JP5527109B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関するものである。
従来、撮影レンズの焦点距離に応じて照明光の照射角を自動的に変更することができる照明装置が知られている。この種の照明装置は、光源ユニットを照明光の照射方向に沿って移動させるズーム機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−20298号公報
上記照明装置においては、撮影レンズの焦点距離と照明光の照射角とを対応させるため、光源ユニットの位置決めを正確に行う必要がある。
本発明の課題は、光源ユニットの位置決めを正確に行うことができる照明装置を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、照明光を照射する光源ユニット(10)と、前記光源ユニットを所定方向に沿って駆動する駆動手段と、前記光源ユニットと前記駆動手段とを物理的に係合させる係合手段と、を備え、前記駆動手段は、回転力を発生するモータ(21)と、所定方向に延在しており前記モータで発生した回転力を前記所定方向への直線運動に変換するネジ部(22)と、含み、前記係合手段は、前記ネジ部の前記直線運動を前記光源ユニットに伝達する加圧バネ(24)を含み、前記加圧バネは、略U字形に折り曲げられた第1辺部(24a)と第2辺部(24b)とを備え、且つ、前記第1辺部は弾性変形した状態で前記ネジ部と物理的に係合し、前記第2辺部は、その両端部が前記光源ユニットに固定されていることを特徴とする照明装置(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明装置(1)において、前記加圧バネ(24)は、前記第1辺部(24a)の中間の位置から前記第2辺部(24b)と連結する位置までの間において前記ネジ部(24)と係合することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の照明装置(1)において、前記ネジ部(24)と略平行に配置された複数のガイドバー(23a,23b)を備え、前記光源ユニット(10)は、前記複数のガイドバーに沿って移動自在に係合することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置(1)において、前記光源ユニット(10)は、前記加圧バネ(24)を収納する溝部(13d)を備え、前記加圧バネは、前記溝部の側壁との間に所定間隔が形成されるように収納されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置(10)において、前記加圧バネ(24)は、前記ネジ部(22)に形成されたネジ山の斜面(22a)に当接することを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、光源ユニットの位置決めを正確に行うことができる照明装置を提供することができる。
実施形態に係る照明装置1の概略断面図である。 光源ユニット10及びズーム機構部20の斜視図である。 加圧バネ24の外観図である。 加圧バネ24を収納した反射傘ホルダ13の部分断面図である。 加圧バネ24とネジ部22とが係合する部分の位置関係を示す模式図である。 加圧バネ24とネジ部22とが当接する状態を示す模式図である。 加圧バネ24を収納した収納溝13dの平面図である。 (a)、(b)は比較例1における加圧バネ24Aとネジ部22との位置関係を示す模式図である。 比較例2における加圧バネ24Bとネジ部22との位置関係を示す模式図である。 実施形態における加圧バネ24とネジ部22との位置関係を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係わる照明装置の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解とを容易にするために、適宜にXYZの直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が、照明装置を装着したカメラ(不図示)の光軸を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。更に、正位置において被写体に向かう方向をZ方向とする。
図1は、本実施形態に係る照明装置1の概略断面図である。図2は、光源ユニット10及びズーム機構部20の斜視図である。
照明装置1は、図1に示すように、ヘッド部2と、本体部3と、を備える。ヘッド部2は、光源となるキセノン管(後述)を備えた発光部である。本体部3は、ヘッド部2における照明光の照射を制御する発光制御部である。
ヘッド部2は、前カバー5と、メインコンデンサ6と、光源ユニット10と、ズーム機構部20と、を備える。なお、図1では、光源ユニット10及びズーム機構部20の構成を概略的に示している。
前カバー5は、キセノン管11(後述)から照射された照明光を所定の照射範囲に拡散させるための光学部材である。前カバー5は、同心円状のフレネル溝(不図示)を備えたフレネルレンズにより構成される。
メインコンデンサ6は、キセノン管11に供給する電荷を蓄積するための電気部品である。メインコンデンサ6は、昇圧回路(不図示)と共にキセノン管11に接続されている。
光源ユニット10は、被写体(不図示)に向けて照明光を照射する部位である。光源ユニット10は、キセノン管11と、反射傘12と、反射傘ホルダ13と、を備える。キセノン管11は、メインコンデンサ6に蓄えられた電荷により照明光を発する光源である。反射傘12は、キセノン管11から照射された照明光の一部を照射方向(Z方向)に向けて反射する反射部材である。反射傘12は、断面が略U字形に形成されている。反射傘ホルダ13は、キセノン管11と、反射傘12と、を保持する保持部材である。反射傘ホルダ13の構成については後述する。
ズーム機構部20は、光源ユニット10を照明光の照射方向(Z方向)に沿って移動させる移動機構である。光源ユニット10を照射方向に沿って移動することにより、前カバー5とキセノン管11との距離が変化する。前カバー5とキセノン管11との距離が近くなると、照明光の照射角は広くなり、照明光の到達距離は短くなる。前カバー5とキセノン管11との距離が離れると、照明光の照射角は狭くなり、照明光の到達距離は長くなる。
ズーム機構部20は、図2に示すように、モータ21と、ネジ部22と、ガイドバー23a,23bと、加圧バネ24と、を備える。
モータ21は、光源ユニット10を移動させるための駆動力(回転力)を発生する駆動源である。モータ21は、ヘッド部2の内部に固定されている。ネジ部22は、モータ21の回転軸(不図示)と直結され、Z方向に延在している。ネジ部22の表面には、雄ネジが形成されている。雄ネジには、加圧バネ24の第1辺部24a(後述)が係合する。ネジ部22が回転すると、雄ネジの山が螺旋状に回転する。このため、ネジ部22と係合する加圧バネ24(及び光源ユニット10)は、ネジ部22の回転と共にZ方向に移動する。すなわち、ネジ部22は、モータ21で発生した回転力を、Z方向への直線運動に変換する部材として機能する。モータ21及びネジ部22は、光源ユニット10をZ方向に沿って駆動する駆動手段を構成する。
ガイドバー23a,23bは、図2に示すように、ネジ部22と略平行に配置された支持部材である。ガイドバー23a,23bは、Z方向に延在している。ガイドバー23a,23bは、ヘッド部2の内部に固定されている。
光源ユニット10の反射傘ホルダ13には、図2に示すように、係合孔13a,13bが形成されている。係合孔13a,13bは、ガイドバー23a,23bと係合可能な径を有する貫通孔である。ガイドバー23a,23bは、反射傘ホルダ13の係合孔13a,13bと係合している。光源ユニット10は、ガイドバー23a,23bの延在するZ方向に沿って移動自在となるように支持されている。
加圧バネ24は、光源ユニット10と、モータ21及びネジ部22と、を物理的に係合させる係合手段である。加圧バネ24は、ネジ部22のネジ山と一箇所において係合している。図2に示すように、光源ユニット10の反射傘ホルダ13には、U字溝13cと、収納溝13dとが形成されている。U字溝13cは、ネジ部22が貫通する溝である。収納溝13dは、加圧バネ24を収納する溝である。収納溝13dは、平面視において、U字溝13cを貫通するネジ部22に対して斜め方向に形成されている。
また、加圧バネ24の両端部は、ビス25a及び25bにより固定されている。ビス25a及び25bは、反射傘ホルダ13に形成されたネジ穴(不図示)にネジ止めされている。ビス25a及び25bは、収納溝13dに収納された加圧バネ24のY方向への移動を規制している。加圧バネ24の構成、及び加圧バネ24とネジ部22との係合については後述する。
本体部3は、昇圧回路、操作部、電源回路、及び制御部(いずれも不図示)を備える。また、本体部3は、図1に示すように、取り付け脚4を備える。照明装置1は、本体部3の取り付け脚4によりカメラ本体(不図示)のアクセサリシューに装着することができる。照明装置1をカメラ本体のアクセサリシューに装着すると、取り付け脚4の電極端子(不図示)とアクセサリシューの電極端子(不図示)とが接触して電気的に導通する。これにより、カメラ本体と照明装置1との間で各種信号やデータの送受信が可能となる。
本体部3の制御部は、カメラ本体からシャッタレリーズに同期した発光信号を受信すると、メインコンデンサ6に蓄積された電荷をキセノン管11に供給して、キセノン管11を発光させる。また、本体部3の制御部は、カメラ本体から受信したズーム駆動信号に基づいて、モータ21の回転方向と回転量とを制御して、ネジ部22と係合する光源ユニット10をZ方向に移動させる。
ズーム駆動信号は、撮影レンズ(不図示)の焦点距離に応じてカメラ本体から送信される信号(焦点距離情報)である。本体部3の制御部は、受信したズーム駆動信号に応じて、照明光の照射角を設定する。更に、制御部は、設定した照射角に対応する光源ユニット10の移動位置を設定し、その移動位置までの移動量に応じたパルス信号をモータ21に供給する。
本体部3の制御部は、撮影レンズの焦点距離が短くなると、前カバー5とキセノン管11との距離が近くなるように光源ユニット10をZ方向に沿って前方(被写体側)に移動させ、照明光の照射角を広くする。また、本体部3の制御部は、撮影レンズの焦点距離が長くなると、前カバー5とキセノン管11との距離が離れるように光源ユニット10をZ方向に沿って後方(反被写体側)に移動させ、照明光の照射角を狭くする。照射角の設定は、例えば、撮影レンズの焦点距離24mm〜105mmの範囲で段階的に設定されていてもよいし、無段階に設定されていてもよい。
次に、本実施形態における加圧バネ24の構成について説明する。図3は、加圧バネ24の外観図である。図4は、加圧バネ24を収納した反射傘ホルダ13の部分断面図である。図5は、加圧バネ24とネジ部22とが係合する部分の位置関係を示す模式図である。図6は、加圧バネ24とネジ部22とが当接する状態を示す模式図である。図7は、加圧バネ24を収納した収納溝13dの平面図である。
なお、図4は、ネジ部22の軸方向と略直交する断面を示している。また、図4では、加圧バネ24と反射傘ホルダ13を除く構成を省略している。また、図6では、断面模様の図示を省略している。
加圧バネ24は、図3に示すように、略U字形に折り曲げられた成形部品である。加圧バネ24は、断面が略円形の金属部材により構成されている。加圧バネ24は、第1辺部24aと、第2辺部24bと、第3辺部24cと、曲がり部24dと、を備える。第1辺部24aは、弾性変形した状態でネジ部22と物理的に係合する部位である。第2辺部24bは、その両端部がビス25a及び25b(図2参照)により固定される部位である。第3辺部24cは、加圧バネ24を反射傘ホルダ13に位置決めするための部位である。曲がり部24dは、第1辺部24aと第2辺部24bとを連結する部位である。
反射傘ホルダ13の収納溝13dには、図4に示すように、差込孔13eが形成されている。加圧バネ24は、反射傘ホルダ13の収納溝13dに収納されたときに、第3辺部24cが差込孔13eに挿入される。これにより、加圧バネ24は、反射傘ホルダ13に位置決めされる。
また、加圧バネ24は、反射傘ホルダ13の収納溝13dに収納され、両端部がビス25a及び25bで固定されると、第1辺部24aが弾性変形した状態でネジ部22と係合する。これにより、加圧バネ24は、ネジ部22に適正な付勢力を掛けた状態で固定される。なお、加圧バネ24は、ネジ部22に形成されたネジ山の傾斜角と略一致するように、平面視において、ネジ部22に対して斜めに係合する。
また、加圧バネ24は、図5に示すように、第1辺部24aの中間の位置P1から第2辺部24bと連結する曲がり部24dの位置P2までの間においてネジ部22と係合する。本実施形態において、加圧バネ24は、第1辺部24aの中間の位置P1でネジ部22と係合している。
また、加圧バネ24は、図6に示すように、ネジ部22に形成されたネジ山の斜面22aに当接している。加圧バネ24がネジ山の斜面22aと当接せずに、ネジ山の谷部22bと当接していると、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24にガタツキが発生してしまう。しかしながら、加圧バネ24をネジ山の斜面22aと当接させることにより、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24にガタツキが発生するのを抑えることができる。
また、図7に示すように、収納溝13dの側壁には、突起部13fが形成されている。突起部13fは、加圧バネ24を収納溝13dに収納したときに、加圧バネ24との間に所定間隔を形成するための突起である。
本実施形態では、加圧バネ24と突起部13fとの隙間Gが0.01〜0.02mmとなるように設定している。隙間Gは、少なくとも加圧バネ24の第1辺部24aと突起部13fとの間に形成されていればよい。隙間Gがない場合は、ネジ部22を回転させたときに、ネジ部22のネジ山と加圧バネ24との接触抵抗が大きくなるため、光源ユニット10を移動させることができない。また、隙間Gが上記値よりも大きい場合には、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24がネジ部22の軸方向にずれてしまうため、ネジ部22の回転力を加圧バネ24に効率よく伝達することができなくなる。
一方、加圧バネ24と突起部13fとの隙間Gが0.01〜0.02mmとなるように設定した場合は、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24とネジ部22のネジ山との間に僅かな隙間が生じる。これにより、ネジ部22のネジ山と加圧バネ24との接触抵抗が小さくなり、光源ユニット10をスムーズに移動させることができる。また、加圧バネ24がネジ部22の軸方向にずれることがないため、光源ユニット10の位置決めを正確に行うことができる。
次に、本実施形態における加圧バネ24の作用について説明する。図8(a)、(b)は、比較例1における加圧バネ24Aとネジ部22との位置関係を示す模式図である。図9は、比較例2における加圧バネ24Bとネジ部22との位置関係を示す模式図である。図10は、本実施形態における加圧バネ24とネジ部22との位置関係を示す模式図である。なお、図8及び図9では、本実施形態と同一部分に同一符号を付している。
まず、比較例1について説明する。図8(a)に示すように、比較例1の加圧バネ24Aは、曲がり部のない棒状に形成されている。また、加圧バネ24Aの片側は、ビス25aにより反射傘ホルダ13(不図示)に固定されている。加圧バネ24Aの他方の側は、解放されている。
比較例1の構成によれば、ネジ部22の回転時に、光源ユニット10に振動等の外乱や、過剰な駆動抵抗等が発生したときに、加圧バネ24Aがネジ部22の上方(矢印A方向)に持ち上がり、加圧バネ24Aがネジ部22の軸方向にずれてしまうことがある。この場合、ネジ部22の回転量が正しく制御されていても、加圧バネ24Aとネジ部22のネジ山との係合する位置がずれるため、加圧バネ24Aと係合する反射傘ホルダ13(光源ユニット10)を正確な位置に移動することができなくなる。
また、比較例1において、加圧バネ24Aによるネジ部22への付勢力を大きくすると、加圧バネ24Aとネジ部22との係合部分における摩擦抵抗が増大する。このため、大きな摩擦抵抗の生じているネジ部22を回転させるために、出力の大きなモータ21が必要になる。従って、コストの増加と本体部2の大型化が避けられない。
次に、比較例2について説明する。図9に示すように、比較例2の加圧バネ24Bは、曲がりのない棒状に形成されている。また、加圧バネ24Bの両端部は、ビス25a及び25bにより反射傘ホルダ13(不図示)に固定されている。
比較例2の構成によれば、加圧バネ24Bの両端部がビス25a及び25bにより固定されている。このため、ネジ部22の回転時に、光源ユニット10に振動等の外乱や、過剰な駆動抵抗等が発生した場合でも、加圧バネ24Bがネジ部22の上方に持ち上がり、加圧バネ24Bがネジ部22の軸方向にずれることがない。従って、ネジ部22の回転力により、加圧バネ24Bと係合する反射傘ホルダ13(光源ユニット10)を正確な位置に移動することができる。
しかし、比較例2の構造では、加圧バネ24Bが弾性変形しない状態でネジ部22と係合している。この場合、加圧バネ24Bとネジ部22との係合部分では、加圧バネ24Bの僅かな付勢力の違いで摩擦抵抗が大きく変化する。このため、製造段階において、加圧バネ24Bの付勢力が最適となるように加圧バネ24Bとネジ部22との間隔を厳密に調整する必要がある。また、振動等により加圧バネ24Bとネジ部22との間隔がずれることも考えられる。従って、比較例2の構造では、生産性や信頼性が低下する。
次に、本実施形態について説明する。本実施形態の構造では、図10に示すように、加圧バネ24の両端部がビス25a及び25bにより固定されている。このため、ネジ部22の回転時に、光源ユニット10に振動等の外乱や、過剰な駆動抵抗等が発生しても、加圧バネ24の第2辺部24bがネジ部22の上方に持ち上がることがない。従って、加圧バネ24がネジ部22の軸方向にずれるのを防ぐことができる。
また、加圧バネ24は、第1辺部24aが図中A方向に弾性変形した状態でネジ部22と係合している。このため、加圧バネ24とネジ部22との間隔を厳密に調整しなくても、ネジ部22に適正な付勢力を掛けることができる。また、これによれば、加圧バネ24によるネジ部22への付勢力を大きくする必要がないので、加圧バネ24とネジ部22との係合部分における摩擦抵抗の増加を抑えることができる。
上述した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)加圧バネ24の両端部が固定されているため、ネジ部22の回転時に外乱等が発生しても、加圧バネ24が上方に持ち上がり、ネジ部22の軸方向にずれることがない。従って、本実施形態の照明装置1によれば、外乱等の発生に影響されることなく、光源ユニット10の位置決めを正確に行うことができる。
(2)加圧バネ24の上方への持ち上がりを防止するために、加圧バネ24によるネジ部22への付勢力を大きくする必要がない。このため、加圧バネ24とネジ部22との係合部分における摩擦抵抗が増大しない。このように、大きな摩擦抵抗の生じているネジ部22を回転させる必要がないため、モータ21の出力を大きくしなくてもよい。従って、コストの増加や本体部2の大型化を回避することができる。
(3)加圧バネ24は、弾性変形した状態でネジ部22と係合する。このため、加圧バネ24とネジ部22との間隔を厳密に調整しなくても、ネジ部22に適正な付勢力を掛けることができる。これによれば、製造段階において、加圧バネ24の付勢力が最適となるように加圧バネ24とネジ部22との間隔を厳密に調整する必要がないので、生産性の低下を招くことがない。また、振動等により加圧バネ24とネジ部22との間隔がずれることもないため、信頼性の低下を招くこともない。
(4)加圧バネ24は、第1辺部24aの中間の位置から第2辺部24bと連結する曲がり部24dの位置までの間においてネジ部22と係合する。これによれば、加圧バネ24が弾性変形した状態でネジ部22と係合するので、ネジ部22に適正な付勢力を掛けることができる。
(5)反射傘ホルダ13の収納溝13dには突起部13fが形成されている。加圧バネ24は、突起部13fとの間に所定間隔が形成されるように収納される。これによれば、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24とネジ部22のネジ山との間に僅かな隙間が生じるため、ネジ部22のネジ山と加圧バネ24との接触抵抗を小さくすることができる。従って、光源ユニット10をスムーズに移動させることができる。また、加圧バネ24がネジ部22の軸方向にずれないため、光源ユニット10の位置決めを正確に行うことができる。更に、収納溝13dの側壁に突起部13fを設け、この突起部13fにより、加圧バネ24と収納溝13dの側壁との間の隙間を調整している。これによれば、収納溝13dの溝幅を正確に成形しなくても、突起部13fの高さを切削等することにより、加圧バネ24との隙間を適切に調整することができる。
(6)加圧バネ24は、ネジ部22に形成されたネジ山の斜面22aに当接している。このため、ネジ部22を回転させたときに、加圧バネ24にガタツキが発生するのを抑えることができる。
(7)光源ユニット10は、ネジ部22と略平行に配置されたガイドバー23a,23bに沿って移動自在に係合している。これによれば、ネジ部22の回転による生じる直線運動の方向と光源ユニット10の移動方向とが略一致するため、モータ21で発生した回転力を光源ユニット10に効率良く伝達することができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、ガイドバー23a,23bを光源ユニット10の上方に配置した例を示した。これに限らず、ガイドバー23a,23bは、光源ユニット10の下方に配置されていてもよい。また、ガイドバーは3本以上であってもよい。
(2)本実施形態では、収納溝13dの側壁に突起部13fを形成した例を示した。しかし、これに限らず、収納溝13dの溝幅を正確に成形することにより、加圧バネ24と収納溝13dの側壁との間に所定間隔の隙間を形成するようにしてもよい。
(3)本実施形態では、1つの加圧バネ24をネジ部22に係合させる例を示した。しかし、これに限らず、複数の加圧バネ24をネジ部22に係合させるようにしてもよい。
(4)本発明は、カメラ本体に装着される外付けの照明装置だけでなく、カメラ内蔵の照明装置にも適用することができる。
また、上記実施形態及び変形形態は適宜に組み合わせて用いることができるが、各実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。更に、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:照明装置、2:ヘッド部、3:本体部、10:光源ユニット、13d:収納溝、21:モータ、22:ネジ部、23a,23b:ガイドバー、24:加圧バネ、24a:第1辺部、24b:第2辺部

Claims (5)

  1. 照明光を照射する光源ユニットと、
    前記光源ユニットを所定方向に沿って駆動する駆動手段と、
    前記光源ユニットと前記駆動手段とを物理的に係合させる係合手段と、を備え、
    前記駆動手段は、回転力を発生するモータと、所定方向に延在しており前記モータで発生した回転力を前記所定方向への直線運動に変換するネジ部と、を含み、
    前記係合手段は、前記ネジ部の前記直線運動を前記光源ユニットに伝達する加圧バネを含み、
    前記加圧バネは、略U字形に折り曲げられた第1辺部と第2辺部とを備え、且つ、前記第1辺部は弾性変形した状態で前記ネジ部と物理的に係合し、前記第2辺部は、その両端部が前記光源ユニットに固定されていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記加圧バネは、前記第1辺部の中間の位置から前記第2辺部と連結する位置までの間において前記ネジ部と係合することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置において、
    前記ネジ部と略平行に配置された複数のガイドバーを備え、
    前記光源ユニットは、前記複数のガイドバーに沿って移動自在に係合することを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記光源ユニットは、前記加圧バネを収納する溝部を備え、
    前記加圧バネは、前記溝部の側壁との間に所定間隔が形成されるように収納されることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記加圧バネは、前記ネジ部に形成されたネジ山の斜面に当接することを特徴とする照明装置。
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