JP5546147B2 - ロータリーダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリーダンパに関するものである。
従来、ハウジングと、該ハウジング内に充填される粘性液体と、該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構とを備えたロータリーダンパが知られている。この種のロータリーダンパは、押圧手段の回転方向によって制動特性が異なるため、取付方向を誤ると所定の制動力が得られなくなる。
この問題を解決するための1つの手法が特開2008−185215号公報に開示されている。このロータリーダンパは、ハウジングと、ハウジングに対して相対回転自在な回転部材と、ハウジングの端部に形成される一端側取付部と、回転部材の端部に形成される他端側取付部とを備え、一端側取付部と他端側取付部の形状が対称形であることを特徴とする。このロータリーダンパによれば、任意の向きで可動体と非可動体との間に取り付けることができる。しかしながら、同公報に記載された技術は、ハウジングの取付部と回転部材の取付部が非対称形である場合には適用できないという問題があった。
特開2008−185215号公報
本発明が解決しようとする課題は、ハウジングの取付部と回転部材の取付部が非対称形であるロータリーダンパにおいて、取付方向の誤りを確実になくす点である。
本発明は、上記課題を解決するため、以下のロータリーダンパを提供する。
1.ハウジングと、該ハウジング内に充填される粘性液体と、該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、前記ハウジングの取付対象に設けられた被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする結合手段とを備え、前記結合手段が前記取付対象の被結合手段とは配置が異なる、別のロータリーダンパのハウジングの取付対象(以下では、別のロータリーダンパのハウジングの取付対象を「ハウジングの非取付対象」という。)の被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
2.ハウジングと、該ハウジング内に充填される粘性液体と、該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、前記ハウジングの第1取付対象に設けられた第1被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第1取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする第1結合手段と、前記ハウジングを反転させたときに前記ハウジングの取付対象となり得る第2取付対象に設けられた第2被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第2取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする第2結合手段とを備え、前記第1結合手段が、前記第2被結合手段と結合不能であり、前記第2結合手段が、前記第1被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
3.前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、前記ハウジングの側面から見て対称位置に設けられていることを特徴とする前記2に記載のロータリーダンパ。
4.前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、対称形であることを特徴とする前記3に記載のロータリーダンパ。
5.前記ハウジングがフランジ部を備え、前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、前記フランジ部に設けられ、前記第1結合手段のうちの少なくとも1つと前記第2結合手段のうちの少なくとも1つが、前記フランジ部の正面から見て非対称位置に設けられていることを特徴とする前記2に記載のロータリーダンパ。
6.ハウジングと、該ハウジング内に充填される粘性液体と、該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、前記ハウジングの第1取付対象に設けられた第1被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第1取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする結合手段とを備え、前記結合手段が、前記ハウジングを反転させたときに前記ハウジングの取付対象となり得る第2取付対象に設けられた第2被結合手段と結合可能であり、前記第2被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第2取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にするが、前記ハウジングを反転させずに前記第2取付対象に取り付けようとするときには、第2被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
前記1に記載の本発明のロータリーダンパは、ハウジングの取付対象に設けられた被結合手段と結合する結合手段が、ハウジングの非取付対象に設けられた被結合手段と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができる。
前記2に記載のロータリーダンパは、第1結合手段が、第2被結合手段と結合不能であり、第2結合手段が、第1被結合手段と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができるとともに、第1結合手段を第1被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段を第2被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成を同一にすることが可能になる。
前記3に記載のロータリーダンパは、第1結合手段及び第2結合手段が、ハウジングの側面から見て対称位置に設けられているため、第1結合手段を第1被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段を第2被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成を同一にすることが可能になる。
前記4に記載のロータリーダンパは、第1結合手段及び第2結合手段が、対称形であるため、第1結合手段を第1被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段を第2被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成を同一にすることが可能になる。
前記5に記載のロータリーダンパは、ハウジングがフランジ部を備え、第1結合手段及び第2結合手段が、フランジ部に設けられ、第1結合手段のうちの少なくとも1つと第2結合手段のうちの少なくとも1つが、フランジ部の正面から見て非対称位置に設けられているため、第1結合手段を第1被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段を第2被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成を同一にすることが可能になる。
前記6に記載のロータリーダンパは、結合手段が、ハウジングを反転させたときにハウジングの取付対象となり得る第2取付対象に設けられた第2被結合手段と結合可能であり、第2被結合手段と結合することによってハウジングの回転を抑止し又は第2取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にするが、ハウジングを反転させずに第2取付対象に取り付けるときには、第2被結合手段と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができるとともに、結合手段を第1被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、結合手段を第2被結合手段に結合させて設置されるロータリーダンパの構成を同一にすることが可能になる。
図1は本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、背面(ハウジングの他端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの平面図である。 図2は本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、背面(ハウジングの他端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの正面図である。 図3は図1に示したロータリーダンパの内部構造を示す図である。 図4は図3におけるA−A部断面図である。 図5は本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、正面(ハウジングの一端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの平面図である。 図6は本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、正面(ハウジングの一端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの正面図である。 図7は図5に示したロータリーダンパの内部構造を示す図である。 図8は図7におけるA−A部断面図である。 図9は背面(ハウジングの他端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの取付対象を示す図である。 図10は背面(ハウジングの他端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパを取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図11は正面(ハウジングの一端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパの取付対象を示す図である。 図12は正面(ハウジングの一端側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパを取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図13はハウジングの取付対象に形成された結合手段とハウジングの非取付対象に形成された被結合手段との関係を示す図である。 図14は本発明の実施例2に係るロータリーダンパの平面図である。 図15は本発明の実施例2に係るロータリーダンパの正面図である。 図16は本発明の実施例2に係るロータリーダンパの背面図である。 図17は本発明の実施例2に係るロータリーダンパの左側面図である。 図18は本発明の実施例2に係るロータリーダンパの右側面図である。 図19は第1取付対象を示す図である。 図20はロータリーダンパを第1取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図21は第2取付対象を示す図である。 図22はロータリーダンパを第2取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図23は本発明の実施例3に係るロータリーダンパの平面図である。 図24は本発明の実施例3に係るロータリーダンパの正面図である。 図25は本発明の実施例3に係るロータリーダンパの背面図である。 図26は第1取付対象を示す図である。 図27はロータリーダンパを第1取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図28は第2取付対象を示す図である。 図29はロータリーダンパを第2取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図30は本発明の実施例4に係るロータリーダンパの平面図である。 図31は本発明の実施例4に係るロータリーダンパの正面図である。 図32は本発明の実施例4に係るロータリーダンパの背面図である。 図33は第1取付対象を示す図である。 図34はロータリーダンパを第1取付対象に取り付けた状態を示す図である。 図35は第2取付対象を示す図である。 図36はロータリーダンパを第2取付対象に取り付けた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明するが、本発明の実施の形態はこれらの実施例によって限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、背面(ハウジングの他端1b側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパ(以下、第1ダンパという)の平面図、図2は、第1ダンパの正面図、図3は、第1ダンパの内部構造を示す図、図4は、図3におけるA−A部断面図である。これらの図に示すように、第1ダンパ1Aは、ハウジング1、粘性液体、押圧手段、可変機構及び結合手段2を備えている。
ハウジング1は、一端1a側が開口し、他端1b側が閉塞された円筒形の本体部11と、本体部11の開口部を閉塞する蓋12とを有して構成される(図1〜図4参照)。本実施例では、ハウジング1は、本体部11から突出するフランジ部13を備えている(図1〜図3参照)。フランジ部13には、取付方向を示す目印14が付されている(図2,図3参照)。
ハウジング1の内部には、中空のロータ3が設けられている。ロータ3は制御対象に設けられた軸30に連結される(図10参照)。本体部11には、本体部11とロータ3との間に形成される空間を仕切る隔壁4が設けられている(図3参照)。ロータ3には、隔壁4によって仕切られた空間に配置されるベーン5が設けられている(図3参照)。隔壁4は、ロータ3の外周面に接しており、ベーン5は、本体部11の内周面に接している(図3,図4参照)。
粘性液体は、ハウジング1の内部に形成される空間に充填される。より詳細には、粘性液体は、隔壁4及びベーン5によって区画された第1室6a〜第4室6d(図3参照)に充填される。
押圧手段は、ハウジング1の内部で回転することによって粘性液体を押圧するものである。ロータ3が回転するときは、ベーン5が押圧手段として機能し、ハウジング1が回転するときは、隔壁4が押圧手段として機能する。
可変機構は、押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする機構である。本実施例で採用した可変機構は、ベーン5に形成される通路7と、通路7に設けられる弁8とを有して構成される。通路7は、第1室6a(第3室6c)に開口する大孔部と、大孔部と連通し、第2室6b(第4室6d)に開口する小孔部とを有して構成される(図3,図4参照)。弁8は、大孔部に配置され、第1室6a(第3室6c)の粘性液体が通路7に流入したときに通路7を閉鎖し、第2室6b(第4室6d)の粘性液体が通路7に流入したときに通路7を開放する。
本実施例の可変機構によれば、押圧手段としてのベーン5が図3において時計回り方向に回転したときは、第2室6b(第4室6d)の粘性液体が通路7に流入する。弁8は通路7に流入した粘性液体の圧力を受けることによって弁座から離れ、これによって通路7が開放される。したがって、第2室6b(第4室6d)の粘性液体は通路7を通って第1室6a(第3室6c)へ流入する。このときの押圧手段(ベーン5)に対する粘性液体の抵抗は小さいので、負荷に対して作用する制動力も小さい。
押圧手段としてのベーン5が図3において反時計回り方向に回転したときは、第1室6a(第3室6c)の粘性液体が通路7に流入する。弁8は通路7に流入した粘性液体の圧力を受けることによって弁座に押し当てられ、これによって通路7が閉塞される。したがって、第1室6a(第3室6c)の粘性液体は通路7を通って第2室6b(第4室6d)へ流入することができない。このとき粘性液体は、ベーン5と本体部11の間隙及び隔壁4とロータ3の間隙を通って第2室6b(第4室6d)へ流入することになるので、押圧手段(ベーン5)に対する粘性液体の抵抗は大きく、したがって、負荷に対して作用する制動力も大きい。
このように第1ダンパ1Aは、押圧手段の回転方向によって制動特性が異なるため、取付方向を誤ると所定の制動力が得られなくなる。そこで、取付方向の誤りをなくすために、第1ダンパ1Aは、結合手段2を有して構成される。
結合手段2は、フランジ部13の背面から突出するように設けられた突起から成る(図1,図2参照)。結合手段2は、第1ダンパ1Aのハウジング1の取付対象10Aに設けられた被結合手段10aと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は取付対象10Aとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図9,図10参照)。ここで、被結合手段10aは、結合手段2が挿入可能な穴から成る(図9参照)。そして、第1ダンパ1Aの結合手段2は、第1ダンパ1Aのハウジング1の非取付対象(取付対象10B)に設けられた被結合手段10b(図11参照)と結合不能である。
図5は、本発明の実施例1に係るロータリーダンパであって、正面(ハウジングの一端1a側)を取付対象に向けて設置されるロータリーダンパ(以下、第2ダンパという)の平面図、図6は、第2ダンパの正面図、図7は、第2ダンパの内部構造を示す図、図8は、図7におけるA−A部断面図である。これらの図に示すように、第2ダンパ1Bも、第1ダンパ1Aと同様に、ハウジング1及び結合手段2を備えている。
第2ダンパ1Bの内部構造は、第1ダンパ1Aの内部構造と同一である。しかしながら、第2ダンパ1Bでは、押圧手段としてのベーン5が図7において時計回り方向に回転したときは、第1室6a(第3室6c)の粘性液体が通路7に流入する。弁8は通路7に流入した粘性液体の圧力を受けることによって弁座に押し当てられ、これによって通路7が閉塞される。したがって、第1室6a(第3室6c)の粘性液体は通路7を通って第2室6b(第4室6d)へ流入することができない。このとき粘性液体は、ベーン5と本体部11の間隙及び隔壁4とロータ3の間隙を通って第2室6b(第4室6d)へ流入することになるので、押圧手段(ベーン5)に対する粘性液体の抵抗は大きく、したがって、負荷に対して作用する制動力も大きい。
押圧手段としてのベーン5が図7において反時計回り方向に回転したときは、第2室6b(第4室6d)の粘性液体が通路7に流入する。弁8は通路7に流入した粘性液体の圧力を受けることによって弁座から離れ、これによって通路7が開放される。したがって、第2室6b(第4室6d)の粘性液体は通路7を通って第1室6a(第3室6c)へ流入する。このときの押圧手段(ベーン5)に対する粘性液体の抵抗は小さいので、負荷に対して作用する制動力も小さい。
第2ダンパ1Bの結合手段2は、フランジ部13の正面から突出するように設けられた突起から成る(図5〜図7参照)。第2ダンパ1Bの結合手段2は、第2ダンパ1Bのハウジング1の取付対象10Bに設けられた被結合手段10bと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は取付対象10Bとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図11,図12参照)。ここで、被結合手段10bは、第2ダンパ1Bの結合手段2が挿入可能な穴から成る(図11参照)。しかしながら、被結合手段10bは、取付対象10Aに設けられた被結合手段10aと配置が異なる(図13参照)。したがって、第2ダンパ1Bの結合手段2は、第2ダンパ1Bのハウジング1の非取付対象(取付対象10A)に設けられた被結合手段10aと結合不能である。
本実施例に係るロータリーダンパは、ハウジング1の取付部(結合手段2)と回転部材の取付部(ロータ3の中空部)が非対称形である。しかしながら、本実施例によれば、第1ダンパ1Aの結合手段2は、ハウジング1の非取付対象(第2ダンパ1Bのハウジング1の取付対象10B)に設けられた被結合手段10bと結合不能であり、また、第2ダンパ1Bの結合手段2は、ハウジング1の非取付対象(第1ダンパ1Aのハウジング1の取付対象10A)に設けられた被結合手段10aと結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができる。
図14〜図18は、本発明の実施例2に係るロータリーダンパを示す図である。これらの図に示すように、本実施例に係るロータリーダンパは、ハウジング1、第1結合手段及び第2結合手段を備えている。
本実施例に係るロータリーダンパの内部構造は、実施例1に係るロータリーダンパの内部構造と同一である。すなわち、本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1内に充填される粘性液体と、該粘性液体をハウジング1内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構とを備えている。
第1結合手段は、フランジ部13の背面から突出するように設けられた2つの突起21a,21bを有して構成される(図14,図16参照)。これらの突起21a,21bは、ハウジング1の第1取付対象10Cに設けられた被結合手段としての穴10c,10dと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第1取付対象10Cとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図19,図20参照)。
第2結合手段は、フランジ部13の正面から突出するように設けられた2つの突起22a,22bを有して構成される(図14,図15参照)。これらの突起22a,22bは、ハウジング1を反転させたときにハウジング1の取付対象となり得る第2取付対象10Dに設けられた被結合手段としての穴10e,10fと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第2取付対象10Dとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図21,図22参照)。
突起21aは、突起21bよりも外径が大きく、また、突起21aと対称の位置に設けられた突起22aは、突起21bと対称の位置に設けられた突起22bよりも外径が大きい。本実施例では、第1結合手段(突起21a,21b)と第2結合手段(突起22a,22b)がハウジング1の側面から見て対称位置に設けられ、かつ対称形である(図17,図18参照)。
一方、突起21bが挿入される穴10dは、突起21aが挿入される穴10cよりも内径が小さく、かつ突起21aの外径よりも内径が小さい(図19参照)。また、突起22bが挿入される穴10fは、突起22aが挿入される穴10eよりも内径が小さく、かつ突起22aの外径よりも内径が小さい(図21参照)。したがって、第1結合手段(突起21a,21b)は、第2被結合手段(穴10e,10f)と結合不能であり、第2結合手段(突起22a,22b)は、第1被結合手段(穴10c,10d)と結合不能である。
本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1の取付部(第1結合手段,第2結合手段)と回転部材の取付部(ロータ3の中空部)が非対称形である。しかしながら、本実施例によれば、第1結合手段(突起21a,21b)は、第2被結合手段(穴10e,10f)と結合不能であり、第2結合手段(突起22a,22b)は、第1被結合手段(穴10c,10d)と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができる。
また、本実施例によれば、第1結合手段(突起21a,21b)を第1被結合手段(穴10c,10d)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段(突起22a,22b)を第2被結合手段(穴10e,10f)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成が同一である。したがって、第1取付対象10Cに取り付けられるロータリーダンパと、第2取付対象10Dに取り付けられるロータリーダンパを別個に製造する必要がなく、1個のロータリーダンパを第1取付対象10Cと第2取付対象10Dのどちらにも取り付けることができるという利点がある。
図23〜図25は、本発明の実施例3に係るロータリーダンパを示す図である。これらの図に示すように、本実施例に係るロータリーダンパは、ハウジング1、第1結合手段及び第2結合手段を備えている。
本実施例に係るロータリーダンパの内部構造は、実施例1に係るロータリーダンパの内部構造と同一である。すなわち、本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1内に充填される粘性液体と、該粘性液体をハウジング1内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構とを備えている。
第1結合手段は、フランジ部13の上端に形成された切欠き31aと、フランジ部13の正面から見てフランジ部13の右端に形成された切欠き31bを有して構成される(図23,図24参照)。これらの切欠き31a,31bは、ハウジング1の第1取付対象10Eに設けられた被結合手段としての突起10g,10hと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第1取付対象10Eとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図26,図27参照)。
第2結合手段は、フランジ部13の上端に形成された切欠き31aとフランジ部13の正面から見てフランジ部13の左端に形成された切欠き31cを有して構成される(図23,図24参照)。これらの切欠き31a,31cは、ハウジング1を反転させたときにハウジング1の取付対象となり得る第2取付対象10Fに設けられた被結合手段としての突起10g,10iと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第2取付対象10Fとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図28,図29参照)。
第1結合手段を構成する切欠き31aと第2結合手段を構成する切欠き31aは、共通の切欠きである。第1結合手段を構成する切欠き31bと第2結合手段を構成する切欠き31cは、フランジ部13の正面から見て非対称位置に設けられている。
一方、切欠き31aが結合する突起10gと切欠き31bが結合する突起10hとの間の距離は、切欠き31aが結合する突起10gと切欠き31cが結合する突起10iとの間の距離よりも短い(図26,図28参照)。したがって、第1結合手段(切欠き31a,31b)は、第2被結合手段(突起10g,10i)と結合不能であり、第2結合手段(切欠き31a,31c)は、第1被結合手段(突起10g,10h)と結合不能である。
本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1の取付部(第1結合手段,第2結合手段)と回転部材の取付部(ロータ3の中空部)が非対称形である。しかしながら、本実施例によれば、第1結合手段のうちの少なくとも1つ(切欠き31b)と第2結合手段のうちの少なくとも1つ(切欠き31c)がフランジ部13の正面から見て非対称位置に設けられることによって、第1結合手段(切欠き31a,31b)が第2被結合手段(突起10g,10i)と結合不能であり、第2結合手段(切欠き31a,31c)が第1被結合手段(突起10g,10h)と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができる。
また、本実施例によれば、第1結合手段(切欠き31a,31b)を第1被結合手段(突起10g,10h)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、第2結合手段(切欠き31a,31c)を第2被結合手段(突起10g,10i)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成が同一である。したがって、第1取付対象10Eに取り付けられるロータリーダンパと、第2取付対象10Fに取り付けられるロータリーダンパを別個に製造する必要がなく、1個のロータリーダンパを第1取付対象10Eと第2取付対象10Fのどちらにも取り付けることができるという利点がある。
図30〜図32は、本発明の実施例4に係るロータリーダンパを示す図である。これらの図に示すように、本実施例に係るロータリーダンパは、ハウジング1及び結合手段20を備えている。
本実施例に係るロータリーダンパの内部構造は、実施例1に係るロータリーダンパの内部構造と同一である。すなわち、本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1内に充填される粘性液体と、該粘性液体をハウジング1内で回転することによって押圧する押圧手段と、該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構とを備えている。
結合手段20は、フランジ部13を貫通する穴から成る(図30,図31参照)。この穴は、フランジ部13の正面から見て右端寄りに形成されている(図31参照)。
結合手段20は、ハウジング1の第1取付対象10Gに設けられた第1被結合手段としての突起10mと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第1取付対象10Gとハウジング1との一体的回転を可能にするとともに、ハウジング1を反転させたときにハウジング1の取付対象となり得る第2取付対象10Hに設けられた第2被結合手段としての突起10nと結合可能であり、第2被結合手段としての突起10nと結合することによってハウジング1の回転を抑止し又は第2取付対象10Hとハウジング1との一体的回転を可能にするものである(図33〜図36参照)。
しかしながら、結合手段20は、フランジ部13の正面から見て右端寄りに形成されているので、ハウジング1を反転させずに、ロータリーダンパを第2取付対象10Hに取り付けようとするときには、第2被結合手段としての突起10nと結合不能である。
本実施例に係るロータリーダンパも、ハウジング1の取付部(結合手段20)と回転部材の取付部(ロータ3の中空部)が非対称形である。しかしながら、本実施例によれば、ハウジング1を反転させずに、ロータリーダンパを第2取付対象10Hに取り付けようとするときには、結合手段20が第2被結合手段(突起10n)と結合不能であるため、取付方向の誤りを確実になくすことができる。
また、本実施例によれば、結合手段20を第1被結合手段(突起10m)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成と、結合手段20を第2被結合手段(突起10n)に結合させて設置されるロータリーダンパの構成が同一である。したがって、第1取付対象10Gに取り付けられるロータリーダンパと、第2取付対象10Hに取り付けられるロータリーダンパを別個に製造する必要がなく、1個のロータリーダンパを第1取付対象10Gと第2取付対象10Hのどちらにも取り付けることができるという利点がある。
1A 第1ダンパ
1B 第2ダンパ
1 ハウジング
11 本体部
12 蓋
13 フランジ部
14 目印
2,20 結合手段
3 ロータ
30 軸
4 隔壁
5 ベーン
6a 第1室
6b 第2室
6c 第3室
6d 第4室
7 通路
8 弁
10A,10B 取付対象
10a,10b 被結合手段
10C,10E,10G 第1取付対象
10D,10F,10H 第2取付対象
10c,10d,10e,10f 穴
21a,21b,22a,22b,10g,10h,10i,10m,10n 突起
31a,31b,31c 切欠き

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に充填される粘性液体と、
    該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、
    該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、
    前記ハウジングの取付対象に設けられた被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする結合手段とを備え、
    前記結合手段が前記取付対象の被結合手段とは配置が異なる、別のロータリーダンパのハウジングの取付対象の被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
  2. ハウジングと、
    該ハウジング内に充填される粘性液体と、
    該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、
    該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、
    前記ハウジングの第1取付対象に設けられた第1被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第1取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする第1結合手段と、
    前記ハウジングを反転させたときに前記ハウジングの取付対象となり得る第2取付対象に設けられた第2被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第2取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする第2結合手段とを備え、
    前記第1結合手段が、前記第2被結合手段と結合不能であり、
    前記第2結合手段が、前記第1被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
  3. 前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、前記ハウジングの側面から見て対称位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロータリーダンパ。
  4. 前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、対称形であることを特徴とする請求項3に記載のロータリーダンパ。
  5. 前記ハウジングがフランジ部を備え、
    前記第1結合手段及び前記第2結合手段が、前記フランジ部に設けられ、
    前記第1結合手段のうちの少なくとも1つと前記第2結合手段のうちの少なくとも1つが、前記フランジ部の正面から見て非対称位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロータリーダンパ。
  6. ハウジングと、
    該ハウジング内に充填される粘性液体と、
    該粘性液体を前記ハウジング内で回転することによって押圧する押圧手段と、
    該押圧手段の回転方向によって制動特性を可変とする可変機構と、
    前記ハウジングの第1取付対象に設けられた第1被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第1取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にする結合手段とを備え、
    前記結合手段が、前記ハウジングを反転させたときに前記ハウジングの取付対象となり得る第2取付対象に設けられた第2被結合手段と結合可能であり、前記第2被結合手段と結合することによって前記ハウジングの回転を抑止し又は前記第2取付対象と前記ハウジングとの一体的回転を可能にするが、前記ハウジングを反転させずに前記第2取付対象に取り付けようとするときには、第2被結合手段と結合不能であることを特徴とするロータリーダンパ。
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