JP5533962B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多数の楽曲のうちから選択される楽曲を出力させると共に、音声入力装置から入力される音声情報を増幅して出力させるカラオケ装置に関し、特に、場の雰囲気に応じて好適に楽曲の出力音量を設定するための改良に関する。
多数の楽曲のうちから選択される楽曲を出力させると共に、音声入力装置から入力される音声情報を増幅して出力させるカラオケ装置が知られている。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲からリモコン装置等により選択(選曲)されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
近年、前記カラオケ装置として、カラオケ演奏用の楽曲すなわち出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲のみならず、所謂BGM(Back Ground Music)として映像と演奏音を併行して出力させる楽曲すなわち出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲をも出力させられるカラオケ装置が提案され、広く実用に供されている。そのようなカラオケ装置においては、コンテンツ毎の出力音量が問題となる。そこで、各コンテンツ毎の出力音量を最適化するための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケ装置がそれである。この技術によれば、カラオケ楽曲(出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲)や映画(出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲)等のコンテンツ毎の初期音量レベルを予め記憶しておき、その初期音量レベルに基づいてコンテンツ毎に適した音量でコンテンツの再生を行うことで、各コンテンツ毎の出力音量を最適化することができるとされている。
特開2007−178609号公報
ところで、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏用の楽曲の出力時、すなわち出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時には、必ずしも音声入力装置からの音声情報の入力が行われるわけではない。例えば、スナックやパブ等の店舗においてコンパニオンと同席してカラオケ演奏を行っていた利用者が歌うのを止めてコンパニオンとの会話を始めた場合、或いはカラオケボックス等において歌い慣れていない楽曲にチャレンジしてみたものの途中で歌えなくなってしまい、次の楽曲が予約されていない場合等には、前記音声入力装置からの音声情報の入力が行われることなく、楽曲の出力が継続することが考えられる。そのような場合、誰も歌わない楽曲がBGMとは異なる音量で延々と流れ続けることが場の雰囲気にそぐわないものとなるおそれがある。しかし、前記従来の技術のように、カラオケ楽曲や映画等のコンテンツ毎に音量を設定する技術では、斯かる課題を解決することができなかった。このような課題は、カラオケ装置のユーザビリティ向上を意図して本発明者等が鋭意研究を続ける過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、場の雰囲気に応じて好適に楽曲の出力音量を設定するカラオケ装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の楽曲のうちから選択される楽曲を出力させると共に、音声入力装置から入力される音声情報を増幅して出力させるカラオケ装置であって、前記楽曲の出力音量として、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時には第1の音量を、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時には第2の音量をそれぞれ設定する音量設定手段と、前記音声入力装置からの音声情報の入力の有無を判定する音声入力判定手段とを、備え、前記音量設定手段は、その音声入力判定手段により前記音声入力装置からの音声情報の入力が無いと判定されている間は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、その楽曲の出力音量として前記第1の音量とは異なる前記第2の音量に基づく音量を設定することを特徴とするものである。
このようにすれば、前記楽曲の出力音量として、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時には第1の音量を、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時には第2の音量をそれぞれ設定する音量設定手段と、前記音声入力装置からの音声情報の入力の有無を判定する音声入力判定手段とを、備え、前記音量設定手段は、その音声入力判定手段により前記音声入力装置からの音声情報の入力が無いと判定されている間は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、その楽曲の出力音量として前記第1の音量とは異なる前記第2の音量に基づく音量を設定するものであることから、歌唱を前提とする楽曲であるにもかかわらず誰も歌わない楽曲がBGMとは異なる音量で延々と流れ続けることを好適に抑制できる。すなわち、場の雰囲気に応じて好適に楽曲の出力音量を設定するカラオケ装置を提供することができる。
ここで、好適には、前記音声入力判定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その楽曲における複数の演奏区間のうちボーカルパートが存在しない区間については、前記判定を行わないものである。このようにすれば、歌唱を前提とする楽曲の演奏区間ではあるが、ボーカルパートが存在せず歌唱を前提としない部分において不適切な判定延いては音量の変更が行われることを好適に抑制できる。
また、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に設定されていた前記第2の音量を記憶する音量記憶手段を備え、前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音声入力判定手段により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量を、前記音量記憶手段に記憶された前記第2の音量に基づいて決定するものである。このようにすれば、過去に設定されていたBGMの出力音量に応じて、各楽曲の出力音量を更にきめ細かく好適な値に設定することができる。
また、好適には、前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音量記憶手段に記憶された前記第2の音量が複数存在する場合には、予め定められた関係からそれら複数の第2の音量に基づいて、前記音声入力判定手段により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量を算出するものである。このようにすれば、過去に設定されていたBGMの出力音量に応じて、各楽曲の出力音量を更にきめ細かく好適な値に設定することができる。
また、好適には、前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その出力が開始されてから前記音声入力判定手段により音声情報の入力があったと判定されるまでの間は、その楽曲の出力音量として前記第1の音量を設定し、前記音声入力判定手段により音声情報の入力があったと判定された後は、その判定結果に基づく前記制御を実行するものである。このようにすれば、本来、音声入力装置による音声入力が行われない楽曲の出力開始から利用者が歌い始めるまでの間に不適切な音量設定が行われ、出力されている楽曲がカラオケ演奏曲かBGM曲か区別しづらくなることを好適に抑制することができる。
本発明が好適に適用されるカラオケ装置の構成を例示するブロック図である。 図1のカラオケ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図1のカラオケ装置による音量設定の一例を説明する図である。 図1のカラオケ装置に備えられた音量テーブルの一例を示す図である。 図1のカラオケ装置による、ボーカルパートの有無に応じた音量設定の一例を説明するタイムチャートである。 図1のカラオケ装置のCPUによる音量設定制御の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるカラオケ装置10の構成を例示するブロック図である。この図1に示すカラオケ装置10は、中央演算処理装置であるCPU12と、読出専用メモリであるROM14と、随時書込読出メモリであるRAM16と、記憶装置であるハードディスク18と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部20と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部22と、操作パネル24と、通信インターフェイス26と、ビデオ出力端子28を介して前記映像処理部20に接続された映像表示装置であるディスプレイ30と、オーディオ入力端子32を介して前記音声処理部22に接続された音声入力装置であるマイクロフォン34と、オーディオ出力端子36を介して前記音声処理部22に接続された音声増幅装置であるアンプ38とを、備えて構成されている。
前記カラオケ装置10は、前記通信インターフェイス26及びネットワーク接続端子40を介して通信回線42に接続されており、同様にその通信回線42に接続されたサーバ等の外部装置との相互間でその通信回線42を介して情報の通信が可能とされている。前記通信回線42としては、例えばよく知られたインターネット等が考えられる。前記カラオケ装置10は、好適には、前記通信回線42を介して図示しないサーバ(ホスト装置)に接続されており、そのサーバから後述する楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、曲間情報、及びBGM情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。これらデータ、コンテンツ等は、好適には、所定のカラオケ装置10における前記ハードディスク18等に蓄積され、通信を行わない他のカラオケ装置10等においても用いられる。斯かる非通信型のカラオケ装置10にも、本発明は好適に適用される。
前記CPU12は、前記RAM16の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM14に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置10における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル24或いは図示しないリモコン装置(電子早見本装置)等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM16等に設けられた予約曲テーブル50に登録する選曲予約制御、その予約曲テーブル50の演奏順に従って前記ハードディスク18から前記RAM16に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM16から前記音声処理部22へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM16に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部20へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部20を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御、及び前記通信回線42を介した図示しないサーバ等との間の情報通信制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例の音量設定制御を実行する。
前記映像処理部20は、前記ディスプレイ30に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU12から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子28を介して前記ディスプレイ30に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置10による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU12において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク18に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ30に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。
前記音声処理部22は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置10による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク18から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン34から前記オーディオ入力端子32を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子36を介して前記アンプ38に供給されてそのアンプ38により増幅されて図示しないスピーカから出力される。このスピーカからの出力に係る音量は、基本的には前記操作パネル24における音量つまみの設定等に応じて決定されるが、本実施例においては、後述する音量設定手段68によっても制御される。
前記操作パネル24は、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置10は、好適には、前記操作パネル24に加えて或いはその操作パネル24の代替として、前記CPU12、映像処理部20、及び音声処理部22等を格納するカラオケ装置10(コマンダ)本体にタッチパネルディスプレイを備えたものであってもよい。このタッチパネルディスプレイは、画像(映像)を表示させると共に利用者の接触に応じて前記カラオケ装置10への入力を行うものであり、好適には、前記カラオケ装置10本体における表側の平面部(カラオケボックス等に設置される場合に、利用者側とされる面)に設けられる。斯かる態様において、前記タッチパネルディスプレイは、前記ディスプレイ30とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。また、前記カラオケ装置10には、好適には、前記操作パネル24の一部乃至全部の機能を遠隔で実行するための入力装置として機能する電子早見本装置等のリモコン装置が備えられており、そのリモコン装置から送信される信号が前記CPU12に供給されることで、前記カラオケ装置10の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。
前記ハードディスク18には、楽曲データベース44、曲間情報データベース46、及びBGMデータベース48等の各種データベース(図2を参照)が設けられている。前記楽曲データベース44は、前記カラオケ装置10により出力可能な演奏曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部22に備えられたシンセサイザ等により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。また、上記楽曲データには、その演奏曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、ジャンル、曲調等の情報が関連づけられて記憶されている。ここで、上記演奏情報は、各種楽器に対応するパートやドラムパート等を含むものであるが、少なくとも演奏曲の主旋律(歌唱において発声すべき音程の連なり)に相当するガイドメロディに対応する演奏情報を含んでいる。また、前記楽曲データベースに記憶される楽曲データは、好適には、演奏情報としてのMIDIデータ等において複数の区分が予め定められたものである。この区分とは、例えば、前記MIDIデータのメタ情報に定められた演奏の区分であり、所定の演奏時間毎に、例えば、前奏に対応するイントロ(Intro)、Aメロ(Amelo)、Bメロ(Bmelo)、Cメロ(Cmelo)、フィル(Fill)、サビ、間奏、後奏、及び変拍等の区分が定められている。
前記曲間情報データベース46は、前記カラオケ装置10においてカラオケ演奏(楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づく演奏出力)が行われていない間すなわち曲間に出力される曲間情報に対応する複数の曲間データを記憶する。この曲間データは、例えば、その月において新たに前記カラオケ装置10により演奏可能となった演奏曲に関する情報すなわち新譜情報、所定期間内において複数の(所定地域乃至は全国に設置された)カラオケ装置10により選曲された演奏曲の選曲数ランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、所定期間内において販売されたシングルCDの売上げランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、所定期間内において民間ラジオでリクエストされた演奏曲のリクエスト数ランキングにおける上位所定位までの演奏曲に関する情報、前記カラオケ装置10が設置された店舗において販売されているフードやドリンクの紹介をはじめとする広告情報等である。また、前記曲間情報データベース46に記憶された各曲間データは、好適には、所定の音楽データを含んでいる。或いは、別に記憶された所定の音楽データと関連付けられている。この音楽データは、所定の楽曲(音楽)に対応し、前記音声処理部22により再生されるものであり、例えば、MIDIデータ、MPEGデータ、WAVデータ等である。前記カラオケ装置10は、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、斯かる曲間データに基づいてその曲間データに対応する演奏曲の曲名、歌手名、及び選曲番号等の文字映像(テロップ)や、フードやドリンク等の品目及びそれぞれの値段等の文字映像を含む曲間映像を前記ディスプレイ30に表示させる。また、この曲間データの出力と同期して、その曲間データに含まれる或いはその曲間データに関連付けられた音楽データが前記音声処理部22により再生され、その音楽データに対応する楽曲が前記アンプ38等を介して図示しないスピーカから出力される。なお、前記曲間データの出力と同期して、前記楽曲データベース44に記憶された所定の楽曲データを流用して再生させるものであってもよいが、斯かる態様において、その楽曲データに対応する歌詞文字映像は前記ディスプレイ30に表示されない。
前記BGMデータベース48は、前記カラオケ装置10において出力されるBGM(Back Ground Music)に対応する複数のBGMデータを記憶する。このBGMデータは、前記カラオケ装置10においてBGMモードが設定されている際にそのカラオケ装置10から出力される楽曲(音楽)に対応する音楽データであり、例えば、MIDIデータ、MPEGデータ、WAVデータ等である。前記カラオケ装置10において前記操作パネル24等により所定の操作が行われることでBGMモードが設定された場合、前記BGMデータベース48に記憶されたBGMデータが読み出されて前記音声処理部22により再生され、そのBGMデータに対応する楽曲が前記アンプ38等を介して図示しないスピーカから出力される。このBGMモードに関して、前記BGMデータベース48に記憶された複数のBGMデータのうち前記操作パネル24等の操作に応じて指定されたBMGデータに対応する楽曲が出力されるものであってもよいが、前記BGMデータベース48に記憶された複数のBGMデータからアト・ランダムに選択されるBMGデータに対応する楽曲が出力されるものであってもよい。また、斯かるBGMデータに対応する楽曲の出力と併行して、前記ディスプレイ30に所定の映像(歌詞文字映像を含まない映像)を表示させるものであってもよい。
図2は、前記カラオケ装置10のCPU12に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図2に示す演奏制御手段60は、前記カラオケ装置10による楽曲の出力(再生)を制御する。具体的には、前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づくカラオケ演奏において、前記RAM16等の予約曲テーブル50における上位の予約曲から順に(すなわち入力順に)、その予約曲テーブル50に記憶された予約曲の選曲番号に対応する楽曲データを前記ハードディスク18の楽曲データベース44から読み出し、その楽曲データに含まれる演奏情報に基づいて演奏曲の出力を制御する。例えば、演奏情報としてのMIDIデータに基づいて、前記音声処理部22に備えられたシンセサイザによりそのMIDIデータにおける楽譜情報としてのトラック乃至チャンネルに対応する楽器の演奏音(音楽情報)を出力させ、前記アンプ38等を介して図示しないスピーカから出力させる。また、楽曲データに含まれる歌詞情報に基づいて演奏曲に係る歌詞文字映像の出力を制御する。すなわち、歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成し、前記映像処理部20を介してその歌詞文字映像を前記ディスプレイ30に表示させる。また、カラオケ演奏の進行に伴い、そのディスプレイ30に表示された歌詞文字映像を切替表示させると共に、歌詞色替情報に基づいて歌詞文字映像を順次色替え表示させる。
また、前記演奏制御手段60は、前記カラオケ装置10においてカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間における曲間データの出力に際して、その曲間データに含まれる或いはその曲間データに関連付けられた音楽データに対応する楽曲の出力(再生)を制御する。具体的には、前記カラオケ装置10による曲間データの出力と同期して、その曲間データに含まれる或いは関連付けられた音楽データを前記音声処理部22により再生させ、その音楽データに対応する楽曲を前記アンプ38等を介して図示しないスピーカから出力させる。また、前記演奏制御手段60は、前記BGMデータベース48に記憶されたBGMデータに対応する楽曲の出力(再生)を制御する。具体的には、前記カラオケ装置10においてBGMモードが設定されている場合に、前記BGMデータベース48から所定のBGMデータを読み出して前記音声処理部22により再生させ、そのBGMデータに対応する楽曲を前記アンプ38等を介して図示しないスピーカから出力させる。
また、前記演奏制御手段60は、楽曲種類判定手段62及びボーカルパート判定手段64を含んでいる。この楽曲種類判定手段62は、前記演奏制御手段60による出力制御の対象となる楽曲に関して、その楽曲の種類を判定する。好適には、前記演奏制御手段60による出力制御の対象となる楽曲が、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲であるか否かを判定する。換言すれば、前記演奏制御手段60による出力制御の対象となる楽曲が、出力に際して前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき楽曲であるか否かを判定する。前記楽曲種類判定手段62は、好適には、歌詞文字映像を出力させるための歌詞情報を含む楽曲データに基づく楽曲に関して、その楽曲を出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲である(出力に際して前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき楽曲である)と判定するが、歌詞情報を含まない音楽データに基づく楽曲に関して、その楽曲を出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲である(出力に際して前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき楽曲ではない)と判定する。また、好適には、前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づく楽曲を、その楽曲を出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲である(出力に際して前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき楽曲である)と判定するが、それ以外の楽曲例えば前記曲間情報データベース46に記憶された曲間データの出力に同期して再生される音楽データに基づく楽曲や、前記BGMデータベース48に記憶されたBGMデータに基づく楽曲を、その楽曲を出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲である(出力に際して前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき楽曲ではない)と判定する。
前記ボーカルパート判定手段64は、前記演奏制御手段60による楽曲の出力に際して、現時点で演奏されている部分がボーカルパートに相当する部分であるか否かを判定する。すなわち、前記マイクロフォン34からの音声入力が行われるべき歌唱部分であるか否かを判定する。好適には、前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づく楽曲の出力に際して、ガイドメロディが存在する部分(ガイドメロディを出力させる部分)を前記ボーカルパートに相当する部分であると判定する一方、ガイドメロディが存在しない部分(ガイドメロディを出力さない部分)を前記ボーカルパートに相当する部分ではないと判定する。また、好適には、前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づく楽曲の出力に際して、前奏、間奏、及び後奏に対応する区分以外を前記ボーカルパートに相当する部分であると判定する一方、前奏、間奏、及び後奏に対応する区分を前記ボーカルパートに相当する部分ではないと判定する。また、好適には、前記ディスプレイ30に表示された歌詞文字映像の色替わり表示制御が行われている間は前記ボーカルパートに相当する部分であると判定する一方、色替わり表示制御が行われていない間は前記ボーカルパートに相当する部分ではないと判定する。また、前記ボーカルパート判定手段64は、好適には、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲であると判定された楽曲の出力に際して前記判定を行う一方、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲ではないと判定された楽曲の出力に際しては前記判定を行わない。
音声入力判定手段66は、音声入力装置である前記マイクロフォン34からの音声情報の入力の有無を判定する。好適には、前記マイクロフォン34から前記オーディオ入力端子32等を介して前記音声処理部22に入力される音声情報に対応する音圧レベルが、予め定められた閾値以上であるか否かを判定し、その判定が肯定される場合には、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力があると判定するが、前記音圧レベルが閾値未満である場合には、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力がないと判定する。また、好適には、前記マイクロフォン34の電源オン・オフに応じて斯かる判定を行うものであってもよい。すなわち、前記マイクロフォン34の電源がオンとされている場合には、そのマイクロフォン34からの音声情報の入力があると判定するが、前記マイクロフォン34の電源がオフとされている場合には、そのマイクロフォン34からの音声情報の入力がないと判定する。また、前記音声入力判定手段66は、好適には、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲であると判定された楽曲の出力に際して前記判定を行う一方、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲ではないと判定された楽曲の出力に際しては前記判定を行わない。
音量設定手段68は、前記演奏制御手段60による楽曲の出力に際して、その楽曲の出力音量(ボリューム)を設定する。具体的には、前記楽曲種類判定手段62による判定結果に基づいて、前記楽曲の出力音量を変更する。すなわち、基本的には、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲であると判定された楽曲の出力音量として第1の音量(カラオケ演奏音量)βを、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲であると判定された楽曲の出力音量として第2の音量(BGM音量)αをそれぞれ設定する。ここで、好適には、前記第1の音量βは前記第2の音量αよりも大きいものである。前記音量設定手段68は、好適には、前記操作パネル24における音量つまみの設定等に応じて前記第1の音量β及び第2の音量αを設定する。例えば、斯かる音量つまみの設定に対応する音量を前記第1の音量βとして設定すると共に、その音量つまみの設定に対応する音量に所定の補正率(例えば、0.6程度)を乗算した音量を前記第2の音量αとして設定する。また、好適には、前記操作パネル24において前記第1の音量β及び第2の音量αがそれぞれ個別に設定し得るように構成されたものであってもよく、斯かる態様において、前記音量設定手段68は、前記操作パネル24における音量つまみの設定等に応じて前記第1の音量β及び第2の音量αを設定する。なお、前記音量設定手段68は、好適には、前記アンプ38からの出力音量すなわち楽曲の演奏音とマイクロフォン34からの入力音声との合成音の音量を制御するものであるが、前記音声処理部22から前記アンプ38に入力される前記楽曲の演奏音の音量を制御するものであってもよい。
前記音量設定手段68は、前記楽曲種類判定手段62により出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲であると判定された楽曲の出力に際して、前記音声入力判定手段66により前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無いと判定されている間は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、その楽曲の出力音量として前記第1の音量βとは異なる前記第2の音量αに基づく音量βbを設定する。図3は、前記音量設定手段68による音量設定の一例を説明する図である。この図3に示すように、前記音量設定手段68は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲である曲待ちBGMすなわち曲間データの出力と同期して再生される楽曲の音量として、前記第2の音量αを設定する。また、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲である楽曲Aの演奏区間においては、基本的には前記第1の音量β(=βa)を設定するが、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力の有無に応じてその第1の音量βを変化させる。すなわち、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が有る演奏区間においては第1の音量βaを、そのマイクロフォン34からの音声情報の入力が無い演奏区間においてはその第1の音量βaとは異なる音量βbをそれぞれ設定する。ここで、好適には、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無い演奏区間において設定される音量βbは、前記第1の音量βaよりも小さいものである。また、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無い演奏区間において設定される音量βbは、前記第2の音量αと等しいものであってもよいが、好適には、以下に詳述するようにその第2の音量α基づいて算出されるものである。
図2に示す音量記憶手段70は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に設定されていた前記第2の音量αを記憶する。例えば、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に前記第2の音量αとして出力されていた実際の出力レベルを数値化したものを前記RAM16等における音量テーブル52に記憶する。また、音量つまみの設定に対応する音量に所定の補正率を乗算した音量を前記第2の音量αとして設定する態様においては、その補正率を前記音量テーブル52に記憶するものであってもよい。図4は、前記音量テーブル52の一例を示す図である。この図4に示すように、前記音量テーブル52には、例えば、記録の対象となる日時d1〜d10と、対応する楽曲(図4においては全て楽曲A)の識別情報(選曲番号)と、その楽曲が歌われた日時におけるBGM値すなわち前記第2の音量α1〜α10とが関連付けられて記憶されている。すなわち、前記音量記憶手段70は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に設定されていた前記第2の音量αを、対応する楽曲の識別情報(選曲番号)と関連付けて記憶する。例えば、対応する楽曲が出力される直前或いは出力直後に設定されていた第2の音量αを、その楽曲の識別情報と関連付けて前記音量テーブル52に記憶する。また、好適には、対応する楽曲が出力された日時において設定されていた第2の音量αを、その楽曲の識別情報と関連付けて前記音量テーブル52に記憶する。
前記音量設定手段68は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを、前記音量記憶手段70により前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αに基づいて決定する。好適には、所定の楽曲データに基づく楽曲の出力時において、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを、その楽曲データ(選曲番号)と関連付けられて前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αに基づいて決定する。好適には、前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αを、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbとして設定する。
また、前記音量設定手段68は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αが複数存在する場合には、予め定められた関係からそれら複数の第2の音量αに基づいて、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを算出する。例えば、図4に示すように、曲Aに対応してその曲Aの出力時における第2の音量α1〜α10が前記音量テーブル52に記憶されている場合、それら第2の音量α1〜α10の平均を、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbとして設定する。すなわち、前記音量テーブル52に記憶された第2の音量α1、α2、・・・、αnから、次の(1)式に従って前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを算出する。
βb=(α1+α2+・・・+αn)/n ・・・(1)
前記音声入力判定手段66は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その楽曲における複数の演奏区間のうちボーカルパートが存在しない区間については、前記判定を行わない。すなわち、前記ボーカルパート判定手段64により現時点で演奏されている部分がボーカルパートに相当する部分であると判定された場合には、前記音声入力判定手段66により前記マイクロフォン34からの音声情報の入力の有無を判定するが、前記ボーカルパート判定手段64により現時点で演奏されている部分がボーカルパートに相当する部分ではないと判定された場合には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、前記音声入力判定手段66による判定を行わない。
前記音量設定手段68は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その楽曲における複数の演奏区間のうちボーカルパートが存在しない区間については、前記音声入力判定手段66により前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無いと判定された場合であっても前記第1の音量β(=βa)を設定する。すなわち、前記ボーカルパート判定手段64により現時点で演奏されている部分がボーカルパートに相当する部分であると判定され、且つ、前記音声入力判定手段66により前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無いと判定された場合には、前記楽曲の出力音量として前記第1の音量β(=βa)とは異なる前記第2の音量αに基づく音量βbを設定するが、前記ボーカルパート判定手段64により現時点で演奏されている部分がボーカルパートに相当する部分ではないと判定された場合には、前記音声入力判定手段66による判定結果によらず、前記楽曲の出力音量の変更を行わない。
また、前記音量設定手段68は、好適には、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その出力が開始されてから前記音声入力判定手段66により最初の音声情報の入力があったと判定されるまでの間は、その楽曲の出力音量として前記第1の音量β(=βa)を設定し、前記音声入力判定手段66により最初の音声情報の入力があったと判定された後は、その判定結果に基づく前記制御を実行する。すなわち、前記音声入力判定手段66により最初の音声情報の入力があったと判定されることを条件として、前記音声入力判定手段66による判定結果に基づく音量βbの設定を開始する。
図5は、ボーカルパートの有無に応じた前記音量設定手段68による音量設定の一例を説明するタイムチャートである。この図5に示す例では、時点t1において楽曲の演奏出力が開始され、時点t2までの間、その楽曲における前奏(イントロ)に対応する区間の演奏出力が行われている。この時点t1から時点t2までの間、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力は無いが、楽曲の出力が開始されてから最初の音声情報の入力があったと判定されるまでの間であり、また、ボーカルパートに相当しない前奏に対応する区間であるため、楽曲の出力音量として前記第1の音量β(=βa)が設定される。次に、時点t2から時点t3までの間、楽曲のボーカルパートに相当する部分が出力される。この時点t2から時点t3までの間、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が有るため、楽曲の出力音量として前記第1の音量βaが設定される。次に、時点t3から時点t4までの間、楽曲の間奏に対応する演奏出力が行われる。この時点t3から時点t4までの間、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力は無いが、ボーカルパートに相当しない間奏に対応する区間であるため、楽曲の出力音量として前記第1の音量βaが設定される。次に、時点t4から再び楽曲のボーカルパートに相当する部分が出力される。この時点t4以降、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力は無く、また、ボーカルパートに相当する演奏区間であるため、楽曲の出力音量として前記第2の音量αに基づく音量βbが設定される。
図6は、前記カラオケ装置10のCPU12による音量設定制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記予約曲テーブル50に予約曲として記憶された楽曲が存在するか否かが判断される。すなわち、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力開始タイミングであるか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、S2において、楽曲の出力音量として第2の音量αが設定され、曲間データの出力及びそれに伴う楽曲データの再生等が行われた後、S1の判断が再び実行されるが、S1の判断が肯定される場合には、S3において、その時点で設定されていた前記第2の音量αが、出力開始に係る楽曲の選曲番号と関連付けられて前記音量テーブル52に記憶される。次に、S4において、前記予約曲テーブル50に予約曲として記憶された楽曲に対応する楽曲データが前記楽曲データベース44から読み出され、その楽曲データに基づく演奏出力が開始される。
次に、S5において、楽曲の出力音量として第1の音量β(=βa)が設定される。次に、S6において、ボーカルパートに対応する部分の演奏が開始されたか否かが判断される。このS6の判断が否定されるうちは、S6の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S6の判断が肯定される場合には、S7において、前記マイクロフォン34からの音声入力があったか否かが判断される。このS7の判断が否定されるうちは、S7の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S7の判断が肯定される場合には、S8において、前記マイクロフォン34からの音声入力に係る入力レベルの判定が開始される。
次に、S9において、現時点での演奏箇所がボーカルパートに対応する部分であるか否かが判断される。このS9の判断が否定されるうちは、S9の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S9の判断が肯定される場合には、S10において、前記マイクロフォン34から入力される音声情報に対応する入力レベルが、予め定められた閾値より大きいか否かが判断される。このS10の判断が肯定される場合には、S12以下の処理が実行されるが、S10の判断が否定される場合には、S11において、楽曲の出力音量として前記第1の音量βとは異なる、前記第2の音量αに基づく音量βbが算出されて設定された後、S12において、楽曲が最後まで演奏される等してその演奏が終了させられるか否かが判断される。このS12の判断が否定される場合には、S9以下の処理が再び実行されるが、S12の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、S4及びS12が前記演奏制御手段60の動作に、S1が前記楽曲種類判定手段62の動作に、S6及びS9が前記ボーカルパート判定手段64の動作に、S7及びS10が前記音声入力判定手段66の動作に、S2、S5、及びS11が前記音量設定手段68の動作に、S3が前記音量記憶手段70の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、前記楽曲の出力音量として、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時には第1の音量βを、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時には第2の音量αをそれぞれ設定する音量設定手段68(S2、S5、及びS11)と、音声入力装置である前記マイクロフォン34からの音声情報の入力の有無を判定する音声入力判定手段66(S7及びS10)とを、備え、前記音量設定手段68は、その音声入力判定手段66により前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無いと判定されている間は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、その楽曲の出力音量として前記第1の音量βとは異なる前記第2の音量αに基づく音量βbを設定するものであることから、歌唱を前提とする楽曲であるにもかかわらず誰も歌わない楽曲がBGMとは異なる音量で延々と流れ続けることを好適に抑制できる。すなわち、場の雰囲気に応じて好適に楽曲の出力音量を設定するカラオケ装置10を提供することができる。
また、前記音声入力判定手段66は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その楽曲における複数の演奏区間のうちボーカルパートが存在しない区間については、前記判定を行わないものであるため、歌唱を前提とする楽曲の演奏区間ではあるが、ボーカルパートが存在せず歌唱を前提としない部分において不適切な判定延いては音量の変更が行われることを好適に抑制できる。
また、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に設定されていた前記第2の音量αを記憶する音量記憶手段70(S3)を備え、前記音量設定手段68は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを、前記音量記憶手段70により前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αに基づいて決定するものであるため、過去に設定されていたBGMの出力音量に応じて、各楽曲の出力音量を更にきめ細かく好適な値に設定することができる。
また、前記音量設定手段68は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音量記憶手段70により前記音量テーブル52に記憶された前記第2の音量αが複数存在する場合には、予め定められた関係からそれら複数の第2の音量αに基づいて、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量βbを算出するものであるため、過去に設定されていたBGMの出力音量に応じて、各楽曲の出力音量を更にきめ細かく好適な値に設定することができる。
また、前記音量設定手段68は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、その出力が開始されてから前記音声入力判定手段66により音声情報の入力があったと判定されるまでの間は、その楽曲の出力音量として前記第1の音量βを設定し、前記音声入力判定手段66により音声情報の入力があったと判定された後は、その判定結果に基づく前記制御を実行するものであるため、本来、前記マイクロフォン34による音声入力が行われない楽曲の出力開始から利用者が歌い始めるまでの間に不適切な音量設定が行われ、出力されている楽曲がカラオケ演奏曲かBGM曲か区別しづらくなることを好適に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲として前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データ(カラオケデータ)に基づいて出力される楽曲を、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲として曲間データの出力と同期して音楽データに基づいて出力される楽曲及びBGMモードにおいてBGMデータに基づいて出力される楽曲をそれぞれ例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特に、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲としては、他に様々な態様が考えられる。例えば、前記カラオケ装置10により過去の映画の名シーンを前記ディスプレイ30に表示させると共にその音声を出力させる態様においては、斯かる出力音声が前記出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲に相当する。また、図示しないリモコン装置により前記カラオケ装置10に係る所定の操作を行う際、その操作に関する画面が前記ディスプレイ30に表示されると共に所定の楽曲データが再生される場合には、その再生される楽曲が前記出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲に相当する。
また、前述の実施例において、前記ボーカルパート判定手段66は、前記楽曲データベース44に記憶された楽曲データに基づく楽曲の出力に際して、前奏、間奏、及び後奏に対応する区分以外を前記ボーカルパートに相当する部分であると判定する一方、前奏、間奏、及び後奏に対応する区分を前記ボーカルパートに相当する部分ではないと判定するものであったが、これはあくまで好適な制御の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、間奏に語りやラップ、或いはスキャットが存在する等、間奏においても前記マイクロフォン34による音声情報の入力が行われるべき楽曲データに関しては、その間奏を前記ボーカルパートに相当する部分であると判定するものであってもよい。
また、前述の実施例において、前記第1の音量βは前記第2の音量αよりも大きいものであったが、前記カラオケ装置10の用いられるシチュエーション等を考慮し曲間BGMの方が大きな音量で出力されるべき場合においては、前記第1の音量βは前記第2の音量αよりも小さいものであっても構わない。同様に、前記マイクロフォン34からの音声情報の入力が無い演奏区間において設定される音量βbは、前記第1の音量βaよりも大きいものであっても構わない。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケ装置、34:マイクロフォン(音声入力装置)、66:音声入力判定手段、68:音量設定手段、70:音量記憶手段、α:第2の音量、β(βa):第1の音量、βb:第2の音量に基づく音量

Claims (5)

  1. 多数の楽曲のうちから選択される楽曲を出力させると共に、音声入力装置から入力される音声情報を増幅して出力させるカラオケ装置であって、
    前記楽曲の出力音量として、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時には第1の音量を、出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時には第2の音量をそれぞれ設定する音量設定手段と、
    前記音声入力装置からの音声情報の入力の有無を判定する音声入力判定手段と
    を、備え、
    前記音量設定手段は、該音声入力判定手段により前記音声入力装置からの音声情報の入力が無いと判定されている間は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時であっても、該楽曲の出力音量として前記第1の音量とは異なる前記第2の音量に基づく音量を設定するものである
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記音声入力判定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、該楽曲における複数の演奏区間のうちボーカルパートが存在しない区間については、前記判定を行わないものである請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 出力と併行して歌詞文字映像を表示させない楽曲の出力時に設定されていた前記第2の音量を記憶する音量記憶手段を備え、
    前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音声入力判定手段により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量を、前記音量記憶手段に記憶された前記第2の音量に基づいて決定するものである
    請求項1又は2に記載のカラオケ装置。
  4. 前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、前記音量記憶手段に記憶された前記第2の音量が複数存在する場合には、予め定められた関係からそれら複数の第2の音量に基づいて、前記音声入力判定手段により音声情報の入力が無いと判定されている間の音量を算出するものである請求項3に記載のカラオケ装置。
  5. 前記音量設定手段は、出力と併行して歌詞文字映像を表示させる楽曲の出力時において、該出力が開始されてから前記音声入力判定手段により音声情報の入力があったと判定されるまでの間は、該楽曲の出力音量として前記第1の音量を設定し、前記音声入力判定手段により音声情報の入力があったと判定された後は、該判定結果に基づく前記制御を実行するものである請求項1から4の何れか1項に記載のカラオケ装置。
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