JP5517744B2 - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シートに対して折る処理や接着部材で封止する処理を行うことが可能なシート処理装置、及びこのシート処理装置を有する画像形成システムに関する。
従来から、封筒を使用しない、低コストな配送物に関する発明がなされている。例えば、特許文献1では、配送物の表紙を方形状にし、この表紙を折り畳んで、又は、丸めて、この表紙の縁部を該表紙の表面に当接し、この部分にシールを貼付して封筒を使用しない配送物を生成する、いわゆる封書化装置を開示している。
特開2001−191667号公報
しかし、上記従来の配送物では、シールに接着されているのは表紙のみである。このため、複数枚の用紙を重ね合わせた配送物の場合、表紙より内側にある用紙が、シールを貼付した表紙の縁部と交差する両縁部の何れか一方から抜け落ちてしまうおそれがある。この抜け落ちを防止するためには、上記特許文献1にも開示されているように、方形状の表紙ではなく、前記交差する両縁部にフラップを設けた特殊な形状の表紙が必要となり、コストがかかるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、特殊な形状のシートを用いることなく、内側のシートが抜け落ちるのを防止できるよう、シートに対して折る処理と接着部材で封止する処理を行うことが可能なシート処理装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送されたシートを複数枚、各シートの搬送方向の一方の端部を搬送方向にずらして重ね合わせてシート束を形成するずらし手段と、前記ずらし手段によりずらして重ね合わされたシート束を、前記一方の端部が搬送方向の他方の端部を覆い、かつ重ね合わされた複数枚のシートの前記一方の端部が各々露出するように3つ折りする折り手段と、前記折り手段により3つ折りされたシート束の前記一方の端部の全てを接着部材でシート束の表面に接着して前記シート束を封止する封止手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シート束をなす全てのシートの端部と前記シート束の表面を接着部材で接着して前記シート束を封止するので、特殊な形状のシートを用いることなく、内側のシートが抜け落ちるのを防止できる。
画像形成システムの全体構成図 画像形成システム全体のブロック図 図3(a)は操作表示装置の平面図、図3(b)は操作表示装置における操作表示部(用紙種類の登録画面)の平面図 フィニッシャの断面図 シートのずらし処理を説明する部分断面図 封書化装置の断面図 折り搬送を説明する部分断面図 折り搬送を説明する部分断面図 折り搬送を説明する部分断面図 図10(a)はシーラーによるシール貼付の説明図、図10(b)はシールの斜視図 シーラーによるシール貼付の説明図 シーラーによるシール貼付の説明図 フィニッシャのブロック図 封書化装置のブロック図 図15(a)(b)はずらし処理したシート束の説明図、図15(c)はずらし処理したシート束の内3つ折り位置の説明図 シート処理装置の内3つ折り時のシートの流れを示す断面図 シート処理装置の内3つ折り時のシートの流れを示す断面図 図18(a)操作表示装置における操作表示部(処理モードの選択画面)の平面図、図18(b)は操作表示装置における操作表示部(折りモードの選択画面)の平面図 シールの選択処理の流れを示すフローチャート 最大シール長に伴う封書化処理のシートの枚数制限の流れを示すフローチャート 用紙種類に伴う封書化処理のシートの枚数制限の流れを示すフローチャート 図22(a)はシール長の一例を示す表図、図22(b)は用紙種類に伴う制限枚数の一例を示す表図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施の形態においては、画像形成装置本体とシート処理装置とを備えた画像形成システムを例示して説明する。また、シート処理装置は、フィニッシャ、封書化装置が個別の装置で接続され、システム構成されるシート処理装置を例示している。
(画像形成システムの全体構成)
まず図1を用いて画像形成システムの全体構成について説明する。図1は画像形成システムの主要部の構成を示す全体構成図である。
画像形成システムは、図1に示すように、画像形成装置本体10と、シート処理装置(シート処理部)20を備えている。シート処理装置20は、フィニッシャ500と、封書化装置700から構成されている。画像形成装置本体10は、原稿の画像を読み取るイメージリーダ200及びシートに画像を記録するプリンタ300を備えている。
イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭ページから順に1枚ずつ給送し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上の読取位置へ搬送し、その後外部の排出トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の読取位置を通過するときに、原稿の画像は読取位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読取方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が読取位置を通過する際に、原稿の読取面(画像面)がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105,106,107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように読取位置を通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取走査が行われる。すなわち、原稿が読取位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りが行われる。このようにして光学的に読み取られた画像はイメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部202(図2参照)において所定の処理が施された後にプリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を副走査方向へ走査させることにより原稿の画像を読み取ることも可能である。この読取方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザーにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置する。そして、スキャナユニット104を副走査方向へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿の画像を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら画像形成部を構成する感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、後述するように、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給送部125又は両面搬送パス124からシートが給送される。このシートは感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転写部116により給送されたシート上に転写される。
現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送される。定着部117はシートに熱及び圧力を付与することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートは切替部材121及び排出ローラ118を経てプリンタ300から外部(フィニッシャ500、封書化装置700)に向けて排出される。
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過したシートを切替部材121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そのシートの後端が切替部材121を通過した後に、シートをスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。以下、この排出形態を反転排出と呼ぶ。この反転排出は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するとき、又はコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように先頭ページから順に画像形成するときに行われる。その排出後のシートの順序は正しいページ順になる。
また、手差給送部125からOHPシートなどの硬いシートが給送され、このシートに画像を形成するときには、シートを反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。
さらに、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、切替部材121の切換動作によりシートを反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する。そして、両面搬送パス124へ導かれたシートを上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給送する制御が行われる。
プリンタ300から排出されたシートは、シート処理装置20を構成するフィニッシャ500、封書化装置700に送られる。フィニッシャ500ではずらし処理や綴じ処理、パンチ処理を行う。封書化装置700では3つ折りや封書化処理(シール貼付処理)を行う。そして、各処理が選択的に実施された最終成果物としてのシート又はシート束は、封書化装置700のスタックトレイ770に排出され積載される。
(画像形成システムのコントローラ)
次に、画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成を示す全体ブロック図である。
コントローラ(制御手段)は、図2に示すように、CPU回路部150を有している。CPU回路部150は、画像形成装置本体10に搭載され、CPU(図示せず)、ROM151、RAM152を内蔵している。CPU回路部150は、ROM151に格納されている制御プログラムにより各ブロック101,201,202,301,401,501,701を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、原稿給送装置100をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。
画像信号制御部202は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。また、画像信号制御部202は、コンピュータ210から外部I/F209を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。この画像信号制御部202による処理動作は、CPU回路部150により制御される。プリンタ制御部301は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
操作表示装置制御部401は、操作表示装置400(図1参照)とCPU回路部150との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置400は、画像形成装置本体10に搭載され、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有している。操作表示装置制御部401は、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力するとともに、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。なお、操作表示装置400は、シート束の1部あたりのシートの枚数を設定する設定手段としても機能する。
フィニッシャ制御部501はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。
同様に、封書化装置制御部701は封書化装置700に搭載され、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによって封書化装置全体の駆動制御を行う。この制御内容についても後述する。
(フィニッシャ制御部)
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部501の構成について図13を参照しながら説明する。図13は図4に示すフィニッシャ500の制御部の構成を示すブロック図である。
フィニッシャ制御部501は、図13に示すように、CPU回路部560、ROM561、RAM562などで構成される。フィニッシャ制御部501は、図示しない通信IC、ネットワーク160を介して画像形成装置本体10に設けられたCPU回路部150、封書化装置700に設けられたCPU回路部790(図14参照)と通信してデータ交換を行う。そして、フィニッシャ制御部501は、CPU回路部150からの指示に基づきROM561に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。RAM562は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
シート搬送制御部571は、CPU回路部560と通信し、フィニッシャ500における各種ローラによるシートの搬送制御を行う。パンチ制御部572は、CPU回路部560と通信し、パンチユニット550による穿孔処理の制御を行う。
(封書化装置制御部)
次に、封書化装置700を駆動制御する封書化装置制御部701の構成について図14を参照しながら説明する。図14は図6に示す封書化装置700の制御部の構成を示すブロック図である。
封書化装置制御部701は、図14に示すように、CPU回路部790、ROM791、RAM792などで構成される。封書化装置制御部701は、図示しない通信IC、ネットワーク160を介して画像形成装置本体10に設けられたCPU回路部150、フィニッシャ500に設けられたCPU回路部560(図13参照)と通信してデータ交換を行う。そして、封書化装置制御部701は、CPU回路部150からの指示に基づきROM791に格納されている各種プログラムを実行して封書化装置700の駆動制御を行う。RAM792は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
シート搬送制御部781は、CPU回路部790と通信し、封書化装置700における各種ローラによるシートの搬送制御を行う。折り制御部782は、CPU回路部790と通信し、折り搬送パスにおけるシート又はシート束の折り制御を行う。シール貼付制御部783は、CPU回路部790と通信し、シーラー760による封書化処理の制御を行う。スタックトレイ制御部784は、CPU回路部790と通信し、スタックトレイ770の昇降制御を行う。
(操作表示装置)
図3(a)は図1の画像形成システムにおける操作表示装置400を示す平面図である。図3(a)に示すように、操作表示装置400には、様々なキーが配置されている。402は、画像形成動作を開始するためのスタートキーである。403は、画像形成動作を中断するためのストップキーである。404〜412及び414は、置数設定等を行うテンキーである。413はIDキー、415はクリアキー、416はリセットキーである。417は、各種装置の設定を行うユーザーモードキーである。また、操作表示装置400には、上部にタッチパネルが形成された操作表示部420が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
画像形成システムでは、処理モードとしてノンソート、ソート、パンチモード、折りモード、封書化モードなどの各処理モードを有する。このような処理モードの設定などは操作表示装置400、あるいはコンピュータ210からの入力操作により行われる。例えば、処理モードを設定する際には、図3(a)に示す初期画面でソフトキーである「処理」を選択すると、図18(a)に示すメニュー選択画面が操作表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードの設定が行われる。
また、図3(a)に示す初期画面でソフトキーである「用紙選択」を選択すると、図3(b)に示すメニュー選択画面が操作表示部420に表示される。図3(b)に示すメニュー選択画面は、用紙種類の登録画面を示す平面図である。このメニュー選択画面(操作表示部420)を用いて、カセット114,115、手差給送部125にセットする用紙(シート)の種類を設定登録することができる。これにより、各給送部(114,115,125)の用紙の坪量やマテリアル、形状を判断することができる。
(フィニッシャ)
次に、フィニッシャ500の構成について図4、図5(a)、図5(b)を参照しながら説明する。図4は図1のフィニッシャ500の構成図である。
フィニッシャ500は、画像形成装置本体10から排出されたシートを順に取り込み、以下の所定の処理を選択的に行う。例えば、所定の処理としては、シフトソート処理、ノンソート処理、ソート処理、取り込んだシートにパンチユニットで穴あけをするパンチ処理、取り込んだシートを搬送方向にずらして、複数枚のシートを重ね合わせるずらし処理などがある。
フィニッシャ500は、図4に示すように、画像形成装置本体10から排出されたシートを入口ローラ対502により内部に取り込む。入口ローラ対502により内部に取り込まれたシートは、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られる。入口ローラ対502と搬送ローラ対503との間の搬送経路途中には、入口センサ531が設けられている。
さらに、搬送ローラ対503とバッファローラ505との間の搬送経路途中には、穿孔手段としてのパンチユニット550が設けられている。パンチユニット550は、搬送ローラ対504にて搬送中のシートを一旦停止させ、パンチユニット550に内蔵するパンチ刃(不図示)によって、シートの搬送方向一方の端部に穿孔処理を行う。
また、パンチユニット550の下流には、搬送ローラ対504を介して搬送されたシートを複数枚巻き付けることが可能なバッファローラ(回転部材)505が設けられている。そして、シートはバッファローラ505の回転中に押下コロ512,513,514により巻き付けられ、バッファローラ505が回転する方向へ搬送される。
押下コロ514の下流側には、切替部材510が配置されている。切替部材510はバッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離して搬送パス522に、又はバッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導くための切替部材である。
バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファパス523に導くときには、切替部材510は動作せず、シートはバッファローラ505に巻き付けられた状態でバッファパス523に送られる。バッファパス523の途中には、バッファパス523上のシートを検出するためのバッファパスセンサ532が設けられている。
ここで、搬送されてきたシートの搬送方向一方の端部を搬送方向にずらして、複数枚のシートを重ね合わせてシート束を形成するずらし手段について説明する。ずらし手段は、搬送されてきたシートを複数枚巻き付けることが可能なバッファローラ(回転部材)505を有し、このバッファローラ505に複数枚のシートを、回転方向(搬送方向)に所定量ずつずらして重ね合わせる。詳しくは、バッファパス523上に導かれたシートは、バッファローラ505の回転を停止することで、一旦停止される(図5(a)参照)。このシートの停止位置は、バッファパスセンサ532を基準として、バッファローラ505を回転駆動するステッピングモータへの入力パルスによって決定する。そして、画像形成装置本体10から排出された次のシートを入口センサ531から検知してから所定時間後に、バッファローラ505の回転を開始し、バッファパス523で停止させたシートを再び搬送する。これにより、バッファパス523上のシートと画像形成装置本体10から排出されたシートを重ね合わせることができる(図5(b)参照)。この際、バッファパス523上のシートの停止位置を変更することによって、重ね合わされたシートごとにずらされたシート束を作成することができる。すなわち、搬送されてきたシートの搬送方向一方の端部を搬送方向に所定量ずつずらして、複数枚のシートを重ね合わせたシート束を作成することができる。なお、本実施の形態において、複数枚のシートを所定量ずつずらして重ね合わせたシート束を作成する構成について説明するが、1枚ごとのずらし量は等しくする必要はない。例えば、厚手のシートは剛性が高いため、折り処理後に元に戻ろうとする力が働くため大きな接着力を必要とする。良好な接着性を得るため、後述する封書の表紙に他のシートよりも厚手のシートを用いる場合は、他のシートよりも大きなずらし量としても良い。また、最外側のシートの一方の端部と折りシート束表面が確実に接着されていれば、封書として良好な成果物を得ることができるため外側のシートほどずらし量を増やすようにしてもよい。
バッファローラ505に巻き付けられたシート又はシート束を搬送パス522に導くときには、切替部材510が動作して、シート又はシート束はバッファローラ505から剥離され、搬送パス522に導かれる。
搬送パス522に導かれたシート又はシート束は、搬送ローラ対506,507,508,509を介して機外に向けて排出される。
(封書化装置)
次に、封書化装置700の構成について、図6〜図9を用いて説明する。図6は図1における封書化装置700の構成図である。
封書化装置700は、シート又はシート束(以下、シートという)を、その表裏を反転させる反転処理、内3つ折りや外3つ折りなどの折り処理、内3つ折り処理後にシート端部にシールを貼付し簡易的な封書を作成する封書化処理を選択的に行う。
ここで、内3つ折りとは、シートの一方の面が内側になるように2箇所を谷折りする処理であり、搬送方向一方の端部が他方の端部を覆うようにシートを3つ折りする処理である。一方、外3つ折りとは、シートの一方の面が内側になるように谷折りし、かつ外側になるように山折りする処理である。
図6に示す封書化装置700は、フィニッシャ500から排出されたシートを入口ローラ対710により封書化装置700の内部に取り込む。入口ローラ対710により内部に取り込まれたシートは、切替部材725により搬送パス731又は反転パス730へ導かれる。処理モードによって、折り込み順序を変える必要がある場合に、反転処理を行う。なお、反転パス730へ送る処理モードの条件については後述する。
反転処理を行う場合、切替部材725を開き、シートを反転パス730へと導く。反転パス730へ導かれたシートは、パスセンサ705をシート先端が通過して所定距離を搬送後に、ローラ対711を停止させて、シートの搬送を停止させる。そして、切替部材726を開き、ローラ対711を逆方向に回転させることで、シートを反転させ、ローラ対712へと送り込む。
一方、反転処理を行わない場合は、切替部材725を閉じたまま搬送することで、シートを搬送パス731へと導き、ローラ対712へと送り込む。
ローラ対712により搬送されたシートは、切替部材727により搬送パス732又は折り搬送パス740へと導かれる。シートに対して、内3つ折りや外3つ折り等の折り処理を行わない場合は、切替部材727を閉じたまま搬送することで、シートは搬送パス732、搬送パス733へと導かれる。
一方、シートに対して、内3つ折りや外3つ折り等の折り処理を行う場合は、切替部材727を開き、シートを、折り手段を構成する折り搬送パス740へと導く。折り搬送パス740は、折りローラ741、先端規制板742、突き板743から構成され、シートに対して1回目の折り処理を行う。先端規制板742は、図示しないステッピングモータにより移動される。先端規制板742の位置はステッピングモータへの入力パルスにより制御される。
内3つ折りを行う場合は、先端規制板742は、折り中心(突き板743の位置)から図6上方に向かって、シート搬送方向長さ(以下、シート長さという)の1/3の位置にて待機する。外3つ折りを行う場合は、先端規制板742は、折り中心(突き板743の位置)から図6上方に向かって、シート長さの2/3の位置にて待機する。
突き板743は図示しないモータにより図6の左方向へと駆動され、折り搬送パス740へ搬送されたシートを折りローラ741へと送り込む役割を担う。折りローラ741は、突き板743により送り込まれたシートを挟み込み、1回目の折り処理を行う。
ここでは、内3つ折りを例にあげて、折り搬送について説明する。図7(a)に示すように、切替部材727により折り搬送パス740へと導かれたシートPは、図7(b)に示すように、その先端が先端規制板742に突き当たるまで搬送される。先端規制板742に突き当て後、図7(c)に示すように、突き板743を駆動させ、シートPを折りローラ741へと送り込む。折りローラ741へと送り込まれたシートPは、シート長さの1/3の位置が折られた状態で、シートの先端側の1/3が折られた状態で、折り手段を構成する折り搬送パス750へと送り込まれる。
折り搬送パス750は、折り搬送パス740と同様に、折りローラ751、先端規制板752、突き板753から構成され、シートに対して2回目の折り処理を行う。先端規制板752は、内3つ折りの場合でも外3つ折りの場合でも、折り中心(突き板753の位置)から図6の左方に向かって、シート長さの1/3の位置にて待機する。
図8(a)に示すように、折り搬送パス750へと導かれたシートPは、先端規制板752に突き当たるまで搬送される。先端規制板752に突き当て後、図8(b)に示すように、突き板753を駆動させ、シートPを折りローラ751へと送り込む。折りローラ751へと送り込まれたシートPは、図8(c)に示すように、搬送方向一方の端部が他方の端部を覆うように内3つ折りされた状態で、搬送パス733へと送り込まれる。
ここでは、上述したように折りローラと突き板の構成を用いてシートに対する折り処理を行っているが、シートに折り処理を行う構成はこれに限定されるものではない。例えば、シートを先端規制板に突き当ててループを生成し、生成されたループをローラ対に送り込み、それによりシートを順次折っていくような構成でもよい。
搬送パス733へと送り込まれたシートPは、封書化処理を行わない場合は、ローラ対722,723によって機外へと排出され、スタックトレイ770へと積載される。
一方、封書化処理を行う場合は、図9(a)に示すように、搬送パス733に設けられたシーラー760により、シートPにシールを貼付して簡易的な封書を作成する封書化処理を行う。なお、封書化処理を行う条件については、後述する。封書化を行ったシートPは、ローラ対722,723により機外へと排出され、図9(b)に示すように、スタックトレイ770へと積載される。
ここで、シーラー760について、図10〜図12を参照しながら説明する。シーラー760は、内3つ折りされたシートの搬送方向一方の端部を接着部材でシート束の表面に接着して前記シート束を封止する封止手段である。本実施形態における封止手段は、搬送方向の長さが異なる接着部材(シール)を有する複数のシーラーによって構成されるが、図10〜図12では、封止手段としてのシーラー760を1つ設けた構成を例示して説明する。図10(b)は、内3つ折りされたシートを封書化するために、シートに貼付するシールSを示している。シールSは、片側が接着面、接着面の反対側が剥離面となっており、図10(a)に示すように縦に積み重ねた状態で、シーラー760に装着する。
図10(a)に示すように、シーラー760の位置へ内3つ折りされたシートPが送り込まれ、搬送パスセンサ734の入力を基準にして、ローラ対721,722により一旦停止される。このとき、3つ折りされたシートPは、図10(a)に示すように、接着されるシートPの折り端部(搬送方向一方の端部)が、シーラー760のシールに対向する位置に停止される。シートPの停止後、シートPを挟むように、図示しないモータによりシール押圧板762を上昇させ、同様に図示しないモータによりシール押圧板761を降下させる。シール押圧板762に押し上げられたシール束の最上面のシールS1は、シール収納ユニット763の先端部の爪に引っ掛かり、図11に示すように撓んだ状態で、シートPに接着する。シール押圧板761,762によりシートPにシールS1の中央部を接着後、シール押圧板761,762を初期位置へと戻すと、シールS1のみシール収納ユニット763から排出される。そして、ローラ対721,722によりシートPの搬送を再開すると、図12に示すように、シールS1が貼付されて封書化された状態で、シートPが搬送される。封書化を行ったシートPは、ローラ対722,723により機外へと排出され、スタックトレイ770へと積載される。
スタックトレイ770は、排出ローラ対723によって排出されたシートを順次積載していく。スタックトレイ770は、その最上面が常に一定になるように、図示しないセンサによって最上面の位置が検出され、図示しないモータにより上下方向に移動される。
(シート処理装置におけるシートの流れ)
次に、封書化装置700、フィニッシャ500におけるシートの流れについて封書化モードに沿って説明する。
(封書化モードのシートの流れ)
封書化装置700において、シートに対して内3つ折りを行った後に、シート端部を図15(a)に示すようにシールによって封止して簡易の封書を作成する処理を行う、封書化モード時のシートの流れについて、図16、図17を用いて説明する。
封書化装置700は、前述したように、内3つ折りされたシートの搬送方向一方の端部をシール(接着部材)Sで接着してシートを封止するシーラー(封止手段)760を有している。シーラー760は、搬送方向の長さが異なるシールSを有する複数のシーラーによって構成される。ここでは、図16、図17に示すように、搬送方向の長さ異なるシールSを収納した3つのシーラー760a,760b,760cを、封書化装置700内の搬送パス上に配置した構成を例示している。そして、前述したようにシート端部を搬送方向にずらして重ね合わせたシート束を、前記シーラー760a,760b,760cのいずれかを用いて、封止する封書化処理が行われる。
ここでは、各シーラー760を搬送パス上(シート搬送方向)に並べて配置した構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、各シーラーをシート搬送方向と交差する方向に移動可能に配置し、いずれかのシーラーを搬送パス上に移動させる構成であっても構わない。
封書化モードは、ユーザーが画像形成装置本体10の操作表示部420にて設定を行う。まず図3(a)に示す「処理」キーを押下する。すると、図18(a)に示す処理モードの選択画面が表示される。そして、図18(a)に示す画面にて「折り」キーを押下すると、図18(b)に示す折りモードの選択画面が表示される。この図18(b)に示す画面にて「封書化」キーを押下することで、封書化モードが設定される。
まず、画像形成装置本体10から排出されたシートは、フィニッシャ500内の入口ローラ対502によりフィニッシャ内部へと搬送される。そして、1部あたりの枚数分のシートをバッファローラ505に巻き付ける。この際、バッファパス523上のシートの停止位置を変更することによって、シート端部を搬送方向にずらして重ね合わせたシート束(ずらし処理されたシート束)を作成する。ここでは、図15(c)に示すように、シート端部を搬送方向に所定量ずつずらして重ね合わせたシート束を例示して説明する。このようにずらし処理されたシート束は、切替部材510によってバッファローラ505から剥離されて搬送パス522に導かれ、ローラ対506〜509によって封書化装置700に搬送される。
封書化装置700では、前述の如くずらし処理されたシート束を、一方の端部が他方の端部を覆い、かつ前記一方の端部が各々露出するように内3つ折りし、更に前記一方の端部の露出長さ以上の長さを有するシールで封止する処理を行う。まず、前記シート束をなすシートの枚数及びシートのずらし量に基づく長さ以上(前述の露出長さ以上)の長さを有するシールが収納されたシーラーが選択される。詳しくは、シート束の1部あたりの枚数をN、シートのずらし量をXとすると、必要なシールの長さYは、Y=X(N+1)によって算出される。そして、前記シーラー760a,760b,760cの中から、前記算出された長さY以上の長さを有するシールが収納されたシーラーが選択される。これにより、シート束をなす全てのシートの端部を接着するシールが得られる。なお、シーラー(シール)の選択については、後で図3(a)0を用いて詳しく説明する。
封書化装置700に搬送されたシート束Pは、各シートが所定量ずつずらされた状態で内3つ折りするために、図16の折り搬送パス740に導かれる。先端規制板742は、折り中心(突き板743の位置)から図16の上方に向かって、長さZの位置にて待機する。折り中心からの長さZは、Z=L/3+X・N/3により求める。ここで、Lは封書化されるシートの搬送方向の長さ、Xはシートのずらし量、Nはシート束の1部あたりの枚数である。折り搬送パス740に導かれたシート束Pは、その先端が先端規制板742に突き当たるまで搬送され、先端規制板742に突き当て後、突き板743により折りローラ741へ送り込まれ、1回目の折り処理が行われる(図15(c)の1回目の折位置)。
1回目の折処理が行われたシート束Pは、図17の折り搬送パス750に導かれる。先端規制板752は、折り中心(突き板753の位置)から図17の左方に向かって、長さZの位置にて待機する。折り中心からの長さZは、Z=L/3+X・N/3により求める。折り搬送パス750に導かれたシート束Pは、その先端が先端規制板752に突き当たるまで搬送され、先端規制板752に突き当て後、突き板753により折りローラ751へ送り込まれ、2回目の折り処理が行われる(図15(c)の2回目の折位置)。
そして、2回目の折り処理が行われたシート束Pは、搬送方向一方の端部が他方の端部を覆うように内3つ折りされた状態で、シーラー760が配置された搬送パス733へと送り込まれる。このとき、シート束Pを形成する各シートの一方の端部は、それぞれ露出するようにずらしている。すなわち、前述の如くずらし処理されたシート束は、搬送方向一方の端部が他方の端部を覆い、かつ複数枚のシートの前記一方の端部が各々露出するように内3つ折りされた状態となる。
シーラー760が配置された搬送パス733へと送り込まれたシート束Pは、複数のシーラーの中から選択されたシーラーにより、露出された全てのシート端部とシート束の表面にシールが貼付されて封止される。選択されたシーラー760では、搬送パスセンサ734(図10(a))をオフした場合にシート束Pを停止させてシールSを貼付する。これにより全てのシートにシールが貼付された成果物(図15(a)のシート束P)を作成することができる。選択されなかったシーラー760は、そのまま下流へシート束Pを搬送する。そして、シート束Pは、スタックトレイ770へ順次積載される。
なお、図15(a)は、封書化モードにより作成した成果物を示している。内3つ折りを施したシートに対して、その端部にシーラー760にてシールSを貼付し、シートを封書化する。例えば、ユーザーは、封書化されるシートの表面に郵便番号や住所、宛名を、裏面(シールを貼付する面)に差出人名などを予め印刷することにより、封書化したシートを郵便物として、投函し、郵送することが可能となる。
次に、露出された全てのシート端部とシート束の表面を接着するためのシーラー(シール)の選択について、図19及び図22(a)を用いて詳しく説明する。シーラーは、搬送方向の長さが異なるシールが収納された複数のシーラーの中から、前記シート端部の露出長さ以上の長さを有するシールが収納されたシーラーが選択される。図19はシート束をなすシートの枚数及びシートのずらし量に基づく長さから最適な長さのシールを選択する流れを示すフローチャートである。図22(a)は装置内にセットされた、異なる長さのシールのシール長を例示した表図である。
封書化装置700内には、搬送方向のシール長さYnが異なる3種類のシールが、それぞれ、シーラーにセットされている。図22(a)には、それぞれのシールの長さ(以下、シール長という)が、最小シール長Y0から最大シール長Y2まで例示している。
図19に示すように、封書化モードが設定されると、まずステップS100にて、必要なシール長さY(以下、必要シール長Yという)を求める。必要シール長Yは、先に説明した通り、シート束の1部あたりのシートの枚数をN、シートのずらし量をXとすると、Y=X(N+1)で求められる。
次に、ステップS101にて、カウント値nを初期化する。そして、ステップS102において、図22(a)からカウント値nに相当するシール長さYnと、前述の如く算出された必要シール長Yとの比較を行う。カウント値nはゼロで初期化されているため、最初はシール長Y0が必要シール長Yとの比較対象となる。ここで比較されるシール長Ynが、必要シール長Y以上であれば、シート束の全てのシート端部を貼付するシール長を満たしていると判断され、ステップS103に進む。そして、ステップS103にて、シール長Ynのシールを選択し、終了する。一方、ステップS102にて、比較されるシール長Ynが必要シール長Yよりも短ければ、ステップS104へ進む。ステップS104では、装置内にセットされた最大シール長Ymax(図22(a)ではY2)までの比較を行ったか否かを判断する。ステップS104にて、シール長YnがYmaxでない場合は、ステップS105へ進み、カウント値nを1つインクリメントして、ステップS102へ戻り、カウント値nに応じたシール長Ynと必要シール長Yとの比較を繰り返す。一方、ステップS104にて、シール長YnがYmaxである場合は、セットされた全てのシール長と比較をしても必要シール長Yを満たさなかったと判断し、NGにて、選択処理を終了する。
これにより、ずらされた全てのシート端部をシールで接着してシート束を封止でき、特殊な形状のシートを用いることなく、内側のシートが抜け落ちるのを防止できる。また、シート束は、シートが所定量ずつずらされて重ね合わされ、その後の処理がなされるので、ずらされた各シート端部にシールを均等に貼付することができる。
また、ずらし処理されたシート束をシーラーにより封止する際の1部あたりのシートの最大枚数を、シールの最大長さとシートのずらし量に基づいて、制限するようにしている。なお、前記シート束の1部あたりのシートの枚数は、画像形成装置本体10の操作表示装置400から設定する。具体的には、操作表示装置400から処理可能な1部あたりのシートの最大枚数を超えるようなシートの枚数が設定された場合には、設定を受け付けず、ユーザに再設定を促すようにしている。以下、図20を用いて説明する。図20は、最大シール長に伴う封書化処理の1部あたりのシートの枚数を制限する流れを示すフローチャートである。
図20に示すように、ステップS200にて封書化モードが設定されると、ステップS201において、封書化モード時のシート束の1部あたりの最大枚数を計算する。装置内にセットされた最大シール長をYmax、ずらし量をXとすると、封書化処理が可能な1部あたりの最大枚数Nmaxは、Nmax=(Ymax/X)−1で求められる。ここで、Nmaxは整数とする。
そして、求められた最大枚数Nmaxにより、ステップS202にて、封書化モードを設定する際の1部あたりの枚数をNmax(整数)に制限する。これにより、封書化処理できないケース(図19のNG処理)を回避することができる。なお、ステップS200にて封書化モードが設定されない場合は、そのまま処理を終了する。
更に、ずらし処理されたシート束をシーラーにより封止する際の1部あたりのシートの最大枚数を、予め設定登録されたシートの種類ごとに、制限するようにしている。なお、前記シート束の1部あたりのシートの最大枚数だけでなく、シートの種類も、画像形成装置本体10の操作表示装置400から設定する。以下、図21及び図22(b)を用いて説明する。図21は、シートの種類に伴う封書化処理の1部あたりのシートの枚数を制限する流れを示すフローチャートである。図22(b)は、シートの種類に伴う封書化処理の制限枚数を示す表図である。
シートの種類(シートの材質や形状、シートの坪量など)によって、内3つ折りの折り目の弾性力、折り目の段差、接地面の表面性の違いによるシールの貼付強度等は異なる。そのため、シート(以下、用紙ともいう)の種類ごとに、封書化モードを設定する際の1部あたりの最大枚数を制限することにより、シートの種類にかかわらず、最適な封書化処理が行える。
図3(b)を用いて(用紙種類の登録画面)で前述した通り、画像形成装置本体10は、用紙の種類を登録するモードを有し、操作表示部420により、各カセット114,115、手差給送部125にセットする用紙種類を登録することが可能である。これにより、各給送部(114,115,125)のシートの坪量やマテリアル、形状を判断することができる。
図22(b)は、用紙種類に伴う封書化処理の制限枚数を例示しており、用紙の材質や形状、用紙の坪量によって、封書化可能な枚数の許容範囲を定義したものである。ここでは、用紙種類によっては、封書化設定が不可とされる。
用紙種類に伴う封書化処理の枚数制限処理が開始されると、ステップS300で、用紙が普通紙か否かが判断される。普通紙であると判断されると、ステップS302又はステップS303へ進み、坪量による条件判断を行う。そして、それぞれの普通紙の坪量に応じ、封書化モードの1部あたりの最大枚数を設定(ステップS304〜ステップS306)し、処理を終了する。一方、ステップS300にて普通紙でないと判断されると、ステップS301へ進み、コート紙か否かの判断がなされる。コート紙であると判断されると、普通紙の時と同様に、ステップS307又はステップS308へ進み、坪量による条件判断を行う。そして、それぞれのコート紙の坪量に応じ、封書化モードの1部あたりの最大枚数を設定(ステップS309〜ステップS311)し、処理を終了する。一方、ステップS301にてコート紙でないと判断されると、S312へ進み、普通紙でもコート紙でもない用紙種類(ここではOHPシートやタブ紙)であるため、封書化できないと判断し、封書化処理を制限する。
なお、前述した形態では、図10(b)に示すように、所定のサイズに裁断されたシール(接着部材)を用いた装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、接着面を有する長尺のテープ(接着部材)を断裁してシートに貼付するようにした装置でもよい。また剥離紙とシールからなるテープ状のラベルシールのようなものを用いた装置でもよい。
また前述した形態では、画像形成装置本体として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置本体や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置本体であっても良い。また、画像形成装置本体に対して着脱自在なシート処理装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば画像形成装置が一体的に有するシート処理装置であっても良く、該シート処理装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した形態では、シート処理装置として、フィニッシャと封書化装置の組み合わせを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。前述したように、シート束の3つ折り処理と、シート束の端部を接着部材で接着する封止処理が行えるシート処理装置であれば、一体であっても、別体であっても良い。また、その他の処理を組み合わせたシート処理装置であっても良い。このようなシート処理装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
P …シート束
S …シール
10 …画像形成装置本体
20 …シート処理装置
400 …操作表示装置
420 …操作表示部
500 …フィニッシャ
700 …封書化装置
740,750 …折り搬送パス
741,751 …折りローラ
742,752 …先端規制板
743,753 …突き板
760 …シーラー

Claims (6)

  1. シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段により搬送されたシートを複数枚、各シートの搬送方向の一方の端部を搬送方向にずらして重ね合わせてシート束を形成するずらし手段と、
    前記ずらし手段によりずらして重ね合わされたシート束を、前記一方の端部が搬送方向の他方の端部を覆い、かつ重ね合わされた複数枚のシートの前記一方の端部が各々露出するように3つ折りする折り手段と、
    前記折り手段により3つ折りされたシート束の前記一方の端部の全てを接着部材でシート束の表面に接着して前記シート束を封止する封止手段と、
    を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記封止手段により封止するシート束の1部あたりのシートの最大枚数を、前記接着部材の最大長さと前記シートのずらし量に基づいて、制限することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記封止手段により封止するシート束の1部あたりのシートの最大枚数を、予め設定登録されたシートの種類ごとに、制限することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記ずらし手段は、搬送されてきたシートを複数枚巻き付けることが可能な回転部材を有し、前記回転部材の回転方向にずらして複数枚のシートを重ね合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記封止手段は、搬送方向の長さが異なる複数の接着部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成されたシートに対して選択的に処理を行うシート処理部と、を有する画像形成システムであって、
    前記シート処理部として、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート処理装置を有することを特徴とする画像形成システム。
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