JP5514349B1 - サポータ - Google Patents

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【課題】脚を上げても、膝を引っ張り上げる力が減少しないサポータを提供すること。
【解決手段】腰部に巻き付けられる腰巻き付け部と、この腰巻き付け部の下部に一体で、大腿部に巻き付けられる大腿巻き付け部とからなる保護帯本体と、膝に巻き付けられる膝巻き付け部と前記保護帯本体および膝巻き付け部がそれぞれ使用者の腰および膝に巻き付けられた状態で、前記保護帯本体に設けられた面ファスナと前記膝巻き付け部に設けられた面ファスナに端部が接合されることによりその弾性力で膝巻き付け部を保護帯本体に向けて引き上げる弾性補助帯と、を備えてなるサポータ。
【選択図】図1(a)

Description

本発明は、股関節、膝関節を含む関節や筋肉の保護、矯正などに用いるサポータに関する。
太古の昔、人類は、一度の運搬でできるだけ多くの物品(食料)を運ぶことを可能とするために、4脚を用いた歩行から2脚歩行に変移したと言われている。口で咥えて4脚歩行するより、前2脚で物品をかかえて、後2脚で歩行した方が、より多くの物品を一度に運ぶことができる。生存競争において、2脚歩行ができたものが、4脚歩行しかできないものに勝利したことは、容易に推測される。
このように2脚歩行は、4脚歩行に比べて運搬面において有利であるが、腰を伸ばした姿勢を維持することにより、腰にかかる負担は、4脚歩行に比べて大きい。また、このような腰にかかる負担を解消しようとする力は、腰を支える膝にもかかるため、腰にかかる負担と膝にかかる負担とは相互に影響しあう関係にある。そのため、特に全身的に機能低下の進む高齢期にあっては、腰痛と同時に膝痛にも悩む場合が多く、腰の負担と膝の負担は同時に解決される必要がある。
前記のような、低下した腰および下肢の機能部位を保護し、あるいは補強することができるような装具の一例として、たとえば、特許文献1や特許文献2が公知である。
特開平11−89864号公報 特開2011―36367号公報
前記特許文献1には、図9に示されるように、伸縮性素材からなり、腰部に巻き付けられる腰部ベルト72と、大腿部に巻き付けられる大腿部ベルト73,74とからなる本体71を備え、腰部ベルト72と大腿部ベルト73,74は装着状態の大腿部の外側部において連結(連結部75,76)されており、腰部ベルト72、大腿部ベルト73,74はそれぞれ両端に面ファスナー(77,78,79,711,712)を有し、腰部ベルト72と大腿部ベルト73,74との連結部分において両ベルト間に亘る位置に本体と同等又はそれ以上の高伸縮性の素材からなるX形状の圧迫部材(圧迫ベルト713,714,715,716を設け、本体の装着時ほぼ大転子に対向する位置に脱着可能なパッド717,718を取り付けるようにしたパッド付き股関節用サポータが開示されている。
このようなパッド付き股関節用サポータは、股関節の疾患に基づく大腿骨頭の外偏移動を防止することができ、股関節の疾患を緩和することができる点で、すぐれたサポータであるといえる。
前記特許文献1に記載のサポータは、単に股関節の疾患を緩和させることだけを目的として構成されているが、前記したように腰痛と膝痛とは相互に影響しあう関係にあり、股関節のみの負担が軽減されたとしても、腰の動きと有機的に関連する膝痛の解消には、十分でない。特に、坂や階段を昇る、あるいは前方に歩行するときには、膝の上げ下げが必要であるが、高齢者など機能低下した人にとって、膝の上げ下げが十分に行えないために、躓くといった危険が日常的に発生する。このような危険性の解消には、特許文献1記載のサポータは役に立たない。
また、特許文献2には、図10に記載のような、腰部取付帯1と一対の工状の膝関節装着サポータ5,6とから成り、これら腰部取付帯1と工状の膝関節装着サポータ5,6の何れか一方に留め具の一方を、他方には、先端に前記留め具の相手方を設けた膝関節引上げ用弾性伸縮ベルト4を取付けると共に、前記弾性伸縮ベルト4の取付位置を大腿部の前部に配置したことを特徴とする歩行支援装具が開示されている。
前記特許文献2によると、この歩行支援装具を体に装着した場合、直立時に、膝関節引上げ用弾性ベルト4が伸ばされ腰部取付帯1と膝関節装着サポータ5,6間にテンションが加えられることになるので、前方に移動する時や階段を昇る時に、大腿四頭筋の収縮力を支援し、脚を上げる行為の助けとなり、歩行を軽快にするとされ、特に階段を昇る時の脚を上げる速度を加速して躓きを防止する効果があるとされる。
しかしながら、この歩行支援装具における前記腰部取付帯1は、腰に巻かれるものであり、図11に示されるように、階段などを登る時に、脚の直立状態(a)から脚を上げた状態(b)に推移した時に、前記膝関節引上げ用弾性伸縮ベルト4の長さは、直立状態の長さL1から曲脚状態の長さL2に変化する。
ここに、L1≒L3+L4+L5である。
前記L3は、腰部取付帯1の伸縮ベルト4との接合位置から下肢の腰部における曲げ関節位置までの距離、L4は、下肢の腰部における曲げ関節位置から膝までの距離、L6は、膝から膝関節装着サポータ5,6との接合位置までの距離に凡そ等しい。そして、腰部取付帯1の伸縮ベルト4との接合位置から膝関節装着サポータ5,6との接合位置までの距離は人の直立時ではL3+L4であるが、脚を上げた状態(b)ではL2´となり、L2´<L3+L4となる。即ち、特許文献2記載の膝関節引上げ用弾性ベルト4の長さは、脚の直立状態から曲脚状態に推移するにつれて相当量短縮される。
その結果、伸縮ベルト4の弾性力、即ち脚を引っ張り上げようとする力は、脚を伸ばした状態(L1≒L3+L4+L5の時)、即ち直立状態で最も大きく、脚を上げていくにつれて減少することになる。
しかしながら、このように脚が上がると脚の引き上げ力が低下するのでは、筋力が低下した高齢者などが階段などを登るときに十分な補強とならない問題がある。
さらに、特許文献2に開示の装具では、図11(b)のように脚を上げたとき、ズボンなどの着衣がなければ伸縮ベルト4は腰の位置から膝まで直線的に引っ張られるズボンなどを着ている場合には、ズボンが邪魔になって、直線的になれないので若干曲がった曲線のようになるが、このとき伸縮ベルト4とズボンが擦れ合ってしまうことになる。その結果、ズボンが擦り切れるといった問題も発生する。
人間の腰から膝にかけての関節などの寸法は決まっており、多くの変数を操作することができない。このような宿命にある人体補強用の装具においては、前記のような「脚が上がると脚の引き上げ力が低下するので、人が階段などを登るときに十分な補強とならない問題」、あるいは「ズボンなどの擦り切れの問題」の解決は相当に難しい。
本発明はこのような困難な問題に適切な解決を与えるものであり、その構成は、下に詳述される。
前記した問題点を解決するために、本発明は、
腰部に巻き付けられる腰巻き付け部と、この腰巻き付け部の下部に一体で、大腿部に巻き付けられる大腿巻き付け部とからなる保護帯本体と、
膝に巻き付けられる膝巻き付け部と、
前記保護帯本体および膝巻き付け部がそれぞれ使用者の腰および膝に巻き付けられた状態で、前記保護帯本体に設けられた面ファスナと前記膝巻き付け部に設けられた面ファスナに端部が接合されることによりその弾性力で膝巻き付け部を保護帯本体に向けて引き上げる弾性補助帯と、
を備えてなるサポータとして構成されている。
前記弾性補助帯の端部に設けられた面ファスナが接合される大腿巻き付け部側の面ファスナは、装着した使用者から見て大腿巻き付け部の前側面に設けられていることが望ましい。
一方、前記弾性補助帯の端部に設けられた面ファスナが接合される膝巻き付け部側の面ファスナは、装着した使用者から見て膝巻き付け部の前側面あるいは左右の横側面に設けられていることが望ましい。
さらに、前記保護帯本体および膝巻き付け部は、いずれも装着した使用者から見て体の前側において面ファスナによって接合されることが望ましい。
なお、前記保護帯本体および/もしくは膝巻き付け部は、いずれも人体への巻き付けに先だって仮締めする弾性体の補助ベルトを備えてなるものであってもよい。
本発明は、腰部に巻き付けられる腰巻き付け部と、この腰巻き付け部の下部に一体で、大腿部に巻き付けられる大腿巻き付け部とからなる保護帯本体と、
膝に巻き付けられる膝巻き付け部と前記保護帯本体および膝巻き付け部がそれぞれ使用者の腰および膝に巻き付けられた状態で、前記保護帯本体に設けられた面ファスナと前記膝巻き付け部に設けられた面ファスナに端部が接合されることにより、その弾性力で膝巻き付け部を保護帯本体に向けて引き上げる弾性補助帯と、を備えてなるサポータとして構成されているので、腰の捻りやせん断力などが緩和されると同時に、膝にかかる負担が軽減され、互いに関連する腰痛と膝痛から使用者を解放することに成功したものである。
また、前記弾性補助帯の上端が、大腿部に接合されているので、前記弾性補助帯の上端を接合した大腿部の位置から弾性補助帯の下端を接合した膝の位置までの距離は、脚を上げても下げても不変である。従って、脚を上げても、弾性補助帯による膝を引っ張り上げる力が減少しないので、膝を持ち上げる力を与えるサポータの効果が維持されることになる。
さらに、大腿巻き付け部に設けられた面ファスナの縦方向の長さや、膝巻き付け部に設けられた面ファスナの縦方向の長さを長くしておけば、弾性補助帯の上端や下端を接合する上下方向の位置を調整することができ、弾性補助帯による膝の引き上げ力を任意に調整することができる。これにより、登山中は弾性補助帯による膝の引き上げ力を大きく設定し、下山中は小さくするようなことが可能となる。
さらにまた、弾性補助帯の上端が腰部ではなく、大腿部に接合されるので、いくら脚の上下運動を行っても、ズボンとのこすれといったことが生じず、ズボンの損傷といった問題も生じない。
保護帯本体と、膝巻き付け部と、弾性補助帯とが人体に装着されている状態を前から見た斜視図。 保護帯本体と、膝巻き付け部と、弾性補助帯とが人体に装着されている状態を後ろから見た斜視図。 膝巻き付け部を示す表面図。 膝巻き付け部を示す裏面図。 保護帯本体を示す表面図。 保護帯本体を示す裏面図。 保護帯本体を体に装着している途中の状態を示す斜視図。 保護帯本体を体に装着し終わった状態を示す斜視図。 装着し終わった保護帯本体を体後ろからみた状態を示す斜視図。 膝巻き付け部を膝に装着している途中の状態を示す斜視図。 膝巻き付け部を膝に装着し終わった状態を示す斜視図。 弾性補助帯の表面図。 弾性補助帯の裏面図。 弾性補助帯の別例を示す裏面図。 従来のサポータの一例を示す図。 従来のサポータの一例を示す図。 従来のサポータの問題点を示す図。
添付した図面を参照して本発明を具体化した実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1(a)、図1(b)および図3(a)、図3(b)から理解されるように、この実施形態にかかるサポータSは、腰部に巻き付けられる腰巻き付け部10と、この腰巻き付け部10の下部に一体で、大腿部に巻き付けられる大腿巻き付け部12とからなる保護帯本体14と、左右の膝にそれぞれ巻き付けられる膝巻き付け部16、16とを備えている。
従って、腰の捻りやせん断力などが緩和されると同時に、膝にかかる負担が軽減され、互いに関連する腰痛と膝痛から使用者を解放することができる。
そして、この実施形態にかかるサポータSは、前記保護帯本体14および膝巻き付け部16がそれぞれ使用者の腰および膝に巻き付けられた状態で、前記保護帯本体14の大腿巻き付け部12に設けられた面ファスナF1と前記膝巻き付け部16に設けられた面ファスナF2に端部が接合されることによりその弾性力で膝巻き付け部16を保護帯本体14に向けて引き上げる弾性補助帯18、18と、を備えて構成されている。
上の記述から明らかなように、弾性補助帯18の上下端部にはそれぞれ面ファスナF1およびF2に接合可能な面ファスナ18a,18bが縫い付けられている(図8参照)。
弾性補助帯18は、それ自身弾性を持つゴム材料などで構成される。
望ましい実施形態としては、前記弾性補助帯18の上端部に設けられた面ファスナ18aが接合される大腿巻き付け部12側の面ファスナF1は、このサポータSを装着した使用者から見て大腿巻き付け部12の前側面に設けられている。
一方、前記弾性補助帯18の下端部に設けられた面ファスナ18bが接合される膝巻き付け部16側の面ファスナF2は、このサポータSを装着した使用者から見て膝巻き付け部16の前側面あるいは左右の横側面に設けられていることが望ましい。
図に示された実施形態では、面ファスナF2は、膝巻き付け部16の左右の横側面に設けられている。
このように前記弾性補助帯18の下端部に設けられた面ファスナ18bが接合される膝巻き付け部16側の面ファスナF2が、このサポータSを装着した使用者から見て膝巻き付け部16の左右の横側面に設けられることによって、前記弾性補助帯18の下端部を二股に分かれさせ、それによって、前記弾性補助帯18の下端部が膝にかかることを防止できる。
なお、前記弾性補助帯18の下端部を二股に分かれさせず、膝との当たり部分を切り欠き18dとして、図8(c)のように連結された下端部としてもよい。この場合、上記連結された下端部に面ファスナ18cが取り付けられる。この場合、面ファスナ18cと接合される膝巻き付け部16側の面ファスナF2は、サポータSを装着した使用者から見て膝巻き付け部16の前側の面に設けられることになる。
さらに、前記保護帯本体14および膝巻き付け部16は、図1(a)、図3(a)、図3(b)に明らかなように、いずれもサポータSを装着した使用者から見て腰の前側において、面ファスナ10aと10bとの接合によって、また、大腿部の前側において、面ファスナ12aと12bとの接合によって、それぞれ接合される。
なお、図2に示すように膝巻き付け部16には、膝への巻き付けに先だって前記膝巻き付け部16を膝に仮締めする弾性体の補助ベルト20が設けられている。詳細は図7(a)を参照されたい。このような補助ベルト20は、保護帯本体14にも設けておいて、保護帯本体14の腰および大腿部への巻き付け時に用いてもよい。
前記したサポータSの体への装着手順について説明する。この場合、先に保護帯本体14を巻き付けても膝巻き付け部16を巻き付けても構わないが、ここでは、保護帯本体14を先に巻き付ける場合について説明する。
最初に、図4に示すように、保護帯本体14の腰巻き付け部10を腰の位置に巻き付け、面ファスナ10aと10bを接合して、腰巻き付け部10を腰の周りに固定する。このとき、面ファスナ10aと10bが体の前に来るようにして接合することで、接合状態が目視でき、保護帯本体14を容易に、且つ正しい位置に巻き付けることができる。
図5、図6は保護帯本体14が腰部に固定された状態を示す斜視図である。
また、このように面ファスナ10aと10bの接合位置が体の前に来るようにすると、大腿巻き付け部12を大腿部に巻き付けた時に、大腿巻き付け部12側の面ファスナ12a,12bの接合位置も体の前に来るように、各面ファスナ12a,12bの取り付け位置が調整される。
続いて、図4に示すように、右脚または左脚側の大腿巻き付け部12を大腿部に巻き付け、面ファスナ12a,12bを接合する。左脚または右脚側の大腿巻き付け部12についても同様である。
次に、図7(a)に示すように、一方の膝巻き付け部16を膝に巻き付けると共に補助ベルト20で膝巻き付け部16を膝に仮止めした後、図7(b)に示すように面ファスナF2,F2を接合させて、膝巻き付け部16を膝に固定する。図7(b)は、膝巻き付け部16の取り付け完了状態を示す斜視図である。他方の膝巻き付け部16についても同様である。
保護帯本体14と膝巻き付け部16の装着が終わると、次に図8に示される弾性補助帯18を取り付ける。まず、弾性補助帯18を縦にした状態で、その上端部の面ファスナ18aを、保護帯本体14の面ファスナF1に接合する。次に、弾性補助帯18を下に引っ張って伸ばした状態で、下端の面ファスナ18b、18bをそれぞれ膝に巻き付けられた膝巻き付け部16の外側面に設けられた面ファスナF2に接合する。これにより、弾性補助帯18の弾性力で膝が上に引っ張り上げられる。
この時、弾性補助帯18の上端が、特許文献2におけるように腰部に接合されている場合には、脚を上げると、前記弾性補助帯18の上端を接合した腰の位置から弾性補助帯18の下端を接合した膝の位置までの距離が短くなり、弾性補助帯18の弾性力が減少する。そのために、脚を上げるにつれて、人間が自力で膝を引っ張り上げる力が必要となり、脚を持ち上げるために装着したサポータの効果が減退することになる。
一方、この実施形態のように、弾性補助帯18の上端が、大腿部に接合されている場合には、前記弾性補助帯18の上端を接合した大腿部の位置から弾性補助帯18の下端を接合した膝の位置までの距離は、脚を上げても下げても不変であるので、脚を上げても、弾性補助帯18による膝を引っ張り上げる力が減少しない。従って、脚の位置・姿勢に関わらず、サポータを装着したことによる膝の引き上げ効果が維持されることになる。
この時、大腿巻き付け部12に設けられた面ファスナF1の縦方向の長さや、膝巻き付け部16に設けられた面ファスナF2の縦方向の長さを長くしておけば、弾性補助帯18の上端や下端を接合する上下方向の位置を調整することができ、弾性補助帯18による膝の引き上げ力を任意に調整することができる。これにより、登山中は弾性補助帯による膝の引き上げ力を大きく設定し、下山中は小さくするようなことが可能となる。
さらにまた、弾性補助帯18の上端の面ファスナ18aが腰部ではなく、大腿部に巻き付けられた大腿巻き付け部12の面ファスナ12aに接合されるので、脚の上下運動をいくら行っても、弾性補助帯18とズボンとの擦れといったことが生じず、ズボンの損傷といった問題も生じない。
なお、図2(a)、図3(b)は、それぞれ膝巻き付け部16、保護帯本体14の裏面(体に装着したとき、体に向く面)を示すものであり、ここにおいて、黒塗りされた部分(16x、14x)は、それぞれ装着されたときに接触する下着などに対する滑り止めを施した箇所である。このような滑り止め機能を付与することで、弾性補助帯18によって引っ張られても、それぞれの装着位置がずれることがないので、前記した膝の引き上げ効果が遺憾なく発揮される。
本発明は、股関節、膝関節などの下肢における関節や筋肉の保護、矯正などに効果のあるサポータに利用可能である。
S…サポータ
10…腰巻き付け部
10a、10b…面ファスナ
12…大腿巻き付け部
14…保護帯本体
16…膝巻き付け部
F1、F2…面ファスナ
18a、18b…面ファスナ
18…弾性補助帯
20…補助ベルト

Claims (5)

  1. 腰部に巻き付けられる腰巻き付け部と、この腰巻き付け部の下部に一体で、大腿部に巻き付けられる大腿巻き付け部とからなる保護帯本体と、
    膝に巻き付けられる膝巻き付け部と、
    前記保護帯本体および膝巻き付け部がそれぞれ使用者の腰および膝に巻き付けられた状態で、前記保護帯本体に設けられた面ファスナと前記膝巻き付け部に設けられた面ファスナに端部が接合されることによりその弾性力で膝巻き付け部を保護帯本体に向けて引き上げる弾性補助帯と、
    を備えてなるサポータ。
  2. 前記弾性補助帯の端部に設けられた面ファスナが接合される大腿巻き付け部側の面ファスナが、装着した使用者から見て前記大腿巻き付け部の前側面に設けられている請求項1記載のサポータ。
  3. 前記弾性補助帯の端部に設けられた面ファスナが接合される膝巻き付け部側の面ファスナが、装着した使用者から見て前記膝巻き付け部の前側面あるいは左右の横側面に設けられている請求項1あるいは2のいずれかに記載のサポータ。
  4. 前記保護帯本体および膝巻き付け部が、いずれも装着した使用者から見て体の前側において面ファスナによって接合される請求項1〜3のいずれかに記載のサポータ。
  5. 前記保護帯本体および/もしくは膝巻き付け部はいずれも人体への巻き付けに先だって仮締めする弾性体の補助ベルトを備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載のサポータ。
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