JP5532834B2 - 反射型投影露光マスクブランク、及び反射型投影露光マスク - Google Patents

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Description

本発明は、軟X線領域の極紫外光、すなわちEUV(Extreme Ultra Violet) 光を使用するフォトリソグラフィー法において、反射型投影露光マスクブランク及び反射型投影露光マスク並びに反射型投影露光マスクの製造方法に係るものである。
近年、半導体装置の微細化に伴い、露光光源も従来のランプ光源(波長365nm)からエキシマレーザー光源(波長248nm、193nm)へと次第に短波長化されてきた。現在は193nmのArFエキシマレーザー光を使用し、少しでも高い解像性を得るために、液浸露光(Immersion Lithography)や二重露光(Double Patterning)、その他超解像技術(RET)を多用して解像性向上を図っている。しかしながら、半導体回路のパターン寸法の微細化が進むにつれて、従来の露光方式の延長では微細化への対応が難しくなってくる。このため、現在は上記の様な技術により193nm露光を延命しているが、今後の露光方式の候補として反射投影型のX線縮小投影露光(以下EUV露光もしくはEUVリソグラフィー)の開発が進められている。
軟X線領域を用いた縮小投影露光は、極紫外線露光(Extreme Ultra Violet Lithography:EUV露光)とも呼ばれる。このEUV露光は、波長1nm〜20nm程度の軟X線領域の波長を用いた露光方法で、将来の有力な半導体微細パターン作製技術と考えられている。EUVを用いた露光方法では、金属にYAGレーザー等を照射して生じるレーザープラズマから放射される軟X線等を露光光源として用いている。露光波長は10〜15nmの波長が一般的に考えられているが、この波長領域を用いる場合には従来の屈折光学系を用いることが困難である。このため、屈折レンズの代わりに多層膜ミラー面によって反射率を高めた反射光学系を用いる。また多層膜ミラーに非球面鏡を用いることで縮小露光が可能となるため、マスクは4倍若しくは5倍の拡大率で形成される。この露光方法は日本では1984年頃より検討が開始され、現在国内外の研究機関で開発が進められている。
ところで、EUV光の波長領域における物質の屈折率は1よりわずかに小さい程度であり、従来の露光源で用いられるような屈折光学系が使用できない。このため、EUV露光では、反射光学系により露光が行われる。また、EUV光の波長域ではほとんどの物質が高い光吸収性を持つため、EUV露光の際は、透過型マスクではなく、反射型マスクが用いられる。
このEUV露光用の反射型フォトマスクは、低膨張率基材上にEUV光を実質的に反射する反射膜層を設け、更にその上にEUV光に対して吸収性の高い重金属からなる吸収体のパターン(吸収体パターン)を設けたものである。反射膜層は屈折率の大きく異なる材料の組み合わせによる多層膜から構成されており、多層反射膜表面が吸収体パターンにより覆われた吸収領域と、吸収体のない多層反射膜表面が露出した反射領域とのEUV光に対する反射率の違いにより吸収体パターンのパターン転写を行うものである。
上記EUV露光は、反射投影光学系を用いた反射型マスクに対して入射角を有した露光光を入射することで行う。そして、該露光光は入射角と同等の反射角でウエハ(半導体基板)上に照射される。しかしながら、この際に前記反射型マスクの反射膜層の上部に設けられた吸収体パターンは70nm程度の膜厚を有している。このため、前記露光光に対して前記吸収体パターンの一部が影となり、ウエハへのパターン転写後のパターン寸法やパターン位置がずれること(シャドーイング)が問題となっている。
このシャドーイングの影響を緩和する方法として、吸収体の膜厚を低減する方法(例えば特許文献1を参照)が提案されている。しかし、この方法では、シャドーイングの影響を完全に排除できないことに加え、EUV光吸収率の低下をもたらしてしまう。また、シャドーイングの影響を緩和する方法として、予めシャドーイングの影響を計算してパターンの設計データに前記計算結果をフィードバックすることで反射型マスクの描画パターンデータを補正し、反射型マスクを作製する等の方法が提案されている。しかし、この方法では、補正のためのデータハンドリングと検証作業が膨大になるという問題があった。
このため、高精度に反射型マスクのパターンをウエハ上に転写することが困難であった。
特開2004−266300号公報
本発明は、高精度に反射型マスクのパターンをウエハ上に転写することが可能な反射型投影露光マスクブランク、反射型投影露光マスク及び反射型投影露光マスクの製造方法を提供することを目的としている。
本発明の第一の視点に係る反射型投影露光マスクブランクの態様は、支持基板上にEUV光を実質的に吸収することを目的とした吸収体層と、前記吸収体層上に形成され、EUV光を実質的に反射させることを目的とした反射膜層とを備え、前記反射膜層は前記吸収体層より上に設けられていることを特徴とする。
本発明の第二の視点に係る反射型投影露光マスクの態様は、支持基板上にEUV光を実質的に吸収することを目的とした吸収体層と、前記吸収体層上に形成され、EUV光を実質的に反射させることを目的とし、所望のパターンを有する反射膜層とを備え、前記反射膜層は前記吸収体層より上方に設けられていることを特徴とする。
本発明の第二の視点に係る反射型投影露光マスクの製造方法の態様は、支持基板上に吸収体層を形成し、前記吸収体層の上方に反射膜層を形成し、前記反射膜層の上方に第1のマスク膜を形成し、前記第1のマスク膜をマスクとして用いて前記反射膜層を加工し、前記第1のマスク膜を除去することを含むことを特徴とする。
本発明によれば、高精度に反射型マスクのパターンをウエハ上に転写することが可能な反射型投影露光マスクブランク、反射型投影露光マスク及び反射型投影露光マスクの製造方法を提供することが可能である。
本発明の実施の形態の反射型マスクブランク(反射型投影露光マスクブランク)の基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態の反射型投影露光マスクの基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態の反射型投影露光マスクブランクの基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態の反射型投影露光マスクの基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態の反射型投影露光マスクブランクの基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態の反射型投影露光マスクの基本的な構成を模式的に示した図である。 本発明の実施例1の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例1の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例1の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例1の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。 本発明の実施例2の反射型投影露光マスクの製造方法を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施の形態の詳細を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。また、以下で説明する反射型マスク(反射型投影露光マスク)は、半導体装置の製造等で使用されるものである。
図1、図3、図5は、本発明の実施の形態の反射型マスクブランク(反射型投影露光マスクブランク)の基本的な構成を模式的に示した図である。図2、図4、図6は、本発明の実施の形態の反射型マスク(反射型投影露光マスク)の基本的な構成を模式的に示した図である。
図1に示すように、反射型マスクブランク(反射型投影露光マスクブランク)10は、支持基板100と、支持基板100上に設けられた吸収体層101と、吸収体層101上に設けられた反射膜層102とが積層されている構造を有している。
支持基板100は、例えば合成石英基板である。支持基板100をEUV露光(EUVリソグラフィー)に用いる場合には、露光精度等の点からチタン等が含有された超低膨張ガラス基板を用いることが好ましい。このEUV露光用の超低膨張ガラス基板としてはコーニング社製の超低膨張ガラス基板ULEや、ショット社製の超低膨張ガラス基板ZeroDure等がある。
吸収体層101は、EUV(軟X線あるいは極紫外線)光を実質的に吸収することを目的とした吸収体であり、例えば窒化タンタル等で形成されている。
反射膜層102は、EUV光を実質的に反射させることを目的とした多層膜層であり、例えばモリブデンとシリコンとが交互に40対層程度積層された構造を有している。
このように、反射型マスクブランク10において、EUV光を反射する反射膜層102は、EUV光を吸収する吸収体層101より上に設けられている。
また、図2に示すように、反射型マスク(反射型投影露光マスク)11は、反射型マスクブランク10の反射膜層102にパターンが形成された、反射膜層102aを有している。前記パターンは、例えば半導体装置の回路パターン等である。
上述した実施形態の反射型マスク11によれば、パターンが形成され、EUV光を反射する反射膜層102aは、EUV光を吸収する吸収体層101より上に設けられている。そして、EUV光を露光光として用いたEUV露光の際には、この反射型マスク11に、例えば6度程度の入射角を有したEUV光を照射する。そして、反射膜層102aは前記EUV光を反射し、吸収体層101は、前記EUV光を吸収する。反射膜層102aによって反射された前記EUV光(反射光)は、入射角と同等の反射角で半導体基板上に設けられた該軟X線あるいは極紫外線露光用レジスト層に照射される。これにより、前記レジスト層には、反射膜層102aのパターンが転写される。
このように、反射型マスク11では、反射膜層102aが吸収体層101よりも上方に形成されているため、EUV露光時において、吸収体層101に起因する反射光の影の発生を防止することができ、半導体基板へのEUV露光後のパターン寸法やパターン位置がずれる問題を抑制することができる。これにより、従来の吸収対層が反射膜層よりも上方に形成されている場合のように、吸収対層の膜の厚さにより反射光が遮られることがない。
その結果、所定の角度から照射される露光光を反射する反射型マスクにおいて、高精度に反射型マスクのパターンを半導体基板上に転写することが可能となる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。本変形例では、図3に示すように、反射型マスクブランク20は、支持基板100と、支持基板100上に設けられた吸収体層101と、吸収体層101上に設けられたエッチングストッパ層103と、エッチングストッパ層103上に設けられた反射膜層102と、反射膜層102上に設けられた保護層104とが積層されている構造を有している。
エッチングストッパ層103は、反射膜層102をエッチングする際にエッチングストッパとして機能し、吸収体層101を保護するものである。また、EUV光を吸収する構成を有していても良い。
保護層104は、反射膜層102をEUV光等から保護するものであり、また、露光光(EUV光)は吸収せず、検査光(UV光)を吸収する、例えばシリコン酸化物で形成されている。
また、図4に示すように、反射型マスク(反射型投影露光マスク)21は、反射型マスクブランク20の反射膜層102及び保護層104にパターンが形成されたものである。前記パターンが形成された反射膜層102a及び保護層104aは、反射型マスクブランク20の反射膜層102及び保護層104をドライエッチング等のエッチング処理を行うことで形成される。
上述した変形例の反射型マスク21によれば、上述した反射型マスク11と同様に、EUV光を反射する反射膜層102aは、EUV光を吸収する吸収体層101より上方に設けられている。このため、反射型マスク11と同様に、EUV露光時において、吸収体層101に起因する反射光の影の発生を防止することができ、半導体基板へのEUV露光後のパターン寸法やパターン位置がずれる問題を抑制することができる。
また、反射型マスク21では、吸収体層101と反射膜層102との間にはエッチングストッパ層103が形成されているため、反射膜層102にパターンを形成するエッチング時の吸収体層101へのダメージを抑制することができる。また、反射膜層102a上には保護層104aが形成されているため、反射膜層102aへのダメージを抑制することができる。
その結果、所定の角度から照射される露光光を反射し、高精度にパターンを半導体基板上に転写することができる反射型マスクを高品質に形成することが可能となる。
次に、本実施形態の他の変形例について説明する。本変形例では、図5に示すように、反射型マスクブランク30は、支持基板100と、支持基板100上に設けられた吸収体層101と、吸収体層101上に設けられたエッチングストッパ層103と、エッチングストッパ層103上に設けられた反射膜層102とが積層されている構造を有している。
また、図6に示すように、反射型マスク31は、反射型マスクブランク30の反射膜層102にパターンが形成され、前記パターンが形成された反射膜層102a上と、反射膜層102aの側面と、露出されているエッチングストッパ層103上とに保護層104bが形成されている。
保護膜104bは、反射膜層102をEUV光等から保護するものであり、また、露光光(EUV光)は吸収せず、検査光(UV光)を吸収する、例えばシリコン酸化物で形成されている。この保護膜104bは、反射膜層102にパターンを形成後に、スパッタリング法等の方法により形成される。
上述した変形例の反射型マスク31によれば、上述した反射型マスク11と同様に、EUV光を反射する反射膜層102aは、EUV光を吸収する吸収体層101より上方に設けられている。このため、反射型マスク11と同様に、EUV露光時において、吸収体層101に起因する反射光の影の発生を防止することができ、半導体基板へのEUV露光後のパターン寸法やパターン位置がずれる問題を抑制することができる。
また、反射型マスク31では、上述した反射型マスク21と同様に、吸収体層101と反射膜層102との間にはエッチングストッパ層103が形成されているため、反射膜層102にパターンを形成するエッチング時の吸収体層101へのダメージを抑制することができる。また、反射膜層102a上には保護層104bが形成されているため、反射膜層102aへのダメージを抑制することができる。
その結果、所定の角度から照射される露光光を反射し、高精度にパターンを半導体基板上に転写することができる反射型マスクを高品質に形成することが可能となる。
尚、上述で説明した反射型マスクブランク及び反射型マスクブランクにおいて、本実施形態の効果が失われないようなものであれば、各層間や各層の上下に他の層を設けても構わない。
また、モリブデンとシリコンとの積層構造を有する反射膜層102のドライエッチングに際してのエッチングガスとしては、塩素ガスを使用して加工を行うことができるが、モリブデンとシリコン共にフッ素系ガスでもエッチングが可能である。このため、CF、C等のガスを用いる事も可能である。
図7〜図10を用いて本発明の実施例1を説明する。
図7〜図10は本発明の実施例1の反射型マスクの製造方法を模式的に示した図である。
実施例1では6インチ角−6.25mm厚の合成石英基板を支持基板100として用いている。
まず、図7に示すように、支持基板100の上にアネルバ社製マグネトロンスパッタ装置を使用して窒化タンタルから成る吸収体層101を約67nmの膜厚で成膜する。具体的には純度4Nのタンタルのスパッタリングターゲートを用い、アルゴン及び窒素雰囲気内で反応性スパッタリングを行うことで成膜する。印加電圧は直流300Wとし、所望の膜厚となるように予め算出した成膜レートを基に時間を調整することで膜厚の制御を行う。
次に、反射膜層102は、ビーコ社製イオンビームスパッタ装置を用いて成膜を行う。
材料はモリブデンとシリコン材料をターゲットとして使用し、交互に40対層積層した。これにより、支持基板100と、支持基板100上に設けられた吸収体層101と、吸収体層101上に設けられた反射膜層102とを有している反射型マスクブランクが形成される。
次に、上記までに得られたブランクにネガ型化学増幅電子線レジストFEN271(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ)を膜厚150nmでスピンコートし、PAB(Post Applied Bake:塗布後ベーク)を130度で600秒間行い、レジスト層105を形成する。
次に、図8に示すように、可変成形型の電子線描画装置EBM5000(ニューフレアテクノロジーズ)を用いて、ドーズ量15μC/cmで、パターンサイズ40〜200nmのライン&スペースパターンをレジスト層105に描画する。これにより、レジスト層105は、パターンを有するレジスト層105aになる。
次に、図9に示すように、レジスト層105aをエッチングマスクとして用いて、ドライエッチング装置Tetra2(アプライドマテリアル)にてモリブデンとシリコンからなる反射膜層102を加工する(条件:圧力15mTorr、ICPパワー500W、Biasパワー13W、塩素ガス=90sccm)。これにより、反射膜層102は、パターンを有する反射膜層102aになる。
次に、図10に示すように、最後に残ったレジスト層105aを硫酸によって剥離洗浄する。
このようにして、反射型マスクが形成される。
図11〜図16を用いて本発明の実施例2を説明する。
図11〜図16は本発明の実施例2の反射型マスクの製造方法を模式的に示した図である。
まず、図11に示すように。支持基板100の上にアネルバ社製マグネトロンスパッタ装置を使用して窒化タンタルから成る吸収体層101を約67nmの膜厚で成膜する。具体的には純度4Nのタンタルのスパッタリングターゲートを用い、アルゴン及び窒素雰囲気内で反応性スパッタリングを行うことで成膜する。印加電圧は直流300Wとし、所望の膜厚となるように予め算出した成膜レートを基に時間を調整することで膜厚の制御を行う。
次に、反射膜層102は、ビーコ社製イオンビームスパッタ装置を用いて成膜を行う。
材料はモリブデンとシリコン材料をターゲットとして使用し、交互に40対層積層した。これにより、支持基板100と、支持基板100上に設けられた吸収体層101と、吸収体層101上に設けられた反射膜層102とを有している反射型マスクブランクが形成される。
続いて、反射膜層102の上に、マスク加工用のマスク層106としてクロムをスパッタリング法により成膜した。成膜に際しての装置等は吸収体層101の成膜の際と同条件を用い、窒化クロム膜を5nmの膜厚で成膜した。このマスク層106は、反射膜層102とエッチングの選択比が充分にとれる材料で形成されている。
その後、マスク層106上に、ネガ型化学増幅電子線レジストFEN271(富士フィルムエレクトロニクスマテリアルズ)を膜厚150nmでスピンコートし、PAB(Post Applied Bake:塗布後ベーク)を130度で600秒間行って、レジスト層105を形成した。
次に、図12に示すように、可変成形型の電子線描画装置EBM5000(ニューフレアテクノロジーズ)を用いて、ドーズ量15μC/cmで、パターンサイズ40〜200nmのライン&スペースパターンをレジスト層105に描画する。これにより、レジスト層105は、パターンを有するレジスト層105aになる。
次に、図13に示すように、レジスト層105aをエッチングマスクとして用いて、ドライエッチング装置Tetra2(アプライドマテリアル)にてマスク層106を加工する(条件:圧力15mTorr、ICPパワー500W、Biasパワー13W、塩素=90sccm、酸素=30sccm、300秒)。これにより、マスク層106は、パターンを有するマスク層106aになる。
次に、図14に示すように、最後に残ったレジスト層105aを硫酸によって剥離洗浄する。
次に、図15に示すように、レジスト層105aをエッチングマスクとして用いて、ドライエッチング装置Tetra2(アプライドマテリアル)にてモリブデンとシリコンからなる反射膜層102を加工する(条件:圧力15mTorr、ICPパワー500W、Biasパワー13W、塩素ガス=90sccm)。これにより、反射膜層102は、パターンを有する反射膜層102aになる。
次に、図16に示すように、平行平板RIE(Reactive Ion Etching)によるドライエッチングでマスク層106aをエッチング剥膜する(剥膜条件:圧力25mTorr、RFパワー150W、塩素=90sccm、酸素=30sccm、430秒)。
このようにして、反射型マスクが形成される。
以上、本発明の実施形態等を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出される。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば、発明として抽出され得る。
上記の発明は、微細化に対応した半導体デバイスのパターン形成、特に反射型投影露光マスクを用いたリソグラフィーに関して利用可能であり、特に上記露光用マスク及びマスク作製のための製造方法として利用可能である。
100・・・支持基板
101・・・吸収体層
102、102a・・・反射膜層
103・・・エッチングストッパ層
104、104a、104b・・・保護層
105、105a・・・レジスト層
106・・・マスク層

Claims (2)

  1. 支持基板上にEUV光を実質的に吸収することを目的とした吸収体層と、
    前記吸収体層上に直接または他の層を介して前記吸収体層上に形成され、EUV光を実質的に反射させることを目的としたモリブデンとシリコンとが交互に40対層程度積層された構造の反射膜層と
    を備え、
    前記反射膜層は前記吸収体層より上に設けられており、
    前記反射膜層上に、露光光(EUV光)は吸収せず検査光(UV光)を吸収する保護層が更に設けられていることを特徴とする反射型投影露光マスクブランク。
  2. 支持基板上にEUV光を実質的に吸収することを目的とした吸収体層と、
    前記吸収体層上に直接または他の層を介して前記吸収体層上に形成され、EUV光を実質的に反射させることを目的とし、所望のパターンを有し、モリブデンとシリコンとが交互に40対層程度積層された構造の反射膜層と
    を備え、
    前記反射膜層は前記吸収体層より上に設けられており、
    前記反射膜層上に、露光光(EUV光)は吸収せず検査光(UV光)を吸収する保護層が更に設けられていることを特徴とする反射型投影露光マスク。
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