JP5558159B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロービング対象体の表面に平行なXY平面に沿ってプローブを移動させてプロービング処理を実行し、そのプローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う検査装置および検査方法に関するものである。
回路基板に平行なXY平面に沿ってプローブを移動させて回路基板に対してプロービングを行い、そのプローブを介して入力する電気信号に基づいて回路基板に対する電気的検査を行うフライングプローブ型の検査装置が知られている。この場合、プローブの取り付け時におけるプローブの位置ずれやプローブのサイズ等に起因して、プローブを移動させる際に指定したプロービング位置(指定した移動距離によって特定される理論上のプロービング位置)と、プロービングを行ったときの実際のプロービング位置との間に誤差が生じることがある。このため、この種の検査装置を用いて検査を行う際には、検査に先立ってこの誤差を測定し、移動距離を補正する必要がある。この種の検査装置として、特開平6−331653号公報において出願人が開示した回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置は、打痕シートが基板上に設けられた誤差測定用の専用ボードと、カメラと、カメラによって撮像された図形の位置(重心)を測定する画像処理手段とを備えて上記の誤差を測定可能に構成されている。この回路基板検査装置において上記の誤差を測定する際には、専用ボードをフィクスチュアに固定する。次いで、専用ボードの打痕シートにおける特定点を示す座標データを入力し、プローブを待機位置から移動させて打痕シートに対してプロービングを行わせる。続いて、プロービングによって打痕シートに形成された打痕をカメラによって撮像する。次いで、画像処理手段がカメラの画像に基づいて打痕の位置を測定し、その位置(XY座標)と特定点の位置(XY座標データが示すXY座標)との誤差を座標データの補正値として算出する。
特開平6−331653号公報(第3頁、第1−3図)
ところが、上記の回路基板検査装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この回路基板検査装置では、座標データの補正値としての誤差の測定に際して、待機位置から特定点の位置に向けてプローブを移動させてプロービングを行わせている。一方、プローブを移動させるプロービング機構は、モータやエアシリンダなどの動力源の動力をタイミングベルトやボールネジなどの機構部品を介して伝達して駆動されるため、プローブを移動させる際に、機構部品のバックラッシュや弾性変形に起因するロストモーション(いわゆる「あそび」)が通常生じる。この場合、ある一つの向きにプローブを移動させる際のロストモーションと、その向きとは逆の向きにプローブを移動させる際のロストモーションとが相違することがあることを発明者は見出した。しかしながら、上記の回路基板検査装置では、待機位置から特定点の位置に向かう1つの向きでのプローブの移動によって得られた誤差を座標データの補正値としているため、移動の向きによるロストモーションの相違がこの補正値に反映されていないことがある。したがって、補正値の精度を向上する観点からこの点を改善が望まれている。
本発明は、かかる解決すべき課題に鑑みてなされたものであり、プロービング処理においてプローブを移動させる移動距離を補正するための補正値を高精度に算出し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、プロービング対象体の表面に平行なXY平面に沿ってプローブを移動させて当該プロービング対象体に対するプロービング処理を実行するプロービング機構と、前記XY平面におけるX方向およびY方向に沿った前記プローブの移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理を実行させる制御部と、前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される打痕を撮像する撮像部と、当該撮像部によって撮像された前記打痕の画像に基づいて前記プロービング処理による実際のプロービング位置を特定して前記指定された移動量によって特定される理論上のプロービング位置と当該実際のプロービング位置との間の離間距離を測定して当該離間距離に基づいて当該移動量を補正するための補正値を算出する演算部とを備え、前記補正値で補正した新たな移動量を前記プロービング機構に対して指定して移動させた前記プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う検査装置であって、前記制御部は、前記X方向における一方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における一方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理としての第1プロービング処理を実行させると共に、前記X方向における他方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における他方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理としての第2プロービング処理を実行させ、前記演算部は、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理における前記離間距離の平均値を前記補正値として算出する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記プロービング機構は、前記第1プロービング処理の実行時において前記X方向における一方の向きと前記Y方向における一方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させ、前記第2プロービング処理の実行時において前記X方向における他方の向きと前記Y方向における他方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させる。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項1または2記載の検査装置において、前記プロービング機構は、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理の実行時において、同じ速度で前記プローブを移動させる。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の検査装置において、前記撮像部は、前記プロービング機構によって前記XY平面に沿って移動させられて前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される前記打痕を撮像する。
また、請求項5記載の検査方法は、プロービング対象体の表面に平行なXY平面におけるX方向およびY方向に沿ったプローブの移動量を指定して当該XY平面に沿って当該プローブを移動させて当該プロービング対象体に対するプロービング処理を実行し、前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される打痕を撮像部に撮像させ、当該プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う際に、前記撮像部に撮像させた前記打痕の画像に基づいて前記プロービング処理による実際のプロービング位置を特定して前記指定した移動量によって特定される理論上のプロービング位置と当該実際のプロービング位置との間の離間距離を測定して当該離間距離に基づいて当該移動量を補正するための補正値を算出し、当該補正値で補正した新たな移動量を指定して移動させた前記プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う検査方法であって、前記X方向における一方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における一方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング処理としての第1プロービング処理を実行すると共に、前記X方向における他方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における他方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング処理としての第2プロービング処理を実行し、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理における前記離間距離の平均値を前記補正値として算出する。
また、請求項6記載の検査方法は、請求項5記載の検査方法において、前記第1プロービング処理の実行時において前記X方向における一方の向きと前記Y方向における一方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させ、前記第2プロービング処理の実行時において前記X方向における他方の向きと前記Y方向における他方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させる。
また、請求項7記載の検査方法は、請求項5または6記載の検査方法において、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理の実行時において、同じ速度で前記プローブを移動させる。
また、請求項8記載の検査方法は、請求項5から7のいずれかに記載の検査方法において、前記XY平面に沿って前記撮像部を移動させて前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される前記打痕を当該撮像部に撮像させる
請求項1記載の検査装置、および請求項5記載の検査方法では、X方向における一方の向きに沿った移動量およびY方向における一方の向きに沿った移動量を指定してプロービング処理としての第1プロービング処理を実行すると共に、X方向における他方の向きに沿った移動量およびY方向における他方の向きに沿った移動量を指定してプロービング処理としての第2プロービング処理を実行し、第1プロービング処理および第2プロービング処理における離間距離の平均値を補正値として算出する。したがって、この検査装置および検査方法によれば、1つの向きでのプローブの移動によって得られた誤差を座標データの補正値としている従来の構成とは異なり、プローブを移動させる向きを互いに逆向きとした2回のプロービング処理を行うことで、プローブを移動させる向きが異なったときに相違することがあるロストモーションの影響を平均化して補正値に正しく反映させることができる結果、補正値の精度を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の検査装置、および請求項6記載の検査方法によれば、第1プロービング処理の実行時においてX方向における一方の向きとY方向における一方の向きとを合成した向きにプローブを移動させ、第2プロービング処理の実行時においてX方向における他方の向きとY方向における他方の向きとを合成した向きにプローブを移動させることにより、第1プロービング処理の実行時においてX方向における一方の向きにプローブを移動させる処理とY方向における一方の向きにプローブを移動させる処理とを別々に行い、第2プロービング処理の実行時においてX方向における他方の向きにプローブを移動させる処理と、Y方向における他方の向きにプローブを移動させる処理とを別々に行う構成と比較して、プローブの移動時間を短縮することができる。このため、この検査装置および検査方法によれば、補正値を算出する処理の処理時間を十分に短縮することができる。
また、請求項3記載の検査装置、および請求項7記載の検査方法によれば、第1プロービング処理および第2プロービング処理の実行時において、プローブを同じ速度で移動させることにより、第1プロービング処理および第2プロービング処理におけるプローブの移動速度が異なることに起因するロストモーションの相違を軽減することができるため、補正値の精度をさらに向上させることができる。
また、請求項4記載の検査装置、および請求項8記載の検査方法では、XY平面に沿って撮像部を移動させて、プロービング処理においてプロービング対象体に形成される打痕を撮像部に撮像させ、撮像部に撮像させた画像に基づいて離間距離を測定する。この場合、例えば、プロービング対象体の上方に固定された撮像部によって打痕を撮像する構成および方法が考えられるが、この構成および方法では、プロービング処理に先立ち、打痕が形成される理論上の位置を算出して、その位置に撮像部を正確に固定する必要があり、事前の作業が煩雑となる。これに対して、この検査装置および検査方法によれば、XY平面に沿って撮像部を移動させて打痕の撮像を行うため、プロービング処理に先立つ作業を行うことなく離間距離を正確に測定することができる。また、この検査装置および検査方法によれば、固定部に対するプロービング対象体の位置ずれ測定に用いる撮像部を補正値の算出用としても用いることができるため、検査装置の製造コストの上昇を抑えることができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 初期状態における固定部2、テスト基板100およびプローブ21の位置関係を説明する説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第1の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第2の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第3の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第4の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第5の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第6の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第7の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第8の説明図である。 補正値Drの算出方法を説明する第9の説明図である。
以下、本発明に係る検査装置および検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検査装置の一例としての図1に示す検査装置1の構成について説明する。検査装置1は、同図に示すように、固定部2、プロービング機構3、撮像部4、検査部5、記憶部6および制御部7を備えて、検査対象体の回路基板200に対する電気的検査を実行可能に構成されている。
固定部2は、図2に示すように、基台11および複数のクランプ12を備えて構成され、プロービング対象体としてのテスト基板100および回路基板200を各クランプ12によってクランプすることによって固定する。また、各クランプ12は、平行な状態で互いに接離可能に配設された2本の梁部材13にそれぞれ配置されて、テスト基板100および回路基板200の大きさに応じてその位置を移動可能に構成されている。ここで、テスト基板100は、後述する補正値Drの算出に用いるテスト用の基板であって、一例として、プローブ21(図1参照)のプロービング(接触)によって打痕が形成される打痕シート101(一例として、感圧シート)が絶縁性を有する基板本体の上に取り付けられて構成されている。
プロービング機構3は、一例として、動力源としてのモータや、モータの動力を伝達するボールねじなどの機構部品(いずれも図示せず)を備えて構成されている。また、プロービング機構3は、制御部7の制御に従い、固定部2における基台11の表面に平行なXY平面に沿った方向(図2に示すX方向およびY方向)、並びに基台11の表面に垂直なZ方向(上下方向)にプローブ21を移動させて、固定部2によって固定されているテスト基板100や回路基板200におけるプロービング位置にプローブ21をプロービングさせる。
撮像部4は、プローブ21と共にプロービング機構3によって固定部2の上方(固定部2によって固定されているテスト基板100や回路基板200の上方)においてXY平面に沿った方向に移動させられる。また、撮像部4は、制御部7の制御に従い、固定部2によって固定されているテスト基板100の打痕シート101(打痕シート101に形成される打痕M1,M2:図10,11参照)をテスト基板100の上方から撮像する。検査部5は、制御部7の制御に従い、テスト基板100にプロービングさせられたプローブ21を介して入力する電気信号Sに基づき、回路基板200に対する電気的検査を実行する。
記憶部6は、回路基板200に対するプロービング処理(以下、回路基板200に対するプロービング処理を「検査用プロービング処理」ともいう)の実行時に指定するプローブ21の移動量(具体的には、移動距離)を示す移動距離データDmを記憶する。この移動距離データDmには、検査用プロービング処理の実行時に初期位置Pw1(初期状態におけるプローブ21の位置:図2参照)から測定対象の回路基板200における各プロービング位置までプローブ21を移動させる際の、X方向に沿った移動距離LmxおよびY方向に沿った移動距離Lmyを示すデータが含まれている。
また、記憶部6は、後述する補正値Drを算出するための2回のプロービング処理(以下、「第1プロービング処理」および「第2プロービング処理」ともいう)の実行時に指定するプローブ21の移動距離を示す移動距離データDtを記憶する。この移動距離データDtには、図10に示すように、第1プロービング処理の実行時に初期位置Pw1からテスト基板100に取り付けられている打痕シート101内における予め決められた第1テスト位置Pt1までプローブ21を移動させる際の、X方向における一方の向き(同図に示すX1の向き)に沿った移動距離Ltx1およびY方向における一方の向き(同図に示すY1の向き)に沿った移動距離Lty1を示すデータが含まれている。
また、移動距離データDtには、図11に示すように、第2プロービング処理の実行時に待機位置Pw2(第1プロービング処理の実行後にプローブ21が待機する位置)から打痕シート101内における予め決められた第2テスト位置Pt2までプローブ21を移動させる際の、X方向における他方の向き(同図に示すX2の向き)に沿った移動距離Ltx2およびY方向における他方の向き(同図に示すY2の向き)に沿った移動距離Lty2を示すデータが含まれている。さらに、移動距離データDtには、図7に示すように、プローブ21が初期位置Pw1に位置している状態(同図に破線で示す状態)から第1テスト位置Pt1の上方に撮像部4が位置する状態(同図に実線で示す状態)に撮像部4およびプローブ21を移動させる際のX1の向きに沿った移動距離Ltx3およびY1の向きに沿った移動距離Lty3を示すデータが含まれている。また、移動距離データDtには、図9に示すように、プローブ21が初期位置Pw1に位置している状態(同図に破線で示す状態)から第2テスト位置Pt2の上方に撮像部4が位置する状態(同図に実線で示す状態)に撮像部4およびプローブ21を移動させる際のX1の向きに沿った移動距離Ltx4およびY1の向きに沿った移動距離Lt4を示すデータが含まれている。また、記憶部6は、制御部7によって測定される後述する離間距離Ldx1,Ldy1,Ldx2,Ldy2(以下、区別しないときには「離間距離Ld」ともいう)、および制御部7によって算出される補正値Drを記憶する。
制御部7は、プロービング機構3を制御して、テスト基板100に取り付けられている打痕シート101にプローブ21をプロービングさせる第1プロービング処理および第2プロービング処理を実行させる。この場合、制御部7は、第1プロービング処理を実行させる際に、プロービング機構3に対して移動距離Ltx1,Lty1を指定し、第2プロービング処理を実行させる際に、プロービング機構3に対して移動距離Ltx2,Lty2を指定する。また、制御部7は、第1撮像処理および第2撮像処理を実行して、第1プロービング処理によって形成される打痕M1、および第2テストプロービング処理によって形成される打痕M2を撮像部4に撮像させる。
また、制御部7は、演算部としても機能し、図10に示すように、第1プロービング処理を実行させる際に指定した移動距離Ltx1,Lty1によって特定される理論上のプロービング位置(つまり、第1テスト位置Pt1)と第1プロービング処理における実際のプロービング位置(打痕シート101に形成される打痕M1の位置)との間の離間距離(具体的には、X1の向きに沿った離間距離Ldx1、およびY1の向きに沿った離間距離Ldy1)を測定する。さらに、制御部7は、第2プロービング処理を実行させる際に指定した移動距離Ltx2,Lty2によって特定される理論上のプロービング位置(つまり、第2テスト位置Pt2)と第2プロービング処理における実際のプロービング位置(打痕シート101に形成される打痕M2の位置)との間の離間距離(具体的には、X2の向きに沿った離間距離Ldx2、およびY2の向きに沿った離間距離Ldy2)を測定する。この場合、制御部7は、撮像部4によって撮像される打痕シート101(打痕M1,M2)の画像を用いて画像処理を行うことによって上記の離間距離を測定する。また、制御部7は、測定した離間距離Ldx1,Ldx2の平均値Ldxa、および離間距離Ldy1,Ldy2の平均値Ldyaを補正値Drとして算出する。
この場合、補正値Drは、プロービング機構3に対して検査用プロービング処理を実行させる際に指定する移動距離Lmx,Lmyを補正するための値であって、プロービング機構3に対してプローブ21を取り付ける際の位置ずれ、プローブ21の長さの相違などに起因して生じる、理論上のプロービング位置と実際のプロービング位置との間の離間距離がこの補正値Drに含まれている。また補正値Drには、プロービング機構3によるプローブ21の移動の際に生じるロストモーションに起因する理論上のプロービング位置と実際のプロービング位置との間の離間距離が含まれている。
また、制御部7は、プロービング機構3を制御して検査用プロービング処理を実行させる。この場合、制御部7は、検査用プロービング処理を実行させる際に、上記した補正値Drで補正した移動距離Lmxおよび移動距離Lmyを指定する。
次に、検査装置1を用いて回路基板200に対する電気的検査を行う検査方法について、添付図面を参照して説明する。なお、初期状態では、図2に示すように、プローブ21が初期位置Pw1に位置しているものとする。
回路基板200に対する電気的検査に先立ち、補正値Drの算出を行う。まず、固定部2にテスト基板100を固定する。具体的には、固定部2の梁部材13をテスト基板100の大きさに合わせて移動させ、次いで、クランプ12にテスト基板100の縁部をクランプさせる。これにより、テスト基板100が固定部2によって固定される。続いて、図外の操作部を操作して、補正値Drの算出処理の実行を指示する。これに応じて、制御部7が、記憶部6から移動距離データDtを読み出す。
次いで、制御部7は、プロービング機構3に対して移動距離データDtに含まれる移動距離Ltx1,Lty1を指定して第1プロービング処理の実行を指示する。これに応じて、プロービング機構3が第1プロービング処理を実行する。この第1プロービング処理では、プロービング機構3は、制御部7によって指定された移動距離Ltx1,Lty1に対応する分だけ動力源を駆動させてプローブ21を一定の速度で初期位置Pw1から第1テスト位置Pt1まで移動させる。また、プロービング機構3は、図3に示すように、X1の向きとY1の向きとを合成した向き(同図に破線で示す向き)にプローブ21を移動させる。
続いて、プロービング機構3は、プローブ21を下向き(Z方向)に移動させて、固定部2によって固定されているテスト基板100の打痕シート101にプローブ21の先端部をプロービングさせる。この際に、プローブ21のプロービングにより、図3に示すように、打痕シート101に打痕M1が形成される。
次いで、制御部7は、プロービング機構3に対してプローブ21を上方に移動させた後に、X1の向きに沿った移動距離およびY1の向きに沿った移動距離を指定して、図4に示すように、プローブ21を待機位置Pw2に移動させる。
続いて、制御部7は、プロービング機構3に対して移動距離データDtに含まれる移動距離Ltx2,Lty2を指定して第2プロービング処理の実行を指示する。これに応じて、プロービング機構3が第2プロービング処理を実行する。この第2プロービング処理では、プロービング機構3は、制御部7によって指定された移動距離Ltx2,Lty2に対応する分だけ動力源を駆動させてプローブ21を第1プロービング処理における移動速度と同じ一定の速度で待機位置Pw2から第2テスト位置Pt2まで移動させる。また、プロービング機構3は、図5に示すように、X2の向きとY2の向きとを合成した向き(同図に破線で示す向き)にプローブ21を移動させる。
次いで、プロービング機構3は、プローブ21を下向きに移動させて、固定部2によって固定されているテスト基板100の打痕シート101にプローブ21の先端部をプロービングさせる。この際に、プローブ21のプロービングにより、図5に示すように、打痕シート101に打痕M2が形成される。
続いて、制御部7は、プロービング機構3に対してプローブ21を上方に移動させた後に、X2の向きに沿った移動距離およびY2の向きに沿った移動距離を指定して、図6に示すように、プローブ21を初期位置Pw1に移動させる。
次いで、制御部7は、第1撮像処理を実行する。この第1撮像処理では、制御部7は、第1プロービング機構3に対して移動距離データDtに含まれる移動距離Ltx3,Lty3を指定して、図7に示すように、第1テスト位置Pt1の上方に撮像部4を移動させる。この際に、プロービング機構3は、制御部7によって指定された移動距離Ltx3,Lty3に対応する分だけ動力源を駆動させて撮像部4を第1プロービング処理における移動速度と同じ一定の速度で撮像部4を移動させる。また、プロービング機構3は、X1の向きとY1の向きとを合成した向き(同図に破線で示す向き)に撮像部4を移動させる。
次いで、制御部7は、撮像部4に対して撮像を指示し、これに応じて、撮像部4が、打痕M1を上方から撮像する。続いて、制御部7は、撮像部4によって撮像された打痕M1の画像を用いて画像処理を行い、第1プロービング処理によって打痕シート101に形成された打痕M1の位置(つまり第1プロービング処理における実際のプロービング位置:図10参照)を特定する。次いで、制御部7は、特定した打痕M1の位置と、第1プロービング処理の実行時に指定した移動距離Ltx1,Lty1によって特定される理論上のプロービング位置(つまり、第1テスト位置Pt1:同図参照)との間のX1の向きに沿った離間距離Ldx1、およびY1の向きに沿った離間距離Ldy1を測定して、測定した離間距離Ldx1,Ldy1を記憶部6に記憶させる。
続いて、制御部7は、第2撮像処理を実行する。この第2撮像処理では、制御部7は、プロービング機構3に対して、X2の向きに沿った移動距離およびY2の向きに沿った移動距離を指定して、図8に示すように、プローブ21が初期位置Pw1に位置する状態(同図に実線で示す状態)に撮像部4およびプローブ21を移動させる。続いて、制御部7は、プロービング機構3に対して移動距離データDtに含まれる移動距離Ltx4,Lty4を指定して、図9に示すように、第2テスト位置Pt2の上方に撮像部4を移動させる。この際に、プロービング機構3は、制御部7によって指定された移動距離Ltx4,Lty4に対応する分だけ動力源を駆動させて撮像部4を第1プロービング処理における移動速度と同じ一定の速度で撮像部4を移動させる。また、プロービング機構3は、X1の向きとY1の向きとを合成した向き(同図に破線で示す向き)に撮像部4を移動させる。
次いで、制御部7は、撮像部4に対して撮像を指示し、これに応じて、撮像部4が、打痕M2を上方から撮像する。続いて、制御部7は、撮像部4によって撮像された打痕M2の画像を用いて画像処理を行い、第2プロービング処理によって打痕シート101に形成された打痕M2の位置(つまり第2プロービング処理における実際のプロービング位置:図11参照)を特定する。次いで、制御部7は、特定した打痕M2の位置と、第2プロービング処理の実行時に指定した移動距離Ltx2,Lty2によって特定される理論上のプロービング位置(つまり、第2テスト位置Pt2:同図参照)との間のX1の向きに沿った離間距離Ldx2、およびY1の向きに沿った離間距離Ldy2を測定して、測定した離間距離Ldx2,Ldy2を記憶部6に記憶させる。
次いで、制御部7は、離間距離Ldx1,Ldy1,Ldx2,Ldy2を記憶部6から読み出して、離間距離Ldx1,Ldx2の平均値Ldxaを算出すると共に、離間距離Ldy1,Ldy2の平均値Ldyaを算出し、算出した平均値Ldxa,Ldxaを補正値Drとして記憶部6に記憶させる。以上により補正値Drの算出処理が終了する。
この場合、この検査装置1では、第1テストプロービング処理において、X1の向きおよびY1の向き(これらを合成した向き)にプローブ21を移動させ、第1撮像処理においても、X1の向きおよびY1の向きに撮像部4を移動させる。このため、第1テストプロービング処理においてプローブ21を移動させる際に生じるロストモーションと同程度のロストモーションが第1撮像処理において撮像部4を移動させる際に生じることとなる。このため、第1撮像処理において撮像された画像から特定される打痕M1の位置と理論上のプロービング位置(第1テスト位置Pt1)との間の離間距離Ldx1,Ldy1には、ロストモーションの影響が相殺され、ロストモーションに相当する距離が含まれていない。また、この検査装置1では、第2テストプロービング処理において、X2の向きおよびY2の向き(これらを合成した向き)にプローブ21を移動させ、第2撮像処理においては、それとは逆のX1の向きおよびY1の向きに撮像部4を移動させる。このため、第2テストプロービング処理においてプローブ21を移動させる際に生じるロストモーションとは異なるロストモーションが第2撮像処理において撮像部4を移動させる際に生じることとなる。このため、第2撮像処理において撮像された画像から特定される打痕M2の位置と理論上のプロービング位置(第2テスト位置Pt2)との間の離間距離Ldx2,Ldy2には、第2テストプロービング処理および第2撮像処理の両処理において生じる各々のロストモーションの影響が反映され、両ロストモーションに相当する各距離(各距離の加算値または差分値)が含まれている。
そして、この検査装置1では、プローブ21を移動させる向きを互いに逆向きとした2回のプロービング処理によって測定した離間距離Ldx1,Ldx2の平均値Ldxa、および離間距離Ldy1,Ldy2の平均値Ldyaを補正値Drとして算出している。このため、この検査装置1では、プローブ21を移動させる向きが異なったときに相違することがあるロストモーションの影響が平均化されて、補正値Drに正しく反映される結果、補正値Drの精度が向上されている。また、この検査装置1では、上記したように、第1プロービング処理および第2プロービング処理において、プローブ21を同じ速度で移動させている。このため、第1プロービング処理および第2プロービング処理における移動速度が異なることに起因するロストモーションの相違が軽減される結果、補正値Drの精度がさらに向上されている。
次に、回路基板200に対する電気的検査を実行する。具体的には、検査対象の回路基板200を固定部2に固定させた後に、操作部を操作して、検査の開始を指示する。これに応じて、制御部7が、記憶部6に記憶されている移動距離データDmおよび補正値Drを読み出す。続いて、制御部7は、プロービング機構3に対して検査用プロービング処理の実行を指示する。この際に、制御部7は、移動距離データDmに含まれる移動距離Lmx,Lmyを補正値Drとしての平均値Ldxa,Ldyaで補正して、補正後の移動距離Lmx,Lmyを指定する。具体的には、制御部7は、例えば、移動距離データDmに含まれる移動距離Lmxに平均値Ldxaを加算する補正を行うと共に、移動距離データDmに含まれる移動距離Lmyに平均値Ldyaを加算する補正を行う。
次いで、プロービング機構3は、制御部7によって指定された移動距離Lmx,Lmyに対応する分だけ動力源を駆動させてプローブ21を移動させる。この場合、プロービング機構3は、上記した第1プロービング処理および第2プロービング処理におけるプローブ21の移動速度と同じ速度でプローブ21を移動させる。続いて、プロービング機構3は、プローブ21を下向きに移動させて、回路基板200にプローブ21の先端部をプロービングさせる。
次いで、制御部7は、検査部5に対して電気的検査の実行を指示する。これに応じて、検査部5が、テスト基板100にプロービングさせられたプローブ21を介して入力した電気信号Sに基づき、テスト基板100に対する電気的検査を実行する。続いて、制御部7は、検査部5による検査の結果を図外の表示部に表示させる。
この場合、この検査装置1では、上記したように、補正値Drの精度が向上されているため、回路基板200における各プロービング位置にプローブ21を正確にプロービングさせることが可能となっている。したがって、この検査装置1では、回路基板200に対する検査精度を十分に向上させることが可能となっている。
このように、この検査装置1および検査方法では、X1の向きに沿った移動距離Ltx1およびY1の向きに沿った移動距離Lty1を指定して第1プロービング処理を実行すると共に、X2の向きに沿った移動距離Ltx2およびY2の向きに沿った移動距離Lty2を指定して第2プロービング処理を実行し、第1プロービング処理および第2プロービング処理における離間距離の平均値を補正値として算出している。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、1つの向きでのプローブの移動によって得られた誤差を座標データの補正値としている従来の構成とは異なり、プローブ21を移動させる向きを互いに逆向きとした2回のプロービング処理を行うことで、プローブ21を移動させる向きが異なったときに相違することがあるロストモーションの影響を平均化して補正値Drに正しく反映させることができる結果、補正値Drの精度を十分に向上させることができる。
また、この検査装置1および検査方法によれば、第1プロービング処理の実行時においてX1の向きとY1の向きとを合成した向きにプローブ21を移動させ、第2プロービング処理の実行時においてX2の向きとY2の向きとを合成した向きにプローブ21を移動させることにより、第1プロービング処理の実行時においてX1の向きにプローブ21を移動させる処理とY1の向きにプローブ21を移動させる処理とを別々に行い、第2プロービング処理の実行時においてX2の向きにプローブ21を移動させる処理と、Y2の向きにプローブ21を移動させる処理とを別々に行う構成と比較して、プローブ21の移動時間を短縮することができる。このため、この検査装置1および検査方法によれば、補正値Drを算出する処理の処理時間を十分に短縮することができる。
さらに、この検査装置1および検査方法によれば、第1プロービング処理および第2プロービング処理の実行時において、プローブ21を同じ速度で移動させることにより、第1プロービング処理および第2プロービング処理における移動速度が異なることに起因するロストモーションの相違を軽減することができるため、補正値Drの精度をさらに向上させることができる。
また、この検査装置1および検査方法では、XY平面に沿って撮像部4を移動させて、第1テストプロービング処理および第2テストプロービング処理において打痕シート101に形成される打痕M1,M2を撮像部4に撮像させ、その画像に基づいて離間距離Ldを測定する。この場合、例えば、打痕シート101の上方に固定された撮像部4によって打痕M1,M2を撮像する構成および方法が考えられるが、この構成および方法では、第1テストプロービング処理および第2テストプロービング処理に先立ち、打痕M1,M2が形成される理論上の位置を算出して、その位置に撮像部4を正確に固定する必要があり、事前の作業が煩雑となる。これに対して、この検査装置1および検査方法によれば、XY平面に沿って撮像部4を移動させて打痕M1,M2の撮像を行うため、第1テストプロービング処理および第2テストプロービング処理に先立つ作業を行うことなく離間距離Ldを正確に測定することができる。また、この検査装置1および検査方法によれば、固定部2に対する回路基板200の位置ずれ測定に用いる撮像部4を補正値Drの算出用としても用いることができるため、検査装置1の製造コストの上昇を抑えることができる。
なお、第1プロービング処理の実行時においてX1の向きとY1の向きとを合成した向きにプローブ21を移動させ、第2プロービング処理の実行時においてX2の向きとY2の向きとを合成した向きにプローブ21を移動させる構成および方法について上記したが、第1プロービング処理の実行時にX1の向きでのプローブ21の移動とY1の向きでのプローブ21の移動とを別々に(順番に)行い、第1プロービング処理の実行時にX1の向きでのプローブ21の移動とY1の向きでのプローブ21の移動とを別々に(順番に)行う構成および方法を採用することもできる。
また、撮像部4をXY平面に沿って移動させて打痕M1,M2を撮像する構成および方法について上記したが、例えば、打痕シート101の上方に撮像部4を固定し、その撮像部4によって打痕M1,M2を撮像する構成および方法を採用することもできる。この場合、この構成を採用するときには、第1テストプロービング処理および第2テストプロービング処理に先立ち、打痕M1,M2が形成される理論上の位置を特定して、その上方に撮像部4を正確に固定するのが好ましい。
1 検査装置
2 固定部
3 プロービング機構
4 撮像部
7 制御部
21 プローブ
100 テスト基板
101 打痕シート
200 回路基板
Dr 補正値
Ldx1,Ldy1,Ldx2,Ldy2 離間距離
Ltx1,Ltx2,Lty1,Lty2 移動距離
M1,M2 打痕
Pt1 第1テスト位置
Pt2 第2テスト位置

Claims (8)

  1. プロービング対象体の表面に平行なXY平面に沿ってプローブを移動させて当該プロービング対象体に対するプロービング処理を実行するプロービング機構と、前記XY平面におけるX方向およびY方向に沿った前記プローブの移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理を実行させる制御部と、前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される打痕を撮像する撮像部と、当該撮像部によって撮像された前記打痕の画像に基づいて前記プロービング処理による実際のプロービング位置を特定して前記指定された移動量によって特定される理論上のプロービング位置と当該実際のプロービング位置との間の離間距離を測定して当該離間距離に基づいて当該移動量を補正するための補正値を算出する演算部とを備え、前記補正値で補正した新たな移動量を前記プロービング機構に対して指定して移動させた前記プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う検査装置であって、
    前記制御部は、前記X方向における一方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における一方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理としての第1プロービング処理を実行させると共に、前記X方向における他方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における他方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング機構に対して前記プロービング処理としての第2プロービング処理を実行させ、
    前記演算部は、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理における前記離間距離の平均値を前記補正値として算出する検査装置。
  2. 前記プロービング機構は、前記第1プロービング処理の実行時において前記X方向における一方の向きと前記Y方向における一方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させ、前記第2プロービング処理の実行時において前記X方向における他方の向きと前記Y方向における他方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させる請求項1記載の検査装置。
  3. 前記プロービング機構は、前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理の実行時において、同じ速度で前記プローブを移動させる請求項1または2記載の検査装置。
  4. 前記撮像部は、前記プロービング機構によって前記XY平面に沿って移動させられて前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される前記打痕を撮像する請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
  5. プロービング対象体の表面に平行なXY平面におけるX方向およびY方向に沿ったプローブの移動量を指定して当該XY平面に沿って当該プローブを移動させて当該プロービング対象体に対するプロービング処理を実行し、前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される打痕を撮像部に撮像させ、当該プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う際に、前記撮像部に撮像させた前記打痕の画像に基づいて前記プロービング処理による実際のプロービング位置を特定して前記指定した移動量によって特定される理論上のプロービング位置と当該実際のプロービング位置との間の離間距離を測定して当該離間距離に基づいて当該移動量を補正するための補正値を算出し、当該補正値で補正した新たな移動量を指定して移動させた前記プローブを介して入力した電気信号に基づく電気的検査を行う検査方法であって、
    前記X方向における一方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における一方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング処理としての第1プロービング処理を実行すると共に、前記X方向における他方の向きに沿った前記移動量および前記Y方向における他方の向きに沿った前記移動量を指定して前記プロービング処理としての第2プロービング処理を実行し、
    前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理における前記離間距離の平均値を前記補正値として算出する検査方法。
  6. 前記第1プロービング処理の実行時において前記X方向における一方の向きと前記Y方向における一方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させ、前記第2プロービング処理の実行時において前記X方向における他方の向きと前記Y方向における他方の向きとを合成した向きに前記プローブを移動させる請求項5記載の検査方法。
  7. 前記第1プロービング処理および前記第2プロービング処理の実行時において、同じ速度で前記プローブを移動させる請求項5または6記載の検査方法。
  8. 前記XY平面に沿って前記撮像部を移動させて前記プロービング処理において前記プロービング対象体に形成される前記打痕を当該撮像部に撮像させる請求項5から7のいずれかに記載の検査方法。
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