JP5537944B2 - 大気中乱気流位置測定システムおよび方法 - Google Patents

大気中乱気流位置測定システムおよび方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は概ね航空機安全対策に関し、より詳細には乱気流の位置を測定するためのシステムに関する。
背景
晴天乱気流(CAT)は、ジェット気流の位置、対流圏界面(tropopause boundary)の位置、激しい雷雨を含む局地的な厳しい気象の位置、および山岳地帯の位置を含む多数の異なる要因により、典型的なジェット機巡航高度において発生する。しかしながら、晴天乱気流現象はすべて共通に1つのことを有する。すなわち、その現象は晴天の大気中で発生し、今のところ、航空機が一旦乱気流領域に入ってしまったら、飛行高度を操作または変更する意外にこれらの現象を回避する方法はほとんどないということである。
乱気流(特にCAT)は、空の旅にとっては深刻な心配事である。航空会社によっては、予測または予め発見された乱気流の領域を回避するために強力な対策をとり、ときには乱気流を回避するために多くの余分な距離を飛行することもある。当該国の多くのエリアにおいては、航空会社が別の経路に切り替えるのに有効な選択肢の数は、空域収容能力または航空交通制御システム規制により制限される。乱気流の識別を向上させるのに多くの努力が払われているが、これらの努力は、1つ以上のフライトが荒れた大気内を飛行した後になって初めて有用であり、それらは常時空域をスキャンする方法を提供するものではない。今のところ、航空機が回避的行動をとるのに間に合うようにCATを検出するための、手ごろで信頼し得る方法がない。
CATの問題点は、それが雲などの粒子状物質が存在しない晴天の大気中で発生することである。乱気流を検出する多くの既存の方法は、大気中の粒子状物質(水蒸気、塵など)の存在に依存しており、これは航空機(商用、軍用または無人飛行体(UAV))が飛行することが可能な巡航高度におけるCATの検出に関しては役に立たない。例えば、定期航空機が飛行する高度の晴天の大気では、CATは、大気中の粒子を頼りとするドップラーレーダまたはライダーシステムに対しては検出不可能なことが多い。
これまでの研究では、GPS信号のシンチレーションを使用してCATを検出することが技術的に実行可能であることを示している。しかしながら、こうしたこれまでの方法は、GPS受信機からの範囲に対して、乱気流を正確に位置付けるという問題を解決することはできなかった。従来方法は、単に信号の経路に沿った(衛星への見通し線に沿った)どこかにある乱気流の存在を判定することしかできなかった。他の評価される方法は、高価または重すぎて、航空機上に設置するには実用的でない。
従って、CATを検出するための費用効率の高いシステムまたは方法を有し、航空機が乱気流領域の中を通る前に乱気流の範囲および高度をより正確に特定することによって航空交通量システム能力を高めることが望ましい。さらに、本システムおよび方法により、航空交通システムおよびオペレータは、これらの乱気流領域を回避するためにより正確にプランを立てることが可能となることが望ましい。
本発明の実施形態の他の望ましい特色および特徴は、添付図面ならびに前述の技術分野および背景と併せて、後に続く詳細な説明および添付請求項から明らかになるであろう。
簡単な要約
アンテナプラットフォームから大気乱気流までの範囲を計算するためのシステムおよび方法が開示される。方法は、第1のアンテナから、第1のアンテナと一定の距離で離された第2のアンテナへの干渉パターンの伝搬における時間シフトに対応する相関ラグ値を決定する。相関ラグ値とアンテナ距離間隔に基づいて、方法はアンテナプラットフォームから大気乱気流への範囲を計算して、その範囲を示す警告を発する。
方法は、第1のアンテナにおいて、第1のシリーズの干渉パターン振幅/位相をサンプリングして第1の振幅/位相パターンを取得し、第2のアンテナにおいて第2のシリーズの干渉パターン振幅/位相をサンプリングして第2の振幅/位相パターンを取得することにより、相関ラグ値を決定する。方法はその後、時間ラグのシーケンスにおける第1および第2のシリーズの干渉パターン振幅/位相の間の時間的相関係数を計算して、各時間ラグにおいて振幅/位相パターンがどの位十分一致しているかを決定する。方法は、振幅/位相パターンが最も緊密に一致している計算された時間的相関係数の最高値に対応する時間ラグを選択する。最高相関を有する時間ラグの値が相関ラグ値である。
相関ラグ値および、第1のアンテナから第2のアンテナまでのアンテナ距離間隔を使用して、乱気流領域までの範囲を計算する。乱気流領域までの範囲を示す警告が発せられ得る。
本明細書で説明される本発明の種々の例示的実施例は、以下のシナリオに対して適応するように乱気流領域の範囲を計算する:すなわち、アンテナプラットフォームは静止しているか移動しているかおよび/または乱気流領域は静止しているか移動しているかどうか、アンテナプラットフォームは衛星の見通し線上にあるかどうか、またはアンテナは水平方向および/もしくは垂直方向に離されているかどうかである。
本明細書で説明される技術は、乱気流領域の位置(範囲および高度)をより正確に測定することにより、航空交通システム能力を向上させ、航空交流システムプロバイダおよびオペレータがこれらの乱気流領域を回避するためにより正確にプランを立てるための手段を提供することができる。
図面の簡単な説明
以下の図と併せて考察する際に、詳細な説明および請求項を参照することにより、本発明のさらに完全な理解を引き出し得る。尚、すべての図を通して同じ参照番号は同様の素子を示す。
図1は大気中乱気流を位置付けるための環境の概略図である。 図2は大気中乱気流を位置付けるように構成されたシステムの概略図である。 図3は大気中乱気流を位置付けるための処理を図示するフローチャートである。 図4は大気中乱気流を位置付けるための別の処理を図示するフローチャートである。 図5は各アンテナにおいてサンプリングされる振幅パターンの例を図示する。 図6は時間的相関係数対相関ラグ値の例を図示する。 図7は乱気流までの種々の範囲に対する相関ピークを図示する。
詳細な説明
以下の詳細な説明は本質的に一例にすぎず、本発明の実施形態またはかかる実施形態の用途および使用を限定することを意図しない。さらに、前述の技術分野、背景、簡単な要約または以下の詳細な説明において呈示されるいかなる明示的または暗示的理論にも制約されることを意図しない。
本発明の実施形態は、本明細書では機能的および/または論理的ブロック構成要素および種々の処理工程の観点から説明され得る。かかるブロック構成要素は、指定された機能を実行するように構成された任意の数のハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェア構成要素により実現され得ることは理解されるべきである。例えば、本発明の実施形態は、種々の集積回路構成要素、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置の制御の元で多様な機能を実施し得る、メモリ素子、デジタル信号処理素子、論理素子、ルックアップテーブルなどを採用し得る。加えて、本発明の実施形態は、任意の数の通信システムおよび任意の数のプラットフォームと連動して実施され、また本明細書で説明されるシステムは本発明の単に1つの例示的実施形態であることを当業者は理解するであろう。
簡潔さを期すために、信号処理、データ伝達、信号伝達、測定およびシステムの他の機能的側面(およびシステムの個々の動作構成要素)に関する従来技術は、本明細書では詳細に説明され得ない。さらに、本明細書に含まれる種々の図に示される接続回線は、種々要素間の例示的な機能的関係および/または物理的連結を表すように意図される。なお、本発明の実施形態では多くの代替もしくはさらなる機能的関係または物理的接続が存在し得る。
以下の説明は、共に「接続される」または「連結される」素子もしくはノードまたは特色を示す。本明細書で使用されるように、別途明示的に述べられる以外は、「接続される」は1つの素子/ノード/特色が別の素子/ノード/特色に直接結合される(または直接連通する)が、必ずしも機械的ではないことを意味する。同様に、別途明示的に述べられる以外は、「連結される」は1つの素子/ノード/特色が別の素子/ノード/特色に直接もしくは間接的に結合される(または直接もしくは間接的に連通する)が、必ずしも機械的ではないことを意味する。従って、図1に図示される環境および図2に示される概略は素子の例示的配置を描いているが、本発明の実施形態ではさらなる介在素子、装置、特色または構成要素が存在し得る(回路の機能性に悪影響を及ぼさないことを前提にして)。
ほとんどの大気圏乱気流では、タービュール(turbule)と呼ばれる空気のセルが、異なる温度により異なる速度で昇降する。(よく似たものとしては、タービュールを冷たい空気の海で上昇する暖かい空気の泡とみなす)。乱気流の領域は、種々のサイズの多くのタービュールを含む。各タービュールはまさにレンズのように電磁波に影響を及ぼす。つまり、波がタービュールを通過する際に光またはRF波を屈折させる。この屈折は波の位相および進行方向をわずかに変化させる。衛星などの遠距離源からの電磁信号は、波面が乱気流領域に達するまでは、平面波のように作用する、すなわち波面上のすべてのポイントが本質的に平行な経路に沿って進行する。しかし、乱気流領域内では、各信号経路は近隣の経路によって被る変化とは異なる位相および方向の変化を被る。従って、乱気流領域から出現する信号はもはや平面波ではなく、波面上の各ポイントは異なる位相を備えて、わずかに異なる方向に進行していく。それらがさらに進行するにつれて、これらの波要素は互いに建設的および破壊的干渉の領域を生み出す。建設的および破壊的干渉の空
間パターンは、強いまたは弱い信号強度の位置ならびに相対的に進行したまたは停滞した信号位相の位置を定義する。信号強度および信号位相の空間干渉パターンは、種々の位置に受信機を設置することにより測定可能である。タービュールが乱気流領域内を移動するにつれて、または信号源、例えば衛星が乱気流領域に対して移動するにつれて、空間干渉パターンは経時変化する。
説明目的で、乱気流の領域を単一大型固定レンズに置き換え、衛星信号を受信するプラットフォームも移動していないと仮定する。プラットフォーム上に位置する観察者の観点から、空を横切る衛星の進行を見ると、衛星そのものは横速度を有するので、単一の衛星からの衛星信号の源は横方向に進行するように見えるであろう。レンズがプラットフォームと衛星の間になる位置に衛星が移動すると、レンズがプラットフォームの位置にある信号に焦点を当てるように衛星、レンズおよびプラットフォームを配列しない限り、プラットフォームは衛星も見えないし、その信号も検出しないであろう。(焦点は上述の干渉パターンにおけるピークに相当する。)その後、衛星がさらに空を横切って移動すると、レンズは異なる位置にある衛星信号に焦点を当てるであろう。(これは、干渉パターン全体における横方向シフトに相当する。)
本発明の例示的実施形態は、第1の位置にある第1のアンテナから第2の位置にある第2のアンテナへの干渉パターンの伝搬を受信する際の時間シフトに対応する時間間隔を決定し、下記で詳細に説明されるように時間間隔に基づいて乱気流範囲を計算する。
図1は、本発明の例示的実施形態による環境100の概略図である。環境100は、プラットフォーム114(これは停留されたまたは飛行中の航空機、停泊中または移動中の船舶、静止するまたは移動中の地上車両または任意の適切に構成された構造体であり得る)上に位置付けられた複数の衛星受信アンテナ118/116(前方/後方)を使用して、衛星102から信号を受信する。本例では、乱気流領域106により影響を受けた干渉パターン108(上記段落にて説明された)は、第1の時間値120で後方アンテナ116を横断し、第2の時間値122で前方アンテナ118を横断する。下記で説明するような擬似距離測定アルゴリズムは、第1および第2の時間値の間の時間間隔(時間シフト)を解析することにより乱気流領域106の範囲126を推定する。
図2は、本発明の例示的実施形態により構成されたシステム200の概略図である。図2に描かれた種々のブロックは、プラットフォーム全体またはシステム200全体を通して位置付けられる任意の数の物理的構成要素またはモジュールにおいて実現され得る。実際のシステム200は、多数の電気的制御ユニット(ECU)、通信システム、機内コンピュータシステム、測定アーキテクチャ、ネットワークおよび図2に示されるもの意外の構成要素を含み得る。システム200の従来のサブシステム、特色および側面は本明細書では詳細に説明しない。
システム200は概ね、第1のアンテナ214および第2のアンテナ216を含む複数のアンテナ、受信機220、相関器モジュール224を含む処理論理素子222、時間的相関係数および対応する相関ラグ値228のテーブルを含むか、またはそれと通信するメモリモジュール226、および通信ネットワークアーキテクチャ230を含む。
第1のアンテナ214および第2のアンテナ216は受信機220に連結されて、下記で説明されるように乱気流計算に必要なデータを提供するように構成される。アンテナはプラットフォームの長さもしくは幅に沿って一定の距離Lだけ離され得るか、および/またはプラットフォームの高さに沿って距離Hだけ離され得る。各アンテナは、受信干渉パターンを生成する入射電磁エネルギに応答するが、この際電磁エネルギは乱気流領域106にさらされた経路に沿って進行する。
本発明の例示的実施形態は、最少で2つのアンテナを必要とする。但し、プラットフォームの設計に依存して、プラットフォームの通常の操縦により、衛星信号が遮断され、深刻なマルチパスフェージングを被り得る。この点において、アンテナに対する代替位置が要求され得る。プラットフォームは、航空機、船舶、地上車両、または地上構造体を含み得るが、これらに限定されない。例えば、航空機に関しては、3つのアンテナを使用し得るが、これに限定されない。すなわち、1つのアンテナは垂直安定板および/または翼端上に位置付けされ得、2つのアンテナは胴体に沿って位置付けされて、複数の信号入力を特定衛星から取得し得る。また、さらなるアンテナを加えて、航空機の動き(例えば、旋回、上昇または下降)による信号の変化を補償するように、さらなるデータ源を提供し得る。衛星信号は、GPS信号、GPSプラスGLONASSおよびガリレオ信号またはGPSプラスiGPS信号であり得るが、これらに限定されない
受信機220はアンテナに連結され、受信された干渉パターンの特性を測定するように構成される。アンテナによって受信された信号はアルゴリズムで解析され、プラットフォーム(例えば、航空機)の相対的な動きを衛星の相対的な動きと比較する。この比較アルゴリズムは、衛星、例えば、GPS衛星が衛星の位置およびスピード、GPSシステム時間、時計の誤差ならびにデータの健全および精度に関する情報を含む1セットのコードを送信するという事実を利用する。この情報により、GPS衛星の相対位置および動きが高精度に予測可能となる。
例えば、概ね、航空機上のGPS受信機は、衛星の各粗捕捉(C/A)コードを受信機のデータベースに含まれるコードの同一レプリカと一致させる。受信機のコードをシフトさせて衛星信号に一致させ、またこのシフトを衛星内部時計と比較することにより、受信機は衛星への距離を推定することができる。但し、複数のアンテナと本明細書で説明される擬似距離測定アルゴリズムを使用することにより、乱気流領域106の範囲をGPS信号の位相と時間シフトを解析して推定することも可能である。
加えて、航空機の位置および相対的な動きは、機上飛行管理コンピュータシステム(図2では図示されない)により高精度に測定される。その後、航空機からの衛星の距離および衛星の速度と共にこのデータを使用して、下記で詳細に説明されるような擬似距離測定アルゴリズムを用いた乱気流領域106までの範囲を計算する。受信機220はGPS受信機、GPSプラスGLONASSおよびガリレオ受信機またはGPSプラスiGPS受信機であり得るが、これらに限定されない。
処理論理素子222は受信機220に連結され、任意の数の個別の処理モジュール、相関器または本明細書においてより詳細に説明されるタスク、処理および動作を実行するように構成された構成要素を含み得る。1つの処理ブロックだけが図2に示されるが、実際の実装は任意の数の個別の物理的および/または論理的プロセッサを利用し得、それらはシステム200全体に分散され得る。実際に、処理論理素子222は、本明細書で説明される機能を行うように設計された、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、アプリケーション特有集積回路、フィールドプログラム可能ゲートアレイ、任意の適切なプログラム可能論理装置、個別のゲートまたはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素またはそれらの任意の組み合わせで実装または実行され得る。プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械として実現され得る。プロセッサはまた、計算装置の組み合わせ、例えばデジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと連動した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のかかる構成としても実装され得る。
相関器モジュール224は処理論理素子222に連結または実装されて、時間的相関係数r(Δt)sおよび対応する相関ラグΔtsを計算して、下記の図4の文脈においてよ
り詳細に説明される相関ラグ値を選択するように構成される。相関モジュール224は、並列処理相関器または直列処理相関器を含み得るが、これに限定されない。相関ラグ値は前方アンテナにおける信号変化と後方アンテナにおけるその後の信号変化Δtとの間の時間間隔であり、下記の図4から図7の文脈においてより詳細に説明されるように、時間的相関係数は各時間ラグΔtの各アンテナにおいて振幅/位相パターンがどの位十分一致しているかの尺度である。
メモリモジュール226は、システム200の動作をサポートするようにフォーマットされた適切な量のメモリを有する任意の適切なデータ記憶領域であり得る。メモリモジュール226は、必要に応じてデータを記憶、保持および提供して、下記に説明するような方法でシステム200の機能性をサポートするように構成される。実用的実施形態では、メモリモジュール226はRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、または当技術分野で既知の任意の他の形式の記憶媒体として実現され得る。メモリモジュール226は処理論理素子222に連結されて、プラットフォーム位置および速度、衛星の位置および速度、干渉パターンの振幅/位相シリーズ、並びにサンプリング間隔に対応する測定データ値を記憶するように構成され得るが、これらに限定されない。さらに、メモリモジュール226は、下記で詳細に説明するように擬似距離測定アルゴリズムを用いて乱気流領域106までの範囲を計算する目的で、時間的相関係数および対応する相関ラグ228のテーブルを含む動的に更新するデータベースを代表し得る。
通信ネットワークアーキテクチャ230は、処理論理素子222および測定アーキテクチャ(図2では図示されない)に連結され得る。通信ネットワークアーキテクチャ230はCATデータを通信および報告するように構成される。CATデータは、リアルタイムの報告および飛行中の天気予報の両方を向上させるように統合得る、多くの気象情報源のうちの1つである。CATデータは、CATデータサービスプロバイダから通信ネットワークアーキテクチャ230を介してソフトウェアアプリケーションへ送信される。通信ネットワークアーキテクチャ230は、地上通信ネットワークまたは、衛星通信ネットワークなどの無線通信ネットワークであり得るが、これに限定されない。System Wide Information Management (SWIM)システムなどの1セットのミドルウェアは、自動的に多くの源からのデータを通信ネットワークアーキテクチャ230を介して読み取り、そのデータを多くの異なるユーザおよびアプリケーションが使用するために必要に応じて再フォーマットする。SWIMは、大気圏気象プロフィール情報、航空機状態構成、リアルタイムCAT追跡およびドップラ気象レーダの統合を可能とする。この点において、システム200は通信ネットワークアーキテクチャ230のユーザまでの乱気流領域106を示す警告を発し得る。
本発明の例示的実施形態は、以下に基づいて、乱気流領域までの範囲を計算する。すなわち、衛星の速度ベクトルに対するプラットフォームの測定速度ベクトルと、プラットフォーム114までの衛星の距離124と、衛星のスピードと、下記で詳細に説明されるように乱気流領域106により影響を受ける干渉パターンのスピード/速度Vとに基づく。
図1を参照して、衛星102が速度Vで、プラットフォーム114から一定の距離124(R)で右に移動し、かつプラットフォーム114も乱気流領域106も共に静止している場合、プラットフォーム114から乱気流領域106までの距離126(R)は固定され、唯一の移動物体は衛星102となる。この点において、干渉パターン108が進行するように見える(衛星信号は空間において直線であると仮定して)水平スピードVは以下の関係により表される:
Figure 0005537944
乱気流領域106までの距離Rは、上記式(1)の項を再配列することにより得られ得る:
Figure 0005537944
式(2)に示されるように、乱気流領域106とプラットフォーム114との間の距離Rは、既知の範囲Rと衛星のスピードV(両者とも衛星が提供するナビゲーションデータから決定可能である)と、乱気流領域106によって投げかけられる衛星画像の未知のスピードVの関数である。Vの値は、下記の図3の文脈で詳細に説明されるように、前方アンテナにおける信号の変化と後方アンテナにおけるその後の信号変化Δtとの間の時間間隔Δtの関数として決定され得る。これらの信号変化は信号振幅/位相、信号位相またはその両者の変化であり得る。
図3は、本発明の例示的実施形態による乱気流領域を位置付けるための大気中乱気流位置測定処理300を図示するフローチャートである。処理300に関連して実行される種々のタスクは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにより実行され得る。図示目的で、処理300の以下の説明は、図1および図2に関連して上記の素子を参照し得る。実際の実施形態では、処理300の一部は、システム200の異なる素子、例えば、第1のアンテナ214、第2のアンテナ216、受信機220、処理論理素子222、相関器モジュール224、メモリモジュール226、および通信ネットワークアーキテクチャ230により実行され得る。
処理300は相関ラグ値に基づいて範囲を計算するための測定データを得ることにより開始し得る(タスク302)。例えば、測定データは、プラットフォームの水平速度、衛星の水平速度、乱気流領域の水平速度、アンテナの水平方向距離間隔、衛星からプラットフォームの距離、プラットフォームの垂直速度、衛星の垂直速度、乱気流領域の垂直速度およびアンテナの垂直方向距離間隔を含み得るが、これらに限定されない。
上記で説明したように、式(1)で表される干渉パターン108のスピードの未知の値、Vは、時間間隔Δtの関数として決定可能である。従って、処理300はその後、下記の図4の文脈で詳細に説明されるように、第1のアンテナおよび第2のアンテナにおける干渉パターンの伝搬を受信する際の時間シフトに対応する時間間隔Δt(相関ラグ値)を決定して(タスク304)、時間間隔Δtに基づいて範囲Rの計算を進める(タスク306)。
本明細書で説明する本発明の種々の実施形態は、以下のシナリオに基づいて乱気流領域からの範囲Rを計算する。すなわち、プラットフォームおよび/または乱気流領域は静止および/または移動しているかどうか、プラットフォームは衛星のほぼ水平の見通し線上にあるか、またはアンテナは下記でより詳細に説明されるように水平方向にまたは垂直方向に離れているかどうかに基づく。
1つの例示的実施形態では、図1を参照して、後方アンテナ116および前方アンテナ
118は水平方向に離れていて、プラットフォーム114も乱気流領域106も共に静止している。アンテナは距離Lだけプラットフォーム114上で離され得る。本例では、干渉パターン108は、時間t(参照番号120で識別される)で後方アンテナ116を横断し、時間間隔Δt後に、画像は時間t(参照番号122で識別される)で前方アンテナ118を横断する。
干渉パターンスピードVは、2つのアンテナを横断する干渉パターン間の観察された時間間隔Δtから計算される。干渉パターンが移動していくスピードは以下の関係に基づいて決定される:
Figure 0005537944
式(3)から上記式(2)にVを代入して、時間間隔Δtの関数として乱気流領域からの範囲Rを計算するための関係を生成する。
従って、第1の例示的実施形態によると、方法は、以下の関係に基づいて範囲Rを計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは静止する乱気流領域から静止するプラットフォームまでの範囲であり、Rは静止するプラットフォームと衛星との間の距離であり、Lは第1のアンテナと第2のアンテナとの間の水平方向距離間隔であり、Δtは衛星の水平速度であり、Δtは相関ラグである。
第2の例示的実施形態では、後方アンテナおよび前方アンテナは水平方向に離され、乱気流領域は上記で説明されたように静止しているが、プラットフォームは移動している(上記の第1の例示的実施形態とは異なる)。このために、先の式はプラットフォームの移動を考慮するように調整する必要がある。この場合、干渉パターンは時間tに後方アンテナに到達する。前方アンテナはこの瞬間(t)は距離L離れている。但し、干渉パターンが前方アンテナの元の位置(tにおける位置)に到達するとき(時間t)は、第2の前方アンテナは移動している(図1では図示されない)。画像は最終的には時間tにおいて前方アンテナに追いつく(図1では図示されない)。こうした状況でのタイミングは下記の式(5)により示される:
Figure 0005537944
式(5)では、Vはプラットフォームの速度である。そこで、干渉パターンスピードは以下の関係に基づいて計算される:
Figure 0005537944
式(6)の式(2)への代入により、乱気流領域106までの範囲Rが得られる。
従って、第2に例示的実施形態によると、方法は以下の関係に基づいて範囲を計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは静止する乱気流領域から移動するプラットフォームまでの範囲であり、R、LおよびΔtは上記で説明した通りであり、Vはプラットフォームの水平速度である。
第1および第2の例示的実施形態は、静止する乱気流気団に基づいて乱気流領域までの範囲Rを計算した。しかしながら、風が乱気流領域を移動させ得るので、これは常に当てはまるとは限らない。
第3の例示的実施形態では、後方アンテナおよび前方アンテナは上記で説明したように水平方向に離されているが、第1および第2の例示的実施形態とは異なり、乱気流領域もプラットフォームも両者とも移動している。状況は下記の式(8)において数学的に表される:
Figure 0005537944
式(8)を式(2)に挿入すると、範囲Rが得られる。
従って、第3の例示的実施形態により、方法は以下の関係に基づいて範囲Rを計算する。
Figure 0005537944
ここで、Rは移動する乱気流領域から移動するプラットフォームまでの範囲であり、R、L、ΔtおよびVは上記で説明した通りであり、Vは乱気流領域の水平速度である。
式(9)は、時間間隔Δtと風スピードVの関数として範囲Rを与え、式(9)は風が十分に既知であるときにそのまま使用可能である。これは、北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、および日本に近いエリアのような十分に機器化された地域に亘って当てはまり得る。風がプラットフォームから衛星までのベクトルに沿っておおよそ均一であると分かっている場合、Vの値が式(9)に挿入されて範囲Rを取得し得る。風がプラットフォームから衛星までのベクトルに沿ってスムーズに変化する(乱気流ゾーン内における風とは別に)場合は、Rの第1の推定値を使用して、Vが推定可能な位置を3Dモデルを用いて選定することができる。Vのこの値を式(9)に挿入して、Rの新規の値を推定する。処理はRとVの単一の値に収束するまで繰り返す。
テキサスの大きさの気団の水平方向の動きは通常秒速数十メータ単位で測定される。同様の気団の垂直方向の動きは通常秒速センチメータ単位で測定される。この点において、ほとんどすべての状況で、乱気流領域はゼロの有効垂直スピードを有すると仮定するのが無難である。それゆえに、垂直スピードはほとんど完全に、既知の衛星の動き、既知のプラットフォームの動きおよびプラットフォームから乱気流領域までの未知の範囲によるものであるという信頼性のもとで、垂直方向に離された衛星アンテナを使用して干渉パターンの垂直スピードを測定するのに使用され得る。
第4の例示的実施形態では、上記で説明された第1、第2および第3の例示的実施形態に対して、第1のアンテナと第2のアンテナは垂直方向に離されており、プラットフォームも乱気流領域も共に静止している。
第4の例示的実施形態によると、方法は以下の関係に基づいて範囲Rを計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは静止する乱気流領域106から静止するプラットフォームまでの範囲であり、RおよびΔtは上記で説明した通りであり、Hは第1のアンテナと第2のアンテナ間の垂直方向距離間隔であり、Vszは衛星の垂直速度である。
第5の例示的実施形態では、第1のアンテナと第2のアンテナは垂直方向に離され、乱気流領域は上記の第4の実施形態の文脈で説明されるように静止しているが、第4の実施形態の文脈に対して、この場合プラットフォームは移動する。
第5の例示的実施形態によると、方法は以下の関係に基づいて範囲Rを計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは静止する乱気流領域から移動するプラットフォームまでの範囲であり、R、H、ΔtおよびVszは上記で説明した通りであり、Vazはプラットフォーム
の垂直速度である。
第6の例示的実施形態では、第1のアンテナおよび第2のアンテナは垂直方向に離され、プラットフォームは、上記第4および第5の実施形態の文脈で説明されるように移動するが、第4および第5の実施形態に対して、この場合はプラットフォームも乱気流領域も両者とも移動している。
第6の例示的実施形態によると、方法は以下の関係に基づいて範囲を計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは移動する乱気流領域から移動するプラットフォームまでの範囲であり、R、H、Δt、VazおよびVszは上記で説明した通りであり、Vtzは乱気流領域の垂直速度である。
第7の例示的実施形態では、航空機−衛星見通し線は水平線から数度である。また、第7の例示的実施形態では、第1のアンテナおよび第2のアンテナは垂直方向に離され、プラットフォームも乱気流領域も共に上記第6の実施形態の文脈で説明されるように移動する。但し、第6の例示的実施形態に対して、パラメータはプラットフォーム−衛星見通し線のための補正により影響を受ける。
従って、第7の例示的実施形態によると、方法は以下の関係に基づいて範囲を計算する:
Figure 0005537944
ここで、Rは移動する乱気流領域から移動するプラットフォームまでの範囲であり、Rはプラットフォーム−衛星見通し線に対して補正されており、Rは移動するプラットフォームと衛星間の距離であり、Vt_elは昇降単位ベクトル上に投射された移動する乱気流領域の垂直速度であり、H0_elは、昇降単位ベクトル上に投射された第1のアンテナおよび第2のアンテナとの間の垂直方向距離間隔であり、Δtは上記で説明されたように相関ラグであり、Va_elは昇降単位ベクトル上に投射された移動するプラットフォームの垂直速度であり、Vs_elは昇降単位ベクトル上に投射された衛星の垂直速度であり、eは、航空機−衛星ベクトルRの昇降単位ベクトルEである。Eは増加する昇降角度方向である。EはRが水平のときには垂直だが、Rが水平でなければ、すなわち、プラットフォームから見ると衛星が正確に水平線にない場合は、垂直方向から斜めに離れる。Eは以下のように定義される:
Figure 0005537944
ここで、E、Rs、およびkはベクトル量であり、kはz方向(垂直方向)における単位ベクトルであり、「×」はクロス積を示し、縦バーはベクトル絶対値を示す。任意のベクトルAのEへの投射を計算するためにドット積が使用される:
Figure 0005537944
例えば、Vt_elの値は、以下のように式(13b)で計算されることができる:
Figure 0005537944
なお、プラットフォーム−衛星ベクトルが実質的に非水平である場合、Vt_elはゼロと仮定することはできない。
上記実施形態による乱気流領域からの範囲の計算の後、処理300は範囲を示す警告を発して(タスク308)、停止する。
上述のように、乱気流気団は衛星信号の位相をシフトさせ、気団は「でこぼこ」した屈曲度を有するので、位相シフトは信号の経路に依存して変化する。これは規則正しい、均一な衛星信号を干渉パターンにする。一般的に、干渉パターンは、同一の源からわずかに異なる経路を進行する2つ以上の信号が一緒に運ばれる場合に生じる山と谷のパターンである。干渉パターンは時間と位置と共に変化する。先頭アンテナが最初に干渉パターンを検出して、その後に後続のアンテナが続き、先頭および後続のアンテナにおける干渉検出の時間差を確立して、下記で詳細に説明されるように乱気流領域までの範囲Rを計算する。
図4は本発明の例示的実施形態による大気中乱気流位置測定処理400を図示するフローチャートである。処理400と関連して実行される種々のタスクが、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組み合わせにより実行され得る。図示目的で、処理400の以下の説明は図1、図2および図3と関連して上記で述べた素子を参照し得る。実際の実施形態では、処理400の一部はシステム200の異なる素子、例えば、第1のアンテナ214、第2のアンテナ216、受信機220、処理論理素子222、相関器モジュール224、メモリモジュール226、および通信ネットワークアーキテクチャ230により実行され得る。
処理400は、上記の図3の文脈で説明されるように、相関ラグ値に基づいて範囲を計算するための測定データを得ることにより開始し得る(タスク402)。本例示的実施形態は時間相関技術を使用して、先頭(前方)および後続(後方)アンテナの間の時間差を測定する。先頭および後続アンテナからの信号の相関は、先頭および後続アンテナで干渉パターンを受信する際に、乱気流領域により生じる時間シフトに対応するΔtの値の相関
ピークを生み出す(衛星画像スピードは航空機の動き、風などに対して補正される)。本発明の本例証的実施形態は、Δtの多くの値に対する相関係数r(Δt)を計算して、最高値(ピーク相関値)を有するものを、最大の乱気流までの範囲を印をつけるように選択する。本実施形態は、先頭および後続アンテナにおける信号振幅測定を使用して相関係数を計算する。代替実施形態は、信号位相測定または信号位相および信号振幅の組み合わせを使用して、相関係数を計算し得る。
干渉パターンスピードVがプラットフォームのスピードとほぼ正確に同じであるとき、一方のアンテナから他方へと移動する干渉パターンに対するΔtは数秒であり得る。最大相関係数r(Δt)は、乱気流パターンが経時変化するので、より長いΔtでは減少し得る。時間的干渉性は、異なる時間的瞬間で観察される信号間の相関または予測可能な関係を示す。好適な実施形態は、乱気流の時間的干渉性間隔を使用して、短いΔtでr(Δt)値を引き下げ、長いΔtでr(Δt)値を引き上げて、すべての範囲で乱気流強度の公平な比較を提供する。
このように、処理400は、後方アンテナおいて干渉パターンに対応する第1のシリーズの信号振幅/位相をサンプリングして(タスク406)、前方アンテナおいて干渉パターンに対応する第2のシリーズの信号振幅/位相をサンプリングする(タスク408)ことにより、相関ラグの計算(参照番号404)を進める。本実施形態では、第1および第2のシリーズの信号振幅/位相は、同一サンプリング間隔でサンプリングされる。図5は各アンテナでサンプリングされた振幅パターンの例を図示する。干渉パターン108の第1のシリーズの信号振幅502は、前方アンテナ118でサンプリングされ、干渉パターン108の第2のシリーズの信号振幅504は、後方アンテナ116でサンプリングされる。本例では、256サンプルが各アンテナで使用される。
本例における衛星は地球低軌道である。本例のプラットフォームは航空機である。衛星の進行方向は航空機機首方位から約125o逸れている、すなわち、衛星は航空機に対して後方に移動しているように見える。衛星のスピードVは秒速約7000メータであるが、航空機から衛星の見通し線に直行する方向には単に約4000m/sである。航空機から衛星への距離Rは約4200kmである。航空機の真の対気速度Vは約200m/sである。前方および後方アンテナは約20メートル離間している。
その後、処理400は、第1のシリーズの信号振幅502と第2のシリーズの信号振幅504間の時間的相関係数r(Δt)sを計算して(タスク410)、時間的相関係数に対応する相関ラグ値Δtsを計算し続ける(タスク412)。相関ラグ値は、前方アンテナにおける信号変化と後方アンテナにおけるその後の信号変化Δtとの間の時間間隔(上記図1の文脈で説明されるように)であり、その値は、例えば、信号振幅が前方アンテナに達する(検出される)時間を測定して、それを信号振幅が後方アンテナに達する時間から減算することにより計算される。時間干渉性は、異なる時間的瞬間で観察される信号間の相関または予測される関係を示す。従って、各アンテナでの測定された信号振幅の統計的一致が、Δtの計算値における時間的相関係数(振幅がどの位十分一致しているか)を決定する。代替実施形態は、信号位相測定または信号位相および信号振幅の組み合わせを使用して、時間的相関係数を計算し得る。
処理400は、計算された時間的相関係数と対応する相関ラグ値を記憶して(タスク414)、計算された時間的相関係数の最高値に対応する相関ラグ値を選択する(タスク416)。例えば、図6において、時間的相関係数の最高値は、約4つのサンプル602において(相関係数のピークにおいて)発生する。これは、時間tにおける前方アンテナに到達する信号が特定位置の乱気流領域を突き進む場合、時間ti+4で後方アンテナに到達する信号が同じ位置を突き進む。約0.05秒のサンプル間隔を考慮すると、これは
約0.2秒の相関ラグ値である。アンテナ間(L)が約20メートルとすると、それは航空機の後部に向かう約100m/sの相対画像速度Vに相当する。航空機は約200m/s(V)で移動しているので、真の画像速度Vは前方に約100m/sである。衛星が約4200kmの範囲Rで後方から約4000m/s(V)移動しているとすると、約100m/sの画像スピードVは、航空機から約105kmの位置で乱気流領域を突き進んだこと示す。
図7は、キロメータ単位で乱気流領域までの種々の範囲(参照番号702〜712で識別される)に対する相関ピークを図示する。図7で示されるように、ピーク相関値はΔtの正および負の値両方で発生し得る。Δtの負の値は、干渉パターンスピードVが正でプラットフォームより速い場合に発生し、すなわち干渉パターン(乱気流領域により影響を受ける振幅のシリーズ)は、先頭(前方)アンテナより以前に後続(後方)アンテナに影響を及ぼす。これは、高速移動の低軌道にある衛星がGPS信号を生成するiGPSで発生し得る。
とりわけ、図7に示すように、範囲が増加する(参照番号708〜712により識別される)につれて、相関ピークはより大きい正の時間間隔Δt(前方から後方アンテナ)へと移動する。但し、逆行する衛星に関しては、特定範囲で特異性がある。範囲がその特異性へと近づくと、この場合約200km(図7では図示されない)で相関ピークは急速に前進して、その後、負のΔtsにラップ(wrap around)する。その後、左(参照番号702〜706により識別される)から原点(Δt=0)に近づき、範囲が増加するにつれて漸近的に原点に接近する。
処理400はその後、範囲を計算し続けて(タスク418)、上記図3の文脈で説明したように範囲を示す警告を発する(タスク420)。
上述の本発明の例示的実施形態は、乱気流領域の中心までの範囲を決定する。しかしながら、本発明の別の例示的実施形態によると、相関ピークの幅を調べることにより乱気流領域の厚さが決定され得る。タービュールはすべて同じ範囲にあり、それゆえに同じスピードで移動する画像を投げかけるので、薄い領域は高く、狭い相関ピークを有する(Δtが狭い)。一部のタービュールは他のタービュールより遠く離れていて画像はわずかに異なるスピードで移動する多くの成分を有しているので、厚い領域はより幅の広いピークを有する。所定量の衛星信号シンチレーションに関しては、強度は乱気流領域の測定された厚さに反比例する。この点において、処理400は、時間相関曲線のピークが相対的に幅が広い(Δtの幅が広い)場合は、対応して低い乱気流強度を有した厚い乱気流領域を示し、時間相関曲線のピークが相対的に狭い場合は、相対的に高い乱気流強度を有した薄い乱気流領域を示す。
本明細書で説明される本発明の実施形態は、乱気流領域(CATを含む)の位置(範囲および高度)をより正確に特定することにより、航空交通システム能力を向上させ、航空交通システムプロバイダおよびオペレータが乱気流領域を回避するためにより正確なプランを立てて、輸送または旅行中の乗客の安全性および快適性を高めることができる。
少なくとも1つの例示的実施形態が前述の詳細な説明において呈示されているが、膨大な数の変形が存在することを理解すべきである。また、例示的実施形態(単数または複数)単に一例にすぎず、本発明の範囲、適用性または構成を限定することを決して意図しないことも理解すべきである。むしろ、前述の詳細な説明は、例示的実施形態(単数または複数)を実施するための便利なロードマップを当業者に提供するであろう。添付の請求項およびその法的同等物で述べられる本発明の範囲から逸脱することなく、素子の機能および配置において種々の変更がなされ得ることは理解されるべきである。

Claims (16)

  1. 乱気流領域の位置を計算するための方法であって、前記方法は、
    プラットフォーム上の第1及び第2のアンテナが、衛星からの電磁信号の干渉パターンを受信するステップと、
    第1のアンテナおよび第2のアンテナにおいて受信された干渉パターンの伝搬における相関ラグ値を決定するステップであって、前記相関ラグ値は前記乱気流領域によって生じた時間シフトに対応し、前記乱気流領域は前記電磁信号の経路内にあるステップと、
    前記相関ラグ値に基づいて前記位置を計算するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記相関ラグ値を決定するステップは、
    サンプリング間隔で前記第1のアンテナにおいて、前記干渉パターンに対応する第1のシリーズの信号振幅をサンプリングするステップと、
    前記サンプリング間隔で前記第2のアンテナにおいて、前記干渉パターンに対応する第2のシリーズの信号振幅をサンプリングするステップと、
    前記第1および前記第2のシリーズの信号振幅の間の時間的相関係数を計算するステップと、
    前記時間的相関係数に対応する相関ラグ値を計算するステップと、
    前記時間的相関係数の最高値に対応する前記相関ラグ値を選択するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記位置を示す警告を発するステップをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記相関ラグ値に基づいて前記位置を計算するためのデータを得るステップであって、前記データは、
    前記プラットフォームの水平速度と、
    衛星の水平速度と、
    前記乱気流領域の水平速度と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の水平方向距離間隔と、
    前記衛星から前記プラットフォームの距離と、
    前記プラットフォームの垂直速度と、
    前記衛星の垂直速度と、
    前記乱気流領域の垂直速度と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間の垂直方向距離間隔と、
    を含むステップを、さらに含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 第1のシリーズの信号振幅および前記第2のシリーズの信号振幅と、
    前記計算された時間的相関係数と、
    前記相関ラグ値と
    前記サンプリング間隔と、
    を記憶するステップをさらに含む、請求項2から請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記計算された時間的相関係数の最高値は、時間的相関曲線のピークにある、請求項2から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記時間的相関曲線の前記ピークに基づいて前記乱気流領域の厚さを決定するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記時間的相関曲線の前記ピークは相対的に幅が広い場合は、厚い乱気流領域を示すステップと、
    前記時間的相関曲線の前記ピークは相対的に幅が狭い場合は、薄い乱気流領域を示すステップと、
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 乱気流領域の位置を計算するためのシステムであって、前記システムは、
    プラットフォーム上の複数のアンテナであって、各々衛星からの電磁信号の干渉パターンを受信するように入射電磁エネルギに応答し、前記電磁エネルギは前記乱気流領域にさらされた経路に沿って進行する、複数のアンテナと、
    前記アンテナに連結され、前記受信された干渉パターンの特性を測定するように構成される受信機と、
    前記受信機に連結された処理論理素子であって、
    相関ラグ値を決定し、前記相関ラグ値は、第1のアンテナおよび第2のアンテナにおいて受信された干渉パターンの伝搬において、前記乱気流領域により生じる時間シフトに対応し、
    前記相関ラグ値に基づいて前記位置を計算するように構成される処理論理素子と、
    を含む、システム。
  10. 前記処理論理素子はさらに、
    前記第1のアンテナにおいておよびサンプリング間隔で、前記受信された干渉パターンに対応する第1のシリーズの信号振幅をサンプリングして、
    前記第2のアンテナにおいておよび前記サンプリング間隔で、前記受信された干渉パターンに対応する第2のシリーズの信号振幅をサンプリングするように構成される、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記処理論理素子と連結され、
    前記第1および前記第2のシリーズの信号振幅の間の時間的相関係数を計算して、
    前記計算された時間的相関係数に対応する相関ラグ値を計算して、
    前記計算された時間的相関係数の最高値に対応する前記相関ラグ値を選定するように構成される、相関器モジュールをさらに含む、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記処理論理素子に連結され、
    前記第1および前記第2のシリーズの信号振幅と、
    前記計算された時間的相関係数と、
    前記相関ラグ値と、
    前記サンプリング間隔と、
    を記憶するように構成される、メモリモジュールをさらに含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記受信機は衛星受信機を含む、請求項9から請求項12のいずれかに記載のシステム。
  14. 前記処理論理素子に連結され、前記位置を示す警告を発するように構成される通信ネットワークをさらに含む、請求項9から請求項13のいずれかに記載のシステム。
  15. 前記処理論理素子はさらに、
    前記第1のアンテナにおいておよびサンプリング間隔で、前記受信された干渉パターンに対応する第1のシリーズの信号位相をサンプリングして、
    前記第2のアンテナにおいておよび前記サンプリング間隔で、前記受信された干渉パターンに対応する第2のシリーズの信号位相をサンプリングするように構成される、請求項9から請求項14のいずれかに記載のシステム。
  16. 前記相関器モジュールはさらに、
    前記第1と第2のシリーズの信号位相との間の時間的相関係数を計算して、
    前記計算された時間的相関係数に対応する相関ラグ値を計算して、
    前記計算された時間的相関係数の最高値に対応する前記相関ラグ値を選択するように構成される、請求項11から請求項15のいずれかに記載のシステム。
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