JP5532939B2 - 光インプリント用のモールドおよびこれを用いた光インプリント方法 - Google Patents

光インプリント用のモールドおよびこれを用いた光インプリント方法 Download PDF

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本発明は、被加工物に所望の線、模様等の図形(以下、本発明ではパターンとも言う)を転写形成する光インプリント用のモールドとこれを用いた光インプリント方法に関する。
微細加工技術として、近年ナノインプリント技術に注目が集まっている。ナノインプリント技術は、基材の表面に微細な凹凸構造を形成したモールド(型部材)を用い、凹凸構造を被加工物に転写することで微細構造を等倍転写するパターン形成技術である(特許文献1)。このようなナノインプリント法では、モールドを被加工物に押し付けた際、および、モールドと被加工物とを離間した際に、両者の間の静電気により、モールドの凹凸構造と被加工物とが帯電し、このため、モールドから被加工物を引き離したときに、被加工物の凹凸構造が帯電した電荷同士の反発力により曲がり、寸法制御性が劣化するという問題があった。このような問題を解消するために、被加工物と接触するモールドの凹凸構造の少なくとも一部が導電層で形成されているモールドが開発されている(例えば、特許文献2)。
また、上記のナノインプリント技術の一つの方法として、光インプリント法が知られている。この光インプリント法では、例えば、基板表面に被加工物として光硬化性の樹脂層を形成し、この樹脂層に所望の凹凸構造を有するモールドを押し当てる。そして、この状態でモールドを介して樹脂層に紫外線を照射して樹脂層を硬化させ、その後、モールドを樹脂層から引き離す。これにより、モールドが有する凹凸が反転した凹凸構造(パターン)を被加工物である樹脂層に形成することができる(例えば、特許文献3)。このような光インプリントは、従来のフォトリソグラフィ技術では形成が困難なナノメートルオーダーの微細パターンの形成が可能であり、次世代リソグラフィ技術として有望視されており、例えば、ディスクリートトラックメディア、あるいは、パターンドメディアと呼ばれる形態の磁気記録媒体の製造にも応用されている。
米国特許第5,772,905号 特開2004−311514号公報 特表2002−539604号公報
上記のようなナノインプリント用のモールドは、製造されインプリントに使用する前に、形成された凹凸構造の検査がなされる。この検査では、モールドが有するナノメートルオーダーの凹凸構造を高い精度で計測する必要があり、走査電子顕微鏡(SEM)を用いた観察が行われる。しかし、光インプリント用のモールドの場合、上記のナノインプリント用のモールドとは異り、光透過性を具備することが必須であり、一般に合成石英等の電気絶縁性の透明材料に凹凸構造が形成されている。このため、照射された電子線によって凹凸構造(パターン)に電荷が蓄積するため、SEMによる観察ができないという問題があった。
一方、被加工物と接触するモールドの凹凸構造の少なくとも一部が導電層で形成されている上記の特許文献2のような従来のナノインプリント用のモールドでは、パレット上にモールドを配置し、パレット経由で導電層を接地することによりSEM観察が可能となる。すなわち、SEM観察用のステージに直接モールドを配置するのではなく、パレットに設けられた導電性のピンが導電層に接触するようにモールドをパレットに配置し、このパレットをSEM観察用のステージに載置することにより、モールドの凹凸構造が接地され、電子線照射による電荷の蓄積を防止することができる。したがって、光インプリント用のモールドでも、被加工物と接触するモールドの凹凸構造の少なくとも一部に導電層を備えるような構造とすることにより、SEM観察が可能となる。しかし、このように、モールドを1枚ずつパレットに設置する方式では、SEM観察の準備に手間がかかり、モールド検査のスループットが低いという問題があった。特に、高スループットで検査を要するようなディスクリートトラックメディア用、あるいは、パターンドメディア用のモールドでは、上記の問題が顕著であった。
また、従来の光インプリント法では、モールドを真空吸引チャックで保持したり、機械的なチャックで保持した状態で樹脂層に押し当てていた。しかし、モールドと樹脂層との間への気泡の閉じ込め防止を目的とした脱気をするために、減圧あるいは真空環境下で光インプリントを行う場合、上記の真空吸引チャックでは確実にモールドを保持できないという問題があった。また、例えば、ディスクリートトラックメディア用、あるいは、パターンドメディア用のモールド等は基材が薄く、機械的なチャックにより破損、変形等を生じ易いという問題があった。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、SEM観察が可能であり高スループットで検査を行うことができ、かつ、高精細なパターン形成が可能な光インプリント用のモールドと、これを用いた光インプリント方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の光インプリント用のモールドは、透明基材と、該透明基材の一方の面に位置する透明導電ストッパー層と導電遮光層と、該透明導電ストッパー層上に位置して所望の凹凸構造をなす透明導電パターンと、前記透明基材の他方の面に位置する透明導電裏面層と、前記導電遮光層と前記透明導電裏面層とを電気的に接続する表裏接続部材と、を備え、前記導電遮光層は前記透明基材の同一面上において前記透明導電ストッパー層の周囲に位置して前記透明導電ストッパー層と重なることなく電気的に接続されており、前記表裏接続部材は、前記透明基材の側部の全域を被覆するように位置する遮光性の側部導電部材であること、または、前記表裏接続部材は、前記透明基材を貫通している貫通導電部材であり、かつ、前記透明基材は、側部の全域を被覆するように側部遮光層を備えるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記透明基材の他方の面に位置する前記透明導電裏面層は、該面の全域を被覆するような構成とした。
本発明の光インプリント方法は、走査電子顕微鏡観察による検査において良好と判断された上述のいずれかの光インプリント用のモールドを、前記透明導電裏面層が静電チャックに当接するように装填し、該静電チャックに所定電圧を与えて前記モールドを保持し、その後、前記透明導電パターン側を被加工物に押し当て、前記モールドを介して前記被加工物に光を照射して硬化させる工程を有するような構成とした。
本発明のモールドは、透明導電裏面層に対して透明基材を介して位置している透明導電パターン層が、あるいは、透明導電ストッパー層が、あるいは、導電遮光層が、透明基材の側部または透明基材の内部に位置する表裏接続部材によって透明導電裏面層と電気的に接続されているので、透明基材が電気絶縁性であっても、モールドをSEM観察用のステージに直接配置したときに、透明導電裏面層を介して接地され、これにより、SEM観察の際の電子線照射によって透明導電パターン層や透明導電パターンに電荷が蓄積することが防止され、したがって、接地を目的としてモールドを1枚ずつパレットに設置することが不要となり、SEM観察の準備が大幅に短縮でき、検査工程のスループットが向上する。
また、本発明の光インプリント方法では、本発明のモールドを、その透明導電裏面層が静電チャックに当接するように装填して保持するので、減圧あるいは真空環境下においてモールドを被加工物に押し当てる場合であっても、モールドを確実に保持でき、かつ、モールドに破損、変形等を生じることがないので、高精細なパターン形成を安定して行うことができる。
本発明の光インプリント用のモールドの一実施形態を示す概略断面図である。 図1に示されるモールドを構成する側部導電部材を説明するための側面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。 モールドをSEM観察用のステージに直接配置したときの接地を説明するための図である。 本発明の光インプリント用のモールドを用いた光インプリント方法の一例を説明するための工程図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[光インプリント用のモールド]
本発明の光インプリント用のモールドについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光インプリント用のモールドの一実施形態を示す概略断面図である。図1において、本発明のモールド1は、透明基材2と、この透明基材2の一方の面2aに位置し所望の凹凸構造を有する透明導電パターン層4と、透明基材2の他方の面2bに位置する透明導電裏面層7と、透明導電パターン層4と透明導電裏面層7とを電気的に接続する表裏接続部材8と、を備えている。
尚、本発明における透明、あるいは透明性とは、波長365nmの光透過率が30%以上であることを意味し、本発明では、この光透過率が80%以上であるような透明性が好ましい。また、本発明における導電、あるいは導電性とは、抵抗率が1.0×10-3Ω・cm未満であることを意味し、本発明では、この抵抗率が5.0×10-4Ω・cm未満であるような導電性が好ましい。
モールド1を構成する透明基材2は、光インプリント時に被加工物を硬化させるための照射光を透過可能な基材であり、材料としては、例えば、石英ガラス、珪酸系ガラス、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、アクリルガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、青板ガラス、ソーダガラス、BK−7等、あるいは、これらの任意の積層材を用いることができる。また、透明基材2の厚みは被加工物の凹凸構造の深さ、基材の強度、取り扱い適性等を考慮して設定することができ、例えば、0.1mm〜10mm程度の範囲で適宜設定することができる。また、透明基材2の面2a,2bの形状は特に制限はなく、円形、方形等、適宜設定することができる。
モールド1を構成する透明導電パターン層4は、所望の凹凸構造を有し、光インプリントにおいて被加工物に押し付けられる部位である。透明導電パターン層4が有する凹凸構造は、形成するパターンの形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。このような透明導電パターン層4の材質は、酸化インジウムスズ(ITO)、クロム(Cr)系、珪素(Si)系、モリブデン(Mo)系の金属酸化物(例えば、酸化クロム(CrO)、酸化モリブデン等)、あるいは金属窒化物等を挙げることができる。この透明導電パターン層4は、上記のような材質の薄膜を真空成膜法等により形成し、その後、所望のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして、所定の深さまでエッチングして凹部を設けることにより形成することができる。また、透明導電パターン層4の厚みは、形成目的のパターンから要求される凹凸構造の凹部の深さに応じて設定することができ、例えば、凹部の深さよりも5nm以上厚くなるように設定することができる。透明導電パターン層4の厚みと凹凸構造の凹部の深さとの差が5nm未満であると、エッチングによる凹部形成の制御が難しくなり好ましくない。
モールド1を構成する透明導電裏面層7は、SEM観察によるモールド1の検査において、ステージにモールド1を直接配置したときに接地可能とするための層であり、また、モールド1を静電チャックにより保持可能とするための層である。このような透明導電裏面層7の材質は、酸化インジウムスズ(ITO)、クロム(Cr)系、珪素(Si)系、モリブデン(Mo)系の金属酸化物(例えば、酸化クロム(CrO)、酸化モリブデン等)、あるいは金属窒化物を挙げることができる。この透明導電裏面層7は、例えば、反応性スパッタリング法、イオンビームアシスト蒸着法、イオンプレーティング法等の真空成膜法により形成することができ、金属に対する酸素や窒素の反応量を制御することにより、光透過率、光反射率、導電性を制御することができる。透明導電裏面層7の厚みは、材質の導電性、光透過率に応じて適宜設定することができ、例えば、1〜100nm程度の範囲で設定することができる。透明導電裏面層7の厚みが1nm未満であると、導電性が不十分となることがあり、また、100nmを超えると、光透過率が不十分となることがある。透明導電裏面層7は、図1に示される例では、透明基材2の面2bの全域を被覆しており、静電チャックによるモールド1の保持を考慮すると、このように透明導電裏面層7が透明基材2の面2bの全域を被覆することが好ましい。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ステージにモールド1を直接配置したときに接地を可能とする機能のみを考慮した場合には、透明導電裏面層7が透明基材2の面2bの一部に存在するものであってもよい。
モールド1を構成する表裏接続部材8は、透明導電パターン層4と透明導電裏面層7とを電気的に接続するものであり、図示例では、透明基材2の側部2cに位置する側部導電部材8aが表裏接続部材8となっている。図2は、このような構成の側部導電部材8aを説明するためのモールド1の斜視図である。尚、図2では、側部導電部材8aに斜線を付して示しており、また、透明導電パターン層4の凹凸構造が位置している領域を二点鎖線で囲んで示している。図2(A)に示されるように、表裏接続部材8としての側部導電部材8aは、透明基材2の側部2cの一部に配設されたものあってよく、また、図2(B)に示されるように、透明基材2の側部2cを全て被覆するように配設されたものあってもよい。側部導電部材8aが透明基材2の側部2cの一部に配設される場合、側部導電部材8aの数は複数であってもよく、また、配設される位置は適宜設定することができる。
このような側部導電部材8aは、遮光性を具備する場合には、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)等の金属、これらの酸化物、窒化物、導電性カーボン等を用いた、スパッタリング法、CVD法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等の真空成膜法により形成することができる。側部導電部材8aの厚みは、材質の導電性、光透過率に応じて適宜設定することができ、例えば、5〜100nm程度の範囲で設定することができる。側部導電部材8aの厚みが5nm未満であると、遮光性が不十分となることがあり、また、100nmを超えると、成膜コストが増大し好ましくない。一方、側部導電部材8aが遮光性を具備しなくてもよい場合は、上述の透明導電裏面層7で挙げたような材質であってよく、透明導電裏面層7と同様にして形成することができる。
尚、本発明における遮光、あるいは遮光性とは、波長365nmの光透過率が1%以下であることを意味し、本発明では、この光透過率が0.1%以下であるような遮光性がより好ましい。
図3は、本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。図3において、モールド1′は、表裏接続部材8が透明基材2を貫通している貫通導電部材8bである点を除いて、図1に示されるモールド1と同様であり、同様の部材には同じ部材番号を付して示している。
モールド1′を構成する表裏接続部材8としての貫通導電部材8bは、透明基材2に形成した貫通孔に導電性材料を充填したもの、あるいは、貫通孔の内壁面に導電性層を形成したものである。また、表裏接続部材8としての貫通導電部材8bは、透明基材2に形成した貫通溝に導電性材料を充填したもの、あるいは、貫通溝の内壁面に導電性層を形成したものである。透明基材2への貫通孔または貫通溝の形成は、例えば、マスクパターンを介してICP−RIE法により行うことができる。また、サンドブラスト法、ウエットエッチング法、フェムト秒レーザ法により貫通孔または貫通溝を穿設することもできる。さらに、透明基材2に、上述のいずれかの方法により、一方の面から所定の深さで微細孔または微細溝を形成し、その後、透明基材2の反対面を研磨して微細孔または微細溝を露出させることにより、貫通孔または貫通溝を形成してもよい。この貫通孔の開口径または貫通溝の開口幅は、例えば、10〜200μm、好ましくは45〜55μmの範囲で設定することができる。開口径または開口幅が10μm未満であると、貫通孔または貫通溝への貫通導電部材8bの形成が難しく断線が生じ易く、また、200μmを超えると、貫通孔または貫通溝へ充填した材料の保持が難しくなり好ましくない。また、貫通孔または貫通溝の形状は、図示例では厚み方向で内径または幅がほぼ一定のストレート形状であるが、これに限定されず、一方の開口径または開口幅が広いテーパー形状をなすもの、厚み方向のほぼ中央で内径または幅が狭くなっているような形状等であってもよい。
また、貫通孔または貫通溝内への貫通導電部材8bの形成は、例えば、プラズマCVD法等により下地導電薄膜を貫通孔または貫通溝内に形成し、その後、電気フィルドめっきにより、導電金属を析出させることにより行うことができる。これにより、ボイドのない貫通導電部材8bを得ることができる。尚、貫通導電部材8bの材質は、Au、Ag、Cu、Sn、Ni等の導電材料とすることができる。また、導電性ペーストを貫通孔内に充填することにより貫通導電部材8bを形成することもできる。このような貫通導電部材8bの位置、個数は特に制限はなく、適宜設定することができる。また、上記のように貫通導電部材8bが、透明基材2に形成した貫通溝に導電性材料を充填したものである場合、貫通導電部材8bは透明導電パターン層4の凹凸構造の外側を囲むように連続して存在するものであってもよい。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。図4において、モールド11は、透明基材12と、この透明基材12の一方の面12aに位置する透明導電ストッパー層13と、この透明導電ストッパー層13上に位置して所望の凹凸構造をなす透明導電パターン15と、透明基材12の他方の面12bに位置する透明導電裏面層17と、透明導電ストッパー層13と透明導電裏面層17とを電気的に接続する表裏接続部材18と、を備えている。
モールド11を構成する透明基材12は、上述のモールド1を構成する透明基材2と同様とすることができる。
モールド11を構成する透明導電ストッパー層13は、透明導電パターン15を形成する際のエッチング停止層の機能を発現する層である。このような透明導電ストッパー層13の材質は、例えば、クロム(Cr)、珪素(Si)、モリブデン(Mo)の酸化物、窒化物、および、モリブデンシリサイド(MoSi)等を挙げることができる。また、透明導電ストッパー層13は、例えば、反応性スパッタリング法、イオンビームアシスト蒸着法、イオンプレーティング法等の真空成膜法により形成することができ、金属に対する酸素や窒素の反応量を制御することにより、光透過率、光反射率、導電性を制御することができる。透明導電ストッパー層13の厚みは、材質の導電性、光透過率に応じて適宜設定することができ、例えば、5〜100nm程度の範囲で設定することができる。透明導電ストッパー層13の厚みが5nm未満であると、エッチング停止層としての機能が不十分となることがあり、また、100nmを超えると、光透過率が不十分となることがある。
モールド11を構成する透明導電パターン15は、所望の凹凸構造をなすように透明導電ストッパー層13上に位置するものであり、光インプリントにおいて被加工物に押し付けられる部位である。透明導電パターン15が有する凹凸構造は、透明導電パターン15からなる凸部と、透明導電ストッパー層13が露出している部位からなる凹部とで構成されており、形成しようとするパターンの形状、寸法等に応じて適宜設定することができる。このような透明導電パターン15の材質は、酸化インジウムスズ(ITO)、クロム(Cr)系、珪素(Si)系、モリブデン(Mo)系の金属酸化物(例えば、酸化クロム(CrO)、酸化モリブデン等)、あるいは金属窒化物等を挙げることができる。透明導電パターン15は、上記のような材質の薄膜を真空成膜法等により透明導電ストッパー層13上に形成し、その後、薄膜上に所望のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして、透明導電ストッパー層13が露出するようにエッチングすることにより形成することができる。また、透明導電パターン15の厚みは、形成目的のパターンから要求される凹凸構造の凹部の深さに応じて設定することができる。
モールド11を構成する透明導電裏面層17は、上述のモールド1を構成する透明導電裏面層7と同様とすることができる。
モールド11を構成する表裏接続部材18は、透明導電ストッパー層13と透明導電裏面層17とを電気的に接続するものであり、図示例では、透明基材12の側部12cに位置する側部導電部材18aであり、このような側部導電部材18aは、上述のモールド1を構成する側部導電部材8aと同様とすることができる。
また、この表裏接続部材18が、図5に示されるモールド11′のように、透明基材12を貫通している貫通導電部材18bであってもよい。このモールド11′を構成する貫通導電部材18bは、上述のモールド1′を構成する貫通導電部材8bと同様とすることができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。図6において、本発明のモールド21は、透明基材22と、この透明基材22の一方の面22aに位置し所望の凹凸構造を有する透明導電パターン層24と導電遮光層26と、透明基材22の他方の面22bに位置する透明導電裏面層27と、導電遮光層26と透明導電裏面層27とを電気的に接続する表裏接続部材28と、を備えている。そして、上記の導電遮光層26は透明導電パターン層24の周囲に位置している。
モールド21を構成する透明基材22は、上述のモールド1を構成する透明基材2と同様とすることができる。
モールド21を構成する透明導電パターン層24は、透明基材22の一方の面22aの全面に位置するものではなく、周囲に導電遮光層26が存在している点を除いて、上述のモールド1を構成する透明導電パターン層4と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
モールド21を構成する導電遮光層26は、光インプリントにおける光照射で、被加工物の照射が不要な部位に光が照射されないようにするための層である。このような導電遮光層26は、例えば、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)等の金属、これらの酸化物、窒化物、導電性カーボン等の1種、または2種以上からなるものであってよい。導電遮光層26の形成は、例えば、スパッタリング法、CVD法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等の真空成膜法により行うことができる。導電遮光層26の厚みは、材質の導電性、光透過率に応じて適宜設定することができ、例えば、5〜100nm程度の範囲で設定することができる。導電遮光層26の厚みが5nm未満であると、遮光性が不十分となることがあり、また、100nmを超えると、成膜コストが増大し好ましくない。
モールド21を構成する透明導電裏面層27は、上述のモールド1を構成する透明導電裏面層7と同様とすることができる。
モールド21を構成する表裏接続部材28は、導電遮光層26と透明導電裏面層27とを電気的に接続するものであり、図示例では、透明基材22の側部22cに位置する側部導電部材28aであり、この側部導電部材28aは、上述のモールド1を構成する側部導電部材8aと同様とすることができる。特に、このモールド21では、上記のように、被加工物への不要な光照射を防止する目的で導電遮光層26を備えており、この目的をより確実に達成するために、側部導電部材28aが遮光性を具備することが好ましい。この場合、上述の側部導電部材8aにおいて遮光性を具備する場合と同様にして、側部導電部材28aを遮光性を具備するものとし、かつ、透明基材22の側部22cの全面に設けることができる。さらに、導電遮光層26と側部導電部材28aを同一材料により構成し、同一成膜工程で形成してもよい。
また、この表裏接続部材28が、図7に示されるモールド21′のように、透明基材22を貫通している貫通導電部材28bであってもよい。このモールド21′を構成する貫通導電部材28bは、上述のモールド1′を構成する貫通導電部材8bと同様とすることができる。尚、このモールド21′では、上記のように、被加工物の照射不要な部位への光照射を防止する目的で導電遮光層26を備えており、この目的をより確実に達成するために、透明基材22の側部22cの全面に側部遮光層29(図7では二点斜線で示している)を備えていてもよい。この側部遮光層29は、遮光性を具備する場合の上記の側部導電部材28aと同様としてもよく、また、導電遮光層26と透明導電裏面層27との電気的接続は貫通導電部材28bでなされているので、側部遮光層29は導電性であってもよく、また電気絶縁性であってもよい。この場合、側部遮光層29の材質としては、カラーフィルタのブラックマトリックスの形成に使用する公知の組成物を挙げることができ、例えば、特開2009−145884号公報に記載されているブラックマトリックス形成用組成物を使用することができる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の光インプリント用のモールドの他の実施形態を示す概略断面図である。図8において、モールド31は、透明基材32と、この透明基材32の一方の面32aに位置する透明導電ストッパー層33と導電遮光層36と、透明導電ストッパー層33上に位置して所望の凹凸構造をなす透明導電パターン35と、透明基材32の他方の面32bに位置する透明導電裏面層37と、導電遮光層36と透明導電裏面層27とを電気的に接続する表裏接続部材38と、を備えている。そして、上記の導電遮光層36は透明導電ストッパー層33の周囲に位置している。
モールド31を構成する透明基材32は、上述のモールド1を構成する透明基材2と同様とすることができる。
モールド31を構成する透明導電ストッパー層33は、透明基材32の一方の面32aの全面に位置するものではなく、周囲に導電遮光層36が存在している点を除いて、上述のモールド11を構成する透明導電ストッパー層13と同様とすることができ、ここでの説明は省略する。
モールド31を構成する導電遮光層36は、光インプリントにおける光照射で、被加工物の照射が不要な部位に光が照射されないようにするための層である。このような導電遮光層36は、上述のモールド21を構成する導電遮光層26と同様とすることができる。
モールド31を構成する透明導電パターン35は、上述のモールド11を構成する透明導電パターン15と同様とすることができる。
モールド31を構成する表裏接続部材38は、導電遮光層36と透明導電裏面層37とを電気的に接続するものであり、図示例では、透明基材32の側部32cに位置する側部導電部材38aであり、このような側部導電部材38aは、上述のモールド1を構成する側部導電部材8aと同様とすることができる。特に、このモールド31では、上記のように、被加工物の照射不要な部位への光照射を防止する目的で導電遮光層36を備えており、この目的をより確実に達成するために、側部導電部材38aが遮光性を具備することが好ましい。この場合、上述の側部導電部材8aにおいて遮光性を具備する場合と同様にして、側部導電部材38aを遮光性を具備するものとし、かつ、透明基材32の側部32cの全面に設けることができる。さらに、導電遮光層36と側部導電部材38aを同一材料により構成し、同一成膜工程で形成してもよい。
また、この表裏接続部材38が、図9に示されるモールド31′のように、透明基材32を貫通している貫通導電部材38bであってもよい。このモールド31′を構成する貫通導電部材38bは、上述のモールド1′を構成する貫通導電部材8bと同様とすることができる。尚、このモールド31′では、上記のように、被加工物への不要な光照射を防止する目的で導電遮光層36を備えており、この目的をより確実に達成するために、透明基材32の側部32cを被覆するように側部遮光層39(図9では二点斜線で示している)を備えていてもよい。このような側部遮光層39は、上述のモールド21′における側部遮光層29と同様とすることができる。
上述のような本発明のモールド1,1′,11,11′,21,21′,31,31′は、表裏接続部材8,18,28,38によって、透明導電裏面層7,17,27,37と、これに対して透明基材2,12,22,32を介して位置している透明導電パターン層4が、あるいは、透明導電ストッパー層13が、あるいは、導電遮光層26,36が、電気的に接続されている。したがって、透明基材2,12,22,32が電気絶縁性であっても、例えば、図10に示すように、モールド1をSEM観察用のステージ41に直接配置したときに、透明導電裏面層7を介して接地されることになる。これにより、SEM観察の際の電子線照射によって透明導電パターン層4,24や透明導電パターン15,35に電荷が蓄積することが防止される。したがって、接地を目的としてモールドを1枚ずつパレットに設置することが不要となり、SEM観察の準備が大幅に短縮でき、検査工程のスループットが向上する。
上述の実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
[光インプリント方法]
本発明の光インプリント方法について、上述の本発明のモールド1を用いた場合を例として、図11を参照して説明する。
本発明の光インプリント方法は、まず、本発明のモールド1を、透明導電裏面層7が静電チャック51に当接するように装填し、静電チャック51に所定電圧を与えてモールド1を保持する(図11(A))。また、被加工物61として、図示例では、アルミニウム、ガラス、シリコン、石英等の材質からなる基板62上に、鉄、鉄合金、コバルト、コバルト合金等の磁性材料からなる磁性層63を有し、この磁性層63を被覆するように光硬化性樹脂層64を備えた積層基板を準備する。
次いで、モールド1の透明導電パターン層4を被加工物61の光硬化性樹脂層64に押し当て、モールド1を介して光硬化性樹脂層64に光を照射して硬化させる(図11(B))。その後、モールド1を離型することにより、モールド1が有する凹凸構造が反転した凹凸構造を有する樹脂層64′が得られる(図11(C))。そして、上記の被加工物61の例では、樹脂層64′をマスクとして、磁性層63をドライエッチングしてパターンを形成することができる(図11(D))。
尚、ここでは、本発明の光インプリント方法を、上述の本発明のモールド1を用いた場合を例として説明したが、他の実施形態の本発明のモールドを使用する場合も同様である。
このような本発明の光インプリント方法では、本発明のモールドを、その透明導電裏面層が静電チャックに当接するように装填して保持するので、減圧あるいは真空環境下でもモールドを確実に保持でき、かつ、モールドに破損、変形等を生じることがない。したがって、モールドと樹脂層との間への気泡の閉じ込め防止を目的とした脱気を行う減圧あるいは真空環境下での光インプリントが可能となり、高精細なパターン形成を安定して行うことができる。
上述の実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
次に、より具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例]
<モールドの作製>
下記のようにして、図8に示されるような本発明のモールドを作製した。
まず、厚み0.625mmの合成石英ウエハ(直径150mm)を光インプリント用のモールドに用いる透明基材として準備した。
上記の透明基材の一方の面に、反応性スパッタリング法により酸化インジウムスズ(ITO)薄膜(厚み30nm)を成膜して、透明導電裏面層とした。
この透明導電裏面層の光透過率は95%であり、良好な透明性を具備していることを確認した。尚、光透過率の測定は、光透過率計(大塚電子(株)製 MCPD)を用いて行った。
また、透明導電裏面層の抵抗率は3.5×10-4Ω・cmであり、良好な導電性を具備していることを確認した。尚、抵抗率の測定は、抵抗率測定装置を用いて行った。
次いで、上記の透明基材の反対側の面に、反応性スパッタリング法によりモリブデンシリサイド(厚み5nm)を成膜して、透明導電ストッパー層とした。この透明導電ストッパー層について、上記と同様にして、光透過率と抵抗率を測定した結果、光透過率は87%であり、また、抵抗率は2.2×10-5Ω・cmであり、良好な透明性と導電性を具備していることを確認した。
次に、透明導電ストッパー層上に市販の感光性レジストを塗布し、所望のマスクを介して露光し、現像して、透明導電ストッパー層の中央部に20mm×20mmの大きさでレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとして、周囲に露出している透明導電ストッパー層をドライエッチングして除去した。
次いで、このレジストパターンを残したまま、スパッタリング法でクロム薄膜(厚み100nm)を形成し、その後、上記のレジストパターンを除去した。これにより、透明導電ストッパー層を囲むように透明基材上に導電遮光層を形成するとともに、透明基材の側部に表裏接続部材である側部導電部材を形成した。この導電遮光層および側部導電部材について、上記と同様にして、光透過率と抵抗率を測定した結果、光透過率は0.1%未満であり、また、抵抗率は5.0×10-5Ω・cmであり、良好な遮光性と導電性を具備していることを確認した。
次いで、所望のマスクを介したパターン真空成膜法により、透明導電ストッパー層上に酸化インジウムスズ(ITO)の透明導電膜(厚み100nm)を成膜した。この透明導電膜について、上記と同様にして、光透過率と抵抗率を測定した結果、光透過率は80%であり、また、抵抗率は3.5×10-4Ω・cmであり、良好な透明性と導電性を具備していることを確認した。
次に、透明導電膜上に市販の感光性レジストを塗布し、電子線描画により露光、現像して、ピッチ100nm、パターン幅50nmのLSパターンのレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、上記の透明導電ストッパー層をエッチング停止層として、透明導電膜を下記の条件でドライエッチングして、透明導電パターンを形成した。
(ドライエッチング条件)
・エッチングガス : HI
・ガス流量 : 50sccm
・チャンバー圧力 : 6.5Pa
・投入RF電力 : 100W
これにより、図8に示されるような本発明のモールドを得た。
<モールドの検査>
上記のモールドを、測長SEMのステージに配置し、SEM観察を行った結果、明瞭な画像が得られ、上記の透明導電パターンの凹凸構造のピッチが100nmであり、使用したマスクの寸法を高い精度で再現したものであることが確認された。
<静電チャックによる保持の確認>
上記のモールドを、光インプリント装置の静電チャックに500Vの電圧を与えてモールドを保持した。その後、チャンバーを10Paまで減圧したが、モールドは静電チャックに確実に保持されていた。
[比較例]
<モールドの作製>
実施例1と同様の合成石英ウエハを準備し、この合成石英ウエハ上に市販の感光性レジストを塗布し、電子線描画により露光、現像して、ピッチ100nm、パターン幅50nmのLSパターンのレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、合成石英ウエハを下記の条件でドライエッチングして凹凸構造を形成してモールドを作製した。
(ドライエッチング条件)
・エッチングガス : CF4
・ガス流量 : 100sccm
・チャンバー圧力 : 3.0Pa
・投入RF電力 : 300W
<モールドの検査>
上記のモールドについて、実施例1と同様にして、SEM観察を行った結果、明瞭な画像が得られず、モールドの検査が行えなかった。
光インプリント技術を用いた種々の微細加工、微細パターン形成等に利用可能である。
1,1′,11,11′,21,21′,31,31′…光インプリント用のモールド
2,12,22,32…透明基材
13,33…透明導電ストッパー層
4,24…透明導電パターン層
15,35…透明導電パターン
7,17,27,37…透明導電裏面層
8,18,28,38…表裏接続部材
8a,18a,28a,38a…側部導電部材
8b,18b,28b,38b…貫通導電部材
26,36…導電遮光層
29,39…側部遮光層

Claims (3)

  1. 透明基材と、該透明基材の一方の面に位置する透明導電ストッパー層と導電遮光層と、該透明導電ストッパー層上に位置して所望の凹凸構造をなす透明導電パターンと、前記透明基材の他方の面に位置する透明導電裏面層と、前記導電遮光層と前記透明導電裏面層とを電気的に接続する表裏接続部材と、を備え、
    前記導電遮光層は前記透明基材の同一面上において前記透明導電ストッパー層の周囲に位置して前記透明導電ストッパー層と重なることなく電気的に接続されており、
    前記表裏接続部材は、前記透明基材の側部の全域を被覆するように位置する遮光性の側部導電部材であること、または、前記表裏接続部材は、前記透明基材を貫通している貫通導電部材であり、かつ、前記透明基材は、側部の全域を被覆するように側部遮光層を備えることを特徴とする光インプリント用のモールド。
  2. 前記透明基材の他方の面に位置する前記透明導電裏面層は、該面の全域を被覆することを特徴とする請求項1に記載の光インプリント用のモールド。
  3. 走査電子顕微鏡観察による検査において良好と判断された請求項1または請求項2に記載の光インプリント用のモールドを、前記透明導電裏面層が静電チャックに当接するように装填し、該静電チャックに所定電圧を与えて前記モールドを保持し、その後、前記透明導電パターン側を被加工物に押し当て、前記モールドを介して前記被加工物に光を照射して硬化させる工程を有することを特徴とする光インプリント方法。
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