JP5546789B2 - 統合デュアルレーザモジュールを備えた、テラヘルツ周波数領域分光計 - Google Patents

統合デュアルレーザモジュールを備えた、テラヘルツ周波数領域分光計 Download PDF

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Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、マイクロ波、ミリメートル波、及びサブミリメートル波分光システムと構成部材とに関し、より詳細には、テラヘルツ分光のために有用であるホモダイン送受信機において用いるための、統合デュアルレーザモジュールに関する。
2.関連技術の説明
テラヘルツデバイス、及びシステムは、一般的には300GHzと3テラヘルツ(3THz)との間の電磁気エネルギー、又は100から1000ミクロン(0.1から1.0ミリメートル)の波長を生成し、そして検出するということについて言及するものである。それらはまた、又はサブミリメートル又は遠赤外領域の電磁スペクトルとも呼ばれる。テラヘルツエネルギーは、例えば、短パルスレーザ、ヘテロダインレーザ、電子ダイオード乗算器、自由電子レーザ、及びBWO等を用いて生成することが可能である。
テラヘルツシステムにおける1つの重要な応用とはTHz分光であり、より詳細には時間領域分光として理解されるものである。そのようなシステムにおいては、モードロックレーザからの一連のフェムト秒パルスが適当な半導体材料にフォーカスされ、THz放射を生み出す。その放射は、分析されるべき目標体又は検体へと向けられるのであり、そして検出器ないしは検出器アレーを用いて、その目的物を通って伝播した、又は目的物から反射された信号を収集する。そのような測定は、パルスの時間シーケンスを収集することによって時間領域でなされるので、信号をフーリエ変換により処理して、周波数領域のスペクトル情報を復元しなければならない。
しかしながら、時間領域から周波数領域へのフーリエ変換は、周波数分解能、及び、特定の周波数ウインドウを見るという能力に制限を課すものである。
上述の時間領域分光計に加えて、周波数領域のシステムもまた、知られている(非特許文献1)。特許文献1においては、テラヘルツ分光計システムの先行技術が記述されている。
米国特許第7,291,835号 米国特許第7,126,078号
Verghese et al, "Generation and detection of coherent terahertz waves using two photomixers", Appl. Phys. Lett., vol.73, no.26, pp.3824-3826, Dec.28, 1998.
発明の特徴
手短に、そして一般的用語で述べるならば、本発明は、
レーザモジュールであって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された、第1レーザビームを発生させるための第1レーザアセンブリと、
前記ハウジング内に配置された、第2レーザビームを発生させるための第2レーザアセンブリと、
前記第1及び第2ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、前記ビームを第3及び第4の光ビームへと合成するための、第1ビームスプリッタと、
前記第3ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、第5及び第6光ビームを生み出す、第2ビームスプリッタと、
前記第4ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、第7及び第8光ビームを生み出すための、第3ビームスプリッタと、
前記第5ビームの経路中の、前記ハウジング内の、前記第5ビームが該ハウジングから脱出することを可能とするための、第1ウインドウと、
前記第7ビームの経路中の、前記ハウジング内の、前記第7ビームが前記第5ビームに対して正しい角度で該ハウジングから脱出することを可能とするための、第2ウインドウと、
を含む、レーザモジュール、
を提供する。
別の態様において、本発明は、マルチ光周波数複合光ビーム内における光周波数ソースの、各々の波長(光周波数)を決定するための方法であって、
第1レーザに第1低周波トーンを当てる段階と、
第2レーザに、前記第1トーンとは異なる第2低周波トーンを当てる段階と、
前記第1及び第2レーザからのビームを合成する段階と、
前記合成されたビームを、第6及び第8の合成された光ビームへと***させる段階と、
第1スペクトル応答を有する第1フォトダイオードを用いて、前記第8ビームの出力を検出する段階と、
第2スペクトル応答を有する第2フォトダイオードを用いて、定義された透過プロファイルを有する光フィルタを前記第6ビームが通過した後に、該第6ビームの出力を検出する段階と、
前記第1及び第2フォトダイオードの各々の出力を比較し、前記第1及び第2レーザの波長を計算する段階と、
による方法を提供する。
別の態様において、本発明は、目標体を分析し、識別し、又は撮像するための装置であって、
第1及び第2レーザを備えた統合レーザモジュールと、
前記第1及び第2レーザの差周波数であるCW周波数をもたらす、第5ビームからの光ビームにより作動される、第1PCS、を含む、100GHzから2THzを超える周波数範囲内の一定波(CW)放射ソースと、
上記信号を実質的に同時に前記目標体へとフォーカスさせるための、又は前記目標体を通過させるための、アンテナまたはRFレンズのような指向手段と、
前記目標体を透過した、または前記目標体から反射されたスペクトル情報を取得するための検出器と、
を用いる装置を提供する。
レーザモジュールからの第7ビームは、検出器PCSへと結ばれている。第7ビームの光差周波数と、検出器PCSにおける透過THz出力とを混合させることにより、目標体の何らかの特徴を表す電気信号が発生する。
本発明におけるこれらの、及び他の特徴、そして利点は、以下に続く詳細な説明を添付の図面と併せて検討し、参照することにより、よりよく理解され、そしてより完全に認められることであろう。
図1Aは、先行技術において公知であるような、検体からの反射を用いる周波数領域テラヘルツ分光計のブロック図である。 図1Bは、先行技術において公知であるような、検体を通っての透過を用いる周波数領域テラヘルツ分光計のブロック図である。 図2は、本発明に従うデュアルレーザモジュールのブロック図である。 図3は、本発明に従うテラヘルツ分光計のブロック図である。 図4は、図2のレーザモジュールにおける2つのレーザの出力を示す光周波数スペクトルを描いたグラフである。 図5は、各々のレーザに別個の識別トーンが当てられた後の、レーザモジュールにおける2つのレーザからの出力ビームの複合光周波数スペクトルを描く、単純化されたグラフである。 図6は、本発明に従うレーザモジュールにおいて用いられる光フィルタのフィルタプロファイルのグラフである。 図7は、本発明の分光計による目標体走査の結果を描いたグラフであり、達成可能な分解能を示している。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の詳細を、その典型的態様や実施形態を含め、ここに説明する。図面及び以下の説明を参照すると、同様の参照番号は、同様の、あるいは機能的に類似した要素を識別するために用いられており、典型的実施形態の主要な特徴を高度に単純化された図形的手法で描くことを意図されたものである。
さらに、図面は実際の実施形態におけるあらゆる特徴や、あるいは描写される要素の相対的寸法を描写するよう意図されたものではないのであり、そして縮尺どおりに描かれてはいない。
周波数領域技法においては、ErGa:GaAs PCSにおける2つの単独周波数ダイオードレーザの合成出力をフォトミキシング(photomixing)することを通じて、CW THz放射を作り出す。レーザの一方の(あるいは両方の)波長は、THz出力周波数を変えるべく調整される。今までの、フォトミキシングの分光への適用では、その大部分において、PCSからのTHz出力ビームが高感度広帯域熱検出器(例えば、液体Heボロメータ、あるいはGolayセル)へと結ばれており、インコヒーレントであって位相感度が低い、全般的な信号処理を行う。THz信号がその上にも入射するような検出器PCSにおけるダイオードレーザからの同一の光放射を混合することにより、コヒーレント(ホモダイン)検出を室温下で成し遂げることが可能である。これにより、インコヒーレントな技法よりも高い感度が得られ、またインコヒーレントな技法よりもデータ取得が速くなり、位相情報が保存される。
時間領域技法と比較しての、コヒーレントな周波数領域技法による恩恵のうちの幾つかは、次のようなものである。(1)移動する部分がない(すなわち、機械的に走査する遅延線がない)ということ,(2)より高い周波数分解能,(3)調節可能な分解能で、興味ある特定周波数領域を選択的に走査することが可能であること。また、パルスシステムとは異なり、CWフォトミキシングの結果として全てのTHz出力が単独のTHz周波数に集中するのであり、故に、その周波数におけるスペクトル密度と信号対雑音比とが改善される。しかしながら以前は、デュアルレーザの構築と制御とに関連した課題、すなわち、2つのレーザビームのモードマッチングと相互のコリメーション(co−collimation)、及びそれらの異なる周波数の正確な制御という課題のために、実用的な周波数領域分光計を実現することは困難であった。
図1Aと図1Bとは、先行技術において知られている周波数領域テラヘルツ分光計を描いている。米国特許出願第11/669,685において説明されている先行技術の分光計は、図1Aのブロック図において描写されており、それは検体からの反射を用いるものである。一方図1Bは、検体を通っての透過を用いる、類似した先行技術の分光計を描いている。
図1A及び図1Bは、野外に持ち運んで使用するために適した、ハウジング200内に配置された分光計を示している。水晶振動子201は1KHzのパルスを作り出す。そのパルスは2つのアップコンバータ202及び203をドライブし、その出力はモードロックレーザ204及び205のペアに加えられる。アップコンバータ202の出力は100MHzであり、アップコンバータ203の出力は100.0025MHzである。モードロックレーザは、カリフォルニア州サニーベールのCalmer Optcom Inc.による780nmレーザであることが好ましい。レーザ204の出力は、100MHz,200MHz,300MHz,…1000GHz,1000.100GHz,等を中心とする、等間隔パルスのコムである。レーザ205の出力は、100.0025MHz,200.005MHz,300.0075MHz,…1000.0025GHz,1000.1250025GHz,等の、等間隔パルスのコムである。レーザ204及び205を、波長ロックされたレーザ206によってドライブしてよい。波長ロックされたレーザ206の出力はビームスプリッタ207へと加えられ、分離したビームを作り出す。分離したビームは、レーザ204と205とにそれぞれ加えられる。
レーザ204の出力208は光増幅器209によって増幅され、ビームはその後、レンズ210へと当てられる。レンズ210は、PCS211の表面上、10ミクロンのスポットにビームをフォーカスさせる。PCS半導体デバイス表面へと向けられた光パルスの周波数コムは、100GHzから2THzを超える周波数範囲内のテラヘルツ放射を作り出す。テラヘルツ周波数コムスペクトルは、基本周波数f1と、基本モードロック周波数の整数倍であるような調和成分のシリーズ2f1,3f1,…nf1,…とを有する。
PCSデバイス211から発せられるテラヘルツ放射はコリメートされ、好ましくは直径約1センチメートルの半球形状構造であるような、シリコンレンズ213によって収集される。テフロン(登録商標)からなる他の要素(取り付けられたユニット212として一般的に表現されている。)、あるいは追加レンズを、レンズ213の下流に配置し、RFビームを出力THzパルス214へとコリメートすることができる。また、シリコンレンズ213の代わりに、あるいはそれに加えて、ビーム成形ミラーを用いることも可能である。
識別されるべき目標体、又は目的物215は、いくらかの放射を吸収し、透過させ、また戻りTHzパルス219によって示されるとおり、放射の一部をソース又はユーザの方向へと反射して戻す。図1Aは反射された放射を利用する先行技術の実施形態を描写しており、一方で図1Bは透過された放射を利用する。
シフトされたモードロックレーザ205の出力はビーム216によって表されており、ビーム216はレンズ217へと向けられる。レンズ217は、スパイラルアームが逆方向であるということを除けばPCS211と同様のデザインを有するようなPCS218の表面上、10ミクロンスポットにビームをフォーカスさせる。これが検出器として振舞う。受信側においては、戻り信号219とビーム216とがLTG GaAs PCS検出器218において合成され、ヘテロダイン信号を生じさせる。これは、戻り信号における、瞬間的なマルチスペクトルヘテロダインダウン変換として説明することができる。この周波数差は最小で2.5KHzから最大で2.5KHzのN倍(ここにおけるNは、ロックされたモードの数である。)まで変化する。Nの値には典型的に、N=1,000からN=20,000までの幅がある。レーザ利得媒質の光帯域幅が極端に広いため、モードロックレーザが1000GHz超に亘って数百のロックされたモードを有するということは珍しくない。したがって、本発明に従う技法を用いて、この広い周波数範囲に亘って強度変調信号を発生させることが可能である。LTG GaAs検出器218の電気出力は電子的RF信号の形をとるのであり、分光計について言うならば、その信号は、データを分析するためにユニット200における総称的にラベルが付されたブロック221内で処理され、それにより目的物、ないしはその組成に関する特徴(例えば、目標体又は目的物に含まれる化合物の正体や、材料構造)が識別される。
図1Bの実施形態において、構成部品は図1Aの実施形態におけるものと同様であるので、図1A中の各々の構成部品についての上記説明を繰り返すことは不要である。図1Bの実施形態においては、テラヘルツ放射214が検出器PCS230によって受信されるよりも前に検体215を透過させるべく、検出器PCS230が検体215とは反対の側に配置されるよう、検出器PCS230の位置が設定されている。PCS検出器におけるもう一つの差異は、PCS230におけるスパイラルアームの方向が、PCS211のそれと同じ方向を向いているということである。
本発明におけるデュアルレーザモジュールと分光計とは、それぞれ図2及び図3のブロック図において描かれている。本発明により提供されるコヒーレントな周波数領域THz分光計の鍵となる構成部品は、高度に統合されたデュアル半導体レーザモジュール100である。
図3において描かれている分光計においては、ソースヘッド301と検出器ヘッド302とを適切に配置することにより、目標体又は目的物における反射を用いることも、又はそれらを通っての透過を用いることもできるのであり、さらには目標体の正体又は組成を決定するために、及び/又は、ユーザが直ちに情報を利用できるよう、結果の印刷又は表示を行うために、プロセッサ及び他の電子機器を組み込んでもよい。
図2は、図3の分光計中にサブアセンブリとして組み込むために適した光学部品を内蔵するハウジング100を描いている。レーザ105及び106は、さまざまなベンダーから入手可能である(例えば、ドイツ・ベルリンのEagleyard Photonics GmbH等)、所望の波長範囲に亘る単一縦モードと単一空間モードとでの動作を備えた、2つの783nm分布帰還型(DFB)レーザ、又は分布ブラッグ反射器(DBR)レーザであることが好ましい。本発明においては、例えばEmcore Corporationから入手可能な、1以上の外部空洞チューナブル半導体レーザを利用することも可能であろう。また、2以上のDFB又はDBRレーザを、半導体導波管結合器部品を備えた共通の半導体基板上で加工して、両方のレーザ周波数を含む単独の光出力を作り出すことも可能であることに留意すべきである。レーザ105及び106の出力の光スペクトルが図4中に描かれており、そこにおいては、これら狭線幅レーザのデュアル周波数出力が描写されている。この具体的な実施形態において、1つのレーザの出力は783mmへと調節され、他方のレーザの出力は784mmへと調整されている。レーザビームにおける非常に正確性の程度が高い相互コリメーションと、レーザにおける非常に正確な周波数制御と、デジタル信号処理を介したレーザ出力の監視とを備え、テラヘルツ分光計においてレーザ出力ビーム周波数に亘り更に正確な制御を達成するような、そして250MHzより小さい分解能を達成するような、適正なダイオードレーザパッケージを提供することは、本発明の鍵となる態様である。
1つの実施形態において、レーザダイオードチップ105及び106は、独立したペルチェ熱電冷却器(TECs)103及び104上に搭載される。レーザの中心波長は、普通25℃において783mmであるが、しかしながらこの波長は、およそ0.1nm per ℃という調整係数をもって温度で調節されうる。したがって、動作において−10℃から40℃までの温度範囲があれば、それにより、およそ5nmの周波数範囲が生じることとなる。説明のみを目的として、25℃における中心波長がそれぞれ782nmと784nmとになるようDFBレーザを選択した場合には、各々のレーザチップにおける−10℃から+40℃までの温度調整範囲により、0Hzから3.4THzのオフセット周波数範囲に対応して、0nmからおよそ7nmのオフセット波長の発生が許容されることとなるであろう。TECs制御表面上の熱質量(thermal mass)は、迅速な周波数調整を許すような最小値に維持される。DBRレーザダイオードチップの場合、各々のレーザのブラッグ反射区域が電子的に調整され、レーザ周波数を変える。より幅広い温度の周遊を採用するか、又はDBRレーザを用いることにより、より幅広いオフセット周波数範囲をとることも可能となる。各々のレーザからの出力は、サブミクロンの調整能力を有する精密レンズマウント上に搭載された非球面レンズを用いてコリメートされる(例えば、特許文献2を参照)。レーザ出力は、そのレーザ内へのフィードバックを防ぐために、光アイソレータを通過させられる。出力ビームの経路107及び108中には、50/50ビームスプリッタBS1が置かれており、2つのビームを、お互いに直角をなしている第1及び第2複合ビーム109及び116へと相互コリメートするために用いられる。フォトミキシング生成物を発生させるためにビームの重なりが最適化されるよう、レンズとビームスプリッタBS1とは慎重に調整される。
本発明において、出力ビーム109は第2ビームスプリッタBS2へと結ばれる第1経路に沿って方向付けられるのであり、そして第2ビーム116は、経路に沿って方向付けられ、第3ビームスプリッタBS3へと結ばれる。レーザから下流の、及びユニット100全体に亘る光伝播経路は、自由空間であってもよいし、又は、適切な単一モード偏光保持光ファイバ(PMF)であってもよい。光ファイバ構造の場合、ビームスプリッタは適正な光導波管カプラによって置き換えられるであろう。基本的なトポロジーが図2と図3とに描かれており、そこにおいては、さまざまな光経路をより容易に図解するべく、自由空間での光学実装が用いられている。
第2ビームスプリッタBS2は、また、お互いに直角をなす第1ビーム111及び第2ビーム113を作り出す。第2ビーム113はフィルタ114へと当てられ、その後に第1フォトダイオード115へと当てられる。フォトダイオード115の出力は、引き続き説明するとおり、複合ビーム109の出力をサンプリングし、測定するために用いられる。第1ビーム111は、モジュール100内のウインドウ112へと向けられる。
第3ビームスプリッタBS3は、また、お互いに直角をなす第1及び第2ビームを作り出す。第1ビーム117は、第2フォトダイオード120へと当てられる。フォトダイオード120の出力は、引き続き説明するとおり、複合ビーム116の出力をサンプリングし、測定するために用いられる。第2ビーム118は、モジュール110内のウインドウ119へと向けられる。
図3は、デュアルレーザモジュール100の分光計への統合を描いた、高度に単純化されたブロック図である。詳細には、この図は、低周波416kHzトーンを用いてレーザ105をドライブ及び変調するべく当該レーザ105へと結ばれた第1電流源401と、レーザ106に結ばれて第2低周波430kHzトーンで当該レーザ106を変調する第2電流源402と、を描いている。複合光信号に関連してそのようなトーンを用いることを、続いて論じる。他のトーン周波数を都合よく選択することが可能である。
ソースヘッド301及び検出器ヘッド302と併せて、第2ビーム118の経路中にある反射素子403も描かれている。
第2ビームスプリッタBS2の出力ビーム111は、ウインドウ112を通ってハウジング100を脱出する。この「第1ビーム」111は、適切な位置にあるソースヘッド301中のウインドウ303へと当てられ、それからソースヘッド301中のレンズ304と当てられる。レンズ304は、PCS305の表面上、直径がおよそ10ミクロンのスポットにビームをフォーカスさせる。PCS半導体デバイス表面へと向けられた光周波数信号は、レーザ105及び106間のオフセット周波数に対応して、100GHzから2THzを超える周波数範囲内で、PCS305からのテラヘルツ放射を作り出す。
PCSデバイス305から放出されたテラヘルツ放射はコリメートされ、ソースヘッド301に搭載されたシリコンレンズ306によって収集される。レンズ306は、直径がおよそ1センチメートルの半球形状構造であることが好ましい。テフロン(登録商標)からなる追加レンズ(示されていない)をレンズ306の下流に配置し、RFビームを出力THzビームへとコリメートすることができる。シリコンレンズの代わりに、あるいはそれに加えて、ビーム成形ミラーを用いることも可能である。
識別されるべき目標体、又は目的物は、いくらかの放射を吸収し、透過させ、また図1Aあるいは図1Bにおける検出器への戻りTHzビームによって示されるようなやり方で、放射の一部をソース又はユーザの方向へと反射して戻すであろう。
上に述べたとおり、第2ビーム116は、第3ビームスプリッタBS3へと結ばれる。ビームスプリッタBS3からの第2ビーム118は、ウインドウ119を通ってモジュール100を脱出し、続いて検出器ヘッド302へと向けられる。第2ビーム118は検出器ヘッド302内のウインドウ307へと当てられ、その後、レンズ308へと当てられる。レンズ308は、PCS309の表面上、直径およそ10ミクロンのスポットにビームをフォーカスさせる。シリコンレンズ310は、透過された、あるいは目標体から反射された放射を収集し、その放射は、その後、図1A及び図1Bにおいて描かれたシステムと同様のやり方でPCS309により検出され、そしてPCS309に繋がれたプロセッサ405によって処理される。
テラヘルツ周波数領域分光計は、高度に小型化された構成において2つのErAs:GaAs PCSを用いて、全て固体の構成部品を利用し、移動する部分は用いずに実装される。そのシステムにおいては、高分解能波長弁別器を備えた、2つの783mmDFBレーザダイオードの単独パッケージ統合が利用される。デジタル信号処理電子機器により正確な周波数制御がもたらされ、THz信号周波数においておよそ200MHzの精度が得られることとなる。100GHzから1.85THzまで連続的に周波数をスイープして、500MHzよりも優れた分解能であることが実証された。コヒーレント検出感度は従来の理論的予測値とよく一致するということが示され、そして、空気中1フィートの経路長を通るとき、100GHzにおいて90dB/Hzであり、そして1THzにおいては60dB/Hzであるような、信号対雑音比が得られた。分光計の周波数分解能とダイナミックレンジとは、大気圧において固相、及び気相であるような爆発物、化学物質、生体物質、の分析を伴う応用にとって適切なものである。
本発明における別の特徴は、異なった周波数の2つの光ビームソースを有する複合レーザビームにおける、それぞれのレーザ波長を決定するための方法と装置とを提供することである。本発明が意図する分光応用には大変な正確性が要求されるのであり、レーザモジュール100から放出される第1ビームにおける各々のソース105及び106の波長を決定することは、そのような方法の1つの適用例である。
フォトダイオード115及び120の電気出力は、DC信号(CWレーザ出力を表している)と、そのDC信号に重ねあわされた小さいAC信号(低周波識別トーンを表している)とが一緒になった、複合出力であろう。複合信号は、2つの変調されたDC信号、すなわち、変調されたレーザ105及び106のそれぞれからの信号より構成されるので、複合信号に適用される信号処理の目標は、元の2つの変調信号を復元し、それら各々の強度を正確に測定することである。変調トーンは、異なる区別可能な周波数であるので、2つの信号を分離するためにデジタルフィルタリング技術を用いることができる。
上述のとおり、特に、本発明において、第1低周波トーンを第1レーザ105へと当て、第1トーンとは異なる第2低周波トーンを第2レーザ106へと当てることにより、この方法を実行することが好ましい。
図2と図3とに関連して既に述べたとおり、それから複合ビーム109と116との経路中にビームスプリッタが配置され、第1及び第2複合光ビーム113及び117を作り出す。変調された複合ビームは、図5において描かれているスペクトルを有するであろう。
第1複合ビーム113の経路中には第1フォトダイオード115が配置され、第2複合ビーム117の経路中には第2フォトダイオード120が配置される。フォトダイオードは、さまざまな光周波数に対して、既知の異なった応答を有するよう、構成または調節される。この構成を実装するための1つの単純な方法は、多層薄膜光フィルタ114をその前に配置した、2つの同一なフォトダイオード(例えばフォトダイオード115)を用いることである。
図6は、本発明に従う統合モジュールにおいて実装されるような複合ビームからの2つの異なるレーザ各々の波長を決定するに際して用いることのできる、フィルタスペクトルプロファイルの図解である。この図において、フォトダイオード115及び120への出力は、波長の関数としてグラフ化される。416kHzと430kHzとの一意的な低周波トーンによって変調される2つのレーザ周波数が、グラフ上に位置づけられている。
周波数計測は、フォトミキシング分光法の重要な側面である。レーザ周波数を測定するために、第1ビームの20%は、既定の波長プロファイルを有する光フィルタ114を通るよう結ばれ、その後、フォトダイオード115に入射する。第2ビーム116から同じ大きさの出力が結ばれ、フィルタリングされていないフォトダイオード120上に入射する。2つのDFBレーザ105及び106は僅かに異なった周波数で電流変調されているので、単純な周波数感知検出技法を用いて、フィルタリングされた(115)及びフィルタリングされていない(120)フォトダイオード個々の出力レベルを区別することが可能である。別個のTECを用いて光フィルタを熱安定化することにより、100MHzよりも優れた完全な周波数安定化を達成できる。最初の較正の後、これら2つのフォトダイオード上の相対的レーザ強度を比較することにより、それら各々の波長が、およそ100MHzの範囲内で正確に示唆される。フォトミキシングの後、この測定値は、約200MHzの精度でTHz周波数へと変換される。システムのスペクトル純度を測定するために、Burleigh WA−1500波長計で測定されるとおり、レーザは光周波数について10GHz補正され、その後、高速フォトダイオードへとフォーカスされた。出力は、RFスペクトルアナライザに記録された。フォトミキシング信号の半値線幅は20MHzよりも下であり、DFBレーザの瞬間的線幅によって制限を受ける。
加えて、本発明において、ソースPCSは、+Vchopから−Vchopまでの強度を有する差分信号を用いて、DCから数MHzの範囲内のベースバンド周波数において、電子的に刻まれる。刻み周波数へと調整されるロックイン強度を用いて検出ノイズ帯域幅を制限できるように、典型的には上述のコヒーレントなホモダイン検出と併せて刻みを行う。従来の光刻み技法において、PCSを照らしている光ビームは、当該技術分野において知られているセグメント化された羽型刻み器(vane chopper)を用いて刻まれる。発生したTHz電圧は、入射レーザ出力とPCS端部間に印加されたバイアス電圧との積に比例するので、差分信号を用いて電子的に刻むことにより、PCSからのピークTHz電圧強度は2倍にされ、これにより、所定レベルの光照射に対して発生するTHz信号出力は、光学的刻みに比較して4の因子で向上することとなる。これにより、光学的刻みを用いたコヒーレントな検出に比較して、本発明における信号対雑音比は典型的には6dB改善されることとなる。
図7は、大気水蒸気についての1700GHz走査(グラフI)と、固体障害物についての同様の走査(グラフII)を図解することにより、本発明の分光計による効果を示している。試験条件は、1フィートの経路長、1GHzの分解能、そして1秒間の時定数というものであった。拡大挿入は、本発明に従った高分解能走査を描いており、低分解能走査において見られるよりも高い分解能での、変化の測定を示している。
要約すれば、本発明は、100GHzから2THzを超えるまでの連続的調整を備える、小型の、周波数領域テラヘルツコヒーレント分光計を提供する。この構成においては、高度に小型化された光の統合技法、電子的な差分刻み、そして室温でのコヒーレントなTHz検出が採用されている。その分光計は、標準大気圧において固相、及び気相の形態であるような爆発物、化学物質、生体物質、を迅速に識別するために有用であろうと見込まれる。この、半導体ダイオードレーザを採用する高度に統合された光学アセンブリは、移動する部分を用いてはおらず、本質的に丈夫であり、野外配置を可能とするような用途に、よく適している。併せて、このコヒーレント(ホモダイン)検出技法は、非常に速いデータ取得時間の下、より一般的な(インコヒーレントな)THzフォトミキシング分光計中の液体Heボロメータが必要とするような低温冷却なしに、理論と一致する優れたSNRを与える。

Claims (4)

  1. レーザモジュールであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された、第1レーザビームを発生させるための第1レーザを備えた第1レーザアセンブリと、
    前記ハウジング内に配置された、第2レーザビームを発生させるための第2レーザを備えた第2レーザアセンブリと、
    前記第1レーザに第1低周波トーンを当てるための第1トーン発生器と、
    前記第1低周波トーンと異なる第2低周波トーンを前記第2レーザに当てるための第2トーン発生器と、
    前記第1及び第2ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、前記ビームを第3及び第4の光ビームへと合成するための、ビームスプリッタと、
    前記第3ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、第5及び第6ビームを生み出す、第2ビームスプリッタと、
    前記第5ビームの経路中の、前記ハウジング内の、前記第5ビームが該ハウジングから脱出することを可能とするための、第1ウインドウと、
    前記第6光ビームの経路中の第1フォトダイオードと、
    前記第4光ビームの経路中の、前記ハウジング内に配置された、第7及び第8光ビームを生み出す、第3ビームスプリッタと、
    前記第7光ビームの経路中の、前記ハウジング内の、前記第7光ビームが該ハウジングから脱出することを可能とするための、第2ウインドウと、
    前記第8光ビームの経路中の第2フォトダイオードと、
    前記第1及び第2フォトダイオードのそれぞれの出力を比較し、前記第1及び第2レーザの波長を計算するためのプロセッサと
    を含む、レーザモジュール。
  2. 前記第2レーザアセンブリは、
    前記第2レーザからの出力ビーム経路中のフォーカスレンズと、
    前記レンズから放出された出力ビーム経路中のアイソレータと、
    を更に含む、請求項1に記載のレーザモジュール。
  3. 前記第6ビームの経路中において、前記第1フォトダイオードの前に波長フィルタを更に備えた、請求項に記載のレーザモジュール。
  4. 前記第1及び第2レーザは、異なった周波数で電流変調された分布帰還型レーザである、請求項1に記載のレーザモジュール。
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