JP5548241B2 - 光合分波器 - Google Patents

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本発明は、光通信、ないしその計測等に使用する光の合分波器に関する。さらに詳しくは、複数のモードを有する光部品・光伝送路(光ファイバ等)と単一のモードを有する光部品・光伝送路を接続する際にモードの整合をとりつつ合成、分波(分離)をおこなう光合分波器に関する。
近年、情報通信分野において、高速なデータ通信を可能とする光通信技術が広く採用されている。従来の大容量光通信技術では単一モード光ファイバを伝送媒体として用いてきた。さらなる通信容量拡大のために、2ないし10個の複数の伝搬モードをもつ光ファイバ(数モードファイバ)を用い、おのおのの伝搬モードに異なった情報を乗せるモード多重伝送方式の研究が進んでいる。現在のモード多重伝送方式では、信号生成は単一モードの装置を使用し、複数の単一モード信号を伝送時にモード多重信号に合成し、多モード伝送路をもちいて一括で送信し、同様に、受信部ではこれを複数の単一モード信号に分離した後、単一モードの装置を用いて復号している。このため、複数の単一モード信号を安定かつ簡便に合波、分波する合分波器が使用される(例えば、非特許文献1〜3参照。)。
Sebastian Randel他,"6×56−Gb/s mode−division multiplexed transmission over 33−km few−mode fiber enabled by 6×6 MIMO equalization", Optics Express,Vol.19,No.17,16697(2011) N. Hanzawa他,"Demonstration of mode−division multiplexing transmission over 10 km two−mode fiber with mode coupler",OFC 2011 OWA4(2011) Sergio G.Leon−Saval他,"Photonic Lantern", Optics Express, Vol.18,No.8,8430(2010). 高良秀彦、他;「2モード合分波平面光波回路とその数モードファイバへの結合」、レーザー学会第32回年次大会、G301aIV06,2012年
モード多重通信に使用されうる多モード光ファイバ中のモードの空間分布(横断面)の代表的なモードを図1に示す。モードの名称は弱導波近似における名称である。モード多重通信ではこれら複数のモードが同時に1本の光ファイバ中に混在して伝送され、かつ、各々のモードで別の情報が伝送されるため、送受信部ではそれらを合成・分離する必要がある。LP11モードは、複数のモードが縮退して存在しており、それらを光学的に分離する事は難しい。LP21モードも同様に複数のモードが縮退している。図2は矩形の導波路のモードとその縦方向の電界分布であり、モードの名称はマルカティリ近似における名称を示している。図2のE00,E10,E20モード等はコアの上下方向に対して鏡映関係のモード分布をしている。ここではこれを縦方向に偶対称の電界分布と総称する。これに対して、E01,E11モード等は縦方向に点対称の分布であり、縦方向に奇対称の電界分布と総称する。
非特許文献1にみるように、合分波器としては空間光学系を用いることが行われるが、合波・分波に半透明鏡を使用する。分波器で考えると、n個のモードを使用する場合、元の光をn個にわける必要があるため、原理的に光の損失が大きい。合成時にも同様に光の損失が発生する。さらに空間系を使用した場合小型化には限界があり、また安定性を向上させる事も困難である。
非特許文献2のように光ファイバカプラーを使用することもできる。この場合、複数のモードを一括して合成・分離する事はむずかしく、2つのモードのみの使用が現実的である。
非特許文献3のように面的にモードを一括受信することも行われているが、受信後に高度な信号処理をおこなってモードを分離する必要があり、この光部品のみではモード分波器とはなっていない。
これらの欠点を克服した方法として石英平面光波回路(PLC)を使用したモード合分波器も使用されている。(非特許文献4)しかし、PLCはその名の通り通常2次元状に構成されるため、縦方向に偶対称の電界分布を持つモードの合成分離には適しているが、E01,E11モード等縦方向に奇対称の電界分布を持つモードに対しては上半分と下半分からの結合が相殺され光合分波器としての動作をなさず、モードの分離を行う事はできない。PLCを使用して縦方向のモード合成・分離を行うためには積層型のPLCを使用する必要があり、精度良く作製する事は難しかった。
上記の目的を達成するために、本発明では2次元的なPLCで縦方向のモード合成・分離を実現する。具体的には、PLCのクラッド部分に上下方向の非対称性を導入する事でこれを実現する。PLCでの光伝搬は相反的であるため、入力と出力の関係は逆にしても同等の効果が得られることは自明であり、同じ構造で光合波器、光分波器を実現できる。
具体的には、本発明に係る光合分波器は、
クラッド中に導波路が形成された平面光波回路を用いて構成され、複数の単一モード信号を一つの多モード信号に合成又は一つの多モード光信号を複数の単一モード光信号に分離する光合分波器において、
前記単一モード信号を伝送する単一モード導波路と前記多モード信号を伝送する多モード導波路とが、光結合を生じるように、前記平面光波回路の面内方向において近接して配置され、
前記単一モード導波路と前記多モード導波路との間に、前記平面光波回路の厚み方向において誘電率を非対称にするための前記クラッドとは異なる誘電率を有する誘電性調整部配置され、
前記厚み方向に奇対称の電界分布を持つ伝搬モードの光信号を合成又は分離することを特徴とする
本発明に係る光合分波器では、前記誘電性調整部は、前記平面光波回路の上面に設けられたスリットであってもよい。
本発明に係る光合分波器では、前記スリットは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の最も上面に近い位置を基準にして、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの5%の位置よりも深く、かつ、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの80%の位置よりも浅くてもよい。
本発明に係る光合分波器では、前記スリットの一部又は全部に、クラッドと異なる誘電率をもつ媒質が配置されていてもよい。
本発明に係る光合分波器では、前記スリットに配置されている媒質は電気光学効果、磁気光学効果又は熱光学効果を有し、前記スリットに配置されている媒質に電気、磁気又は熱を与えることで前記スリットに配置されている媒質の光学特性を調整してもよい。
本発明に係る光合分波器では、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも下に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの1倍以上であり、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも上に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの25%以下であってもよい。
本発明に係る光合分波器では、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも上に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの15%以下であってもよい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明の光合分波器は、PLC作製プロセスのみで作製することができるため、モードの混信が少ない(消光比の高い)モード合分波器の作製が可能となる。また、不要モードの混入が少ないため、原理的な光損失も少なくすることができる。
円形光導波路(光ファイバ)の伝搬モード例である。 矩形光導波路の伝搬モード例である。 本実施形態に係る光合分波器の一例を示す上面図である。 A−A’断面の一例を示す。 本発明の第1の実施形態を示した透視図である。 本発明の第1の実施形態を示した横断面図である。 スリットの深さによる導波路の最適長さの変化を計算した図である。 本発明の第2の実施形態を示した透視図とである。 本発明の第2の実施形態を示した横断面図である。 上側クラッドの厚さによる導波路長の最適長さの変化を計算した図である。 本発明の第3の実施形態を示した横断面図である。 本発明の第4の実施形態を示した横断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図3は、本実施形態に係る光合分波器の一例を示す上面図である。本実施形態に係る光合分波器は、平面光波回路を用いて構成され、多モード信号を伝送する多モード導波路10と、単一モード信号を伝送する単一モード導波路20と、平面光波回路の厚さ方向において誘電率を非対称にする誘電率調整部50と、を備える。誘電率調整部50は、クラッドと誘電率の異なる任意の媒質であり、その誘電率はクラッドよりも大きくてもよいし小さくてもよい。
図4に、A−A’断面の一例を示す。誘電率調整部50は、単一モード信号と多モード信号との間で結合の生じる位置に配置される。例えば、単一モード導波路20と多モード導波路10の間に配置されたクラッドに配置される。単一モード信号と多モード信号との間で結合の生じる位置であれば、誘電率調整部50は、単一モード導波路20及び多モード導波路10よりも上面に近い位置に配置されていてもよいし、単一モード導波路20及び多モード導波路10よりも下面に近い位置に配置されていてもよい。
誘電率調整部50は、平面光波回路の厚さ方向において誘電率が非対称になるような位置に配置される。例えば、単一モード導波路20及び多モード導波路10の中心線LCを境にして、図4に示すように上面に近い位置のみに配置されていてもよいし、下面に近い位置のみに配置されていてもよい。また、中心線LCを境にして、誘電率調整部50の体積が、中心線LCよりも上面に近い位置と下面に近い位置とで異なるようにしてもよい。この場合、厚み方向の長さが異なっていてもよいし、面方向の幅が異なっていてもよいし、厚み方向及び面方向が異なっていてもよい。
以下、具体的な構成について説明する。
(第1の実施形態)
図5及び図6は、それぞれ本発明の第1の実施形態の光合分波器のうち光結合が生じる部分の透視図及び横断面図を示したものである。本実施形態では、誘電率調整部50として、平面光波回路の上面にスリット51が設けられている。クラッド30にスリットを入れる事でモード結合に上下で非対称が生じ、平面光波回路の厚み方向に奇対称の電界分布を持つ伝搬モードの光信号に対して、上半分と下半分からの結合が相殺されることを防ぐことができる。これにより、縦高次モードのモードカプラを構成できる。
スリット51にはクラッド30と異なる誘電率(屈折率)をもつ媒質が配置されている。クラッド30に切れ込みを入れることで、空気をスリット51の媒質とすることが簡便である。ここでは、媒質が空気である場合の計算結果を示すが、媒質は空気に限らない。
本実施形態における具体的なパラメータを紹介すると、クラッド30の厚さTCが20μm、多モード導波路10の断面は厚さ10μm、幅14μm、Δ=0.7%、単一モード導波路20の断面は厚さ10μm、幅は概略4μm、Δ=0.7%、多モード導波路10及び単一モード導波路20の間隔は4μm、スリット51は多モード導波路10及び単一モード導波路20の導波路の中心に位置し、その幅は幅1μmとしている。単一モード導波路20の幅は多モード導波路10への結合パワーが最も高くなるように設計を行う。計算では、多モード導波路10の幅を一定とし、結合パワーが最も高くなる導波路長とした場合に98%以上のパワーが結合するように単一モード導波路20幅を調整した。ここの導波路長は、多モード導波路10と単一モード導波路20の間隔が4μmとなっている多モード信号と単一モード信号とに結合が生じる導波路の有効長をいう。実際のPLCでは導波路を加熱する等して特性の微調整を行うこともある。
図7はスリット51の深さを変えた場合に結合率が最も高くなる導波路長を計算したグラフである。スリット51の深さdが多モード導波路10及び単一モード導波路20の厚さの50%である場合に本実施形態はもっとも効果的に作用するが、スリット51の深さdは任意であっても導波路長を調整する事でほぼ100%の分離・合成を行う光合分波器を作製することができる。光合分波器の作製上の観点から導波路長を50mm以内にすることを考慮すると、スリット51の深さdが多モード導波路10及び単一モード導波路20の上面HHを基準にして、多モード導波路10及び単一モード導波路20の平均厚さの5%の位置より深く、多モード導波路10及び単一モード導波路20の上面から下に多モード導波路10及び単一モード導波路20の平均厚さの80%の位置よりも浅いことが好ましい。
(第2の実施形態)
図8及び図9は、それぞれ本発明の第2の実施形態の光合分波器の透視図及び横断面図を示したものである。スリット51を入れる代わりに、クラッド30の厚さを上下非対称にする事で、モード分布に上下の非対称性を生じさせ、平面光波回路の厚み方向に奇対称の電界分布を持つ伝搬モードの光信号に対して、上半分と下半分からの結合が相殺されることを防ぐ。これにより、縦高次モードのモードカプラを構成することができる。例えば、単一モード導波路20及び多モード導波路10よりも下に配置される下側クラッドの厚さDDと、単一モード導波路20及び多モード導波路10よりも上に配置される上側クラッドの厚さDUと、について、DU<DDとする。
本実施形態における具体的なパラメータを紹介すると、下側クラッド30の厚さDD=20μm、多モード導波路10の断面は厚さ10μm、幅20μm、Δ=0.7%、単一モード導波路20の断面は厚さ10μm、幅は概略3.5μm、Δ=0.7%で、多モード導波路10と単一モード導波路20の間隔は4μmである。
原理的には上側クラッドの厚さDUと下側クラッドの厚さDDに差があればよいが、クラッド30部分の電界はコアから離れるに従って指数関数的に弱くなるため、Δが0.数%以上である通常のPLCにおいては、クラッド30の厚さを多モード導波路10及び単一モード導波路20の厚さ以上とすることで実際上は無限大のクラッドがあるものと大差ない特性となる。このため、本実施形態では下側クラッドの厚さDDを多モード導波路10と単一モード導波路20の厚さの2倍である20μmとして計算をしている。クラッド30の厚さの上下を逆転させてもよいが、基板を使用するためには下側クラッド30を厚くする事が好ましい。
図10は上側クラッドの厚さDUを変えた場合に結合率が最も高くなる導波路長を計算したグラフである。作製上の観点から導波路長を50mm以内にすることを考慮すると、上側クラッドの厚さDUは多モード導波路10及び単一モード導波路20の平均厚さの15%よりも薄いことが好ましい。また、導波路長の条件を100mm以内と緩和した場合、上側クラッドの厚さDUが多モード導波路10及び単一モード導波路20の平均厚さの25%よりも薄ければよい。
(第3の実施形態)
図11は本発明の第3の実施形態の光合分波器の横断面図を示したものである。第2の実施形態に第1の実施形態を加える事で作製の自由度をあげることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態の光合分波器は、実施形態1で説明したスリット51の一部又は全部に、クラッド30とは異なる誘電率をもつ媒質を配置する。図12は本発明の第4の実施形態の光合分波器の横断面図を示したものである。図12(a)はスリット51の全部にクラッドと異なる誘電率をもつ媒質52が充填され、図12(b)はスリット51の底部にクラッドと異なる誘電率をもつ媒質52が充填され、図12(c)はスリット51の中間部にクラッドと異なる誘電率をもつ媒質52が配置され、図12(d)はスリット51の側面部にクラッドと異なる誘電率をもつ媒質52が配置されている。このように、充填する媒質52の誘電率や量を調整することで、作製後にスリット51の特性を微調整することが可能となる。
(第5の実施形態)
本実施形態の光合分波器は、実施形態4で説明したスリット51内に配置した媒質52をヒーター電極で加熱あるいは電界、磁界をかけることにより、当該媒質52の光学特性を微調整する。特に充填する媒質として、熱光学効果・電気光学効果・磁気光学効果の大きい媒質を選択すれば、少ない温度変化・電界強度変化で光学特性を大きく変化させることができ、調整範囲を拡大することが可能である。液晶のように異方性をもつ媒質をスリット51に充填し、電界・磁界によって光学軸の方向を変化させることによりスリット51に配置されている媒質52の光学特性を調整することも可能である。PLCあるいはその他の導波路あるいはその近傍に電極を設け、加熱あるいは電界・磁界をかける方法は公知の技術である。
以上の実施形態における計算例では石英のガラスを使用したPLCを想定して計算したが、単一モード信号や多モード信号を伝搬できる媒質であれば、平面光波回路の材質はこれに限定されない。
本発明は、モード多重光通信、ないしその計測等に使用する光の合分波器であり、複数のモードを有する光部品・光伝送路(光ファイバ等)と単一のモードを有する光部品・光伝送路を接続する際にモードの整合をとりつつ合成、分波(分離)をおこなう光合分波器である。
本発明の光合分波器は、技術的に確立されているPLC作製プロセスで作製することができるため、モードの混信が少ない(消光比の高い)モード合分波器の作製が可能となる。また、不要モードの混入が少ないため、原理的な光損失も少なくすることができる。
10:多モード導波路
20:単一モード導波路
30:クラッド
50:誘電率調整部
51:スリット
52:媒質

Claims (7)

  1. クラッド中に導波路が形成された平面光波回路を用いて構成され、複数の単一モード信号を一つの多モード信号に合成又は一つの多モード光信号を複数の単一モード光信号に分離する光合分波器において、
    前記単一モード信号を伝送する単一モード導波路と前記多モード信号を伝送する多モード導波路とが、光結合を生じるように、前記平面光波回路の面内方向において近接して配置され、
    前記単一モード導波路と前記多モード導波路との間に、前記平面光波回路の厚み方向において誘電率を非対称にするための前記クラッドとは異なる誘電率を有する誘電性調整部配置され、
    前記厚み方向に奇対称の電界分布を持つ伝搬モードの光信号を合成又は分離することを特徴とする光合分波器。
  2. 前記誘電性調整部は、前記平面光波回路の上面に設けられたスリットであることを特徴とする請求項1に記載の光合分波器。
  3. 前記スリットは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の最も上面に近い位置を基準にして、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの5%の位置よりも深く、かつ、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの80%の位置よりも浅いことを特徴とする請求項2に記載の光合分波器。
  4. 前記スリットの一部又は全部に、クラッドと異なる誘電率をもつ媒質が配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光合分波器。
  5. 前記スリットに配置されている媒質は電気光学効果、磁気光学効果又は熱光学効果を有し、
    前記スリットに配置されている媒質に電気、磁気又は熱を与えることで前記スリットに配置されている媒質の光学特性を調整することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の光合分波器。
  6. 前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも下に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの1倍以上であり、
    前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも上に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの25%以下である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光合分波器。
  7. 前記単一モード導波路及び前記多モード導波路よりも上に配置されるクラッドの厚さは、前記単一モード導波路及び前記多モード導波路の平均厚さの15%以下であることを特徴とする請求項6に記載の光合分波器。
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