JP5533220B2 - 内燃機関のブローバイガス処理装置 - Google Patents
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内燃機関のクランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が第1の圧力損失である第1ガス経路と、
前記クランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失より低い第2の圧力損失である第2ガス経路と、
前記第1ガス経路と前記第2ガス経路とを切換可能な切換機構と、
前記内燃機関が所定の高回転高負荷領域にある場合には前記第1ガス経路を介して前記クランクケースを掃気し、前記内燃機関が所定の低回転高負荷領域にある場合には前記第2ガス経路を介して前記クランクケースを掃気するように、前記切換機構を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記第1ガス経路は、前記クランクケースと前記吸気通路との間を結ぶ第1ガス通路と、前記第1ガス通路に設けられ通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失である第1オイルセパレータと、を含み、
前記第2ガス経路は、前記クランクケースと前記吸気通路との間において前記第1ガス通路と並列に接続する第2ガス通路と、前記第2ガス通路に設けられ通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第2の圧力損失である第2オイルセパレータと、を含み、
前記切換機構は、前記第1ガス通路と前記第2ガス通路の何れか一方を介して前記クランクケースと前記吸気通路とを連通状態にする1つまたは複数の弁であることを特徴とする。
内燃機関のクランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が第1の圧力損失である第1ガス経路と、
前記クランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失より低い第2の圧力損失である第2ガス経路と、
前記第1ガス経路と前記第2ガス経路とを切換可能な切換機構と、
を備え、
前記第1ガス経路は、前記クランクケースと接続する第1の端部と、前記吸気通路と接続する第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部とを結ぶ第1ガス通路と、通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失である第1オイルセパレータと、を含み、
前記第2ガス経路は、前記クランクケースと前記第1の端部との間または/および前記吸気通路と前記第2の端部との間において並列に設けられた1つまたは複数の第2ガス通路と、路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第2の圧力損失である第2オイルセパレータと、を含み、
前記切換機構は、前記第1ガス通路および前記第2ガス通路が前記クランクケースと前記吸気通路との間に直列に介在する状態と、前記第1ガス通路のみが前記クランクケースと前記吸気通路との間に直列に介在する状態とを切換可能な弁であることを特徴とする。
前記第1オイルセパレータと前記第2オイルセパレータの圧力損失が同じである。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる内燃機関のブローバイガス処理装置の構成を示す図である。実施の形態1にかかるブローバイガス処理装置は、車両用内燃機関に好適に用いられる。実施の形態1にかかるブローバイガス処理装置は、内燃機関10に対して適用される。内燃機関10は、ヘッドカバー12、シリンダヘッド、シリンダブロック、クランクケースおよびオイルパンを含んでいる。その内部には、ピストンおよびクランクシャフトが備えられている。内燃機関10は、ターボチャージャ26を有する過給内燃機関である。なお、内燃機関10は、その気筒数や方式に特に限定は無く、自動車用内燃機関で一般的な多気筒内燃機関であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態2にかかる内燃機関のブローバイガス処理装置の構成を示す図である。実施の形態2の構成は、ガス通路40に代えてガス通路140を備えている点、オイルセパレータ44、46に代えてオイルセパレータ144、146を備えている点、およびオイルセパレータ144と146とを繋ぐガス通路142を備えている点を除き、実施の形態1の構成と同様である。以下、重複を避けるために、実施の形態1で述べた構成と同一あるいは相当する構成には同じ符号を付し、適宜に説明を省略ないしは簡略化する。
12 ヘッドカバー
20 インテークマニホールド
22 スロットルバルブ
24 インタークーラ
26 ターボチャージャ
28 吸気通路上流部
30 エアクリーナ
48 切換弁
50 PCVバルブ
70 境界線
40、42、140、142 ガス通路
44、46、144、146 オイルセパレータ
Claims (4)
- 内燃機関のクランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が第1の圧力損失である第1ガス経路と、
前記クランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失より低い第2の圧力損失である第2ガス経路と、
前記第1ガス経路と前記第2ガス経路とを切換可能な切換機構と、
前記内燃機関が所定の高回転高負荷領域にある場合には前記第1ガス経路を介して前記クランクケースを掃気し、前記内燃機関が所定の低回転高負荷領域にある場合には前記第2ガス経路を介して前記クランクケースを掃気するように、前記切換機構を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。 - 前記第1ガス経路は、前記クランクケースと前記吸気通路との間を結ぶ第1ガス通路と、前記第1ガス通路に設けられ通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失である第1オイルセパレータと、を含み、
前記第2ガス経路は、前記クランクケースと前記吸気通路との間において前記第1ガス通路と並列に接続する第2ガス通路と、前記第2ガス通路に設けられ通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第2の圧力損失である第2オイルセパレータと、を含み、
前記切換機構は、前記第1ガス通路と前記第2ガス通路の何れか一方を介して前記クランクケースと前記吸気通路とを連通状態にする1つまたは複数の弁であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。 - 内燃機関のクランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が第1の圧力損失である第1ガス経路と、
前記クランクケースと前記内燃機関の吸気通路とを連通させ、経路中に少なくとも1つのオイルセパレータを含み、かつ経路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失より低い第2の圧力損失である第2ガス経路と、
前記第1ガス経路と前記第2ガス経路とを切換可能な切換機構と、
を備え、
前記第1ガス経路は、前記クランクケースと接続する第1の端部と、前記吸気通路と接続する第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部とを結ぶ第1ガス通路と、通路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第1の圧力損失である第1オイルセパレータと、を含み、
前記第2ガス経路は、前記クランクケースと前記第1の端部との間または/および前記吸気通路と前記第2の端部との間において並列に設けられた1つまたは複数の第2ガス通路と、路内におけるブローバイガスのオイルセパレータによる圧力損失の合計値が前記第2の圧力損失である第2オイルセパレータと、を含み、
前記切換機構は、前記第1ガス通路および前記第2ガス通路が前記クランクケースと前記吸気通路との間に直列に介在する状態と、前記第1ガス通路のみが前記クランクケースと前記吸気通路との間に直列に介在する状態とを切換可能な弁であることを特徴とする内燃機関のブローバイガス処理装置。 - 前記第1オイルセパレータと前記第2オイルセパレータの圧力損失が同じである請求項3に記載の内燃機関のブローバイガス処理装置。
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