JP5544748B2 - 電気化学ディバイス用電解質、これを用いる電解液および非水電解液電池 - Google Patents

電気化学ディバイス用電解質、これを用いる電解液および非水電解液電池 Download PDF

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Description

本発明は、リチウム電池、リチウムイオン電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学ディバイス用として利用される電解質と、これを用いる非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池に関する。
近年の携帯機器の発展に伴い、その電源として電池やキャパシタのような電気化学的現象を利用した電気化学ディバイスの開発が盛んに行われるようになった。また、電源以外の電気化学ディバイスとしては、電気化学反応により色の変化が起こるエレクトロクロミックディスプレイ(ECD)が挙げられる。
これらの電気化学ディバイスは一般に一対の電極とその間を満たすイオン伝導体から構成される。このイオン伝導体には溶媒、高分子またはそれらの混合物中に電解質と呼ばれるカチオン(A)とアニオン(B)からなる塩類(AB)を溶解したものが用いられる。この電解質は溶解することにより、カチオンとアニオンに解離して、イオン伝導する。ディバイスに必要なイオン伝導度を得るためには、この電解質が溶媒や高分子に十分な量溶解することが必要である。実際は水以外のものを溶媒として用いる場合が多く、このような有機溶媒や高分子に十分な溶解度を持つ電解質は現状では数種類に限定される。例えば、リチウムイオン電池用電解質としてはLiClO、LiPF、LiBF、LiAsF、LiN(CFSOおよびLiCFSOのみである。カチオンの部分はリチウム電池のリチウムイオンのように、ディバイスにより決まっているものが多いが、アニオンの部分は溶解性が高いという条件を満たせば使用可能である。
ディバイスの応用範囲が多種多様化している中で、それぞれの用途に対する最適な電解質が探索されているが、現状ではアニオンの種類が少ないため最適化も限界に達している。また、既存の電解質は種々の問題を持っており、新規のアニオン部を有する電解質が要望されている。具体的にはClOイオンは爆発性、AsFイオンは毒性を有するため安全上の理由で使用できない。LiN(CFSOおよびLiCFSOは電池内のアルミニウムの集電体を電位がかかった状態で腐食するため使用が困難である。唯一実用化されているLiPFも耐熱性、耐加水分解性などの問題を有する。
これまで新規のアニオン部を有する電解質として、いくつかの化合物が提案されている。例えば、新規の電解質として、ビス(ビフェニルジオラト)ホウ酸リチウムが提案されている(特許文献1)が、非水有機溶媒に対する溶解度や電池内での耐酸化性が不十分であることが課題となっている。また、ビス(サリチラト)ホウ酸リチウム及びその配位子上に置換基として電子吸引性のClを結合した新規の電解質が提案されている(非特許文献1)が、ビス(サリチラト)ホウ酸リチウムはイオン伝導度、耐酸化性が不十分で、Cl置換した誘導体はイオン伝導度、耐酸化性が改善されたものの、その代わりに溶解度が極端に低くなるという課題がある。
また電気化学ディバイスである電池において、近年、情報関連機器、通信機器、即ちパソコン、ビデオカメラ、デジタルスチールカメラ、携帯電話等の小型、高エネルギー密度用途向けの蓄電システムや電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車補助電源、電力貯蔵等の大型、パワー用途向けの蓄電システムが注目を集めている。その一つの候補としてリチウムイオン電池、リチウム電池、リチウムイオンキャパシタ等の非水電解液電池が盛んに開発されている。
これらの非水電解液電池は既に実用化されているものも多いが、耐久性に於いて種々の用途で満足できるものではなく、特に45℃以上のときの劣化が大きいため自動車用など長期間、温度の高い場所で使用する用途では問題がある。
一般にこれらの非水電解液電池では、非水電解液もしくはゲル化剤により擬固体化された非水電解液がイオン伝導体として用いられている。その構成は次のようなもので、溶媒として、非プロトン性のエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等から選ばれる1種類もしくは数種類の混合溶媒が使用され、溶質としてリチウム塩、即ちLiPF、LiBF、(CFSONLi、(CSONLi等が使用されている。
これまで非水電解液電池のサイクル特性、高温保存性等、耐久性を改善するための手段として、正極や負極の活物質をはじめとする様々な電池構成要素の最適化が検討されてきた。非水電解液関連技術もその例外ではなく、活性な正極や負極の表面で電解液が分解することによる劣化を種々の添加剤で抑制することが提案されている。例えば、電解液にビニレンカーボネートを添加すること(特許文献2)、シクロヘキシルベンゼン、テトラヒドロナフタレンを添加すること(特許文献3)により、劣化を抑制し、電池特性を向上させることが提案されている。しかしながら、45℃以上の高温では劣化を抑制する効果は十分とは言い難く、しかも電池内の抵抗が上昇するなどの問題点もあり、電解液の更なる特性向上が望まれている。
特表2000−516930号公報 特開2000−123867号公報 特許3671936号公報
J.Electrochem.Soc.,148(9),A999(2001)
前記のように種々の電気化学ディバイスに対応するためには十分な特性を有する新規の電解質の登場が必要であり、本発明は、電気化学ディバイス用電解質としての性質を有する新規の電解質を見出し、これを利用した優れた非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池を提供することを課題としたものである。
本発明者らは、かかる問題に鑑み鋭意検討の結果、新規の化学構造的な特徴を有する電解質を見出し、これを利用し優れた非水電解液電池用電解液及び非水電解液電池を見出し本発明に至った。
すなわち本発明は、一般式(1)で示される化学構造式よりなる電気化学ディバイス用電解質で、
但し、Mは、周期律表の13族または15族元素、Aは、アルカリ金属イオンまたはオニウムイオン、mは、Mが、13族の場合は1〜4、15族の場合は1〜6、nは、Mが、13族の場合は0〜3、15族の場合は0〜5、Rは、ハロゲン、C1〜C10のハロゲン化アルキル、C6〜C20のアリール、またはC6〜C20のハロゲン化アリール、あるいは、これらの構造中の、水素の代わりに、ハロゲン、鎖状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、スルホニル基、アミノ基、シアノ基、カルボニル基、アシル基、アミド基、または水酸基、あるいは、炭素の代わりに、窒素、イオウ、または酸素が導入された構造でもよく、n個あるRはそれぞれ独立で、別の種類のものでも同じものでもよいことをそれぞれ表すことを特徴とする電気化学ディバイス用電解質を提供するものである。
さらには、Mが、BまたはPのいずれかであり、Aが、Liイオン、Naイオン、Kイオン、または4級アルキルアンモニウムイオンからなる群から選ばれたいずれか一つのカチオンであり、Rが、フッ素、フェニル基、またはペンタフルオロフェニル基の官能基であることを特徴とする電気化学ディバイス用電解質で、また、一般式(1)のアニオン部分が、[BF(PO)]、[BF(PO]、[BF(PO]、[B(PO]、[PF(PO)]、[PF(PO]、[PF(PO]、[PF(PO]、[PF(PO]、[P(PO]、[B(C(PO)]、[B(C(PO)]からなる群から選ばれた少なくとも一の化合物であることを特徴とする電気化学ディバイス用電解質を提供するものである。
さらには、非水有機溶媒に前記電気化学ディバイス用電解質を含有すること、または、非水有機溶媒と溶質とからなる非水電池用電解液において、添加剤として前記電気化学ディバイス用電解質を含有することを特徴とする非水電解液電池用電解液を提供するものである。
また、該非水有機溶媒が、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、またはエチルメチルカーボネートであり、あるいは、前記電気化学ディバイス用電解質の添加濃度が、非水電解液電池用電解液に対して0.01〜10.0質量%の範囲であること、または、該溶質が、LiPF、LiBF、(CFSONLi、または(CSONLiであることを特徴とする非水電解液電池用電解液を提供するものである。
さらに、少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、電解液と、を備えた非水電解液電池において、電解液に前記非水電解液電池用電解液を含むことを特徴とする非水電解液電池を提供するものである。
本発明により、電気化学ディバイスに対応する新規の電解質を提供することができる。
以下に、本発明をより詳細に説明する。
ここで、本発明の一般式(1)で示される化合物の具体例を次に示す。
LiBF(PO)、LiBF(PO、LiBF(PO
LiB(PO、LiB(CF(PO)、LiB(C(PO)、LiB(C(PO)、LiB(C(PO)、LiPF(PO)、LiPF(PO、LiPF(PO、LiPF(PO、LiPF(PO、LiP(PO、LiP(CF(PO)等が挙げられる。
例えば、LiB(C(PO)の化学構造式は、次式
で、LiB(C(PO)の化学構造式は、次式
で、LiB(CF(PO)の化学構造式は、次式
で、LiB(C(PO)の化学構造式は、次式
で、LiP(CF(PO)の化学構造式は、次式
で表される。
ここではAとしてリチウムイオンを挙げているが、リチウムイオン以外のカチオンとして、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、セシウムイオン、銀イオン、銅イオン、テトラブチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、トリエチルメチルアンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、イミダゾリウムイオン、水素イオン、テトラエチルホスホニウムイオン、テトラメチルホスホニウムイオン、テトラフェニルホスホニウムイオン、トリフェニルスルホニウムイオン、トリエチルスルホニウムイオン、等も利用される。
電気化学的なディバイス中でのイオン伝導を助ける役割をするという観点から、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、4級アルキルアンモニウムイオンが好ましい。
本発明の電気化学ディバイス用電解質は、イオン性金属錯体構造を採っており、その中心となるMは、周期律表の13族または15族元素から選ばれる。好ましくは、Al、B、V、Ti、Si、Zr、Ge、Sn、Cu、Y、Zn、Ga、Nb、Ta、Bi、P、As、Sc、Hf、またはSbのいずれかであり、さらに好ましくは、BまたはPである。種々の元素を中心のMとして利用することは可能であるが、Al、B、V、Ti、Si、Zr、Ge、Sn、Cu、Y、Zn、Ga、Nb、Ta、Bi、P、As、Sc、Hf、またはSbの場合、比較的合成も容易であり、さらに、BまたはPの場合、合成の容易性のほか、低毒性、安定性、コストとあらゆる面で優れた特性を有する。
次に、本発明の電気化学ディバイス用電解質(イオン性金属錯体)の特徴となる配位子の部分について説明する。以下、ここではMに結合している有機または無機の部分を配位子と呼ぶ。
一般式(1)中のRは、ハロゲン、C1〜C10のハロゲン化アルキル、C6〜C20のアリール、C6〜C20のハロゲン化アリールから選ばれるもの、あるいは、これらの構造中の、水素の代わりに、ハロゲン、鎖状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、スルホニル基、アミノ基、シアノ基、カルボニル基、アシル基、アミド基、または水酸基、あるいは、炭素の代わりに、窒素、イオウ、または酸素が導入された構造を挙げることができる。さらには、n個あるRはそれぞれ独立で、別の種類のものでも同じものでもよい。
また、Rの中で使用されるハロゲンは特にフッ素が好ましく、その強い電子吸引性による電解質の解離度の向上とサイズが小さくなることによる移動度の向上の効果により、イオン伝導度が非常に高くなる。
もう一種類の配位子として一般式(1)に記載されているPOは本発明の最大の特徴を示す電子吸引性の配位子である。この配位子は比較的コンパクトでありながら、リンに結合しているフッ素と酸素の効果で電子吸引性が強くなっており、その効果により電解質の解離度の向上とサイズが小さくなることによる移動度の向上が起こり、イオン伝導度が高くなる。しかも、耐電圧性も高く、この電解質を使用した電池の寿命も長くなる。
また、ここまでに説明した配位子の数に関係する定数mおよびnは、中心のMの種類によって決まってくるものであるが、mは、Mが、13族の場合は1〜4、15族の場合は1〜6で、nは、Mが、13族の場合は0〜3、15族の場合は0〜5が好ましい。
また、本発明の電気化学ディバイス用電解質の合成法は、特に限定されるものではないが、例えば、LiBF(PO)の場合、非水溶媒中でBFと等モルのLiPOを反応させる方法やLiBFと等モルのLiPOを反応させて、LiFを除去する方法により合成できる。
LiBF(POの場合、非水溶媒中でBFと2倍モルのLiPOを反応させる方法やLiBFと2倍モルのLiPOを反応させて、LiFを除去する方法により合成できる。
LiPF(PO)の場合、非水溶媒中でPFと等モルのLiPOを反応させる方法により合成できる。
本発明の電気化学ディバイス用電解質を用いて電気化学ディバイスを構成する場合、その基本構成要素としては、イオン伝導体、負極、正極、集電体、セパレータおよび容器等から成る。
イオン伝導体としては、電解質と非水系溶媒又はポリマーの混合物が用いられる。非水系溶媒を用いれば、一般にこのイオン伝導体は非水電解液と呼ばれ、ポリマーを用いれば、ポリマー固体電解質と呼ばれるものになる。ポリマー固体電解質には可塑剤として非水系溶媒を含有するものも含まれる。
また、イオン伝導体において非水系溶媒を、負極においてリチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料を、用いる電気化学ディバイスを非水電解液電池と呼ぶ。
非水溶媒としては、本発明の電気化学ディバイス用電解質を溶解できる非プロトン性の溶媒であれば特に限定されるものではなく、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類、ラクトン類、ニトリル類、アミド類、スルホン類等が使用できる。また、単一の溶媒だけでなく、二種類以上の混合溶媒でもよい。具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、アセトニトリル、プロピオニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、ニトロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、およびγ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等を挙げることができる。また、イオン液体等も挙げることができる。これらの中ではその酸化還元に対する電気化学的な安定性と熱や溶質との反応に関わる化学的安定性の観点から、特にプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネートが好ましい。
電解質に混合するポリマーとしては、該化合物を溶解できる非プロトン性のポリマーであれば特に限定されるものではない。例えば、ポリエチレンオキシドを主鎖または側鎖に持つポリマー、ポリビニリデンフロライドのホモポリマーまたはコポリマー、メタクリル酸エステルポリマー、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。これらのポリマーに可塑剤を加える場合は、上記の非プロトン性非水溶媒が使用可能である。これらのイオン伝導体中における本発明の電気化学ディバイス用電解質濃度は、特に制限はないが、下限は0.5mol/L以上、好ましくは0.7mol/L以上、さらに好ましくは0.9mol/L以上であり、また、上限は2.5mol/L以下、好ましくは2.0mol/L以下、さらに好ましくは1.5mol/L以下の範囲である。0.5mol/Lを下回るとイオン伝導度が低下することにより非水電解液電池のサイクル特性、出力特性が低下し、一方、2.5mol/Lを越えると非水電解液電池用電解液の粘度が上昇することによりやはりイオン伝導を低下させ、非水電解液電池のサイクル特性、出力特性を低下させる恐れがある。
本発明の電気化学ディバイス用電解質を添加剤として非水電解液電池用電解液に用いる場合、非水電解液電池用電解液の溶質の種類は、特に限定されず、任意のリチウム塩を用いることができる。具体例としては、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiSbF、LiCFSO、LiN(SOCF、LiN(SO、LiN(SOCF)(SO)、LiC(SOCF、LiPF(C、LiB(CF、LiBF(C)等に代表される電解質リチウム塩が挙げられる。これらの溶質は、一種類を単独で用いても良く、二種類以上を用途に合わせて任意の組合せ、比率で混合して用いても良い。中でも、電池としてのエネルギー密度、出力特性、寿命等から考えるとLiPF、LiBF、(CFSONLi、(CSONLiが好ましい。
これら溶質の濃度については、特に制限はないが、下限は0.5mol/L以上、好ましくは0.7mol/L以上、さらに好ましくは0.9mol/L以上であり、また、上限は2.5mol/L以下、好ましくは2.0mol/L以下、さらに好ましくは1.5mol/L以下の範囲である。0.5mol/Lを下回るとイオン伝導度が低下することにより非水電解液電池のサイクル特性、出力特性が低下し、一方、2.5mol/Lを越えると非水電解液電池用電解液の粘度が上昇することによりやはりイオン伝導を低下させ、非水電解液電池のサイクル特性、出力特性を低下させる恐れがある。
本発明の電気化学ディバイス用電解質を非水電解液電池用電解液に用いる場合の添加濃度は、非水電解液電池用電解液に対して0.01質量%以上、好ましくは0.03質量%以上、さらに好ましくは0.05質量%以上であり、また、10.0質量%以下、好ましくは5.0質量%以下、さらに好ましくは2.0質量%以下の範囲である。0.01質量%下回ると非水電解液電池のサイクル特性、高温保存性等、耐久性を向上させ、且つ内部抵抗の上昇を抑制する効果が、十分に得られず、一方、10.0質量%を越えると電解液の粘度が上昇し過ぎるために、非水電解液電池内でのイオン(リチウムイオン電池の場合はリチウムイオン)の移動が妨げられることにより、電池性能の低下を引き起こす恐れがある。
さらには、本発明の要旨を損なわない限りにおいて、本発明の非水電解液電池用電解液に一般に用いられる添加剤を任意の比率で添加しても良い。具体例としては、シクロヘキシルベンゼン、ビフェニル、t−ブチルベンゼン、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、ジフルオロアニソール、フルオロエチレンカーボネート、プロパンサルトン、ジメチルビニレンカーボネート等の過充電防止効果、負極皮膜形成効果、正極保護効果を有する化合物が挙げられる。また、リチウムポリマー電池と呼ばれる非水電解液電池に使用される場合のように非水電解液電池用電解液をゲル化剤や架橋ポリマーにより擬固体化して使用することも可能である。
負極材料としては、特に限定されないが、リチウムを吸蔵・放出できるリチウム金属、リチウムと他の金属との合金及び金属間化合物や種々のカーボン材料、人造黒鉛、天然黒鉛、金属酸化物、金属窒化物、活性炭、導電性ポリマー等が用いられる。
正極材料としては、特に限定されないが、リチウム電池及びリチウムイオン電池の場合、例えば、LiCoO、LiNiO 、LiMnO 、LiMn 等のリチウム含有遷移金属複合酸化物、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物のCo、Mn、Ni等の遷移金属が複数混合したもの、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物の遷移金属の一部が他の遷移金属以外の金属に置換されたもの、オリビンと呼ばれるLiFePO4、LiCoPO4、LiMnPO4等の遷移金属のリン酸化合物、TiO、V 、MoO 等の酸化物、TiS 、FeS等の硫化物、あるいはポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、およびポリピロール等の導電性高分子、活性炭、ラジカルを発生するポリマー、カーボン材料等が使用される。
正極や負極材料には、導電材としてアセチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維、または黒鉛、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、またはSBR樹脂等が加えられ、さらにシート状に成型された電極シートを用いることができる。
正極と負極の接触を防ぐためのセパレータとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、紙、またはガラス繊維等で作られた不織布や多孔質シートが使用される。
以上の各要素からコイン状、円筒状、角形、またはアルミラミネートシート型等の形状の電気化学ディバイスが組み立てられる。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はかかる実施例により限定されるものではない。
露点−50℃のグローブボックス中で三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体((CO・BF)2.4gを7.5gのジメチルカーボネートに溶解した。次にジフルオロリン酸リチウム(LiPO)1.9gをこの溶液に添加し、25℃で2時間攪拌した。その後、35℃、2600Paの減圧条件で副生成物のジエチルエーテルを除去して、LiBF(PO)を55.5wt%含有するジメチルカーボネート溶液5.4gを得た。
得られた生成物はLiBF(PO)であり、NMRスペクトルにより確認された。
NMRスペクトルについて以下に示す。
19F−NMR(トリクロロフルオロメタン基準、溶媒CDCN)
−83.1ppm(1F,d,J=961.3Hz)
−85.6ppm(1F,d,J=961.3Hz)
−146.7ppm(3F,s)
11B−NMR(B(OCH基準、溶媒CDCN)
−19.9ppm(s)
実施例1で得られたLiBF(PO)を電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いてLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。試験用セルは以下のように作製した。
LiCoO粉末90質量部に、バインダーとして5質量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、導電材としてアセチレンブラックを5質量部混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、ペースト状にした。このペーストをアルミニウム箔上に塗布して、乾燥させることにより、試験用正極体とした。また、黒鉛粉末90質量部に、バインダーとして10質量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、スラリー状にした。このスラリーを銅箔上に塗布して、150℃で12時間乾燥させることにより、試験用負極体とした。そして、ポリエチレン製セパレータに電解液を浸み込ませてコイン型セルを組み立てた。
以上のような方法で作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で350mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は86%であった。
LiBF(POを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例2と同様にLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。
作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で362mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は88%であった。
LiPF(PO)を電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例2と同様にLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。
作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で361mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は92%であった。
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートの体積比1:2の混合溶媒中に溶質としてLiPFを1.2mol/L、一般式(1)の化合物としてLiBF(PO)を3.0質量%となるように非水電解液電池用電解液を調製した。
この電解液を用いてLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。試験用セルは以下のように作製した。
LiCoO粉末90質量部に、バインダーとして5質量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)、導電材としてアセチレンブラックを5質量部混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、ペースト状にした。このペーストをアルミニウム箔上に塗布して、乾燥させることにより、試験用正極体とした。また、黒鉛粉末90質量部に、バインダーとして10質量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を混合し、さらにN−メチルピロリドンを添加し、スラリー状にした。このスラリーを銅箔上に塗布して、150℃で12時間乾燥させることにより、試験用負極体とした。そして、ポリエチレン製セパレータに電解液を浸み込ませてアルミラミネート外装の50mAhセルを組み立てた。
以上のような方法で作製したセルを用いて60℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。そして、500サイクル後の放電容量維持率と500サイクル後の室温におけるセル抵抗値でセルの劣化の具合を評価した。容量維持率は初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は91%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は7Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiBF(POにして、その添加濃度を0.01質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は73%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は12Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiPF(PO)にして、その添加濃度を10.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は94%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は15Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiBF(POにして、その添加濃度を1.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は92%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は8Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiB(POにして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は88%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は12Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiPF(POにして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は90%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は9Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiPF(POにして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は93%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は10Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiPF(POにして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は85%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は7Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiB(C(PO)にして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は94%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は6Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiB(C(PO)にして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は84%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は18Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をLiB(CF(PO)にして、その添加濃度を2.0質量%にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は87%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は8Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をKBF(PO)にしたこと、溶質をLiBFにしたこと、溶媒をエチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートの体積比1:1:1:1の混合溶媒にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は82%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は17Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物をNaBF(PO)にしたこと、溶媒をエチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートの体積比1:1:1:1の混合溶媒にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は85%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は12Ωであった。
前記実施例5において使用した一般式(1)の化合物を(CNBF(PO)にしたこと、溶媒をエチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートの体積比1:1:1:1の混合溶媒にしたこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は90%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は10Ωであった。
[比較例1]
LiPFを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(体積比EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例2と同様にLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。
作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で340mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は71%であった。
[比較例2]
LiBFを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(体積比EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例2と同様にLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。
作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で310mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は50%であった。
[比較例3]
LiN(SOCFを電解質として用いて、濃度1.0mol/Lの電解液を調製した。このとき溶媒としてはエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶媒(体積比EC:EMC=1:2)を使用した。
この電解液を用いて実施例2と同様にLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料としてセルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。
作製したセルを用いて25℃の環境温度で充放電試験を実施した。充電、放電ともに電流密度0.35mA/cmで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。初回の放電容量は負極の質量基準で280mAh/gであった。そして、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される500サイクル後の放電容量維持率は23%であった。
[比較例4]
前記実施例5において一般式(1)の化合物を使用しなかったこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は41%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は36Ωであった。
[比較例5]
前記実施例16において一般式(1)の化合物を使用しなかったこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は30%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は52Ωであった。
[比較例6]
前記実施例17において一般式(1)の化合物を使用しなかったこと以外は同様にして充放電試験を実施した。結果は表1に示すとおり、初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表されるサイクル後容量維持率は38%、500サイクル後の室温におけるセル抵抗値であるサイクル後抵抗値は40Ωであった。
上記実施例5〜18および比較例4〜6の結果を表1に示す。
本発明の電気化学ディバイス用電解質は、上述したようにリチウム電池、リチウムイオン電池、または電気二重層キャパシタといった、電気化学ディバイスの電解質として用いられ、特に、非水電解液電池用電解液に有用であるが、その他の用途として、有機合成反応の触媒やポリマーの重合触媒、オレフィン重合の助触媒等が挙げられる。

Claims (10)

  1. 一般式(1)で示される化学構造式よりなる電気化学ディバイス用電解質。
    但し、Mは、BまたはP、
    は、アルカリ金属イオンまたはオニウムイオン、
    mは、Mが、Bの場合は1〜4、Pの場合は1〜6、
    nは、Mが、Bの場合は0〜3、Pの場合は0〜5、
    Rは、ハロゲン、C1〜C10のハロゲン化アルキル基、フェニル基、ハロゲン化フェニル基であり、
    n個あるRはそれぞれ独立で、別の種類のものでも同じものでもよいことを表す。
  2. が、Liイオン、Naイオン、Kイオン、または4級アルキルアンモニウムイオンからなる群から選ばれたいずれか一つのカチオンであることを特徴とする請求項1に記載の電気化学ディバイス用電解質。
  3. Rが、フッ素、フェニル基、またはペンタフルオロフェニル基の官能基であることを特徴とする請求項1に記載の電気化学ディバイス用電解質。
  4. 一般式(1)のアニオン部分が、 [BF(PO)]、[BF(PO]、[BF(PO]、[B(PO]、[PF(PO)]、[PF(PO]、[PF(PO]、[PF(PO]、[PF(PO]、[P(PO]、[B(C(PO)]、[B(C(PO)]からなる群から選ばれたいずれか一つの化合物であることを特徴とする請求項1に記載の電気化学ディバイス用電解質。
  5. 非水有機溶媒に、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気化学ディバイス用電解質を含有することを特徴とする非水電解液電池用電解液。
  6. 非水有機溶媒と溶質とからなる非水電池用電解液において、添加剤として請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気化学ディバイス用電解質を含有することを特徴とする非水電解液電池用電解液。
  7. 非水有機溶媒が、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、またはエチルメチルカーボネートであることを特徴とする請求項5または6に記載の非水電解液電池用電解液。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気化学ディバイス用電解質の添加濃度が、非水電解液電池用電解液に対して0.01〜10.0質量%の範囲であることを特徴とする請求項に記載の非水電解液電池用電解液。
  9. 溶質が、LiPF、LiBF、(CFSONLi、または(CSONLiであることを特徴とする請求項に記載の非水電解液電池用電解液。
  10. 少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、電解液と、を備えた非水電解液電池において、電解液に請求項5〜9のいずれか1項に記載の非水電解液電池用電解液を含むことを特徴とする非水電解液電池。
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