JP5510962B2 - ブレード部材 - Google Patents
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が0.05〜3となるようにするのが好ましい。
いて好適なものであるが、これに限定されず、例えば、トナー規制ブレード、金属性クリーニングロール等に用いて好適なものである。
1,9−ノナンジオールとアジピン酸とから得た分子量2000の1,9NDアジペート100質量部に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)40質量部、架橋剤として1,4−ブタンジオール/トリメチロールプロパン混合液(モル比:85/15)を8.1質量部とし、ポリウレタン組成物とした。
1,9−ノナンジオールとアジピン酸とから得た分子量2000の1,9NDアジペート100質量部に、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)40質量部、架橋剤として1,4−ブタンジオール/トリメチロールプロパン混合液(モル比:85/15)を8.1質量部としたポリウレタン組成物に、雲母(クラライトマイカ;比重2.85、アスペクト比20,株式会社クラレ社製)1質量部を配合した。
クラライトマイカを5質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカを15質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカを30質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカを0.5質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカを33質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカの代わりに、珪灰石(NYAD400;比重2.90、アスペクト比3.0,NYCO社製)10質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカの代わりに、炭化チタン(Ti9100;比重3.90、アスペクト比1.1,NYCO社製)10質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
クラライトマイカの代わりに、珪酸アルミニウム(Dellite43B;比重1.60、アスペクト比14,LAVIOSA CHIMICA MINERARIA S.p.A社製)30質量部とした以外は、ポリウレタンaと同様にした。
ポリウレタンA及びa〜iを硬化・成形したポリウレタン部材のテストサンプルを形成し、各ポリウレタンからなるテストサンプルについて、ゴム硬度をJIS K6301に準拠して、23℃におけるヤング率をJIS K6254で25%伸長により、100%伸張時の引張強度(100%Modulus)、引張強度、及び切断時の伸び(破断伸び)をJIS K6251に準じて、引裂強度をJIS K6252、永久伸びをJIS K6262に準拠して測定した。また、10℃〜50℃の反発弾性(Rb)をJIS K6255に準拠したリュプケ式反発弾性試験装置により測定して、温度依存性についても評価した。各ポリウレタンの測定結果を、表1に示す。
ポリウレタンa及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.2mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンaを硬化・成形した肉厚1.8mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて実施例1のブレードを成形した。なお、ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は89%であった。
ポリウレタンb及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.2mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンbを硬化・成形した肉厚1.8mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて実施例2のブレードを成形した。なお、ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は89%であった。
ポリウレタンc及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.5mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンcを硬化・成形した肉厚1.5mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて実施例3のブレードを成形した。なお、ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は67%であった。
ポリウレタンd及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.6mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンdを硬化・成形した肉厚1.4mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて実施例4のブレードを成形した。なお、ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は57%であった。
ポリウレタンg及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.5mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンgを硬化・成形した肉厚1.5mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて実施例5のブレードを成形した。なお、ブレード部材の肉厚方向全体における珪灰石の存在領域の比率は67%であった。
ポリウレタンAを遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚2.0mmのポリウレタン部材からなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて比較例1のブレードを成形した。
ポリウレタンe及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.2mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンeを硬化・成形した肉厚1.8mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて比較例2のブレードを成形した。ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は89%であった。
ポリウレタンf及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.2mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンfを硬化・成形した肉厚1.8mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて比較例3のブレードを成形した。ブレード部材の肉厚方向全体における雲母の存在領域の比率は89%であった。
ポリウレタンh及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.5mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンhを硬化・成形した肉厚1.5mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて比較例4のブレードを成形した。ブレード部材の肉厚方向全体における炭化チタンの存在領域の比率は67%であった。
ポリウレタンi及びポリウレタンAを順次遠心成形機に投入して遠心成形することにより、ポリウレタンAを硬化・成形した肉厚0.2mmのポリウレタン部材からなるエッジ層と、ポリウレタンiを硬化・成形した肉厚1.8mmのポリウレタン部材からなる背面層とからなるブレード部材を成形した。これを板金(支持部材)に接着させて比較例5のブレードを成形した。ブレード部材の肉厚方向全体における珪酸アルミニウムの存在領域の比率は89%であった。
各実施例及び各比較例のブレード部材で背面層に用いたポリウレタン組成物を硬化・成形したポリウレタン部材のテストサンプルを作製し、反発弾性(Rb)をJIS K6255に準拠したリュプケ式反発弾性試験装置により、10℃及び50℃で測定し、各実施例及び各比較例のブレード部材の背面層の温度依存性について評価した。
各実施例及び各比較例のブレード部材をクリーニングブレードとして実機(コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社製:magicolor5430)に取り付け、温度30℃×湿度90%の環境下で、トナー印字率5%のチャートにより、線速80mm/secで1枚完結運転を行い、1000枚印刷後に、印刷時の鳴きの有無の確認を聴覚により行った。鳴きが確認されなかった場合を○、鳴きが確認された場合を×とした。結果を表2及び表3に示す。この試験に用いたブレードの摩耗量をマイクロスコープにより確認を行い、摩耗量が10μm未満の場合を○、10μm以上の場合を×とした。結果を表2及び表3に示す。
各実施例及び各比較例のブレード部材のテストサンプル10にホルダ部材20Aを固着し、押し付け用土台30に、食い込み量1.7mm、25degの初期設定角度の倒れ込み量となるように取り付けた(図1(a)参照)。放置環境(温度45℃×湿度95%)に72時間放置し、さらに放置環境から取り出して6時間変形状態で常温放置し、押し付け用土台30から解除後30分常温放置した。その後、図1(b)に示すようにホルダ部材20Aを固定治具40に固定し、ハイトゲージを使用してピックテスターにより倒れ込み量hを測定し、ヘタリ率を求めた。ヘタリ率が10%未満を○、ヘタリ率が10%以上を×として耐ヘタリ性を評価した。結果を表2及び表3に示す。
実施例1〜5のブレード部材はいずれも、40℃の貯蔵弾性率(1Hz)が2.1×107Pa以上であり、(G’10)/(G’50)が1.23以下であり、100(ΔRbm−ΔRbn)/ΔRbn≧15であった。これらのブレード部材は、鳴きが発生することなく、耐ヘタリ性及び耐摩耗性に優れるものであった。
20A ホルダ部材
30 押し付け用土台
40 固定治具
Claims (5)
- 被接触体に接触させて用いられるブレード部材であって、
前記被接触体に当接するエッジ層と、前記エッジ層の裏面に設けられた背面層との二層からなり、
前記エッジ層は、ポリオール、イソシアネート化合物、及び架橋剤を少なくとも含むポリウレタン組成物を硬化・成形して得たポリウレタン部材からなり、
前記背面層は、ポリオール、イソシアネート化合物、及び架橋剤を少なくとも含むポリウレタン組成物100質量部に対して、比重が2.0以上且つ薄板状でアスペクト比が3以上の無機充填剤を1〜30質量部配合して成形したポリウレタン部材からなることを特徴とするブレード部材。 - 請求項1に記載のブレード部材において、前記ブレード部材は、40℃の貯蔵弾性率(1Hz)が2.0×107Pa以上であることを特徴とするブレード部材。
- 請求項1又は2に記載のブレード部材において、前記無機充填剤が雲母又は珪灰石であることを特徴とするブレード部材。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のブレード部材において、前記ブレード部材は、10℃の貯蔵弾性率(1Hz)を(G’10)Pa、50℃の貯蔵弾性率(1Hz)を(G’50)Paとしたときの(G’10)/(G’50)が3以下であることを特徴とするブレード部材。
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