JP5523343B2 - 顔検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに含まれる顔領域を検出する顔検出装置に関し、より特定的には、低消費電力かつ高効率に当該顔領域を検出する顔検出装置に関する。
従来から、例えば、ディジタルカメラ等において撮影した画像データに含まれる顔領域を検出する技術がある。一般的に、画像データに含まれる顔領域を検出する場合、予め用意した顔テンプレートに対するマッチング処理によって、当該画像データに含まれる顔を検出する。
さらに、顔検出処理の対象となる画像データに複数の異なる大きさの顔が存在する場合は、当該画像データ、または予め用意した顔テンプレートの解像度を段階的に変更することによって、画像データに含まれる複数の異なる大きさの顔を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
図10は、一般的な顔検出装置における顔検出処理を示す概念図である。図10において、顔検出装置は、QVGA(Quarter Video Graphics Array)解像度とする入力画像90に対して、顔検出処理を行っている。入力画像90に含まれる複数の異なる大きさの顔を検出するために、当該入力画像90に対して、予め設定された解像度に応じて、それぞれ異なる解像度を有する画像が生成される。ここでは、それぞれ異なる解像度に応じた画像を生成する際、以下の(数1)に示されるように、入力画像90を段階的に20%ずつ縮小して、各解像度に応じた画像91、92、93…を生成している。
(1/1.25)n ・・・(数1)
ここで、nは入力画像90の縮小段階を示す解像度IDであり、解像度IDが大きければ大きいほど入力画像90の縮小率が大きくなる。入力画像90は、QVGA解像度(横320ピクセル×縦240ピクセル)であるため、解像度ID=0である画像91は、QVGA解像度画像と同様である。次に、解像度ID=1の場合、QVGA解像度の1.25分の1、つまり、QVGA解像度画像に対して80%の縮小率を有する画像92(横256ピクセル×縦192ピクセル)となる。同様に、解像度ID=2の場合、QVGA解像度画像に対して64%の縮小率を有する画像93(横205ピクセル×縦154ピクセル)となる。
図11は、解像度と、解像度に応じて生成される画像のピクセル数との関係を示す図である。図11において、それぞれ異なる解像度に応じた画像を生成する際、上述した(数1)に基づいて、QVGA解像度画像を段階的に20%ずつ縮小した場合の解像度IDと、解像度に応じて生成される画像の縦ピクセル数および横ピクセル数との関係を示している。
ここで、例えば、横20ピクセル×縦20ピクセルである顔テンプレートを用いて、マッチング処理を行う場合、図11に示すように、解像度ID=0から段階的に20%ずつ縮小した場合の解像度ID=11までの解像度に応じた画像が生成される。最小の解像度(解像度ID=11)は、横29ピクセル×縦23ピクセルとなるため、これ以上、画像を縮小すると、横20ピクセル×縦20ピクセルである顔テンプレートとのマッチングができない。したがって、解像度IDは0〜11となっている。このように、当該解像度IDの段階は、予め用意した顔テンプレートサイズに基づいて決定される。
上述した従来技術の例では、入力画像90を所定の縮小率で段階的に縮小することによって、入力画像90に対してそれぞれ異なる解像度を有する画像91、92、93…が生成される。そして、縮小率が最も大きい画像(解像度ID=11)から、縮小率が小さい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に顔検出処理の対象となる画像を選択し、それぞれ選択された画像に対して画像の一部を切り出して、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせる。つまり、サイズが最も小さい画像から、段階的にサイズが大きい画像へ向かって顔検出処理を行うことによって、入力画像90に含まれる最も大きい顔から順に複数の異なる大きさの顔を検出している。
また、近年、高速撮影が可能なカメラシステムが提案されている。当該カメラシステムでは、1秒間に300フレーム以上の撮影が可能であり、決定的な瞬間を捉えることができる。当該カメラシステムによって撮影された画像において、顔検出を高精度に行うためには、毎秒300フレームで撮影した画像データの全フレームに対して、上述したような顔検出処理を行うことが望ましい。しかしながら、顔検出処理に要する処理量は、顔検出処理を適用するフレーム数に比例して増加してしまう。
近年のコンシューマエレクトロニクスでは、低消費電力化が強く望まれている。一般的に、機器の処理量と電力消費量とは比例するため、顔検出の精度を維持しつつ、顔検出処理に要する処理量を削減することが肝要である。
フレーム画像における対象物の検出精度を維持しつつ、フレーム画像毎の演算量の削減および処理時間の短縮を図る方法について、例えば、特許文献2に提案されている。特許文献2では、検出対象物の大きさおよび車速に応じて、有効なフレームレートを論理的に導き出し、検出範囲を限定することによって、無駄な処理を省いている。遠くに見える小さな被写体は、接近しても急激に大きさが変わらないという性質を利用している。つまり、小さな被写体を検出する場合、検出対象のフレームレートを減少させても検出精度を維持することができる。
また、特定の認識対象となる顔が認識されたことに呼応して、認識条件を変更する方法について、例えば、特許文献3に提案されている。特許文献3では、特定の認識対象となる顔が認識された場合、その時点で認識条件を変更することによって、顔認識における認識精度を低下させることなく、次回以降の認識処理を高速に行っている。
特開2006−301847号公報(図8、図9) 特開2007−13774号公報 特開2009−075999号公報
しかしながら、特許文献2で提案されている構成は、撮影者がある一定の速度で被写体に接近していることを前提とするものであるため、ディジタルスチルカメラやムービーなどを用いた一般的な撮影シーンに適用することはできない。つまり、顔検出精度を維持するためには、撮影した画像データの全フレームに対して顔検出処理を行う必要があり、顔検出処理に要する処理量を削減することができない。
また、特許文献3で提案されている構成は、顔認識精度を低下させない範囲における顔認識処理の高速化を主題としているが、想定以上に高いフレームレートを用いて顔認識を行う場合には、顔認識処理の高速化が実現できない可能性がある。つまり、顔認識精度と顔認識速度とが相反するという特性を考慮しておらず、当該特性を積極的に利用することによって、顔認識処理の高速化を確保するために顔認識精度を制御するという仕組みが用意されていない。
それ故に、本発明の目的は、撮影シーンおよびフレームレートに関わらず、顔検出精度を維持しつつ、顔検出処理に要する処理量を削減することによって、低消費電力かつ高効率に画像データに含まれる顔領域を検出する顔検出装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の顔検出装置は、入力画像に含まれる顔を検出する顔検出装置であって、所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とに基づいて、入力画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、フレームレートを減少させて、顔検出部における顔を検出する精度を変更する精度変更部とを備える。
好ましい精度変更部は、顔検出部によって顔が検出された場合、1フレーム当たりの顔検出処理量を減少させて、顔検出部における顔を検出する精度を変更することを特徴とする。
さらに、好ましい本発明の顔検出装置は、顔検出部によって顔が検出された場合、精度変更部によって変更される顔検出部における顔を検出する精度が精度変更履歴として記憶される記憶部をさらに備え、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、精度変更部は、記憶部に記憶された精度変更履歴に基づいて、顔検出部における顔を検出する精度を変更することを特徴とする。
さらに、好ましくは、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、精度変更部は、記憶部に記憶された精度変更履歴に基づいて、顔検出部における顔を検出する精度を、顔検出部によって顔が検出された直近の精度に変更することを特徴とする。
また、好ましい精度変更部は、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、フレームレートを減少させ、かつ1フレーム当たりの顔検出処理量を増加させ、顔検出部によって顔が検出された場合、1フレーム当たりの顔検出処理量を減少させ、かつフレームレートを増加させることを特徴とする。
さらに、好ましい精度変更部は、顔検出部における全体の顔検出処理量を一定に維持するように、顔検出部における顔を検出する精度を変更することを特徴とする。
また、好ましくは、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、入力画像の全フレームのうち一定間隔に選択されることを特徴とする。
または、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、入力画像の全フレームのうち特定のピクチャ種別であるフレームが選択されることを特徴とする。
さらに、好ましくは、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、予め設定された優先度に応じて選択されることを特徴とする。
また、好ましくは、顔検出部によって顔が検出された場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔検出範囲を限定することを特徴とする。
または、顔検出部によって顔が検出された場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔の大きさを限定することを特徴とする。
または、顔検出部によって顔が検出された場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔の向きを限定することを特徴とする。
さらに、好ましくは、顔検出部によって顔が検出された場合、顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、予め設定された優先度に応じて顔検出処理の対象を限定する特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の顔検出方法は、入力画像に含まれる顔を検出するために顔検出装置が実行する顔検出方法であって、所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とに基づいて、入力画像に含まれる顔を検出する顔検出ステップと、顔検出ステップによって顔が検出されなかった場合、フレームレートを減少させて、顔検出ステップにおける顔を検出する精度を変更する精度変更ステップとを実行する。
上記目的を達成するために、本発明の顔検出装置に用いる集積回路は、入力画像に含まれる顔を検出する顔検出装置に用いる集積回路であって、所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とに基づいて、入力画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、顔検出部によって顔が検出されなかった場合、フレームレートを減少させて、顔検出部における顔を検出する精度を変更する精度変更部とを備える。
上述した顔検出装置および顔検出装置に用いる集積回路が実行する一連の顔検出方法は、この処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供されてもよい。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。
上述のように、本発明によれば、撮影シーンおよびフレームレートに関わらず、顔検出精度を維持しつつ、顔検出処理に要する処理量を削減することによって、低消費電力かつ高効率に画像データに含まれる顔領域を検出する顔検出装置を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る顔検出装置100を示す図 本発明の一実施形態に係る顔検出方法200を示す図 顔検出処理ステップS220の詳細を示す図 フレームレートが段階的に変化する様子を示す図 顔検出範囲を限定する方法について示す図 顔検出処理における精度変更履歴を示す図 時間軸方向に処理を間引く方法について、顔検出処理量の削減率と優先度とを示す図 空間軸方向に処理を間引く方法について、顔検出処理量の削減率と優先度とを示す図 ディジタルスチルカメラ800を示す図 図8に搭載されるディジタルスチルカメラ向け集積回路900を示す図 一般的な顔検出装置における顔検出処理を示す概念図 解像度と、解像度に応じて生成される画像のピクセル数との関係を示す図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る顔検出装置100を示す図である。図1において、顔検出装置100は、顔検出部110と、精度変更部120と、記憶部130とを備える。なお、顔検出部110は、画像入力部111と、解像度設定部112と、顔マッチング処理部113と、後処理部114とを含む。
図2は、本発明の一実施形態に係る顔検出方法200を示す図である。図2において、顔検出方法200は、初期化ステップS210と、顔検出処理ステップS220と、顔検出判定ステップS230と、顔検出範囲限定ステップS240と、フレームレート判定ステップS250と、顔検出範囲限定解除ステップS260とを備える。
ここでは、説明の簡単化のため、撮影される画像は、毎秒300フレームでの撮影を想定し、図1に示した顔検出装置100は、QVGA解像度(横320ピクセル×縦240ピクセル)とする入力画像90をフレームレートが30fpsで処理する能力があるとする。
先ず、初期化ステップS210において、顔検出部110は、フレームレートを決定するパラメータNを「1」に初期化する。
顔検出処理ステップS220において、顔検出部110は、基準となるフレームレート(本実施形態では、30fps)のN倍のフレームレートで顔検出処理を行う。先ず、N=1の場合、毎秒300フレームで撮影した画像データのうち、その10分の1である30フレームに対して顔検出処理を行う。つまり、10フレームに1フレームの割合で顔検出処理が行われることになる。
図3は、顔検出処理ステップS220の詳細を示す図である。図3において、顔検出処理ステップS220は、画像入力ステップS221と、解像度設定ステップS222と、顔検出ステップS223と、終了判定ステップS224と、後処理ステップS225とを含む。なお、本実施形態において、入力画像90には、どのような大きさの顔が、どの位置に含まれているか、予め判断できない。このため、最初は、1フレーム当たりの顔検出処理量について、予め設定した所定の顔検出処理量で顔検出処理を行う。
画像入力ステップS221において、画像入力部111は、顔検出処理の対象となる入力画像90を読み込む。
解像度設定ステップS222において、解像度設定部112は、読み込まれた入力画像90に対して、予め設定された解像度に応じて、それぞれ異なる解像度を有する画像を生成する。具体的には、解像度設定部112は、図10および図11に示したように、QVGA解像度とする入力画像90に対して、当該入力画像90を段階的に20%ずつ縮小して、各解像度に応じた画像91、92、93…を生成する。なお、本実施形態では、解像度設定部112は、解像度が小さい画像(解像度ID=11)から、解像度が大きい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に顔検出処理の対象となる画像を生成する。
顔検出ステップS223において、顔マッチング処理部113は、解像度設定ステップS222において、解像度設定部112によって生成された顔検出処理の対象となる画像に対して、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせる。具体的には、顔マッチング処理部113は、解像度が小さい画像(解像度ID=11)から、解像度が大きい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に生成された顔検出処理の対象となる画像の一部を切り出して、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせる。なお、本実施形態では、上述した図11について説明したように、横20ピクセル×縦20ピクセルである顔テンプレートを用いるものとする。
なお、予め用意する顔テンプレートは、例えば、正面、左向き、右向き、左傾き、右傾き、下向き、上向き等の顔がある。また、正面以外の顔の向きについては、さらに詳細な顔の傾き角度が定義されていても構わない。
また、予め用意する顔テンプレートは、1つであっても複数であっても構わないし、マッチングに用いる顔テンプレートも1つであっても複数であっても構わない。
さらに、顔マッチング処理部113は、上述したように顔検出処理の対象となる画像に対して、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせた結果、当該画像に顔らしい部分が含まれていた場合、検出した顔の座標、および顔の向き等を示す情報を取得する。取得する顔の座標を示す情報とは、例えば、顔テンプレートとマッチングした顔領域(横20ピクセル×縦20ピクセル)の左上端の座標でも構わないし、中心座標でも構わない。取得する顔の向きを示す情報とは、マッチングした顔テンプレートに含まれる顔の向きを示す情報である。
終了判定ステップS224において、顔検出部110は、解像度設定ステップS222において、解像度設定部112によって順に生成された顔検出処理の対象となる画像が最終の画像であるか否かを判定する。ここでは、顔検出処理の対象となる画像が、解像度が最も大きい画像(解像度ID=0)でない場合(終了判定ステップS224のNo)、解像度設定ステップS222、顔検出ステップS223、および終了判定ステップS224を繰り返す。一方、顔検出処理の対象となる画像が、解像度が最も大きい画像(解像度ID=0)である場合(終了判定ステップS224のYes)、後処理ステップS225に進む。
なお、本実施形態では、顔マッチング処理部113は、解像度が小さい画像(解像度ID=11)から、解像度が大きい画像(解像度ID=0)へ向かって、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせているが、この順序に限定されるわけではない。例えば、顔マッチング処理部113は、解像度が大きい画像(解像度ID=0)から、解像度が小さい画像(解像度ID=11)へ向かって、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせても構わない。この場合、終了判定ステップS224において、顔検出部110は、顔検出処理の対象となる画像が、解像度が最も小さい画像(解像度ID=11)であるか否かを判定する。また、顔検出処理の対象となる画像について、検出開始の解像度IDおよび検出終了の解像度IDを任意に設定しても構わない。例えば、順に顔検出処理の対象となる画像を解像度ID=3から8までの画像と設定し、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせる。
最後に、後処理ステップS225において、後処理部114は、顔検出ステップS223において、顔マッチング処理部113によって検出された顔らしい部分を統合して、最終的な顔検出の結果を出力する。具体的には、後処理部114は、複数の顔らしい部分が近傍領域に集中する場合、当該複数の顔らしい部分を統合して最終的に検出した顔とする。
なお、後処理部114は、最終的に検出した顔とする情報は、顔マッチング処理部113が検出して統合する複数の顔らしい部分の座標と顔の大きさの平均値、および顔マッチング処理部113が検出して統合する複数の顔らしい部分のうち、最も多く含まれている顔の向きを示す情報である。
一方、顔マッチング処理部113によって検出された顔らしい部分について、当該部分の近傍領域に複数の顔らしい部分が集中せず、独立して検出されている場合は、当該検出された顔らしい部分は、顔と判断しないこともできる。
ここまでは、入力画像90には、どのような大きさの顔が、どの位置に含まれているか、予め判断できないため、入力画像90に対して、解像度が小さい画像(解像度ID=11)から、解像度が大きい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に生成された顔検出処理の対象となる画像の全範囲において、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせた。
次に、顔検出判定ステップS230において、精度変更部120は、上述した顔検出処理ステップS220において、顔が検出されたか否かを判定する。以下に、顔が検出された場合(顔検出判定ステップS230のYes)の処理について説明する。
顔検出範囲限定ステップS240において、精度変更部120は、顔検出範囲を限定し、かつパラメータNをインクリメント(N=N+1)してフレームレートを増加する。
具体的には、精度変更部120は、N=1(初期値)に対して、N=2としてフレームレートを30fpsから60fpsとする。図4は、フレームレートが段階的に変化する様子を示す図である。図4において、斜線部で示すフレームが、顔検出処理を動作させる対象となるフレームである。顔検出範囲限定ステップS240において、精度変更部120は、パラメータNを「1」から「2」にすることによって、フレームレートを30fpsから60fpsに変更する。つまり、10フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させていたのを、5フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させることになる。
同時に、精度変更部120は、顔検出範囲を2分の1に限定することによって、1フレーム当たりの顔検出処理量を2分の1に削減する。図5は、顔検出範囲を限定する方法について示す図である。顔検出処理ステップS220において、顔検出部110によって検出された顔の位置Pが画面500の上部領域に存在する場合、顔検出範囲を画面500のうち上部領域501に限定する(図5(a))。また、顔検出範囲を2分の1に限定する場合、例えば、顔検出範囲を画面500のうち左部領域502に限定しても構わない(図5(b))。また、画面500のうちの2分の1に相当する領域であれば、顔検出範囲を画面500の中央付近に矩形状や円状領域にすることも可能である(図示せず)。ここで、顔検出範囲の限定する範囲は、顔検出部110によって検出された顔の位置Pが含まれる必要があるが、当該位置Pの情報は、顔検出処理ステップS220において取得した顔の座標を示す情報に基づいて求めることができる。また、画面500の全体に亘って分散して顔が検出された場合、顔検出範囲の限定する範囲は、検出された顔のうち大きい顔が含まれる領域を優先する。
このように、顔検出処理ステップS220において、顔が検出された場合(顔検出判定ステップS230のYes)、顔検出範囲限定ステップS240において、精度変更部120は、顔検出処理の条件について、フレームレートを2倍にし、同時に顔検出範囲を2分の1に限定している。そして、顔検出処理ステップS220に戻り、当該新たな条件の下、顔検出部110は、図3に示す顔検出処理ステップS220を実行する。
N=2および顔検出範囲を2分の1に限定した条件の下で、顔検出処理ステップS220において、再び顔が検出された場合(顔検出判定ステップS230のYes)、顔検出範囲限定ステップS240において、精度変更部120は、N=3としてフレームレートを90fpsとし、顔検出範囲を3分の1に限定する。具体的には、精度変更部120は、図4に示すように、フレームレートを60fpsから90fpsに変更し、同時に、図5に示すように、顔検出範囲を画面500のうち上部領域503(図5(c))、または左部領域504(図5(d))に限定する。そして、顔検出処理ステップS220に戻り、さらに新たな条件の下、顔検出部110は、図3に示す顔検出処理ステップS220を実行する。また、精度変更部120は、N=4としてフレームレートを120fpsとすれば、図5に示すように、顔検出範囲を画面500のうち左上部領域505に限定する(図5(e))。なお、このように顔検出処理ステップS220において顔が検出されれば(顔検出判定ステップS230のYes)、顔検出範囲限定ステップS240において、精度変更部120は、パラメータNをインクリメントするが、N=10が上限となる。Nの上限は、入力フレームレートに依存するものであって、ここでは、入力フレームレートと同一になるN=10が上限となる。当該条件で顔が検出された場合(顔検出判定ステップS230のYes)、パラメータNをインクリメントせずに、顔検出処理ステップS220に戻ることになる(図示せず)。
一方、顔が検出されなかった場合(顔検出判定ステップS230のNo)の処理について説明する。
フレームレート判定ステップS250において、精度変更部120は、パラメータNの現在の値を参照し、N>1か否かを判定する。N>1でない場合(フレームレート判定ステップS250のNo)、顔検出処理ステップS220に戻り、現在の顔検出処理の条件の下、顔検出部110は、図3に示す顔検出処理ステップS220を実行する。具体的には、顔検出部110は、初期状態(N=1)であるフレームレート=30fpsで、入力画像90に対して、解像度が小さい画像(解像度ID=11)から、解像度が大きい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に生成された顔検出処理の対象となる画像の全範囲において、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせる。
N>1である場合(フレームレート判定ステップS250のYes)、顔検出範囲限定解除ステップS260に進む。
顔検出範囲限定解除ステップS260において、精度変更部120は、顔検出範囲の限定を解除し、かつパラメータNをデクリメント(N=N−1)してフレームレートを減少する。
具体的には、例えば、N=2であった場合、精度変更部120は、パラメータNを「2」から「1」にすることによって、フレームレートを60fpsから30fpsに変更する。つまり、図4に示すように、5フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させていたのを、10フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させることになる。
同時に、精度変更部120は、顔検出範囲を2分の1に限定していたのを解除する。図5に示すように、例えば、顔検出範囲を画面500のうち上部領域501に限定していた場合(図5(a))、全範囲に変更する。
このように、顔検出処理ステップS220において、顔が検出されなかった場合(顔検出判定ステップS230のNo)、顔検出範囲限定解除ステップS260において、精度変更部120は、顔検出処理の条件について、フレームレートを2分の1にし、同時に顔検出範囲を2分の1に限定していたのを解除する。そして、顔検出処理ステップS220に戻り、当該新たな条件(前回の顔検出処理の条件)の下、顔検出部110は、図3に示す顔検出処理ステップS220を実行する。
なお、顔検出処理ステップS220において、顔が検出されなかった場合は、上述したように、前回の顔検出処理の条件の下、顔検出部110は、図3に示す顔検出処理ステップS220を実行することになる。従って、顔検出装置100は、顔検出処理の条件の変化を記憶部130に保持しておく。
図6は、顔検出処理における精度変更履歴を示す図である。図6において、記憶部130は、顔検出処理の条件の変化を精度変更履歴として保持している。例えば、7回目の顔検出処理を実行した結果、顔が検出されなかった場合(顔検出判定ステップS230のNo)、精度変更部120は、前回の顔検出処理の条件、つまり、6回目の顔検出処理における顔検出処理条件に変更する。そして、顔検出部110は、精度変更部120によって変更された6回目の顔検出処理における顔検出処理条件で、8回目の顔検出処理を実行する。
上述したように、顔検出処理ステップS220において、顔が検出された場合(顔検出判定ステップS230のYes)、検出された顔の位置や大きさは劇的には変化しないため、顔検出範囲を限定しても影響は少なく、一方、フレームレートを増加させることによって、顔の検出精度を高める(顔検出範囲限定ステップS240)。
逆に、顔検出処理ステップS220において、顔が検出されなかった場合(顔検出判定ステップS230のNo)、顔検出範囲を拡大することによって、顔の検出精度を高める(顔検出範囲限定解除ステップS260)。ここで、顔検出範囲を拡大することによる顔検出処理量が増加するため、その分、フレームレートを減少させる。つまり、顔を見失った場合は、その後の予測が難しいため、1フレーム当たり十分な処理時間を費やして顔検出処理を行い、顔を検出できていない状態から早く脱する。
換言すれば、顔が検出された場合は、1フレーム当たりの顔検出処理量を減らして空間軸方向に処理を間引き、逆に、顔が検出されなかった場合は、フレームレートを減らして時間軸方向に処理を間引くことによって、顔検出装置100における顔検出処理量を一定に保持しつつ、高精度の顔検出を実現している。
以上のように、本発明の一実施形態に係る顔検出装置100および顔検出方法200によれば、撮影シーンおよびフレームレートに関わらず、顔検出精度を維持しつつ、顔検出処理に要する処理量を削減することによって、低消費電力かつ高効率に画像データに含まれる顔領域を検出することができる。
なお、時間軸方向に処理を間引く方法として、単純に顔検出するフレームレートを遅くする方法がある。本実施形態で述べたように、全てのフレームにおいて顔検出処理をするのではなく、例えば、5フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させていたのを10フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させればよい。これにより、顔検出処理量を削減できる。これは、被写体が静止している場合に有効な方法である。
また、時間軸方向に処理を間引く方法として、ピクチャ種別で限定しても構わない。具体的には、ディジタルカメラ等において撮影した画像データは、圧縮されて保存されることが多く、一般的に、Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャのように、ピクチャ種別を指定して圧縮される。この場合、Iピクチャのみを顔検出処理の対象とすれば、顔検出処理全体の処理量は大幅に削減できる。なお、顔検出処理の対象は、Iピクチャに限定されるものでなく、Pピクチャ、またはBピクチャであっても構わないし、これらの組み合わせであっても構わない。
図7Aは、時間軸方向に処理を間引く方法について、顔検出処理量の削減率と優先度とを示す図である。図7Aにおいて、予め顔検出処理量の削減率および優先度を設定している。例えば、フレームレートを2倍していたのを1倍にする場合、「優先度」=1である「一定間隔限定」を用いて、本実施形態で述べたように、5フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させていたのを10フレームに1フレームの割合で顔検出処理を動作させればよい。また、所望のフレームレートと、予め算出した顔検出処理量の削減率とに基づいて、例えば、「一定間隔限定」と、「ピクチャ種別限定(Iピクチャ)」とを組み合わせることによって、時間軸方向に処理を間引いても構わない。
なお、本実施形態では、空間軸方向に処理を間引く方法として、図5に示したように、顔検出範囲の限定をしていたが、これに限定されるわけではない。例えば、検出する顔の向きを限定しても構わない。具体的には、顔検出処理の対象となる画像に対して、正面、左向き、および右向きの顔テンプレートをマッチングさせることによって、顔検出処理を行っていた場合、正面の顔テンプレートのみをマッチングさせるように変更すれば、顔検出処理量を削減できる。これは、被写体の顔の向きがある程度限定される場合に有効な方法である。
また、空間軸方向に処理を間引く方法として、検出する顔の大きさを限定しても構わない。具体的には、図10および図11に示した例では、入力画像90を所定の縮小率で段階的に縮小することによって、入力画像90に対してそれぞれ異なる解像度を有する画像91、92、93…が生成されていた。そして、縮小率が最も大きい画像(解像度ID=11)から、縮小率が小さい画像(解像度ID=0)へ向かって、順に顔検出処理の対象となる画像を選択し、各画像に対して画像の一部を切り出して、予め用意した顔テンプレートをマッチングさせていた。12段階の異なる解像度を有する画像を生成する代わりに、例えば、解像度ID=6以上に限定して、6段階の異なる解像度を有する画像のみ生成し、顔検出処理の対象としても構わない。これは、被写体の顔の大きさがある程度限定される場合に有効な方法である。
なお、検出する顔の大きさについて、顔検出処理の対象を大きい顔に限定し、小さい顔を除外することができれば、つまり、縮小率が小さい画像(例えば、解像度ID=0および1)を顔検出処理の対象から除外できるため、顔検出処理全体の処理量は大幅に削減できる。
図7Bは、空間軸方向に処理を間引く方法について、顔検出処理量の削減率と優先度とを示す図である。図7Bにおいて、予め顔検出処理量の削減率および優先度を設定している。例えば、フレームレートが2倍になった場合、「優先度」=1である「領域限定(上下)」を用いて、顔検出範囲を画面500のうち上部領域501に限定することによって(図5(a))、空間軸方向に処理を間引くように設定しておけばよい。また、フレームレートが3倍になった場合、「優先度」=2である「顔向き限定(正面)」を用いて、顔検出処理の対象となる画像に対して、正面の顔テンプレートのみをマッチングさせるように設定しておけばよい。さらに、フレームレートが大きくなれば、顔検出処理量の削減率に基づいて、例えば、「領域限定(上下)」と、「顔向き限定(正面)」とを組み合わせて、顔検出処理量を一定に保持しても構わない。
なお、本実施形態では、横20ピクセル×縦20ピクセルである顔テンプレートを用いて、図10および図11に示したように、QVGA解像度とする入力画像90に対して、当該入力画像90を段階的に20%ずつ縮小して、各解像度に応じた画像91、92、93…を生成したが、これに限定されるものではない。例えば、入力画像90を段階的に20%ずつ拡大して、顔検出処理をしても構わない。
なお、本実施形態では、顔テンプレートの大きさを一定として、マッチングの対象となる画像の方を縮小したが、逆に、マッチング対象となる画像の大きさを一定にして、顔テンプレートを縮小(または拡大)しても構わない。
図8は、ディジタルスチルカメラ800を示す図である。図9は、図8に搭載されるディジタルスチルカメラ向け集積回路900を示す図である。図9において、ディジタルスチルカメラ向け集積回路900は、I/O(Input/Output)コントローラ回路901と、CPU(Central Processing Unit)902と、LCD(Liquid Crystal Display)出力回路903と、メモリインタフェース回路904と、顔検出回路905と、精度変更回路906とを備える。さらに、ディジタルスチルカメラ向け集積回路900は、外部DRAM(Dynamic Random Access Memory)910と接続される。
ここで、I/Oコントローラ回路901は、USB(Universal Serial Bus)やSD(Secure Digital)カードなどの外部I/Oを制御する。CPU902は、集積回路900全体を制御する。LCD出力回路903は、LCDパネルへの出力を制御する。メモリインタフェース回路904は、外部DRAM910との入出力を制御する。顔検出回路905、および精度変更回路906は、入力画像に対して、露出補正、拡大/縮小、さらには顔検出処理の条件を変更しながら顔を検出する。
外部のカメラから入力される画像は、顔検出回路905を経由して、外部DRAM910に格納される。このとき、顔検出回路905が処理できるような解像度の変換が行われる。外部DRAM910に格納される顔検出用の画像データを、顔検出回路905が読み込み、検出結果をCPU902へ通知する。
外部DRAM910に顔検出の入力となるQVGAの解像度画像を蓄積する。顔検出回路905は、予め設定された解像度に応じて、それぞれ異なる解像度を有する縮小(拡大)画像を生成する。生成された縮小(拡大)画像は、外部DRAM910に格納してもよいし、顔検出回路905、または精度変更回路906の内部メモリ(図示せず)に保持してもよい。そして、顔検出回路905、および精度変更回路906は、図2および図3に示したような顔検出処理を実行する。なお、顔検出処理の解像度の決定、および検出した顔座標のチェックなどのチューニングが必要な部分は、CPU902で実施する方が好ましい。
なお、上述した各構成は、集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成は1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIといったが集積度の違いによっては、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと称呼されることもある。また集積回路化の手法は、LSIに限られるものではなく、専用回路または汎用プロセッサで集積回路化を行ってもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable GateArray)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを用いてもよい。あるいはこれらの機能ブロックの演算は例えばDSPやCPU(Central Processing Unit)などを用いて演算することもできる。さらにこれらの処理ステップはプログラムとして記録媒体に記録して実行することで処理することもできる。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
本発明に係る顔検出装置は、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、および監視カメラ等の要件が異なる機器に対して、高フレームレート時に所望の検出結果を得る技術等として有用である。さらに、所望の検出結果を、より低消費電力、かつ高速に得る技術等として有用である。
90 入力画像
91、92、93 各解像度に応じた画像
100 顔検出装置
110 顔検出部
111 画像入力部
112 解像度設定部
113 顔マッチング処理部
114 後処理部
120 精度変更部
130 記憶部
200 顔検出方法
500 画面
501、503 上部領域
502、504 左部領域
505 左上部領域
800 ディジタルスチルカメラ
900 ディジタルスチルカメラ向け集積回路
901 I/Oコントローラ回路
902 CPU
903 LCD出力回路
904 メモリインタフェース回路
905 顔検出回路
906 精度変更回路
910 外部DRAM
S210 初期化ステップ
S220 顔検出処理ステップ
S221 画像入力ステップ
S222 解像度設定ステップ
S223 顔検出ステップ
S224 終了判定ステップ
S225 後処理ステップ
S230 顔検出判定ステップ
S240 顔検出範囲限定ステップ
S250 フレームレート判定ステップ
S260 顔検出範囲限定解除ステップ

Claims (14)

  1. 入力画像に含まれる顔を検出する顔検出装置であって、
    所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とを顔検出処理の条件として、前記入力画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記フレームレートを減少させる精度変更部と、
    前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記精度変更部によって変更される前記顔検出部における顔検出処理の条件が精度変更履歴として記憶される記憶部とを備え、
    前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記精度変更部は、前記記憶部に記憶された精度変更履歴に基づいて、前記顔検出部における顔検出処理の条件を変更することを特徴とする、顔検出装置。
  2. 前記精度変更部は、前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記1フレーム当たりの顔検出処理量を減少させることを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  3. 前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記精度変更部は、前記記憶部に記憶された精度変更履歴に基づいて、前記顔検出部における顔検出処理の条件を、前記顔検出部によって顔が検出された直近の顔検出処理の条件に変更することを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  4. 前記精度変更部は、
    前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記フレームレートを減少させ、かつ前記1フレーム当たりの顔検出処理量を増加させ、
    前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記1フレーム当たりの顔検出処理量を減少させ、かつ前記フレームレートを増加させることを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  5. 前記精度変更部は、前記顔検出部における全体の顔検出処理量を一定に維持するように、前記顔検出部における顔検出処理の条件を変更することを特徴とする、請求項4に記載の顔検出装置。
  6. 前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、前記入力画像の全フレームのうち一定間隔に選択されることを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  7. 前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、前記入力画像の全フレームのうち特定のピクチャ種別であるフレームが選択されることを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  8. 前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームは、予め設定された優先度に応じて選択されることを特徴とする、請求項1に記載の顔検出装置。
  9. 前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔検出範囲を限定することを特徴とする、請求項2に記載の顔検出装置。
  10. 前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔の大きさを限定することを特徴とする、請求項2に記載の顔検出装置。
  11. 前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、顔検出処理の対象となる顔の向きを限定することを特徴とする、請求項2に記載の顔検出装置。
  12. 前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記顔検出部における顔検出処理の対象となるフレームにおいて、予め設定された優先度に応じて顔検出処理の対象を限定することを特徴とする、請求項2に記載の顔検出装置。
  13. 入力画像に含まれる顔を検出するために顔検出装置が実行する顔検出方法であって、
    所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とを顔検出処理の条件として、前記入力画像に含まれる顔を検出する顔検出ステップと、
    前記顔検出ステップによって顔が検出されなかった場合、前記フレームレートを減少させる精度変更ステップと、
    前記顔検出ステップにおいて顔が検出された場合、前記精度変更ステップにおいて変更される前記顔検出ステップにおける顔検出処理の条件が精度変更履歴として記憶される記憶ステップとを実行し、
    前記顔検出ステップにおいて顔が検出されなかった場合、前記精度変更ステップは、前記記憶ステップにおいて記憶された精度変更履歴に基づいて、前記顔検出ステップにおける顔検出処理の条件を変更することを特徴とする、顔検出方法。
  14. 入力画像に含まれる顔を検出する顔検出装置に用いる集積回路であって、
    所定のフレームレートと1フレーム当たりの顔検出処理量とを顔検出処理の条件として、前記入力画像に含まれる顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記フレームレートを減少させる精度変更部と、
    前記顔検出部によって顔が検出された場合、前記精度変更部によって変更される前記顔検出部における顔検出処理の条件が精度変更履歴として記憶される記憶部とを備え、
    前記顔検出部によって顔が検出されなかった場合、前記精度変更部は、前記記憶部に記憶された精度変更履歴に基づいて、前記顔検出部における顔検出処理の条件を変更することを特徴とする、顔検出装置に用いる集積回路。
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