JPH0912500A - フェニルプロパノイド系化合物 - Google Patents

フェニルプロパノイド系化合物

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JPH0912500A
JPH0912500A JP3956192A JP3956192A JPH0912500A JP H0912500 A JPH0912500 A JP H0912500A JP 3956192 A JP3956192 A JP 3956192A JP 3956192 A JP3956192 A JP 3956192A JP H0912500 A JPH0912500 A JP H0912500A
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ethyl acetate
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silica gel
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JP3956192A
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English (en)
Inventor
Junko Takashima
純子 高嶋
Akiko Uchida
晶子 内田
Yuji Abe
祐司 阿部
Chotai O
長岱 王
Seien Kyo
青媛 許
博玲 ▲介▼
Hakurei Kai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHANXI CHUIYAKU KENKYUIN
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
SHANXI CHUIYAKU KENKYUIN
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(I) 【化1】 で表されるフェニルプロパノイド系化合物または薬学上
許容されるその塩ならびにこれらを有効成分とする抗高
血圧剤および抗虚血性心疾患剤。 【効果】 本発明のフェニルプロパノイド系化合物は、
優れた抗高血圧作用、血管拡張作用、抗心筋虚血作用を
有しており、優れた抗高血圧薬ならびに虚血性心疾患の
予防あるいは治療薬を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なフェニルプロパノ
イド系化合物及びそれを有効成分とする抗高血圧作用、
抗虚血性心疾患作用を有する医薬品に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】セリ
科の植物であるコウアンボウフウ(Pimpinell
thellungiana Wolff)は、中国
では羊紅▲胆▼と呼ばれ、古くから尼間薬として使用さ
れていた。最近この植物の粗抽出物に抗高血圧作用、抗
虚血性心疾患作用のあることが中国陜西省中医薬研究院
の研究によって示唆された。しかしながら、この粗抽出
物に含まれる抗高血圧作用、抗虚血性心疾患作用を有す
る化合物についての解明は未だ充分なされていないのが
現状である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはセリ科の植
物であるコウアンボウフウの抽出物中の抗高血圧作用、
抗虚血性心疾患作用を有する成分について研究を重ねて
いたところ、新規なフェニルプロパノイド系化合物の単
離に成功し、ついでこれらの化合物ならびにその類縁化
合物の合成にも成功した。しかもこれらが優れた抗高血
圧作用、抗虚血性心疾患作用を有する事を見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0004】即ち、本発明の要旨は下記一般式(I)
【0005】
【化2】
【0006】(上記一般式(I)中、R1 は水素原子,
1 〜C6 のアルキル基またはC7〜C12のアラルキル
基を表し、R2 は水素原子またはC2 〜C8 のアシル基
を表し、R3 は水素原子,ヒドロキシル基またはC2
8 のアシルオキシ基を表し、R4 は水素原子,C7
12のアラルキルオキシ基またはC2 〜C8 のアシルオ
キシ基を表し、R5 は水素原子またはC1 〜C6 のアル
コキシ基を表す。ただし、R3 とR4 は同時に水素原子
を表さない。)で表されるフェニルプロパノイド系化合
物または薬学上許容されるその塩ならびにこれらを有効
成分とする抗高血圧剤および抗虚血性心疾患剤に存す
る。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。上記一般
式(I)中、R1 で定義されるC1 〜C6 のアルキル基
としてはメチル基,エチル基,n−プロピル基,i−プ
ロピル基,n−ブチル基,s−ブチル基,t−ブチル
基,n−ペンチル基,n−ヘキシル基等が挙げられ、C
7 〜C12のアラルキル基としてはベンジル基,フェネチ
ル基,フェニルプロピル基,ナフチルメチル基等が挙げ
られる。R2 で定義されるC2 〜C8 のアシル基として
はアセチル基,プロピオニル基,ブチリル基,イソブチ
リル基,バレリル基,イソバレリル基,ピバロイル基,
ヘキサノイル基等が挙げられる。R3 およびR4 で定義
されるC2 〜C8 のアシルオキシ基としてはアセチルオ
キシ基,プロピオニルオキシ基,ブチリルオキシ基,イ
ソブチリルオキシ基,バレリルオキシ基,イソバレリル
オキシ基,ピバロイルオキシ基,ヘキサノイルオキシ基
等が挙げられ、R4 で定義されるC7 〜C12のアラルキ
ルオキシ基としてはベンジルオキシ基,フェネチルオキ
シ基,フェニルプロピルオキシ基,ナフチルオキシ基等
が挙げられる。また、R5 で定義されるC1 〜C6 のア
ルコキシ基としてはメトキシ基,エトキシ基,n−プロ
ポキシ基,i−プロポキシ基,n−ブトキシ基,s−ブ
トキシ基,t−ブトキシ基,n−ペンチルオキシ基,n
−ヘキシルオキシ基等が挙げられる。
【0008】本発明の好ましい化合物の1つとして、下
記一般式(II)
【0009】
【化3】
【0010】(上記一般式(II)中、R1 は上記一般式
(I)中で定義したとおりであり、R6 およびR7 は水
素原子またはC2 〜C8 のアシル基を表す。)で表され
る化合物が挙げられ、その中でも特に好ましい化合物と
して以下の化合物1〜11が挙げられる。
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】あるいは好ましい化合物の1つとして下記
一般式(III)
【0015】
【化7】
【0016】(上記式中、RはC2 〜C8 のアシル基も
しくはC7 〜C12のアラルキル基を表す。)で表される
化合物が挙げられ、その中でも特に好ましい化合物とし
て以下の化合物12〜14が挙げられる。
【0017】
【化8】
【0018】以下、本発明化合物の製造方法について説
明する。例えば、これら化合物は、セリ科植物のコウア
ンボウフウ(Pimpinella thellung
iana Wolff)の根を乾燥し、n−ヘキサン、
石油エーテル等の極性の低い有機溶媒で室温から還流温
度までの任意の温度で抽出したものをシリカゲルあるい
はアルミナなどのクロマトグラフィーにて分離すること
により得られる。
【0019】更に詳細には、例えばこれらフェニルプロ
パノイド類はコウアンボウフウの乾燥根を後述の実施例
に示す方法により石油エーテルで抽出した後濃縮し、濃
縮残渣を各種クロマトグラフィーにて分離することによ
り得られる、あるいは、これら化合物はコウアンボウフ
ウの乾燥根をn−ヘキサン、石油エーテル等の極性の低
い溶媒で室温から還流温度までの任意の温度で抽出し、
油脂等を除いたものをエーテル、酢酸エチル、アセトニ
トリル、アセトン、メタノール、エタノール、二塩化メ
チレン、クロロホルムなどの有機溶媒で室温から還流温
度までの任意の温度で抽出した後濃縮し、濃縮残渣をエ
ーテル、酢酸エチル、二塩化メタン、クロロホルム、n
−ブタノールなどの有機溶媒に溶かし、水洗後、シリカ
ゲルあるいはアルミナなどを使用するクロマトグラフィ
ーによって分離して得られる。
【0020】更に詳細には、例えばこれらフェニルプロ
パノイド類はコウアンボウフウの乾燥根より後述の実施
例に示す方法により石油エーテルで脱脂後エタノールで
抽出し、濃縮した後濃縮残渣を水洗し、各種クロマトグ
ラフィーで分離して得られる。なお本発明化合物中のあ
るものはセリ科Pimpinella属植物の精油中に
大量に含まれるエポキシ・プソイドイソオイゲノールの
各種有機酸のエステル類あるいは化学合成によって得ら
れるエポキシ・プソイドイソオイゲノール(R.Mar
tin,et al.,Planta Medica
198(1985))より、たとえば後述の実施例に示
す方法により化学的に合成することもできる。
【0021】ここで用いるエポキシドの開環反応は、下
記反応式Iに示すように酸性条件下と塩基性条件下では
得られる1,2−ジオール体の立体異性が異なる。酸性
条件下ではerythro体、塩基性条件下ではthr
eo体が得られる。この酸性条件下の開環反応は、メタ
ノール,エタノール,水,ジオキサン,テトラヒドロフ
ラン等の適当な溶媒中で、−78℃から200℃の温度
で酸性条件下、アルコールもしくは水を反応させること
により行なわれる。ここで用いる酸としては、硫酸、過
塩素酸、各種酸性樹脂、各種有機スルホン酸等が挙げら
れる。
【0022】得られたエステル(b)をアルカリ条件
下、加水分解することによりフェノール(c)を得るこ
とができる。ここで用いるアルカリとしては、水酸化ナ
トリウム,水酸化カリウム,炭酸ナトリウム,炭酸カリ
ウム,トリエチルアミン,アンモニア等が挙げられる。
【0023】
【化9】
【0024】また塩基性条件下の開環反応は、適当な溶
媒中で−78℃から200℃の温度でアルコキシドもし
くは水酸イオンを反応させることにより行なわれる。得
られたフェノール(c)または(f)からアシル化の常
法により、容易にエステル(d)または(g)を製造す
ることができる。例えば(c)または(f)のフェノー
ル体とアセチルクロリド、2−メチルブチリルクロリド
等の酸クロリド、又は無水酢酸、無水2−メチルブチリ
ル酸等の酸無水物とトリエチルアミン、N,N−ジメチ
ルアミノピリジン、ピリジン等の適当な塩基の存在下で
反応させるとよい。この場合側鎖のアルコールは反応性
が低いため、フェノールのみを選択的にアシル化でき
る。
【0025】次に得られたエステル(d)または(g)
は、さらにヒドロキシル基をエステル化することがで
き、ジエステル体(e)または(h)を得ることができ
る。たとえばエステル(d)または(g)とアセチルク
ロリド等の酸クロリド又は無水酢酸等の酸無水物とを触
媒としての硫酸または有機スルホン酸の存在下アシル化
すればよい。
【0026】また、本発明化合物のうちあるものはたと
えば下記反応式IIに示すように、(i)式で表される4
−ベンジルオキシα−ブロモプロピオンフェノン等の適
当な化合物を原料として、たとえば後述の実施例に示す
方法により化学的に合成することができる。
【0027】
【化10】
【0028】(上記式中、XはCl、Br等のハロゲン
基を表し、Rはメチル、エチル、2−メチルブチリル等
のアルキル基を表し、Phはフェニル基を表す。) まず(i)式で表されるα−ハロゲノケトンを、常法に
より(j)式で表されるα−ヒドロキシケトンに変換す
る。この反応はアセトン、アセトニトリル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等の適当な溶媒中、水酸化ナト
リウム等を用いて水酸イオンを反応させることにより行
なわれる。次いで得られたα−ヒドロキシケトン(j)
から、ケトンをアルコールに還元する常法により(k)
式で表される1,2−ジオールに還元する。たとえばα
−ヒドロキシケトン(j)を水素化アルミニウムリチウ
ム、水素化ホウ素ナトリウムのような金属水素錯化合物
と反応させることにより1,2−ジオール(k)を得る
ことができる。
【0029】次に得られた1,2−ジオール(k)を常
法により脱ベンジル化し、式(m)で表されるフェノー
ルを得る。この場合の脱ベンジル化法としては、たとえ
ばパラジウムのような触媒の存在下での接触水素添加法
等が挙げられる。このフェノール(m)を常法によりア
シル化し、式(n)で表されるエステルを得ることがで
きる。例えばフェノール(m)と、アセチルクロリド,
2−メチルブチリルクロリド等の酸クロリド又は無水酢
酸,無水2−メチルブチリル酸等の酸無水物とをそのま
ま反応させるかあるいはトリエチルアミン、4(N,N
−ジメチルアミノ)ピリジン、ピリジン等の塩基性触媒
下反応させればよい。
【0030】かくして得られる本発明の化合物には、光
学異性体等の異性体が存在するが、本発明の化合物はこ
れらを全てを包含する。本発明のフェニルプロパノイド
類は、後述する薬理作用により優れた抗高血圧作用およ
び抗虚血心疾患作用を有し、優れた新規循環器系用医薬
品としてその有用性が期待される。すなわち、本発明の
化合物は抗虚血心疾患作用を有しているので、虚血性心
疾患である狭心症、心筋梗塞、心不全の予防あるいは治
療にも有用である。
【0031】本発明化合物は、これを医薬として用いる
に当たり、通常の製剤担体とともに投与経路に応じた製
剤とする事が出来る。例えば、経口投与では錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、散剤、液剤等の形態に調剤される。経
口投与用固形製剤に調製するに当たり、慣用の賦形剤、
結合剤、滑沢剤、その他着色剤、崩壊剤等を用いること
ができる。賦形剤としては、例えば、乳糖、デンプン、
タルク、ステアリン酸マグネシウム、結晶セルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、グリ
セリン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム等が挙げ
られ、結合剤としてはポリビニルアルコール、ポリビニ
ルエーテル、エチルセルロース、アラビアゴム、シエラ
ック、白糖等が挙げられ、滑沢剤としてはステアリン酸
マグネシウム、タルク等が挙げられる。その他、着色
剤、崩壊剤も通常公知のものを用いることができる。な
お錠剤は周知の方法によりコーティングしてもよい。ま
た液状製剤は水性または油性の懸濁液、溶液、シロッ
プ、エリキシル剤、その他であってよく、通常用いられ
る方法にて調製される。注射剤を調製する場合は本発明
化合物にpH調整剤、緩衝剤、安定化剤、等張剤、局所
麻酔剤等を添加し、常法により皮下、筋肉内、静脈内用
注射剤を製造することができる。坐剤を製造する際の基
剤としては、例えばカカオ脂、ポリエチレングリコー
ル、ラノリン、脂肪酸トリグリセライド、ウイテプゾー
ル(登録商標ダイナマイトノーベル社)等の油脂性基剤
を用いることができる。
【0032】かくして調製される製剤の投与量は患者の
症状、体重、年齢等によって異なり、一様に服用するこ
とは出来ないが、通常成人1日当たり本発明化合物を約
10−2000mgの範囲となる量とするのがよく、これ
は通常1日1−4回に分けて投与されるのが好ましい。
【0033】
【実施例】以下本発明化合物であるフェニルプロパノイ
ド類を実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明は
その要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるも
のではない。
【0034】実施例1 コウアンボウフウの根を風乾したのち、その乾燥根60
kgを石油エーテル中で抽出した。ついで、抽出後の根を
エタノール中で抽出した。この抽出液を濃縮し、エーテ
ル−水で分配し、有機層を濃縮し、残渣(A)1.5kg
を得た。この残渣(A)106gを500gのシリカゲ
ルを充填したカラムクロマトグラフィーで分離した。
〔酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:4容積比)
2.5リットルで洗浄後、〔酢酸エチル:n−ヘキサ
ン〕混液(1:1容積比)2.5リットルと酢酸エチル
2.5リットルで溶出した画分を減圧濃縮し5.88g
の粘性物質を得た。この粘性物質を再び500gのシリ
カゲルを充填したカラムクロマトグラフィーで分離し
た。これを二塩化メチレン2.5リットルで溶出し、得
られた画分を減圧濃縮し2.2リットルの粘性物質を得
た。
【0035】この粘性物質810mgをシリカゲル100
gを充填したカラムクロマトグラフィーで分離した。
〔酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:3容積比)4
00mlで洗浄後、同溶液200mlで溶出した画分を減圧
濃縮し235mgの粘性物質(B)を得た。これを同溶液
200mlで洗浄後、さらに同溶液300mlで溶出した画
分を減圧濃縮して197mgの粘性物質(C)を得た。
【0036】この粘性物質(C)を分取シリカゲルTL
C〔展開溶媒;トルエン−酢酸エチル混液(1:1容積
比)〕で分離した。Rf 0.4付近のUVスポットをか
きとり119mgの粘性物質を得た。これをさらに分取シ
リカゲルTLC〔展開溶媒;クロロホルム−メタノール
混液(9:1容積比)〕で分離した。Rf 0.6付近の
UVスポットをかきとり116mgの粘性物質を得た。こ
れを石油エーテルで結晶化して18mgの前記化合物2を
結晶として得た。
【0037】
【表1】・融点 100−101℃ ・紫外吸収スペクトル λmax (エタノール)nm:215(sh.) ,220(sh.)
,296 ・赤外吸収スペクトル νmax (KBr)cm-1:3450,2900,162
5,1505,1435,1270,1205,108
0,1040 ・高分解能マススペクトル (M+ 12184 ) 計算値:226.1204 実測値:226.1198 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 7.36(s,2−OH) 6.79(d,J=8.5Hz,3−H) 6.74(dd,J=2.5Hz,8.5Hz,4−
H) 3.73(s,5−OCH3 ) 6.53(d,J=2.5Hz,6−H) 4.06(d,1' −H) 4.02(2' −H) 1.05(d,3’−H) 3.58(1''−H) 1.25(dd,J=7Hz,7Hz,2''−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 122.60 (1−C) 149.42 (2−C) 117.60 (3−C) 114.53 (4−C) 152.87 (5−C) 115.17 (6−C) 88.68 (1’−C) 69.04 (2’−C) 18.43 (3’−C) 65.82 (1''−C) 15.09 (2''−C) 55.73 (5−OCH3
【0038】実施例2 前記実施例1で得られた粘性物質(B)235mgを分取
シリカゲルTLC〔展開溶媒;トルエン−エチルエーテ
ル混液(1:1容積比)〕で分離した。Rf 0.55付
近のUVスポットをかきとり、55mgの油状物質として
前記化合物3を得た。
【0039】
【表2】・紫外吸収スペクトル λmax (エタノール)nm:280 ・赤外吸収スペクトル νmax (KBr)cm-1:3550,2990,296
0,2900,1760,1735,1500 ・EI−マススペクトル m/e:310M+ 265〔M−C2 5 O〕+ 181〔M−C2 5 O−CH3 CH2 C(CH3 )=C =O〕+ 85〔C4 9 C≡O〕+ 57〔C4 9 + ・高分解能マススペクトル (M+ 17265 ) 計算値:310.1779 実測値:310.1755 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.90(d,J=9Hz,3−H) 6.80(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 3.78(s,5−OCH3 ) 6.89(d,J=3Hz,6−H) 4.32(d,J=5Hz,1' −H) 3.85(m,2' −H) 1.08(d,J=6.5Hz,3’−H) 〜3.4 (m,1''−H) 1.15(dd,J=7Hz,7Hz,2''−H) 〜2.6(m,2''' −H) 〜1.6,〜1.8(m,3''' −H) 1.01(dd,J=7.5Hz,7.5Hz,4'''
−H) 1.29(d,J=7Hz,5''' −H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 132.09 (1−C) 142.64 (2−C) 123.08 (3−C) 113.83 (4−C) 157.38 (5−C) 112.77 (6−C) 79.70 (1’−C) 69.82 (2’−C) 16.54 (3’−C) 64.96 (1''−C) 15.13 (2''−C) 55.47 (5−OCH3 ) 175.47 (1''' −C) 41.11 (2''' −C) 26.58 (3''' −C) 11.62 (4''' −C) 17.69 (5''' −C)
【0040】実施例3 実施例1で得られた残渣(A)1200gを9回に分け
て約130gずつそれぞれシリカゲル500gを充填し
たカラムクロマトグラフィーで分離した。それぞれ〔酢
酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:19容積比)2.
5リットル、ついで〔酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液
(1:9容積比)2.5リットル、ついで〔酢酸エチ
ル:n−ヘキサン〕混液(1:4容積比)2.5リット
ル、ついで〔酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:1
容積比)2.5リットル、ついで酢酸エチル2.5リッ
トルで溶出し、その溶出液を集めて減圧濃縮し、合計6
77gの粘性物質を得た。この粘性物質667gを8回
に分けて約83gずつそれぞれシリカゲル500gを充
填したカラムクロマトグラフィーで分離した。それぞれ
〔n−ヘキサン:二塩化メチレン〕混液(1:1容積
比)2.5リットル、二塩化メチレン2.5リットルで
カラムを洗浄後、〔二塩化メチレン:メタノール〕混液
(99:1容積比)2.5リットルで溶出した画分を集
めて減圧濃縮し、95.04gの粘性物質を得た。
【0041】この粘性物質を2回に分けて、それぞれ約
50gずつを500gのシリカゲルを充填したカラムク
ロマトグラフィーで分離した。それぞれ〔二塩化メチレ
ン:酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:1:3容積
比)2.5リットルでカラムを洗浄後、〔二塩化メチレ
ン:酢酸エチル:n−ヘキサン〕混液(1:2:2容積
比)2.5リットル、さらに〔二塩化メチレン:酢酸エ
チル:n−ヘキサン〕混液(1:3:1容積比)2.5
リットルで溶出した画分を集めて減圧濃縮し、計52.
95gの粘性物質を得た。
【0042】この粘性物質40.6gを2回に分けて、
それぞれ約20gずつを500gのシリカゲルを充填し
たカラムクロマトグラフィーで分離した。〔トルエン:
酢酸エチル〕混液(4:1容積比)2.5リットルで洗
浄した後、〔トルエン:酢酸エチル〕混液(7:3容積
比)1.5リットルで溶出した画分を減圧濃縮し、1
1.16gの粘性物質を得た。
【0043】この粘性物質10.05gを逆相オクタデ
シルシリカゲル250gを充填したカラムクロマトグラ
フィーで分離した。〔アセトニトリル−水〕混液(1:
4容積比)1リットルで洗浄後、同液250mlと〔アセ
トニトリル−水〕混液(3:7容積比)250mlで溶出
した画分を集めて減圧濃縮し、420mgの粘性物質を得
た。
【0044】これを分取シリカゲルTLC〔展開溶媒;
(n−ヘキサン:酢酸エチル)混液(3:7容積比)〕
で分離した。Rf 0.6付近のUVスポットをかきとり
150mgの粘性物質(D)を得た。またRf 0.5付近
のUVスポットをかきとり100mgの粘性物質(E)を
得た。上記粘性物質(D)を再び分取シリカゲルTLC
〔展開溶媒;(クロロホルム:メタノール)混液(9:
1容積比)〕で分離した。Rf 0.5付近のUVスポッ
トをかきとり60mgの前記化合物7を油状物質として得
た。
【0045】
【表3】・紫外吸収スペクトル λmax (エタノール)nm:220,226,294,3
46 ・赤外吸収スペクトル νmax (KBr)cm-1:3430,2930,164
0,1500 ・高分解能マススペクトル (M+ 10144 ) 計算値:198.0891 実測値:198.0850 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.72(d,J=9Hz,3−H) 6.66(dd,J=2.5Hz,9Hz,4−H) 6.54(d,J=2.5Hz,6−H) 4.33(d,J=7.5Hz,1' −H) 3.97(d,J=6.5Hz,7.5Hz,2' −
H) 1.02(d,J=6.5Hz,3’−H) 3.68(s,5−OCH3 ) 4.48(s,OH) 3.65(s,OH) 7.83(s,OH) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ) 125.48 (1−C) 148.80 (2−C) 117.64 (3−C) 114.20 (4−C) 152.89 (5−C) 114.37 (6−C) 79.14 (1’−C) 70.42 (2’−C) 18.88 (3’−C) 55.74 (5−OCH3
【0046】実施例4 実施例3に記載した粘性物質(E)100mgを分取シリ
カゲルTLC〔展開溶媒;(クロロホルム:メタノー
ル)混液(9:1容積比)〕で分離した。Rf 0.7付
近のUVスポットをかきとり22mgの粘性物質を得た。
これを再び分取シリカゲルTLC〔展開溶媒;(n−ヘ
キサン:酢酸エチル)混液(1:1容積比)〕で分離し
た。Rf 0.6付近のUVスポットをかきとり13mgの
粘性物質を得た。これをトルエンから結晶化して5mgの
結晶として前記化合物8を得た。
【0047】
【表4】・融点 49−51℃ ・紫外吸収スペクトル λmax (エタノール)nm:220,225,296 ・赤外吸収スペクトル νmax (KBr)cm-1:3430,2930,164
0,1505 ・高分解能マススペクトル 計算値:212.1048 実測値:212.1081 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.75(d,J=7.5Hz,3−H) 6.79(dd,J=2.5Hz,7.5Hz,4−
H) 6.55(d,J=2.5Hz,6−H) 3.97(d,J=8.0Hz,1' −H) 3.97(d,q,J=6.0Hz,8.0Hz,2'
−H) 1.04(d,J=6.0Hz,3’−H) 3.74(s,5−OCH3 ) 3.42(s,1’−OCH3 ) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 122.14 (1−C) 149.25 (2−C) 117.65 (3−C) 114.69 (4−C) 153.00 (5−C) 115.28 (6−C) 90.26 (1’−C) 69.23 (2’−C) 18.49 (3’−C) 55.74 (5−OCH3 ) 57.72 (1’−OCH3
【0048】実施例5 コウアンボウフウの乾燥根10kgを石油エーテル中で抽
出しその抽出液を濃縮し、470gの油状物を得た。こ
の油状物120gをシリカゲル2kgを充填したカラムク
ロマトグラフィーで分離した。〔n−ヘキサン:酢酸エ
チル〕混液(1:1容積比)10リットルを流した後、
酢酸エチル4リットルで溶出された画分を減圧濃縮して
1.39gの粘性物質を得た。この粘性物質を再びシリ
カゲル100gを充填したカラムクロマトグラフィーで
分離した。〔メタノール:二塩化メチレン〕混液(1:
99容積比)500mlを流した後、〔メタノール:二塩
化メチレン〕混液(1:49容積比)500mlで溶出さ
れた画分を減圧濃縮して730mgの粘性物質を得た。こ
の粘性物質を再びシリカゲル50gを充填したカラムク
ロマトグラフィーで分離した。〔n−ヘキサン:酢酸エ
チル〕混液(13:7容積比)250mlでカラムを洗浄
後、〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液(1:1容積
比)250mlで溶出された画分を減圧濃縮し、油状物と
して420mgの上記化合物12を得た。
【0049】
【表5】・紫外吸収スペクトル λmax (エタノール)nm:221,262,270 ・赤外吸収スペクトル νmax (KBr)cm-1:3430,2930,176
0,1640,1540 ・EI−マススペクトル m/e:234〔M−H2 O〕+ 207〔M−CH3 CHOH〕+ 123〔M−CH3 CHOH−C4 8 =C=O〕+ 85〔C4 9 C≡O〕+ 57〔C4 9 + 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 7.33(d,J=8.5Hz,2−H) 7.04(d,J=8.5Hz,3−H) 4.37(d,J=7Hz,1’−H) 3.82(d,q,J=6.5Hz,7Hz,2' −
H) 1.06(d,J=6.5Hz,3’−H) 2.60(m,2''−H) 1.60,1.78(m,3''−H) 1.00(t,J=7.5Hz,4''−H) 1.27(d,J=7Hz,5''−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 138.65 (1−C) 121.55 (2−C) 127.86 (3−C) 150.52 (4−C) 78.81 (1’−C) 72.13 (2’−C) 18.70 (3’−C) 175.23 (1''−C) 41.08 (2''−C) 26.74 (3''−C) 11.54 (4''−C) 16.49 (5''−C)
【0050】実施例6 エポキシ・プソイドイソオイゲノール・2−(s)−メ
チルブチリルエステル5gをエタノール200ml中に溶
かし、室温で攪拌しながら60%過塩素酸水溶液0.6
mlを加えた。30分攪拌した後、飽和重曹水10mlを加
え溶媒を溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで分離し、〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液
(4:1容積比)で溶出した後減圧濃縮し、5.35g
の前記化合物3を油状物として得た。各種スペクトルは
実施例2と同様の値を示した。
【0051】実施例7 実施例6で得られた化合物3(2.61g)をエタノー
ル25mlに溶かし、室温で2NNaOH水25mlを加え
2時間放置後、塩酸で酸性にして酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を減圧溜去してシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、〔n−ヘキサン:酢酸エ
チル〕混液(1:1容積比)で溶出した後減圧濃縮し、
1.29gの前記化合物1を油状物として得た。
【0052】
【表6】・高分解能マススペクトル(M+ 1218
4 ) 計算値:226.1204 実測値:226.1205 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 7.92(s,2−OH) 6.61(d,J=9.5Hz,3−H) 〜6.55(m,4−H) 3.54(s,5−OCH3 ) 〜6.55(m,6−H) 4.19(d,J=5Hz,1' −H) 〜3.91(m,2' −H) 〜4.6 (brs,2' −OH) 〜1.03(m,3’−H) 3.33(m,1''−H) 〜1.03(m,2''−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 123.88 (1−C) 148.76 (2−C) 116.60 (3−C) 113.64 (4−C) 152.34 (5−C) 114.16 (6−C) 84.07 (1’−C) 69.83 (2’−C) 17.99 (3’−C) 64.76 (1''−C) 14.55 (2''−C) 54.98 (5−OCH3
【0053】実施例8 エポキシ・プソイドイソオイゲノール・2−(s)−メ
チルブチリルエステル2.7gをエタノール50mlに溶
かし、ナトリウムエトキシド1.5gを加えて室温で3
0分間攪拌した。1NHCl水で中和後酢酸エチルで抽
出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで分離後、〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液(1:
1容積比)で溶出し、エーテル−ヘキサンから結晶化し
て1.0gの結晶として前記化合物2を得た。融点なら
びに各種スペクトルは実施例1と同様の値を示した。
【0054】実施例9 前記化合物2(3.8g)を二塩化メチレン50mlに溶
かし、4−ジメチルアミノピリジン6.2g、無水酢酸
5.15gを加え、室温で24時間放置した。水洗後、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離し、〔n−
ヘキサン:酢酸エチル〕混液(4:1容積比)で溶出し
た後減圧濃縮し、3.6gの前記化合物4を油状物とし
て得た。
【0055】
【表7】・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3
δppm 6.95(d,J=9Hz,3−H) 6.82(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 3.78(s,5−OCH3 ) 6.89(d,J=3Hz,6−H) 4.06(d,J=8Hz,1' −H) 3.83(m,2' −H) 0.96(d,J=6.5Hz,3’−H) 3.05(brs,2’−OH) 3.33(m,1''−H) 1.29(dd,J=7Hz,7Hz,2''−H) 2.27(s,−COCH 3 ) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 132.19 (1−C) 142.77 (2−C) 123.48 (3−C) 114.07 (4−C) 157.54 (5−C) 113.13 (6−C) 82.03 (1’−C) 70.66 (2’−C) 17.64 (3’−C) 64.78 (1''−C) 15.14 (2''−C) 55.56 (5−OCH3 ) 169.51 (C=O) 20.91 (COCH 3
【0056】実施例10 前記化合物4(3.6g)を無水酢酸50mlに溶かし、
p−トルエンスルホン酸・1水塩1gを加えて室温で4
8時間放置した後、溶媒を留去してシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離し、〔n−ヘキサン:酢酸エチ
ル〕混液(4:1容積比)で溶出した後減圧濃縮し、
2.0gの前記化合物5を油状物として得た。
【0057】
【表8】・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3
δppm 6.94(d,J=9Hz,3−H) 6.82(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 3.78(s,5−OCH3 ) 6.93(d,J=3Hz,6−H) 4.32(d,J=6.5Hz,1' −H) 5.20(d,q,J=6.5Hz,6.5Hz,2’
−H) 1.07(d,J=6.5Hz,3’−H) 3.32(m,1''−H) 1.10(dd,J=7Hz,7Hz,2''−H) 2.28(s,COCH3 ) 2.02(s,COCH3 ) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 128.81 (1−C) 142.60 (2−C) 123.48 (3−C) 114.20 (4−C) 157.38 (5−C) 113.73 (6−C) 78.49 (1’−C) 71.75 (2’−C) 15.93 (3’−C) 65.11 (1''−C) 15.09 (2''−C) 55.60 (5−OCH3 ) 169.75 COCH3 170.51 COCH3 20.85 COCH 3 21.26 COCH 3
【0058】実施例11 エポキシ・プソイドイソオイゲノール・2−(s)−メ
チルブチリルエステル3.0gをジオキサン75mlに溶
かし、2N水酸化ナトリウム水75mlを加えて室温で4
時間攪拌した。1N塩酸水で酸性として酢酸エチルで抽
出し、有機層を飽和食塩水で洗ってから無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで分離し、〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液(1:
1容積比)で溶出した後減圧濃縮し、910mgの前記化
合物7を油状物質として得た。各種スペクトルは実施例
3と同様の値を示した。
【0059】実施例12 エポキシ・プソイドイソオイゲノール・2−(s)−メ
チルブチリルエステル1.5gをメタノール30mlに溶
かし、ナトリウムメトキシド0.71gを加えて室温で
30分攪拌した。希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出
して有機層を飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で分離し、〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液(3:2
容積比)で溶出した後トルエンで結晶化して、450mg
の前記化合物8を結晶として得た。融点ならびに各種ス
ペクトルは実施例4と同様の値を示した。
【0060】実施例13 ベンジルアルコール18.24gのテトラヒドロフラン
200ml溶液に60%水素化ナトリウム7.0gを加え
た。室温で30分攪拌後エポキシド・プソイドイソオイ
ゲノール・2−(s)−メチルブチリルエステル20.
5gを加え室温で2時間攪拌した。塩酸で酸性にして酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒留去の後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、〔n−ヘキ
サン:酢酸エチル〕混液(7:3容積比)で溶出後減圧
濃縮して、5.00gの前記化合物10を油状物として
得た。
【0061】
【表9】・高分解能マススペクトル(M+ 1720
4 ) 計算値:288.1361 文献値:288.1350 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.82(d,J=9Hz,3−H) 6.76(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 6.61(d,J=3Hz,6−H) 3.75(s,5−OCH3 ) 4.29(d,J=6.5Hz,1' −H) 4.07(m,2' −H) 1.05(d,J=6.5Hz,3’−H) 4.60(d,J=11.5Hz,1’−OCH 2 ) 4.38(d,J=11.5Hz,1’−OCH 2 ) 〜7.30(m,Ph) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 122.79 (1−C) 149.34 (2−C) 117.80 (3−C) 114.60 (4−C) 152.75 (5−C) 114.73 (6−C) 55.58 (5−OCH3 ) 85.89 (1’−C) 69.81 (2’−C) 18.80 (3’−C) 71.33 (1' −OCH 2 ) 〜128 (Ph)
【0062】実施例14 実施例13で得られた化合物10(11.0g)をエタ
ノール180mlに溶かし、10%パラジウム/カーボン
2.0gを加え、室温で水素気流下4.5時間攪拌し
た。これをセライト濾過して触媒を除去した後、溶媒を
減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分
離して〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混液(1:1容積
比)で溶出した後減圧濃縮し、5.26gの前記化合物
7を油状物質として得た。各種スペクトルは実施例3と
同様の値を示した。
【0063】実施例15 エポキシ・プソイドイソオイゲノール・2−(s)−メ
チルブチリルエステル4gをテトラヒドロフラン100
mlに溶かし、ベンジルアルコール4mlを加え、次に60
%過塩素酸水溶液0.5mlを加えた。室温で1.5時間
攪拌の後、酢酸エチルで抽出し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで分離後、〔n−ヘキサン:酢酸エチ
ル〕混液(4:1容積比)で溶出し、減圧濃縮して2.
73gの前記化合物11を油状物質として得た。
【0064】
【表10】・高分解能マススペクトル(M+ 2228
5 ) 計算値:372.1930 実測値:372.1915 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.94(d,J=9Hz,3−H) 6.84(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 7.08(d,J=3Hz,6−H) 3.76(s,5−OCH3 ) 4.42(d,J=5Hz,1' −H) 〜3.9 (m,2' −H) 1.13(d,J=6.5Hz,3’−H) 4.53(d,J=11.5Hz,1’−OCH2 ) 4.25(d,J=11.5Hz,1’−OCH2 ) 7.29(m,Ph) 〜2.5(m,2''−H) 〜1.7(m,3''−CH2 ) 〜1.5(m,3''−CH2 ) 0.96(t,J=7.5Hz,4''−CH3 ) 1.18(d,J=7Hz,5''−CH3 ) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 131.40 (1−C) 142.79 (2−C) 123.09 (3−C) 114.10 (4−C) 157.32 (5−C) 112.80 (6−C) 55.29 (5−OCH3 ) 78.79 (1’−C) 70.77 (2’−C) 16.31 (3’−C) 69.84 (1' −OCH 2 ) 〜128 (−Ph) 175.29 (1''−C) 40.88 (2''−C) 26.36 (3''−C) 11.45 (4''−C) 18.05 (5''−C)
【0065】実施例16実施例15に記載の化合物10
(2.0g)をジオキサン50mlと0.7gの水酸化ナ
トリウムを20mlの水に溶かした溶液との混液中、室温
で1.2時間攪拌した。希塩酸で酸性とし酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去してから
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離して〔n−
ヘキサン:酢酸エチル〕混液(7:3容積比)で溶出し
た後減圧濃縮して0.66gの上記化合物9を油状物質
として得た。
【0066】
【表11】・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDC
3 )δppm 6.84(d,J=9Hz,3−H) 6.74(dd,J=3Hz,9Hz,4−H) 6.65(d,J=3Hz,6−H) 3.72(s,5−OCH3 ) 4.33(d,J=6Hz,1' −H) 〜4.11(m,2' −H) 1.15(d,3’−H) 4.58(d,J=11.5Hz,1’−OCH 2 ) 4.34(d,J=11.5Hz,1’−OCH 2 ) 〜7.30(m,−Ph) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 123.00 (1−C) 149.14 (2−C) 117.65 (3−C) 114.48 (4−C) 152.68 (5−C) 115.25 (6−C) 55.47 (5−OCH3 ) 84.44 (1’−C) 70.19 (2’−C) 18.64 (3’−C) 71.18 (1' −OCH 2 ) 〜128 (−Ph)
【0067】実施例17 実施例16記載の化合物9(1.71g)をエタノール
25mlに溶かし、10%パラジウム/カーボン250mg
を加え、水素気流下室温で2時間攪拌した。触媒を濾過
して除き溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで分離して〔n−ヘキサン:酢酸エチル〕混
液(1:1容積比)で溶出した後減圧濃縮し、1.16
gの上記化合物6を油状物質として得た。
【0068】
【表12】・高分解能マススペクトル(M+ 1014
4 ) 計算値:198.0891 実測値:198.0903 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 6.72(d,J=9Hz,3−H) 6.65(dd,J=2.5Hz,9Hz,4−H) 6.52(d,J=2.5Hz,6−H) 3.67(s,5−OCH3 ) 4.61(d,J=3.5Hz,1' −H) 〜4.03(m,2' −H) 1.05(d,J=6.5Hz,3’−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 125.17 (1−C) 148.66 (2−C) 117.90 (3−C) 114.15 (4−C) 152.77 (5−C) 114.55 (6−C) 55.70 (5−OCH3 ) 78.11 (1’−C) 71.17 (2’−C) 17.21 (3’−C)
【0069】実施例18 4−ベンジルオキシ−α−ブロモプロピオフェノン10
gのジオキサン100ml溶液と水酸化ナトリウム6gの
水100ml溶液を混合して超音波を1分かけた。ジオキ
サン層をとり酢酸エチルと水を加えて分液し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、8.49g粗4−ベンジルオキシ−α−ヒドロキシ
プロピオフェノンを得た。これをメタノール100mlに
溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム1.18gを
加えた。これを室温にもどし30分攪拌した後水を加え
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離し、
〔クロロホルム−メタノール〕混液(98:2容積比
・)で溶出した後減圧濃縮し、7.0gの上記化合物1
3を油状物質として得た。
【0070】
【表13】・高分解能マススペクトル(M+ 1618
3 ) 計算値:258.1255 実測値:258.1250 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(Acetone−
6 )δppm 7.29(d,J=8.5Hz,2−H) 6.95(d,J=8.5Hz,3−H) 2.24(s,4−OCH 2 ) 〜7.46(m,4−OCH 2 Ph) 4.50(d,J=4.5Hz,1’−H) 〜3.82(m,2’−H) 1.03(d,J=6.5Hz,3’−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(Acetone−
6 )δppm 138.53 (1−C) 〜129 (2−C) 114.88 (3−C) 158.78 (4−C) 70.37 (4−OCH 2 ) 〜129 (4−OCH 2 h) 77.83 (1’−H) 71.93 (2’−H) 18.09 (3’−H)
【0071】実施例19 実施例18記載の化合物13(10.6g)をエタノー
ル300mlに溶かし、10%パラジウム/炭素1.5g
を加え、室温で水素気流下1時間攪拌した。触媒を濾去
し、溶媒を減圧留去してシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製した。得られた精製物7.1gをエーテル
から再結晶し、5.22gの1−(p−ヒドロキシフェ
ニル)−1,2−プロパンジオールを得た。このフェノ
ール1.74gと水酸化テトラブチルアンモニウム12
mgと水酸化ナトリウム1gをジオキサン25mlに懸濁
し、室温で攪拌しながら2・(s)−メチルブチリック
アシッド1.23gと塩化チオニル5.71gより調整
した酸クロリドのジオキサン10mlの溶液を滴下した。
室温で16時間攪拌の後に析出物を濾去し、溶媒を減圧
留去してからシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分
離し、〔n−ヘキサン−酢酸エチル〕混液(2:3容積
比)で洗浄した後〔n−ヘキサン−酢酸エチル〕混液
(1:1容積比)で溶出し、エーテルより再結晶して5
30mgの上記化合物14を結晶として得た。
【0072】
【表14】・融点: 215−217° ・高分解能マススペクトル(M+ 14204 ) 計算値:252.1361 実測値:252.1360 ・ 1H−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 7.33(d,J=8.5Hz,2−H) 7.03(d,J=8.5Hz,3−H) 4.57(d,J=3.5Hz,1’−H) 3.88(m,2’−H) 〜1.05(m,3’−H) 2.65(m,2''−H) 1.84,1.66(m,3''−H) 〜1.05(m,4''−H) 1.31(d,J=7Hz,5''−H) ・13C−核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δppm 138.09 (1−C) 120.67 (2−C) 127.33 (3−C) 149.47 (4−C) 76.25 (1’−C) 70.81 (2’−C) 16.28 (3’−C) 175.03 (1''−C) 40.58 (2''−C) 26.30 (3''−C) 11.09 (4''−C) 16.02 (5''−C)
【0073】試験例1 抗高血圧作用の試験 実験前日にether麻酔下で高血圧自然発症ラット
(SHR)の尾動脈より腹部大動脈内に血圧測定用のポ
リエチレンカテーテルを押入し、個別ケージに入れ尾を
保定した。無麻酔下、半拘束状態で血圧を圧トランスデ
ューサー(TP−200T;日本光電)を用いて測定し
た。心拍数は血圧の脈波より心拍計(AT−601G;
日本光電)を用いて求めた。被験薬物をTween80
1.5%溶液に懸濁し、10ml/kgの容量でSHRに
経口投与した結果を表−1に示す。
【0074】
【表15】
【0075】試験例2 血管拡張作用の試験 ウィスター系ラットを放血致死させた後、腹部大動脈を
摘出した。直ちにクレブス−ヘンゼライト液(KH液)
中で血管を螺旋条に切り出し、95%O2 −5%CO2
の混合ガスを通気した37℃のKH液20mlを含むマグ
ヌス管内に懸垂した。KCl 80mM或いはNE(ノ
ルエピネフリン)10-6Mにより収縮惹起し、被験薬を
累積投与した。その結果を表−2に示す。
【0076】
【表16】
【0077】試験例3 連投による抗高血圧作用の試験 19〜21週齢のSHRに被験薬物を1日1回、10日
間連続投与した。連投開始1,7,10日目の投与前及
び投与0.3時間後及び最終投与後4日目に、収縮期血
圧(SBP)と心拍数(HR)を尾動脈血圧測定装置
(PS−100;理研開発)を用いてtail−cuf
f法により測定した。その結果を表−3に示す。
【0078】
【表17】
【0079】試験例4 急性毒性試験 化合物3,7について、Lorkeの方法(Arch.
Toxical.54,275−287,1983)に
従って急性毒性試験を行った。その結果を表−4に示
す。
【0080】
【表18】
【0081】試験例5 拡心筋虚血作用の試験 狭心症患者では心電図にST波の低下がみられる。その
為ST低下は心筋虚血の指標となる(応用薬理,19
巻,2号,311−317,1980)。Donryu
系ラットに被験薬を経口投与1時間後に麻酔し、大腿静
脈にポリエチレンカテーテルを押入した。バゾプレッシ
ン(0.2 I.U./kg)静脈内投与後、30秒間隔で胸
部誘導により心電図を測定した。その結果を表−5に示
した。
【0082】
【表19】
【0083】
【発明の効果】本発明のフェニルプロパノイド系化合物
は、優れた抗高血圧作用、血管拡張作用、抗心筋虚血作
用を有するので、優れた抗高血圧薬ならびに狭心症、心
筋梗塞、心不全などの虚血性心疾患の予防或いは治療薬
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/21 9546−4H C07C 69/21 69/30 9546−4H 69/30 69/33 9546−4H 69/33 69/353 9546−4H 69/353 // C07M 7:00 (72)発明者 内田 晶子 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 阿部 祐司 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 王 長岱 中華人民共和国西安市西華門20号 陜西省 中医薬研究院内 (72)発明者 許 青媛 中華人民共和国西安市西華門20号 陜西省 中医薬研究院内 (72)発明者 ▲介▼ 博玲 中華人民共和国西安市西華門20号 陜西省 中医薬研究院内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (上記一般式(I)中、R1 は水素原子,C1 〜C6
    アルキル基またはC7〜C12のアラルキル基を表し、R
    2 は水素原子またはC2 〜C8 のアシル基を表し、R3
    は水素原子,ヒドロキシル基またはC2 〜C8 のアシル
    オキシ基を表し、R4 は水素原子,C7 〜C12のアラル
    キルオキシ基またはC2 〜C8 のアシルオキシ基を表
    し、R5 は水素原子またはC1 〜C6 のアルコキシ基を
    表す。ただし、R3 とR4 は同時に水素原子を表さな
    い。)で表されるフェニルプロパノイド系化合物または
    薬学上許容されるその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物を有効成分とする
    抗高血圧剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物を有効成分とする
    抗虚血性心疾患剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011013524A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 ダイセル化学工業株式会社 アルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法
JP2011032211A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Daicel Chemical Industries Ltd アルコール性水酸基含有アリールエステルの製造法

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