JP5548888B2 - レーザ通信機 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ通信機に関し、特に地上に設置されているレーザ通信機と移動する車両などに搭載されているレーザ通信機とでレーザ通信するのに好適なレーザ通信機に関する。
図5は、従来のレーザ通信機の構成を示す図である。図5(a)は正面図、図5(b)は側面図である。図6は、その従来のレーザ通信機の使用態様を示す図である。従来のレーザ通信機は、ビーコン検出用4分割センサ11およびレーザ送受信器12を有するレーザ通信器10、レーザビーム制御器20、ミラーアクチュエータ31、可動ミラー32、およびビーコン送信器40から成る。この構成のレーザ通信機を地上に設置されているレーザ通信機211および道路60上を走行する移動体61に搭載されているレーザ通信機212として使用して、これらのレーザ通信機間でレーザ通信する。ビーコン送信器40は、レーザ通信機が存在する位置を相手レーザ通信機に知らせるために20〜30度の広角に光を送信する。ビーコン検出用4分割センサ11は、相手ビーコン送信器40からのビーコン光を検出し、自身の可動ミラー32が所望の方向に向いているかどうかを検出する。すなわち、通信のために送信するレーザビームが可動ミラー32によって相手ビーコン光の到来方向に向いているかどうかを検出する。レーザビーム制御器20は、この検出信号に基づいて、もしレーザビームの方向が相手ビーコン光の到来方向よりも上下左右にずれていた場合は、それを打ち消すように駆動信号をミラーアクチュエータ31に送って、可動ミラー32を駆動し、レーザビームの方向を相手ビーコン光の到来方向に向け、レーザ送受信器12によって相手レーザ通信機とレーザ通信する(たとえば、特許文献1参照)。
この従来の技術は、物理的な振動等が少なく、あるいは移動速度が遅い場合には、使用可能である。
しかしながら、この従来のレーザビーム制御は、相手ビーコン光が到来する方向に自身の通信用のレーザビームの送信方向を向けるように制御するのみであり、そのレーザビームが相手側のレーザ受信機で正しく受信されていることが確認されないという問題点がある。この方式のことを、ここではオープンループ制御と呼ぶ。高速移動する移動体は振動などが激しく、このオープンループ制御では、レーザ光の受光範囲を狭くするとレーザスポットが安定して相手側の受信器に当たらなくなり、その結果、送信したデータが正しく受信できなくなるという問題点がある。
レーザ光の通信距離は放射角度と大きな関係があり、同じレーザ装置を用いる限り、その放射角度を広くすると通信距離が短く、狭くすると通信距離が長くなる。レーザ通信の鉄道環境への適用を考えた場合、通信距離を十分に確保する必要があるので、レーザ光の受光範囲はなるべく狭くしたい。
図12は、他の従来のレーザ通信機の使用態様を示す図である。レール60上を走行する移動体61と基地局71〜74とがレーザ通信する場合には、#1基地局71と通信中に移動体61が移動すると#2基地局72との通信に切り替えるというように次々と通信を切り替える必要がある。このため、従来は固定の基地局から広い範囲に光を送信(または広い範囲から受光)して通信エリアがレール60上で途切れることがないようにすることが知られている(たとえば、特許文献2参照)。しかし、この場合には光ビームを広げてしまうために遠距離の通信ができず、それだけ多くの基地局を使わなければならない。このために、遠距離の通信ができるレーザ通信の特性を生かすことができない。
図13は、更に他の従来のレーザ通信機の構成を示す図である。この従来のレーザ通信機は遠距離間の通信を可能とするものであり、#1レーザ通信機241と#2レーザ通信機242は同じ構成を備える。そのレーザ通信機241、242は、ビーコン送信器101、可動ミラー102、ミラーアクチュエータ103、望遠レンズ104、望遠センサ105、レーザビーム制御器108、およびレーザ送受信器109から成る。まず、#2レーザ通信機242のビーコン送信器101からのビーコン光を、可動ミラー102、およびレンズ104を介して望遠センサ105で受ける。望遠センサ105として図2に示す4分割センサ11が用いられるのが一般的である。4分割センサ11の中心にビーコン光の像がレンズ104によって投映されれば、装置が所望の方向に向けられているが、4分割センサ11の中心以外に投映されている場合は、そのスポットが4個の受光部11a、11b、11c、11dのどれにあたるかによって、装置が所望の方向から、上下、左右のどちらにずれているかを検出することができる。この方向のずれをもとに、レーザビーム制御器108は、ミラーアクチュエータ103によって可動ミラー102を駆動することによってレーザビーム送受信の方向を補正し、正しく所望の方向に向けることができる。これにより、双方のレーザ送受信器109がレーザ通信することができる。レーザビーム送受信の方向を補正する装置として代表的なものとしては、レーザ通信機全体をジンバルとよばれる回転台に搭載する方式、および、図13に示されているミラー1枚ないしは2枚を機械的に動かしてビームの方向を制御する方式の2方式がある。ジンバル方式ではレーザ装置全体を所望の方向に機械的に向けることで通信を確立し、ミラー方式では、ミラーの方向を補正することで通信を確立する。しかしながら、上記の2方式では、移動体が高速に移動しながら地上基地局間でハンドオーバを行うことは不可能である。まず、ジンバル方式では、装置全体を回転させる方式なので、その動作速度を速くすることが困難であり、移動体のレーザ通信機の方向をすばやく一つの基地局から次の基地局に方向を変えることが物理的に不可能である。また、ミラー1枚ないしは2枚を機械的に動かしてビームの方向を制御する方式では、ミラーを敏速に動かすことは可能であるが、ビーコン検出のために望遠センサを用いる限り、現在リンクされている基地局の方向を追跡する機能しかなく、次の基地局を検出してその方向にビームを向けるという機能を実現することができない。
特開平07−264135号公報 特開2001−168803号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、細いレーザ光を相手ビーコン光の到来方向に送信した際に、遠方にあって狭い受光範囲を有する相手受信器がそのレーザ光を確実に受信できるレーザ通信機を提供することを目的とする。
本発明のレーザ通信機は、相手レーザ通信機からのレーザ光の2次元上の受信位置を検出する光受信位置検出器と、本レーザ通信機の存在位置を前記相手レーザ通信機に知らせるためのビーコン光を前記受信位置に関する情報によって変調して送信するビーコン送信器と、前記ビーコン光とは別のレーザ光によって前記相手レーザ通信機とレーザ通信を行うレーザ送受信器とを備えることを特徴とする。
また、前記ビーコン送信器は、前記レーザ送受信器におけるレーザ受信状況に関する情報によって前記ビーコン光を変調して送信することで、より正確にレーザ光の送信方向を制御することができる。
また、本発明のレーザ通信機は、相手レーザ通信機の存在位置を知らせるためのビーコン光を受信して、該相手レーザ通信機の存在方向を検出すると共に、該相手レーザ通信機における本レーザ通信機からのレーザ光の2次元上の受信位置に関する情報を復調するビーコン受信器と前記レーザ光によって前記相手レーザ通信機とレーザ通信を行うレーザ送受信器と、前記相手レーザ通信機の存在方向および復調した受信位置情報に基づいて前記レーザ光の送信方向を制御する送信光方向制御器とを備えることを特徴とする。
また、前記ビーコン受信器は、相手レーザ通信機におけるレーザ受信状況に関する情報も復調し、前記送信光方向制御器は、復調したレーザ受信状況情報にも基づいてレーザ光の送信方向を制御することで、より正確にレーザ光の送信方向を制御することができる。
本発明によれば、レーザ光の受光範囲を狭くしてもレーザスポットが安定して相手側の受信器に当たるレーザ通信機を提供することができる。
実施例1によるレーザ通信機の構成を示す図である。 4分割センサの具体的構造を示す図である。 実施例1のレーザ通信機の使用態様を示す図である。 実施例1の動作を説明する図である。 従来のレーザ通信機の構成を示す図である。 従来のレーザ通信機の使用態様を示す図である。 実施例2によるレーザ通信機の使用態様を示す図である。 実施例2の動作を説明する図である。 実施例2によるレーザ通信機の構成を示す図である。 実施例3によるレーザ通信機の構成を示す図である。 PSDの構造を示す図である。 他の従来のレーザ通信機の使用態様を示す図である。 更に他の従来のレーザ通信機の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、実施例1によるレーザ通信機の構成を示す図である。図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。図2は、4分割センサの具体的構造を示す図である。図3は、実施例1のレーザ通信機の使用態様を示す図である。本実施例のレーザ通信機は、ビーコン検出用4分割センサ11およびレーザ送受信器12を有するレーザ通信器10、レーザビーム制御器20、ミラーアクチュエータ31、可動ミラー32、ビーコン送信器40、およびレーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dから成る。ビーコン検出用4分割センサ11は、図2に示すように、十文字の分割線にて4分割された受光部11a、11b、11c、11dを備える。これら受光部11a、11b、11c、11dにおける光受信強度に相当する出力信号の強度を比較することによってビーコン光の到来方向を検出することができる。この構成のレーザ通信機を地上に設置されているレーザ通信機201およびレール60上を走行する移動体61に搭載されているレーザ通信機202として使用して、これらのレーザ通信機間でレーザ通信を行う。本実施例の構成は、図5および図6で説明した従来技術と比べて、レーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dを備える点、および、レーザ送受信器12からの状態信号(たとえば、レーザ光受信強度、PLL(位相同期回路:Phase-Locked Loop)ロック状態など)がレーザビーム制御器20に送られている点が異なる。
レーザビームの方向制御に関しては、まず、従来方式と同様に、ビーコン検出用4分割センサ11が、相手ビーコン送信器40からのビーコン光を検出し、自身の可動ミラー32が所望の方向に向いているかどうかを検出する。すなわち、通信のために送信するレーザビームが可動ミラー32によって相手ビーコン光の到来方向に向いているかどうかを検出する。レーザビーム制御器20は、この検出信号に基づいて、もしレーザビームの方向が相手ビーコン光の到来方向よりも上下左右にずれていた場合は、それを打ち消すように駆動信号をミラーアクチュエータ31に送って、可動ミラー32を駆動し、レーザビームの方向を相手ビーコン光の到来方向に向け、レーザ送受信器12によって相手レーザ通信機とレーザ通信する。ここまでは、従来方式と同じであるが、本実施例は以下の処理も行う。上記方式で制御されたミラーアクチュエータ31の方向で自身のレーザビームが相手側に向けられた時に、そのレーザスポットが相手側で正しく当たっているかどうかを相手側のレーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dおよびレーザ送受信器12からの状態信号(たとえば、レーザ光受信強度、PLLロック状態など)で検出し、ビーコン光を変調させることによりその検出データを送り返してもらう。この情報を自身のビーコン検出用4分割センサ11で復調することにより相手側の受信状況を把握する。相手側から来た情報のうち、レーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50d(図1の例では4個)で検出されたレーザスポット光強度を相互比較することで、自身のレーザが相手側の受信機の所望のスポットにあたっているのか、あるいは多少上下左右にずれているのかがわかる。たとえば4個のレーザスポット光強度センサのうちの上側に設置されたレーザスポット光強度センサ50aが他の3個のレーザスポット光強度センサ50b、50c、50dよりも強いレーザスポット光を検出した場合は、相手側の所望のスポットよりも上側にずれていることがわかる。また、もう一つの情報である、レーザ送受信装置からの状態信号(たとえば、レーザ光受信強度、PLLロック状態など)を検出することで、相手側で確かに受信されているかどうかがわかる。つまり、相手側のレーザ光受信強度があるレベル以上あれば受信可能であり、さらに、相手側の受信回路のPLLがロックされれば、これも受信可能であることを示す情報となる。
ビーコン光を変調させる方式としては、あらゆる変調を使うことができるが、たとえばビーコン光の特定周波数のサイン波あるいは矩形波を作り、その周波数を変調(周波数偏移変調:FSK:Frequency Shift Keying)、あるいは位相を変調(位相偏移変調:PSK:Phase Shift Keying)することなどによってデータを送信することができる。
図4は、実施例1の動作を説明する図である。図4(a)は、自身のミラー制御のためのフローチャートであり、図4(b)は、相手側のミラー制御のための情報を送信するためのフローチャートである。まず自身のミラー制御のために、4分割センサ11からの信号を入力して(ステップS1)、その4分割センサ11からの信号をもとに、ビーコン光到来方向にレーザ送受信器12からレーザビームを送信するようにミラーアクチュエータ31への出力を計算してミラーアクチュエータ31を制御する(これが1次制御である)(ステップS2)。つぎに、4分割センサ11によってビーコン光を受光して(ステップS3)、復調するに十分な程度のビーコン光を受光できたかを判断し(ステップS4)、noであって復調するに十分な程度のビーコン光を受光できなければステップS1に戻る。yesであって復調するに十分な程度のビーコン光を受光できればステップS5に進んで、受光信号を復調して、相手側レーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dからの信号およびレーザ送受信器12からの状態信号を獲得する(ステップS5)。そして、これらの信号に基づいて、自身のレーザスポットが相手側の所望の位置にあたる、あるいはレーザ送受信器12の状態が最良になるように可動ミラー32の方向を計算しミラーアクチュエータ31を制御する(これは1次制御に引き続いて行う2次制御になる)(ステップS6)。他方、相手側のミラー制御のために、レーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dからの信号を入力して(ステップS11)、さらに、レーザ送受信器12から状態信号を入力して(ステップS12)、これらレーザスポット光強度センサ50a、50b、50c、50dからの信号およびレーザ送受信器12から状態信号をビーコン光を変調させることによって相手側に送信する(ステップS13)。これにより、通常のレーザ通信が開始される前にレーザビームの受信状況に関する情報を相手側に送信するので、それを受信した側はその情報を利用して適切な位置にレーザビームを向けて送信することができる。
図7は、実施例2によるレーザ通信機の使用態様を示す図である。レール60上を走行する車両などの移動体61と、光ファイバネットワークに接続されるすべての基地局71〜74のレーザ通信機には、広角センサと望遠センサの両方のセンサが用いられ(図9、図10参照)、移動体61の望遠センサは基地局71〜74側の通信相手を追跡するために用いられ、基地局71〜74側の望遠センサも同様に移動体61の通信相手を追跡するために用いられる。一方、移動体61の広角センサはハンドオーバをする基地局71〜74を見つけて捕捉するために用いられ、基地局71〜74側の広角センサも同様に移動体61の通信相手を見つけるために用いられる。まず、図7(a)に示す状態では移動体61は#1基地局71と通信を行っており、望遠センサを用いてレーザビームを追跡する。次に移動体61が次第に左に移動して図7(b)に示す状態になると、広角センサが次の基地局(#2基地局72)のビーコン光を検出する。移動体61のレーザ通信機は、そのレーザビームの向きを#2基地局72の方向に変え、同様に#2基地局72のレーザ通信機は、そのレーザビームの向きを移動体61の方向に向け、移動体61と#2基地局72の間でレーザ通信のリンクが確立され、図7(c)に示す状態になる。移動体61が#2基地局72の範囲にいる限り、望遠センサを用いてレーザビームを追跡することで、この通信リンクを継続する。移動体61の広角センサが次の基地局(#3基地局73)のビーコン光を検出すると、上記と同様に#2基地局72から#3基地局73へとハンドオーバを行う。
図8は、実施例2の動作を説明する図である。まず、最初に、ビーコン検出用の広角センサからの信号をもとにミラーアクチュエータを制御して可動ミラーを概略の方向へ向けて、初期捕捉を行う(ステップS21)。次に、ビーコン検出用の望遠センサからの信号をもとにミラーアクチュエータを制御して可動ミラーを正確な方向へ向けて、追跡を開始する(ステップS22)。追跡を継続しながら、ビーコン検出用の広角センサからの信号を入力し(ステップS23)、それが強いビーコン信号を検出したかどうかを判断する(ステップS24)。noであって強いビーコン信号を検出しない場合にはステップS22に戻って追跡を継続する。yesであって強いビーコン信号を検出した場合、それは次の基地局を検出したことになるので、その方向にレーザビームを向けて、捕捉を行い(ステップS25)、ステップS22に戻ってその基地局に対して追跡を開始する。これを繰り返すことで、移動体側は次々と通過する基地局とハンドオーバしながら通信を行う。また基地局側でも同じアルゴリズムによって通過する移動体を捕捉、追跡することが可能である。
図9は、実施例2によるレーザ通信機の構成を示す図である。車載の#1レーザ通信機221、地上に設置される#2レーザ通信機222、#3レーザ通信機223はいずれも同じ構成を有し、ビーコン送信器81、可動ミラー82、ミラーアクチュエータ83、広角レンズ84、広角センサ85、望遠レンズ86、望遠センサ87、レーザビーム制御器88、およびレーザ送受信器89から成る。広角センサ85および望遠センサ87は4分割センサによって構成されている。#1レーザ通信機221は移動体の後方に向けて通信するように設置して、移動に伴い新しいレーザ通信機から強いビーコン光を受信するようにしている。#2レーザ通信機222のビーコン送信器81からのビーコン光およびレーザ送受信器89からのレーザ光は、#1レーザ通信機221のミラーアクチュエータ83によって駆動される可動ミラー82によって反射され、広角センサ85、望遠センサ87、およびレーザ送受信器89に入る。#1レーザ通信機221が#2レーザ通信機222と通信している時には、望遠センサ87によってビーコン光が追跡されてレーザ通信が行われる。#1レーザ通信機221が左へ移動して、#3レーザ通信機223の近くを通過すると、#1レーザ通信機221の広角センサ85が、#3レーザ通信機223からの強いビーコン光を検出する。#3レーザ通信機223の強いビーコン光を検出することで、#1レーザ通信機221のレーザビーム制御器88は、#3レーザ通信機223の方向へレーザビームを向けるようにミラーの方向を変え始め、広角センサ85を用いて#3レーザ通信機223の概略の方向に向ける。概略の方向に向いた後、望遠センサ87を用いて#3レーザ通信機223の正確な方向に向けるように追跡を開始し、#1レーザ通信機221と#3レーザ通信機223の通信が開始される。
図10は、実施例3によるレーザ通信機の構成を示す図である。車載の#1レーザ通信機231、地上に設置される#2レーザ通信機232、#3レーザ通信機233はいずれも同じ構成を有し、ビーコン送信器91、可動ミラー92、ミラーアクチュエータ93、広角レンズ94、PSD95、望遠レンズ96、望遠センサ97、レーザビーム制御器98、およびレーザ送受信器99から成る。望遠センサ97は4分割センサによって構成されている。実施例3が実施例2と異なる点は、広角センサ85に代えてPSD95を用いて、広角レンズ94は可動ミラー92を介さずに直接にビーコン光を受信する点である。
図11は、PSDの構造を示す図である。受光面101の任意の位置(x,y)に光が当たった場合、その位置により電極X1、X2、Y1、Y2に流れる電流が変わるのでその電流値をもとに当たった光の位置を検出することができる。このように、PSD95を用いることで光源の方向を検出することができるので、PSD95の真正面にビーコン光が来るようにミラー制御をする必要がない。そのため図10では、PSD95の前には可動ミラー92がなく、ビーコン光を直接受けてその方向を検知する。このようにして、PSD95にあたる光は可動ミラー92で反射した光を用いる必要がないため、可動ミラー92を小型化できその結果より高速に可動ミラー92を動かすことができるので、より速いハンドオーバを行うことができる。PSD95以外の動作は、図9で示した広角センサ85として4分割センサを用いた場合と同じである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
10 レーザ通信器
11 4分割センサ
12、89、99、109 レーザ送受信器
20、88、98、108 レーザビーム制御器
31、83、93、103 ミラーアクチュエータ
32、82、92、102 可動ミラー
40、81、91、101 ビーコン送信器
50 レーザスポット光強度センサ
60 レール
61 移動体
71〜74 基地局
84、94 広角レンズ
85 広角センサ
86、96、104 望遠レンズ
87、97、105 望遠センサ
95 PSD
101 受光面
201、202、211、212、221〜223、231〜233、241、242 レーザ通信機

Claims (4)

  1. 相手レーザ通信機からのレーザ光の2次元上の受信位置を検出する光受信位置検出器と、
    本レーザ通信機の存在位置を前記相手レーザ通信機に知らせるためのビーコン光を前記受信位置に関する情報によって変調して送信するビーコン送信器と、
    前記ビーコン光とは別のレーザ光によって前記相手レーザ通信機とレーザ通信を行うレーザ送受信器と
    を備えることを特徴とするレーザ通信機。
  2. 前記ビーコン送信器は、前記レーザ送受信器におけるレーザ受信状況に関する情報によって前記ビーコン光を変調して送信することを特徴とする請求項1記載のレーザ通信機。
  3. 相手レーザ通信機の存在位置を知らせるためのビーコン光を受信して、該相手レーザ通信機の存在方向を検出すると共に、該相手レーザ通信機における本レーザ通信機からのレーザ光の2次元上の受信位置に関する情報を復調するビーコン受信器と
    前記レーザ光によって前記相手レーザ通信機とレーザ通信を行うレーザ送受信器と、
    前記相手レーザ通信機の存在方向および復調した受信位置情報に基づいて前記レーザ光の送信方向を制御する送信光方向制御器と
    を備えることを特徴とするレーザ通信機。
  4. 前記ビーコン受信器は、相手レーザ通信機におけるレーザ受信状況に関する情報も復調し、前記送信光方向制御器は、復調したレーザ受信状況情報にも基づいてレーザ光の送信方向を制御することを特徴とする請求項3記載のレーザ通信機。
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