JP5531583B2 - ログ出力装置、ログ出力方法、ログ出力用プログラム - Google Patents

ログ出力装置、ログ出力方法、ログ出力用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ログ出力装置、ログ出力方法及びログ出力用プログラムに関し、特に動作ログの出力条件を自動的に変更することによりアプリケーションソフトウェアを実行するコンピュータの障害調査に必要な動作ログを効果的に出力することができるログ出力装置、ログ出力方法及びログ出力用プログラムに関する。
銀行のオンラインシステムのようにビジネス目的で使用されるアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーション)は、常時、コンピュータ上で安定に実行されることが求められる。何故ならば、仮に上記アプリケーションや上記コンピュータに何らかの障害が発生したために上記アプリケーションが長期に亘り実行不能となった場合、当該アプリケーションを利用する多くの顧客に影響が及ぶと共に当該アプリケーションを運営する企業は甚大な被害を受けるからである。
そのため、上記アプリケーションに何らかの障害が発生したときは、可能な限り迅速にその原因を調査及び解明し、安定な状態に戻す必要がある。そこで、上述した障害原因の調査を迅速且つ的確に実行する手法として、上記アプリケーションがコンピュータに実行させた処理の履歴を記録したデータである動作ログを利用する手法がある。
この手法は、上記動作ログを外部に出力することで取得すると共に、その中に記録されている様々な情報から上記障害を引き起こした原因を読み取り、それを基に上記アプリケーションの改善を行うというものである。例えば、アプリケーションに何らかの障害が発生すると、アプリケーションソフトはその障害に対処する何らかの処理をコンピュータに実行させる。そこで、その処理の内容が記録された動作ログの内容を確認して、上記障害の原因究明の資料として用いるのである。
ここで、生成される上記動作ログは、その全てが上記障害の原因調査に有用なものであるとは限らない。何故ならば、障害の発生していない所謂平常時における動作ログには障害に関係性のある情報は記録されない上、及び上記アプリケーションがコンピュータに実行させる処理の内容は、例えばシステム管理者のログインに関する情報のように、上記障害の発生と関係性のある処理とは限らないからである。
そのため、上記障害の原因調査に際しては、上記障害の発生と何らかの関係性のある情報が記録された動作ログだけを取得する必要がある。上記障害に関係性のある情報が記録されていない動作ログ(即ち、上記コンピュータが安定に稼動している時の動作ログ)は、たとえ取得しても障害の原因究明に何ら寄与しないだけでなく、そのような動作ログまで取得することにより手許にある多数の動作ログの中から障害調査に有用な動作ログを選別するという負担をシステム管理者に課すことになるからである。更には、上述のような障害調査に不要な動作ログまで出力させることにより、動作ログ保存用メモリの容量を超える動作ログが上記コンピュータを中心とするシステム内に溢れることとなり、結果として、上記アプリケーションの動作そのものに影響を及ぼす危険もあるからである。
ここで、実際に上記動作ログへの情報記録に関する設定及び上記動作ログの外部への出力を行うに当っては、通常は以下のような手順で実行されている。
一般的に上記アプリケーションは、動作ログにどの程度まで情報を記録するかについてはシステム管理者に設定を委ねている。当該設定においてシステム管理者は、平常時においては動作ログ格納用のメモリの容量を圧迫させないために動作ログには障害情報のように重要度の高い情報のみ記録させる(即ち、動作ログに記録させる情報の詳細度を低くする)よう設定する。更にシステム管理者は、実際に障害が発生したときには原因究明に用いるときのことを考慮し動作ログには様々な情報を記録させる(即ち、動作ログに記録させる情報の詳細度を高くする)よう設定変更する。
そして、実際に障害が発生した後に動作ログを出力するときは、上記障害に関係する情報が記録されていると考えられる動作ログだけを出力させるため、システム管理者は動作ログの出力条件として基準(どの程度の詳細度の動作ログを出力させるかという内容)を設定する。具体的には、或る詳細度(出力可否の基準となる詳細度)より高い詳細度の動作ログだけを出力するように設定する。実際に障害が発生した後の詳細度の高い動作ログは当該障害に関する情報を始め様々な情報が記録されているため迅速且つ的確な障害原因究明に大きく寄与するからである。
上述した手法により必要な動作ログだけを出力させるようにするためには、上記アプリケーションを実行するコンピュータに、上記動作ログの出力可否判断を行うと共に出力すべきと判断した動作ログだけを外部に出力する装置(以下、ログ出力装置)を併設するやり方がある。
このログ出力装置を用いることにより、システム管理者は、予め上記動作ログの出力可否の条件(基準)を設定し登録しておくことで障害調査に有用な動作ログだけを取得することができるようになる。
ここで、上述したログ出力装置のように、多数ある動作ログの中から有用なものだけを選択して出力することができる内容の関連技術については、以下に挙げるものがある。
先ず、特許文献1に開示された技術は、障害の調査に用いるために外部に出力する動作ログについて、その出力対象となる箇所(出力対象となる時点)をシステム管理者の所望する箇所に限定することができるロギングシステムに関する技術である。本技術により、障害調査に不要な動作ログを出力せず、必要な動作ログだけを出力することができるようになり、システム管理者は的確に障害調査を実行することができるようになる。
次に、特許文献2に開示された技術は、動作ログの出力条件を動的に変更させることができるログ管理方法に関する技術である。本技術により、従来は動作ログの出力条件を変更する際にはアプリケーションの実行を一時停止させる必要があったのが、上記アプリケーションを停止させることなく動作ログの出力条件を動的に変更できるようになる。これにより、希望する動作ログを確実に出力できるようになり、その結果、システム管理者は的確に障害調査を実行することができるようになる。
続いて特許文献3に開示された技術は、ログ出力装置に関する技術である。本技術にかかるログ出力装置は、アプリケーションに障害が発生する直前に当該アプリケーションにかかる動作ログの出力条件を変更することができるため、これにより、障害の原因の追究に必要な動作ログを確実に出力することができるようになる。
続いて特許文献4に開示された技術は、トランザクション処理のロギングを行うためのシステムに関する技術である。本技術により、アプリケーションにかかる動作ログについて、生成された全てを外部に出力するのではなく障害発生の条件に合致する動作ログのみを出力できるよう前記動作ログの出力条件を動的に変化させることができるため、システム管理者は障害調査に必要な動作ログのみを効果的に取得でき、前記障害調査を的確に実行できるようになる。
続いて特許文献5に開示された技術は、ログ情報記録装置に関する技術である。本技術により、アプリケーションにかかる動作ログの内障害が発生した後の所定時間内に生成された動作ログについて、前記障害と関連付けがなされた情報を記録した前記ログについてはメモリに保存をすると共に前記障害と関連付けがなされた情報が記録されていない前記動作ログについては削除することができる。これにより、前記障害の調査に必要な動作ログを効果的に取得することができ、その結果、システム管理者は的確に障害調査を実行できるようになる。
最後に、特許文献6に開示された技術は、アプリケーションにかかる動作ログ取得装置に関する技術である。本技術は、大量に出力された動作ログを効果的に格納する事でアプリケーションの不安定化を防ぐ目的にかかる関連技術であり、当該動作ログ取得装置はその内部に多数の動作ログが存在する場合にそれら動作ログを保持するメモリを内部に備えている。このメモリにより、大量の動作ログが一箇所に滞ることによりアプリケーションの動作が不安定化することを防ぐことができるようになる。
特開2004−094374号公報 特開2004−152024号公報 特開2009−110156号公報 再公開WO2007074680号公報 特開平11−232145号公報 特開2005−292932号公報
しかしながら、上述した各特許文献に開示された技術には、以下に述べる問題点があった。
先ず、上記特許文献1に開示された技術は、前記障害が発生した時点が特定されているケースを前提としており、例えば障害が発生した時点が変化することにより特定できないようなケースでは本技術は適用できないという問題点がある。
次に、上記特許文献2及び特許文献3に開示された技術は、あくまでシステム管理者の手によって動作ログの出力条件を変更することが前提となっている。その結果、本技術はこれから生成される(未来の)動作ログの出力にしか適用されないため、既に生成されている動作ログを効果的に出力させることは不可能であるという問題点がある。
次に、上記特許文献4に開示された技術は、情報を前記動作ログに記録するか否かの判定(即ち、その情報が前記障害の発生と関係しているか否かの判断)はその情報にかかる処理におけるコンピュータの応答時間の長さで判定している。そのため、前記アプリケーションの動作が恒常的に遅い場合(例えば、前記アプリケーションを実行するコンピュータのマシンパワーが低い場合)には、障害とは関係ない情報のみが記録された動作ログに関しても障害情報が記録されているものと誤認する恐れがあるという問題点がある。
次に、上記特許文献5に開示した技術は、前記障害が発生した後の動作ログにしか適用がなされず、前記障害が発生する直前の動作ログは出力させることができないため、前記障害の調査に必要な動作ログを完全に出力させることは難しいという問題点がある。
最後に、上記特許文献6に開示された技術は、前記メモリに保持する対象となる動作ログは前記動作ログ取得装置内にて必要な処理が実行された後の動作ログ(即ち、出力直前の動作ログ)である。そのため、例えば頻繁に前記動作ログを生成しているようなケースでは、一度に大量の動作ログを取得した場合に前記処理を実行する手段に動作ログが次々に滞留することによるアプリケーションの動作の不安定化は防ぐことができないという問題点がある。
以上述べた上記各関連技術に共通する問題点は、動作ログの出力可否にかかる判断基準の設定がシステム管理者を始めとする人間の手だけに委ねられるため、臨機応変に上記出力可否の判断基準を設定できないということである。
上記出力可否の判断が人間の手だけに委ねられると、実際に障害の発生した後に生成された動作ログは出力させることは可能であるが、上記障害が発生する直前の動作ログに関しては詳細度が低いため外部に出力させることができないからである。
さらに、この障害が発生する直前の動作ログには上記障害と関係のある情報が記録されている可能性が高い。何故ならば、上記障害が発生するにはその原因となる何らかの外的要因が上記アプリケーション及び上記コンピュータに加わっているため、当該外的要因に対する対処処理を上記コンピュータが実行している可能性が高いからである。
ここで、上記障害が発生する直前の動作ログは上述した出力可否の基準を低く設定することにより外部に出力させることは可能ではある。しかし、そのように設定すると障害調査に不要な動作ログ(即ち、上記障害に関する情報がまったく記録されていない動作ログ)までもが出力されてしまうという問題点がある。
[発明の目的]
そこで本発明は、上述した課題である障害発生以前に生成された動作ログについて出力できないという従来の問題点を改善し、上記障害調査に有用な動作ログを前記障害発生時の前後に生成された動作ログの中から可能な限り漏れなく且つ効果的に出力することができるログ出力システム、ログ出力方法及びログ出力用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるログ出力システムでは、コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログであって前記コンピュータからの指令に基づいて当該コンピュータの状態確認用として順次入力された動作ログを保持すると共に、既に保持されている最先の動作ログが最新の前記動作ログの取得のタイミングで順次送出されるFIFO循環式バッファ手段と、このFIFO循環式バッファ手段から受取った前記最先の動作ログについて当該動作ログに記録されている情報の内前記コンピュータの状態の確認に必要な情報の占める度合いを示す詳細レベルが予め設定された外部に出力されるべき動作ログにかかる前記詳細レベルの最小値を示す第一の最小ログレベル以下である場合に当該動作ログを前記コンピュータの状態確認に必要な情報として外部に出力するログ振分機能を備えたフィルタリング手段と、前記アプリケーション毎に設定される前記最小ログレベルにかかる情報をフィルタリング情報として保持するフィルタリング情報記憶手段とを有するログ出力装置において、前記フィルタリング手段に、前記フィルタリング手段により前記詳細レベルが前記最小ログレベルよりも大きいと判断された動作ログを一時的に格納するログ一時保存メモリを併設すると共に、前記ログ一時保存メモリに保持されている動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準を関連性情報として保持する関連性情報記憶手段を併設し、前記フィルタリング手段が、前記ログ一時保存メモリの内の動作ログについてその詳細レベルが前記第一の最小ログレベルよりも高く設定された第二の最小ログレベル以下であるものを抽出すると共に、更にこの抽出された動作ログの中から前記第一の最小ログレベルによる動作ログの出力範囲をその前後の特定の時間帯に生成された動作ログにまで拡張して再抽出し外部に出力する拡張振分機能を備えたことを特徴とする。
又、上記目的を達成するため、本発明にかかるログ出力方法では、コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログを前記コンピュータからの指令に基づいて当該コンピュータの状態確認用としてFIFO循環式バッファ手段に入力すると共に、既に保持されているデータの内の最先の動作ログを後から入力される最新の前記動作ログの入力のタイミングで送出し、この送出された前記最先の動作ログを受け取ったフィルタリング手段が当該動作ログについて、外部に出力されるべき動作ログを振分ける基準である最小ログレベルに基づき出力可否の一回目の確認を行い、前記フィルタリング手段が前記出力可否の一回目の確認の結果出力すべきと判定した場合に、当該動作ログを前記フィルタリング手段が外部に出力するログ出力方法において、前記フィルタリング手段が前記出力可否の一回目の確認の結果出力すべきでないと判定した場合に、当該フィルタリング手段による動作ログの外部への出力に代えて前記最先の動作ログを、前記フィルタリング手段がログ一時保存メモリに一時的に格納し、前記フィルタリング手段による前記最先の動作ログの一時的格納の後、前記FIFO循環式バッファ手段に保持された直後の最新の動作ログを予め設定された関連性情報管理手段が取得し、この取得された最新の動作ログの内容を予め設定された動作ログの外部への出力範囲を規定したフィルタリング情報及び前記ログ一時保存メモリに格納された動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準の内容と前記関連性情報管理手段が比較すると共に、前記各内容の合致の度合いに基づいて前記再抽出基準の内容を前記関連性情報管理手段が更新し、前記関連性情報管理手段による更新の後、この更新された前記再抽出基準に基づいて前記ログ一時保存メモリ内の動作ログについて前記フィルタリング手段が出力可否の確認を行い、前記フィルタリング手段が出力可否の確認の結果出力すべきと判定した場合、前記動作ログを外部に出力することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明にかかるログ出力用プログラムでは、コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログを当該コンピュータの状態確認用としてFIFO循環式バッファ手段へ入力すると共に、既に保持されているデータの内の最先の動作ログを後から入力される最新の前記動作ログの入力のタイミングで順次送出する最先ログ送出機能、この最先ログ送出機能により送出された前記最先の動作ログについて、外部に出力されるべき動作ログを振分ける基準である最小ログレベルに基づき出力可否の一回目の確認を行うログ出力可否検討機能、及びこのログ出力可否検討機能による確認の結果、前記最先の動作ログを出力すべきと判定がなされた場合に、当該動作ログを外部に出力するログ出力機能をログ出力装置のコンピュータに実現させるログ出力用プログラムにおいて、前記ログ出力可否検討機能による確認の結果、前記最先の動作ログを出力すべきでないと判定がなされた場合に、前記最先の動作ログを、ログ一時保存メモリに一時的に格納する非出力ログ一時格納機能、この非出力ログ一時格納機能により前記最先の動作ログが格納された後に、前記FIFO循環式バッファ手段に保持された直後の最新の動作ログを予め設定された関連性情報管理手段が取得する最新ログ取得機能、この最新ログ取得機能により取得された前記最新の動作ログの内容を予め設定された動作ログの外部への出力範囲を規定したフィルタリング情報及び前記ログ一時保存メモリに格納された動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準の内容と比較すると共に、前記各内容の合致の度合いに基づいて前記再抽出基準の内容を更新する再抽出基準更新機能、この再抽出基準更新機能により更新された前記再抽出基準の内容に基づいて、前記ログ一時保存メモリ内の動作ログについて出力可否の確認を行うログ出力可否再検討機能、及び、このログ出力可否再検討機能による確認により出力すべきと判定された場合、前記動作ログを外部に出力するログ再出力機能を、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、上述したように、自動的に作成されると共に常に最適な状態に更新される第二の出力可否条件が存在するため、上記障害調査に有用な動作ログであるにも拘らず一回目の出力可否の判断において出力しないと判定された動作ログに対し上記第二の出力可否条件に基づき二回目の判定を行うことにより上記障害調査に有用な動作ログを可能な限り漏れなく且つ効果的に出力することができる優れたログ出力システム、ログ出力方法及びログ出力用プログラムを提供することができる。
本発明にかかるログ出力装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すログ出力装置のFIFO循環式バッファ手段の内容について示す説明図である。 本発明にかかる動作ログに記録されている情報について示す説明図である。 図1に示すログ出力装置のフィルタリング情報記憶手段に保持されている情報について示した説明図である。 図1に示すログ出力装置の関連性情報記憶手段に保持されている情報について示した説明図である。 図1に示すログ出力装置の全体の動作を示すフローチャートである。 図6に示すログ出力装置の動作の内、ステップS101乃至S105及びS108乃至S112の工程の詳細を示すフローチャートである。 図7に示すログ出力装置の動作の続きを示すフローチャートである。 図6に示すログ出力装置の動作の内、ステップS107の工程の詳細を示すフローチャートである。 図9に示すログ出力装置の動作の続きを示すフローチャートである。 図10に示すログ出力装置の動作の続きを示すフローチャートである。 本発明にかかるログ出力装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明にかかるログ出力装置の第3実施形態におけるフィルタリング情報記憶手段に保持されている情報について示す説明図である。
以下、本発明にかかるログ出力装置の各実施形態を、図1乃至図13に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本発明の第一実施形態について、図1乃至図11に基づいて説明する。
[全体的構成]
図1において、符号1は本第一実施形態にかかるログ出力装置、記号Pはビジネス用途や公共目的に使用されているアプリケーション(例えば、銀行のオンラインシステムにかかるソフトウェア)、符号3は前記アプリケーションPを実行するコンピュータ、及び符号4は前記ログ出力装置1から出力された動作ログを格納する動作ログ格納用メモリを示す。この動作ログ格納用メモリ4は、上記アプリケーションP毎に領域を分別して上記動作ログを格納できるようになっている。
次に、上記ログ出力装置1の構成について、以下説明する。
上記ログ出力装置1は、図1に示すように、生成された動作ログを一時的に保持した後に送出するFIFO循環式バッファ手段11と、このFIFO循環式バッファ手段11に於ける動作ログの保持形式を外部より設定するバッファ設定手段17と、前記FIFO循環式バッファ手段11から送出された動作ログに対し外部へ出力するか否かの振り分け(以下、フィルタリング)を行うフィルタリング手段12と、前記フィルタリング手段12により出力するものと判断された動作ログを外部にログファイルとして出力するログファイル出力手段14とを備えている。これにより、アプリケーションにかかる動作ログの内必要なものだけを選択して外部に出力することができる。
又、上記ログ出力装置1は、図1に示すように、前記フィルタリング手段12による動作ログのフィルタリングの条件にかかる情報を保持するフィルタリング情報記憶手段20と、システム管理者により作成された上記フィルタリングの条件にかかる情報を上記フィルタリング情報記憶手段20に入力し設定するフィルタリング情報設定手段15とを備えている。これにより、上記動作ログの外部への出力可否の判定基準をシステム管理者により適宜作成及び修正することができ、上記アプリケーションPを使用する業務内容に合わせて動作ログを出力するための条件を臨機応変に設定することができる。
更に、上記ログ出力装置1は、図1に示すように、上記フィルタリング手段12にて出力しないと判断された動作ログを一時的に格納するログ一時保存メモリ13と、このログ一時保存メモリ13に格納されている動作ログについて二回目のフィルタリングの条件にかかる情報を保持する関連性情報記憶手段30と、この関連性情報記憶手段30に保持されている上記二度目の振り分けの条件にかかる情報を最適な内容に更新する関連性情報管理手段16とを備えている。これにより、本来なら出力すべきものであるにもかかわらず一回目のフィルタリングにおいて出力されないものと判断された動作ログについて再度フィルタリングを行うことで外部に出力させることができるようになる。
ここで本第1実施形態における上記動作ログには、図3に示すように、その動作ログにかかるアプリケーションを識別するためのアプリケーションID2a、その動作ログが生成された時刻2b、その動作ログに情報がどれだけ詳細に記録されているかを示す詳細レベル2c、及び障害発生にかかる情報や外部からのアクセス履歴にかかる情報等アプリケーションの状態や上記コンピュータが処理した内容を表すメッセージ2dの各情報が記録されている。
次に、上記ログ出力装置1を構成する各手段について詳述する。
先ず、上記FIFO循環式バッファ手段11は、アプリケーションPがコンピュータの演算処理部2に生成・送出させた最新の動作ログが当該コンピュータから入力されるとその動作ログを内部に一時的に保持する。そして、前記最新の動作ログが保持されるタイミングで、既に保持されている動作ログ群の内最先のものが上記フィルタリング手段12へ送出される。その後、取得したばかりの前記最新の動作ログがその位置情報と共に上記関連性情報管理手段16により取得される。
本実施形態において、上記FIFO循環式バッファ手段11は、図3に示すように、最新の動作ログを保持するタイミングで既に保持している動作ログの内最先のものを送出する機能が有効(オン)か無効(オフ)かを設定するスイッチ11A、当該バッファ手段11内に保持されている動作ログの内最も新しく生成されたものの位置情報を示す最新ログ位置11B、当該バッファ11内に保持されている動作ログの内最も早く生成されたものの位置情報を示す最先ログ位置11C、動作ログを保持するバッファ部11D、及び前記スイッチ11Aがオンのときに当該バッファ手段11の一連の動作を実行するバッファ管理部11Eから成る。ここで、上記バッファ管理部11Eが実行する一連の動作とは、最新の動作ログを取得し、そのタイミングで最先の動作ログを上記フィルタリング手段12へ送出し、その後バッファ部11Dの内容を現在のものに更新した後に、前記最新の動作ログを上記関連性情報管理手段16へと送出する動作である。
又、上記バッファ部11Dには、n個の動作ログが生成された順(FIFO循環式バッファ手段11に入力された順)に保持されている。図3において、最先の動作ログを「ログ1」11D1、最新の動作ログを「ログn」11Dnとすると、更に新しい動作ログ(上記ログnより一つ新しい動作ログ)を上記バッファ手段11が取得することによりこの動作ログが上記バッファ部11Dに格納され、そのタイミングで上記ログ1が送出される。
その後、バッファ部11Dに保持されている動作ログは、上記バッファ管理部11Eにより、「ログ2」11D2がログ1の位置に、「ログ3」11D3がログ2の位置にというように順次移動される。そして「ログn」11DnがログDn−1の位置に移動された後に、上記更に新しい動作ログがログnの位置に格納される。
そして、上記バッファ管理部11Eにより、上記最新ログ位置11Bの内容が上記更に新しい動作ログの位置情報に更新されると共に、上記最先ログ位置11Cの内容を上述したログ2からログ1へ移動された動作ログの位置情報に更新される。
次に、上記バッファ設定手段17は、上記FIFO循環式バッファ手段11の設定及び制御をシステム管理者による外部からの入力に従って行う機能を有する。これにより、上記スイッチ11Aのオンオフの設定や上記バッファ部11Dに於ける動作ログの保持容量や保持形式の設定を外部から行うことができる。
次に、上記フィルタリング手段12は、上記FIFO循環式バッファ手段11から送出された動作ログを取得すると共に、この取得した動作ログについて外部へ出力するか否かを判別するフィルタリング機能を有する。本第1実施形態においてこのフィルタリング手段12は、動作ログについてのフィルタリングを行うときは、上記フィルタリング情報記憶手段20又は上記関連性情報記憶手段30に保持されている情報を取得すると共にその情報の内容に基づいて上記フィルタリングを実行する。
次に、上記フィルタリング情報記憶手段20は、上記フィルタリング手段12による動作ログのフィルタリングの条件にかかる情報を保持する。この条件は、或るアプリケーションIDをもつ動作ログについて外部に出力するか否かの基準を規定する情報である最小ログレベル情報と予め設定した条件と合致した動作ログが生成された時点(時刻)の前後に生成された他の動作ログを出力しようとするときの各条件を定めたフィルタリング情報とから成る。上記最小ログレベル情報は、上記アプリケーション毎に設定がなされている。上記フィルタリング情報は、そのフィルタリング条件の内容を識別するためのフィルタIDを有しており、このフィルタID毎に設定がなされている。
次に、上記フィルタリング情報設定手段15は、システム管理者による外部からの入力に従って、予めシステム管理者により作成された内容で上記最小ログレベル情報及びフィルタリング情報を設定する機能を有する。
次に、上記ログ位置時保存メモリ13は、上記フィルタリング手段12による一回目のフィルタリングに於いて外部に出力しないと判断された動作ログを一時的に格納する。これにより、本来出力されるべきものであるにも拘らず上記一回目のフィルタリングにて出力しないと判別された動作ログを削除せずに再度のフィルタリングを実行させることが可能となる。
次に、上記ログファイル出力手段14は、前記フィルタリング手段12により出力するものと判断された動作ログを外部に出力する機能を有する。具体的にこのログファイル出力手段14は、出力すべき動作ログをテキストファイル等のファイル(ログファイル)型式に変換すると共に上記動作ログ格納用メモリ3に送信し且つ当該メモリ3に上記アプリケーション毎に設けられた格納領域の内の適切な領域に格納する。
次に、上記関連性情報記憶手段30は、ログ一時保存メモリ13に格納されている動作ログ(即ち、一度目のフィルタリングにて出力しないものと判断された動作ログ)について上記フィルタリング手段12により行われる二度目のフィルタリングの条件にかかる情報を保持する。当該条件は、上記メモリ13に格納されている動作ログが上記フィルタリング情報の内容とどのように合致しているかを示すマッチング状況から成る。このマッチング状況は上記アプリケーションやフィルタリング方法毎に設定されており、これらマッチング状況の全てのリストである関連性情報として保持されている。
最後に、上記関連性情報管理手段16は、関連性情報記憶手段30に保持されている上記マッチング状況の内容を最適な内容に更新する機能を有する。これにより、二度目のフィルタリングにて、有用な動作ログを効果的に抽出することができるようになる。
[フィルタリング情報記憶手段20に保持されている情報の詳細]
次に、上記フィルタリング情報記憶手段20に保持されている情報の内容について、図4に基づいて詳述する。
上記フィルタリング情報記憶手段20には、上記フィルタリング手段12による一回目の動作ログのフィルタリングに於いて出力するか否かの基準を規定する最小ログレベル情報22のリスト21と、外部に出力すべきと判定がなされた動作ログと前後して生成された近傍の動作ログ(以下、詳細動作ログ)について、どの範囲まで出力させるかを規定した情報であるフィルタリング情報23Aのリスト23とが保持されている。
ここで上記最小ログレべル情報22はアプリケーションID毎に設定がなされており、最小ログレベル情報リスト21は各アプリケーションIDにかかる最小ログレベル情報21、21、・・・、21を一つにまとめたものである。同様に上記フィルタリング情報23Aは、フィルタID毎に設定がなされており、フィルタリング情報リスト23は各フィルタIDにかかるフィルタリング情報23、23、・・・、23を一つにまとめたものである。
又、上記最小ログレベル情報22は、その最小ログレベルに対応しているアプリケーションを識別する情報であるアプリケーションID22aと、出力すべき動作ログにかかる詳細レベルの基準(条件)を規定する情報であるログ出力レベル22bとから成る。
更に、上記フィルタリング情報23Aは、予めシステム管理者により設定された条件の内容に合致する動作ログを外部に出力する旨定めた規則にかかる情報であるマッチング規則24と、上記マッチング規則24にかかる条件と合致した動作ログと前後して生成された他の動作ログについて出力しようとするときの当該他の動作ログのアプリケーションIDと出力レベルと上記前後して生成された範囲を定めた情報である出力規則26とから成る。ここで、上記出力規則26はその出力規則の内容を識別するための出力規則IDを有すると共にこの出力規則ID毎に設定がなされている。又、出力規則のリスト25は、各出力規則IDにかかる出力規則25、25、・・・、25を一つにまとめたものである。
又、上記マッチング規則24は、このマッチング規則が適用される対象となるアプリケーションを識別するためのアプリケーションID24a、及び或る動作ログが生成された時点(時刻)の前後に生成された動作ログについて出力する必要があるか否かの判断を上記動作ログのメッセージ欄2dに記録されたメッセージの内容に基づいて判定をするための関数であるマッチング条件24bから成る。このマッチング条件24dの内容の一例として、該当するアプリケーションのエラーコード、文字列、クラスを含んだ正規表現がある。
更に、上記出力規則26は、この出力規則が適用される対象となるアプリケーションを識別するための(即ち、詳細動作ログを出力するアプリケーションを識別するための)アプリケーションID26a、上記マッチング規則24の条件に合致した動作ログ(以下、焦点動作ログ)及びこの動作ログの前後に生成された他の動作ログの内出力すべき詳細動作ログの最大の出力基準であるログ出力レベル26b、上記焦点動作ログの生成時点を基点として上記詳細動作ログを出力する範囲を定めた情報であるログ出力範囲の内前方における動作ログ(即ち、上記焦点動作ログの生成時点よりも前に生成された詳細動作ログ)についての適用範囲を示すログ出力範囲(前)26c、及び前記ログ出力範囲の内後方における動作ログ(即ち上記焦点動作ログの生成時点よりも後に生成された詳細動作ログ)についての適用範囲を示すログ出力範囲(後)26dから成る。
ここで上記ログ出力範囲(前)26c及びログ出力範囲(後)26dは、上記マッチング規則24の条件に合致した焦点動作ログの生成時点を基点としたログ量又は時間、若しくは閾となるマッチング規則を指定することができる。例えばログ量を指定した場合は、前記基点からの差が当該ログ量を超えなければ、上記ログ出力範囲内であることを表すものとする。又、時間を指定した場合は、前記基点の時刻からの差(時間差)が当該時間を越えなければ上記ログ出力範囲内であることを表すとする。更に、マッチング規則を指定した場合は、前記焦点動作ログから、時間的に前方向若しくは後方向に当該マッチング規則を満たす詳細動作ログが出現するまでの範囲を、上記ログ出力範囲であるとする。
[関連性情報記憶手段30に保持されている情報の詳細]
次に、上記関連性情報記憶手段30に保持されている情報である上記マッチング状況の詳細な内容について、図5に基づいて詳述する。
先ず、上記マッチング状況31は、当該マッチング状況の存在理由となるフィルタリング情報23AにおけるフィルタIDの内容を示すフィルタID31a、このフィルタID31aと同じフィルタIDにかかる上記フィルタリング情報23Aに含まれる出力規則26の出力規則IDの内容を示す出力規則ID31b、この出力規則ID31bと同じ出力規則IDにかかる出力規則26におけるアプリケーションIDの内容を示すアプリケーションID31c、前記出力規則26におけるログ出力レベル26bの内容を示すログ出力レベル31d、二回目のフィルタリングにおいて動作ログの出力対象範囲にかかる先頭位置を示すログ出力先頭位置31e、当該マッチング状況が存在する契機となった動作ログの位置を示すマッチング位置31f、二回目のフィルタリングにおいて動作ログの出力対象範囲にかかる末尾位置を示すログ出力末尾位置31g、及び前記出力規則ID31bと同じ出力規則IDにかかる出力規則26におけるログ出力範囲(後)26d内においてマッチング条件(合致条件)24bと合致した回数を記録するログ出力マッチングカウンタ31hとから成る。
ここで上記マッチング状況31はフィルタID、出力規則ID、及びアプリケーションID毎に設定がなされており、マッチング状況のリストは各IDにかかるマッチング状況31、32、・・・、32を一つにまとめたものである。
[フィルタリング手段12による動作ログのフィルタリングについて]
次に、上記フィルタリング手段12により行われる動作ログのフィルタリングについて、更に設明する。
先ず、上記フィルタリング手段12は、上記FIFO循環式バッファ手段11から送信されてきた上記最先の動作ログを取得すると共に、上記フィルタリング情報記憶手段20から上記最小ログレベル情報のリスト21を取出す。
続いて上記フィルタリング手段12は、取得した上記最先の動作ログのアプリケーションID2aを確認し、前記最小ログレベル情報のリスト21の中から同じアプリケーションID22aにかかる最小ログレベル情報22を抽出する。
続いて上記フィルタリング手段12は、取得した上記最先の動作ログの詳細レベル2cの内容と、抽出した前記最小ログレベル22のログ出力レベル22bの内容とを比較する。
この比較の結果、上記詳細レベル2cが上記ログ出力レベル22b以下である場合、当該動作ログは出力すべきものと判断し、上記ログファイル出力手段14へ上記フィルタリング手段12によって送信される。
一方、上記比較の結果、上記詳細レベル2cが上記ログ出力レベル22bより大きい場合は、当該動作ログは上記ログ一時保存メモリ13に一時的に格納される。
このとき上記フィルタリング手段12は、先程上記ログ一時保存メモリ13に一時的に格納した動作ログを取出すと共に、上記関連性情報記憶手段30から上記マッチング状況を取出す。次いで上記フィルタリング手段12は、この動作ログのアプリケーションID2aと同じアプリケーションID31cを有するマッチング状況を、前記取出したマッチング状況群の中から抽出する。
次いでフィルタリング手段12は、前記取出した動作ログの詳細レベル2cの内容と、抽出した上記マッチング状況のログ出力レベル31dの内容とを比較する。
この比較の結果、上記詳細レベル2cが上記ログ出力レベル31d以下である場合、次にフィルタリング手段12は、当該動作ログのログ位置にかかる情報と、抽出した上記マッチング状況のログ出力先頭位置31e及びログ出力末尾位置31gの内容とを比較する。
この比較の結果、上記動作ログのログ位置が上記マッチング状況31のログ出力先頭位置31eとログ出力末尾位置31gとの間に存在する場合、上記フィルタリング手段12は、当該動作ログを出力すべきものとして上記ログファイル出力手段14へと送信する。
又、上記マッチング状況31のログ末尾位置31gの内容が「未定」となっている場合は、上記フィルタリング手段12は、上記動作ログのログ位置が上記マッチング状況のログ出力先頭位置31eとマッチング位置31fとの間に存在する場合に、上記フィルタリング手段12は、当該動作ログを出力すべきものとして判断し、上記ログファイル出力手段14へと送信する。
[関連性情報管理手段16によるマッチング状況の更新機能]
次に、上記関連性情報管理手段16による上記マッチング状況31の内容の更新について、図2乃至5に基づいて更に説明する。
先ず、上記関連性情報管理手段16は、上記FIFO循環式バッファ手段11が送出した上記最新の動作ログをその位置情報と共に受取ると、次いで、関連性情報保管手段30から、マッチング状況31のリストを取得する。続いて、上記関連性情報管理手段16は、そのアプリケーションID2aの内容を確認し、同じアプリケーションIDにかかるマッチング状況31を前記取得したマッチング状況31のリストの中から抽出する。
次いで、上記関連性情報管理手段16は、前記抽出したマッチング状況31の全てについて、そのログ出力先頭位置31e及びログ出力末尾位置31gの内容を確認する。その結果、前記ログ出力末尾位置31gの内容が「未定」ではなく且つ上記最新の動作ログの位置情報を上記ログ出力先頭位置31eからログ出力末尾位置31gの範囲内に含まないマッチング状況31が存在するとき、それらの全てを抽出し関連性情報保管手段30から削除する。
次に、上記関連性情報管理手段16は、取得した上記マッチング状況31の内削除しなかったマッチング状況31のログ出力レベル31dの内容と上記最新の動作ログの詳細レベル2cの内容とを比較する。その結果、上記ログ出力レベル31dが上記詳細レベル2c以上であるマッチング状況31を全て抽出する。
次いで、上記関連性情報管理手段は、上記抽出したマッチング状況31について、そのフィルタID31a、出力規則ID31b、及びアプリケーションID31cを確認し、それら各IDの全てが同一であるフィルタリング情報の全てを上記フィルタリング情報管理手段20から取得する。
次に上記関連性情報管理手段16は、上記抽出したマッチング状況31のマッチング位置31fの内容と上記取得したフィルタリング情報の出力規則25に於けるログ出力範囲(後)26dの内容とを比較する。
その比較の結果、上記関連性情報管理手段16は、上記26dにかかる範囲の中に上記マッチング位置31fが含まれるマッチング状況31全てを抽出すると共に、この抽出したマッチング状況31のログ出力末尾位置31gの内容を上記最新の動作ログの位置情報の内容に修正する。
ここで、上記フィルタリング情報のログ出力範囲(後)26がログ量で指定されている場合は、マッチング状況31のマッチング位置31fを確認することにより、当該ログ出力範囲(後)26dに含まれるかどうかを判定することが出来る。又、上記ログ出力範囲(後)26dが時間で指定されている場合は、上記マッチング位置31fが示すバッファ部11Dの時刻2bを参照することにより、当該ログ出力範囲(後)26dに含まれるかどうかを判定することが出来る。更に、上記ログ出力範囲(後)26dがマッチング条件で指定されている場合は、受信した動作ログがそのマッチング条件に合致するかを判定すると共に合致する場合に当該出力規則26のログ出力範囲(後)26dに含まれるものとする。この場合、ログ出力末尾マッチングカウンタ31hを「1」に設定する。
次に、上記関連性情報管理手段16は、上記フィルタリング情報記憶手段20に格納されているフィルタリング情報23の内上記最新の動作ログ内の各データを満たすマッチング規則24にかかるフィルタリング情報23を抽出し、その内容(フィルタID、マッチング規則24、及び出力規則26の内容)に基づいて新規なマッチング状況を作成すると共に作成したマッチング状況を関連性情報として上記関連性情報記憶手段30に格納する。
ここで、この関連性情報管理手段16による新規なマッチング状況31の作成における各項目の設定は、以下に述べる手順で実行する。
先ず、新規なマッチング状況31に於けるフィルタID31aは、フィルタリング情報23に於けるフィルタIDの内容に設定する。
次に、新規なマッチング状況31に於ける出力規則ID31bは、フィルタリング情報23の出力規則に於ける出力規則IDの内容に設定する。
続いて、新規なマッチング状況31に於けるアプリケーションID31cは、フィルタリング情報23の出力規則26に於けるアプリケーションID26aの内容に設定する。
続いて、新規なマッチング状況31に於けるログ出力レベル31dは、フィルタリング情報23の出力規則26に於けるログ出力レベル26bの内容に設定する。
続いて、新規なマッチング状況31に於けるログ出力先頭位置31eは、フィルタリング情報23の出力規則26に於けるログ出力範囲(前)26cを満たす範囲を、上記最新の動作ログの位置情報から最先の動作ログの位置情報11Cに至るまでの範囲でバッファ部11Dを前方検索し(11D1に至ったら11Dnに戻る)、ログ出力範囲(前)26cを満たす最前の動作ログの位置情報の内容に設定する。
続いて、新規なマッチング状況31に於けるマッチング位置31fは、上記最新の動作ログの位置情報に設定する。
続いて、新規なマッチング状況31に於けるログ出力末尾位置31gは、「未定」である旨の設定をする。
最後に、新規なマッチング状況31に於けるログ出力マッチングカウンタ31hは、「0」に設定する。
以上の手順により、新規なマッチング状況31の設定を行う。
[第1の実施形態の動作]
次に、本第一実施形態におけるログ出力装置1の動作について、以下図6乃至図11に基づいて説明する。
先ず、本第一実施形態における全体的な動作について、図6に基づいて説明する。
アプリケーションから動作ログを取得したFIFO循環式バッファ手段11は、その動作ログを内部のバッファ部11Dに保持する(ステップS101)。
次いで、FIFO循環式バッファ手段11は、既にバッファ部11Dに保持されている動作ログの内、最先のものをフィルタリング手段に送信する(ステップS102、最先ログ送出工程)。
次に、上記最新の動作ログを取得したフィルタリング手段12は、当該動作ログについて、フィルタリング情報記憶手段20に保持されている最小ログレベル情報21の内容に基づいて外部に出力するか否かの検討(フィルタリング)を行う(ステップS103、ログ出力可否検討工程)。
上記検討の結果、出力すべきであると判定がなされた場合(ステップS104)は、フィルタリング手段12は当該動作ログをログファイル出力手段14に送信し、次いでログファイル出力手段14は受取った当該動作ログを外部に出力する(ステップS112、ログ出力工程)。
一方、上記検討の結果、出力すべきでないと判定がなされた場合(ステップS104)は、フィルタリング手段12は当該動作ログを一時的にログ一時保存メモリ13に格納する(ステップS105、非出力ログ一時格納工程)。
続いて、関連性情報管理手段16が、FIFO循環式バッファ手段11のバッファ部11Dに保持されている動作ログの内、最新のもの(最も遅く生成されたもの)を取得する(ステップS106、最新ログ取得機能)。
次に、上記最新の動作ログを受取った関連性情報管理手段16は、この動作ログの内容と上記フィルタリング情報保管手段に保持されているフィルタリング情報23Aの内容を比較し(最新ログ内容検討工程)、両者の合致の度合いに基づいて、上記関連性情報保管手段30に保持されているマッチング手段の内容を更新し(ステップS107、再抽出基準更新工程)、関連性情報記憶手段30に格納する(再抽出基準格納工程)。
続いて、フィルタリング手段12が、上記ログ一時保存メモリ13に格納されている動作ログを取得する(ステップS108)。
次いで、フィルタリング手段が、取得した上記動作ログについて、上記更新されたマッチング規則31の内容に基づいて再度外部に出力するか否かの検討(フィルタリング)を行う(ステップS109、ログ出力可否再検討工程)。
上記検討の結果、出力すべきであると判定がなされた場合(ステップS110)は、フィルタリング手段12は当該動作ログをログファイル出力手段14に送信し、次いでログファイル出力手段14は受取った当該動作ログを外部に出力する(ステップS112、ログ再出力工程)。
一方、上記検討の結果、出力すべきでないと判定がなされた場合(ステップS110)は、フィルタリング手段12は当該動作ログを廃棄する(ステップS111、ログ廃棄工程)。
次に、上述した本第1実施形態の各工程の内、上記FIFO循環式バッファ手段11による動作ログの取得及び送出する工程から上記フィルタリング手段12による一回目及び二回目の動作ログのフィルタリングを行う工程(上記ステップS101乃至S105及びS108乃至S112)にかかる詳細な動作を図7及び図8に基づいて、及び上記関連性情報管理手段16による上記マッチング状況の更新工程(上記ステップS107)にかかる詳細な動作を図9乃至図11に基づいて、以下説明する。
[FIFO循環式バッファ手段及びフィルタリング手段による動作]
先ず、アプリケーションPがコンピュータの演算処理部2に生成させた最新の動作ログがFIFO循環式バッファ手段11へと送られる。次いで、この最新の動作ログがFIFO循環式バッファ手段11に入力されると、当該最新の動作ログは前期FIFO循環式バッファ手段11のバッファ部11Dに保持される(図7、ステップS201、動作ログ取得保持工程)。
続いて、FIFO循環式バッファ手段11のバッファ管理部11Eは、スイッチ11Aの状況を確認する(図7、ステップS202)。前記スイッチ11Aがオフになっている場合(図7、ステップS203)は、当該最新の動作ログは直接ログファイル出力手段14に送信される(図7、ステップS207)。その後、前記最新の動作ログを受け取ったログファイル出力手段14は、この最新の動作ログを動作ログ格納用メモリ3へ送信し、上記アプリケーションID毎に格納する(図7、ステップS208)。
一方、前記スイッチ11Aがオンになっている場合(図7、ステップS203)は、当該最新の動作ログはFIFO循環式バッファ手段11に入力された後に保持され、それと同時に、既に内部に保持されている動作ログの内最も早く生成されたもの(最先の動作ログ)が、フィルタリング手段12に送信される(図7、ステップS204、最先ログ送出工程)。
その後、前記バッファ管理部11Eは、最新ログ位置11Bを前記最先の動作ログにかかる位置情報の内容に更新すると共に、最先ログ位置11Cを上記ステップS204にて送信された動作ログの次に早くバッファ11に保持された動作ログにかかる位置情報の内容に更新する(図7、ステップS205、ログ位置情報更新工程)。
次にフィルタリング手段12は、上記ステップS204にて上記FIFO循環式バッファ手段11から送信された前記最先の動作ログを取得する(図8、ステップS209)。続いてフィルタリング手段12は、予めシステム管理者によりフィルタリング情報設定手段15を介して設定された最小ログレベルにかかる情報をフィルタリング情報保管手段20から取得する(図8、ステップS210)。その後、FIFO循環式バッファ手段11は、上記最先の動作ログに記録されている詳細レベル2cと上記最小ログレベルとを比較する(図8、ステップS211、ログ出力可否検討工程)。
上記比較の結果、上記最先の動作ログの詳細レベル2cが上記最小ログレベル22b以下である場合(図8、ステップS212)は、上記最先の動作ログは出力すべきものであるとフィルタリング手段12により判定がなされ、ログファイル出力手段14へ送信される(図8、ステップS219)。その後、ログファイル出力手段14は、当該最先の動作ログを動作ログ格納用メモリ3へ送信し、上記アプリケーションID毎に格納する(図8、ステップS220、ログ出力工程)。
一方、上記最先の動作ログの詳細レベル2cが上記最小ログレベル22bよりも大きい場合(図8、ステップS212)は、上記最先の動作ログは、フィルタリング手段12によりログ一時保存メモリ13に一時的に格納される(図8、ステップS213、非出力ログ一時格納工程)。
この後、フィルタリング手段12は、次に上記ログ一時保存メモリ13に格納されている動作ログを取得すると共に、上記関連性情報記憶手段30に保持されているマッチング規則31を取得する。そして、フィルタリング手段12は、前記取得した動作ログの詳細レベル2cとこの動作ログと同じアプリケーションIDにかかるマッチング状況31のログ出力レベル31dとを比較する(図8、ステップS214、ログ出力可否再検討工程)。
上記比較の結果、上記詳細レベル2cが上記ログ抽出レベル31d以下である場合(図8、ステップS215)、続いてフィルタリング手段12は、当該動作ログの位置情報と上記マッチング状況31のログ出力先頭位置31e及びログ出力末尾位置31gとを比較する(図8、ステップS216、ログ出力可否再検討工程)。
上記比較の結果、前記位置情報が上記ログ出力先頭位置31eからログ出力末尾位置31g迄の範囲内にある場合(図8、ステップS217)、この動作ログは出力すべきものであると判定がなされ、フィルタリング手段12によりログファイル出力手段14に送信される(図8、ステップS219)。その後、ログファイル出力手段14は、受け取った動作ログを動作ログ格納用メモリ3へ送信し、上記アプリケーションID毎に格納する(図8、ステップS220、ログ再出力工程)。
一方、当該動作ログが出力すべきものと判断されなかった場合(図8、ステップS215及びS217)は、この動作ログは出力すべきものではないと判定がなされ、フィルタリング手段12により廃棄される(図8、ステップS218、ログ廃棄工程)。
[マッチング状況の更新にかかる動作]
続いて、関連性情報管理手段16は、上記ステップS201でFIFO循環式バッファ手段11に入力された動作ログ(最新の動作ログ)をその位置情報と共に取得する(図9、ステップS301、最新ログ取得工程)。
次いで、前記動作ログおよび位置情報を取得した関連性情報管理手段16は、関連性情報保管手段から上記マッチング状況を取得する(図9、ステップS302)。そして、関連性情報管理手段16は、取得された前記マッチング状況について、そのログ出力末尾位置31gの内容を確認する(図9、ステップS303、最新ログ内容検討工程)。上記確認の結果、その内容が「未定」を示す記号ではない場合(図9、ステップS304)、続いて関連性情報管理手段16は、前記最新の動作ログの位置情報の内容と前記マッチング状況のログ出力先頭位置31e及びログ出力末尾位置31gの内容とを比較する(図9、ステップS305、最新ログ内容検討工程)。
上記比較の結果、前記位置情報にかかる位置が前記ログ出力先頭位置31e及びログ出力末尾位置31gに含まれない場合(図9、ステップS306)、関連性情報管理手段16は、該当するマッチング状況の全てを上記関連性情報記憶手段30から削除する(ステップS307、不要再抽出基準削除工程)。
次に上連性情報管理手段16は、上記ステップS302にて取得され上記ステップS307にて削除されなかったマッチング状況の内、前記最新の動作ログと同一のアプリケーションIDにかかるものを抽出する(図9、ステップS308)。次いで、関連性情報管理手段16は、この抽出されたマッチング状況のログ出力レベル31dと前記最新の動作ログの詳細レベル2cとを比較する(図10、ステップS309)。この比較の結果、上記ログ出力レベル31dが上記詳細レベル2c以上である場合(図10、ステップS310)、関連性情報管理手段16は、当該マッチング状況を抽出する(図10、ステップS311)。
次に、上記関連性情報管理手段16は、上記ステップS312で抽出されたマッチング状況と同じフィルタID31a及び出力規則ID31bにかかるフィルタリング情報を、前記フィルタリング情報記憶手段20から取得する(図10、ステップS312)。
次いで、上記関連性情報管理手段16は、上記ステップS311にて抽出されたマッチング状況のマッチング位置31fの内容と上記ステップS312にて取得されたフィルタリング情報の中の出力規則におけるログ出力範囲(後)26dの内容とを比較する(図10、ステップS313)。
上記比較の結果、前記マッチング位置31fが前記ログ出力範囲(後)26dの中に含まれる場合(図10、ステップS314)、関連性情報管理手段16は、該当するマッチング状況31のログ出力末尾位置31gの内容を、前記最新の動作ログの位置情報の内容に更新する(図10、ステップS315、再抽出基準修正工程)。
更に、上記関連性情報管理手段16は、上記フィルタリング情報記憶手段20に保持されているフィルタリング情報の内、その出力規則25が上記最新の動作ログと内容が合致しているものがあるか確認し取得する(図11、ステップS316、ログ合致度検討工程)。その後、上記関連性情報管理手段16は、この取得したフィルタリング情報の内容に従って新規なマッチング状況を作成する(図11、ステップS317、新規再抽出基準作成工程)。続いて上記関連性情報管理手段16は、前記作成されたマッチング状況を、上記関連性情報記憶手段30に関連性情報の一つとして保存する(図11、ステップS318、再抽出基準格納工程)。この工程を、上記最新の動作ログと内容が合致する全ての出力規則25について実行する。
ここで、上述した各判断に該当しない場合(上記ステップS304、ステップS306、ステップS310、及びステップS314)、再度FIFO循環式バッファ手段11による最新の動作ログの送出工程(上記ステップS301)から操作を繰返す。
ここで、上述した各工程で実行される具体的内容をプログラム化し、これをコンピュータに実行させるようにしてもよい。
[第1の実施形態における効果]
本第1実施形態は、上述したように構成したので、以下のような効果が得られる。
第一の効果は、上記障害の発生時点の前後について、動作ログを出力したい範囲を与えれば、その範囲が過去(上記障害の発生時点よりも前)を指すものであっても、自動的に、その与えられた範囲での動作ログが出力されることである。上記アプリケーションから生成された動作ログは、FIFO循環式バッファ手段11に一旦保管されると平行して、与えられた条件との関連性が関連性情報管理手段16によって計算され最適なフィルタリングの条件(上記マッチング状況)が新規作成又は更新されるため、出力する必要のある動作ログをフィルタリング手段12により効果的に抽出することができるからである。
第二の効果は、データ入出力による上記アプリケーションへの性能への影響を低減させることができることである。外部に出力される動作ログが、システム管理者が指定する範囲に限定されることにより、無条件に動作ログを出力させた場合に比べシステム内に存在する動作ログの量(数)を低減させることができるからである。
第三の効果は、動作ログを採取するにも拘らず十分に大量な動作ログを蓄積するメモリを用意する必要がないこと、即ち、上記動作ログ格納用メモリ3の容量を小さくすることができることである。ファイル出力される詳細ログが、システム管理者が指定する範囲に限定されることにより、外部に出力される動作ログの保管量を、無条件に詳細ログを出力させた場合に比べ低減させることができるからである。
第四の効果は、出力された動作ログを例えば動作ログ内容の読取装置へ送信する際に、送信できる情報量の制限を受けにくくなることである。出力する必要のある動作ログは確実に出力すると共に、出力の必要の無い動作ログは確実に上記ログ出力装置1内で振り落とされ出力されないため、出力される動作ログの量を結果的に低減できるからである。
第五の効果は、システム管理者による上記障害の調査段階において、調査に不要な動作ログを取り除く負担を無くすことができることである。調査上必要な範囲の動作ログのみを出力させるように条件を指定しておくことによって、調査する必要のない動作ログがログ出力装置内で篩い落とされるからである。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係るログ出力装置の第二実施形態について、図6及び図12に基づいて説明する。
本第二実施形態におけるログ出力装置2は、前述した第1実施形態におけるログ出力装置1と同様に、生成された動作ログを一時的に保持した後に送出するFIFO循環式バッファ手段11と、このFIFO循環式バッファ手段11が保持可能な動作ログ量を外部より設定するバッファ設定手段17と、前記FIFO循環式バッファ手段11から送出された動作ログに対し外部へ出力するか否かの振り分けを行うフィルタリング手段12と、前記フィルタリング手段12により出力するものと判断された動作ログを外部にログファイルとして出力するログファイル出力手段14と、前記フィルタリング手段12による動作ログの振り分けの条件にかかる情報を保持するフィルタリング情報記憶手段20と、システム管理者により作成された上記振り分けの条件にかかる情報を上記フィルタリング情報記憶手段20に入力し設定するフィルタリング情報設定手段15とを備えている。
又、本第二実施形態におけるログ出力装置2は、前述した第1実施形態におけるログ出力装置1と同様に、上記フィルタリング手段12にて出力しないと判断された動作ログを一時的に格納するログ一時保存メモリ13と、このログ一時保存メモリ13に格納されている動作ログについて出力するか否かの二度目の振り分けの条件にかかる情報を保持する関連性情報記憶手段30と、この関連性情報記憶手段30に保持されている上記二度目の振り分けの条件にかかる情報を最適な内容に更新する関連性情報管理手段16とを備えている。
更に、図12に示すように、本第二実施形態においては、ログ出力装置2に接続しているコンピュータ上で異なる複数のアプリケーションが実行されている点に特徴を有する。
又、本第二実施形態においては、上記FIFO循環式バッファ手段11に異なるアプリケーション由来の動作ログ(即ち、異なるアプリケーションIDにかかる動作ログ)が入力された場合に、それらが区別されずに同一に取扱われることを特徴としている。即ち、本第二実施形態におけるFIFO循環式バッファ手段11のバッファ部11Dには、異なるアプリケーションIDにかかる動作ログが仕分けされずに混在した状態で保持されていることになる。
又、上記フィルタリング手段12が、異なるアプリケーションIDにかかる動作ログに従って上記関連性情報管理手段16により更新されたマッチング状況に基づいて、上記ログ一時保存メモリ13に格納された動作ログについて二回目のフィルタリングを行う機能を有することを特徴とする。
以上より、本第二実施形態においては、あるアプリケーションにかかる動作ログにより更新されたマッチング状況に基づいて、異なるアプリケーションにかかる動作ログについて出力可否の判断が行われることを特徴とする。このとき上記ログ出力装置2は、上記マッチング状況の更新が完了したときにその旨の情報が上記関連性情報管理手段16から上記フィルタリング手段12へと送信され、この情報を上記フィルタリング手段12が受信することを契機として、上記フィルタリング手段12が上記ログ一時保存メモリ13から動作ログを取得し以降上述した二回目のフィルタリングが実行されるように構成してもよい。
[第2の実施形態における動作]
次に、本第二実施形態におけるログ出力装置2の動作について、上述した第1実施形態と異なる点について図6に基づき説明する。
本第二実施形態では、上述した第1実施形態におけるステップS107によりあるアプリケーションにかかる動作ログに基づきマッチング状況が更新されたことを契機として、上記ステップS108のフィルタリング手段12による上記アプリケーションとは異なるアプリケーションにかかる動作ログについての二回目のフィルタリングが実行される。
ここで、上述した内容をプログラム化し、これをコンピュータに実行させるようにしてもよい。
[第2の実施形態における効果]
本第二実施形態は、上述したように構成したので、これにより、アプリケーション毎に独立してログ出力装置を設置するケースやアプリケーション毎に独立した動作ログの出力を一つのログ出力装置に実行させるケースに比べ、迅速且つ安定に動作ログの出力を行えると共に、ログ出力装置設置にかかるコストを低減できるという効果がある。
[第3の実施形態]
次に、本発明に係るログ出力装置の第三実施形態について、図13に基づいて説明する。
先ず、本第三実施形態にかかるログ出力装置の全体的構成は、上述した第一実施形態(図1)又は第二実施形態(図12)にかかるログ出力装置と同じである。
そして本第三実施形態においては、上記ログ一時保存メモリ13に格納された動作ログについての上記フィルタリング手段12によるフィルタリング(即ち、二度目のフィルタリング)において、フィルタリング情報23のマッチング規則24におけるマッチング条件24bに合致する上記詳細な動作ログが予め設定した回数出現することを条件にこれらの詳細な動作ログを出力させることを特徴とする。
即ち、本第3実施形態は、上記二度目のフィルタリングにおいて、上述したマッチング状況31に基づく条件を満たす詳細な動作ログが存在しても当該動作ログについて即座に出力する旨の判断をせず、この条件を満たす詳細な動作ログが予め設定した個数存在して初めてそれら動作ログについて出力する旨の判断をするのである。
本第三実施形態では、図13に示すように、上記フィルタリング情報23の出力規則26におけるログ出力範囲(前)26c及びログ出力範囲(後)26dについて、上記第一実施形態にて述べたような上記詳細な動作ログの出力適用範囲に関する情報のみならず上記二度目のフィルタリングにおいて上記マッチング条件24bと合致する必要がある回数についても設定できるようになっていることが特徴である(26e、26f)。
本第3の実施形態においては、上述した第1の実施形態における新規のマッチング状況を作成する工程を以下のように変更する。
先ず、上記ログ出力マッチングカウンタ31hの設定においては、上述の第1の実施形態において、上記ログ出力範囲(後)26dがマッチング条件で指定されている場合に受信した動作ログが当該マッチング条件に合致する場合であり且つ上記ログ出力範囲(後)26dに含まれる場合にログ出力末尾マッチングカウンタ31hを「1」に設定するのに代えて、当該ログ出力末尾マッチングカウンタ31hの値が上記ログ出力範囲(後)26dにおけるマッチング回数(受信した動作ログが上記マッチング条件24bに合致する回数)26fに達しているか否かを判断する。この判断の結果、達している場合は、当該出力規則26のログ出力範囲(後)26dに含まれないものとする(上記ログ出力末尾マッチングカウンタ31hは変更しない)。一方、上記判断の結果、達していない場合は、上記ログ出力末尾マッチングカウンタ31hに設定された数に1を加えるようにする。
次に、新規に作成するマッチング状況におけるログ出力先頭位置31eの設定においては、当該出力規則26のログ出力範囲(前)26cを満たす範囲を前方検索する際に、ログ出力範囲(前)26cがマッチング条件24bの内容で設定されている場合は、当該マッチング条件24bに合致する動作ログが設定された回数(即ち、ログ出力範囲(前)におけるマッチング回数26e)だけ出現するまでの範囲を検索する。
[第3の実施形態における動作]
次に、本第3実施形態におけるログ出力装置の動作について、上述した第1及び第2実施形態と異なる点について図8に基づき説明する。
本第3実施形態では、上記ステップS217にて、イエスとなる動作ログが予めシステム管理者により設定された個数存在するときに、当該動作ログ群を上記ログファイル出力手段14に送信し(ステップS219)、動作ログ格納用メモリ3に格納する(ステップS220)。
ここで、上述した内容をプログラム化し、これをコンピュータに実行させるようにしてもよい。
[第3の実施形態における効果]
本第3実施形態は、上述したように構成したので、動作ログの二回目のフィルタリングにおいて、上述の第一及び第二実施形態のときよりも厳密にその動作ログ(上記ログ一時保存用メモリ13から取得した動作ログ)が上記障害の原因究明に有用であるか否かを判別した上で出力することができるため、より効果的に動作ログを出力することができるようになる。
以上、上記各実施形態にて本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
本発明にかかるログ出力装置、ログ出力方法、及びログ出力用プログラムは、非常に効率的に障害調査に有用な動作ログを出力させることができるため、中小企業のように従業員数が少ないためアプリケーションエラーの原因究明に多くの人員を割くことが難しい現場への導入に利用の可能性がある。
1、2 ログ出力装置
11 FIFO循環式バッファ手段
12 フィルタリング手段
13 ログ一時保存メモリ
14 ログファイル出力手段
15 フィルタリング情報設定手段
16 関連性情報管理手段
17 バッファ設定手段
20 フィルタリング情報記憶手段
30 関連性情報記憶手段
P アプリケーション

Claims (17)

  1. コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログであって前記コンピュータからの指令に基づいて当該コンピュータの状態確認用として順次入力された動作ログを保持すると共に、当該FIFO循環式バッファ手段に既に保持されており且つ前記入力された動作ログと同じアプリケーションに係る動作ログの内の最先の動作ログが最新の前記動作ログの取得のタイミングで順次送出されるFIFO循環式バッファ手段と、
    このFIFO循環式バッファ手段から受取った前記最先の動作ログについて当該動作ログに記録されている情報の内前記コンピュータの状態の確認に必要な情報の占める度合いを示す詳細レベルが予め設定された外部に出力されるべき動作ログにかかる前記詳細レベルの最小値を示す第一の最小ログレベル以下である場合に当該動作ログを前記コンピュータの状態確認に必要な情報として外部に出力するログ振分機能を備えたフィルタリング手段と、
    前記アプリケーション毎に設定される前記最小ログレベルにかかる情報をフィルタリング情報として保持するフィルタリング情報記憶手段とを有するログ出力装置において、
    前記フィルタリング手段に、
    前記フィルタリング手段により前記詳細レベルが前記最小ログレベルよりも大きいと判断された動作ログを一時的に格納するログ一時保存メモリを併設すると共に、前記ログ一時保存メモリに保持されている動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準を関連性情報として保持する関連性情報記憶手段を併設し、
    前記フィルタリング手段が、
    前記ログ一時保存メモリの内の動作ログについて前記再抽出基準に基づいて出力可否の再確認を行い、この再確認の結果出力すべきと判定がなされた当該動作ログについて外部に出力する拡張振分機能を備えたことを特徴とするログ出力装置。
  2. 請求項1に記載のログ出力装置において、
    前記フィルタリング手段の拡張振分機能が、前記ログ一時保存メモリの内の動作ログについてその詳細レベルが前記第一の最小ログレベルよりも高く設定された第二の最小ログレベル以下であるものを抽出すると共に、更にこの抽出された動作ログの中から前記第一の最小ログレベルによる動作ログの出力範囲をその前後の特定の時間帯に生成された動作ログにまで拡張して再抽出し外部に出力することにより実行されることを特徴とするログ出力装置。
  3. 請求項1に記載のログ出力装置において、
    前記FIFO循環式バッファ手段内の動作ログの内の最新のものを取得すると共に当該動作ログの内容を前記フィルタリング情報及び前記再抽出基準の内容と比較し且つ前記内容の合致の度合いに基づいて前記再抽出基準の内容を更新する再抽出基準更新機能を備えた関連性情報管理手段を、前記関連性情報記憶手段に併設したことを特徴とするログ出力装置。
  4. 請求項3に記載のログ出力装置において、
    前記フィルタリング手段の拡張振分機能が、前記ログ一時保存メモリから抽出された動作ログの中から前記第一の最小ログレベルによる動作ログの出力範囲をその前後の特定の時間帯に生成された動作ログにまで拡張して再抽出し外部に出力することにより実行されるものであり、
    且つ、前記関連性情報管理手段の再抽出基準更新機能が、
    前記再抽出基準について、前記最新の動作ログの生成時刻を前記特定の時間帯の中に含まない再抽出基準を削除する削除機能と、
    前記特定の時間帯の中に前記最新の動作ログの生成時刻を含む再抽出基準について、その特定の時間帯にかかる内容を前記最新の動作ログの位置にかかる情報の内容に基づいて修正する修正機能と、
    前記フィルタリング情報の内その内容が前記最新の動作ログの内容を満たすものを抽出すると共に、この抽出されたフィルタリング情報の内容に基づいて新たな再抽出基準を作成し前記関連性情報記憶手段に格納する新基準作成格納機能とから成り立つことを特徴とするログ出力装置。
  5. 請求項1に記載のログ出力装置において、
    前記FIFO循環式バッファ手段への動作ログの保持方式を制御するバッファ設定手段を前記FIFO循環式バッファ手段に併設したことを特徴とするログ出力装置。
  6. 請求項1に記載のログ出力装置において、
    前記フィルタリング情報記憶手段に保持される前記フィルタリング情報を外部からの指令内容に基づき設定するフィルタリング情報設定手段を前記フィルタリング情報記憶手段に併設したことを特徴とするログ出力装置。
  7. 請求項1に記載のログ出力装置において、
    前記フィルタリング手段から出力用として受取った動作ログを予め前記アプリケーション毎に指定された動作ログ格納用メモリに格納するログファイル出力手段を前記フィルタリング手段に併設したことを特徴とするログ出力装置。
  8. 請求項5に記載のログ出力装置において、
    前記バッファ設定手段が、予め扱っている動作ログにかかるアプリケーションとは異なる別のアプリケーションにかかる動作ログが前記FIFO循環式バッファ手段に入力された場合にこれを同一に保持させるよう制御する機能を有し、
    前記フィルタリング手段の拡張振分機能が、前記最新の動作ログが前記最先の動作ログと異なるアプリケーションにかかる動作ログである場合に前記最新の動作ログに基づいて更新された前記再抽出基準に基づいて実行されることを特徴とするログ出力装置。
  9. 請求項1又は8に記載のログ出力装置において、
    前記フィルタリング手段の拡張振分機能が、前記再抽出基準を満たす前記動作ログが予め設定した個数存在する場合に前記動作ログを出力するようにしたことを特徴とするログ出力装置。
  10. コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログを前記コンピュータからの指令に基づいて当該コンピュータの状態確認用としてFIFO循環式バッファ手段に入力すると共に、当該FIFO循環式バッファ手段に既に保持されており且つ前記入力された動作ログと同じアプリケーションに係る動作ログの内の最先の動作ログを後から入力される最新の前記動作ログの入力のタイミングで送出し、
    この送出された前記最先の動作ログを受け取ったフィルタリング手段が当該動作ログについて、外部に出力されるべき動作ログを振分ける基準である最小ログレベルに基づき出力可否の一回目の確認を行い、
    前記フィルタリング手段が前記出力可否の一回目の確認の結果出力すべきと判定した場合に、当該動作ログを前記フィルタリング手段が外部に出力するログ出力方法において、
    前記フィルタリング手段が前記出力可否の一回目の確認の結果出力すべきでないと判定した場合に、当該フィルタリング手段による動作ログの外部への出力に代えて前記最先の動作ログを、前記フィルタリング手段がログ一時保存メモリに一時的に格納し、
    前記フィルタリング手段による前記最先の動作ログの一時的格納の後、前記FIFO循環式バッファ手段に保持された直後の最新の動作ログを予め設定された関連性情報管理手段が取得し、
    この取得された最新の動作ログの内容を予め設定された動作ログの外部への出力範囲を規定したフィルタリング情報及び前記ログ一時保存メモリに格納された動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準の内容と前記関連性情報管理手段が比較すると共に、前記各内容の合致の度合いに基づいて前記再抽出基準の内容を前記関連性情報管理手段が更新し、
    前記関連性情報管理手段による更新の後、この更新された前記再抽出基準に基づいて前記ログ一時保存メモリ内の動作ログについて前記フィルタリング手段が出力可否の再確認を行い、
    前記フィルタリング手段が出力可否の再確認の結果出力すべきと判定した場合、前記動作ログを外部に出力することを特徴とするログ出力方法。
  11. 請求項10に記載のログ出力方法において、
    前記関連性情報管理手段が前記再抽出基準の内容を更新する工程では、
    前記最新の動作ログの位置情報を含まない基準にかかる再抽出基準を削除し、
    次に、前記再抽出する基準の中に前記最新の動作ログの位置情報が含まれる再抽出基準について前記再抽出する基準にかかる内容を前記最新の動作ログの位置情報の内容に基づいて修正し、
    続いて、前記最新の動作ログの内容と前記フィルタリング情報の内容との比較を行うと共に、前記最新の動作ログの内容を満たすと判定したフィルタリング情報を抽出し且つその内容に基づいて新規な再抽出基準を作成し関連性情報として保存するようにしたことを特徴としたログ出力方法。
  12. 請求項10に記載のログ出力方法において、
    前記FIFO循環式バッファ手段に前記動作ログが入力される工程では、予め扱っている動作ログにかかるアプリケーションとは異なる別のアプリケーションにかかる動作ログが入力された場合にこれが前記FIFO循環式バッファ手段に同一に保持され、
    前記フィルタリング手段が前記最先の動作ログの出力可否の再確認を行う工程では、前記最新の動作ログが前記最先の動作ログと異なるアプリケーションにかかる動作ログである場合に、前記関連性情報管理手段が前記再抽出基準の内容を更新する工程にて前記最新の動作ログに基づいて更新された前記再抽出基準に基づいて前記最先の動作ログについて出力可否の再確認を行うことを特徴とするログ出力方法。
  13. 請求項10又は12に記載のログ出力方法において、
    前記最先の動作ログを前記フィルタリング手段が再抽出し外部に出力する工程では、前記最小ログレベルによる動作ログの出力範囲をその前後の特定の時間帯に生成された動作ログにまで拡張した前記出力範囲に生成時間が含まれる動作ログが予め設定された個数存在する場合に前記フィルタリング手段が当該動作ログを出力するようにしたことを特徴とするログ出力方法。
  14. コンピュータ上で実行される一又は複数のアプリケーションに係る動作ログを当該コンピュータの状態確認用としてFIFO循環式バッファ手段へ入力すると共に当該FIFO循環式バッファ手段に既に保持されており且つ前記入力された動作ログと同じアプリケーションに係る動作ログの内の最先の動作ログを後から入力される最新の前記動作ログの入力のタイミングで順次送出する最先ログ送出機能、この最先ログ送出機能により送出された前記最先の動作ログについて外部に出力されるべき動作ログを振分ける基準である最小ログレベルに基づき出力可否の一回目の確認を行うログ出力可否検討機能、及びこのログ出力可否検討機能による確認の結果前記最先の動作ログを出力すべきと判定がなされた場合に当該動作ログを外部に出力するログ出力機能をログ出力装置のコンピュータに実現させるログ出力用プログラムにおいて、
    前記ログ出力可否検討機能による確認の結果、前記最先の動作ログを出力すべきでないと判定がなされた場合に、前記最先の動作ログをログ一時保存メモリに一時的に格納する非出力ログ一時格納機能、
    この非出力ログ一時格納機能により前記最先の動作ログが格納された後に、前記FIFO循環式バッファ手段に保持された直後の最新の動作ログを予め設定された関連性情報管理手段が取得する最新ログ取得機能、
    この最新ログ取得機能により取得された前記最新の動作ログの内容を予め設定された動作ログの外部への出力範囲を規定したフィルタリング情報及び前記ログ一時保存メモリに格納された動作ログの中から前記コンピュータの状態確認に必要なものを再抽出する基準である再抽出基準の内容と比較すると共に、前記各内容の合致の度合いに基づいて前記再抽出基準の内容を更新する再抽出基準更新機能、
    この再抽出基準更新機能により更新された前記再抽出基準の内容に基づいて、前記ログ一時保存メモリ内の動作ログについて出力可否の再確認を行うログ出力可否再検討機能、
    及びこのログ出力可否再検討機能による再確認により出力すべきと判定された場合、前記動作ログを外部に出力するログ再出力機能、
    を、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするログ出力用プログラム。
  15. 請求項14に記載のログ出力用プログラムにおいて、
    前記再抽出基準更新機能は、
    前記再抽出基準について前記最新の動作ログの生成時刻を特定の時間帯の中に含まない再抽出基準を削除する不要再抽出基準削除機能、
    この不要再抽出基準削除機能にて削除されなかった再抽出基準についてその特定の時間帯にかかる内容を前記最新の動作ログの位置にかかる情報の内容に基づいて修正する再抽出基準修正機能、
    及び前記最新の動作ログの内容と前記フィルタリング情報の内容との比較を行うと共に、前記最新の動作ログの内容を満たすと判定されたフィルタリング情報を抽出し且つその内容に基づいて新たな再抽出基準を作成し前記関連性情報として保存する新規再抽出基準作成機能を備え、
    これらをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするログ出力用プログラム。
  16. 請求項14に記載のログ出力用プログラムにおいて、
    前記最先ログ送出機能の内容を、
    前記実行内容に加えて更に、予め扱っている動作ログにかかるアプリケーションとは異なる別のアプリケーションにかかる動作ログが入力された場合にこれを前記FIFO循環式バッファ手段に同一に保持する機能とし、
    前記ログ出力可否再検討機能の内容を、
    前記実行内容に加えて更に、前記最新の動作ログが前記最先の動作ログと異なるアプリケーションにかかる動作ログである場合に、前記再抽出基準更新機能にて前記最新の動作ログに基づいて更新された前記再抽出基準に基づいて前記最先の動作ログについて出力可否の再確認を行う機能とし、
    これらを、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするログ出力用プログラム。
  17. 請求項14又は16に記載のログ出力用プログラムにおいて、
    前記ログ再出力機能の内容を、
    前記最小ログレベルによる動作ログの出力範囲をその前後の特定の時間帯に生成された動作ログにまで拡張した範囲に生成時間が含まれる動作ログが予め設定された個数存在する場合に当該動作ログを出力する機能とし、
    これを、コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするログ出力用プログラム。
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