JP5551426B2 - ターゲット供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ターゲットにレーザ光を照射してプラズマを生成し該プラズマから極端紫外(EUV:extreme ultra violet)光を発生する極端紫外光光源装置に用いられるターゲット供給装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、65nm〜32nmの微細加工、さらには30nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、たとえば30nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度の極端紫外光(EUV)光源と縮小投影反射光学系(Reduced Projection Reflective Optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、ターゲットにレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma:レーザ励起プラズマ)光源と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)光源と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)光源との3種類がある。これらのうち、LPP光源は、DPP光源やSR光源と比較してプラズマ密度を大きくできるので、黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られるという利点を有する。また、LPP光源は、ターゲット物質を選択することによって、所望の波長帯の強い光を得ることが可能であるという利点を有する。さらに、LPP光源は、光源の周囲に電極等の構造物がなく、ほぼ等方的な角度分布をもつ点光源であるので、2πステラジアンという極めて大きな捕集立体角の確保が可能である等の利点を有する。これらのような利点を有するLPP光源は、数十から数百ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として注目されている。
このLPP方式によるEUV光光源装置は、まず、真空チャンバ内に供給されるターゲット物質に対してレーザ光を照射することにより、ターゲット物質が励起されてプラズマ化する。すると、このプラズマからEUV光を含む様々な波長成分よりなる光が放射される。そこでEUV光光源装置は、所望の波長成分、たとえば13.5nmの波長成分のEUV光を選択的に反射するEUV光集光ミラーを用いてEUV光を所定の位置に集光する。集光されたEUV光は、露光装置に入力される。EUV光集光ミラーの反射面には、たとえば、モリブデン(Mo)の薄膜とシリコン(Si)の薄膜とが交互に積層された構造を持つ多層膜(Mo/Si多層膜)が形成されている。この多層膜は、波長13.5nmのEUV光に対して高反射率(約60%から70%)を示す。
特開2007−266234号公報
ところで、集光ミラーによって極端紫外光が集光される位置の変動、すなわちターゲットから極端紫外光が放出される位置の集光ミラーの位置に対する変動は、ある範囲内に抑えられていることが好ましい。これは、極端紫外光が集光する位置の変動が露光時の露光ムラ等の要因になるためである。極端紫外光が集光する位置の変動を抑えるには、ターゲットにレーザビームを照射してプラズマ化する位置の変動を抑える必要がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ターゲットを加圧する圧力の変動を抑えることで、極端紫外光が集光する位置が変動することにより生じる露光ムラを低減することが可能な供給装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によるターゲット供給装置は、ノズルから出力される液状のターゲット物質を蓄えるタンク内のガス圧を、圧力調整器が備えつけられたガス供給源から供給されるガスの圧力で制御するターゲット供給装置であって、前記ガス供給源から供給されるガスを前記タンクへ導入するガス流路と、前記ガス流路上に配置されて当該ガス流路を流れるガスの圧力を調整し、前記圧力調整器よりも高精度の圧力調整が可能な高精度圧力調整器と、前記高精度圧力調整器をバイパスするバイパスガス流路と、前記バイパスガス流路上に設けられたバルブと、前記タンク内を昇圧する場合、前記バルブを開とすることで前記バイパスガス流路を介して前記タンク内に前記ガスを流入し、前記バルブを開としてから所定時間経過した場合あるいは前記タンク内が所定圧に達した場合、前記バルブを閉とすることで前記高精度圧力調整器による前記タンク内部の圧力調整を行うコントローラと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による他のターゲット供給装置は、ノズルから出力される液状のターゲット物質を蓄えるタンク内のガス圧を、圧力調整器が備えつけられたガス供給源から供給されるガスの圧力で制御するターゲット供給装置であって、前記ガス供給源から供給されるガスを前記タンクへ導入するガス流路と、前記ガス流路上に配置されて当該ガス流路を流れるガスの圧力を調整し、前記圧力調整器よりも高精度の圧力調整が可能な高精度圧力調整器と、を備え、前記高精度圧力調整器は、前記圧力調整器と前記タンクとの間の前記ガス流路上に設置した第1流量制御バルブと、前記第1流量制御バルブに対するガスの流入を開閉する第1開閉バルブと、前記第1流量制御バルブおよび前記第1開閉バルブの前記タンク側の前記ガス流路から分岐し、一端が排出口を形成した分岐ガス流路と、前記分岐ガス流路上に設置した第2流量制御バルブと、前記第2流量制御バルブに対するガスの流入を開閉する第2開閉バルブと、前記タンク近傍の前記ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、前記圧力計の測定値が前記タンク内の使用圧を下回った場合、前記第1開閉バルブを開にするとともに前記第2開閉バルブを閉にして前記第1流量制御バルブによる加圧制御を行い、前記圧力計の測定値が前記タンク内の使用圧を超えた場合、前記第1開閉バルブを閉にするとともに前記第2開閉バルブを開にして前記第2流量制御バルブによる排気制御を行うコントローラと、を備えたことを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記ターゲット物質が、前記タンク内の圧力によって前記タンクに設けられた前記ノズルから出力することを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記ノズルと対向する位置に設けられた電極をさらに備え、前記ターゲット物質が、前記タンク内の圧力と前記電極に電位が与えられることで生じた静電引力とによって前記ノズルから出力することを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記タンクを覆い、該タンク内部の温度を前記ターゲット物質が溶融する温度以上に保持する温調部材をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記圧力調整器と前記タンクとの間の前記ガス流路を覆い、該ガス流路の温度を前記タンク内部の温度に近づける温調部材をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記タンク近傍の前記ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、前記圧力計の測定値をもとに前記高精度圧力調整器を制御するコントローラと、をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記タンクに直結する計測用ガス流路と、前記計測用ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、前記圧力計の測定値をもとに前記高精度圧力調整器を制御するコントローラと、をさらに備えたことを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記第1流量制御バルブ及び第1開閉バルブをバイパスするバイパスガス流路と、前記バイパスガス流路上に設けられたバルブと、をさらに備え、前記コントローラが、前記タンク内を昇圧する場合、前記第1開閉バルブおよび第2開閉バルブを閉とするとともに前記バルブを開とすることで前記バイパスガス流路を介して前記タンク内に前記ガスを流入し、前記第1開閉バルブおよび第2開閉バルブを閉とするとともに前記バルブを開としてから所定時間経過した場合あるいは前記タンク内が所定圧に達した場合、前記バルブを閉とするとともに前記第1開閉バルブおよび前記第2開閉バルブを開閉制御することで前記タンク内の圧力変動を抑えつつ使用圧に近づけることを特徴とする。
上記した本発明によるターゲット供給装置は、前記第1流量制御バルブおよび前記第2流量制御バルブは、オリフィスであることを特徴とする。
この発明によれば、圧力調整器と噴出するターゲットを蓄積するタンクとの間のガス流路上に設置された高精度圧力調整器を用いて、前記圧力調整器よりも高精度の圧力調整を行うことで前記タンク内の圧力変動を抑えられるため、極端紫外光が集光する位置の変動によって生じる露光ムラを低減することが可能となる。
図1は、この発明の実施の形態1によるターゲット供給装置を用いる極端紫外光光源装置の構成を示す模式図である。 図2は、コンティニュアスジェット法によりターゲットを噴出するターゲット供給装置の構成例を示す模式図である。 図3は、図2に示すターゲット供給装置によるタンク内の時間的圧力変動状態を示す図である。 図4は、図1に示したターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図5は、この発明の実施の形態2によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図6は、この発明の実施の形態3によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図7は、この発明の実施の形態3の変形例によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図8は、この発明の実施の形態4によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図9は、図8に示したコントローラによる圧力制御処理手順を示すフローチャートである。 図10は、この発明の実施の形態5によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図11は、図10に示したコントローラによる圧力制御処理手順を示すフローチャートである。 図12は、この発明の実施の形態5の変形例によるターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。 図13は、この発明の実施の形態6によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するためのいくつかの形態によるターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路について説明する。
実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1によるターゲット供給装置が用いられる極端紫外光光源装置の構成を示す模式図である。なお、図1に示した極端紫外光光源装置は、レーザビームをターゲット物質に照射して励起させることにより極端紫外光を生成するレーザ励起プラズマ(LPP)方式を採用している。
図1に示すように、この極端紫外光光源装置は、極端紫外光の生成が行われる真空チャンバ10と、真空チャンバ10内の所定位置にターゲット13を供給するターゲット供給部11と、ターゲット13を供給するために、ターゲット13を加圧するガスを供給するガスボンベ40と、加圧するガスの圧力を調整する圧力調整器41と、加圧するガスの圧力を高精度に調整する高精度圧力調整機構26と、ターゲット13に照射される励起用レーザビーム20を生成するドライバレーザ15と、ドライバレーザ15によって生成される励起用レーザビーム20を集光するレーザ集光光学系16と、ターゲット13に励起用レーザビーム20が照射されることによって発生するプラズマ18から放出される極端紫外光19を集光して出射する集光ミラー14と、真空チャンバ10内を真空に保つための排気装置17とを有する。ここで、ターゲット供給部11、ガスボンベ40、圧力調整器41、および高精度圧力調整機構26は、ターゲット供給装置1を構成する。
ここで、真空チャンバ内にターゲットを供給するターゲット供給装置1は、溶融した液状のSn、Li等のターゲット物質が充填されたタンク30を備える。タンク30内部のターゲット物質(溶融錫34)は、タンク30の外壁に設けられたヒータ33によって溶融される。ターゲット供給装置1は、溶融されたターゲット物質を蓄えるタンク30を、圧力調整器41で減圧したガスボンベ40からのガスで加圧する。これにより、タンク30の先端に取り付けられたノズル31から、ターゲット13である溶融金属(Sn、Li等)が射出される。ターゲット13は、ジェットまたはドロップレットの形態で射出される。ドロップレットは、例えばコンティニュアスジェット法により生成することができる。コンティニュアスジェット法では、ピエゾ素子32等の振動素子を用いて溶融金属のジェット表面に規則的な擾乱が与えられる。これにより、均一な体積のドロップレットがノズルから出射される。
このターゲット供給装置1から真空チャンバ10内の所定位置にターゲット13が供給されると共に、ドライバレーザ15から出射された励起用レーザビーム20がレーザ集光光学系16を介して真空チャンバ10内の所定位置に集光されると、ターゲット13に励起用レーザビーム20が照射されることによってプラズマ18を発生する。その後、このプラズマ18からは、極端紫外光19が放射される。集光ミラー14は、この極端紫外光19を集光して真空チャンバ10外の図示しない露光装置側に出射する。なお、励起用レーザビーム20がパルスレーザ光である場合、ターゲット13の照射タイミングとパルス発生タイミングとは、同期制御される。
この極端紫外光源装置では、例えば、ターゲット13として、金属(液体または固体のSn、Li)が用いられ、ドライバレーザ15として、比較的波長の長い光を生成することができる炭酸ガス(CO)レーザが用いられる。レーザ光エネルギーから極端紫外光エネルギーへの変換効率が高い金属には、Snがある。このSnに炭酸ガスレーザを照射した場合の変換効率は2〜4%程度である。
レーザ集光光学系16は、少なくとも1つのレンズおよび/または少なくとも1つのミラーで構成される。レーザ集光光学系16は、図1に示すように、真空チャンバ10の外側に配置しても良いが、真空チャンバ10の内側に配置しても良い。
集光ミラー14は、プラズマ18から放射される様々な波長成分の内から、所定の波長成分(例えば、13.5nm付近の極端紫外光)を選択的に反射し、かつ集光する集光光学系である。集光ミラー14は、凹状の反射面を有している。この反射面には、例えば、波長が13.5nm付近の極端紫外光を選択的に反射するモリブデン(Mo)およびシリコン(Si)の多層膜が形成されている。
ここで、上述したように、集光ミラー14によって極端紫外光19が集光される位置の変動は、ある範囲内に抑えられていることが好ましい。これは、極端紫外光19が集光する位置の変動が露光時の露光ムラ等の要因になるためである。極端紫外光19が集光する位置の変動を抑えるには、ターゲット13に励起用レーザビーム20を照射してプラズマ化する位置の変動を抑える必要がある。このプラズマ化する位置の変動を抑えるには、ターゲット13の供給速度および軌道の変動を抑える必要がある。このプラズマ化する位置の変動要因の1つであるターゲット13の平均速度Vは、コンティニュアスジェット法では次の式1で表される。
Figure 0005551426
なお、式1において、ΔPは、タンク30内でターゲット13を加圧する圧力であり、Phは、圧力損失であり、ρは、ターゲット物質の密度である。
また、圧力損失Phは、層流の場合、次の式2で表される。
Figure 0005551426
なお、式2において、μは、ターゲット13の粘性であり、Lは、タンク30の管の長さであり、Vは、ターゲット13の平均速度であり、dは、タンク30の管径である。
ここで、ターゲット13の密度および粘性は温度に依存することから、ターゲット13の供給速度Vを変動させる要因には、ターゲット13を加圧する圧力および温度があることが式1と式2より分かる。図2は、コンティニュアスジェット法によりターゲットを噴出するターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図2に示すように、このターゲット供給装置では、圧力調整器41によって減圧したガスボンベ40からのガスがタンク30に供給される。これにより、タンク30内の圧力が、ターゲット噴射用の圧力まで加圧される。この結果、タンク30内のターゲット物質が加圧され、ノズル13からターゲット13として噴出する。このターゲット13を供給し続けると、タンク30内のガスで充填されている空間が増えるため、タンク30内部の圧力が低下する。そこで、圧力調整器41を用いてタンク30に供給するガスの圧力を調整する。ただし、一般に圧力調整器41はバネ式であるため、ある程度の差圧δPになるまで圧力調整機能が動作しない。このため、タンク30内の圧力は、図3に示すように差圧δPの範囲内で変動してしまう。圧力調整器41が動作する差圧δPは、タンク30に供給するガス圧(たとえば数MPa〜十数MPa)の数%、たとえば数十kPa〜数百kPaである。ターゲットを加圧する圧力が数十kPa〜数百kPa変動してしまうと、ターゲット13の供給速度が変動してしまうため、ターゲット13をプラズマ化する位置が大きく変化する場合がある。この結果、露光装置側で露光ムラが起きることがある。この露光ムラを起こさないためには、圧力変動を、1000Pa以下に抑える必要があり、好ましくは600Pa以下に抑える必要があり、さらにより好ましくは200Pa以下に抑える必要がある。
そこで、本実施の形態では、図4に示すように、ターゲット供給部11は、溶融錫(Sn)34を内部に収納し、内部圧力を例えば高圧または所定圧力に維持できるタンク30と、タンク30の外部側面に配置されてタンク30内のSnを溶融する温調部材としてのヒータ33と、溶融Snをターゲット13として噴出するノズル31と、ノズル31近傍に配置され、ターゲット13をドロップレットとしてノズル31から連続して噴出させるピエゾ素子32とを有する。図4は、図1に示したターゲット供給装置の詳細構成を示す模式図である。
圧力調整器41は、ガスボンベ40からのガスが設定された所定のガス圧となるように自律的に圧力調整を行う。圧力調整器41の設定圧力は、タンク30内で使用する圧力よりも高い圧力、たとえば使用する圧力の1.1倍に設定される。圧力調整器41とタンク30との間は、ガス流路L1によって接続される。ガス流路L1上には、例えば圧力調整器41よりも高精度に圧力を制御する圧力コントローラ51が配置される。この圧力コントローラ51は、タンク30に供給するガスの圧力変動が1000Pa以下、具体的には600Pa以下に収まるように、ガスの圧力を高精度に制御する。なお、圧力コントローラ51によるガスの圧力制御は、圧力変動が200Pa以下に収まるような高精度の圧力制御であることが好ましく、さらには、圧力変動が30〜200Pa範囲内に収まるような高精度の圧力制御であることが好ましい。圧力コントローラ51がガスの圧力制御を実行する一方で、ヒータ33は、タンク30内の溶融錫34の温度を一定とする温度制御を実行する。このように、タンク30内の圧力変動を小さくすると共に、溶融錫34の温度を一定に保つことによって、ターゲット13の速度変動を小さくすることができる。
以上のように、この実施の形態1では、圧力調整器41とターゲット供給部11との間に圧力変動を1kPa以下とすることが可能な高精度の圧力コントローラ51を配置するとともに、溶融錫34の温度を一定に制御するヒータ33を設けている。これにより、本実施の形態1では、ターゲット13の速度変動を小さくして、EUV光が集光する位置の変動を抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラを低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
実施の形態2
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。図5は、この発明の実施の形態2によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図5に示すように、この実施の形態2によるターゲット供給装置2は、ガス流路L1上に配置されたガス配管の外周をヒータ52で覆い、このヒータ52によってガス流路L1を加熱することでタンク30内に供給するガスを温調している。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ターゲット物質の錫を溶融するには融点以上(232℃以上)に加熱する必要がある。そこで、タンク30は、ヒータ33を用いて融点以上に温調されている。一方で、ガスボンベ40からタンク30内に導入するガスを温調しない場合、ガスの温度は室温である。このため、タンク30内に導入されたガスは、暖められて膨張することで、タンク30内部の圧力を上昇させる。この実施の形態2では、このガス膨張による圧力上昇を抑制するために、ヒータ52を用いてガス配管を加熱して、ガスを温調する。
ヒータ52によるガスの調節温度は、タンク30の調節温度と同じ温度であることが好ましい。ただし、タンク30と同じ温度になっているガスは高温タンク30または溶融錫34に接している箇所のみである。このため、ガス温度は、タンク30の温度まで上げる必要はなく、たとえば40℃程度であればよい。なお、図5では、ガスボンベ40を温調してない。ただし、圧力調整器41とタンク30との間のガス流路L1が短い場合、ガスボンベ40内のガスが温調される前にタンク30内に導入されるため、ガスボンベ40自体を温調することが好ましい。
以上のように、この実施の形態2では、圧力調整器41とターゲット供給部11との間に圧力変動を1kPa以下とすることが可能な高精度の圧力コントローラ51を配置するとともに、ガス流路L1であるガス配管を加熱してガスを温調するヒータ52を設けている。これにより、ガス温度の変化による圧力変動を抑制することが可能となるため、ターゲット13の速度変動を小さくして、EUV光が集光する位置の変動を抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラを低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。さらに、上述の実施の形態1と同様に、溶融錫34の温度を一定に制御するヒータ33を設けているので、ターゲット13の速度変動をより小さくして、EUV光が集光する位置の変動をより抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラをより低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
実施の形態3
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。図6は、この発明の実施の形態3によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図6に示すように、この実施の形態3によるターゲット供給装置3は、タンク30近傍のガス流路L1内の圧力を検出する圧力計53と、この圧力計53が検出した圧力をもとに圧力コントローラ51による圧力制御を制御するコントローラ60とを有する。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
上述の実施の形態1で示した圧力コントローラ51は、内蔵の圧力計の計測値をもとに圧力制御している。すなわち、圧力コントローラ51近傍の圧力をもとに圧力制御している。一方、この実施の形態3では、タンク30の近傍に圧力計53が配置されているため、ターゲット13を加圧している圧力をより正確に計測できる。このため、圧力コントローラ51にはターゲット13を加圧している圧力がコントローラ60を介してフィードバックされるため、圧力コントローラ51は、より正確に圧力制御を行うことができる。
なお、この実施の形態3では、圧力計53をガス流路L1上に設けた。しかしながら、この構成に限るものではない。たとえば図7に示したターゲット供給装置3aのように、ガス流路L1とは異なり、タンク30に直結するガス流路L2を設け、このガス流路L2の一端に圧力計53に対応する圧力計54を設けることで、タンク30近傍の圧力を検出するようにしてもよい。この場合、圧力計54が検出する圧力はガス流路L1内の圧力ではないため、ガス流による圧力の変動を少なくすることが可能となり、結果、安定した圧力検出を行うことができる。
以上のように、この実施の形態3では、圧力調整器41とターゲット供給部11との間に圧力変動を1kPa以下とすることが可能な高精度の圧力コントローラ51を配置するとともに、この圧力コントローラ51がタンク30の近傍に配置した圧力計53の計測値をもとに圧力制御する。このため、ターゲット13を加圧している圧力をより正確に圧力制御することができる。しかも、上述の実施の形態2と同様に、ガス流路L1であるガス配管をヒータ52で加熱してガスを温調することで、ガス温度の変化による圧力変動を抑制することが可能となる。さらに、ヒータ33を設けて溶融錫34の温度を一定に制御することで、ターゲット13の速度変動をより小さくして、EUV光が集光する位置の変動をより抑えることが可能となる。この結果、露光機において生じる露光ムラをより低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
実施の形態4
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。図8は、この発明の実施の形態4によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図8に示すように、この実施の形態4によるターゲット供給装置4は、圧力コントローラ51をバイパスするガス流路L3を備える。このガス流路L3の配管径は、圧力コントローラ51が流す流量よりも大きな流量を流すことができる程度に大きい。また、ガス流路L3上にはバルブ43が設けられ、圧力調整器41と圧力コントローラ51との間のガス流路L1上であってガス流路L3の分岐点と圧力コントローラ51との間にバルブ42が設けられる。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
高精度の圧力制御を行う圧力コントローラ51は、最大ガス流量が小さい。このため、圧力コントローラ51のみを介してタンク30内を加圧する場合、昇圧時間が長くなる。そこで、タンク30内を昇圧する場合、バイパスラインであるガス流路L3を介して昇圧するように構成することで、圧力コントローラ51を配置する場合であっても、昇圧時間を短縮することが可能となる。
ここで、図9に示すフローチャートを参照して、コントローラ60に対応するコントローラ61によるタンク30内のガス圧制御処理手順について説明する。図9において、まずコントローラ61は、バルブ42を閉とした状態を維持するとともに、バルブ43を閉状態から開状態にする(ステップS101)。これにより、ガスがガス流路L3を介して大流量でタンク30内に流入するため、タンク30内の昇圧が短時間に行われる。
その後、コントローラ61は、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS102)。この所定時間とは、たとえば、タンク30内のガス圧が、ターゲットを噴出する際のガス圧の90%程度になるまでに要する通常の時間であって、予め実験やシミュレーションによって求められた時間である。なお、上述の実施の形態3と同様に、圧力計53を設け、この圧力計53の圧力が使用ガス圧の90%以上になったか否かを判断するようにしてもよい。
ステップ102の判断の結果、所定時間経過していない場合(ステップS102,No)、コントローラ61は、ステップ102の判断処理を繰り返す。一方、所定時間経過した場合(ステップS102,Yes)、コントローラ61は、バルブ42を閉状態から開状態にするとともに、バルブ43を開状態から閉状態にし(ステップS103)、続いて、圧力コントローラ51による高精度の圧力制御処理を行う(ステップS104)。
つぎに、コントローラ61は、図示しないメインコントローラなどから終了指示があったか否かを判断し(ステップS105)、終了指示がない場合(ステップS105,No)、ステップS104に移行して、圧力コントローラ51による高精度圧力制御を継続する。一方、終了指示があった場合(ステップS105,Yes)、コントローラ61は、バルブ42を開状態から閉状態にし(ステップS106)、その後、本処理を終了する。
以上のように、この実施の形態4では、圧力調整器41とターゲット供給部11との間に圧力変動を1kPa以下とすることが可能な高精度の圧力コントローラ51を配置するとともに、圧力コントローラ51をバイパスするガス流路L3を設け、タンク30内のガス圧昇圧時にガス流路L3を介して昇圧するようにしている。これにより、昇圧時間を短縮することが可能となるとともに、高精度の圧力制御を行うことが可能となるため、ターゲット13の速度変動を小さくして、EUV光が集光する位置の変動を抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラを低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。さらに、上述の実施の形態1と同様に、溶融錫34の温度を一定に制御するヒータ33を設けているので、ターゲット13の速度変動をより小さくして、EUV光が集光する位置の変動をより抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラをより低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
実施の形態5
つぎに、この発明の実施の形態5について説明する。図10は、この発明の実施の形態5によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図10に示すように、この実施の形態5によるターゲット供給装置5は、圧力コントローラ51に対応して、流量制御バルブ44および47とバルブ45および48とを設けている。流量制御バルブ44およびバルブ45は、それぞれガス流路L1のタンク30側に順次配置される。バルブ45のタンク30側には、ガス流路L1から分岐し、一端が排気口を有する排気用のガス流路L4が設けられる。このガス流路L4上には、ガス流路L1の分岐点から順次、流量制御バルブ47およびバルブ48が配置される。また、上述の実施の形態4と同様に、ガス流路L1のバイパスラインとしてガス流路L3が設けられることで、圧力調整器41と流量制御バルブ44との間と、ガス流路L4の分岐点とタンク30との間とがバイパスされる。また、このガス流路L3上に、バルブ43に対応したバルブ46が配置される。さらに、タンク30近傍のガス流路L1内の圧力を検出する圧力計53が設けられる。その他の構成は、図8に示したターゲット供給装置4の構成と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
この実施の形態5では、圧力コントローラ51に対応する圧力制御が、流量制御バルブ44および47とバルブ45および48とを用いて行われる。ガスの流量は、流量制御バルブ44および47によって調整される。コントローラ62は、圧力計53で圧力を計測し、圧力が低下した場合、バルブ45を開にしてガスをタンク30内に導入することで圧力を上げる。一方、圧力が上昇した場合、コントローラ62は、バルブ48を開にしてガスを排気することによって圧力を下げる。すなわち、この実施の形態5では、加圧と減圧(排気)とを組み合わせることによって、高精度の圧力制御が行われる。この実施の形態5では、実施の形態4と同様に、ガス流路L3を介して昇圧を短時間に行うことが可能である。
ここで、図11に示すフローチャートを参照して、コントローラ62によるタンク30内のガス圧制御処理手順について説明する。図11において、まずコントローラ62は、バルブ45および48を閉とした状態を維持するとともに、バルブ46を閉状態から開状態にする(ステップS201)。これにより、ガスがガス流路L3を介して大流量でタンク30内に流入するため、タンク30内の昇圧が短時間に行われる。
その後、コントローラ62は、圧力計53が検出した圧力計測値Pが、ターゲット13を噴出する際のタンク30内の使用圧Paの90%以上になっているか否かを判断する(ステップS202)。圧力計測値Pが使用圧Paの90%以上になっていない場合(ステップS202,No)、コントローラ62は、ステップ202の判断処理を繰り返す。一方、圧力計測値Pが使用圧Paの90%以上になっている場合(ステップS202,Yes)、コントローラ62は、バルブ45を閉状態から開状態にするとともに、バルブ46を開状態から閉状態にして(ステップS203)、昇圧段階から高精度圧力制御状態に移行する。
その後、コントローラ62は、圧力計測値Pと使用圧Paとの絶対値の差が所定差圧ΔPth以上であるか否かを判断し(ステップS204)、所定差圧ΔPth以上でない場合(ステップS204,No)、ステップ204の判断処理を繰り返す。一方、所定差圧ΔPth以上である場合(ステップS204,Yes)、コントローラ62は、つぎに、使用圧Paから圧力計測値Pを減算した値が0以上であるか否かを判断する(ステップS205)。すなわち、コントローラ62は、タンク30内の圧力が使用圧Pa以下であるか否かを判断する。タンク30内の圧力が使用圧Pa以下である場合(ステップS205,Yes)、コントローラ62は、バルブ45を開状態にするとともに、バルブ48を閉状態にする(ステップS206)ことで、流量制御バルブ44によって制御された流量でタンク30内の圧力を上昇させる。一方、使用圧Pa以下でない場合(ステップS205,No)、コントローラ62は、バルブ45を閉状態にするとともに、バルブ48を開状態にする(ステップS207)ことで、タンク30内のガスを流量制御バルブ47によって制御された流量で排気してタンク30内を減圧する。
その後、コントローラ62は、図示しないメインコントローラなどから終了指示があったか否かを判断し(ステップS208)、終了指示がない場合(ステップS208,No)、ステップS204に移行して、流量制御バルブ44および47とバルブ45および48とによる高精度圧力制御を継続する。一方、終了指示があった場合(ステップS208,Yes)、コントローラ62は、バルブ45,48および46を閉状態にし(ステップS209)、その後、本処理を終了する。
なお、図12に示すターゲット供給装置5aのように、流量制御バルブ44および47に替えて、流量を絞るオリフィス44aおよび47aを用いてもよい。
以上のように、この実施の形態5では、圧力調整器41とターゲット供給部11との間に、加圧と排気とを行うための流量制御バルブ44および47とバルブ45および48とを配置し、この流量制御バルブ44および47とバルブ45および48とを用いて高精度圧力制御を行うとともに、これらをバイパスするガス流路L3を設け、タンク30内のガス圧昇圧時にガス流路L3を介して昇圧させるようにしている。このため、昇圧時間を短縮することが可能となるとともに、高精度の圧力制御を行うことが可能となるため、ターゲット13の速度変動を小さくして、EUV光が集光する位置の変動を抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラを低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。さらに、上述の実施の形態1と同様に、溶融錫34の温度を一定に制御するヒータ33を設けているので、ターゲット13の速度変動をより小さくして、EUV光が集光する位置の変動をより抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラをより低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
実施の形態6
つぎに、この発明の実施の形態6について説明する。上述した実施の形態1〜5およびその変形例では、ターゲットの供給方法にコンティニュアスジェット法を採用していた。このため、上述の実施の形態1〜5およびその変形例では、数MPa〜十数MPa程度の比較的高い圧力がタンク30内のターゲット物質に与えられていた。これに対し、本実施の形態6では、静電引出し法を採用する。この静電引出し法では、ノズル先端と対向する位置に電極が配置される。例えば、ノズル先端を接地して、この電極に電圧を印加すると、ターゲット物質に静電引力が働く。この静電引力とタンク内のガス圧により、ノズル先端からターゲット物質が、ドロップレットの形態で出力される。このように、静電引出し法を採用したターゲット供給装置では、電極に電圧を印加することにより、静電引力が働くため、ターゲット物質を蓄えるタンク内部の圧力は、コンティニュアスジェット法を採用した場合よりも、比較的低い圧力、たとえば1MPa以下の圧力であってもよい。
ここで、本実施の形態6によるターゲット供給装置の一例を説明する。なお、以下の説明では、上述の実施の形態1によるターゲット供給装置1に、静電引出し法を適用した場合を例に挙げる。ただし、これに限定されず、上述の実施の形態2〜5およびその変形例のいずれにたいしても、この実施の形態6を適用することは容易である。
図13は、この実施の形態6によるターゲット供給装置の構成を示す模式図である。図13に示すように、この実施の形態6によるターゲット供給装置6は、図2に示すターゲット供給装置1と同様の構成において、ターゲット供給部11がターゲット供給部21に置き換えられている。ターゲット供給部21は、ターゲット供給部11と同様の構成の構成に加え、ノズル先端31aと対向して配置された電極36と、電極36とノズル先端31aとの間を絶縁しつつ一定の距離d離間した状態に固定する絶縁部35と、を備える。なお、電極36におけるノズル31と対応する部分、すなわちターゲット13の射出軌道には、ターゲット13を通過させる孔36aが形成されている。
電極36には、ターゲット物質をノズル13から引き付ける電界を発生するための電圧信号が入力される。この電圧信号は、矩形波、三角波または正弦(余弦)波などのパルス信号であっても、定電圧信号であってもよい。また、ノズル先端部31aは、接地されていてもよいし、電圧信号の極性と逆極性の電位が与えられていてもよい。高精度の電圧信号を印加することにより、溶融金属であるターゲット物質をノズル31から引き出す力(静電引力)を一定に保つことが可能となるため、ターゲット13の安定供給が実現する。さらに、ノズル31の先端部分であるノズル先端31aは、ターゲット13の射出方向へ円錐状に突出している。これにより、電極36とノズル31との間に形成される電界をノズル先端部31a付近に集中させることが可能となるため、効率的にターゲット物質をノズル31から引き出してターゲット13として射出することが可能となる。
以上のように、静電引力とタンク30内のガス圧を用いてドロップオンデマンドで能動的にターゲット13をノズル31から射出させる、いわゆる静電引出し法によるターゲット供給装置6においても、上述した実施の形態1〜5およびその変形例と同様に、タンク30内部の圧力を一定の圧力(<1MPa)に保つことが好ましい。
なお、タンク内を加圧する圧力は、ターゲット物質(溶融Sn)をノズル先端31aから出力する臨界値程度でよい。臨界値Pは、以下の式3で表すことができる。
Figure 0005551426
なお、式3において、γはターゲット物質の表面張力、rはノズル先端31aの孔の半径、ρはターゲット物質の密度、gは重力加速度、hはノズル先端31aからターゲット物質の上液面までの高さである。
ここで、ターゲット物質の表面張力γ=0.573[N/m]、ノズル先端31aの孔の半径r=5[μm]、ターゲット物質の密度ρ=7000[kg/m]、重力加速度g=9.8[N/s]、ノズル先端31aからターゲット物質の上液面までの高さh=0.2[m]とすると、ガス圧の臨界値P=215[kPa]となる。このように、タンク30内圧力についての許容変動範囲は、1000Pa以下に抑える必要があり、好ましくは600Pa以下の変化に抑える必要があり、さらにより好ましくは200Pa以下の変化に抑える必要がある。
また、静電引出し法を用いた場合において、ターゲット物質の出力の安定性をさらに、向上させるにはタンク30内圧力についての許容変動範囲(たとえば変動を誤差として見なせる程度の値)は、その5パーセント以下の値とみなすことができる、たとえば±10Pa程度であることが分かる。このように、タンク30内部の圧力変動幅をたとえば±10Pa以下という小さい変動範囲内に抑えることで、ターゲット13の速度変動を小さくして、EUV光が集光する位置の変動を抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラを低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
なお、本実施の形態6においても、溶融錫34の温度を一定に制御するヒータ33を設けているので、ターゲット13の速度変動をより小さくして、EUV光が集光する位置の変動をより抑えることが可能となり、この結果、露光機において生じる露光ムラをより低減することができる極端紫外光光源装置が実現される。
なお、上記実施の形態およびその変形例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。さらに、上述の各実施の形態およびその変形例は、相互に適宜組み合わせることが可能である。
1〜5,3a,5a,6 ターゲット供給装置
10 真空チャンバ
11,21 ターゲット供給部
13 ターゲット
14 集光ミラー
15 ドライバレーザ
16 レーザ集光光学系
17 排気装置
18 プラズマ
19 極端紫外光
20 励起用レーザビーム
26 高精度圧力調整機構
30 タンク
31 ノズル
31a ノズル先端
32 ピエゾ素子
33,52 ヒータ
34 溶融錫
35 絶縁部
36 電極
36a 孔
40 ガスボンベ
41 圧力調整器
42,43,45,46,48 バルブ
44,47 流量制御バルブ
44a,47a オリフィス
51 圧力コントローラ
53,54 圧力計
60,61,62 コントローラ
L1〜L4 ガス流路

Claims (10)

  1. ノズルから出力される液状のターゲット物質を蓄えるタンク内のガス圧を、圧力調整器が備えつけられたガス供給源から供給されるガスの圧力で制御するターゲット供給装置であって、
    前記ガス供給源から供給されるガスを前記タンクへ導入するガス流路と、
    前記ガス流路上に配置されて当該ガス流路を流れるガスの圧力を調整し、前記圧力調整器よりも高精度の圧力調整が可能な高精度圧力調整器と、
    前記高精度圧力調整器をバイパスするバイパスガス流路と、
    前記バイパスガス流路上に設けられたバルブと、
    前記タンク内を昇圧する場合、前記バルブを開とすることで前記バイパスガス流路を介して前記タンク内に前記ガスを流入し、前記バルブを開としてから所定時間経過した場合あるいは前記タンク内が所定圧に達した場合、前記バルブを閉とすることで前記高精度圧力調整器による前記タンク内部の圧力調整を行うコントローラと、
    を備えたことを特徴とするターゲット供給装置。
  2. ノズルから出力される液状のターゲット物質を蓄えるタンク内のガス圧を、圧力調整器が備えつけられたガス供給源から供給されるガスの圧力で制御するターゲット供給装置であって、
    前記ガス供給源から供給されるガスを前記タンクへ導入するガス流路と、
    前記ガス流路上に配置されて当該ガス流路を流れるガスの圧力を調整し、前記圧力調整器よりも高精度の圧力調整が可能な高精度圧力調整器と、
    を備え、
    前記高精度圧力調整器は、
    前記圧力調整器と前記タンクとの間の前記ガス流路上に設置した第1流量制御バルブと、
    前記第1流量制御バルブに対するガスの流入を開閉する第1開閉バルブと、
    前記第1流量制御バルブおよび前記第1開閉バルブの前記タンク側の前記ガス流路から分岐し、一端が排出口を形成した分岐ガス流路と、
    前記分岐ガス流路上に設置した第2流量制御バルブと、
    前記第2流量制御バルブに対するガスの流入を開閉する第2開閉バルブと、
    前記タンク近傍の前記ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、
    前記圧力計の測定値が前記タンク内の使用圧を下回った場合、前記第1開閉バルブを開にするとともに前記第2開閉バルブを閉にして前記第1流量制御バルブによる加圧制御を行い、前記圧力計の測定値が前記タンク内の使用圧を超えた場合、前記第1開閉バルブを閉にするとともに前記第2開閉バルブを開にして前記第2流量制御バルブによる排気制御を行うコントローラと、
    を備えたことを特徴とするターゲット供給装置。
  3. 前記ターゲット物質は、前記タンク内の圧力によって前記タンクに設けられた前記ノズルから出力することを特徴とする請求項1または2に記載のターゲット供給装置。
  4. 前記ノズルと対向する位置に設けられた電極をさらに備え、
    前記ターゲット物質は、前記タンク内の圧力と前記電極に電位が与えられることで生じた静電引力とによって前記ノズルから出力することを特徴とする請求項1または2に記載のターゲット供給装置。
  5. 前記タンクを覆い、該タンク内部の温度を前記ターゲット物質が溶融する温度以上に保持する温調部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のターゲット供給装置。
  6. 前記圧力調整器と前記タンクとの間の前記ガス流路を覆い、該ガス流路の温度を前記タンク内部の温度に近づける温調部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のターゲット供給装置。
  7. 前記タンク近傍の前記ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、
    前記圧力計の測定値をもとに前記高精度圧力調整器を制御するコントローラと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のターゲット供給装置。
  8. 前記タンクに直結する計測用ガス流路と、
    前記計測用ガス流路内の圧力を検出する圧力計と、
    前記圧力計の測定値をもとに前記高精度圧力調整器を制御するコントローラと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のターゲット供給装置。
  9. 前記第1流量制御バルブおよび第1開閉バルブをバイパスするバイパスガス流路と、
    前記バイパスガス流路上に設けられたバルブと、
    をさらに備え、
    前記コントローラは、前記タンク内を昇圧する場合、前記第1開閉バルブおよび第2開閉バルブを閉とするとともに前記バルブを開とすることで前記バイパスガス流路を介して前記タンク内に前記ガスを流入し、前記第1開閉バルブおよび第2開閉バルブを閉とするとともに前記バルブを開としてから所定時間経過した場合あるいは前記タンク内が所定圧に達した場合、前記バルブを閉とするとともに前記第1開閉バルブおよび前記第2開閉バルブを開閉制御することで前記タンク内の圧力変動を抑えつつ使用圧に近づけることを特徴とする請求項に記載のターゲット供給装置。
  10. 前記第1流量制御バルブおよび前記第2流量制御バルブは、オリフィスであることを特徴とする請求項2または9に記載のターゲット供給装置。
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