JP5525316B2 - 真空バルブ - Google Patents

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Description

本発明の実施例は、耐電圧特性と遮断特性とを向上し得る接離自在の一対の接点を有する真空バルブに関する。
接離自在の一対の接点を有する真空バルブは、図5に示すように、筒状の真空絶縁容器1の一方端に固定側封着金具2、他方端に可動側封着金具3が封着されている。固定側封着金具2には、固定側通電軸4が貫通固定され、真空絶縁容器1内の端部に固定側接点5が固着されている。固定側接点5に対向して接離自在の可動側接点6が可動側封着金具3を移動自在に貫通する可動側通電軸7端部に固着されている。可動側通電軸7の中間部には、伸縮自在のベローズ8の一方端が封着され、他方端が可動側封着金具3に封着されている。これにより、真空絶縁容器1内の真空を保って可動側通電軸7を軸方向に移動させることができる。また、接点5、6間を包囲する筒状のアークシールド9が真空絶縁容器1に固定され、金属蒸気が真空絶縁容器1内面に付着することを防いでいる。
ここで、従来、遮断特性を向上させるため、接点5、6間に軸方向と平行な磁界を発生させる所謂、縦磁界電極を用い、更にこの縦磁界電極に磁性体を設け、磁界分布を改善させることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
更には、真空バルブに要求される耐電圧特性をも向上させるため、耐電圧特性用と遮断特性用の二種類の接点材料からなる接点を用い、遮断特性とともに耐電圧特性を向上させるものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−76964号公報 特開2003−331699号公報
上記の従来の真空バルブにおいては、次のような問題がある。
真空バルブは、大容量化や高電圧化が進んでいるので、耐電圧特性とともに遮断特性の向上を図る必要がある。即ち、遮断特性用と耐電圧特性用の二種類の接点材料を用い、磁界分布を改善してアークを均一に拡散させ、耐電圧特性とともに遮断特性を向上させるものが望まれている。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、耐電圧特性の向上とともに、磁界分布を改善し、遮断特性を向上し得る真空バルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の真空バルブは、接離自在の一対の接点を有する真空バルブであって、前記接点は、通電軸端に固定された磁界を発生する電極と、前記電極に固着された電極板と、前記電極板の中央部に固着されたCu−W合金、Ag−WC合金の一方からなる耐電圧特性向上合金第1の接触部材と、前記第1の接触部材の外周に固着されたCu−Cr合金からなる遮断特性向上合金第2の接触部材と、前記電極と前記電極板間に設けられた磁性体とを備え、前記電極板は、前記第1の接触部材および前記第2の接触部材よりも導電率が高く、前記磁性体には、円周方向に複数のスリットを設けるとともに、前記電極と前記通電軸とに非接触としたことを特徴とする。
本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点を示す断面図。 本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる磁性体を示す上面図。 本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる縦磁界電極を示す上面図。 本発明の実施例2に係る真空バルブに用いる接点を示す断面図。 従来技術の真空バルブの構成を示す断面図。
本実施例は、二種類の接点材料を用い、アークを拡散させる磁界分布を改善することにある。以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る真空バルブを図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる磁性体を示す上面図、図3は、本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる縦磁界電極を示す上面図である。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。また、真空バルブの構成は、従来方法と同様であるのでその説明を省略する。また、固定側と可動側の接点は同様であるので、可動側を用いて説明する。
図1に示すように、可動側通電軸7端には、縦磁界電極10がろう付けなどで固着されている。縦磁界電極10は、図2に示すように、可動側通電軸7に固着され半径方向に伸びた腕部10aと、腕部10a端に連接され軸方向と平行な磁界を発生させる円弧状のコイル部10bと、コイル部10b端に連接された接続部10cとで構成されている。これらの腕部10a、コイル部10b、接続部10cは、円周方向に複数設けられている。
コイル部10cには、後述する接触部材よりも導電率のよい例えば電気銅からなる電極板11の一方面がろう付けなどで固着されている。電極板11の他方面には、中央部に円柱状の第1の接触部材12、その外周に環状の第2の接触部材13がろう付けなどで固着されている。第2の接触部材13よりも第1の接触部材12が固定側に突出している。
第1の接触部材12は、優れた耐電圧特性を有するW含有率が70〜80wt%のCu−W合金や、アーク電圧を低く抑えるAg含有率が35〜45wt%のAg−WC合金を用いる。第2接触部材13は、耐アーク性に優れたCr含有率が10〜30wt%のCu−Cr合金を用いる。第1の接触部材12には、Bi、Te、Se、Sbの少なくとも一種類を含有させ、第2の接触部材13には、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Moの少なくとも一種類を含有させることにより、各特性を向上させることができる。
電極板11と縦磁界電極10間には、図3に示すように、純鉄のような高透磁率の環状の磁性体14が設けられ、電極板11側に固着されている。磁性体14には、円周方向に複数のスリット14aが設けられている。また、接触部11cが挿通する切欠き部14bが、接触部11cと接触しないように設けられている。内径は、可動側通電軸7の外径よりも僅かに大きく、接触しないようになっており、外径は、電極板11と同程度である。
このように、可動側接点6は、縦磁界電極10、電極板11、第1の接触部材12、第2の接触部材13で構成されている。なお、固定側接点も同様である。
これにより、大電流遮断時に縦磁界電極10により軸方向と平行な磁界を発生するが、その磁界は磁性体14により外周方向に引き寄せられる。即ち、第1の接触部材12上よりも第2の接触部材13上での磁界強度が強い磁界分布となり、アークを外周方向に拡散させることができる。拡散されたアークは、第2の接触部材13が耐アーク性に優れた合金であるので、遮断特性を高めることができる。即ち、磁性体14によるアーク拡散と、第2の接触部材13によるアーク消弧とが相乗され、遮断特性を向上させることができる。
また、磁性体14では、スリット14aにより交流磁界中で発生するうず電流を抑制し、可動側通電軸7や接触部10cと非接触であるため、分流が起こらず、より強い磁界を発生させることができる。第1の接触部材12では、最もギャップ長が狭く、放電の起点となるが、優れた合金により、耐電圧特性を向上させることができる。
ここで、Cu−W合金では主に静耐電圧特性を向上させ、Ag−WC合金では主に再点弧特性を向上させる。これらは、いずれも放電を抑えるものであるので、耐電圧特性向上合金と定義する。また、第2の接触部材13を遮断特性向上合金と定義する。
また、第1の接触部材12、第2の接触部材13は、それぞれ導電性のよい電極板11に固着されているので、温度上昇を低く抑えられ、通電特性を向上させることができる。
上記実施例1の真空バルブによれば、縦磁界電極10にスリット14aを設けた磁性体14を介して電極板11を固着し、電極板11の中央部に耐電圧特性の優れた第1の接触部材12とその外周に遮断特性の優れた第2の接触部材13を設けているので、うず電流を抑制した磁性体14により磁界強度が高められて磁界分布が改善され、耐電圧特性とともに、遮断特性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2に係る真空バルブを図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施例2に係る真空バルブに用いる接点を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、磁界を発生させる電極である。図4において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、可動側通電軸7端には、カップ状の所謂、コントレート電極15を固着している。外周面には、軸方向を斜めに横切る複数のスリット15aが設けられている。スリット15a端と電極板11間は、複数の接続部15bで接続されている。電極板11とコントレート電極15間には、磁性体14が設けられている。
上記実施例2の真空バルブによれば、軸心から放射状に磁界を発生し、アークを円周方向に回転駆動させるコントレート電極15においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
1 真空絶縁容器
2 固定側封着金具
3 可動側封着金具
4 固定側通電軸
5 固定側接点
6 可動側接点
7 可動側通電軸
8 ベローズ
9 アークシールド
10 縦磁界電極
10a 腕部
10b コイル部
10c、15b 接続部
11 電極板
12 第1の接触部材
13 第2の接触部材
14 磁性体
14a、15a スリット
14b 切欠き部
15 コントレート電極

Claims (1)

  1. 接離自在の一対の接点を有する真空バルブであって、
    前記接点は、通電軸端に固定された磁界を発生する電極と、
    前記電極に固着された電極板と、
    前記電極板の中央部に固着されたCu−W合金、Ag−WC合金の一方からなる耐電圧特性向上合金第1の接触部材と、
    前記第1の接触部材の外周に固着されたCu−Cr合金からなる遮断特性向上合金第2の接触部材と、
    前記電極と前記電極板間に設けられた磁性体とを備え、
    前記電極板は、前記第1の接触部材および前記第2の接触部材よりも導電率が高く、
    前記磁性体には、円周方向に複数のスリットを設けるとともに、前記電極と前記通電軸とに非接触としたことを特徴とする真空バルブ。
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