JP5523760B2 - アルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、機能性材料、精密化学品等の原料として有用なアルコール性水酸基を有するアリールエステルの製造方法に関する。
分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルの製造方法として、分子内にアルコール性水酸基とフェノール性水酸基とを有する化合物から、フェノール性水酸基のみをエステル化して合成する方法が知られている。例えば、非特許文献1には、ヒドロキシアルキルフェノールを、水酸化ナトリウム存在下、1−アセチル−v−トリアゾロ[4,5−b]ピリジンと反応させて、フェノール性水酸基を選択的にアセチル化する方法が記載されている。しかし、この方法は、1−アセチル−v−トリアゾロ[4,5−b]ピリジンという特殊なアシル化剤を当量以上用いる必要があり、コスト及び環境負荷の観点で問題がある。
非特許文献2には、分子内にアルコール性水酸基とフェノール性水酸基とを有する化合物であるエストラジオールを、水酸化ナトリウムの存在下、イソプロピルアルコールと水の2相系で、pHを7.8に保持しつつ、無水酢酸と反応させて、エストラジオール−3−アセテートを合成する方法が提案されている。しかし、この方法では、アルコール溶媒を用いるのでアシル化剤を過剰に用いる必要があるとともに、pHを調整する必要があり、操作が煩雑となる。
テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)、第27巻、第41号、第5029頁−第5032頁、1986年 シンセティック コミュニケーションズ(Synthetic Communications)、第22巻、第18号、第2703頁−第2710頁、1992年
従って、本発明の目的は、分子内にアルコール性水酸基とフェノール性水酸基とを有する化合物から、フェノール性水酸基のみがエステル化された生成物、すなわち、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを、安価に操作性よく、高い収率で工業的に効率よく製造できる方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物を、pKaが特定範囲の塩基の存在下、特定のアシル化剤と反応させると、フェノール性水酸基が選択的にエステル化され、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルが高い収率で工業的に効率よく製造できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する下記式(1´)で表される化合物を、pKa10〜15.5の無機塩基の存在下、反応系内の水の含有量0.2〜15重量%の条件で、下記式(a)又は(b)で表される化合物と反応させて、2種の水酸基のうちフェノール性水酸基のみがエステル化された、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを得ることを特徴とするアルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法を提供する。
Figure 0005523760
(上記式中、Arは、単環又は多環の芳香族炭素環を示し、Aは単結合、炭素数1〜10のアルキレン基、又は環Arと接合する3〜12員の非芳香族環からなる基を示し、R a 、R b は、それぞれ、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数2〜6のアルケニル基を示す。R a とR b は互いに結合して、隣接する炭素原子とともに3〜12員の炭素環を形成してもよい)
1C(=O)OCOR2 (a)
1COX (b)
(上記式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示す)
なお、本明細書では、上記の発明のほか、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物を、pKa10〜15.5の塩基の存在下、下記式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)又は(f)で表される化合物と反応させて、2種の水酸基のうちフェノール性水酸基のみがエステル化された、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを得ることを特徴とするアルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法についても記載する。
1 C(=O)OCOR 2 (a)
1 COX (b)
3 NHCOX (c)
3 N=C=O (d)
4 OC(=O)X (e)
5 SO 2 X (f)
(上記式中、R 1 、R 2 は、同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示し、R 3 、R 4 、R 5 は、それぞれ、炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示す)
本発明によれば、分子内にアルコール性水酸基とフェノール性水酸基とを有する化合物から、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを、安価に操作性よく、高い収率で工業的に効率よく製造できる。
本発明の製造法では、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物を、pKa(25℃)が10〜15.5の塩基の存在下、前記式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)又は(f)で表される化合物と反応させる。
本発明において、原料として用いる化合物としては、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基をそれぞれ少なくとも1つ有する化合物であれば特に限定されない。このような化合物として、下記式(1)
Figure 0005523760
[式中、Arは芳香環を示す。Aは単結合、2価の有機基、又は環Arと接合する(2以上の原子を共有する)非芳香環を含む有機基を示す。Ra、Rbは、同一又は異なって、水素原子又は有機基を示す。Ra、Rbは、それぞれ、環Arを構成する原子と結合していてもよい。Ra、Rbは互いに結合して、隣接する炭素原子とともに環を形成していてもよい]
で表される化合物が挙げられる。
Arで表される芳香環としては、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピレン環などの単環又は多環の芳香族炭素環;ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、ナフチリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環などの単環又は多環の窒素原子含有芳香族複素環、ベンゾフラン環等の酸素原子含有芳香族複素環、1−ベンゾチオフェン環等のイオウ原子含有芳香族複素環などの芳香族複素環が挙げられる。Arで表される芳香環としては、ベンゼン環、ナフタレン環が好ましく、特にナフタレン環が好ましい。
Aにおける2価の有機基としては、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチレン、ヘキサメチレン基等のアルキレン基;プロペニレン基等のアルケニレン基;シクロペンチリデン、シクロヘキシリデン、1,3−シクロペンチレン、1,3−シクロへキシレン、1,4−シクロへキシレン等のシクロアルキレン基;フェニレン、ナフチレン基等のアリレン基(arylene);エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、アミノ結合(−NH−)、エステル結合(−COO−)、アミド結合(−CONH−)、カルボニル基(−CO−);これらが2以上結合した2価の基等が挙げられる。前記2価の有機基の炭素数は、例えば1〜20、好ましくは1〜12程度である。
Aにおける環Arと接合する(2以上の原子を共有する)非芳香環を含む有機基としては、例えば、環Arと接合するシクロペンタン環、シクロヘキサン環、テトラヒドロフラン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環などの3〜12員程度の非芳香環(炭素環、複素環)からなる基、又は前記非芳香環と前記Aにおける2価の有機基と同様の基が結合した基などが挙げられる。前記環Arと接合する非芳香環を含む有機基の炭素数は、例えば3〜20、好ましくは5〜12程度である。
Aとしては、単結合、炭素数1〜10のアルキレン基等が好ましく、特に単結合が好ましい。
a、Rbにおける有機基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル基等の炭素数1〜12程度のアルキル基;アリル基等の炭素数2〜12程度のアルケニレン基;エチニル基等の炭素数2〜12程度のアルキニル基;シクロペンチル、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル、ナフチル基等のアリール基;これらの1又は2以上と、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、アミノ結合(−NH−)、エステル結合(−COO−)、アミド結合(−CONH−)、カルボニル基(−CO−)等の連結基の1又は2以上とが結合した基が挙げられる。前記Ra、Rbにおける有機基の炭素数は、例えば1〜20、好ましくは1〜12程度である。
a、Rbが互いに結合して、隣接する炭素原子とともに形成してもよい環としては、例えば、シクロペンタン環、シクロヘキサン環等のシクロアルカン環;ジオキサン環等の複素環などの3〜12員の炭素環若しくは複素環が挙げられる。
a、Rbとしては、それぞれ、水素原子;アルキル基(炭素数1〜6程度のアルキル基等)、アルケニル基(炭素数2〜6程度のアルケニル基等)、これらの複数個が前記連結基の1又は2以上と結合した基が特に好ましい。また、Ra、Rbのうち、一方が水素原子で、他方が有機基(特に、アルキル基、アルケニル基、これらの複数個が前記連結基を介して結合した基)であるのも好ましい。
前記pKa10〜15.5の塩基としては、有機塩基であっても無機塩基であってもよい。有機塩基としては、例えば、ジエチルアミン(pKa10.93)、シクロヘキシルアミン(pKa10.64)、トリエチルアミン(pKa10.72)などのアミンが挙げられる。アミンとしては、トリエチルアミン、N−メチルピペリジン等の第3級アミンが特に好ましい。
無機塩基としては、例えば、炭酸カリウム(pKa10.33)、炭酸ナトリウム(pKa10.33)等のアルカリ金属炭酸塩などが挙げられる。これらの中でも、反応速度が速く、使用量を低減でき、反応時間を短縮できることから、炭酸カリウムが特に好ましい。
塩基としては、水への溶解度が高い点で、アルカリ金属炭酸塩等の無機塩基が好ましい。このような塩基を用いると、原料として水分を完全に除いたものを用いる必要が無く、原料を製造する前工程で水洗を施した処理物を乾燥させることなくそのまま反応原料として使用できるというメリットがある。また、その水の存在により、無機塩基の溶解度が向上し、短い反応時間で、目的の分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを高い選択率で得ることができる。
本発明では、上記のように、pKa10〜15.5の塩基を用いるので、アルコール性水酸基とフェノール性水酸基のうち、フェノール性水酸基が選択的にエステル化され(アシル化され)、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルが高い収率で生成する。これに対して、塩基として、ピリジン(pKa5.42)、炭酸水素ナトリウム(pKa6.35)等のpKaが10未満の塩基を用いると、反応の選択性が低下し、また反応速度も遅くなる。また、pKaが15.5を超える塩基を用いると、アルコール性水酸基も活性化され選択性が低下する。
本発明では、エステル化剤(アシル化剤)として、前記式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)又は(f)で表される化合物を用いる。式(a)又は(b)で表される化合物を用いた場合には、フェノール性水酸基がカルボン酸エステル化された化合物が生成し、式(c)又は(d)で表される化合物を用いた場合には、フェノール性水酸基がカルバミン酸エステル化された化合物が生成し、式(e)で表される化合物を用いた場合には、フェノール性水酸基が炭酸エステル化した化合物が生成し、式(f)で表される化合物を用いた場合には、フェノール性水酸基がスルホン酸エステル化された化合物が生成する。
前記式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示し、R3、R4、R5は、それぞれ、炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示す。
1、R2、R3、R4、R5における炭化水素基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基(例えば、C1-10アルキル基等);アリル、ブテニル、ヘキセニル基等のアルケニル基(例えば、C2-10アルケニル基等);シクロペンチル、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基などの脂環式炭化水素基(例えば、C3-15脂環式炭化水素基等);フェニル、ナフチル基等の芳香族炭化水素基(例えば、C6-15芳香族炭化水素基等);ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルエチル基等のアラルキル基(例えば、C7-16アラルキル基等)などが挙げられる。これらの中でも、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル基等のC1-4アルキル基;アリル基等のC2-4アルケニル基;シクロペンチル、シクロヘキシル基等のC5-6シクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等のC6-10アリール基;ベンジル基等のC7-11アラルキル基が好ましい。
これらの炭化水素基は置換基を有していてもよい。該置換基としては、例えば、フッ素、塩素、臭素原子等のハロゲン原子;メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル基等のC1-4アルキル基;アリル基等のC2-4アルケニル基;シクロヘキシル基等の5〜6員のシクロアルキル基;フェニル基等のアリール基;クロロメチル、トリフルオロメチル基等のC1-4ハロアルキル基;メトキシ、エトキシ基等のC1-4アルコキシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル基等のC1-4アルコキシ−カルボニル基;アセチル、プロピオニル、ベンゾイル基等のC1-8アシル基;ニトロ基;シアノ基などが挙げられる。
前記Xにおけるハロゲン原子として、塩素、臭素、ヨウ素原子などが挙げられる。
式(a)で表される化合物の代表的な例として、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水トリフルオロ酢酸、無水安息香酸などが挙げられる。式(b)で表される化合物の代表的な例として、酢酸クロリド、酢酸ブロミド、プロピオン酸クロリド、プロピオン酸ブロミド、安息香酸クロリド、安息香酸ブロミドなどが挙げられる。式(c)で表される化合物の代表的な例として、N−メチルカルバミン酸クロリド、N−メチルカルバミン酸ブロミド、N−エチルカルバミン酸クロリド、N−エチルカルバミン酸ブロミド、N−フェニルカルバミン酸クロリド、N−フェニルカルバミン酸ブロミド、N−トリルカルバミン酸クロリド、N−トリルカルバミン酸ブロミド、N−ベンジルカルバミン酸クロリド、N−ベンジルカルバミン酸ブロミドなどが挙げられる。式(d)で表される化合物の代表的な例として、メチルイソシアネート、エチルイソシアネート、フェニルイソシアネート、ベンジルイソシアネートなどが挙げられる。式(e)で表される化合物の代表的な例として、クロロギ酸メチル、ブロモギ酸メチル、クロロギ酸エチル、ブロモギ酸エチル、クロロギ酸フェニル、ブロモギ酸フェニル、クロロギ酸ベンジル、ブロモギ酸ベンジルなどが挙げられる。式(f)で表される化合物の代表的な例として、メタンスルホニルクロリド、メタンスルホニルブロミド、エタンスルホニルクロリド、エタンスルホニルブロミド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルブロミド、ベンゼンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルブロミド、p−トルエンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルブロミド、ナフタレンスルホニルクロリド、ナフタレンスルホニルブロミドなどが挙げられる。
分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物と前記エステル化剤(アシル化剤)との反応は、通常有機溶媒中で行われる。有機溶媒としては、反応に不活性な溶媒であればよく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)などのエーテル;ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素;アセトニトリル等のニトリル;ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの非プロトン性極性溶媒;これらの混合溶媒などが挙げられる。これらのなかでも、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル、トルエン等の芳香族炭化水素、これらの混合溶媒が好ましい。
反応系内における分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物の濃度(バッチ式の場合は初期濃度、連続式の場合は定常状態での濃度)は、例えば、0.3〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜6重量%程度である。
前記pKa10〜15.5の塩基の使用量は、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物のフェノール性水酸基1モルに対して、通常0.95〜20モル、好ましくは1.0〜10モル、さらに好ましくは1.5〜8モルである。大過剰の塩基を用いることもできる。
前記エステル化剤(アシル化剤)の使用量は、分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する化合物のフェノール性水酸基1モルに対して、例えば0.95〜5モル、好ましくは1〜3モル、さらに好ましくは1〜1.5モル程度である。エステル化剤(アシル化剤)の使用量が多すぎると目的物の選択率が低下する傾向となる。
反応温度は、例えば0℃〜150℃、好ましくは15〜100℃、さらに好ましくは25〜70℃である。反応温度が低すぎると反応速度が低下しやすくなり、反応温度が高すぎると、副反応が起こり、目的物の選択率が低下しやすくなる。
反応系内には、水が存在していてもよい。特に、前記塩基として無機塩基を用いる場合には、反応系内に水が存在する方が好ましい。前記塩基として無機塩基を用いる場合の反応系内における水の含有量は、例えば0〜30重量%、好ましくは0.2〜15重量%、さらに好ましくは0.5〜10重量%程度である。
反応により、フェノール性水酸基のみがエステル化された、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルが高い選択性で生成する。原料として、前記式(1)で表される化合物を用いた場合には、対応する下記式(2)
Figure 0005523760
[式中、Ar、A、Ra、Rbは前記に同じである。Rは、下記式(g)、(h)、(i)又は(j)で表される基を示す。
1C(=O)− (g)
3NHCO− (h)
4OC(=O)− (i)
5SO2− (j)
(上記式中、R1は水素原子又は炭化水素基を示し、R3、R4、R5は、それぞれ、炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示す)]
で表される化合物が生成する。
反応終了後、反応混合物から、例えば、濾過、濃縮、抽出、洗浄(水洗、酸又はアルカリ洗浄等)、蒸留、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフィーなどの分離精製手段を用いることにより、分子内にアルコール水酸基を有するアリールエステルを得ることができる。
こうして得られる分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルは、機能性材料(例えば、電子材料、光関連材料等)や精密化学品の合成原料として使用できる。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、実施例1及び実施例5〜7は、本願発明の範囲外であるが、参考例として記載するものである。
合成例1
窒素雰囲気下、2−ヒドロキシ−6−ナフトアルデヒド(4.99g、0.029モル)を脱水THF(水分20重量ppm以下、44.5g)に溶解させた液を、1.7モル/LのメチルマグネシウムクロライドのTHF溶液(60mL、0.102モル)に温度10℃以下を維持し、撹拌しながら、30分間かけて、滴下した。滴下終了後、20℃で27時間撹拌し続けた時点で、1.7モル/LのメチルマグネシウムクロライドのTHF溶液(6mL、0.01モル)を追加し、さらに18時間撹拌を続けた。その後、12N塩酸(10mL)と水(31mL)の混合液を20℃以下を維持し、撹拌しながら、滴下した。滴下終了後、上層と下層を分液した。分液ロートを水20mLとトルエン50mLでとも洗いし、水層、有機層を全て併せ300mLフラスコに移液した。下層のpHが1となったことを確認した後、この有機層を4重量%重曹水50mLで洗浄し、粗1−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)エタノール(粗ジオール)を含む粗液を得た(180.5g、この粗液中の目的物(粗ジオール)の得量は5.41g(0.0287モル)であった。収率99%)。この粗1−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)エタノール(下記式参照)を含む有機溶媒中の水分濃度をカールフィッシャー(水分分析装置)で測定したところ、3.8重量%であった。
Figure 0005523760
合成例2
合成例1と同様にして得られた有機層を4重量%重曹水50mLで洗浄した後、さらに食塩水で洗浄し、溶媒などの低沸点物をエバポレータを用いて留去し、濃縮乾固して、固体[粗1−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル)エタノール]を得た。
実施例1
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸ナトリウム(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、52℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、53〜55℃を維持しながら7時間撹拌を続けた。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)(下記式参照)を得た(収率97%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
Figure 0005523760
実施例2
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸ナトリウム(0.053モル;5eq)、及び水(仕込全体の1.2重量%となるように)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、52℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、53〜55℃を維持しながら3時間撹拌を続け、さらに、無水酢酸0.1eq加えて1時間撹拌した。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率99%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
実施例3
合成例1で得られたジオールを含む粗液[66.7g、ジオール2.0g(0.0106モル)含む]に炭酸カリウム(4.41g、0.0319モル;3eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、52℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、53〜55℃を維持しながら2時間撹拌を続けた。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)2.45gを得た(収率100%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
実施例4
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸カリウム(0.0212モル;2eq)、及び水(仕込全体の4.0重量%となるように)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、52℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、53〜55℃を維持しながら1時間撹拌を続けた。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率100%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
実施例5
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸ナトリウム(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、40℃まで昇温し、無水酢酸(0.0106モル;1eq)を滴下した。滴下終了後、40℃を維持しながら8時間撹拌を続けた。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率92%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
実施例6
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸ナトリウム(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、25℃まで昇温し、無水酢酸(0.0106モル;1eq)を滴下した。滴下終了後、25℃を維持しながら7時間撹拌を続け、さらに、無水酢酸(0.0053モル;0.5eq)加えて2時間撹拌した。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率95%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
実施例7
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及びトリエチルアミン(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、40℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、40℃を維持しながら5時間撹拌を続け、さらに、無水酢酸(0.0053モル;0.5eq)加えて2時間撹拌した。反応液をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、原料(ジオール)の含有量は0.1重量%未満になっていた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率96%)。また、HPLC測定では、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物のピークは観測されなかった。
比較例1
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及び炭酸水素ナトリウム(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、25℃まで昇温し、無水酢酸(0.0106モル;1eq)を滴下した。滴下終了後、25℃を維持しながら2時間撹拌を続けた。原料の消失速度が著しく低下したため、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下して反応を停止した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率55%)。また、HPLC測定の結果、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物が収率1%で生成していた。
比較例2
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、脱水THF(水分20重量ppm以下、51.7g)、トルエン(15.4g)、及びピリジン(0.053モル;5eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、25℃まで昇温し、無水酢酸(0.0106モル;1eq)を滴下した。滴下終了後、25℃を維持しながら3時間撹拌を続けた。原料の消失速度が著しく低下したため、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下して反応を停止した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率52%)。また、HPLC測定の結果、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物が収率2%で生成していた。
比較例3
合成例2で得られた固体[ジオール正味2.0g(0.0106モル)]に、ピリジン(0.265モル;25eq)を加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら、25℃まで昇温し、無水酢酸(1.30g、0.0127モル;1.2eq)を滴下した。滴下終了後、25℃を維持しながら1時間撹拌を続けた。反応を停止するために、トルエンを15g添加後、容器ごと氷水で冷却し、3N塩酸21gを内温を14〜17℃に維持できるように、ゆっくりと滴下した。有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留水(23g)で洗浄し、有機層をエバポレーターで濃縮乾固させ、粗1−(6−アセトキシナフタレン−2−イル)エタノール(粗アセテート)を得た(収率78%)。また、HPLC測定の結果、2つの水酸基がともにアセチル化された副生物が収率18%で生成していた。

Claims (1)

  1. 分子内にアルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する下記式(1´)で表される化合物を、pKa10〜15.5の無機塩基の存在下、反応系内の水の含有量0.2〜15重量%の条件で、下記式(a)又は(b)で表される化合物と反応させて、2種の水酸基のうちフェノール性水酸基のみがエステル化された、分子内にアルコール性水酸基を有するアリールエステルを得ることを特徴とするアルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法。
    Figure 0005523760
    (上記式中、Arは、単環又は多環の芳香族炭素環を示し、Aは単結合、炭素数1〜10のアルキレン基、又は環Arと接合する3〜12員の非芳香族環からなる基を示し、R a 、R b は、それぞれ、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、又は炭素数2〜6のアルケニル基を示す。R a とR b は互いに結合して、隣接する炭素原子とともに3〜12員の炭素環を形成してもよい)
    1C(=O)OCOR2 (a)
    1COX (b)
    (上記式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示す)
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