 108.9916 4.4800 1.72916 54.67
[16] -87.9894 0.1500
[17] 60.6020 5.8800 1.49700 81.61
[18] -57.0139 1.2000 1.80518 25.46
[19] -182.4864 d19
[20] -210.0706 1.2000 1.69895 30.05
[21] 153.0289 3.2900
[22] 103.6003 3.0600 1.80518 25.46
[23] -111.8029 0.8500 1.56384 60.83
[24] 28.9364 4.2500
[25] -66.9219 0.8500 1.72916 54.67
[26] 92.4549 3.2300
[27] 63.0365 4.2600 1.72916 54.67
[28] -262.8279 0.8700
[29] 466.8804 1.3000 1.84666 23.78
[30] 123.9887 4.2000 1.77250 49.62
[31] -225.2904 Bf
[可変間隔]
INF |β|=0.5 |β|=1.0
d8 3.0000 12.8271 24.3397
d13 29.8200 19.9929 8.4803
d14 21.6600 11.5327 2.0002
d19 2.0000 12.1273 21.6598
[レンズ群データ]
群番号 先頭面 群焦点距離
1 1 81.6540
2 9 -59.6260
3 15 45.5861
4 20 -126.4960
5 22 -35.1241
6 27 53.8809
4,5,6 20 -70.2213
[条件式対応値]
実施例4
条件式(1) 0.36
条件式(2) 0.50
条件式(3) 0.77
条件式(4) 1.76
条件式(5) 0.13
条件式(6) 74.82
条件式(7) 68.14
条件式(8) 0.54
条件式(9) 0.40
条件式(10) 0.30
条件式(11) 0.47
[数値実施例5]
[全体諸元]
INF |β|=0.5|β|=1.0
f 150.00 110.47 82.21
Fno 2.92 4.37 5.82
Y 21.63 21.63 21.63
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 117.7006 6.0000 1.77250 49.62
[2] -1364.1695 0.2000
[3] 109.6048 1.8000 1.72825 28.32
[4] 64.2152 8.1000 1.45860 90.19
[5] -1279.0416 0.2000
[6] 52.7127 9.0000 1.49700 81.61
[7] -145.8681 1.6000 1.83400 37.35
[8] 142.3900 d8
[9] 141.1378 1.3000 1.71300 53.94
[10] 48.6529 3.5900
[11] 749.5201 1.2000 1.58913 61.25
[12] 33.7721 4.5400 1.84666 23.78
[13] 58.2608 d13
[14] 絞り d14
[15] 116.2118 4.1900 1.77250 49.62
[16] -97.4614 0.5600
[17] 64.6532 5.6300 1.59282 68.62
[18] -57.9634 1.2000 1.80518 25.46
[19] -357.8029 d19
[20] -308.8472 1.2000 1.83400 37.35
[21] 92.4220 3.6300
[22] 98.5724 3.1000 1.80518 25.46
[23] -110.6194 0.8500 1.51680 64.20
[24] 30.8101 4.6500
[25] -74.5307 0.8500 1.72916 54.67
[26] 84.3267 3.2500
[27] 64.7996 5.1200 1.72916 54.67
[28] -251.4259 0.7200
[29] 166.5131 1.3000 1.84666 23.78
[30] 71.0597 4.6600 1.71300 53.94
[31] -480.6700 Bf
[可変間隔]
INF |β|=0.5 |β|=1.0
d8 3.0000 13.2735 25.6349
d13 31.1000 20.8265 8.4651
d14 21.0000 11.1804 2.0000
d19 2.0200 11.8396 21.0200
[レンズ群データ]
群番号 先頭面 群焦点距離
1 1 83.1675
2 9 -62.7787
3 15 45.2342
4 20 -85.1778
5 22 -41.1289
6 27 54.1256
4,5,6 20 -69.4821
[条件式対応値]
実施例5
条件式(1) 0.53
条件式(2) 0.59
条件式(3) 0.78
条件式(4) 1.50
条件式(5) 0.13
条件式(6) 73.81
条件式(7) 59.12
条件式(8) 0.55
条件式(9) 0.42
条件式(10) 0.30
条件式(11) 0.46
S:開口絞り
I:像面
L1:第1レンズ群
L2:第2レンズ群
L3:第3レンズ群
L4:第4レンズ群
L5:第5レンズ群
L6:第6レンズ群
C C線(波長λ=656.3nm)
d d線(波長λ=587.6nm)
g g線(波長λ=435.8nm)
Y 像高
ΔS サジタル像面
ΔM メジオナル像面

Claims (3)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群L1、負の屈折力を有する第2レンズ群L2、正の屈折力を有する第3レンズ群L3、負の屈折力を有する第4レンズ群L4、負の屈折力を有する第5レンズ群L5、正の屈折力を有する第6レンズ群L6で構成され、
    無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、前記第1レンズ群L1は像面に対し固定であり、前記第2レンズ群L2が像面側へ移動すると同時に前記第3レンズ群L3が物体側へ移動し、
    開口絞り、前記第4レンズ群L4、前記第5レンズ群L5、前記第6レンズ群L6が像面に対して固定であり、
    前記第5レンズ群L5が光軸に対して略垂直方向に移動することで、像を光軸に対して垂直方向に移動させることが可能であり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズ。
    (1) 0.05 < |f3/f4| < 1.00
    (2) 0.30 < |f5/f456| < 1.10
    (3) 0.50 < |f6/f456| < 1.30
    (4) 1.00 < |(1−β)×β| < 2.50
    f3:第3レンズ群L3の焦点距離
    f4:第4レンズ群L4の焦点距離
    f5:第5レンズ群L5の焦点距離
    f6:第6レンズ群L6の焦点距離
    f456:第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離
    β:第5レンズ群L5の無限遠合焦時の横倍率
    β:第6レンズ群L6の無限遠合焦時の横倍率
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズ。
    (5) 0.05 < |Δx3/f| <0.17
    (6) 60 < P1ν
    (7) 55 < P3ν < 85
    Δx3:無限遠物体から近距離物体への合焦時における第3レンズ群L3の移動量
    f:無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離
    P1ν:第1レンズ群L1の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
    P3ν:第3レンズ群L3の全ての正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防振機能を有するインナーフォーカス式マクロレンズ。
    (8) 0.35 < f1/f < 0.65
    (9) 0.25 < |f2/f| < 0.50
    (10) 0.20 < f3/f < 0.40
    (11) 0.30 < |f456/f| < 0.60
    f:無限遠合焦時の全レンズ系の焦点距離
    f1:第1レンズ群L1の焦点距離
    f2:第2レンズ群L2の焦点距離
    f3:第3レンズ群L3の焦点距離
    f456:第4レンズ群L4、第5レンズ群L5、第6レンズ群L6の合成焦点距離
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