JP5540013B2 - 粉末化毛髪染色組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末化毛髪染色及び脱色組成物に関し、これらは水を添加することにより消費者によって使用のために調製される。
現在、小売りされている酸化染毛剤製品の大部分は、1)水及び過酸化水素を含む顕色剤、2)水、酸化染料前駆体及びアルカリ化剤を含む毛髪染料基剤、並びに所望により3)1)と2)とを混合するための更なる溶媒含有成分、並びに所望により4)後処理用ヘアコンディショナーからなる液体形の2、3、又は4成分系に基づく。包装が複雑であり、輸送費用は、比較的大量の材料、特に水及び溶媒を移動させるため、かなりの金額になる。粉末化された製品形態は、水を添加することにより消費者によって使用のために調製されるものであり、これらの2つの問題の影響を最小化し、それにより低コストで環境にやさしい製品を提供する。
粉末化毛髪染色及び脱色組成物は当該技術分野において既知であるが、この製品形態の開発に対する関心は、液体の製品形態に比べてそれほど高くない。このため、粉末化された製品形態の性能は、液体形の製品とは比べものにならないままである。粉末化形態の製品の典型的に見られる期待以下である部分としては、持ち上げ力が低く、色の取り込み力が乏しいため、白髪を染色する効果が得られないことが挙げられる。
更に、染料前駆体を水との混合前の反応に対して安定化する必要があるが、染色前駆体を安定化する手段が存在しないため、染色前駆体の選択は硫酸塩又は塩酸塩の形で入手可能であるものに限られ、それにより色合いの多様性が制限される。製品中の1種以上の成分を安定化させる及び/又はコーティングすることが示唆されているが、このような処理はコストがかさみ、よって典型的に環境にやさしく低コストの製品として位置付けられているこの製品形態には好ましくない。
更にまた、この製品形態では、製品を水と混合し、アルカリとアンモニア源が反応するとき、アンモニアの発生が避けられない。このようなアンモニアの臭気により、この製品形態の調製プロセスは非常に不快になる。
前述のものに基づき、白髪に用いることができる程度に満足の行く持ち上げ力及び色の取り込み力をもたらし、より幅広い種類の色合いを提供する可能性を有し、毛髪に与えるダメージが少なく、その上調製が容易であり、使用時に水と混合するとき嗅覚的に不快でなく、十分な貯蔵安定性を有する、粉末化毛髪染色及び脱色組成物を提供することに対する要求が存在する。
既存の技術には、本発明の利点及び効果の全てを提供するものは存在しない。
本発明は、粉末毛髪染色組成物であって、
a)ペルオキシモノカーボネートイオンの固体源の少なくとも1種であって、該イオンの固体源が、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム及び過炭酸カルシウムからなる群から選択される過炭酸塩であり、且つ該イオンの固体源は、該粉末組成物を4倍〜5倍の水と混合したときに0.5モル/L〜1.5モル/Lの該イオンの固体源を提供するように該粉末組成物中に含まれる、該イオンの固体源の少なくとも1種と、
b)酸化剤の固体源の少なくとも1種と、
c)アンモニニウムイオンの固体源の少なくとも1種と、
d)1%〜3%の濃度を提供するように粉末組成物を水と混合したとき、分散させた組成物に、ブルックフィールド粘度計スピンドルS52を用いて0.5rpmで測定したとき10000mPas〜20000mPasの粘度、及び8.5〜9.4のpHを与える量の、10マイクロメートル以下の粒径を有する架橋カルボン酸重合体増粘剤とを含み、水と混合したとき、前記組成物が、ペルオキシモノカーボネートイオンを発生する、粉末毛髪染色組成物を目的とする。
本発明はまた、
a)上述の組成物を提供する工程と、
b)組成物を規定の量の水と混合する工程と、
c)分散させた組成物を毛髪に塗布する工程と、
d)分散させた組成物を、毛髪上に2〜60分間放置する工程と、
e)毛髪から分散させた組成物をすすぐ工程とを含む、毛髪染色方法を目的とする。
毛髪に塗布したとき、本発明は、白髪に用いることができる程度に満足の行く持ち上げ力及び色の取り込み力をもたらし、より幅広い種類の色合いを提供する可能性を有し、毛髪に与えるダメージが少なく、その上調製が容易であり、使用時に水と混合するとき嗅覚的に不快でなく、十分な貯蔵安定性を有する。
本明細書は、本発明を詳しく指摘し明確に請求する特許請求の範囲でまとめられるが、本発明は、以下の説明から更に良く理解されるものと考えられる。
本明細書で使用するとき、処理される「毛髪」という用語は、「生体」、すなわち、生物の体の上にあるか、又は「非生体」、すなわち、かつら、ヘアピース又は他の非生体性ケラチン性繊維の集合体である。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。しかしながら、羊毛、毛皮及び他のケラチン含有繊維は、本発明による組成物に適した基材である。
特に別段の記述のない限り、すべての百分率は、組成物全体の重量によるものである。処理中に1種を超える組成物が用いられるとき、考慮すべき総重量は、特に指示がない限り、毛髪に同時に塗布する全ての組成物の総重量(すなわち「頭上に」にある重量)である。特に記載のない限り、全ての比率は重量比である。全てのモル濃度は組成物全体の体積によるものであり、組成物1リットル中の成分のモル数又は「モル/L」として表される。処理中に1種を超える成分が用いられるとき、考慮すべき総体積は、特に明記しない限り、毛髪に同時に塗布する全ての組成物の総体積(すなわち「頭上」にある体積)である。
本明細書で使用するとき、「組成物」又は「粉末組成物」は、製品が消費者に提供される、本組成物の粉末化形態に関し、「分散させた組成物」は粉末組成物を規定の量の水と混合することにより提供される流体組成物に関する。
炭酸イオン源
本発明では、組成物は、炭酸イオン、又はカルバミン酸イオン、又は炭酸水素イオン、又はペルオキシモノカーボネート、又はこれらの任意の混合物の固体源を含む。本明細書において、それらのイオンの固体源は、粉末組成物を水と混合したとき、少なくとも0.2モル/Lの濃度を提供するように、組成物中に提供される。本発明の組成物は、粉末組成物を水と混合したとき、好ましくは約0.4モル/L〜約2.0モル/L、より好ましくは約0.5モル/L〜約1.5モル/Lのそれらのイオン源を提供するよう設計される。
これらのイオンのいかなる固体源を利用してもよい。本発明で用いるのに適切な供給源としては、炭酸イオン、カルバミン酸イオン及び炭酸水素イオンのナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウム塩、並びにこれらの混合物、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。炭酸イオンの供給源と酸化剤の双方をもたらすために、過炭酸塩を使用してもよい。好ましい炭酸イオン、カルバミン酸イオン及び炭酸水素イオンの固体源は、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過炭酸カルシウム、及びこれらの混合物である。
酸化剤
したがって、本発明による組成物は、ペルオキシモノカーボネートを形成する。これらのイオンは典型的には、過酸化水素の供給源と炭酸イオンとの間の反応からその場で形成される。よって、本発明による組成物は、少なくとも1つの酸化剤の供給源を含む。本明細書で用いるのに好ましい酸化剤は、固体水溶性過酸素酸化剤である。「水溶性」は、本明細書で定義するとき、標準的な条件下で、少なくとも0.1g、好ましくは1g、より好ましくは10gのその酸化剤が、1リットルの脱イオン水に溶解され得ることを意味する。酸化剤は、初期可溶化及びメラニンの漂白(脱色)にとって有益であり、毛幹中での酸化染料前駆体の酸化(酸化染色)を促進する。
当該技術分野において既知である任意の固体酸化剤を、本発明で利用することができる。好ましい水溶性酸化剤は、水溶液中に過酸化水素を生じさせることができる無機過酸素物質である。水溶性過酸素酸化剤は当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム、並びに有機過酸化物、例えば過酸化尿素、過酸化メラミン、及び無機過水和物塩の脱色化合物、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和物塩は、一水和物、四水和物等として組み込まれてもよい。アルキル及びアリール過酸化物、並びに/又はペルオキシダーゼも用いてもよい。必要に応じて、2種以上のこのような酸化剤の混合物を用いることができる。本発明の組成物中で使用するのに好ましいのは、過炭酸塩(酸化剤及び炭酸イオンの両方の供給源を提供するために使用され得る)、過硫酸塩及びこれらの組み合わせである。
本発明では、組成物は好ましくは、粉末組成物を水と混合したとき、約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%、最も好ましくは約2重量%〜約5重量%の酸化剤を提供するよう設計される。
アンモニウムイオン供給源
本発明では、組成物は少なくとも1種のアンモニウムイオンの固体源を含む。いずれのアンモニウムイオンの固体源も本明細書で用いるのに好適である。好ましい供給源としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、水酸化アンモニウム、過炭酸塩、アンモニア及びこれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、アンモニア及びこれらの混合物である。好ましくは、アンモニウムイオン及び炭酸イオンは、組成物中に3:1〜1:10、好ましくは2:1〜1:5の重量比で存在する。
本発明の組成物は好ましくは、粉末組成物を水と混合したとき、約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約5重量%、最も好ましくは約1重量%〜約3重量%のアンモニウムイオンを提供するよう設計される。
架橋カルボン酸重合体増粘剤
本発明の前述の成分は、組成物を水中に分散させたとき、ペルオキシ炭酸ラジカルを提供し、このペルオキシ炭酸ラジカルはより短期間で効果的に脱色及び染色するのに寄与する。これは、白髪に用いることができる程度に改善された持ち上げ力及び色の取り込み力を導く。更に、分散させた組成物に、約8.5〜約9.4、好ましくは約9.0〜約9.4のpHを与えることにより、ペルオキシドの濃度を低下させて毛髪繊維のダメージを軽減することができ、その上アンモニアの放出を低減し、そこからのアンモニアの臭気を低減することもできる。水と混合した後の組成物に得られる粘度は、ユーザが好適に毛髪に塗布できるよう、特定の範囲に制御しなければならない。約1%〜約3%の濃度を提供するように粉末組成物を水と混合したとき、標的の粘度は、ブルックフィールド粘度計スピンドルS52を用いて0.5rpmで測定したとき、約10000mPas〜約20000mPas、好ましくは約12000mPas〜約18000mPasである。当業者は、増粘剤の種類及び量は、最終的に得られる組成物の粘度の唯一の要因ではなく、他の成分及び成分の相互作用、例えば塩の添加、及び層状構造の作製等もその要因であることを理解する。したがって、所望の粘度を提供するために、残りの成分も考慮しなければならない。本発明では、組成物は、以下の基準を全て満たす緩衝増粘剤を含む:
(1)組成物の残りの固体成分と適合して、貯蔵寿命の間安定性を提供する、
(2)水と混合したとき容易に分散可能である、
(3)短期間水と穏やかに混合したとき適切な粘度を提供する、
(4)分散させた組成物を適切なpHに緩衝する。
驚くべきことに、約10マイクロメートル以下、好ましくは約0.1マイクロメートル〜約7マイクロメートルの粒径を有する架橋カルボン酸重合体は、水と混合したとき、速やかにかつ効率よく増粘し、その上、本発明の過炭酸系において適切な粘度及び標的とされるpHを与えることが、今では判明している。理論に縛られるものではないが、多くの当該技術分野において利用可能である高分子量の網状重合体の中でも、許容できないクランプを生じさせることなく速やかにかつ効率よく増粘し、この製品形態では許容できないほど非常に長く混合することなく所望の粘度を提供するのは、選択された重合体のみである。更に、本発明の架橋カルボン酸重合体増粘剤は、分散させた組成物を標的とするpHに緩衝し、このpHは粉末化形態で用いるための既知の他の過炭酸系よりも低い。
本明細書で使用するための架橋カルボン酸重合体は、例えば、以下のものから選択することができる:
(i)架橋アクリル酸ホモポリマー、
(ii)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸と、C1〜C30アルキルアクリレート又は(メタ)アクリレートとのコポリマー。
好ましい重合体はC10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマーである。本明細書で非常に有用である市販の架橋カルボン酸重合体としては、ノベオン社(Noveon)により商品名カーボポール(Carbopol)ETD 2020、10、980、981、954、2984、5984として販売されている製品が挙げられる。
組成物のpHは、メトラートレド社(Mettler Toledo)製MP220又はMP225pH装置(実験室用標準pH電極を装着)を使用して測定することができる。装置は、毎回使用前に、標準的な較正緩衝液及び標準的な較正手順を使用して較正される。
ラジカルスカベンジャー
本発明では、組成物は、粉末組成物を水と混合したとき、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約1重量%〜約7重量%になる量の、ラジカルスカベンジャーを更に含んでよい。
本明細書で有用なラジカルスカベンジャーは、炭酸塩ラジカルと反応して、その炭酸塩ラジカルを一連の高速反応によって、より反応性の低い種、すなわち炭酸塩ラジカルスカベンジャーへと変換することのできる種として定義される。
理論に束縛されるものではないが、ラジカルスカベンジャーが炭酸塩ラジカルを変換する能力は、以下に示す電荷移動反応のエネルギーに依存すると考えられている。
スカベンジャー+CO3 *-→スカベンジャー*++CO3 2-
式中、反応エネルギーは、次の様に定義される。
ΔHr=ΔHf(生成物)−ΔHf(反応体)
=ΔHf(スカベンジャー*+)+ΔHf(CO3 2-)−ΔHf(スカベンジャー)−ΔHf(CO3 *-
本発明では、組成物は、約1.5kcal/モル〜約14kcal/モル、好ましくは約1.5kcal/モル〜約9kcal/モルの反応エネルギーを有するラジカルスカベンジャーを含
本明細書で有用なラジカルスカベンジャーとしては、アルカノールアミン及びアミノ酸のような、ヒドロキシル基及びアミン基の組み合わせ、又はカルボキシル基及びアミン基の組み合わせを有する、比較的低分子量のものが挙げられる。本明細書で特に好ましいラジカルスカベンジャーは、グルコサミン、グリシン、グルタミン酸、アルギニン、リジン、グルタミン、ヒスチジン、セリン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
追加の成分
本発明の組成物は、毛髪染色剤、例えば、酸化染料前駆体、非酸化性染料、酵素、界面活性剤、酸化防止剤、エリソルビン酸のような安定剤、キレート剤、パーマ用活性物質、香料、還元剤(チオ乳酸)、毛髪膨潤剤及び/又はポリマーが挙げられるが、これらに限定されない追加の成分を更に含んでよい。これらの追加成分の一部について、後で詳細に述べる。
毛髪染料
本発明の毛髪用組成物は、好ましくは、酸化染色組成物を含む毛髪染色組成物である。こうした組成物は、多様な毛髪の色を毛髪に供給する、酸化毛髪染料前駆体(一次中間体又は顕色剤としても知られる)を含む。これらの小分子は酸化剤により活性化され、更なる分子と反応して毛幹中により大きい染色された複合体を形成する。
前駆体は、単独で又は他の前駆体と組み合わせて用いることができ、1つ以上の前駆体を1つ以上のカップラーと組み合わせて用いることもできる。カップラー(色修正剤又は二次中間体としても知られている)は、一般に、活性化した前駆体の存在下で色を形成できる無色の分子であり、特定の色の効果を生じさせるため又は色を安定化するために、他の前駆体又はカップラーとともに用いられる。前駆体及びカップラーの選択は、望ましい色、色合い、及び強度によって決められる。前駆体及びカップラーを、本明細書において、単一で又は組み合わせて用いて、灰色がかったブロンド色から黒に及ぶ多様な色合いを有する染料を提供することができる。
本明細書に記載されている組成物で用いるための好適な前駆体としては、p−フェニレンジアミン誘導体、例えばベンゼン−1,4−ジアミン(p−フェニレンジアミンとして一般的に知られている);2−クロロ−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−フェニル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(2−エトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール(N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミンとして一般的に知られている);(2,5−ジアミノ−フェニル)−メタノール;1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン;2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール;N−(4−アミノフェニル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2,6−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−イソプロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン;1−[(4−アミノフェニル)アミノ]−プロパン−2−オール;2−プロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン;1,3−ビス[(4−アミノフェニル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロパン−2−オール;N4,N4,2−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミン;2−メトキシ−ベンゼン−1,4−ジアミン;1−(2,5−ジアミノフェニル)エタノール;1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール;2,3−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;2,6−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン;2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン;2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン;2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン;2−ピリジン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン;1,1’−ビフェニル−2,5−ジアミン;2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エタノール;N−[2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エチル]−アセトアミド;N,N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ジプロピルベンゼン−1,4−ジアミン;2−[(4−アミノフェニル)(エチル)アミノ]エタノール;2−[(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;N−(2−メトキシエチル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロパン−1−オール;3−[(4−アミノフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール;N−{4−[(4−アミノフェニル)アミノ]ブチル}ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[2−(2−{2−[(2,5−ジアミノフェニル)−オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]ベンゼン−1,4−ジアミン;1,3−ビス(N(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノ−フェニル)アミノ)−2−プロパノール;2,2’−[1,2−エタンジイル−ビス−(オキシ−2,1−エタンジイルオキシ)]−ビス−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−アミノ−フェノール(p−アミノフェノールとして一般的に知られている)のようなp−アミノフェノール誘導体;4−メチルアミノ−フェノール;4−アミノ−3−メチル−フェノール;4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−フェノール;4−アミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−1−ヒドロキシ−2−(2’−ヒドロキシエチルアミノメチル)ベンゼン;4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール;5−アミノ−2−ヒドロキシ−安息香酸;1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール;4−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)フェノール;4−アミノ−3−フルオロ−フェノール;4−アミノ−2−(アミノメチル)−フェノール;4−アミノ−2−フルオロ−フェノール;1−ヒドロキシ−2,4−ジアミノベンゼン;3,4−ジアミノ安息香酸及びこれらの塩類のようなo−フェニレンジアミン誘導体;2−アミノ−フェノール(o−アミノフェノールとして一般的に知られている)のようなo−アミノフェノール誘導体;2,4−ジアミノフェノール;2−アミノ−5−メチル−フェノール;2−アミノ−5−エチル−フェノール;2−アミノ−6−メチル−フェノール;N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;及び2−アミノ−4−メチル−フェノール;及びピリミジン−2,4,5,6−テトラミン(2,4,5,6−テトラアミノピリミジンとして一般的に知られている)のような複素環式誘導体;1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;N2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン;2−[(3−アミノ−6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]エタノール;6−メトキシ−N2−メチル−ピリジン−2,3−ジアミン;2,5,6−トリアミノピリミジン−4(1H)−オン;ピリジン−2,5−ジアミン;1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;ピラゾロ[1,5−a]−ピリミジン−3,7−ジアミン;5,6,7−トリメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド;7−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド;2,5,6,7−テラメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド;5,7−ジ−tert−ブチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド;5,7−ジ−トリフルオロメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミンヒドロクロリド;2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミンヒドロクロリド;4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン;2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−オンジメトスルホネート1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール;2,5−ジアミノフェニルエチルアルコール:及びこれらの塩類が挙げられるが、これらに限定されない。
更なる前駆体は、N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(2−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−ピリジン−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(4−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[3−(3−アミノ−フェニルアミノ)−プロペニル]−ベンゼン−1,4−ジアミン;3−(2,5−ジアミノ−フェニル)−N−エチル−アクリルアミド;2−チアゾール−2−イル−ベンゼン−1,4−ジアミン;4−ヒドロキシ−安息香酸(2,5−ジアミノ−ベンジリデン)−ヒドラジド;3’−フルオロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;2−プロペニル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2’−クロロ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−チオフェン−3−イルメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(3−フリルメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;4’−メトキシ−ビフェニル−2,5−ジアミン;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,4−ジアミン;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミドヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノール;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル;3−メトキシ−1−プロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−メトキシ−1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(2−アミノエチル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;8−メトキシ−1,2,4,5−テトラヒドロピラゾロ[5,1−d][1,3,5]オキサジアゼピン−9−アミン;1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−シクロへキシル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;6−メトキシ−1−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−アミン;2−メトキシ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−アミン;3−メトキシ−1−オクチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−メトキシ−1−ペンチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;6−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−b]ピラゾール−7−アミン;3−メトキシ−N5,N5−ジメチル−1−プロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ヘキシル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ブチル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−イソプロピル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−エチル−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−メトキシ−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(4−エチルフェニル)−3−メトキシ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−メトキシ−1−p−トイル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−シアノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ブチル−3−シアノ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−シアノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−シアノ−1−ヘキシル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−ブチル−3−シアノ−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−シアノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−シアノ−1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−シクロへキシル−3−フルオロ−N5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−メチル−3−(トリフルオロメトキシ)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−フルオロ−1−オクチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−ヘキシル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−フルオロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;3−クロロ−1−エチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(3−メトキシプロピル)−3−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(4−メトキシベンジル)−3−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−メチル−3−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;及びこれらの塩類からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、前駆体としては、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミンのようなp−フェニレンジアミン誘導体;ベンゼン−1,4−ジアミン;1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール;2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール;2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;N−(2−メトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール;1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン;1,3−ビス(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノ−フェニル)アミノ)−2−プロパノールl;2,2’−[1,2−エタンジイル−ビス−(オキシ−2,1−エタンジイルオキシ)]−ビス−ベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン;及びこれらの混合物;4−アミノ−フェノールのようなp−アミノフェノール誘導体;4−メチルアミノ−フェノール;4−アミノ−3−メチル−フェノール;4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール;1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;4−アミノ−2−アミノメチルフェノール;4−アミノ−1−ヒドロキシ−2−(2’−ヒドロキシエチルアミノメチル)ベンゼン;5−アミノサリチル酸及びこれらの塩類;並びにこれらの混合物;3,4−ジアミノ安息香酸及びこれらの塩類のようなo−フェニレンジアミン誘導体;2−アミノ−フェノールのようなo−アミノフェノール誘導体;2−アミノ−5−メチル−フェノール;2−アミノ−6−メチル−フェノール;N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;2−アミノ−4−メチル−フェノール;2−アミノ−5−エチル−フェノール;及びこれらの混合物;及びピリミジン−2,4,5,6−テトラミンのような複素環式誘導体;1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;N2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン;4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン;これらの塩類;並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態では、前駆体としては、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン;2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン;ベンゼン−1,4−ジアミン;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン;4−アミノ−フェノール;4−メチルアミノ−フェノール;4−アミノ−3−メチル−フェノール;2−アミノ−フェノール;2−アミノ−5−メチル−フェノール;2−アミノ−5−エチル−フェノール;2−アミノ−6−メチル−フェノール;1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン;2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;2,5−ジアミノトルエン;2,5−ジアミノフェニルエチルアルコール;これらの塩類;並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書に記載されている組成物で用いるための好適なカップラーとしては、フェノール、レゾルシノール、ナフトール、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、及び複素環式化合物、並びにこれらの誘導体、例えば、2−アミノ−5−エチル−フェノール;ナフタレン−1,7−ジオール;ベンゼン−1,3−ジオール;4−クロロベンゼン−1,3−ジオール;ナフタレン−1−オール;2−メチル−ナフタレン−1−オール;ナフタレン−1,5−ジオール;ナフタレン−2,7−ジオール;ベンゼン−1,4−ジオール;2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;7−アミノ−4−ヒドロキシ−ナフタレン−2−スルホン酸;2−イソプロピル−5−メチルフェノール;1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1,5−ジオール;2−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール;4−ヒドロキシ−ナフタレン−1−スルホン酸;ベンゼン−1,2,3−トリオール;ナフタレン−2,3−ジオール;5−クロロ−2−メチルベンゼン−1,3−ジオール;4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール;2,3−ジヒドロキシ−[1,4]ナフトキノリン;及び1−アセトキシ−2−メチルナフタレン;2,4−ジアミノフェノールのようなm−フェニレンジアミン;ベンゼン−1,3−ジアミン;2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール;2−[(3−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;2−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン;2−[[2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エチル]−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン;2−(2,4−ジアミノ−フェニル)−エタノール;2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール;4−(2−アミノ−エトキシ)−ベンゼン−1,3−ジアミン;(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−酢酸;2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール;4−エトキシ−6−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン;2−(2,4−ジアミノ−5−メチル−フェノキシ)−エタノール;4,6−ジメトキシ−ベンゼン−1,3−ジアミン;2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェニルアミノ]−エタノール;3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;N−[3−(ジメチルアミノ)フェニル]尿素;4−メトキシ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン;4−フルオロ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン;2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,6−ジメトキシフェニル}−アミノ)エタノール;3−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール;2−[2−アミノ−4−(メチルアミノ)−フェノキシ]エタノール;2−[(5−アミノ−2−エトキシ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;2−[(3−アミノフェニル)アミノ]エタノール;2,4−ジアミノ−5−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)トルエン;N,N−ジメチル−3−ウレイドアニリン;N−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,3−ジアミン;4−{[(2,4−ジアミノ−フェニル)オキシ]メトキシ}−ベンゼン−1,3−ジアミン;1−メチル−2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;及び2,4−ジメトキシベンゼン−1,3−ジアミン;1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;ビフェニル−2,4,4’−トリアミンヒドロクロリド;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;4−アミノ−2−プロピルアミノメチル−フェノール;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−[4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アクリルアミド;4−アミノ−2−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェノール;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミン;5−フェニルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−チオフェン−3−イル−ベンゼン−1,3−ジアミン;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール;4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルアミノメチル)−フェノール;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,
3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−5−ニトロ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノール;2’,4’−ジアミノ−ビフェニル−4−オールヒドロクロリド;ビフェニル−2,4,4’−トリアミン;5−(4−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[4−アミノ−2−(3,5−ジアミノ−ベンジルアミノ)−フェノキシ]−エタノールヒドロクロリド;5−アリルアミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;5−(3−アミノ−フェニル)アミノメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンジル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−(2−アミノ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−(4−メトキシ−ベンジル)−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−フラン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;2−[(3−アミノ−フェニルアミノ)−メチル]−フェノールヒドロクロリド;N−チオフェン−2−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;N−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルメチル−ベンゼン−1,3−ジアミンヒドロクロリド;3−アミノ−フェノールのようなm−アミノフェノール;2−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニルアミノ)−アセトアミド;2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−アセトアミド;5−アミノ−2−メチル−フェノール;3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール;5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール;5−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール;3−アミノ−2−メチル−フェノール;3−アミノ−2,6−ジメチル−フェノール;3−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェノール;5−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノール;2−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−フェノール;5−アミノ−4−クロロ−2−メチル−フェノール;3−シクロペンチルアミノ−フェノール;5−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−2−メチルフェノール;5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール;3−(ジメチルアミノ)フェノール;3−(ジエチルアミノ)フェノール;5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノール;5−アミノ−4−エトキシ−2−メチルフェノール;3−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール;3−[(2−メトキシエチル)アミノ]フェノール;3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]フェノール;5−アミノ−2−エチル−フェノール;5−アミノ−2−メトキシフェノール;5−[(3−ヒドロキシ−プロピル)アミノ]−2−メチルフェノール;3−[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール;3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルフェノール;2−メチル−5−[(1−H−ピロール−2−イルメチル)−アミノ]−フェノール;5−[(フラン−2−イルメチル)−アミノ]−2−メチル−フェノール;5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール;5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール1−メチル−2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノ−ベンゼン;及び3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−オールのような複素環式誘導体;6−メトキシキノリン−8−アミン;4−メチルピリジン−2,6−ジオール;2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−オール;1,3−ベンゾジオキソール−5−オール;2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルアミノ)エタノール;3,4−ジメチルピリジン−2,6−ジオール;5−クロロピリジン−2,3−ジオール;2,6−ジメトキシピリジン−3,5−ジアミン;1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン;2−{[3,5−ジアミノ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ピリジン−2−イル]オキシ}−エタノール;1H−インドール−4−オール;5−アミノ−2,6−ジメトキシピリジン−3−オール;1H−インドール−5,6−ジオール;1H−インドール−7−オール;1H−インドール−5−オール;1H−インドール−6−オール;6−ブロモ−1,3−ベンゾジオキソール−5−オール;2−アミノピリジン−3−オール;ピリジン−2,6−ジアミン;3−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]プロパン−1,2−ジオール;5−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]ペンタン−1,3−ジオール;インドリン−5,6−ジオール;3,5−ジメトキシピリジン−2,6−ジアミン;6−メトキシピリジン−2,3−ジアミン;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−アミン;4−ヒドロキシ−N−メチルインドール;1H−5−メチルピラゾール−5−オン;1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン;2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール;2,6−ジメチル[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール;6−メチルピラゾロ−[1,5−a]ベンズイミダゾール;2,6−ジヒドロキシピリジン;2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン;5−メチルピラゾロ[5,1−e]−1,2,3−トリアゾール;5−メチル−6−クロロピラゾロ[5,1−e]−1,2,3−トリアゾール;5−フェニルピラゾロ[5,1−e]−1,2,3−トリアゾール及びその付加塩;1H−2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾールトシレート;7,8−ジシアノ−4−メチルイミダゾロ−[3,2−a]イミダゾール;2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オン;2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オン;及び2−メチル−5−メトキシメチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オン;6−ヒドロキシベンゾモルホリン;及び3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン;これらの塩類;及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、カップラーとしては、フェノール、レゾルシノール、及びナフトール誘導体、例えば、2−アミノ−5−エチル−フェノール;ナフタレン−1,7−ジオール;ベンゼン−1,3−ジオール;4−クロロベンゼン−1,3−ジオール;ナフタレン−1−オール;2−メチル−ナフタレン−1−オール;ナフタレン−1,5−ジオール;ナフタレン−2,7−ジオール;ベンゼン−1,4−ジオール;2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;及び2−イソプロピル−5−メチルフェノール;1,2,4−トリヒドロキシベンゼン;1−アセトキシ−2−メチルナフタレン;及びこれらの混合物;ベンゼン−1,3−ジアミンのようなm−フェニレンジアミン誘導体;2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール;4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン;2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール;2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール;及び3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;2,4−ジアミノ−5−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)トルエン;N,N−ジメチル−3−ウレイドアニリン;2,4−ジアミノ−5−フルオロトルエン;1−メチル−2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;及びこれらの混合物;3−アミノフェノールのようなm−アミノフェノール誘導体;5−アミノ−2−メチル−フェノール;3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール;5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール;及び3−アミノ−2−メチル−フェノール;1−ヒドロキシ−3−アミノ−2,4−ジクロロベンゼン;1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン;1−ヒドロキシ−2−メチル−5−アミノ−6−クロロベンゼン;5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール;及びこれらの混合物;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−オールのような複素環式誘導体;1,3−ベンゾジオキソール−5−オール;1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン;1H−インドール−4−オール;1H−インドール−5,6−ジオール;1H−インドール−7−オール;1H−インドール−5−オール;1H−インドール−6−オール;ピリジン−2,6−ジアミン;2−アミノピリジン−3−オール;4−ヒドロキシ−N−メチルインドール;1H−5−メチルピラゾール−5−オン;1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン;2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール;2,6−ジメチル[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール;6−メチルピラゾロ−[1,5−a]ベンズイミダゾール;2,6−ジヒドロキシピリジン;2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン;6−ヒドロキシベンゾモルホリン;2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン;3,5−ジアミノ−2,6−diメトキシピリジン;3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン;これらの塩類;並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態では、カップラーとしては、2−アミノ−5−エチル−フェノール;ベンゼン−1,3−ジオール;4−クロロベンゼン−1,3−ジオール;4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール;2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノアニソール;2,4−ジアミノベンジルアルコール;2,4−ジアミノフェニルエチルアルコール;m−フェニレンジアミン;5−アミノ−2−メチル−フェノール;3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール;2,4−ジアミノフェノキシエタノール;4−アミノ−2−ヒドロキシフェノキシエタノール;1−ナフトール;2−メチル−ナフトール;3−アミノフェノール;3−アミノ−2−メチルフェノール;4−ヒドロキシ−1,2−メチレンジオキシベンゼン;4−アミノ−1,2−メチレンジオキシベンゼン;4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノ−1,2−メチレンジオキシベンゼン;1−メチル−2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン;2,4−ジアミノフェネトール;2,4−ジアミノ−5−メチルフェネトール;4−ヒドロキシインドール;3−アミノ−5−ヒドロキシ−2,6−ジメトキシピリジン;及び3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン;ベンゼン−1,3−ジアミン;2−アミノピリジン−3−オール;1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン;これらの塩類;及びこれらの混合物が挙げられる。
更に、いくつかの実施形態では、顕色剤及びカップラーしては、5−メトキシメチル−2−アミノフェノール;5−エチル−2−アミノフェノール;5−フェニル−2−アミノフェノール;5−シアノエチル−2−アミノフェノール;これらの塩類;及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の毛髪染料組成物はまた、非酸化染料、又は直接染料を含んでもよく、これらは色合いを修正又はハイライトするのに好適である。好適な直接染料としては、アシッドイエロー1;アシッドオレンジ3;ディスパースレッド17;ベーシックブラウン17;アシッドブラック52;アシッドブラック1;ディスパースバイオレット4;4−ニトロ−o−フェニレンジアミン;2−ニトロ−p−フェニレンジアミン;ピクラミン酸;HCレッドNo.13;1,4−ビス−(2’−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン;HCイエローNo.5;HCレッドNo.7;HCブルーNo.2;HCイエローNo.4;HCイエローNo.2;HCオレンジNo.1;HCレッドNo.1;2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン;HCレッドNo.3;4−アミノ−3−ニトロフェノール;2−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロアニソール;3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール;2−アミノ−3−ニトロフェノール;6−ニトロ−o−トルイジン;3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノール;2−ニトロ−5−グリセリルメチルアニリン;HCイエローNo.11;HCバイオレットNo.1;HCオレンジNo.2;HCオレンジNo.3;HCイエローNo.9;4−ニトロフェニルアミノエチル尿素;HCレッドNo.10;HCレッドNo.11;2−ヒドロキシエチルピクラミン酸;HCブルーNo.12;HCイエローNo.6;ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン;HCイエローNo.12;HCブルーNo.10;HCイエローNo.7;HCイエローNo.10;HCブルーNo.9;N−エチル−3−ニトロPABA;4−アミノ−2−ニトロフェニル−アミン−2’−カルボン酸;2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロフェノール;6−ニトロ−2,5−ピリジンジアミン;HCバイオレットNo.2;2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール;4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール;HCイエローNo.13;1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ニトロキノキサリン;HCレッドNo.14;HCイエローNo.15;HCイエローNo.14;3−アミノ−6−メチルアミノ−2−ニトロピリジン;2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)アゾ)ピリジン;ベーシックレッドNo.118;ベーシックオレンジNo.69;N−(2−ニトロ−4−アミノフェニル)−アリルアミン;4−[(4−アミノ−3−メチルフェニル)(4−イミノ−3−メチル−2,5−シクロヘキサジエン−1−イリデン)メチル]−2−メチル−ベンゼンアミン−ヒドロクロリド;2−[[4−(ジメチル−アミノ)フェニル]アゾ]−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウムクロリド;1−メチル−4−[(メチルフェニル−ヒドラゾノ)メチル]−ピリジニウム、メチルサルフェート;2−[(4−アミノフェニル)アゾ]−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウムクロリド;ベーシックレッド22;ベーシックレッド76;ベーシックブラウン16;ベーシックイエロー57;7−(2’,4’−ジメチル−5’−スルホフェニルアゾ)−5−スルホ−8−ヒドロキシナフタレン;アシッドオレンジ7;アシッドレッド33;1−(3’−ニトロ−5’−スルホ−6’−オキソフェニルアゾ)−オキソ−ナフタレンクロミウム錯体;アシッドイエロー23;アシッドブルー9;ベーシックバイオレット14;ベーシックブルー7;ベーシックブルー26;キノフタラノン又は2−キノリルインダンジオンのモノ−&ジスルホン酸(主に後者)の混合物のナトリウム塩;ベーシックレッド2;ベーシックブルー99;ディスパースレッド15;アシッドバイオレット43;ディスパースバイオレット1;アシッドブルー62;ピグメントブルー15;アシッドブラック132;ベーシックイエロー29;ディスパースブラック9;1−(N−メチルモルホリウム−プロピルアミノ)−4−ヒドロキシ−アントラキノンメチルサルフェート;N,N−ジメチル−3−((4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−1−イル)アミノ)−N−プロピルプロパン−1−アミニウムブロミド,HCブルーNo.8;HCレッドNo.8;HCグリーンNo.1;HCレッドNo.9;2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノリン;アシッドブルー199;アシッドブルー25;アシッドレッド4;ヘナレッド;インディゴ;コチニール;HCブルーNo.14;ディスパースブルー23;ディスパースブルー3;ディスパースブルー377;ベーシックレッド51;ベーシックオレンジ31;ベーシックイエロー87;及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい直接染料としては、ディスパースブラック9;HCイエロー2;HCイエロー4;HCイエロー15;4−ニトロ−o−フェニレンジアミン;2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール;HCレッド3;ディスパースバイオレット1;HCブルー2;ディスパースブルー3;ディスパースブルー377;ベーシックRed51;ベーシックオレンジ31;ベーシックイエロー87;及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の毛髪染料組成物は、一般的に、粉末組成物を水と混合したとき、約0.001%〜約10%の染料を含む。例えば、低強度の染色、例えば自然な金髪から薄い茶色の毛髪のような色合いを提供する組成物は、一般に、水と混合したとき、約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1重量%の前駆体及びカップラーを含む。より暗い色合い、例えば茶色及び黒は、典型的には、0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約0.05重量%〜約7重量%、より好ましくは約1重量%〜約5重量%の前駆体及びカップラーを含む。
界面活性剤
本発明による組成物は、滑らかさのような触感効果を提供するために、1種以上の界面活性剤を更に含んでよい。本明細書に用いるのに適した界面活性剤は、一般に、約8〜約30個の炭素原子の親油性の鎖長を有し、アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、並びにこれらの混合物から選択することができる。好ましい界面活性剤としては、1本以上のポリエチレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリエチレングリコール脂肪酸エステルが挙げられる。別の好ましい界面活性剤は、アルキルエーテルサルフェート又はアルキルエーテルホスフェートであり、ここで特に好ましいのは、1〜20個、好ましくは1〜10個、最も好ましくは1〜5個のエチレンオキシド単位を有するアルキルエーテルホスフェートである。
任意の組み合わせの界面活性剤を用いることができる。界面活性剤は、一般に組成物の約0.05重量%〜約30重量%、好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約10重量%の濃度で用いられるであろう。
キレート剤
本発明では、組成物はキレート剤を含んでよい。キレート剤は、当該技術分野において周知であり、それぞれが金属イオンとキレートを形成できる分子又は異なる分子の混合物を指す。キレート剤は、当該技術分野において周知であり、それらの非包括的なリストは、AEマーテル(AE Martell)及びRMスミス(RM Smith)著、「臨界安定度定数(Critical Stability Constants)」(第1巻、プレナム出版社(Plenum Press)(ニューヨーク&ロンドン(1974年))、並びにAEマーテル(AE Martell)及びRDハンコック(RD Hancock)著、「水溶液中の金属錯体(Metal Complexes in Aqueous Solution)」(プレナム出版社(Plenum Press)(ニューヨーク&ロンドン、(1996年))に見出すことができ、両者共、本明細書に参考として組み込まれる。
本明細書において用いるのに適したキレート剤の例としては、EDDS(エチレンジアミン二コハク酸)、カルボン酸(特に、アミノカルボン酸)、ホスホン酸(特に、アミノホスホン酸)及びポリリン酸(特に、直鎖ポリリン酸)、それらの塩及び誘導体が挙げられる。
キレート剤は、本発明の組成物中に安定剤及び/又は防腐剤として組み込まれてよい。加えて、キレート剤は、毛髪繊維のダメージ防止効果を提供するので、それらを本発明の毛髪損傷の様相を更に改善するために利用してよいことが見出されている。本発明中のキレート剤の濃度は、ジアミン−N,N’−ジポリ酸及びモノアミンモノアミド−N,N’−ジポリ酸キレート剤(例えばEDDS)のような最も有効なキレート剤として、約0.1%、好ましくは少なくとも約0.25%、より好ましくは約0.5%の低さであってよい。有効性が低いキレート剤は、キレート剤の有効性によって、より好ましくは、組成物の少なくとも約1重量%、更により好ましくは約2重量%を超える濃度で用いられるであろう。
使用方法
本明細書に記載される使用方法の実施例及び実施形態は、単に例示することが目的であり、本発明の範囲から逸脱することなくそれらについての種々の修正又は変更が当業者に提示されることが理解される。
本発明の粉末組成物は、単回使用に好適な量が、密閉された包装で提供される。その貯蔵寿命の間、組成物は、その中の成分、並びに大気湿度との反応から安定でなければならない。本組成物は、消費者が、粉末化組成物の単回使用量あたりの適切な量の水と混合して、成分の標的濃度を提供するための取扱説明書とともに供給される。したがって、本発明の粉末組成物中の成分の量は、粉末組成物が混合される、規定の量の水に応じて調節される。典型的には、粉末組成物は、約4〜約5倍の重量の水と混合されるよう設計される。
水との混合は、典型的には、消費者の家庭で、穏やかな手動混合によって行われるため、分散させた組成物の反応及び増粘は、穏やかな手動混合で約60秒以内、より好ましくは約30秒以内に進行するよう設計される。消費者は、使用直前に組成物を水と混合し、それを毛髪上に塗布する。
(確実に全ての毛髪に均等に塗布するために)数分間毛髪領域を通して得られた分散させた組成物を作用させた後、染色が起こるのに十分な量で組成物を(通常、約2〜60分、典型的には約30〜45分)毛髪上に残留させる。次に、消費者は、自分の毛髪を水道水で十分にすすいで、乾燥させる。毛髪が元の色から所望の色に変化したことを確認する。
本発明はまた、毛髪染色又は脱色方法が、少なくとも1種の酸化剤、炭酸イオン、カルバミン酸イオン、又は炭酸水素イオン及びこれらの混合物の少なくとも1種と、ラジカルスカベンジャーを含まない本明細書に定義したような重合体増粘系とを含む組成物であって、組成物が毛髪に塗布されている期間の少なくとも約50%の間、約9.4以下のpHを有する組成物を塗布することを含む実施形態も含む。
本発明によれば、毛髪染色又は脱色方法は、組成物を毛髪に塗布し、好ましくは混合物を(確実に全ての毛髪に均等に塗布するために)数分間作用させる実施形態も含む。次に、顕色させるために、約20分未満、好ましくは約15分未満、より好ましくは約5分〜約10分、最も好ましくは約10分の時間、組成物を毛髪上に残留させる。次に、消費者は、自分の毛髪を水道水で十分にすすぎ、通常通り毛髪を乾燥及び/又は整髪する。この方法は、より速い染色又は脱色塗布を可能にすることで、消費者に更なる利便性を提供する。
本発明の別の実施形態によれば、毛髪染色及び/又は脱色方法は、少なくとも2つの連続的な酸化毛髪染色又は毛髪脱色処理の工程を含む連続的な酸化毛髪染色又は酸化的毛髪脱色方法であり、ここでそれぞれの処理間の期間は、1〜60日、好ましくは1〜40日、より好ましくは1〜28日、更により好ましくは1〜14日、最も好ましくは1〜7日である。このような実施形態においては、頭上に組成物を保持する時間は約20分未満でもよく、好ましくは約10分未満、最も好ましくは約2分〜約5分である。この方法により、消費者は、従来の毛髪洗浄又はコンディショニングプロセスに類似した方法で、染色又は脱色プロセスを実施することができる。
本明細書の組成物は、標準的なアプローチの任意の1つを利用して経済的に製造することができる。組成物は、それらが空気不透過性材料で作製され、所望の貯蔵寿命の間密閉されたままである限り、構造化包装、包み、又は袋で提供されてよい。包装内に残る空気を真空にしてもよく、又は密閉前に窒素のような不活性ガスに置換してもよい。
分散させた組成物の毛髪への塗布は、ハイライト用くし、ブラシ、及び用具、箔及びハイライト用キャップのような、ハイライトのような特定の効果を得ることを補助する装置を用いて実施してよい。
更なる装置技術を用いて、製品の毛髪への浸透を補助してよい。このような技術の例としては、加熱装置、紫外線装置及び超音波装置が挙げられる。
次の例は、本発明の酸化染料組成物を示す。本明細書に記載される実施例及び実施形態は、単に例示することが目的であり、本発明の範囲から逸脱することなくその種々の修正又は変更が当業者に提示されることが理解される。実施例1〜29は本発明による組成物であるが、比較例1〜5は本発明によらない組成物である。
実施例1〜28の組成物及び色の結果
実施例1〜28は、本発明の粉末毛髪染色組成物である。実施例1〜28の組成物の成分及び色の結果を以下の表1〜7に列挙し、続いてそれらの作製方法、及び使用方法を記載する。
Figure 0005540013
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*アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマー:ノベオン(Noveon)から入手可能なカーボポール(Carbopol)ETD 2020
本発明の組成物は、多様な色合いを提供することができる。
製造方法
成分を十分に混合し、窒素雰囲気中で空気不透過性材料で作製された包装に移し、密閉する。それぞれの使用量の内容物を4倍の重量の水と混合する旨の取扱説明書を提供する。
使用方法及び毛髪の色の結果
組成物を4倍の重量の水と60秒間手動で混合し、次いで毛髪に塗布して30分間置き、水で毛髪から洗い流す。このような取扱説明書に従って毛髪に塗布したとき、それぞれの組成物は指定された毛髪の色の「結果」を提供する。本組成物は、多様な毛髪の色の結果を提供することができ、よって幅広い種類の色合いを提供する可能性を有する。
白髪隠し
上記の実施例1及び本発明によらない比較例1を、白髪隠しに対する有効性について試験した。比較例1は、実施例1に類似の色合いを有する、2007年に米国で入手可能なビゲン・エクスプレッシブ・カフェラテ(Bigen Xpressive Cafe Latte)である。
以下のヘアスイッチをそれぞれ上記のような使用方法に従って実施例1及び比較例1で染色し、比較例1には包装上に提供された取扱説明書に従って、100mLの水を添加した。
1)3/0の濃い茶色の毛髪
2)白髪と3/0毛髪との50/50ブレンド
染色後、染色していない50%白髪−3/0ヘアスイッチとともに実験用ヘアスイッチを、以下の条件下で洗浄した:
−4±0.5L/分の流量の35〜40℃の水
−2007年に米国で入手可能なパンテーン・クラリファイングシャンプー(Pantene Clarifying Shampoo)で1度シャンプーした
−すすいだ
−電気送風ドライヤーで乾燥させた。
乾燥後、ミノルタ(Minolta)分光光度計CM−3700dを用いて、乾燥させた3/0、染色された50%白髪ブレンド、染色されていない50%白髪ブレンド毛髪について、L、a、b値を得た。次いで、L、a、b値を用いて、等式:
Figure 0005540013
を用いてΔE値を算出した。これらの値から、白髪隠しの割合を以下のように算出した。
Figure 0005540013
実施例1及び比較例1について得られた白髪隠しの割合は、以下の通りであった。
Figure 0005540013
結果から理解できるように、類似の色合いの本発明の組成物は、比較例1に比べて白髪を著しく良好に染色した。
増粘剤の特性及びpH
本発明による実施例29、及び本発明によらない比較例1〜5を、増粘剤としての特性について試験した。実施例29及び比較例1〜5は、増粘特性を容易に観察するために毛髪染料を含まない。表9は、実施例29及び比較例1〜5の全ての基本組成を示す。この基本組成に、表10に示す特定の増粘剤を添加した。
Figure 0005540013
Figure 0005540013
*1)kは重量平均分子量を意味し、DSは置換度を意味する。
それぞれの組成物を4.17倍の重量の水と混合し、それぞれ2.44%の増粘剤を有する分散させた組成物を得た。水と混合したとき、それぞれの組成物は混合ロッドを用いて攪拌し、最大粘度に達した時間を観察し、更にクランプが生じるかどうかを観察した。最大粘度に達した後、分散させた組成物を、専門試験員が、毛髪への付着性及び毛髪上での展延性について試験した。適切な付着性及び展延性を有する分散させた組成物についてのみ、ブルックフィールド粘度計スピンドルS52を用いて0.5rpmで粘度を測定した。比較例1(pHを測定するには粘度が高すぎた)を除いた全ての組成物についてpHを測定した。それぞれの増粘剤特性の項目についての結果を表11に示す。
Figure 0005540013
上記結果から理解できるように、本発明の実施例29のみが、満足の行く増粘剤特性、並びに適切なpHをもたらした。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、それぞれのこうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照した若しくは関連する特許又は特許出願を包含する本明細書に引用した文献は全て、明らかに除外あるいは限定されていない限りは、これによって、その全体を参照として本明細書に組み込む。いずれの文献の引用もこうした文献が本明細書中で開示又は権利請求される任意の発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他のあらゆる参照文献との組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更には、本文書における用語のいずれかの意味又は定義が、援用文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいて、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義を優先するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (9)

  1. 粉末毛髪染色組成物であって、
    a)ペルオキシモノカーボネートイオンの固体源の少なくとも1種であって、該イオンの固体源が、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム及び過炭酸カルシウムからなる群から選択される過炭酸塩であり、且つ該イオンの固体源は、該粉末組成物を4倍〜5倍の水と混合したときに0.5モル/L〜1.5モル/Lの該イオンの固体源を提供するように該粉末組成物中に含まれる、該イオンの固体源の少なくとも1種と、
    b)酸化剤の固体源の少なくとも1種と、
    c)アンモニウムイオンの固体源の少なくとも1種と、
    d)1%〜3%の濃度を提供するように該粉末組成物を水と混合したとき、分散させた組成物に、ブルックフィールド粘度計スピンドルS52を用いて0.5rpmで測定したとき10000mPas〜20000mPasの粘度、及び8.5〜9.4のpHを与える量の、10マイクロメートル以下の粒径を有する架橋カルボン酸重合体増粘剤と
    を含み、
    水と混合したとき、前記組成物が、ペルオキシモノカーボネートイオンを発生する、粉末毛髪染色組成物。
  2. 前記架橋カルボン酸重合体増粘剤が、C10〜C30アルキルアクリレートクロスポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  3. アンモニウムイオンの前記固体源が、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、及び水酸化アンモニウムからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. アンモニウムイオンの前記固体源が、硫酸アンモニウムである、請求項に記載の組成物。
  5. ラジカルスカベンジャーを更に含む、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記ラジカルスカベンジャーが、1.5kcal/モル〜14kcal/モルの反応エネルギーと、250以下の分子量とを有するアルカノールアミン及びアミノ酸からなる群から選択される、請求項に記載の組成物。
  7. 前記ラジカルスカベンジャーが、グルコサミン、グリシン、グルタミン酸、アルギニン、リジン、グルタミン、ヒスチジン、セリン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項に記載の組成物。
  8. キレート剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
  9. a)請求項1に記載の組成物を提供する工程と、
    b)前記組成物を規定の量の水と混合する工程と、
    c)分散させた組成物を毛髪に塗布する工程と、
    d)前記分散させた組成物を、毛髪上に2〜60分間放置する工程と、
    e)前記毛髪から前記分散させた組成物をすすぐ工程と
    を含む、毛髪染色方法。
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