JP5527041B2 - ハンドオーバ先セル選択機能を含む移動無線通信システム - Google Patents

ハンドオーバ先セル選択機能を含む移動無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、ハンドオーバ先セル選択機能を含む移動無線通信システムに関する。
現在、次世代移動無線通信技術としてのLTE(Long Term Evolution)の標準化が3
GPP(3rd Generation Partnership Project)で検討されている。この検討においては、周波数利用効率の向上を図るための各種技術が議論されている。
周波数利用効率を向上するためには、無線基地局装置(単に、基地局と記載することもある)及び移動局間のパケット形態によるデータ通信に使用される無線リソース、すなわち周波数と時間とで表すことができるリソース(周波数−時間リソースまたはリソースブロック(RB:Resource Block)と記載することもある)を配下の多数の移動局に効率良く割り当てる制御(スケジューリング)が、無線基地局装置においては不可欠である。
通信エリア内の全てのセルで複数の同一周波数(厳密には、周波数ブロックまたは周波数グループ)を使用する1セル周波数繰り返しと称される周波数利用効率向上のための技術がある。この技術を採用すると、同一周波数が隣接セル間で使用されるので、セル端(cell edge)でのセル間干渉の発生が懸念される。なお、セル端はセル端近傍を含む。
LTEのアクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)では、セル間直交化を実現するために、セル間干渉コーディネーション
(ICIC:Inter-cell Interference Coordination)と称される技術が用いられる。こ
の技術では、部分的周波数繰り返しFFR(Fractional Frequency Reuse)手法により、全てのセルで複数の同一の周波数が1セル周波数繰り返しで使用されることに加えて、セル端ではセル毎に異なる周波数が例えば3セル周波数繰り返しで使用される。
FFRによるセル間干渉コーディネーションでは、下りリンクパケットアクセスのための無線リソースとしてのリソースブロックは、各基地局のみで使用可能な複数の第1無線リソースと、全ての基地局で共通して使用可能な複数の第2無線リソースとに分割される。第1無線リソースは、セル端に位置する(厳密には、セル端において無線接続している)移動局に割り当てられ、第2無線リソースは、セル端以外のセル内部(cell interior
)に位置する移動局、例えば基地局近傍及びセル中心領域に位置する移動局に割り当てられる。このセル間干渉コーディネーションにより、セル端に位置する各移動局は干渉の少ない状態で通信を行うことができる。
なお、セル内干渉については、LTEのE−UTRANでは、各基地局が上りリンク及び下りリンクのスケジューリングを行うことにより、セル内直交化、すなわちユーザ間直交化を実現可能である。
特開2008−167413号公報
3GPP TS36.213 3GPP TS36.214 3GPP TS36.300 3GPP TS36.321 3GPP TS36.331 3GPP TS36.401 3GPP TS36.423
上述したFFRによるセル間干渉コーディネーションの手法を採るとともに、基地局間のX2インタフェースを利用した情報交換を行うことで、セル端に位置する移動局(セル端移動局と記載することもある)のための無線リソース領域と、セル端以外に位置する移動局(セル内部移動局と記載することもある)のための無線リソース領域とを動的に決めることが可能になる。
しかし、このようなセル間干渉コーディネーション手法を採用したときであっても、下りリンクにおけるトータル送信電力の制限と干渉抑制とのために、全ての無線リソース領域をセル端移動局の割当領域として使うことができない。すなわち、この割当領域は、無線リソース割当の観点により、1/3程度に制限されることを免れない。この結果、同時に通信可能なセル端移動局の数は少なく制限され、また同時に通信する複数のセル端移動局が存在するときは、各セル端移動局の通信レートは低下する。
さらに、セル端移動局と判断されることに相当する悪い無線条件であっても、セル端移動局のための無線リソース領域が不足した状態において、セル内部移動局のための無線リソース領域を割り当てざるを得ない。このような場合には、セル内部移動局のための無線リソース領域を割り当てられたセル端移動局はスループットの低下を免れないだけでなく、該当セルのトータルスループットも低下する。
したがって、FFRによるセル間干渉コーディネーションを実行する移動無線通信システムにおいては、セル端移動局が利用できる無線リソースが制限されるため、より多くの無線リソースを利用可能である最適と推定するハンドオーバ先セルを選択することが要求される。
課題は、より多くの無線リソースを利用可能である最適と推定するハンドオーバ先セルを選択する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、部分的周波数繰り返しによるセル間干渉コーディネーションを採用する無線基地局装置におけるハンドオーバ先セル選択方法は、セル端に位置する移動局相当の無線品質になったとき、報告信号を送信することをハンドオーバトリガ条件として予め指示し;前記報告信号を受信したとき、前記移動局が無線接続している第1のセルにおける第1のスループット予測情報と、前記移動局が無線接続可能な隣接する複数の第2のセルにおける第2のスループット予測情報とを比較し、前記第2のスループット予測情報が最も高い値を示す第2のセルを選択し;前記移動局に対して、選択した第2のセルへのハンドオーバの実行を指示する。
開示した技術によれば、FFRによるセル間干渉コーディネーションを採用した移動無線通信システムの全体の無線リソースの有効利用率を上げることができる、すなわち周波数当りの送信レートを上げることができる。また、セル端に位置する移動局の送信レートも上げることができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
一実施の形態の移動無線通信システムの構成を示すブロック図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおける無線リソース割当を説明するための図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおけるFFRによるセル間干渉コーディネーションを説明するための図。 一実施の形態の移動無線通信システムに適用することが可能な無線基地局装置の構成を示すブロック図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおいてX2インタフェースを使用した情報交換のシーケンスを示す図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおけるハンドオーバシーケンスを示す図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおけるRRC Connection Reconfigurationメッセージのフォーマットを示す図。 一実施の形態の移動無線通信システムにおけるハンドオーバの判断アルゴリズムを示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されてはならない。
[移動無線通信システム]
[システム構成]
一実施の形態におけるシステムの構成を示す図1を参照すると、最適と推定するハンドオーバ先セル選択機能を含む移動無線通信システムSYSは、複数の無線基地局装置eNB(evolved Node B)(#1,#2,#3)と、ユーザ利用の無線端末である複数の移動局UE(User Equipment)(#1,#2,#3)と、管理システムEMS(Element Management System)とを備えている。なお、実際に構築される移動無線通信システムSYS
は、無線基地局装置eNB及び移動局UEをそれぞれ多数備えるが、ここでは図示を簡略化している。
この移動無線通信システムSYSにおいては、無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は、例えば運用管理センタに配置される管理システムEMSに管理インタフェースで接続されている。近隣または周辺の無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は、X2インタフェースで互いに接続されている。管理インタフェース及びX2インタフェースは、有線伝送路におけるインタフェースである。
また、無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は、それぞれの配下の複数(ここでは、3個)のセルCLに位置する複数の移動局UEと無線uuインタフェースで接続される。この例では、無線基地局装置eNB(#1)が、セルCL(#1)に位置する3個の移動局UE(#1,#2,#3)と無線uuインタフェースでそれぞれ接続されている状態を示している。後に詳述するが、セルCL(#1)において、移動局UE(#1)はセル端以外のセル内部に位置し、移動局UE(#2,#3)はセル端に位置する。
各無線基地局装置eNBは、各移動局UEと所定の無線接続技術によって通信する。各無線基地局装置eNBから各移動局UE方向の下りリンク(DL:Down Link)信号は、
直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)信号であり、各移動局UEから各無線基地局装置eNB方向の上りリンク(UL:Up Link)信号は、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA:Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)信号である。
[無線リソース割当]
上述した構成を採る移動無線通信システムSYSは、LTEのアクセスネットワークE−UTRANを実現することが可能であり、3個の無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)でセルカバレッジ、すなわち全通信エリアをカバーする。
各無線基地局装置eNBにおけるスケジューラ部(図示省略)は、図2に示すように、無線フレームを構成する複数個のサブフレームSF(#1〜#7)毎に、配下の移動局UEのそれぞれにリソースブロックRB(#1〜#12・・・)単位で割り当てるべき割当数及び割当位置(タイミング)を動的に決定する。リソースブロックRBは、周波数領域で、例えば12個の隣接サブキャリアの集合で構成される。時間領域では、連続する2つのOFDMシンボル(1サブフレーム対応)が基本単位となり、リソースブロックを構成する。
スケジューリング決定情報としての無線リソース(RB)割当情報は、下りリンクDLの各サブフレームSFの先頭に配置される下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を利用して送信される。
無線基地局装置eNBは、PDCCHを利用するとき、あるサブフレームSFで送信する移動局UE、RB数、及びRB位置を自由に指示可能であるので、送受信データの有無や、移動局UEの無線品質に応じた割り当てを実行することで、無線リソースの利用効率を上げることができる。
所望のユーザデータは下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)で伝送される。
一方、図示を省略しているが、上りリンクULでは、下りリンクと同様にリソースブロックRBを所要の数だけ使用して、各移動局UEが多重アクセスする。上りリンクの送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)は下りリンクと同様にサブフレーム毎である。ユーザデータは上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared
Channel)で伝送される。ユーザデータを送信可能なPUSCHはPDCCHによる無線リソース割当情報の通知から4サブフレーム後である。
上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)は、チャ
ネル品質指標(CQI:Channel Quality Indicator)や受信結果情報(ACK/NAC
K)などの下りリンク受信状態情報を上りリンク制御情報として伝送する。PUCCHは上りリンクの周波数領域に設けられているリザーブ帯域で送信される。
図3を参照すると、部分的周波数繰り返しFFRによるセル間干渉コーディネーション手法を採用する移動無線通信システムSYSにおいては、下りリンクパケットアクセスのための無線リソースとしてのリソースブロックRBは、周波数領域において、各セルCL(#1〜#9)のみで使用可能な複数の第1リソースブロックと、全てのセルCL(#1〜#9)で共通して使用可能な複数の第2リソースブロックとに分割される。
例えば、図2に示す下りリンクDLの無線リソースにおいて、サブフレームSF#1〜#7のリソースブロックRB1,2、RB3,4、及びRB5,6は、セルCL(#1,
#4,#7)、セルCL(#2,#5,#8)、及びセルCL(#3,#6,#9)のみでそれぞれ使用可能な第1リソースブロックである。また、他のリソースブロックRB7〜RBnは、全てのセルCL(#1〜#9)で共通して使用可能な第2リソースブロックである。
第1リソースブロックは、セル端に位置する移動局(セル端移動局)UEに割り当てられ、第2リソースブロックは、セル端以外のセル内部に位置する移動局(セル内部移動局)UEに割り当てられる。これにより、隣接セル間でセル端移動局UEに割り当てるリソースブロック領域が重なることを回避し、セル間干渉を低減する。
例えば、図1に示すセルCL(#1)において、セル端移動局UE(#2,#3)にはリソースブロックRB1,2が割り当てられ、セル内部移動局UE(#1)にはリソースブロックRB7〜RBnが割り当て可能である。
リソースブロック領域を分けずに、セル端移動局UEに対して無線基地局装置eNBからの送信電力を上げてしまうと、隣接セル間で干渉が起きる。重ならないようにリソースブロック領域を分けておくと、あるセルのセル端移動局UE用のリソースブロック領域は、隣接セルのセル内部移動局UE用のリソースブロック領域であるため、送信電力を上げたとしても、隣接セルではセル内部移動局UE用のリソースブロック領域であるので、隣接セルに位置するセル内部移動局UEにとっては干渉にはならない。
[無線基地局装置]
図4は、図1に示した一実施の形態の移動無線通信システムSYSに適用することが可能な無線基地局装置eNB10の詳細構成を示す。
無線基地局装置eNB10は、図示を省略しているが、下りリンク信号に対して処理を行う送信部と、上りリンク信号に対して処理を行う受信部と、通信対象の移動局UEを選択するとともに、無線リソースの割り当てを管理(制御)するスケジューラ部とを含んでいる。
送信部は、スケジューラ部で決定した通信対象の移動局UEへの送信データ信号に対し、変調方式及び符号化率の組合せのセット(変調フォーマット)に従って処理を行う。ここでは、送信部は、マルチキャリア変調による直交周波数分割多重(OFDM)信号を生成して送出する。
受信部は、スケジューラ部で決定した移動局UEから送信されてくる受信データ信号に対して処理を行う。例えば、LTEでは、上りリンク(UL)データ疎通のために、無線接続技術としてSC−FDMAを採用している。OFDM変調波は、PAPR(Peak to Average Power Ratio)が大きいため、移動局UEの送信アンプの効率が低下し、最大送
信電力が低下する、または消費電力が増大することを免れない。この問題はSC−FDMAの採用により回避される。
無線基地局装置eNB10の全体動作を統括制御する制御部に含まれるスケジューラ部は、下りリンク信号に対する送信処理を行う送信部及び上りリンク信号に対する受信処理を行う受信部に制御情報を送出するとともに、受信部における受信処理結果としてのチャネル品質指標(CQI)及び肯定応答/否定応答信号(ACK/NACK)を入力されることにより、通信対象の移動局UEを選択するとともに、無線リソースの割り当てなどを制御する。
無線基地局装置eNB10は、後に詳述する最適と推定するハンドオーバ先セル選択処
理を遂行するために、uuインタフェース部11、X2インタフェース部12、管理インタフェース部13、RRC(Radio Resource Control)メッセージ送受信部14、管理情報送受信部15、X2メッセージ送受信部16、移動局(UE)接続管理部17、移動局(UE)情報格納部18、自セルリソース利用率測定部19、自セルリソース利用率通知部20、他セルリソース利用率受信部21、リソース情報格納部22、ハンドオーバ(HO)条件変更部23、及びハンドオーバ(HO)判断部24を備えている。
制御部は記憶部に予め記憶されている基地局制御プログラムを実行することにより、無線基地局装置eNB10の全体動作を制御する。
[移動局]
図1に示した一実施の形態の移動無線通信システムSYSに適用可能な移動局UEの詳細構成は図示を省略している。
無線基地局装置eNBと無線接続される移動局UEは、無線基地局装置eNBから受信した下りリンク信号(ユーザデータ、制御情報)を処理する受信部と、無線基地局装置eNBに送信する上りリンク信号(ユーザデータ、品質情報)を処理する送信部と、受信部における復調及び復号の結果に基づく所定の処理を行うとともに、受信した各種制御情報に応じて送信部に対して送信処理を指示する制御部とを備える。制御部は記憶部に予め記憶されている移動局制御プログラムを実行することにより、移動局の全体動作を制御する。
[ハンドオーバ先セル選択処理]
次に、図1に示す一実施の形態の移動無線通信システムSYSにおけるハンドオーバ先セル選択処理例について関連図を併せ参照して説明する。
[前提条件]
この移動無線通信システムSYSにおいては、最適と推定するハンドオーバ先セルを選択するために、次の事項を前提条件として含む。
(1)移動無線通信システムSYSにおける無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)が配下とする通信エリアの地理的かつ面的カバーを1セル周波数繰り返し(reuse=1
)で行う。
図1を参照すると、移動無線通信システムSYSにおいては、周波数利用効率向上のために、通信エリア内の全てのセルで無線リソースとしての複数の同一周波数を使用する。図2を参照して上述したLTEに準じた無線リソース割当を行うときは、無線リソースは基本単位を周波数−時間リソースのリソースブロックとする。
(2)部分的周波数繰り返しFFRによるセル間干渉コーディネーションが実行される。
前提条件(1)における1セル周波数繰り返し手法を採用すると、同一周波数が隣接セル間で使用されるので、セル端(セル端近傍を含む)でセル間干渉が発生する可能性がある。このセル間干渉を回避するために、図3を参照して上述したFFRによるセル間干渉コーディネーションを採用し、セル端ではセル毎に異なる周波数を使用する。すなわち、セル端では、3セル周波数繰り返し(reuse=3)と同等の手法を採用する。
(3)X2インタフェースによってリソース(無線リソース)情報が交換される。
図5を参照すると、X2インタフェースでリソース情報を交換するシーケンスに示されるように、隣接する無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)間で互いにリソース情報を通知する。
すなわち、無線基地局装置eNB(#1)は、X2インタフェースによって隣接する無線基地局装置eNB(#2,#3)に対してリソース状態要求RSR1(Resource Status Request)メッセージを送信し、定期的に(予め定めた時間間隔tに)リソース情報を
送信することを要求する。
RSR1メッセージを受信した無線基地局装置eNB(#2,#3)は、X2インタフェースによって無線基地局装置eNB(#1)にリソース状態応答RSR2(Resource Status Response)メッセージを定期的に送信する。これにより、無線基地局装置eNB(#1)は、無線基地局装置eNB(#2,#3)のそれぞれが配下とするセル毎のリソース情報を定期的に受信する。図6におけるリソース状態応答メッセージRSR2では、図5に示すリソース状態要求メッセージRSR1への応答として、セル端領域及びセル内部領域のリソース利用率が通知される。
無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は自律分散型セル間干渉コーディネーションをそれぞれ実行するので、無線基地局装置eNB(#2,#3)はそれぞれが主体となり、同様にリソース情報を定期的に受信する。
このリソース情報の交換の際、LTE標準で交換可能なリソース情報以外に、セル間干渉コーディネーションにおいて、後に詳述するスループット予測係数(efficiency)EFCを計算するための追加リソース情報も交換する。ここで、追加リソース情報は次の要素を含む。
l:セル端領域における無線リソース割当の平均遅延時間
n:セル端移動局数
r:セル端移動局の平均データ伝送レート
(4)無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は、無線リソース制御コネクションRRC(RRC Connection ReconfigurationまたはRRC Connection Setup)メッセージにより移動局UE(#1,#2,#3)に無線品質の測定を指示するとき、セル端移動局の無線環境になる条件をハンドオーバ(HO:Handover)のトリガとしておく。
すなわち、図6に示すシーケンスのように、無線基地局装置eNB(#1)は、uuインタフェースを介して、RRCメッセージ、ここではRRC Connection Reconfigurationにより配下の移動局UE(#1,#2,#3)にハンドオーバのトリガ条件を指示する。このとき、無線基地局装置eNB(#1)は移動局UE(#1,#2,#3)にセル端移動局の無線品質になったら測定報告(MR:Measurement Report)メッセージを送信するように早期ハンドオーバトリガ条件を指示する。このRRCメッセージのフォーマットの一例は図7に示されている。このフォーマットにおいて、太字で表す部分がハンドオーバのトリガ条件指示である。
無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は自律分散型セル間干渉コーディネーションをそれぞれ実行するので、無線基地局装置eNB(#2,#3)はそれぞれが主体となり、同様に早期ハンドオーバトリガ条件を指示する。
図6を参照してより詳述すると、無線基地局装置eNB(#1)におけるハンドオーバは、移動局UEからハンドオーバトリガ条件に達したことを通知するMRメッセージの受信により開始される。このハンドオーバトリガ条件は、移動局UEが接続してきたときに、無線基地局装置eNB(#1)から「無線基地局装置eNB(#1)がある無線品質に
なったとき及び隣接無線基地局装置eNB(#2,#3)がある無線品質になったとき」の少なくとも一方に、報告するように事前に指示される。
移動局UEからMRメッセージを受信した無線基地局装置eNB(#1)は、ハンドオーバトリガ条件に適合した通知であるか、移動局UEから報告されたハンドオーバ先に対してハンドオーバが許容されているかどうかを判定する。
この判定結果、無線基地局装置eNB(#1)は、ハンドオーバを行わせると判定したときは、ハンドオーバ先のセル、すなわち無線基地局装置eNB(#1)配下の他セルまたは無線基地局装置eNB(#2,#3)配下の他セルへのハンドオーバを受け入れるかどうかを対応の無線基地局装置eNBに問い合わせする。
ハンドオーバ先セルが隣接の無線基地局装置eNB(#2,#3)の配下であるときは、X2インタフェースを経由して、ハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージにより問い合わせが実行される。無線基地局装置eNB(#1)は、ハンドオーバ先セルを配下とする無線基地局装置eNB(#2)が受け入れることをハンドオーバ要求肯定(Handover Request ACK)メッセージにより確認したときは、対象の移動局UEに対してRRCメッセージによりハンドオーバの実行を指示する。
ハンドオーバの実行指示を受信した移動局UEは、対象の無線基地局装置eNB(#2)との同期処理を行った後に、通常のメッセージ(Preamble, RACH response, RRC Connection Reconfiguration Complete)を送受信することにより処理を完結する。
[処理の概要]
この移動無線通信システムSYSにおける無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)は、ハンドオーバ先セル選択を遂行するために、次の処理を含む。
セル端に位置する移動局(セル端移動局)UEが無線接続(単に、接続と記載することもある)可能である複数のセルが存在する場合、対象のセル端移動局UEが接続しているセル(自セル)における第1のスループット予測係数EFC1と、対象のセル端移動局UEが接続可能なセル(隣接セル)における第2のスループット予測係数EFC2とを比較し、対象セル端移動局UEに対して第2のスループット予測係数EFC2が最も高い値を示すセルを判断(選択)する。ここで、スループット予測係数EFCは、対象セル端移動局UEがセルに接続した場合に、理論的に可能な最大スループットの予測値を係数化したものと定義する。
自セルの第1のスループット予測係数EFC1は、自セルのリソース情報と、移動局UEから報告されるMRメッセージ内の自セルの無線品質とに基づいて算出する。隣接セルの第2のスループット予測係数EFC2は、X2インタフェースを介して取得した隣接セルのリソース情報と、移動局UEから報告されるMRメッセージ内の隣接セルの無線品質とに基づいて算出する。
移動局UEからのMRメッセージを利用するため、無線基地局装置eNBは、移動局UEに対して、ハンドオーバ条件に達する前、すなわち自セルの無線レベルの品質が良い状態であっても、セル端移動局の無線品質になったら、移動局UEにMRメッセージを送信するように事前に指示しておく。
結果として、自セルにおける第1のスループット予測係数EFC1に比較して、隣接セルにおける第2のスループット予測係数EFC2が高いときには、対象セル端移動局UEに対して、早期ハンドオーバの実行を指示する(図6参照)。
(1)無線基地局装置eNB(#1)は、隣接する無線基地局装置eNB(#2,#3)が例えば管理システムEMSから管理インタフェースを介して定義されるか、隣接する無線基地局装置eNB(#2,#3)を自動検出したときは、図5に示すシーケンスに従って隣接無線基地局装置eNB(#2,#3)とリソース情報の定期的更新を開始する。
(2)無線基地局装置eNBは、移動局UEが接続してきたとき、または自セルでのセル端移動局UEのための無線リソース領域(リソースブロック)が不足したときには、無線リソース制御コネクションメッセージRRC1により、通常のハンドオーバトリガよりも早めのMRメッセージの送信を指示する。さらに、自セルが輻輳したときに対処するために、予め定めた時間、移動局UEからのMRメッセージを保持する。
(3)無線基地局装置eNBは、セル端移動局UEからのMRメッセージを受信したとき、セル端移動局UEについての第1のスループット予測係数EFC1及び第2のスループット予測係数EFC2を比較する。そして、自セルよりも他セルに接続した方が高いスループット予測係数EFCとなるときは、無線基地局装置eNBはハンドオーバの実行を指示する。
(4)無線基地局装置eNBは、セル端移動局UEのための無線リソース領域において、輻輳が発生したときは、保持しているMRメッセージから得られる現時点の保有リソース情報に基づいて、スループット予測係数EFCを再計算する。再計算の結果、他セルに接続した方が高いスループット予測係数EFCのセル端移動局UEが存在したならば、スループット予測係数EFCが高いものからn個(n=1以上の整数)に対してハンドオーバの実行を指示する。
[処理の詳細:輻輳の判断]
無線基地局装置eNBは、X2インタフェース部12、X2メッセージ送受信部16、自セルリソース利用率測定部19、自セルリソース利用率通知部20、他セルリソース利用率受信部21、及びリソース情報格納部22の協働により、自セルまたは隣接セルにおけるセル端移動局UEのための無線リソース領域のリソース利用率を事前設定パラメータとリソース情報とに基づいて算出して、輻輳を判断する。
輻輳判断条件:
自セルの輻輳と判断する条件は、自セルのリソース利用率が予め定めた閾値以上のときである。また、隣接セルの輻輳と判断する条件は、式1が成立するときである。
(式1)・・・隣接セルのリソース利用率<自セルのリソース利用率−α
ここで、αは比較時に同等となることを避けるためのオフセット値である。
事前設定パラメータ:
L:セル端領域における無線リソース割当の許容平均遅延時間
N:最小接続のセル端移動局数
R:セル端移動局の最低データ伝送レート
追加リソース情報:
前提条件(3)において説明した追加リソース情報の各要素は、各無線基地局装置eNBによって配下のセル毎に計測される。この計測値はX2インタフェースを介して隣接無線基地局装置eNB(#1,#2,#3)間で定期的に交換されている。
l:セル端領域における無線リソース割当の平均遅延時間
n:セル端移動局数
r:セル端移動局の平均データ伝送レート
リソース利用率の算出:
無線基地局装置eNBはリソース利用率を式2で算出する。遅延時間、接続UE数、及びUE単位の平均レートを1つの係数値とする。
(式2)・・・max(l−L,0)/L+max(n−N,0)/
N+|min(r−2R,0)|/R
[処理の詳細:スループット予測係数の算出]
無線基地局装置eNBは、uuインタフェース部11、RRCメッセージ送受信部14、UE接続管理部17、及びUE情報格納部18の協働により、移動局UEから通知されるMRメッセージ、スケジューリング情報として保持しているリンクアダプテーション(Link Adaptation)のための情報、及びセルのリソース利用率に基づいて、セル毎にスル
ープット予測係数EFCを算出する。
ここで、移動局UEから通知されるMRメッセージは、無線基地局装置eNBが送信しているリファレンス信号の受信電力RSRP(Reference Signal Received Power)及び
無線基地局装置eNBが送信しているリファレンス信号の受信品質RSRQ(Reference Signal Received Quality)である。
また、無線基地局装置eNBがリンクアダプテーションのために移動局UE毎に保持している情報は、PowerHeadRoom及びチャネル品質指標(CQI)である。PowerHeadRoomは、移動局UEの送信電力の余力であり、この余力が無くなると、割り当てる最大リソースブロック数が制限されるようになる。CQIは、移動局UEが無線基地局装置eNBにフィードバックとして通知する受信品質の値である。無線基地局装置eNBにおけるスケジューラ部は、この受信品質値に基づいて、変調方式及び符号化率の組合せのセット(変調フォーマット)であるMCS(Modulation and Coding Scheme)を決定する。
無線基地局装置eNBにおけるスケジューラ部は、リソース利用率と移動局UEの無線品質とを係数値化して、スループット予測係数EFC(efficiency)を算出する。
対象セル端移動局UEが接続しているセル(自セル)における第1のスループット予測係数EFC1は、式3により算出される。
(式3)・・・自セルリソース利用率×
{(PowerHeadRoom/セル端移動局用のリソースブロック領域)×
((CQI+1)/16)}
ここで、16で割っているのは、CQI値が16段階値のためである。
対象セル端移動局UEが接続可能なセル(隣接セル)における第2のスループット予測係数EFC2は、式4により算出される。
(式4)・・・隣接セルリソース利用率×
{(PowerHeadRoom/セル端移動局用のリソースブロック領域)×
((CQI+1/16)}×
(隣接セルのRSRQ/自セルのRSRQ)
ここで、16で割っているのは、CQI値が16段階値のためである。
なお、セル端移動局UEと判断すべきであるのに、セル端リソースブロック領域に割り当てることができない移動局UEに対しては、移動局UEのCQI値からオフセット値β(β=1以上の整数)を減算して算出する。この減算は、セル端以外のセル内部の通信領域では、送信電力が小さいため、オフセット値βにより補正するためである。
[処理の詳細:ハンドオーバの判断アルゴリズム]
無線基地局装置eNB(#1)におけるハンドオーバ判断部24は、図8に示すハンド
オーバ判断アルゴリズムにより、最適と推定するハンドオーバ先セル選択を行う。
自セルが輻輳していることを検出し(S80)、かつ隣接セルで輻輳していないセルが存在していることを検出したとき(S81)、UE情報格納部18から最近にMRメッセージを送信した移動局UEをハンドオーバ候補として抽出し、この候補の中で輻輳していない隣接セルにハンドオーバ可能な移動局UEを選択する(S82)。
この選択した移動局UEについて、自セルにおける第1のスループット予測係数EFC1と、ハンドオーバ先の候補としての隣接セルにおける第2のスループット予測係数EFC2とを算出する(S83)。
自セルにおける第1のスループット予測係数EFC1よりも隣接セルにおける第2のスループット予測係数EFC2が大きい移動局UEが存在するときは、これらの移動局UEを抽出する(S84)。
抽出した複数の移動局UEの中で、スループット予測係数EFCの差分が大きいN(N=1以上の整数)個の移動局UEを選択し(S85)、選択した移動局UEに対してハンドオーバを指示する(S86)。ここで、選択する移動局UEの個数は自セルの輻輳状態に応じて決定する。
なお、ハンドオーバ判断部24は、自セルが輻輳していない状態において、移動局UEから通知されるMRメッセージがハンドオーバの条件に達していた場合には、スループット予測係数EFCを算出して、ハンドオーバの判断をすることが可能である。これにより、輻輳している隣接セルへのハンドオーバを抑止することができる。
[変形例]
図1に示した一実施の形態の移動無線通信システムSYSにおける管理システムEMSは、各無線基地局eNBから管理インタフェースを介してリソース情報を収集し、ハンドオーバトリガ条件を調整(変更)する指示を各無線基地局装置eNBに与えることが可能である。ハンドオーバ条件の変更指示を管理インタフェース部13及び管理情報送受信部15を介して受信した無線基地局装置eNBにおけるHO条件変更部23は、HO判断部24に変更条件を入力する。
上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
[その他]
上述した一実施の形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
部分的周波数繰り返しによるセル間干渉コーディネーションを採用する無線基地局装置におけるハンドオーバ先セル選択方法であって;
セル端に位置する移動局相当の無線品質になったとき、報告信号を送信することをハンドオーバトリガ条件として予め指示し;
前記報告信号を受信したとき、前記移動局が無線接続している第1のセルにおける第1のスループット予測情報と、前記移動局が無線接続可能な隣接する複数の第2のセルにお
ける第2のスループット予測情報とを比較し、前記第2のスループット予測情報が最も高い値を示す第2のセルを選択し;
前記移動局に対して、選択した第2のセルへのハンドオーバの実行を指示する
ハンドオーバ先セル選択方法。
(付記2)
前記第1及び第2のスループット予測情報は、前記移動局が前記第1及び第2のセルに無線接続した場合に、理論的に可能な最大スループットの予測値を係数化したものである
付記1記載のハンドオーバ先セル選択方法。
(付記3)
前記第1のスループット予測情報は、前記第1のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第1のセルの無線品質とに基づいて算出され、前記第2のスループット予測情報は、前記第2のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第2のセルの無線品質とに基づいて算出される
付記1または2記載のハンドオーバ先セル選択方法。
(付記4)
前記リソース情報の収集に基づいて、前記ハンドオーバトリガ条件を変更する指示を管理インタフェースを介して受信する
付記1,2または3記載のハンドオーバ先セル選択方法。
(付記5)
部分的周波数繰り返しによるセル間干渉コーディネーションを採用する無線基地局装置であって;
セル端に位置する移動局相当の無線品質になったとき、報告信号を送信することをハンドオーバトリガ条件として予め指示する手段と;
前記報告信号を受信したとき、前記移動局が無線接続している第1のセルにおける第1のスループット予測情報と、前記移動局が無線接続可能な隣接する複数の第2のセルにおける第2のスループット予測情報とを比較し、前記第2のスループット予測情報が最も高い値を示す第2のセルを選択する手段と;
前記移動局に対して、選択した第2のセルへのハンドオーバの実行を指示する手段と;
を備える無線基地局装置。
(付記6)
前記第1及び第2のスループット予測情報は、前記移動局が前記第1及び第2のセルに無線接続した場合に、理論的に可能な最大スループットの予測値を係数化したものである
付記5記載の無線基地局装置。
(付記7)
前記第1のスループット予測情報は、前記第1のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第1のセルの無線品質とに基づいて算出され、前記第2のスループット予測情報は、前記第2のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第2のセルの無線品質とに基づいて算出される
付記5または6記載の無線基地局装置。
(付記8)
前記リソース情報の収集に基づいて、前記ハンドオーバトリガ条件を変更する指示を管理インタフェースを介して受信する手段を更に備える
付記5,6または7記載の無線基地局装置。
SYS 移動無線通信システム
eNB 無線基地局装置
UE 移動局
EMS 管理システム
CL セル

Claims (5)

  1. 部分的周波数繰り返しによるセル間干渉コーディネーションを採用する無線基地局装置におけるハンドオーバ先セル選択方法であって;
    セル端に位置する移動局相当の無線品質になったとき、報告信号を早期に送信することをハンドオーバトリガ条件として予め指示し;
    前記早期に送信された前記報告信号を受信したとき、前記移動局が無線接続している第1のセルにおける第1のスループット予測情報と、前記移動局が無線接続可能な隣接する複数の第2のセルにおける第2のスループット予測情報とを比較し、前記第2のスループット予測情報が最も高い値を示す第2のセルを選択し;
    前記移動局に対して、選択した第2のセルへのハンドオーバの実行を指示する
    ハンドオーバ先セル選択方法。
  2. 前記第1及び第2のスループット予測情報は、前記移動局が前記第1及び第2のセルに無線接続した場合に、理論的に可能な最大スループットの予測値を係数化したものである
    請求項1記載のハンドオーバ先セル選択方法。
  3. 前記第1のスループット予測情報は、前記第1のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第1のセルの無線品質とに基づいて算出され、前記第2のスループット予測情報は、前記第2のセルのリソース情報と、前記報告信号内の前記第2のセルの無線品質とに基づいて算出される
    請求項1または2記載のハンドオーバ先セル選択方法。
  4. 前記第1のセル及び第2のセルのリソース情報の収集に基づいて、前記ハンドオーバトリガ条件を変更する指示を管理インタフェースを介して受信する
    請求項1,2または3記載のハンドオーバ先セル選択方法。
  5. 部分的周波数繰り返しによるセル間干渉コーディネーションを採用する無線基地局装置であって;
    セル端に位置する移動局相当の無線品質になったとき、報告信号を早期に送信することをハンドオーバトリガ条件として予め指示する手段と;
    前記早期に送信された前記報告信号を受信したとき、前記移動局が無線接続している第1のセルにおける第1のスループット予測情報と、前記移動局が無線接続可能な隣接する複数の第2のセルにおける第2のスループット予測情報とを比較し、前記第2のスループット予測情報が最も高い値を示す第2のセルを選択する手段と;
    前記移動局に対して、選択した第2のセルへのハンドオーバの実行を指示する手段と;
    を備える無線基地局装置。
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