JP5548575B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡に関する。
十二指腸近傍の胆管や膵管などの特に細い部分の診断に使用される内視鏡として、撮像系の対物レンズと、処置具用チューブの開口部とが内視鏡挿入部の先端部側面に設けられた側視型内視鏡が用いられている。例えば十二指腸に開口する胆管内部を診断する場合、処置具用チューブにカテーテルを挿入し、カテーテルにより胆管内に造影剤を注入し、X線透視を行う。あるいは、処置具用チューブを通じて子内視鏡(ファイバースコープ)を胆管内に挿入して観察を行う(特許文献1)。この場合、処置具用チューブの内部が子内視鏡で占められてしまうため、処置具用チューブに鉗子等を挿通して使うことができない。すなわち、胆管内部などの狭いところに関しては、観察のみが可能で、処置はできなかった。
ここで、観察と処置とを同時に可能にするため、挿入部先端に挿入方向前方に向かって対物レンズが設けられた直視型内視鏡を使い、この内視鏡の挿入部を直接胆管内部に挿入することが考えられるが、十二指腸等の狭い空間で使うためには、挿入部の湾曲性能が重要となる。湾曲性能の改善に関しては、上下左右の四方向への回動のために組み合わせられる第1四方向湾曲駒および第2四方向湾曲駒と、上下二方向に回動する二方向駒とのそれぞれのピン間距離を適切な値に設定した例がある(特許文献2)。この例によれば、湾曲部の曲率半径が局所的に変化することなく、滑らかな形状で湾曲させることが可能となる。
特開2003−144381号公報 特開2002−209832号公報
上述のように、湾曲操作された際に、湾曲部を滑らかに湾曲させて内視鏡の操作性を向上させる試みがされているが、近年、小径の挿入部を有する内視鏡を使用する際に、湾曲部を小回り良く湾曲させたいという要望が出ている。特に、小径でかつ直視型の内視鏡を用いて胆管等に挿入部を挿入し、観察と処置とを同時に行うためには、胆管等に挿入し易いように湾曲部の曲率半径を小さくすることが課題となる。
本発明は、体腔内の狭い空間であっても使用し易い湾曲性能を有する内視鏡を提供することを目的とする。
体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
前記湾曲部の先端側に配置された前記第二節輪の個数は、前記湾曲部の基端側に配置された前記第二節輪の個数よりも多く、
前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸はいずれも、前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から同じ側に偏心した位置を通っており、
当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられ、
前記対物レンズの光軸は、前記湾曲部が曲げられていない状態において、前記先端側に配置された複数の前記第二節輪の回動軸を含む面上に設定されている内視鏡。
体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
前記湾曲部の先端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数は、前記湾曲部の基端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数よりも多く、
前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸はいずれも、前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から同じ側に偏心した位置を通っており、
当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられ、
前記対物レンズの光軸は、前記湾曲部が曲げられていない状態において、前記先端側に配置された複数の前記第二節輪の回動軸を含む面上に設定されている内視鏡。
本発明の内視鏡によれば、湾曲部の曲率半径が小さいことから体腔内の狭い空間であっても使用し易い湾曲性能が得られる。
本発明の実施形態を説明するための一例である内視鏡の外観図である。 挿入部の先端部の正面図である。 外皮部材を取り外した状態の湾曲部の側面図である。 第一節輪および第二節輪の斜視図である。 基端側領域における湾曲部の断面図である。 先端側領域における湾曲部の断面図である。 湾曲部の上下方向への湾曲状態を示す図である。 湾曲部の左右方向への湾曲状態を示す図である。 十二指腸近傍の概略図および十二指腸の一部を切り欠いた図である。 胆管に先端部が挿入された状態を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための他の例に係る湾曲部および先端部の側面図である。 第二節輪の斜視図である。 湾曲部が上方向に曲げられた状態の模式図である。 本発明の変形例に係る湾曲部を示す図である。
図1〜図10を参照して、本発明の実施形態を説明するための内視鏡の一例について説明する。
図1は、直視型の内視鏡1の外観図である。内視鏡1は、操作部20と、操作部20に基端側が連設され体腔内(特には胆管内)に挿入される挿入部30とを備える。操作部20には、ユニバーサルケーブル2が接続され、このユニバーサルケーブル2は、コネクタ3を介して図示しない制御装置に着脱自在に接続される。
操作部20は、湾曲動作のために操作されるアングルノブ21、22と、送気・送水、吸引、撮像等に関する各種の操作ボタン23と、鉗子等の処置具が挿入される鉗子挿入口24とを有する。アングルノブ21,22にはそれぞれ2本ずつ、合計4本のワイヤ211,212,221,222(図3、図5、および図6に図示)が図示しないプーリを介して接続されている。これらのワイヤは操作部20および挿入部30のそれぞれに内包され、各ワイヤの端部は挿入部30の先端部33に固着されている。
ユニバーサルケーブル2、操作部20、および挿入部30のそれぞれには、各種の管路やライトガイド、信号線等が内包されている。制御装置の光源部からの出射光はライトガイドを介して先端部33まで到達する。同様に、制御装置からの送気・送水や、鉗子挿入口24から挿入された処置具もまた、それぞれの管路を介して先端部33まで到達する。
挿入部30は、操作部20側から順に、可撓性を有する軟性部31と、アングルノブ21,22の操作によるワイヤの牽引動作によって図1の二点鎖線のように曲がる湾曲部32と、湾曲部32の動きに追従して向きを変える先端部33とを有する。軟性部31および湾曲部32は、ネットやゴム製チューブ等を含む外皮部材301によって被覆されている。
図2は、先端部33の正面図である。先端部33には、ライトガイドで導光された照明光用の窓331,332と、観察対象部位に向けられる観察窓333と、鉗子挿入口24(図1)に連設された鉗子チャンネルの端部である開口部334と、送気・送水チャンネルに取り付けられたノズル335とが設けられている。観察窓333の背面側には、図示しない対物レンズが設けられている。この対物レンズの光軸は、図2の紙面に直交する。先端部33の内部には、対物レンズを介して結像した光学像を光電変換するCCDやCMOS等の撮像素子が設けられている。この撮像素子は、信号線を介して制御装置の信号処理部に接続される。
図3は、外皮部材301を取り外した状態の湾曲部32の側面図である。図3、図5、および図6では、湾曲部32が内包する管路やライトガイド等の図示を省略する。
湾曲部32は、複数の第一節輪321と、複数の第二節輪322とを有する。これらの第一節輪321および第二節輪322は決められた個数比率で並べられ、湾曲部32の長さを二等分する中心線CLから基端側の基端側領域A1と中心線CLから先端側の先端側領域A2とでは、その個数比率が相違する。第一節輪321および第二節輪322の軸方向の寸法(幅)が同一のため、長さが同一とされた基端側領域A1と先端側領域A2とのそれぞれにおける第一節輪321および第二節輪322の合計数は等しい。よって、基端側領域A1および先端側領域A2のそれぞれにおける第一節輪321と第二節輪322との個数比は、基端側領域A1および先端側領域A2のそれぞれにおける第二節輪322の個数に言い換えられる。
なお、中心線CLが一の節輪上に位置する場合には、この節輪が基端側領域A1および先端側領域A2のいずれか一方に配置された状態と考えてもよいし、この節輪がいずれの領域A1,A2にも配置されていない状態と考えてもよい。これらは適宜決められる。
湾曲部32が曲げられていない状態では、湾曲部32の軸線B−Bは直線であるが、湾曲部32が曲げられた状態では、湾曲部32の軸線B−Bは、湾曲部32の互いに離間するそれぞれの部分における円形断面の中心を通り、全体として湾曲した線となる。このような軸線B−Bに沿った方向を湾曲部32が延出する長手方向という。
図4は、第一節輪321および第二節輪322の斜視図である。第一節輪321は、断面円形の略筒状に形成されている。湾曲部32の長手方向に沿った第一節輪321の軸方向Z(Z軸方向)の一端には、ピン320(図3)がそれぞれ挿通される一対の連結部321A,321Aが第一節輪321の直径方向両側にそれぞれ形成されている。ここで、一対の連結部321A,321Aにそれぞれ挿通される一対のピン320の同軸上に、回動軸が設けられている。後述する一対の連結部321B,321Bおよび一対の連結部322A,322Aにそれぞれ挿通されるピン320に関しても、同様に回動軸が設けられている。
第一節輪321のZ軸方向の他端には、ピン320がそれぞれ挿通される一対の連結部321B,321Bが、他の連結部321A,321A同士を結ぶ方向と交差する方向(ここでは直交する方向)における両側にそれぞれ形成されている。すなわち、第一節輪321の軸方向両側の回動軸は、第一方向としてのX軸方向および第二方向としてのY軸方向にそれぞれ沿って互いに直交する。なお、第一方向および第二方向とは、湾曲部32が曲げられていない状態での方向をいう。
第二節輪322は、断面円形の略筒状に形成され、第二節輪322の軸方向(Z軸方向)の両端にはそれぞれ、ピン320が挿通される一対の連結部322A,322Aが形成されている。第二節輪322と第一節輪321とが連結されるとき、第二節輪322の連結部322A,322Aは、第一節輪321の連結部321A,321Aにそれぞれ連結される。すなわち、第二節輪322の軸方向両側の回動軸は、X軸方向に沿って互いに平行に設けられている。
図5は、基端側領域A1における湾曲部32の断面図である。基端側領域A1には、第一節輪321が連続して配置されており、基端側領域A1には第二節輪322が配置されていない。第一節輪321のZ軸方向両側の回動軸は互いに直交するため、第一節輪321の回動方向は、Z軸方向の一端側に隣接する第一節輪321に対しては、X軸の軸周り方向(X回転方向)であり、Z軸方向の他端側に隣接する第一節輪321に対しては、Y軸の軸周り方向(Y回転方向)である。
第一節輪321は、回動軸を頂点とするカーブが付けられた形状とされているため、隣り合う第一節輪321,321の間に隙間SPが形成される。この隙間SPにより、第一節輪321同士の相対的な回動角度を大きくできる。
図6は、先端側領域A2における湾曲部32の断面図である。先端側領域A2では、第一節輪321同士が連結される他、第一節輪321と第二節輪322とが連結され、また第二節輪322同士が連結される。これら第一節輪321および第二節輪322は、所定の順序で配列されている。この構成において、先端側領域A2では、第一方向(X軸方向)に沿って延びる回動軸の個数の方が第二方向(Y軸方向)に沿って延びる回動軸の個数よりも多い。
第一節輪321に連結される第二節輪322の連結部322Aは、第一節輪321のX回転方向に回動する連結部321Aに連結される。第二節輪322にも回動軸を頂点とするカーブが付けられているため、第一節輪321と第二節輪322との相対的な回動角度、および第二節輪322同士の相対的な回動角度を大きくできる。
ピン320は、連結部321A,321B,322Aのそれぞれの外周面にかしめられている。連結部321A,321B,322Aの内側にピン320が突出した部分には、ワイヤ等が挿通されるガイド孔が形成されている。
図5および図6にはそれぞれ、3本のワイヤ211,212,221が示されている。アングルノブ21に連動する2本のワイヤ211,212はそれぞれ、第一節輪321の連結部321B、321Bに挿通される。また、アングルノブ22に連動する2本のワイヤ(そのうち1本は図5および図6に図示したワイヤ221)はそれぞれ、第一節輪321の連結部321A、321Aと第二節輪322の連結部322A,322Aとに挿通される。これら4本のワイヤの先端は、先端部33の内部にそれぞれ固着される。
アングルノブ21を操作すると、2本のワイヤ211,212の一方が牽引され、第一節輪321および第二節輪322のそれぞれがX回転方向に回動する。これらの第一節輪321および第二節輪322の回動角度が積算されるので、湾曲部32が全体として上方向または下方向に湾曲し、これに追従して先端部33の向きが上方向または下方向に変更される。
また、アングルノブ22を操作すると、2本のワイヤ221,222の一方が牽引され、第一節輪321がY回転方向に回動する。これにより第一節輪321の回動角度が積算されるので、湾曲部32が全体として左方向または右方向に湾曲し、これに追従して先端部33の向きが左方向または右方向に変更される。
なお、主に被験者が寝た姿勢のときを想定して、湾曲部32の湾曲方向を上下方向、左右方向と言うが、例えば、湾曲部32が垂直方向に沿って延出しているときには、水平面内のX方向およびY方向がそれぞれ、上下方向および左右方向である。
図7(A)〜(C)は、湾曲部32の上下方向への湾曲状態を模式的に示す。アングルノブ21を操作すると、X軸方向の回動軸が回動中心となって第一節輪321および第二節輪322がX回転方向に回動する。このとき、Y軸方向の回動軸を介して連結された第一節輪321同士は相対的に回動しない。すなわち、第一節輪321は、軸方向の一方の側でのみ、隣接する節輪に対して回動する。一方、第二節輪322は、幅方向の両側でそれぞれ、隣接する節輪に対して回動する。
第一節輪321および第二節輪322のそれぞれの軸方向の寸法(幅)や径寸法、隣接する節輪との間隔寸法などは同一とされている。前述した第一節輪321および第二節輪322の配列状態から、先端側領域A2に配置された第二節輪322の個数の方が、基端側領域A1に配置された第二節輪322の個数よりも多いため、先端側領域A2と基端側領域A1との互いの曲率半径の比は互いの第二節輪322の個数比となる。
したがって、図7(B)に示した基端側領域A1単独の最小曲率半径R1よりも、図7(C)に示した先端側領域A2単独の最小曲率半径R2の方が小さい。すなわち、上下方向に湾曲された際の湾曲部32は、図7(A)のように先端側の方が曲率半径が小さい状態に湾曲するので、先端部33を小回り良く振ることが可能となっている。
図8は、湾曲部32の左右方向への湾曲状態を模式的に示す。アングルノブ22を操作すると、Y軸方向の回動軸のみが回動中心となって第一節輪321同士がY回転方向に回動する。先端側領域A2に配置された第一節輪321の個数の方が基端側領域A1に配置された第一節輪321の個数よりも少ないため、左右方向に湾曲された際の湾曲部32は、先端側の方が基端側に比べて曲率半径が大きい状態に湾曲する。
上下方向への湾曲操作と、左右方向への湾曲操作とを同時に行うと、図7(A)の湾曲動作と図8の湾曲動作とが合成され、先端部33は上下方向にかつ左右方向に振られる。このように上下方向にかつ左右方向に振られているとき、先端側領域A2に第二節輪322が数多く配置されていることで、先端側領域A2における左右方向への湾曲が抑制される。すなわち、先端部33に近い先端側領域A2を上下方向に十分に曲げた状態で、左右方向への湾曲操作を行えば、主として基端側領域A1での左右方向への湾曲によって先端部33が左右に振られるので、観察部位を中心として湾曲部32を旋回させるピボット操作が可能となる。これにより、対物レンズの視野内に観察部位を収め易くなる。
図9は、十二指腸近傍の概略図および十二指腸の一部を切り欠いた図である。内視鏡1の挿入部30は口腔や鼻腔などから挿入され、胃10と連通する十二指腸11まで到達する。なお、十二指腸11の近傍には、肝臓12、胆嚢13などが設けられている。十二指腸11の内壁には胆管14が開口しており、胆管14の開口部分は、窄まった形状の十二指腸乳頭111である。胆管14には、膵管15が合流する。
胆管14の内部に先端部33を挿入する際には、アングルノブ21,22の操作により湾曲部32を湾曲させて、先端部33を十二指腸乳頭111に向ける。特に、アングルノブ21を使用して上下方向に、通常は上方向に湾曲部32を曲げて、十二指腸乳頭111の手前で先端部33を胆管14に挿入しやすい向きにする。このとき、湾曲部32は基端側で緩やかに曲がり、先端側で急激に曲がるので、狭い空間の十二指腸11内部に湾曲部32全体が湾曲した状態でコンパクトに納まる。また、先端部33が内壁にぶつからず、先端部33と内壁との距離を確保できるので、十二指腸乳頭111に先端部33を向けやすい。前述したように、湾曲部32をピボット操作することなどによって、十二指腸乳頭111を視野に収めつつ、胆管14の延出方向に沿って十二指腸乳頭111を見上げる向きに先端部33を振ることができるので、胆管14内に先端部33を容易に挿入できる。
図10は、先端部33が十二指腸乳頭111を介して胆管14に挿入された状態を示す。必要に応じてアングルノブ21,22を操作して湾曲部32の湾曲角度を変えながら、胆管14内部で先端部33を移動させ、観察や処置を行う。処置を行う場合には、鉗子チャンネルを介して処置具が供給される。
次に、図11〜図13を参照して、本発明の実施形態を説明するための内視鏡の他の例について説明する。なお、前述した構成と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図11は、湾曲部42および先端部33の側面図である。図12は、第二節輪422の斜視図である。基端側領域A1には、前述した例での構成と同様に第一節輪321が連続して配置される。一方、先端側領域A2には、第一節輪が配置されておらず、複数の第二節輪422が互いに連続して配置されている。
第二節輪422の軸方向両端にはそれぞれ、一対の連結部422A,422Aが形成されている。これらの連結部422A,422Aは、第二節輪422の直径方向から外れた位置に形成されている。連結部422A,422Aにそれぞれ挿通される一対のピン320の同軸上に設けられる回動軸は、湾曲部42(または第二節輪422)の軸線B−Bに直交する断面の中心を通らずに、中心から偏心した位置を通る。すなわち、先端側領域A2に配置された第二節輪422の各回動軸はいずれも中心から同じ側に偏心した位置を通る。
基端側領域A1と先端側領域A2との境界近傍には、第一節輪321と第二節輪422との連結用の第三節輪423が配置されている。第三節輪423の軸方向両端には、第一節輪321に連結される連結部321Aと、第二節輪422に連結される連結部422Aとがそれぞれ形成されている。
先端部33の内部には、観察窓333(図2)の背面側に設けられる対物レンズ336と、対物レンズ336を介して結像した観察像を屈曲させるプリズム337と、観察像を光電変換するCCD、CMOS等の撮像素子338とが設けられている。対物レンズ336は、先端部33を正面から見たとき先端部33の中心から偏心した位置に設けられている。対物レンズ336の光軸LAは、湾曲部42が曲げられていない状態において、先端側領域A2に配置された複数の第二節輪422の回動軸を含む面上に設定されている。すなわち、光軸LAは、これら回動軸にそれぞれ直交する。すなわち、対物レンズ336の光軸LAは、第二節輪422の回動軸の配列方向の延長上にある。
図11のように、左右方向に関する2本のワイヤ(そのうち1本のワイヤ221を図示)は前述した例と同様に設けられている。一方、上下方向への湾曲に関するワイヤ211は、先端側領域A2に配置された第二節輪422の回動軸が湾曲部42の軸線B−Bに直交する断面の中心から偏心した側と同じ側にのみ設けられ、そのワイヤ211の位置は、先端側領域A2に配置された第二節輪422の回動軸よりも第二節輪422の外側の位置とされている。すなわち、ワイヤ211から湾曲部42の断面中心までの距離は、先端側領域A2に配置された第二節輪422の回動軸から湾曲部42の断面中心までの距離よりも大きい。すなわち、上下方向に関しては軸線B−Bよりも上側にのみ、1本のワイヤ211が設けられており、これによって、上下方向に関する湾曲操作の方向が一方向に限定されている。なお、図12には図示していないが、第二節輪422の連結部422Aの間に架設された部分の内周面には、ワイヤ211が挿通されるパイプなどが固着されている。
ここで、挿入部30が挿入される口腔や鼻腔から十二指腸11への経路は比較的単純であり、十二指腸乳頭111を視野に収める際には、十二指腸乳頭111を見上げる方向、すなわち上方向への湾曲操作が可能であれば足りる。したがって、上方向に関する1本のワイヤ211のみを設け、下方向に関するワイヤを省略することで、挿入部30の細径化が図られる。左右方向のように2本のワイヤ221,222が用いられていれば、一方のワイヤの牽引を解除した際に他方のワイヤの張力を借りて湾曲部42が復元するが、上下方向に関して1本のワイヤ211しかない場合にワイヤ211の牽引を解除した際には、湾曲部42は鉗子チャンネルや外皮部材301の弾性等によって復元する。
なお、上方向への湾曲操作に関するワイヤの本数は1本には限定されず、例えば、上方向への湾曲操作に関する2本や3本のワイヤが湾曲部の断面円周上の近接する位置に設けられていてもよい。
また、湾曲操作の方向は、上下方向のうち、下方向に限定されていてもよい。すなわち、第一方向を回動中心とする第一節輪321および第二節輪422の回動により湾曲部42が曲げられる上下方向への湾曲操作の際に牽引されるワイヤが、先端側領域A2に配置された第二節輪422の回動軸が湾曲部42の断面の中心から偏心した側と反対側に(つまり下側(−Y方向側)に)のみ設けられていてもよい。この場合にも、挿入部30の細径化が図られる。
図13は、アングルノブ21の操作でワイヤ211が牽引されることにより、湾曲部42が上方向に曲げられた状態を模式的に示す。湾曲部42は、第二節輪422の回動軸が並んだ側を湾曲内側として曲げられる。このように第二節輪422の回動軸が偏心した側にあるワイヤ211の牽引により、湾曲部42が曲げられるので、湾曲部42の先端側での曲率半径がより小さくなり、小回り性能をより向上させることができる。
これに加えて、対物レンズ336の光軸LAが、先端側に配置された複数の第二節輪422の回動軸を含む面上にある(光軸LAが各回動軸と直交関係にある)ため、上方向への湾曲操作の際に、対物レンズ336が振れる量を最小限に抑制することができる。すなわち、対物レンズの光軸に合わせて第二節輪422の各回動軸が偏心しているため、視点の動きが抑制される。このため、視野の方向転換をスムーズに行える。なお、第二節輪422の回動軸が並んだ側を湾曲外側として曲げた際の曲率半径(下方向への湾曲時の曲率半径)を小さくすることは難しいので、第二節輪422の回動軸が偏心した側と反対側に設けられるワイヤを省略して挿入部30の細径化を図るのが好ましい。
図14は、前述した構成の変形例に係る湾曲部52を示す。湾曲部52は、第一節輪321と比較して、軸方向長さ(幅)の寸法が短い第二節輪522を有する。このような第二節輪522が先端側領域A2に連続して配置されることで、先端側での曲率半径がさらに小さくなるので、小回り性能を向上させることができる。先端側領域A2に配置される節輪の配列については適宜に設計でき、必要に応じて、先端側領域A2における基端側の部分には前述した第二節輪322が連続して配置され、先端側領域A2における先端側の部分には幅が狭い第二節輪522が連続して配置された構成としてもよい。これにより、湾曲部52をさらに先端側の位置で急激に曲げることが可能となる。なお、基端側から先端側に向かって、第二節輪の幅を徐々に小さくすることも考えられる。
前述した構成中の基端側領域A1には第二節輪が配置されていなかったが(図3、図12、および図14参照)、これに限らず、湾曲部の長さを二等分する中心線から基端側に第二節輪が配置されていてもよい。また、図3の先端側領域A2において第一節輪321が二個連続した後に第二節輪322が二個連続する、という順序で節輪が配置されていたが、これに限らず、第一節輪が二個連続した後に第二節輪が一個配置されていてもよい。また、第二節輪の個数が、基端側から先端側に向かって次第に多くなるように構成してもよい。この場合、節輪の個数比率が基端側から先端側に向かって勾配を持つ。要するに、先端側領域と基端側領域とを想定した場合に、先端側領域における第二節輪の個数が基端側領域における第二節輪の個数よりも多ければよい。
以上では、構成の明確化のため、中心線を境界とする基端側領域と先端側領域とを想定し、これらの領域にそれぞれに含まれる第二節輪の個数を用いて説明したが、本件発明の技術思想としては、第一節輪および第二節輪の配置密度を基端側と先端側とで異ならせ、これによって基端側と先端側とで曲率半径を異ならせるというものである。ここで、曲率半径を変化させる要素としては、第一節輪および第二節輪のそれぞれの幅(軸方向長さ)、節輪間に形成される隙間などが考えられ、これらが配置密度に係る事項であると考えられる。また、節輪の径、具体的には、ピンの位置から節輪外周までの距離も曲率半径に影響を与える。要は、曲率半径を小さくしたい領域における節輪の配置、形状、寸法等について様々な考察を加えることが可能である。
なお、節輪の個数は、連結部の個数で言い換えることも可能である。また、節輪の連結部は、筒状の節輪本体に一体に形成されたものに限らず、節輪本体とは別体とされていてもよい。
直視型に限らず、側視型の内視鏡として構成された場合も、小回り性能を向上させることができる。観察および処置の対象となる部位は、胆管、膵管などの他、食道、咽頭、および胃腸などであってもよく、限定されない。
撮像系の構成は、CCD,CMOS等を有するものに限定されない。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
前記湾曲部の先端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数は、前記湾曲部の基端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数よりも多い内視鏡。
この内視鏡によれば、第一方向を回動中心とする湾曲方向に関して、先端側の曲率半径を基端側の曲率半径よりも小さくでき、狭い空間に適した形状に湾曲させることが可能となるので、操作性を向上させることができる。
(2) 体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
前記湾曲部の先端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数は、前記湾曲部の先端側に配置された前記第二方向に沿って延びる回動軸の個数よりも多い内視鏡。
この内視鏡によれば、第一方向を回動中心とする湾曲方向に関して、先端側の曲率半径を基端側の曲率半径よりも小さくでき、狭い空間に適した形状に湾曲させることが可能となるので、操作性を向上させることができる。
(3) (1)または(2)の内視鏡であって、
前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸はいずれも、前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から同じ側に偏心した位置を通る内視鏡。
この内視鏡によれば、先端側での第二節輪の回動軸が偏心した側を内側として湾曲させた際に、先端側での曲率半径を小さくできる。
(4) (3)の内視鏡であって、
当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられ、
前記対物レンズの光軸は、前記湾曲部が曲げられていない状態において、前記先端側に配置された複数の前記第二節輪の回動軸を含む面上に設定される内視鏡。
この内視鏡によれば、胆管などの特に細い箇所に内視鏡挿入部を直接挿入することにより、その細い箇所に対する観察と処置との両方を同時に実現できるうえ、第二節輪の回動軸が偏心した側を内側として湾曲させた際に、視点の動きが抑制されるので、操作性を向上させることができる。
(5) (3)または(4)の内視鏡であって、
前記第一方向を回動中心とする前記各節輪の回動により前記湾曲部が曲げられる湾曲操作の際に牽引される線状部材が、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸が前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から偏心した側と同じ側にのみ設けられ、前記線状部材から前記断面の中心までの距離は、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸から前記断面の中心までの距離よりも大きい内視鏡。
この内視鏡によれば、第二節輪の回動軸が偏心した側と反対側に通常は設けられる線状部材を省略可能であり、これによって挿入部の細径化が図られる。
(6) (3)または(4)の内視鏡であって、
前記第一方向を回動中心とする前記各節輪の回動により前記湾曲部が曲げられる湾曲操作の際に牽引される線状部材が、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸が前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から偏心した側と反対側にのみ設けられる内視鏡。
この内視鏡によれば、第二節輪の回動軸が偏心した側と同じ側に設けられる線状部材を省略可能であり、これによって挿入部の細径化が図られる。
(7) (1)から(5)のいずれか一項に記載の内視鏡であって、
前記先端側には、複数の前記第二節輪が互いに連続して配置される内視鏡。
この内視鏡によれば、第二節輪が連続しない場合と比べて第一方向の回動軸の密度が高まるので、第二節輪が並んだ部分の第一方向を回動中心とする回動角度が積算された湾曲角度が大きくなる。これにより、先端側での曲率半径をより一層小さくできる。
なお、先端側で連続して配置されるのは、先端側領域に配置されるすべての第二節輪でなくてもよい。先端側領域の一部だけで第二節輪が連続して配置されている場合でも、その連続した部分に関して曲率半径を小さくできる。
(8) (1)〜(7)のいずれか一項に記載の内視鏡であって、
前記先端側に配置された前記第二節輪の前記長手方向の寸法は、前記第一節輪の前記長手方向の寸法よりも小さい内視鏡。
この内視鏡によれば、幅寸法が小さい分、先端側での曲率半径をさらに小さくできる。
(9) (1)〜(8)のいずれか一項に記載の内視鏡であって、
当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられる内視鏡。
この内視鏡によれば、胆管などの特に細い箇所に内視鏡挿入部を直接挿入することにより、その細い箇所に対する観察と処置との両方を同時に実現できる。
1 内視鏡
2 ユニバーサルケーブル
3 コネクタ
20 操作部
21,22 アングルノブ
30 挿入部
31 軟性部
32 湾曲部
33 先端部
42 湾曲部
52 湾曲部
211,212,221,222 ワイヤ
301 外皮部材
320 ピン
321 第一節輪
321A 連結部
321B 連結部
322 第二節輪
322A 連結部
333 観察窓
336 対物レンズ
337 プリズム
338 撮像素子
422 第二節輪
422A 連結部
423 第三節輪
522 第二節輪
A1 基端側領域
A2 先端側領域
B−B 軸線
CL 中心線
LA 光軸

Claims (7)

  1. 体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
    前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
    前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
    前記湾曲部の先端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数は、前記湾曲部の基端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数よりも多く、
    前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸はいずれも、前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から同じ側に偏心した位置を通っており、
    当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられ、
    前記対物レンズの光軸は、前記湾曲部が曲げられていない状態において、前記先端側に配置された複数の前記第二節輪の回動軸を含む面上に設定されている内視鏡。
  2. 体腔内に先端側から挿入され湾曲操作により曲げられる湾曲部を備える内視鏡であって、
    前記湾曲部は、互いに回動可能に連結される複数の節輪を有し、
    前記複数の節輪は、前記湾曲部が延出する長手方向に交差した第一方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向一端に設けられ、且つ前記長手方向および前記第一方向の両方に交差した第二方向に沿って延びる回動軸が前記長手方向他端に設けられた第一節輪と、前記第一方向に沿って互いに平行に延びる回動軸が前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた第二節輪とを含んで構成され、
    前記湾曲部の先端側に配置された前記第一方向に沿って延びる回動軸の個数は、前記湾曲部の先端側に配置された前記第二方向に沿って延びる回動軸の個数よりも多く、
    前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸はいずれも、前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から同じ側に偏心した位置を通っており、
    当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられ、
    前記対物レンズの光軸は、前記湾曲部が曲げられていない状態において、前記先端側に配置された複数の前記第二節輪の回動軸を含む面上に設定されている内視鏡。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡であって、
    前記第一方向を回動中心とする前記各節輪の回動により前記湾曲部が曲げられる湾曲操作の際に牽引される線状部材が、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸が前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から偏心した側と同じ側にのみ設けられ、前記線状部材から前記断面の中心までの距離は、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸から前記断面の中心までの距離よりも大きい内視鏡。
  4. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡であって、
    前記第一方向を回動中心とする前記各節輪の回動により前記湾曲部が曲げられる湾曲操作の際に牽引される線状部材が、前記先端側に配置された前記第二節輪の回動軸が前記長手方向に直交する前記湾曲部の断面の中心から偏心した側と反対側にのみ設けられる内視鏡。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡であって、
    前記先端側には、複数の前記第二節輪が互いに連続して配置される内視鏡。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡であって、
    前記先端側に配置された前記第二節輪の前記長手方向の寸法は、前記第一節輪の前記長手方向の寸法よりも小さい内視鏡。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡であって、
    当該内視鏡の先端部には、前記湾曲部が曲げられていない状態での前記長手方向に沿った光軸を有する対物レンズが設けられる内視鏡。
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