JP5527814B2 - 通信端末装置、通信システム、通信制御方法、ならびに、プログラム - Google Patents

通信端末装置、通信システム、通信制御方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の通信方式を利用して適切に通信するのに好適な通信端末装置、通信システム、通信制御方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムに関する。
現在、次世代高速無線通信方式(または次世代高速無線通信システム)としてLTE(Long Term Evolution)の開発が進められている。LTEはパケット通信に特化した通信方式である。LTEを利用可能な無線通信端末装置では、回線交換による音声通信については、W−CDMAやcdma2000 1xなどの、従来の音声通信用の無線通信システムを利用することが想定される。なお、W−CDMAやcdma2000 1xは、音声通信をサポートする無線通信システムである。
ここで、無線通信端末装置が、音声通信用の無線通信システムと、LTEシステムと、の両方を常に待ち受けるようにすると、待受中の消費電流が大きくなってしまう。しかし、無線通信端末装置が、LTEシステムだけを待ち受けるようにすると、通常状態において音声着信を受けられなくなり、いわゆる“電話”としての機能が成り立たない。また、無線通信端末装置が、音声通信用の無線通信システムだけを待ち受けるようにすると、LTEの常時IP接続性という利点を生かせなくなってしまう。
この問題を解決すべく、LTEシステムではCS(Circuit Switched) Fallbackという機能が考えられている。CS Fallbackでは、以下に示すような処理が実行される。すなわち、まず、音声通信用の無線通信システムからの音声着信通知が、LTEシステム上にトンネリングされて無線通信端末装置に伝送される。そして、音声着信通知を受信した無線通信端末装置は、LTEシステムに対して一時離脱(中断;Suspend)処理を行い、音声通信用の無線通信システムを捕捉する。さらに、無線通信端末装置は、捕捉した音声通信用の無線通信システムに対して回線接続処理を行い、音声通信を実行する。ここで、無線通信端末装置は、音声通信が終了したら、音声通信用の無線通信システムに対して回線解放処理を行う。また、無線通信端末装置は、LTEシステムに対して一時離脱解除(再開;Resumu)処理を行い、LTEシステムでの待受状態に戻る。CS Fallbackの動作は、音声着信処理に限らず、音声発信処理の場合も同様な処理になる。
CS Fallbackによれば、音声通信用の無線通信システムと、LTEシステムと、の両方を待ち受けるのに比べて消費電流が小さくなる。CS Fallbackについては、例えば、特許文献1や非特許文献1に開示されている。
特開2009−267996号公報
3GPP TS23.272 V8.3.0:Circuit Switched Fallback in Evolved Packet System;Stage 2
しかしながら、無線通信端末装置が、LTEシステムに対する一時離脱処理後、音声通信用の無線通信システムを捕捉した時、捕捉した音声通信用の無線通信システムによるアクセス規制により、無線通信端末装置から当該無線通信システムに対するメッセージ送信が禁止されてしまうことがある。このような場合、無線通信端末装置は、音声通信を行うことができないにも関わらず、LTEシステムの一時離脱処理と一時離脱解除処理とを実行するため、無線通信端末装置の電力が浪費されていた。また、このような場合、一時離脱処理のための制御メッセージと一時離脱解除処理のための制御メッセージとが、無線上で送受信されることで無線リソースが浪費されていた。このため、音声通信用の無線通信システムとLTEシステムとの双方を利用しながらも、消費電力や無線リソースの浪費を抑えたいという要望が強い。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数の通信方式を利用して適切に通信するのに好適な通信端末装置、通信システム、通信制御方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る通信端末装置は、
パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信手段と、
音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信手段と、
音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付手段と、
前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御し、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別し、
前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムが報知する当該第2の通信システムのシステム情報に含まれる情報であり、
前記制御手段は、前記アクセス規制情報を受信するように前記第2の通信手段を制御してもよい。
前記アクセス規制情報は、前記第1の通信システムが報知する前記第2の通信システムのシステム情報に含まれる情報であり、
前記制御手段は、前記アクセス規制情報を受信するように前記第1の通信手段を制御してもよい。
前記制御手段は、前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられる前に、前記アクセス規制情報を取得してもよい。
前記制御手段は、前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられた後に、前記アクセス規制情報を取得してもよい。
前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムへのアクセスが許容される確率を示す情報であり、
前記制御手段は、前記アクセス規制情報により示される確率が、所定の閾値を超えている場合に、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別してもよい。
前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムへのアクセスが禁止されているか否かを示す情報であり、
前記制御手段は、前記アクセス規制情報により前記第2の通信システムへのアクセスが禁止されていないことが示されている場合に、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別してもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る通信システムは、
パケット通信に特化した第1の通信システムと、音声通信をサポートする第2の通信システムと、前記第1の通信システムもしくは前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行する通信端末装置と、を備える通信システムであって、
前記通信端末装置が、前記第2の通信システムを介して音声通信を実行する前に、当該通信端末装置から前記第1の通信システムに対して一時離脱処理の実行が要求され、
前記音声通信が終了した後に、前記通信端末装置から前記第1の通信システムに対して一時離脱解除処理の実行が要求され、
前記第1の通信システムは、前記第2の通信システムのアクセス規制情報を保持し、
前記第1の通信システムは、前記通信端末装置に音声通信の開始指示がなされたことに応答して、前記アクセス規制情報を当該通信端末装置に送信し、
前記第1の通信システムは、前記通信端末装置から発信処理継続通知を受信した場合に、当該通信端末装置の一時離脱処理を実行し、
前記第1の通信システムは、前記通信端末装置から発信処理終了通知を受信した場合に、当該通信端末装置の一時離脱処理を実行せず
前記通信端末装置は、
前記アクセス規制情報を、前記第1の通信システムから受信したことに応答して、当該アクセス規制情報に基づく発信可否判別処理を実行し、
発信可と判別した場合、並びに、発信不可と判別した場合において前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに発信処理継続通知を送信し、
発信不可と判別した場合において前記実行指示が受け付けられなかった場合、前記第1の通信システムに発信処理終了通知を送信する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る通信制御方法は、
第1の通信手段と、第2の通信手段と、受付手段と、制御手段と、を備える通信端末装置により実行される通信制御方法であって、
前記第1の通信手段が、パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信ステップと、
前記第2の通信手段が、音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信ステップと、
前記受付手段が、音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付ステップと、
前記制御手段が、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御ステップと、を備え、
前記制御ステップは、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御するステップと、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別するステップと、
前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御するステップと、を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信手段、
音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信手段、
音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付手段、
前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御手段、として機能させるためのプログラムであって、
前記制御手段は、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御し、
前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別し、
前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の通信方式を利用して適切に通信するのに好適な通信端末装置、通信システム、通信制御方法、ならびに、これらをコンピュータ上で実現するためのプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る無線通信システムの構成図である。 図1に示す無線通信端末装置の構成図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信システムが実行する処理を説明するための図である。 本発明の実施形態1に係る無線通信端末装置が実行する通信制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る無線通信端末装置が実行する代替通信制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る無線通信システムが実行する処理を説明するための図である。 本発明の実施形態2に係る無線通信端末装置が実行する通信制御処理を示すフローチャートである。
(実施形態1)
(システム全体構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1000の構成図である。無線通信システム1000は、無線通信端末装置100、無線通信基地局200、移動管理装置300、ゲートウェイ装置400、無線通信基地局500、基地局制御装置600から構成される。
無線通信基地局200、移動管理装置300、ゲートウェイ装置400は、第1の無線通信システム(以下「無線通信システムA」という。)を構成するネットワーク装置である。無線通信システムAは、例えば、LTEシステム、HSPAシステム、EV−DOシステム、WiMAXシステム等であり、主として高速なデータ通信サービスを提供する。なお、図示していないが、無線通信システムAは、認証サーバ、加入者情報管理サーバ、ポリシー/課金制御サーバ等を含んでいてもよい。また、本実施形態では、特に説明がない限り、無線通信システムAは、LTEシステムであるものとする。
LTEシステムは、最大20MHzの広帯域幅の通信を実現する。LTEシステムは、下り通信では、OFDMA(Orthogonal Frequeny Division Multiple Access)及びMIMO(Multiple Input Multiple Output)を採用することなどにより、最大300Mbps超の通信を実現する。また、LTEシステムは、上り通信では、SC−FDMA(Single−Carrier Frequeny Division Multiple Access)を採用することなどにより、最大75Mbpsの通信を実現する。LTEシステムは、パケット通信に特化したシステムである。
無線通信基地局500、基地局制御装置600は、第2の無線通信システム(以下「無線通信システムB」という。)を構成するネットワーク装置である。無線通信システムBは、例えば、W−CDMAシステム、cdma2000 1xシステム、PHSシステム等であり、主として音声通信サービスを提供する。つまり、無線通信システムBは、少なくとも音声通信をサポートするシステムである。ただし、無線通信システムBは、音声通信サービスだけでなく、データ通信サービスを提供する場合もある。つまり、無線通信システムBは、データ通信をサポートするシステムであってもよいし、データ通信をサポートしないシステムであってもよい。なお、図示していないが、無線通信システムBは、認証サーバ、加入者情報管理サーバ、ポリシー/課金制御サーバ等を含んでいてもよい。
無線通信端末装置100は、少なくとも無線通信システムAと無線通信システムBとに対応し、無線通信基地局200及び無線通信基地局500と無線通信を行うことができる。無線通信端末装置100は、無線通信システムA、無線通信システムB、もしくは、図示しないその他の通信システムを介して、これらの通信システムに接続された相手先の通信装置と通信する。相手先の通信装置は、携帯型の通信装置でもよいし、固定型の通信装置でもよい。また、相手先の通信装置は、無線式の通信装置でもよいし、有線式の通信装置でもよい。相手先の通信装置は、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータである。無線通信端末装置100は、適宜、採用する通信システムを切り替える。例えば、無線通信端末装置100は、通信データが音声データである場合に無線通信システムBを採用し、音声データが音声データ以外のデータである場合に無線通信システムAを採用する。採用する通信システムの切り替えは、例えば、CS Fallbackにより実現される。
無線通信基地局200は、無線インターフェースを介して、無線通信端末装置100と無線通信を行う。例えば、無線通信システムAがLTEシステムの場合は、eNB(Evolved Node B)が無線通信基地局200に相当する。
移動管理装置300は、無線通信端末装置100の位置情報管理、セッション管理、接続するゲートウェイ装置管理等の機能を持つ。例えば、無線通信システムAがLTEシステムの場合は、MME(Mobility Management Entity)が移動管理装置300に相当する。
ゲートウェイ装置400は、データ通信トラフィックの転送、ハンドオーバー時のデータ転送パス切り替え等の機能を持つ。例えば、無線通信システムAがLTEシステムの場合は、S−GW(Serving Gateway)がゲートウェイ装置400に相当する。
無線通信基地局500は、無線インターフェースを介して、無線通信端末装置100と無線通信を行う。例えば、Node B、BTS(Base Tranceiver Station)、もしくは、BS(Base Stataion)が、無線通信基地局500に相当する。
基地局制御装置600は、無線通信端末装置100の位置登録、認証、発着信処理、ハンドオーバー制御等を行う。例えば、RNC(Radio Network Control)、もしくは、MSC(Mobile Switching Center)が基地局制御装置600に相当する。
なお、無線通信システム1000は、基地局制御装置600と移動管理装置300とが接続されることで、無線通信システムAと無線通信システムBとの相互接続性を備えた構成となっている。図1では、基地局制御装置600と移動管理装置300とが直接接続されている例を示すが、両者の間にCS IWS(Circuit Switched fallback Interworking solution Function)のような装置が介在しても良い。
(無線通信端末装置の基本構成)
図2は、本発明の実施形態1に関わる無線通信端末装置100の機能構成図である。
無線通信端末装置100は、第1無線通信部101、第2無線通信部102、操作部103、表示部104、音声出力部105、音声入力部106、記憶部107、代替通信部108、制御部109、バス110を備える。
第1無線通信部101は、無線通信基地局200を介して、各種のデータを送受信する。第1無線通信部101は、LTE、HSPA、EV−DO、WiMAX等の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。
第2無線通信部102は、無線通信基地局500を介して、音声通話、ならびに、各種のデータの送受信を行う。第2無線通信部102は、W−CDMA、cdma2000 1x、PHS等の無線通信方式に基づいて無線通信を行う。
操作部103は、キーボード、カーソルキー、テンキー等を備える。操作部103は、ユーザからの操作を受け付け、操作信号を制御部109に供給する。
表示部104は、ドットマトリクスタイプのLCD(液晶表示)パネル等の表示パネルと、ドライバ回路等から構成される。表示部104は、制御部109の制御下にて任意のデータ(例えば、文字、画像、映像等)を表示する。
音声出力部105は、スピーカ、DAC(Digital Analog Converter)等を備える。音声出力部105は、例えば、第2無線通信部102から受信した音声信号にD/A変換を施し、スピーカにより放音する。
音声入力部106は、マイク、ADC(Analog Digital Converter)等を備える。音声入力部106は、例えば、通話時に、マイクに入力された音声をA/D変換し、当該A/D変換により得られた音声信号を第2無線通信部102に供給する。
記憶部107は、無線通信端末装置100に内蔵されるメモリ、取り外し可能な外部メモリ等から構成され、各種のデータを記憶する。記憶部107は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどから構成される。記憶部107は、例えば、制御部109の動作制御用プログラムを記憶する。記憶部107は、規制情報記憶部1071、発信先情報記憶部1072、代替通信方法記憶部1073を含む。
規制情報記憶部1071は、第1無線通信部101もしくは第2無線通信部102により受信された無線通信システムBのアクセス規制情報を記憶する。
発信先情報記憶部1072は、データの発信先の装置のアドレスなどを示す発信先情報を記憶する。
代替通信方法記憶部1073は、第2無線通信部102以外の通信方法を示す代替通信方法情報を記憶する。
代替通信部108は、第1無線通信部102および第1無線通信部102以外の通信部であり、図示しない通信システムを介して、各種のデータを送受信する。代替通信部108は、任意の通信方式に基づいて通信を行う。
制御部109は、マイクロプロセッサユニット等から構成され、無線通信端末装置100全体の動作を制御する。また、制御部109は、無線通信システムBの無線通信基地局500に対するアクセス規制に関する情報(以下「アクセス規制情報」という。)を取得する。なお、制御部109は、第1無線通信部101もしくは第2無線通信部102と協働して、アクセス規制情報を取得してもよい。アクセス規制情報とは、例えば、無線通信システムBがcdma2000 1xシステムの場合であれば、Access Parameters Messageに含まれるPSIST(0−9)、PSIST_EMG、ACCT_AOC_BITMAP1等のことである。制御部109は、無線通信基地局500が送信するアクセス規制情報を、第2無線通信部102を介して受信する。もしくは、制御部109は、無線通信基地局500から無線通信基地局200にトンネリング等で伝送されたアクセス規制情報を、第1無線通信部101を介して受信する。
バス110は、無線通信端末装置100の各構成要素間で相互にデータを伝送する。
(無線通信端末装置の動作フロー)
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態に係る無線通信端末装置100の処理フローを説明する。なお、図3及び図4は、無線通信システムBにおいてアクセス規制が有効になっている場合に、CS Fallback(以下、CSFBと略す)機能を使って発信処理を行う場合の動作フローである。以下、適宜、図3を参照しながら、図4に示す通信制御処理を説明する。
制御部109は、無線通信端末装置100の電源がONされると、無線通信システムAを捕捉し、無線通信システムAに対する待受状態に遷移する(ステップS201、ステップS100)。待受状態とは、無線通信端末装置100が、無線通信システムAに属するセル(または無線基地局)に対して同期処理を完了し、そのセルで報知されている無線通信システムAに関するシステム情報を受信した状態である。つまり、待受状態とは、いわゆる「camp on」した状態のことである。待受状態では、無線通信端末装置100は、さらに、無線通信システムAのネットワーク装置(移動管理装置300やゲートウェイ装置400)に対して位置登録処理、セッション(Session)やベアラ(Bearer)の確立処理等を要求する場合もある。無線通信端末装置100が通常時(音声通信時以外の時)に無線通信システムAの待受状態でいることにより、データ通信が開始されるまでの起動時間が早くなる、ネットワーク側から無線通信端末装置100に対してサービスを起動することができる、等のメリットがある。
制御部109は、無線通信システムAに対する待受状態の間、定期的に無線通信システムBのアクセス規制情報を取得し、規制情報記憶部1071に記憶する(ステップS202、ステップS101)。なお、アクセス規制情報は、無線通信システムBが報知するアクセス情報メッセージやシステム情報に含まれるが、理解を容易にするため、以下の説明では、アクセス規制情報そのものが無線通信システムBにより報知されるものとして説明する。
ステップS101は、無線通信システムAに対する待受状態中に、一時的な割り込みとして、無線通信システムBの無線通信基地局500が報知しているアクセス規制情報を受信する動作を表している。無線通信端末装置100は、無線通信システムAに対する待受状態では、アクセス規制情報が報知されている期間は、無線通信システムAにより定期的に報知されるアクセス規制情報を受信するが、アクセス規制情報が報知されない期間は、Sleep状態等に遷移する。Sleep状態では、無線通信端末装置100内の送信回路や受信回路等の使用しないモジュールへの電源供給が停止され、無線通信システムAに関する処理が何も行なわれない。そのため、無線通信端末装置100は、無線通信システムAに関する処理を何も行っていない期間に、無線通信システムBにより報知されるアクセス規制情報を受信する。この受信処理は、無線通信システムAに対する待受中の間欠受信処理に影響を与えないような短期間で完了する。無線通信システムBにより報知されるアクセス規制情報を受信する周期は、無線通信システムAでの待受中の間欠受信処理の周期に比べて長い方がよい(例えば、数分〜数十分)。かかる構成であれば、実質的に無線通信システムAのみに対する待受状態に近くなり、無線通信端末装置100の消費電力を増加させなくて済む。
また、無線通信端末装置100から無線通信基地局500に対して、アクセス規制情報を送信するよう要求し、それをトリガとして無線通信基地局500がアクセス規制情報を送信するようにしても良い。無線通信端末装置100からアクセス規制情報を要求する場合、後述する音声通信の開始指示の受信をトリガとして、無線通信基地局500に対して、アクセス規制情報を送信するよう要求し、それをトリガとして無線通信基地局500がアクセス規制情報を送信するようにしても良い。
このように、本実施形態では、無線通信システムBのアクセス規制情報は、無線通信基地局500から直接報知される。ただし、無線通信システムBのアクセス規制情報が、無線通信基地局500から直接報知されるのではなく、無線通信基地局200から間接的に報知されてもよい。
制御部109は、この状態で、ユーザからの発信操作があったか否か、つまり、音声通信の開始指示があったか否かを判別する(ステップS203)。ユーザからの発信操作は、例えば、ユーザから操作部103に対してなされる。制御部109は、音声通信の開始指示がなかったと判別すると(ステップS203:NO)、ステップS202に処理を戻す。一方、制御部109は、音声通信の開始指示があったと判別すると(ステップS203:YES、ステップS102)、無線通信システムBでの発信可否判別を行う(ステップS204、ステップS103)。発信可否判別の際には、S202にて規制情報記憶部1071に記憶された無線通信システムBのアクセス規制情報が参照される。なお、音声通信の開始指示の受信時には、同指示に含まれる発信先情報が発信先情報記憶部1072に記憶される。発信先情報とは、例えば相手の電話番号のことである。
ここで、ステップS204の発信可否判別の具体例について説明する。
例えば、ステップS202において規制情報記憶部1071に記憶された無線通信システムBのアクセス規制情報が、全規制であることを示す場合は発信不可と判別され、一部規制である、または、規制なしを示す場合は発信可と判別される方法が考えられる。
これにより、無線通信システムBでの発信処理を行うことが禁止されている場合に、結果的に無駄になる無線通信システムAの一時離脱処理及び一時離脱解除処理を行わずに済む。一方、無線通信システムBでの発信処理を行うことが禁止されていない場合は、無線通信システムBでの発信処理を試みることで発信成功率を従来並みに維持できる。
別の方法として、上記アクセス規制情報が全規制、または、一部規制であることを示す場合は発信不可と判別され、規制なしを示す場合は発信可と判別される方法が考えられる。
これにより、発信成功率が通常よりも低い状況では、結果的に無駄になる可能性がある無線通信システムAの一時離脱処理及び一時離脱解除処理を行わずに済む。これにより、無線リソースの浪費を抑制することができる。
さらに別の方法として、上記アクセス規制情報が全規制、または、所定の程度以上の一部規制(例:80%規制以上)であることを示す場合に、発信不可と判別され、当該アクセス規制情報が当該所定の程度未満の一部規制である、または、規制なしを示す場合に発信可と判別される方法が考えられる。
これにより、無線通信システムBでの発信処理を行うことが強く抑制されている場合に、結果的に無駄になる可能性の高い無線通信システムAの一時離脱処理及び一時離脱解除処理を行わずに済む。一方、無線通信システムBでの発信処理を行うことが強く抑制されていない場合は、無線通信システムBでの発信処理を試みることで発信成功率を従来並みに維持できる。
なお、制御部109は、上記「所定の程度」を示す情報を記憶部107に保存し、操作部103への操作によってユーザが自由に変更できるようにしても良い。例えば、ユーザは、0から100%の間の任意の値を入力したり、0%、50%、80%、100%から選択したりして変更できるようにする。また、制御部109は、発信先(通話相手)によって、この値を自動的に切り替えても良い。これにより、ユーザの利便性が向上する。
他にも、サービス種別に基づく規制情報、無線通信端末装置の種別に基づく規制情報に従って発信可/不可が判別される方法も考えられる。これにより、無線通信システムBでの発信処理を行うことが禁止されている場合に、結果的に無駄になる無線通信システムAの一時離脱処理及び一時離脱解除処理を行わずに済み、そうでない場合は、無線通信システムBでの発信処理を試みることで発信成功率を従来並みに維持できる。
また、ステップS204にて発信不可と判別された場合、発信できない可能性が高いけれども発信するか否かをユーザに選択させても良い。例えば、制御部109が表示部104と協働して、発信するか否かをユーザに選択させる選択画面をユーザに提示し、制御部109が操作部103に受け付けられた選択操作を示す情報を参照してもよい。制御部109は、ユーザが発信することを選択した場合にはステップS206の処理に進み、発信しないことを選択した場合にはステップS205の処理に進む。これにより、各ユーザの利便性が向上する。
つまり、図4に示すフローでは、ステップS204にて発信不可と判別された場合、ステップS205にて発信不可である旨をユーザに示すとしたが、ステップS205の処理の代わりに図5のフローに示す代替通信制御処理を実行してもよい。
代替通信制御処理では、音声通信以外の別の通信手段で通信(例えば、メールやVoIP)を行うことをユーザに促す。これにより、さらにユーザの使い勝手が向上する。以下、代替通信制御処理を、図5を参照して説明する。
まず、制御部109は、発信先情報を取得する(ステップS301)。例えば、制御部109は、あらかじめ、ステップS203の音声通信の開始指示に含まれる発信先情報を発信先情報記憶部1072に保持しておく。そして、制御部109は、ステップS301において、発信先情報を読み出す。さらに、制御部109は、記憶部107に記憶されたアドレス帳情報等を参照し、当該発信先情報が示す発信先と関連した、その他の発信先情報を読み出す。例えば、発信先情報記憶部1072にユーザAの電話番号が記憶されていた場合、制御部109は、アドレス帳等を参照して、ユーザAのメールアドレスやVoIP通信用の電話番号を取得する。
次に、制御部109は、音声通信の代替となる通信方法を示す通信方法情報を読み出す(ステップS302)。ここでは、制御部109は、代替通信方法記憶部1073にあらかじめ保持されている代替通信方法情報を読み出す。
次に、制御部109は、ステップS302で読み出した代替通信方法情報を参照して、ユーザ操作を促すメッセージを表示部104に表示する(ステップS303)。例えば、「音声通信が接続できません。メールを送りますか?」「音声通信が接続できません。別の方法で連絡を取りますか?(1)メール、(2)VoIP、(3)終了する」のようなメッセージを表示する。なお、ユーザ操作は、例えば、操作部103に対してなされる。
制御部109は、ユーザ操作があったか否かを判別する(ステップS304)。制御部109は、ユーザ操作があったと判別した場合(ステップS304:YES)、メールが選択されたか否かを判別する(ステップS305)。制御部109は、メールが選択されたと判別すると(ステップS305:YES)、メール作成処理を起動した後(ステップS306)、ステップS206に処理を移行する。制御部109は、メール作成処理を起動する際には、S301で取得された発信先情報(この場合はメールアドレス)を送信アドレスとして設定する。
一方、制御部109は、メールが選択されていないと判別すると(ステップS305:NO)、VoIPアプリが選択されたか否かを判別する(ステップS307)。制御部109は、VoIPアプリが選択されたと判別すると(ステップS307:YES)、VoIPアプリを起動した後(ステップS308)、ステップS206に処理を移行する。制御部109は、VoIPアプリを起動する際には、ステップS301で取得した発信先情報(この場合はVoIP通信用の電話番号)を相手の電話番号として設定する。なお、ステップS306におけるメールの送信や、ステップS308における電話の発信は、例えば、制御部109が代替通信部108と協働して実行する。
一方、制御部109は、ユーザ操作がなかったと判別した場合(ステップS304:NO)、および、VoIPアプリが選択されなかったと判別した場合(ステップS307:NO)、何もせずにステップS201に処理を戻す(待受状態にする)。
図4の説明に戻る。制御部109は、発信不可と判別すると(ステップS204:NO、ステップS103:NO)、発信不可である旨をユーザに示し(ステップS205、ステップS104)、ステップS201へ処理を戻す。例えば、制御部109は、表示部104に発信不可を示すメッセージを表示したり、音声出力部105から所定の音声や警告音を出したりして、ユーザに知らせる。なお、ステップS104の処理は、ステップS119と同様の処理である。
制御部109は、発信可と判別すると(ステップS204:YES、ステップS103:YES)、無線通信システムAに対してCSFB開始通知を送信する(ステップS206)。具体的には、制御部109は、無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB開始通知を伝送する(ステップS105)。一方、移動管理装置300は、無線通信基地局200にCSFB開始通知を伝送する(ステップS106)。また、制御部109は、待受セルの受信状態と周辺セルの受信状態を測定し、無線通信基地局200に対して、その結果をレポートする(ステップS107)。
受信状態とは、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、Ec/Io(パイロット受信電力対全受信電力比)等のことである。測定対象となる周辺セルは、ここでは音声通信をサポートする無線通信システムBに属するセルのことである。上記測定と結果レポートは、ユーザの音声発信操作を契機にして処理を開始しても良いし、ユーザの音声発信操作と無関係に定常的に行っても良い。
無線通信端末装置100が送信した測定結果レポートを受信した無線通信基地局200は、無線通信端末装置100に対して、無線通信システムBへのリダイレクション指示とコネクション解放指示を通知し、無線通信端末装置100と無線通信基地局200はコネクション解放処理を実行する(ステップS108)。リダイレクション先の周波数帯やチャネル、リダイレクションタイミングは、測定結果レポートの内容に応じて、無線通信基地局200が決める。コネクション解放処理では、無線通信端末装置100と無線通信基地局200の各々が、両者間で無線通信を行うために確保していた無線リソースを解放し、関連する管理情報等を削除する。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。
無線通信基地局200はコネクション解放処理が完了すると、移動管理装置300に対して、コネクション解放通知を伝送する(ステップS109)。コネクション解放通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱(サスペンド)処理を行う(ステップS110)。一時離脱処理では、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、無線通信端末装置100宛のデータを伝送するために確保していた通信リソースを一部解放または一時停止したり、関連する管理情報等を一部削除したりする。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。また、無線通信端末装置100宛のデータのバッファリング機能を有効にしても良い。いずれにせよ、ここで通信リソースや管理情報を全解放・全削除しないことで、後の一時離脱解除処理(ステップS122)において、短時間で通信を再開することが可能になる。
制御部109は、ステップS206の処理を完了すると、無線通信システムBへの移行指示があったか否かを判別する(ステップS207)。無線通信システムBへの移行指示は、例えば、ユーザから操作部103に対してなされる。制御部109は、無線通信システムBへの移行指示がないと判別すると(S207:NO)、ステップS207に処理を戻す。一方、制御部109は、無線通信システムBへの移行指示があったと判別すると(S207:YES)、無線通信システムBの捕捉処理を行う(ステップS208、ステップS111)。この際、制御部109は、無線通信システムBにおいて全セル探索したり、ステップS108のリダイレクション指示に従ったりして、捕捉する無線通信基地局500を決める。
次に、制御部109は、無線通信システムBのセルの捕捉が成功したか否かを判別する(ステップS209、ステップS113)。制御部109は、セルの補足が失敗したと判別すると(ステップS209:NO、ステップS113:NO)、新たに無線通信システムAにてセル選択を行い(ステップS210、ステップS120)、ステップS201に処理を戻す。なお、ステップS205(ステップS119)と同様に、発信不可である旨をユーザに示してもよい。例えば、制御部109は、表示部104に発信不可を示すメッセージを表示したり、音声出力部105から所定の音声や警告音を出したりして、ユーザに知らせる。その後、ステップS120〜122の一時離脱解除(レジューム)処理を行い、無線通信システムAでの待受状態となる(ステップS123)。
一方、制御部109は、セルの補足が成功したと判別すると(ステップS209:YES、ステップS113:YES)、無線通信システムBの該当セルに対して発信要求を送信する(ステップS211)。
具体的には、制御部109は、当該セルにて、発信処理及びコネクション確立処理を行う(ステップS114)。一方、無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間で、発信処理及びコネクション確立処理を行う(ステップS115)。ステップS114、S115の処理が完了すると、無線通信端末装置100は、無線通信システムB上で音声通話が可能な状態となる(ステップS116)
なお、当該補足されたセルが、ステップS202(ステップS101)でアクセス規制情報を取得したセルと異なる場合は、制御部109は、発信要求を送信する前に、当該セルから報知されているアクセス規制情報を受信し、規制情報記憶部1071に記憶する(ステップS112)。当該補足されたセルが、ステップS202(ステップS101)でアクセス規制情報を取得したセルと同じ場合は、ステップS112の処理を省略可能である。これにより、処理時間短縮の効果がある。また、制御部109は、発信要求を送信する際、規制情報記憶部1071に記憶されたアクセス規制情報を参照し、それに応じた規制処理(判別処理)を行う(ステップS113)。つまり、制御部109は、取得したアクセス規制情報に基づき、無線通信基地局500に対して発信要求(コネクション確立要求)メッセージを送信して良いか否かの判別処理を行う。
ここで、アクセス規制情報により示されるアクセス規制について説明する。アクセス規制の種類の一つにPersistence規制がある。Persistence規制とは、所定の確率で無線通信基地局500へのアクセス動作を抑制するものである。具体的には、Persistence規制においては、乱数を発生させ、所定値(閾値)と比較し、その大小で合格/不合格を決める(これをPersistence Testと呼ぶ)。そして、合格となれば発信可と判別され、不合格となれば発信不可と判別される。アクセス動作を抑制する率に応じてN%規制と呼ばれる。なお、100%規制の場合は全規制とも呼ばれ、無線通信基地局500へのアクセス動作が禁止される。100%規制以外の規制を一部規制と呼ぶ。
別のアクセス規制の種類として、サービス種別によって規制あり/なしを制御する方法もある。例えば、緊急呼発信時のアクセス動作は規制しないが、それ以外の発信時のアクセス動作は規制する(全規制または一部規制)といった場合がある。データ通信の発信時のアクセス動作は規制しないが、音声通信の発信時のアクセス動作は規制する(全規制または一部規制)といった場合もある。規制なしの場合は発信可、規制ありの場合は、全規制であれば発信不可、一部規制であれば上述のように発信可/不可を判別する。
また、別のアクセス規制の種類として、無線通信端末装置の種別によって規制あり/なしを制御する方法もある。例えば、警察や消防のような特定用途の無線通信端末装置の発信時のアクセス動作は規制しないが、一般の無線通信端末装置の発信時のアクセス動作は規制する(全規制または一部規制)といった場合がある。規制なしの場合は発信可、規制ありの場合は、全規制であれば発信不可、一部規制であれば上述のように発信可/不可を判別する。
制御部109は、ステップS211の処理の実行後、無線通信端末装置100を、無線通信システムBを介した通話状態とする(ステップS212、ステップS116)。
音声通話が終了すると、制御部109は、無線通信基地局500との間のコネクション解放処理を行う(ステップS117)。一方、無線通信基地局500は、基地局制御装置600との間のコネクション開放処理を行う(ステップS118)。無線通信システムBにおいては、基本的には、無線通信端末装置100と無線通信基地局500との間の無線リソースの確保状況に対応して、無線通信基地局500や基地局制御装置600で必要な通信リソースを持つ。そのため、基本的には、無線通信基地局500や基地局制御装置600だけに通信リソースを残す一時離脱処理や一時離脱解除処理の機能を持たない。
次に、制御部109は、無線通信システムBでの通話が終了したか否かを判別する(ステップS213)。制御部109は、通話が終了したと判別すると(ステップS213:YES)、無線通信システムAの捕捉処理を行う(ステップS214)。具体的には、制御部109は、無線通信システムAにおいてセル探索し、待ち受けるセルを選択する(ステップS120)。
そして、制御部109は、無線通信システムAのセルの捕捉が成功したか否かを判別する(ステップS215)。制御部109は、セルの捕捉が成功したと判別すると(ステップS215:YES)。そのセルに対してCSFB終了通知を送信する(ステップS216)。具体的には、制御部109は、選択したセルの無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB終了通知を伝送する(ステップS121)。一方、CSFB終了通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱解除(レジューム)処理を行う(ステップS122)。
一時離脱解除処理では、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、ステップS110において一部解放または一時停止していた通信リソースの再確保や再開を行ったり、一部削除していた管理情報の再確立を行ったりする。必要であれば、両者の間で制御メッセージをやり取りする。また、移動管理装置300とゲートウェイ装置400が、無線通信端末装置100宛にバッファリングしていたデータを、無線通信端末装置100宛に転送開始して良い。いずれにせよ、ここでは通信リソース確保や確立処理を0から行うわけではないので、短時間で通信を再開することが可能になる。
制御部109は、ステップS216の処理を終了すると、無線通信システムAに対する待受状態に戻る(ステップS201、ステップS123、ステップS100)。一方、制御部109は、セルの捕捉に失敗したと判別すると(ステップS215:NO)、新たに全ての無線通信システムに対してセル選択を行う(ステップS217)。なお、制御部109は、無線通信システムAを捕捉できればステップS201へ処理を戻す。なお、制御部109は、無線通信システムAを捕捉できない場合、無線通信システムBの捕捉処理を行ったり、圏外スリープ処理を行ったりする(図示せず)。
なお、図3の破線で囲まれている部分の処理(つまり、ステップS105からステップS122までの処理)は、基本的に、従来の制御アルゴリズムに従った処理である。従って、本通信制御処理によれば、従来の制御アルゴリズムからの変更が少なくて済むというメリットがある。
以上のように、音声発信操作がなされた時に、すぐに無線通信システムAの一時離脱処理を行うのではなく、先に無線通信システムBのアクセス情報を確認し、アクセス規制の程度が所定の程度よりも小さいことを確認してから無線通信システムAの一時離脱処理を行うことで、従来は必要であった図3のステップS105からステップS110、および、ステップS120からステップS122の処理を行わなくて済むため、無線通信端末装置の電力消費を抑制することができる。また、無線リソースの浪費を抑制することができ、無線リソースの使用効率が向上する。
本実施形態に係る無線通信システム1000によれば、音声通信用の無線通信システムとLTEシステムとの双方を利用しながらも、消費電力や無線リソースの浪費を抑えることができる。
また、本実施形態では、無線通信システムBのアクセス規制情報は、無線通信基地局500から直接報知される。これにより、あらかじめ、無線通信基地局500から無線通信基地局200にアクセス規制情報を転送しておかなくてもよい。つまり、通信トラフィックや処理時間が低減される。
一方、無線通信システムBのアクセス規制情報が、無線通信基地局200から間接的に報知されるようにした場合、無線通信端末装置100は、待受中の無線通信システムAから直接的に、無線通信システムBのアクセス規制情報を取得することができる。これにより、無線通信端末装置100がアクセス規制情報を受信するために必要な処理時間や処理負荷が軽減される。
また、本実施形態では、音声通信の開始指示が受け付けられる前に、定期的に、アクセス規制情報が取得される。このため、すみやかに、判別処理がなされる。
一方、音声通信の開始指示が受け付けられる後に、アクセス規制情報が取得されるようにしてもよい。この場合、定期的にアクセス規制情報を取得する手間が省け、処理時間や処理負荷が軽減される。
また、本実施形態では、アクセス規制情報により示される確率が、所定の閾値を超えている場合に発信可と判別される構成とすることができる。この場合、当該所定の閾値を適宜調整することにより、消費電力や無線リソースの浪費が増大するリスクと、発信可能であるにもかかわらず発信をやめるリスクと、を調整することができる。
また、本実施形態では、アクセス規制情報によりアクセスが禁止されていない場合に発信可と判別される構成とすることができる。この場合、消費電力や無線リソースの浪費が増大するリスクを抑えることができる。
また、本実施形態では、無線通信システムBが利用できない場合にも、ユーザの選択により、代替通信手段による通信が可能となる。
(実施形態2)
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態に係る無線通信端末装置100の処理フローについて説明する。本実施形態では、大部分の処理フローは図3及び図4と同じであり、図3及び図4と同じ処理に当たる処理には図3及び図4と同じ番号を振っている。
制御部109は、無線通信端末装置100の電源がONされると、無線通信システムAを捕捉し、無線通信システムAに対する待受状態に遷移する(S201、S100)。
制御部109は、ステップS201の処理を終了すると、音声通信の開始指示があったか否かを判別する(ステップS203)。制御部109は、音声通信の開始指示がなかったと判別すると(ステップS203:NO)、ステップS203に処理を戻す。一方、制御部109は、音声通信の開始指示があったと判別すると(ステップS203:YES、ステップS102)、無線通信システムAに対してCSFB開始通知を送信する(ステップS206)。具体的には、制御部109は、無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB開始通知を伝送する(ステップS105)。一方、移動管理装置300は、無線通信基地局200にCSFB開始通知を伝送する(ステップS106)。また、制御部109は、待受セルの受信状態と周辺セルの受信状態を測定し、無線通信基地局200に対して、その結果をレポートする(ステップS107)。
その後、制御部109は、無線通信端末装置100が送信した「待受セルと周辺セルの受信状態レポート」の応答として、無線通信基地局200により送信された無線通信システムBのアクセス規制情報を受信したか否かを判別する(ステップS230)。制御部109は、アクセス規制情報を受信していないと判別すると(ステップS230:NO)、ステップS230に処理を戻す。一方、制御部109は、アクセス規制情報を受信したと判別すると(ステップS230:YES、ステップS130)、受信したアクセス規制情報を記憶部107に記憶し、無線通信システムBへ発信可であるか否かを判別する(S204、ステップS103)。
ステップS130は、無線通信システムBの無線通信基地局500が報知しているアクセス規制情報を、無線通信システムAの無線通信基地局200にトンネリング等で伝送し、無線通信端末装置100が無線通信基地局200から当該アクセス規制情報を受信する動作を表している。例えば、無線通信システムAがLTEであれば、別の無線通信システムのシステム情報を報知するSystemInfomationBlockType6、SystemInfomationBlockType7、SystemInfomationBlockType8といったメッセージや、別の無線通信システムの制御メッセージをトンネリングして無線通信端末装置に伝送するDLInfomationTransferメッセージを利用することが考えられる。
また、無線通信端末装置100から無線通信基地局200に対して、アクセス規制情報を送信するよう要求し、それをトリガとして無線通信基地局200がアクセス規制情報を送信するようにしても良い。無線通信端末装置100からアクセス規制情報を要求する場合、後述する音声通信開始指示の受信をトリガとして、無線通信基地局200に対して、アクセス規制情報を送信するよう要求し、それをトリガとして無線通信基地局200がアクセス規制情報を送信するようにしても良い。
このように、本実施形態では、無線通信システムBのアクセス規制情報は、無線通信基地局500から直接報知されるのではなく、無線通信基地局200から間接的に報知される。
制御部109は、発信不可と判別した場合(ステップS204:NO、ステップS103:NO)、発信不可である旨をユーザに示し(ステップS205、ステップS104)、無線通信基地局200に対して、発信処理を終了する旨を示すメッセージを送信し(ステップS232、ステップS132)、ステップS201へ処理を戻す。無線通信基地局200は、ステップS232で送信されたメッセージを受信した場合、以降の無線通信システムAの一時離脱処理を行わない。なお、ステップS205とステップS232の順序は入れ替わっても良い。制御部109は、ステップS232で何も応答を返さず、一方、無線通信基地局200が受信タイムアウトを監視し、所定時間内に当該メッセージを受信できなければ発信処理を終了するようにしても良い。
一方、制御部109は、発信可と判別した場合(ステップS204:YES、ステップS103:YES)、無線通信システムAに対して、発信処理を継続する旨を示すメッセージを送信する(ステップS231、ステップS131)。これにより、ステップS108〜ステップS110の処理が実行される。そして、制御部109は、無線通信システムBへの移行指示があるか否かを判別する(ステップS207)。制御部109は、無線通信システムBへの移行指示がないと判別すると(S207:NO)、ステップS207に処理を戻す。一方、制御部109は、無線通信システムBへの移行指示があったと判別すると(S207:YES)、無線通信システムBの捕捉処理を行う(ステップS208、ステップS111)。この際、制御部109は、無線通信システムBにおいて全セル探索したり、ステップS108のリダイレクション指示に従ったりして、捕捉する無線通信基地局500を決める。
次に、制御部109は、無線通信システムBのセルの捕捉が成功したか否かを判別する(ステップS209、ステップS113)。制御部109は、セルの補足が失敗したと判別すると(ステップS209:NO、ステップS113:NO)、新たに無線通信システムAにてセル選択を行い(ステップS210、ステップS120)、ステップS201に処理を戻す。なお、制御部109は、発信不可であるメッセージをユーザに示してもよい(ステップS119)。
一方、制御部109は、セルの補足が成功したと判別すると(ステップS209:YES、ステップS113:YES)、そのセルに対して発信要求を送信する(ステップS211)。これにより、ステップS114及びステップS115の処理が実行される。
制御部109は、ステップS211の処理の実行後、無線通信端末装置100を、無線通信システムBを介した通話状態とする(ステップS212、ステップS116)。
次に、制御部109は、無線通信システムBでの通話が終了したか否かを判別する(ステップS213)。制御部109は、通話が終了していないと判別すると(ステップS213:NO)、ステップS213に処理を戻す。一方、制御部109は、通話が終了したと判別すると(ステップS213:YES)、無線通信システムAの捕捉処理を行う(ステップS214)。
そして、制御部109は、無線通信システムAのセルの捕捉が成功したか否かを判別する(ステップS215)。制御部109は、セルの捕捉が成功したと判別すると(ステップS215:YES)。そのセルに対してCSFB終了通知を送信する(ステップS216)。具体的には、制御部109は、選択したセルの無線通信基地局200を介して移動管理装置300に対して、CSFB終了通知を伝送する(ステップS121)。一方、CSFB終了通知を受信した移動管理装置300は、ゲートウェイ装置400に対して一時離脱解除(レジューム)処理を行う(ステップS122)。
制御部109は、ステップS216の処理を終了すると、無線通信システムAに対する待受状態に戻る(ステップS201、ステップS123、ステップS100)。一方、制御部109は、セルの捕捉に失敗したと判別すると(ステップS215:NO)、新たに全ての無線通信システムに対してセル選択を行う(ステップS217)。なお、制御部109は、無線通信システムAを捕捉できればステップS201へ処理を戻す。なお、制御部109は、無線通信システムAを捕捉できない場合、無線通信システムBの捕捉処理を行ったり、圏外スリープ処理を行ったりする(図示せず)。
以上のように、音声発信操作がなされた時に、すぐに無線通信システムAの一時離脱処理を行うのではなく、先に無線通信システムBのアクセス情報を確認し、アクセス規制の程度が所定の程度よりも小さいことを確認してから無線通信システムAの一時離脱処理を行うことで、従来は必要であった図6のステップS108からステップS110、および、ステップS120からステップS122の処理を行わなくて済むため、無線通信端末装置の電力消費を抑制することができる。また、無線リソースの浪費を抑制することができ、無線リソースの使用効率が向上する。
本実施形態に係る無線通信システム1000によれば、音声通信用の無線通信システムとLTEシステムとの双方を利用しながらも、消費電力や無線リソースの浪費を抑えることができる。
また、本実施形態では、無線通信システムAと無線通信システムBと無線通信端末装置100との間で、データ通信に利用する通信システムの、CS Fallback機能を利用した、適切な切り替え処理がなされる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に開示したものに限られない。
上記実施形態では、通信端末装置に接続されるシステムが、全て無線通信システムである例を示した。しかし、有線通信システムを含む通信システムに本発明を適用することもできる。
なお、本発明に係る通信端末装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する通信端末装置を構成しても良い。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
100・・・無線通信端末装置、101・・・第1無線通信部、102・・・第2無線通信部、103・・・操作部、104・・・表示部、105・・・音声出力部、106・・・音声入力部、107・・・記憶部、1071・・・規制情報記憶部、1072・・・発信先情報記憶部、1073・・・代替通信方法情報記憶部、108・・・代替通信部、109・・・制御部、110・・・バス、200・・・無線通信基地局、300・・・移動管理装置、400・・・ゲートウェイ装置、500・・・無線通信基地局、600・・・基地局制御装置、1000・・・無線通信システム、A、B・・・無線通信システム

Claims (10)

  1. パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信手段と、
    音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信手段と、
    音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御し、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別し、
    前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムが報知する当該第2の通信システムのシステム情報に含まれる情報であり、
    前記制御手段は、前記アクセス規制情報を受信するように前記第2の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記アクセス規制情報は、前記第1の通信システムが報知する前記第2の通信システムのシステム情報に含まれる情報であり、
    前記制御手段は、前記アクセス規制情報を受信するように前記第1の通信手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられる前に、前記アクセス規制情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記制御手段は、前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられた後に、前記アクセス規制情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  6. 前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムへのアクセスが許容される確率を示す情報であり、
    前記制御手段は、前記アクセス規制情報により示される確率が、所定の閾値を超えている場合に、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  7. 前記アクセス規制情報は、前記第2の通信システムへのアクセスが禁止されているか否かを示す情報であり、
    前記制御手段は、前記アクセス規制情報により前記第2の通信システムへのアクセスが禁止されていないことが示されている場合に、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  8. パケット通信に特化した第1の通信システムと、音声通信をサポートする第2の通信システムと、前記第1の通信システムもしくは前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行する通信端末装置と、を備える通信システムであって、
    前記通信端末装置が、前記第2の通信システムを介して音声通信を実行する前に、当該通信端末装置から前記第1の通信システムに対して一時離脱処理の実行が要求され、
    前記音声通信が終了した後に、前記通信端末装置から前記第1の通信システムに対して一時離脱解除処理の実行が要求され、
    前記第1の通信システムは、前記第2の通信システムのアクセス規制情報を保持し、
    前記第1の通信システムは、前記通信端末装置に音声通信の開始指示がなされたことに応答して、前記アクセス規制情報を当該通信端末装置に送信し、
    前記第1の通信システムは、前記通信端末装置から発信処理継続通知を受信した場合に、当該通信端末装置の一時離脱処理を実行し、
    前記第1の通信システムは、前記通信端末装置から発信処理終了通知を受信した場合に、当該通信端末装置の一時離脱処理を実行せず
    前記通信端末装置は、
    前記アクセス規制情報を、前記第1の通信システムから受信したことに応答して、当該アクセス規制情報に基づく発信可否判別処理を実行し、
    発信可と判別した場合、並びに、発信不可と判別した場合において前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに発信処理継続通知を送信し、
    発信不可と判別した場合において前記実行指示が受け付けられなかった場合、前記第1の通信システムに発信処理終了通知を送信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 第1の通信手段と、第2の通信手段と、受付手段と、制御手段と、を備える通信端末装置により実行される通信制御方法であって、
    前記第1の通信手段が、パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信ステップと、
    前記第2の通信手段が、音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信ステップと、
    前記受付手段が、音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付ステップと、
    前記制御手段が、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御ステップと、を備え、
    前記制御ステップは、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御するステップと、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別するステップと、
    前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御するステップと、を備える、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  10. コンピュータを、
    パケット通信に特化した第1の通信方式で、第1の通信システムを介したデータ通信を実行する第1の通信手段、
    音声通信をサポートする第2の通信方式で、第2の通信システムを介したデータ通信を実行する第2の通信手段、
    音声通信の開始指示と前記第2の通信システムを介したデータ通信の実行指示とを受け付ける受付手段、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを制御する制御手段、として機能させるためのプログラムであって、
    前記制御手段は、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられるまで、前記第1の通信システムを介したデータ通信を実行するように前記第1の通信手段を制御し、
    前記受付手段により音声通信の開始指示が受け付けられたことに応答して、前記第2の通信システムのアクセス規制情報に基づいて、当該第2の通信システムを介したデータ通信を実行するか否かを判別し、
    前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行すると判別した場合、並びに、前記第2の通信システムを介したデータ通信を実行しないと判別した場合において前記受付手段により前記実行指示が受け付けられた場合、前記第1の通信システムに一時離脱処理の実行を要求するように前記第1の通信手段を制御するとともに、前記第2の通信システムを介した音声通信を実行するように前記第2の通信手段を制御する、
    ことを特徴とするプログラム。
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