JP5538035B2 - ギア一体型電動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、ギア機構とモータ本体とがハウジング内に内包されたギア一体型電動モータ、および、そのギア一体型電動モータを搭載する電気車に関する。
ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)、さらには電気鉄道車両のような移動体の駆動源として電動モータを利用する場合には、小型・軽量と高出力を両立させなければならない。一般的にモータの体格とモータの冷却性能には密接な関係があり、同一体格でも冷却性能を向上させることにより、より高い出力を得ることが可能である。このため、冷却性能を向上させるべく、フィンを設けたり、ファンとポンプからなる専用の冷却系を付加したり、放熱面積拡大のための様々な工夫が積み重ねられてきた。
例えば、特許文献1では、ヒートパイプと放熱器からなる冷却系を付加する例が挙げられている。モータと放熱器とをヒートパイプで接続し、ヒートパイプを介して放熱器に熱輸送した熱を、放熱器から空気中に放熱するようにしている。
特開2004−50990号公報
しかしながら、HEVやEV等では、単に冷却面積を増やすだけでは不十分な場合が出てきた。追加した放熱器が機能するためには、熱が放熱器まで伝わる必要があるが、HEVやEVでは短時間の間欠動作が前提となるため、熱が放熱器に伝わる前にモータの温度が上昇し、許容値に達してしまう可能性がある。
このような状況を回避するためには、例えば、モータ自身の熱容量を大きくすればよいが、モータの重量増加を伴い、燃費の悪化を招くという問題が生じる。特許文献1のようにヒートパイプと放熱器とを用いる構成においても、モータ損失に見合った放熱面積の放熱器が必要であり、重量増加を避けられない。
本発明の目的は、重量増加を抑えつつモータの冷却性能を向上させることができるギア一体型電動モータを提供することにある。
請求項1の発明は、電気入力により駆動力を発生するモータと、モータの駆動力を変換するギア機構と、モータおよびギア機構を内包するハウジングとを備え、モータ軸およびギア出力軸がほぼ水平となる水平姿勢で使用されるギア一体型電動モータであって、ハウジングのモータ配置領域に配置された蒸発部と、水平姿勢における鉛直方向に関して蒸発部よりも上側であってハウジングのギア機構配置領域に配置された凝縮部とを有するヒートパイプを、少なくとも一つ備え、ハウジングのモータ配置領域には潤滑油などのオイルが内包され、蒸発部をオイルの滞留部またはその近傍に配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のギア一体型電動モータにおいて、ヒートパイプを、ハウジングの部材内に埋設したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のギア一体型電動モータにおいて、ヒートパイプの蒸発部と凝縮部との間の接続部を、モータ軸とギア機構のギア出力軸との間に配置したものである。
請求項の発明は、請求項に記載のギア一体型電動モータにおいて、蒸発部の少なくとも一部を、モータのステータ部に接触させたものである。
請求項の発明は、電気入力により駆動力を発生するモータと、モータの駆動力を変換するギア機構と、モータおよびギア機構を内包するハウジングとを備え、モータ軸およびギア出力軸がほぼ水平となる水平姿勢で使用されるギア一体型電動モータであって、ハウジングのモータ配置領域に配置された蒸発部と、水平姿勢における鉛直方向に関して蒸発部よりも上側であってハウジングのギア機構配置領域に配置された凝縮部とを有するヒートパイプを複数備え、複数のヒートパイプは、ギア機構配置領域であってモータに近接する第1の領域に凝縮部が配置された第1のヒートパイプと、ギア機構配置領域であって第1の領域よりもモータから離れている第2の領域に凝縮部が配置された第2のヒートパイプと、で構成されることを特徴とする。
本発明によれば、重量増加を抑えつつモータの冷却性能を向上させることができる。
ギア一体型電動モータ100の平面図である。 ギア一体型電動モータ100の側面図である。 図1のA−A断面図である。 ヒートパイプ3を埋め込むための溝803が形成されたハウジング本体8aを示す図である。 従来のギア一体型モータの場合の、モータ1とギア機構2との熱的な関係を説明する図である。 本実施の形態におけるモータ1とギア機構2との熱的な関係を示す説明する図である。 ヒートパイプ3の蒸発部3eを、モータステータ1bのステータコア端面に接触させた場合を示す図である。 エンドブラケット8bに形成されたヒートパイプ埋設用の溝を示す図であり、(a)は曲線状の溝804を示し、(b)は直線状の溝805を示す。 ハウジング本体8aの空洞806内に設けられたヒートパイプ3を示す図である。 エンドブラケット8bに設けられたヒートパイプ3L,3Sを示す図である。 ヒートパイプ3Sの形状を示す図である。 モータハウジング81とギア機構ハウジング82とを締結具80によって一体化して成るギア一体型モータ100を示す図である。 ギア一体型電動モータ100が搭載されたハイブリッド電気自動車1000の、リア駆動部を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。尚、以下においては、主にハイブリッド電気自動車(HEV)用のモータに本発明を適用した場合について説明するが、本発明の適用はこれに限られるものでない。
−第1の実施の形態−
図1〜4は本発明によるギア一体型電動モータの第1の実施の形態を示す図である。図1はギア一体型電動モータ100の平面図であり、図2はギア一体型電動モータ100の側面図である。
なお、以下では、図13に示すように、ハイブリッド電気自動車(HEV)1000のリア駆動に用いられるギア一体型電動モータ100を例に説明する。リア車輪102が設けられたリア車軸101は、後述するギア一体型電動モータ100のギア軸2sに接続されている。ギア一体型電動モータ100のモータ1は、バッテリ104を電源としてインバータ装置103により駆動制御される。
図2に示すように、ギア一体型電動モータ100においては、モータ1とギア機構2とはハウジング8に内包されている。本実施の形態のハウジング8は、モータ収容部801とギア機構収容部802とが形成されたハウジング本体8aと、ハウジング本体8aの側面を覆うエンドブラケット8bとで構成されている。モータ1には不図示の電源部から電力が供給され、モータ1によりギア機構2を駆動すると、出力軸であるギア軸2sが回転駆動される。ギア軸2sは、例えば車両のリア側車軸に駆動力を与える。1sはモータ軸である。ハウジング本体8aにはヒートパイプ3が設けられている。
図3は、図1のA−A断面を示す図である。モータ収容部801にはモータ1が設けられている。巻き線10が施されたモータステータ1bは、円筒状のモータ収容部801内に圧入等により固定されている。モータステータ1bの内部には、モータロータ1aが回転可能に配置されている。モータロータ1aのモータ軸1sは、ハウジング本体8aおよびエンドブラケット8bに設けられた軸受12によって支持されている。モータ軸1sに固定されたギア11は、ギア機構2に設けられたギア22と噛合している。ギア機構2には複数のギアが設けられている。
図4は、ハウジング本体8aのヒートパイプ配設側を示したものである。ハウジング本体8aには上述したように、モータ1が設けられるモータ収容部801と、ギア機構2が設けられるギア機構収容部802とが形成されている。なお、各収容部801,802にはモータ1およびギア機構2を配置するためのリブなど各種の構造体が形成されているが、図4はハウジング本体8aの概略形状を示したものであり、それらの詳細構造は省略した。ハウジング本体8aの側面には、ヒートパイプ3を埋め込むための溝803が形成されている。
図2に示すように、ヒートパイプ3は、蒸発部3eがハウジング8のモータ配置領域S1(モータ1の近傍)に配置され、凝縮部3cがギア機構配置領域S2(ギア機構2の近傍)に配置され、それらを繋ぐ接続部300がモータ軸1Sとギア軸2Sとの間に配置されるように設けられている。ヒートパイプ3は管状の容器の中に作動流体を気液二相状態として封入したものであるが、本実施の形態で用いられているヒートパイプ3には、重力を利用して作動流体を還流させる重力式のヒートパイプが用いられている。そのため、ギア一体型電動モータ100の鉛直方向に関して、凝縮部3cが蒸発部3eよりも高い位置となるようにヒートパイプ3は取り付けられている。ヒートパイプ3は、カシメ、溶接もしくは半田付け等により溝803に固定される。
ヒートパイプ3の一端を加熱し、他端を冷却すると、加熱側(蒸発部3e)で作動流体の蒸発が起こり、蒸気が冷却側に到達し、冷却側(凝縮部3c)で凝縮、凝縮液が容器の壁面を伝って再び加熱側(蒸発部3e)に戻る。この作動流体の循環および相変化を繰り返すことにより、蒸発部3eから凝縮部3cへ熱を輸送する。凝縮液が蒸発部3eへと還流する際に重力を利用するため、蒸発部3eを凝縮部3cより下方としている。
一般的には、凝縮部3cと蒸発部3eの位置関係に制約がないヒートパイプとして、ループヒートパイプやドリームパイプ(振動流型ヒートパイプ)なども知られている。しかし、これらのヒートパイプに比べ、重力を利用するタイプのヒートパイプの方がヒートパイプ断面積あたりの熱輸送量は大幅に大きい。そのため、実装スペースに厳しい制約があるHEVやEV用としては、重力式のヒートパイプが好適である。もちろん、ループヒートパイプやドリームパイプを使用しても構わない。
図5,6はモータ1とギア機構2との熱的な関係を模式的に示したものであり、図5は従来のギア一体型モータの場合を示し、図6は本実施の形態の場合を示す。図5に示す従来のギア一体型モータでは、ヒートパイプ3が設けられていないので、モータ1とギア機構2とを熱的に接続するものは,ハウジング8によってのみとなっている。
図4に示したハウジング本体8aの概略図では、モータ収容部801,ギア機構収容部802および溝803を除くその他の部分は金属部材で満たされているように記載されているが、実際には、軽量化を図るべく肉厚をなるべく薄くするように設計されている。また、モータ収容部801とギア機構収容部802との間の領域においても、空洞を設けるなどして軽量化を図っている。
このように、従来のギア一体型モータでは、ハウジング8によって構造的には一体化されているが、モータ1とギア機構2との温度を連動させる熱的一体化の配慮がなされておらず、モータ1とギア機構2との間の熱抵抗の低減が図れていなかった。図5(a)では、そのような構造のハウジング8の熱的な構造を熱的構造体4で示した。すなわち、モータ1とギア機構2とは、熱的構造体4によって熱的に接続されていることになる。
図5(b)は、図5(a)に示すギア一体型モータの温度履歴を概念的に示したものである。熱的な一体化が不充分で熱的構造体4の熱抵抗が大きいため、短時間負荷に対してはモータ1単独の熱容量しか寄与せず、図5(b)に示すように、ギア機構2の温度上昇(曲線2c)は小さく、それに対してモータ1の温度上昇(曲線1c)は大きくなる。
一方、本実施の形態の場合には、図6(a)に示すように、熱的構造体4に加えて、ヒートパイプ3によってモータ1とギア機構2とが熱的に接続されており、図5(a)に対してモータ1とギア機構2との間の熱抵抗が大幅に低減される構造としている。このような構造とすることにより、モータ1の熱損失の一部がギア機構2側を経由して周囲空気に放散され、図6(b)に示すように、ギア機構2の温度は曲線2cから曲線2pのように上昇し、モータ1の温度は曲線1cから曲線1pのように低下する。すなわち、ギア機構2の熱容量を活用できるので、モータ1の冷却系の熱時定数を増やすことができ、短時間負荷時におけるモータ1の温度上昇を抑えることができる。
さらに、ヒートパイプ3を追加するだけで、特許文献1の構成のように放熱器を別に設ける必要がないので、重量増加を抑えることができる。なお、図2や図4に示すようにハウジング8に埋設されている場合には、逆に、溝の部分のハウジング部材より軽くなる場合もある。
なお、ハウジング本体8aに設けられたヒートパイプ3の蒸発部3eを、図7に示すようにモータステータ1bのステータコア端面に接触させるようにしても良い。それにより、モータ1からギア機構2への熱輸送をより効果的に行うことができる。もちろん電気的、構造的に許容されるのであれば、蒸発部3eをステータコイル10に直接熱接触させても構わない。また、ギア機構2あるいはモータ1のハウジング8内にオイル13が封入されている場合、モータ1下部のオイル13が滞留している場所またはその近くに蒸発部3eを配置することにより、モータ1においてオイル13の滞留箇所付近の温度が他に比べ、比較的高温になることを解消することができる。
(変形例)
上述した実施の形態では、ハウジング本体8aにヒートパイプ3を設けたが、図8に示すように、ハウジング本体8aの両側面に設けられたエンドブラケット8bに埋設するようにしても良い。図8(a),(b)はエンドブラケット8bの内面側を示す図である。図8(a)に示す例では、モータ1に対向する領域1cおよびギア機構2に対向する領域2cを避けるように溝804を形成し、その溝804内にヒートパイプ3を曲げて埋設するようにした。
一方、図8(b)に示す例では、直線的な溝805を形成し、その溝805内に直線状のヒートパイプ3を埋設するようにした。エンドブラケット8bに埋設する場合、ヒートパイプ3が二点鎖線で示す領域1c、2cに対向していても、モータ1およびギア機構2と干渉することがないので、図8(b)のような配置が可能である。
このようにエンドブラケット8bにヒートパイプ3を設けた場合、モータ1の熱は、ハウジング本体8a、エンドブラケット8b、ヒートパイプ3のように伝達される。ただし、潤滑あるいは冷却のために、ギア機構2あるいはモータ1のハウジング8内にオイルが封入されている場合には、オイルが、ヒートパイプ3とハウジング8もしくはエンドブラケット9の隙間に侵入し、両者の熱接触を向上させる効果が期待できる。また、ヒートパイプ3と対向するハウジング本体8aまたはモータステータ1bとの間に、熱伝導性の良い充填物(樹脂等)を設けるようにしても良い。
図8のようにヒートパイプ3をエンドブラケット8bに埋設する構造とすることにより、ギア一体型電動モータ100の外形サイズ、つまり実装容積をほとんど増やすことなくヒートパイプ3を付設することができる。また、ヒートパイプ3を埋設する構造とすることにより、埋設しない場合に比べ、ヒートパイプ3の振動を抑制する効果も期待できる。なお、図8では、ヒートパイプ3をエンドブラケット8bの内側の面に埋設したが、外面側に埋設してもよい。
なお、ヒートパイプ3が破損すると、内部の作動流体が漏れて機能しなくなる恐れがある。したがって、図8のようにエンドブラケット8bの内面側にヒートパイプ3を埋設する構造とすることにより、エンドブラケット8bもしくはハウジング本体8aによって、石などの飛来物からヒートパイプ3を保護することができ、冷却性能の低下を防止する効果を得ることができる。
ところで、ハウジング本体8aの構造が図9に示すように形状の場合、ハウジング本体8aの端面ではなく、内部領域にもヒートパイプ3を配置することができる。図9に示す例では、モータ収容部801とギア機構収容部802との間に空洞806が形成されており、ヒートパイプ3はその空洞806内に配置されている。そして、ヒートパイプ3の蒸発部3eはモータ収容部801の壁部801aに固定され、凝縮部3cはギア機構収容部802の壁部802aに固定されている。
上述したように、ヒートパイプ3の作動流体の還流時には重力を利用するため、ハウジング8にヒートパイプ3を取り付ける場合には、ヒートパイプ3の取り付け姿勢が重要となる。特に、車両搭載のギア一体型電動モータの場合、モータ1の駆動力が要求される悪路条件の一つに急勾配の登板が挙げられ、急勾配で傾斜した際にもヒートパイプ3が所定の熱輸送性能を確保する必要がある。すなわち、急勾配で傾斜した際に、凝縮部3cが蒸発部3eよりも鉛直上方に位置するような配置とするとともに、作動流体の還流が可能なように凝縮部3cが傾斜している必要がある。
上述した図2において、角度θは、ヒートパイプ3の凝縮部3cの軸方向ベクトル6と水平方向との成す角度である。この角度θが、ギア一体型電動モータ100が搭載される車両に要求される勾配角よりも大きければ、ヒートパイプ3の延在方向の角度(水平方向に対する角度)が最大勾配角よりも大きくなり、ヒートパイプ3の熱輸送性能を確保することができる。例えば、車両に要求される勾配が20%の場合、角度θが11.3度以上となるようにヒートパイプ3を配置すればよい。
−第2の実施の形態−
図10,11は本発明の第2の実施の形態を示す図である。作動流体を用いるヒートパイプ3においては、作動流体の温度が融点以下になると凝固してしまい、作動流体の循環ひいてはヒートパイプ3の熱輸送ができなくなる問題が発生する。例えば、潜熱が大きいということから作動流体として一般的に用いられる水の場合は、0℃以下になると凍結の問題が発生する。一方、HEVもしくはEV用のモータ1の駆動力が要求される悪路条件の一つに、雪道やアイスバーンなど低温時にすべりやすい路面を走行する条件が挙げられる。このような低温状況下で使用された場合においても、ヒートパイプ3は所定の熱輸送性能を発揮する必要がある。
そこで、第2の実施の形態では、図10,11のような構成を採用することで、低温時のヒートパイプ3の性能を確保できるようにした。図10はエンドブラケット8bの内表面側(ハウジング本体8aに対向する側)を示したものであり、エンドブラケット8bの内表面には、複数のヒートパイプ3L,3Sが設けられている。
図11は、ヒートパイプ3Sの形状を示す図である。なお、図示は省略したが、ヒートパイプ3Lもヒートパイプ3Sと同様の形状をしている。ヒートパイプ3Sはコの字形状に折れ曲がっており、ハウジング本体8aに端面にほぼ平行な接続部300は、図示しないエンドブラケット8bの内表面側に埋設されている(図10参照)。ヒートパイプ3Sの蒸発部3eを含む一方の端部、および、凝縮部3cを含む他方の端部は、接続部300に対してハウジング本体8a方向に折れ曲がっていて、ハウジング本体8a内に埋設されている。
なお、図11に示すようにヒートパイプ3をコの字形状に屈曲させて、凝縮部3cおよび蒸発部3eをハウジング本体8aの厚さ方向(モータ1の軸方向)に埋設する方法は、図2に示す構成や、図4に示すような構成に対しても適用することができる。このように、凝縮部3cおよび蒸発部3eをハウジング本体8aの厚さ方向に埋設することで、蒸発部3eの全体を発熱部であるモータ1に近接して配置するとともに、凝縮部3cの全体をギア機構2に近接させることができる。
ヒートパイプ3Sの凝縮部3cは、ハウジング本体8aの比較的にモータ1に近い領域(図10の一点鎖線の左側の領域C)に配置されている。一方、ヒートパイプ3Lの凝縮部3cは、モータ1に対してヒートパイプ3Sの場合よりも遠くに離れた領域(図10の一点鎖線の右側の領域D)に配置されている。このように、図10に示した例では、配置形態に関して2つの種類のヒートパイプ3L,3Sを備えるようにした。
このような構成で、低温時においてヒートパイプ3L,3Sが凍結している場合を考える。モータ1が駆動開始されると、まず、モータ1に比較的近いヒートパイプ3Sの凝縮部3cがモータ1の発熱により高温になり、作動流体の融点を超える。その結果、ヒートパイプ3Sが機能して、モータ1の熱をギア機構2側に伝達される。また、このときの外気温が低いことから、モータステータ1b、モータロータ1aとギア機構2との温度差が大きく、モータ1に近い側に凝縮部3cがあるヒートパイプ3Sのみで十分な冷却性能を得ることができる。
さらに、モータ1の負荷が続き、ギア機構2側が温められてくると、モータ1から遠い側に凝縮部3cがあるヒートパイプ3Lの作動流体が次第に融解され、ついには、全てのヒートパイプ3L,3Sが機能するようになる。両方のヒートパイプ3L,3Sが機能するようになった場合、ヒートパイプ3Lの方が両端の温度差が大きいので、熱輸送量が飛躍的に増加する。
このように、本実施の形態では、低温時のヒートパイプ3の性能を確保する手段として、凝縮部3cがモータ1に近いヒートパイプ3Sと、凝縮部3cをモータ1から遠く離して配置したヒートパイプ3Lとの2種類のヒートパイプを設けるようにした。それにより、低温時であってもモータ起動直後からヒートパイプ3Sが機能し、それによるギア機構2の温度上昇につれて、より熱輸送能力の高いヒートパイプ3Lが機能するようになる。
なお、図10,11のように凝縮部3cの配置形態を異ならせる代わりに、ヒートパイプ3内の作動流体の成分を変えることにより、図10,11に示す実施形態と同様の作用効果を得ることもできる。例えば、フッ素系不活性冷媒のような融点が周囲温度(氷点)よりも低いものを作動流体としたヒートパイプ3を使用する。あるいは、作動流体の水と一緒に、不活性かつ動作温度範囲で非凝縮性の気体、例えばヘリウムを封入した可変コンダクタンスヒートパイプを使用する。また、外気温が低い場合にはモータロータ1aとモータステータ1bとの許容温度差が大きくなることから、ヒートパイプ3の熱輸送量が小さくなることを許容して、動作温度範囲内に融点がある、融点a、融点b、融点c、…の作動流体をおのおの封入したヒートパイプを、組み合わせて使用するようにしても良い。
なお、上述した実施の形態では、共通のハウジング本体8a内にモータ1とギア機構2を収納するようにしたが、図12に示すように、別々のハウジングに収納するようにしても良い。図12に示す例では、モータ1はモータハウジング81に収納され、ギア機構2はギア機構ハウジング82内に収納されている。モータハウジング81とギア機構ハウジング82とは締結具80によって一体化される。ヒートパイプ3は、モータハウジング81およびギア機構ハウジング82の外周側に埋設されている。このような構造であっても、上記実施の形態と同様の冷却性能向上効果を得ることができる。
ところで、先述のように、ヒートパイプ3が凍結したり破損したりした場合や、作動流体の凝縮液が還流できないような姿勢になった場合には、所定の熱輸送量が確保できなくなる。また、ヒートパイプ3にはある熱輸送量を超えると還流量が蒸発量を下回り、熱輸送できなくなるという特性がある。これらの場合については、モータ1内の温度をサーミスタなどでモニタすれば、温度異常により検知することが可能である。また、温度異常を検知した場合には、制御上モータ1の出力を低減させることによりモータ1の過熱を回避できる。
また、上記実施の形態においては、電気車の一種であるハイブリッド電気自動車(HEV)用のモータについて説明したが、他の電気車、例えば電気自動車や電気鉄道車両、電動建設機械や、ギア一体型電動モータを備える産業機械についても、同様に適用可能である。いずれの場合においても、ギア機構2とモータ1との間にヒートパイプ3を、ヒートパイプ3の蒸発部3eがモータ側、凝縮部3cがギア機構2側であって、凝縮部3cが蒸発部3eより上方となるように配置することにより、上述の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、上述した実施の形態では、モータ軸1sとギア軸2sとが互いに平行となるようにモータ1とギア機構2とが配置される場合を例に説明したが、モータ軸1sとギア軸2sとが同一方向を向くようにモータ1とギア機構2とが配置される構成のギア一体型電動モータにも、本発明は同様に適用できる。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
1:モータ、1a:モータロータ、1b:モータステータ、1S:モータ軸、2ギア機構、2S:ギア軸、3,3L,3S:ヒートパイプ、3c:凝縮部、3e:蒸発部、8:ハウジング、8a:ハウジング本体、8b:エンドブラケット、80:締結具、81:モータハウジング、82:ギア機構ハウジング、100:ギア一体型電動モータ、300:接続部、801:モータ収容部、802:ギア機構収容部、803,804,805:溝、806:空洞、S1:モータ配置領域、S2:ギア機構配置領域、1000:ハイブリッド電気自動車

Claims (5)

  1. 電気入力により駆動力を発生するモータと、前記モータの駆動力を変換するギア機構と、前記モータおよび前記ギア機構を内包するハウジングとを備え、モータ軸およびギア出力軸がほぼ水平となる水平姿勢で使用されるギア一体型電動モータであって、
    前記ハウジングのモータ配置領域に配置された蒸発部と、前記水平姿勢における鉛直方向に関して前記蒸発部よりも上側であって前記ハウジングのギア機構配置領域に配置された凝縮部とを有するヒートパイプを、少なくとも一つ備え
    前記ハウジングのモータ配置領域には潤滑油などのオイルが内包され、前記蒸発部を前記オイルの滞留部またはその近傍に配置したことを特徴とするギア一体型電動モータ。
  2. 請求項1に記載のギア一体型電動モータにおいて、
    前記ヒートパイプを、前記ハウジングの部材内に埋設したことを特徴とするギア一体型電動モータ。
  3. 請求項1または2に記載のギア一体型電動モータにおいて、
    前記ヒートパイプの前記蒸発部と前記凝縮部との間の接続部を、前記モータ軸と前記ギア出力軸との間に配置したことを特徴とするギア一体型電動モータ。
  4. 請求項に記載のギア一体型電動モータにおいて、
    前記蒸発部の少なくとも一部を、前記モータのステータ部に接触させたことを特徴とするギア一体型電動モータ。
  5. 電気入力により駆動力を発生するモータと、前記モータの駆動力を変換するギア機構と、前記モータおよび前記ギア機構を内包するハウジングとを備え、モータ軸およびギア出力軸がほぼ水平となる水平姿勢で使用されるギア一体型電動モータであって、
    前記ハウジングのモータ配置領域に配置された蒸発部と、前記水平姿勢における鉛直方向に関して前記蒸発部よりも上側であって前記ハウジングのギア機構配置領域に配置された凝縮部とを有するヒートパイプを複数備え、
    前記複数のヒートパイプは、前記ギア機構配置領域であって前記モータに近接する第1の領域に前記凝縮部が配置された第1のヒートパイプと、前記ギア機構配置領域であって前記第1の領域よりも前記モータから離れている第2の領域に前記凝縮部が配置された第2のヒートパイプと、で構成されるギア一体型電動モータ。
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