JP5526009B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5526009B2 JP5526009B2 JP2010269413A JP2010269413A JP5526009B2 JP 5526009 B2 JP5526009 B2 JP 5526009B2 JP 2010269413 A JP2010269413 A JP 2010269413A JP 2010269413 A JP2010269413 A JP 2010269413A JP 5526009 B2 JP5526009 B2 JP 5526009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intensity
- ultrasonic
- wave
- voltage waveform
- piezoelectric element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
一般に、この種の超音波診断装置は、振動子アレイを内蔵した超音波探触子と、この超音波探触子に接続された診断装置本体とを有しており、超音波探触子から被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーを超音波探触子で受信して、その受信信号を診断装置本体で電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
ハーモニックイメージングとは、送信した超音波の二次以上の高調波の超音波エコーを受信して、画像信号にする技術である。
そのため、ハーモニックイメージングでは、送信する超音波の出力が小さく、高調波の発生量が少ない。また、受信に関しても、圧電素子が有する帯域の端部を用いざるを得ないため、受信感度も低い。
しかも、ハーモニックイメージングでは、狭帯域の超音波で送受信を行なわざるを得ないため、奥行き分解能に関しては、むしろ、通常の超音波画像よりも劣化してしまうという問題が有る。
さらに、有機圧電体と、一般的な2層音響整合構成における第2音響整合層の音響インピーダンスは、近いため、有機圧電素子は、そのまま音響整合層として作用させることもできる。
そのため、より高い奥行き分解能で、ハーモニックイメージングによって超音波画像を得ることができる超音波診断装置の出現が望まれている。
また、この際において、前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に5波を選択して、前記交わり強度が0.33〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形であるのが好ましく、さらに、前記駆動電圧波形が、前記交わり強度が0.66〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形であるのが好ましい。
もしくは、前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に4波を選択して、交わり強度が0.33〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形であるのが好ましい。
もしくは、前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に3波を選択して、交わり強度が0.5〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形であるのが好ましい。
またはハーモニックイメージングによる超音波診断を行なう際には、受信用の有機圧電素子によって、広い周波数帯の二次高調波以上の超音波エコーを受信して、超音波画像を得ることができる。
図1に示す超音波診断装置10は、充電式の超音波探触子(超音波プローブ)12と、この超音波探触子12と無線通信で接続された診断装置本体14とを有する。
また、各トランスデューサ18には、送信駆動部28を介して送信制御部30が接続され、各受信信号処理部20は受信制御部32が接続され、無線通信部26に通信制御部34が接続されている。そして、パラレル/シリアル変換部24、送信制御部30、受信制御部32および通信制御部34に、探触子制御部36が接続されている。
さらに、探触子制御部36には、バッテリ制御部38を介してバッテリ40が接続され、バッテリ40に充電のための受電部42が接続されている。バッテリ40から、各部位に、探触子12を駆動するための電力が供給される。
図示例において、トランスデューサ18は、一例として、バッキング層48と、無機セラミクス圧電素子50(以下、無機圧電素子50とする)と、第1音響整合層52と、有機圧電素子54と、音響レンズ56とを有して構成される。
無機圧電素子50は、送信駆動部28から、パルス状の駆動電圧を供給されることにより、圧電素子が伸縮して、パルス状の超音波を送信する。この超音波が、複数、合成されることにより、超音波ビームが形成される。
また、無機圧電素子50は、通常の超音波診断(ハーモニックイメージングを行なわない場合)では、被検体からの超音波エコーを受信することによって振動して、受信した超音波エコーの強さに応じた電気信号を発生する。この電気信号は、受信信号として受信信号処理部20に出力される。
第1音響整合層52は、無機圧電素子50と有機圧電素子54の形成材料に応じて、音響インピーダンス整合を取ることができる公知の材料で形成すればよい。
前述のように、ハーモニックイメージングを行なう際には、被検体に送信した超音波の二次以上の高調波の超音波エコーを受信して、超音波画像を得る。有機圧電素子54は、ハーモニックイメージングによる超音波診断を行なう際に、被検体からの高調波の超音波エコーを受信することによって振動して、受信した超音波エコーの強さに応じた電気信号を発生する。この電気信号も、受信信号として受信信号処理部20に出力される。
本発明の超音波診断装置10においては、ハーモニックイメージングで診断を行なう際には、超音波の送受信を分離した構成とすることにより、有機圧電素子54が有する帯域を広く使って、二次以上の高調波を受信して、奥行き分解能を向上している。
そのため、図示例のトランスデューサ18において、有機圧電素子54は、無機圧電素子50と被検体との音響インピーダンス整合を取ると共に、被検体と有機圧電素子54自身との音響インピーダンス整合を取るための、第2音響整合層としても作用する。
しかしながら、本発明は、この構成に限定はされず、必要に応じて、有機圧電素子54と音響レンズ56との間に、別途、第2音響整合層を設けてもよい。
図示例においては、個々のトランスデューサ18に対して音響レンズ56を配置したような構成になっているが、実際には、音響レンズ56は、全てのトランスデューサ18を覆うように、一個が設けられる。
ここで、本発明の超音波診断装置10においては、ハーモニックイメージングによる診断を行なう際に、送信駆動部28は、無機圧電素子50の共振特性波形を近似して作成した、所定の矩形波の駆動電圧波形に応じて、駆動電圧を無機圧電素子50に供給する。
本発明は、このような構成を有することにより、無機圧電素子50が有する帯域の、ほぼ全域を使用して超音波を送信し、かつ、有機圧電素子54が有する帯域を広く使って二次以上の高調波を受信することにより、ハーモニックイメージングが有する特徴である高い空間分解能のみならず、広い周波数帯域の超音波によって奥行き分解能も向上することを可能にしている。この点に関しては、後に詳述する。
あるいは、送信駆動部28は、通常の超音波診断時にも、ハーモニックイメージングと同様に、前記無機圧電素子50の共振特性波形を近似した矩形波の駆動電圧波形に応じて駆動してもよい。
さらに、通常の公知の無機圧電素子50の駆動方法と、共振特性波形を近似した無機圧電素子50の駆動方法とを、選択可能にしてもよい。
パラレル/シリアル変換部24は、複数チャンネルの受信信号処理部20によって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータに変換する。
変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)等が用いられる。
通信制御部34は、探触子制御部36によって設定された送信電波強度でサンプルデータの送信が行われるように無線通信部26を制御すると共に、無線通信部26が受信した各種の制御信号を探触子制御部36に出力する。
バッテリ40は、探触子12の電源として機能し、探触子12内の電力を必要とする各部に電力を供給する。バッテリ制御部38は、バッテリ40から探触子12内各部への電力供給を制御する。
また、無線通信部60に通信制御部74が接続され、シリアル/パラレル変換部62、画像生成部68、表示制御部70および通信制御部74に本体制御部76が接続されている。本体制御部76には、オペレータが入力操作を行うための操作部78と、動作プログラムを格納する格納部80がそれぞれ接続されている。
さらに、診断装置本体14には、不使用時の探触子12を保持するためのプローブホルダ86が形成されており、このプローブホルダ86に給電部90が配設されている。
通信制御部74は、本体制御部76によって設定された送信電波強度で各種の制御信号の送信が行われるように、無線通信部60を制御する。
シリアル/パラレル変換部62は、無線通信部60から出力されるシリアルのサンプルデータを、パラレルのサンプルデータに変換する。データ格納部64は、メモリまたはハードディスク等によって構成され、シリアル/パラレル変換部62によって変換された少なくとも1フレーム分のサンプルデータを格納する。
整相加算部92は、本体制御部76において設定された受信方向に応じて、予め記憶されている複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、サンプルデータによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの遅延を与えて加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)が生成される。
画像処理部94は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter:デジタル・スキャン・コンバータ)とを含んでいる。STC部は、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。他方、DSCは、STC部によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、Bモード画像信号を生成する。
表示部72は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部70の制御の下で、超音波診断画像を表示する。
電源部84は、診断装置本体14内の電力を必要とする各部に電力を供給する。給電制御部82は、本体制御部76を介して入力された診断装置本体14による検査状況等に応じて、必要に応じて電源部84をプローブホルダ86の給電部90に接続して、探触子12のバッテリ40に充電を行わせる。プローブホルダ86の給電部90は、プローブホルダ86に保持された探触子12の受電部42に対し、電磁誘導等により非接触で電力を供給するものである。
具体的には、ハーモニックイメージングに用いる周波数を無機圧電素子50の最大出力周波数に設定すると共に、無機圧電素子50の共振特性波形から、波高強度が高い順に3波以上を選択して、波高強度が等しくなるように近似して生成した矩形波の駆動電圧波形によって、無機圧電素子50を駆動する。
また、このような広い帯域の超音波による二次以上の高調波の超音波エコーを、高調波受信用の有機圧電素子54によって受信することにより、広い周波数帯域の高調波の超音波エコーに対応して高感度な受信信号を出力できる。
従って、本発明の超音波診断装置10によれば、ハーモニックイメージングが有する特徴である高い空間分解能のみならず、広い周波数帯域の超音波を送受信することによって、奥行き分解能(距離分解能(時間分解能))も向上することができ、高い空間分解能および奥行き分解能で、超音波画像を作成することができる。
なお、無機圧電素子50の共振波形特性は、同レベルのバースト波電圧を周波数挿引した際の各周波数応答からも、得ることができる(一般的には、VTG(Voltage Transfer Gain)と呼ばれている)。
本発明においては、このような共振特性波形(実線)から、波高強度が高い順に3波以上を選択する。図3に示す例では、5波を選択している。
次いで、選択した波に対して、波高強度が等しくなるように近似して、矩形波の駆動電圧波形(破線)を生成し、この駆動電圧波形によって無機圧電素子50を駆動する。図3(A)に示す例では、共振特性波形から選択した高波高強度の5波と、1/2の強度(後述する交わり強度0.5)の位置で交差し、かつ、高さが等しい、5波のパルス状の信号を有する、矩形波の駆動電圧波形を生成している。
両スペクトラムデータを一致させることにより、無機圧電素子50を無駄なく共振させて、無機圧電素子50の広い周波数帯域を使用して、超音波を送信することができる。
すなわち、図3(A)に示すように、選択した波の波高強度Vp、矩形波の駆動波形信号と選択した波とか交差する位置の強度をVx、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、選択する波の数と、交わり強度とを適正に組み合わせることによって、無機圧電素子50のスペクトラムデータと、無機圧電素子50の駆動電圧波形のスペクトラムデータとを好適に一致させ、無機圧電素子50の広い周波数帯域を使用して、超音波を送信することが可能となる。
4波を選択して、交わり強度を0.33〜0.8として波高強度が等しくなるように近似した駆動電圧波形;
および、5波を選択して、交わり強度を0.33〜0.8として波高強度が等しくなるように近似した駆動電圧波形;
のいずれかを用いて、無機圧電素子50を駆動することにより、無機圧電素子50と駆動電圧波形とでスペクトラムデータとを好適に一致させ、無機圧電素子50の広い周波数帯域を使用して超音波を送信できる。
すなわち、強度は電圧値[V]であるので、[dB]で表記する際には、常用対数の20倍をとるので、すなわち『20*log(V)』である。従って、半値は、20*log(1/2)≒20*(−0.3)≒−6[dB]となる。
−6dB中心周波数Fc=(Fl+Fh)/2
また、スペクトラムデータの−6dB比帯域BWは、最高強度よりも6dBだけ低い強度における、中心周波数に対する帯域幅であり、−6dBにおける帯域幅を中心周波数で割った値である。すなわち、
−6dB比帯域BW=(Fh−Fl)/Fc=2(Fh−Fl)/(Fl+Fh)
−6dB中心周波数の一致率[%]=100×{1−(|Fcd−Fce|/Fce)}
無機圧電素子50と駆動電圧波形とのスペクトラムデータを一致させるためには、−6dB中心周波数の一致率は、95%超であるのが好ましい。従って、太線で示す領域の波数Nおよび交わり強度の組み合わせが好ましい。
−6dB比帯域の一致率[%]=100×{1−(|BWd−BWe|/BWe)}
無機圧電素子50と駆動電圧波形とのスペクトラムデータを一致させるためには、−6dB比帯域の一致率は、75%以上であるのが好ましい。従って、太線で示す領域の波数Nおよび交わり強度の組み合わせが好ましい。
比較は、波数N=8、交わり強度1.00における強度を基準として、各条件の結果と比較した。
無機圧電素子50と駆動電圧波形とのスペクトラムデータを一致させるためには、スペクトラム変換後の最大強度値の比は、−6dB超であるのが好ましい。従って、太線で示す領域の波数Nおよび交わり強度の組み合わせが好ましい。
波数8と波数5とを比較すると、−6dB中心周波数、−6dB比帯域、および、強度比共に、その一致率は、殆ど差がない。1回の無機圧電素子50の駆動で、波数が8つの駆動電圧波形で駆動するのは、送信駆動部28(無機圧電素子50のドライバ)に大きな負担が掛かり、また、パルサ等も高価な装置が必要となる。しかも、探触子12の発熱の点でも、波数が多い無機圧電素子50の駆動電圧波形は、不利である。
加えて、波数8と波数5とで、大きな差が無いということは、波数6および波数7でも、波数5と大きな差は無い(理論的に、差は波数8以下)、ということである。
従って、波数Nは、5以下であるのが好ましい。
この条件を満たすのが、下記表に太線で示す領域で、波数5以下では、波数5で交わり強度が0.66〜0.8の領域である。
従って、本発明においては、5波を選択して、交わり強度を0.66〜0.8として、波高強度が等しくなるように近似した、矩形の駆動電圧波形によって無機圧電素子50を駆動するのが、特に好ましい。
超音波診断装置10において、ハーモニックイメージングによる診断時には、まず、探触子12の送信駆動部28から供給される駆動電圧に従って、複数のトランスデューサ18(無機圧電素子50)から超音波が送信される。
この超音波は、被検体によって反射され、被検体からの二次以上の高調波の超音波エコーを受信した各トランスデューサ18(有機圧電素子54)から出力された受信信号がそれぞれ対応する受信信号処理部20に供給されてサンプルデータが生成され、パラレル/シリアル変換部24でシリアル化された後に無線通信部26から診断装置本体14へ無線伝送される。
さらに、データ格納部64から1フレーム毎のサンプルデータが読み出され、画像生成部68で画像信号が生成され、この画像信号に基づいて表示制御部70により超音波診断画像が表示部72に表示される。
この画像は、前述のように、広い周波数帯域の超音波の超音波エコーを、高調波を受信するための専用の有機圧電素子54によって受信して得られた画像であるので、ハーモニックイメージングが有する特徴である高い空間分解能のみならず、広い周波数帯域の超音波によって、深さ方向も分解能を向上することができ、高い空間分解能および奥行き分解能で、超音波画像を得ることができる。
なお、探触子12と診断装置本体14とを有線で接続する超音波診断装置の場合には、送信駆動部28および/または受信信号処理部20等は、探触子12ではなく、診断装置本体14に配置されてもよい。
また、以上の説明は、本発明の超音波診断装置を、ティッシュハーモニックイメージングによる超音波診断を行なう装置に利用した例であるが、本発明は、これに限定はされず、造影剤を用いるコントラストハーモニックイメージングを行なう装置にも、好適に利用可能である。
12 (超音波)探触子
14 診断装置本体
18 トランスデューサ
20 受信信号処理部
24 パラレル/シリアル変換部
26 無線通信部
28 送信駆動部
30 送信制御部
32 受信制御部
34 通信制御部
36 探触子制御部
38 バッテリ制御部
40 バッテリ
42 受電部
48 バッキング層
50 無機(セラミクス)圧電素子
52 第1音響整合層
54 有機圧電体
56 音響レンズ
60 無線通信部
62 シリアル/パラレル変換部
64 データ格納部
68画像生成部
70 表示制御部
72 表示部
74 通信制御部
76 本体制御部
78 操作部
80 格納部
82 給電制御部
84 電源部
86 プローブホルダ
90 給電部
92 整相加算部
94 画像処理部
Claims (6)
- 超音波の送受信を行なう複数の無機セラミクス圧電体、および、無機セラミクス圧電体が送信した超音波の二次以上の高調波の超音波エコーを受信して、電気信号に変換して画像信号として出力する複数の有機圧電体を有する超音波探触子と、
前記無機セラミクス圧電体を駆動する駆動手段と、
前記有機圧電体が出力した画像信号を処理して、超音波画像を生成する診断装置本体とを有し、
かつ、前記駆動手段は、前記有機圧電体が画像信号を出力する際には、前記無機セラミクス圧電体の共振特性波形から、波高強度が高い順に3波以上を選択して、波高強度が等しくなるように近似して生成した、矩形波の駆動電圧波形によって、前記無機セラミクス圧電体を駆動することを特徴とする超音波診断装置。 - 選択する波数が5以下である請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、
前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に5波を選択して、前記交わり強度が0.33〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形である請求項2に記載の超音波診断装置。 - 前記駆動電圧波形が、前記交わり強度が0.66〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形である請求項3に記載の超音波診断装置。
- 前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、
前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に4波を選択して、交わり強度が0.33〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形である請求項2に記載の超音波診断装置。 - 前記選択した波の波高強度をVp、前記矩形波の駆動電圧波形と選択した波とが交差する点の強度をVxとして、『交わり強度=Vx/Vp』とした際に、
前記駆動電圧波形が、共振特性波形から波高強度が高い順に3波を選択して、交わり強度が0.5〜0.8となるように生成した矩形波の駆動電圧波形である請求項2に記載の超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010269413A JP5526009B2 (ja) | 2010-12-02 | 2010-12-02 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010269413A JP5526009B2 (ja) | 2010-12-02 | 2010-12-02 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012115558A JP2012115558A (ja) | 2012-06-21 |
JP5526009B2 true JP5526009B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=46499143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010269413A Active JP5526009B2 (ja) | 2010-12-02 | 2010-12-02 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5526009B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6089741B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2017-03-08 | セイコーエプソン株式会社 | 超音波測定装置、超音波画像装置及び超音波測定方法 |
JP6186737B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2017-08-30 | セイコーエプソン株式会社 | 超音波測定装置、超音波画像装置及び超音波測定方法 |
JP6251030B2 (ja) * | 2013-12-18 | 2017-12-20 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブおよび超音波診断装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60113599A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-20 | Nec Corp | 超音波探触子 |
JPH01265945A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-24 | Fujitsu Ltd | 超音波送信装置 |
JPH05238039A (ja) * | 1992-02-26 | 1993-09-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写記録方法および記録装置 |
JP3665408B2 (ja) * | 1996-02-29 | 2005-06-29 | 株式会社東芝 | 駆動パルス発生装置 |
JP2000279408A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置における送信回路及び波形生成方法 |
JP2001327846A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-27 | Naoyuki Aoyama | 微少液滴の攪拌方法およびこれに用いる装置 |
JP4427915B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2010-03-10 | ソニー株式会社 | 仮想音像定位処理装置 |
JP4911000B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2012-04-04 | コニカミノルタエムジー株式会社 | 超音波探触子および超音波診断装置 |
-
2010
- 2010-12-02 JP JP2010269413A patent/JP5526009B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012115558A (ja) | 2012-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5443309B2 (ja) | 超音波診断装置および方法 | |
JP5656520B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2012005600A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2010187833A (ja) | 超音波プローブ充電装置、充電方法、及び、超音波診断装置 | |
US11986348B2 (en) | Ultrasound system and method for controlling ultrasound system | |
JP2012161555A (ja) | 超音波診断装置および方法 | |
JP2012165893A (ja) | 超音波診断装置および超音波画像生成方法 | |
JP5526009B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2012065881A (ja) | 超音波プローブ | |
JP5346641B2 (ja) | 超音波プローブ及び超音波診断装置 | |
JP6944048B2 (ja) | 超音波システムおよび超音波システムの制御方法 | |
JP5283725B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2013244206A (ja) | 超音波診断装置およびデータ処理方法 | |
JP5367746B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP5669631B2 (ja) | 超音波診断装置および超音波診断装置の作動方法 | |
JP5215426B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
WO2022201655A1 (ja) | 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 | |
WO2021020039A1 (ja) | 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 | |
JP2012161559A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP7080309B2 (ja) | 超音波プローブ、超音波プローブの制御方法および超音波システム | |
WO2019208387A1 (ja) | 超音波システムおよび超音波システムの制御方法 | |
JP2012176183A (ja) | 超音波診断装置および超音波画像生成方法 | |
JP5230765B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2019180934A (ja) | 超音波プローブ、超音波プローブの制御方法および超音波システム | |
JP2012183103A (ja) | 超音波診断装置および超音波画像生成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140414 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5526009 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |