JP5517410B2 - ナンバープレート認識装置、ナンバープレート認識方法、ナンバープレート認識プログラム - Google Patents
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また、本発明は、前記第1の文字列認識部は、カメラから得られる複数の撮像結果をそれぞれ文字認識を行い、得られる複数の文字認識結果の補完を行い、認識結果として第2の文字列認識部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、進入する車両のナンバープレートを撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される複数のカメラによって撮像するステップと、前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識ステップと、前記第1の文字列認識ステップによって得られた認識結果であって前記複数のカメラのうち走行レーンの配列方向に隣接して設けられ、同じ走行レーンにおいて撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される少なくとも2つのカメラによって撮像された撮像結果に基づく認識結果に基づき、前記第1の文字列認識ステップによって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識ステップと、を有すること特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、進入する車両のナンバープレートを撮影する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される複数のカメラによって撮像する手段、前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識手段、前記第1の文字列認識手段によって得られた認識結果であって前記複数のカメラのうち走行レーンの配列方向に隣接して設けられ、同じ走行レーンにおいて撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される少なくとも2つのカメラによって撮像された撮像結果に基づく認識結果に基づき、前記第1の文字列認識手段によって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識手段、として機能させるためのナンバープレート認識プログラムである。
また、同一車両を複数のカメラで撮像することができればよいので、例えば、車両が車線変更などにより隣接カメラの視野内に入ることがあれば、同一の車両を複数のカメラで撮像することが可能であるので、複数のカメラの視野が必ずしも重複していなくてもよい。
この図において、複数のカメラ1、カメラ2、・・・カメラNは、例えば料金所や駐車場等の車両が通過する場所に設置され、通過ポイントに進入する車両のナンバープレートを撮像する。この各カメラの撮像範囲は、少なくとも、異なるカメラの撮像範囲の一部が重なっており、その重複範囲において車両のナンバープレートを撮像できるようになっていればよい。例えば、料金所において、カメラ1が、第1の走行レーンと第2の走行レーンを撮像し、カメラ2が第2の走行レーンと第3の走行レーンを撮像するようにすることにより、第2の走行レーンについては、撮像対象に対し、異なる方向から撮像することによって、同じ時刻に撮像したとしても、異なる撮像結果を得ることができる。
コントローラ201は、コントローラ101、コントローラ102、コントローラ10Mに接続されており、これらのコントローラから出力されるそれぞれの認識結果に基づいて、文字列の補完をする処理を行い、認識結果を出力する。この出力先としては、例えば、カメラが設けられた料金所や駐車場等を監視する監視装置である。
図2は、コントローラ101の処理を説明するフローチャートである。ここでは、動画像をキャプチャすることにより、1台の車両がカメラ視野を通過する間に同一車両を数フレーム分得ることになる。従って、同一車両の数フレームについて、ナンバープレートの認識処理を行い、認識結果となる文字列の一部に不明文字(例えば、認識結果が‘?’として得られた文字)が混在している場合に、複数のフレームによって得られた認識結果を用いて相互に補間する。これにより、1枚のフレームから得られた認識結果よりも認識ができる文字列の数を増やすことができ、全ての文字列、あるいは全ての文字列に近い数の文字列についての認識結果を導き出す(マージ処理)。これにより、1枚のみ撮像する方式に比べ、文字列の認識率を向上することが可能である。
まず、コントローラは、自身に接続されたカメラ1からの動画像をフレーム単位でキャプチャしてナンバープレートの認識処理を開始すると(ステップS1)、キャプチャしたフレームから、車両が検出されたか否かを判定する(ステップS2)。車両が検出された場合、即ち、キャプチャしたフレームからナンバープレートの文字列があることが検出された場合、同一車両であるか否かを判定する(ステップS3)。この同一車両であるか否かの判定は、キャプチャしたフレームよりも前に得られた数フレーム分のフレームから得られた文字列の一部が一致するか否かに基づいて行われる。
同一車両であると判定されると、コントローラ101は、その認識結果を記憶部に記憶する。
図3は、同一車両の判定処理について説明するフローチャートである。
まず、車両が検出された場合に(ステップS20)、同一車両か別車両かの判定処理を開始する(ステップS21)。ここでは、キャプチャしたフレームの過去数フレームを参照し、それらのフレームの認識結果と比較して、ナンバープレート位置を検出し、そのナンバープレートの位置が予め設定されている位置よりも下であるか否かを判定し(ステップS22)、予め決められた位置よりも下であると判定された場合に、ナンバープレートの色を検出し、今回得られたフレームと過去のフレーム間で同じ色であるか否かを判定する(ステップS23)。
この補完処理を行うにあたり、まずは、得られた認識結果のうち、2つの認識結果が同じ桁数(文字数)であるか否かを検出する。2つの桁数が同じである場合には、図4に示すように、同じ桁に同じ文字がある場合は補間可能と判定し、いずれの桁においてもそれぞれ対応する同じ桁に同じ文字がない場合(全ての文字が一致しない場合)は、補間不可能と判定する。
ここで、補完可能と判定された場合において、一方の認識結果の文字が不明を示す特定の文字(例えば、‘?’)であって、もう一方の認識結果の文字が‘?’ではない場合には、補完する。すなわち、‘?’を、もう一方の認識結果で得られた文字として認識結果を更新する。図4の上段の図では、「?HC8029E」と「S?C8029E」の認識結果を元に補完処理行い、「SHC8029E」なる文字列として認識結果が得られている。
ここで、2つの認識結果において、一部異なる文字が存在する場合には、その桁の文字を認識結果‘?’として得る。例えば、図4の下段においては、「SHC?029E」と「?HC8028E」なる認識結果を元に補完処理を行い、「SHC802?E」なる結果が得られている。
まず、各カメラから受信して一時的にメモリ領域(図7)内に蓄積されている認識結果の先頭データを読み出し(ステップS30)、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた設定された時間分ウエイトし(ステップS31)、先頭データの次のデータ(認識結果)を読み出す(ステップS32)。ここで、後続データが存在するか否かに基づいて、正しく読み出されたか否かを判定し(ステップS33)、後続データがあれば、認識時刻差が予め決められた時間内(例えば3秒以内)に撮像されたフレームから得られたデータがあるか否かを判定する(ステップS34)。
そして、補完処理が行われると、先頭データと同一車両のデータである後続データについて、メモリ領域内(図7)から削除し、補完処理結果を最終的に補完する別のメモリ領域である補完結果記憶領域に移動し(ステップS41)、カウントアップしたデータの件数をリセットする。
また、前段のコントローラとコントローラ201とを組み合わせるようにしたので、前段のコントローラで予め補完処理を行っておき上位機器(コントローラ201)に精度の良い認識結果を渡すことができ、上位のコントローラにおいては、車両1台につき1枚のみの付帯画像(キャプチャ画像)を残すことが可能である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
101、102、10N、201、コントローラ
Claims (7)
- 進入する車両のナンバープレートを少なくとも2つの走行レーンを対象として撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも1つの走行レーンについて撮像範囲が重複するように設置される複数のカメラと、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識部と、
前記第1の文字列認識部によって得られた認識結果に基づき、前記第1の文字列認識部によって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識部と
を有することを特徴とするナンバープレート認識装置。 - 進入する車両のナンバープレートを撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される複数のカメラと、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識部と、
前記第1の文字列認識部によって得られた認識結果であって前記複数のカメラのうち走行レーンの配列方向に隣接して設けられ、同じ走行レーンにおいて撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される少なくとも2つのカメラによって撮像された撮像結果に基づく認識結果に基づき、前記第1の文字列認識部によって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識部と
を有することを特徴とするナンバープレート認識装置。 - 前記第1の文字列認識部は、カメラから得られる複数の撮像結果をそれぞれ文字認識を行い、得られる複数の文字認識結果の補完を行い、認識結果として第2の文字列認識部に出力する
ことを特徴とする請求項1または2記載のナンバープレート認識装置。 - 進入する車両のナンバープレートを少なくとも2つの走行レーンを対象として撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも1つの走行レーンについて撮像範囲が重複するように設置される複数のカメラによって撮像するステップと、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識ステップと、
前記第1の文字列認識ステップによって得られた認識結果に基づき、前記第1の文字列認識ステップによって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識ステップと
を有することを特徴とするナンバープレート認識方法。 - 進入する車両のナンバープレートを撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される複数のカメラによって撮像するステップと、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識ステップと、
前記第1の文字列認識ステップによって得られた認識結果であって前記複数のカメラのうち走行レーンの配列方向に隣接して設けられ、同じ走行レーンにおいて撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される少なくとも2つのカメラによって撮像された撮像結果に基づく認識結果に基づき、前記第1の文字列認識ステップによって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識ステップと
を有することを特徴とするナンバープレート認識方法。 - コンピュータを、
進入する車両のナンバープレートを少なくとも2つの走行レーンを対象として撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも1つの走行レーンについて撮像範囲が重複するように設置される複数のカメラによって撮像する手段、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識手段、
前記第1の文字列認識手段によって得られた認識結果に基づき、前記第1の文字列認識手段によって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識手段、
として機能させるためのナンバープレート認識プログラム。 - コンピュータを、
進入する車両のナンバープレートを撮像する複数のカメラでありお互いの撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される複数のカメラによって撮像する手段、
前記複数のカメラのそれぞれのカメラによって撮像された動画像をフレーム単位でキャプチャした撮像結果からナンバープレートの文字列をカメラ毎に認識する第1の文字列認識手段、
前記第1の文字列認識手段によって得られた認識結果であって前記複数のカメラのうち走行レーンの配列方向に隣接して設けられ、同じ走行レーンにおいて撮像範囲のうち少なくとも一部が重複するように設置される少なくとも2つのカメラによって撮像された撮像結果に基づく認識結果に基づき、前記第1の文字列認識手段によって得られたそれぞれの認識結果を受信して記憶された記憶領域から認識結果の先頭データを読み出し、後続データがメモリ領域内に格納される時間に応じて予め決められた時間分ウエイトし、先頭データの次のデータである後続データの読み出しを行い、読み出された後続データについて、認識時刻差が予め決められた時間内に撮像されたデータであるかを判定し、前記時間内に撮像されたデータである場合には、当該先頭データと当該後続データとが隣接設置されたカメラであるか否かを判定し、隣接設置されたカメラである場合には、当該先頭データと当該後続データを参照し、これら複数の認識結果から得られる文字列を補完して認識結果として出力する第2の文字列認識手段、
として機能させるためのナンバープレート認識プログラム。
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