JP5510926B2 - ブレード用軸受の異常検出装置および異常検出方法 - Google Patents

ブレード用軸受の異常検出装置および異常検出方法 Download PDF

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Description

この発明は、風力発電装置のブレード用軸受の異常検出装置および異常検出方法に関する。
軸受の運転中の異常診断については、種々の診断方法が検討されている。たとえば、特開2005−164314号公報(特許文献1)は、転動装置における転動接触面の摩耗に至る過程を検知して、異常を判定する転動装置の異常予知方法および異常予知装置を開示している。
この異常予知装置は、異常予知対象の転がり軸受から離隔して設置した超音波マイクロホンで転がり軸受の転動接触面で発生する超音波領域の摩擦音を検出する。検出した摩擦音信号をアンプにより増幅した後、フィルタによって超音波帯域の信号を抽出する。次いで、異常判定部で所定の異常判定基準値と比較し、抽出した摩擦音信号が大きい場合に転がり軸受の潤滑状態が異常と判定し、アラーム信号を出力する。
特開2005−164314号公報
上記の特開2005−164314号公報は、比較的高速に回転する回転軸に用いられる軸受の異常を判定するものであった。しかし、軸受は、軸の回転速度が遅いものや、被支持体の向きを変える程度の往復回動運動しか行なわない用途にも用いられる。このような用途であっても、頻繁に人が異常診断のために行くことができないような場所に長年にわたり設置されるような設備では、異常予知や診断を行なうことが好ましい。このような用途の一例として、風力発電装置のブレードの軸受が挙げられる。
風力発電装置は大型化傾向にあり、風力発電のブレード用軸受は高所にあるので、メンテナンスの面で問題がある。また風況の良い条件を得るために、比較的へんぴな場所に設置されることが多い。そのため、より好ましくは、風力発電装置から離れた場所でも異常検知が可能となるほうが良い。
大型風車では主軸が1回転する間に、ブレードが回転角で数度の揺動(回動)を行なう。また、強風時には、過回転による発電機などの破壊を防止するため、ブレードの向きを風向きと平行な向きにして、風車の回転を止めておくことも行なわれる。
このブレードの向きを変更する機構は、油圧駆動式の場合もある。また、振動加速度による軸受の異常検出を行なおうとしても、ブレード用軸受の回転速度は非常に遅く、振動加速度の大きさが小さく、異常検出を行なうことは困難である。
また、高速回転軸についての異常検出のように信号処理にて軸受に起因する振動の発生間隔を使おうとしても、軸受部分の運動が連続的な回転運動ではなく揺動運動であり、また動作にも周期性が無いので、適用することができない。また、風によるブレードの振動が外乱要因として入るため、振動加速度を検出しようとしてもノイズが多く、困難である。また、特開2005−164314号に示されるような摩擦音の測定は、風切り音の影響で困難である。
本発明の目的は、風力発電装置のブレード用軸受の異常を精度良く検出するブレード用軸受の異常検出装置および異常検出方法を提供することである。
この発明は、要約すると、風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出装置であって、ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するセンサと、センサの出力の変化に基づいてブレード用軸受の異常を検出する異常検出部とを備える。
好ましくは、潤滑剤は、グリースであり、センサは、グリースの光透過度を検出するセンサを含む。異常検出部は、グリースの光透過度の変化に基づいて金属粉の増加の程度を判断する。
好ましくは、センサは、ブレード用軸受のブレードと共に回る内輪または外輪の一方に固定される。センサが固定される位置は、ブレード用軸受の回転中心軸を通りブレードの風受け面に垂直な面がブレード用軸受と交差する付近である。
より好ましくは、風力発電装置は、ブレード用軸受の回転軸のまわりにブレードを回動させる回動機構を含む。センサは、ブレード用軸受のブレードと共に回る内輪または外輪の一方に固定される。異常検出部は、金属粉の含有状態の変化を検出するために複数回金属粉の含有状態を検出して比較を行なう。回動機構は、異常検出部が1度含有状態を検出してから次回に含有状態を検出するまでの間に、所定角度以上の回動が実行されるように制御される。
好ましくは、潤滑剤は液体であり、風力発電装置は、ブレード用軸受に潤滑剤を循環させる循環装置を含む。センサは、潤滑剤が循環する経路上のいずれかの部分に設けられる。
好ましくは、軸受の異常検出装置は、センサの出力を記憶する記憶部をさらに備える。異常検出部は、記憶部に記憶された初期含有状態に対するセンサによって検出された含有状態の変化率を算出する変化率算出部と、変化率算出部の出力に基づくデータを無線を用いて送信する送信部とを含む。
この発明は、他の局面では、風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出方法であって、現在の時点が診断時期であるか否かを判断するステップと、現在の時点が診断時期であると判断された場合に、ブレード用軸受の内輪に対して外輪が所定角度以上回動するようにブレードを動かすステップと、診断時期においてブレードを動かした後に、ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するステップと、潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化を算出するステップとを備える。
好ましくは、ブレード用軸受の異常検出方法は、潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化がしきい値を超えた場合に異常を報知するステップをさらに備える。
本発明によれば、風力発電装置のブレード用軸受の異常を精度良く検出することができる。
本実施の形態の軸受の異常検出装置が使用される一例である風力発電装置を説明するための図である。 風力発電装置のナセル部分を拡大して示した図である。 図2のブレード用軸受120を拡大して示した図である。 ブレード用軸受に鉄粉センサを取り付けた様子を示した図である。 鉄粉センサの原理を説明するための図である。 図5の鉄粉センサの鉄粉量と透過光の関係を示した図である。 鉄粉センサの具体的な構造例を示した図である。 図2に示した軸受監視装置80の構成を機能的に示す機能ブロック図である。 ブレードの方向とセンサ取り付け位置を説明するための図である。 ブレードの揺動制御について説明するための図である。 診断時の前にブレードを動かす制御について説明するための図である。 図11で説明した動作を行なう場合の軸受監視装置の構成を示すブロック図である。 図12の診断制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態の変形例について構成を示した図である。 実施の形態2による異常診断システムの全体構成を概略的に示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態の軸受の異常検出装置が使用される一例である風力発電装置を説明するための図である。
図1を参照して、風力発電装置10のタワー100の上端部には、ナセル90とロータヘッド20が設けられている。そして、ロータヘッド20には風力発電装置10の図示しない主軸の先端部分が接続されている。主軸はナセル90内部で支持され、タワー100を介して図示しない発電機へと接続されている。また、ロータヘッド20には複数のブレード30が取り付けられている。
風力発電装置10は、風力の強さに応じてブレード30の風の方向に対する角度(以下、ピッチとする)を変化させることによって、適度な回転を得ている。また、風車の起動・停止を行なう場合にも同様に、ブレードピッチが制御される。また、主軸を1回転させる間においても、各ブレード30が数度揺動するように制御されている。このようにすることによって、風から得ることのできるエネルギーの量を調整することができる。強風時などでは、風車の回転を抑制するためにブレードの風受け面(翼面、羽面ともいう)を風の方向と平行にする。
図2は、風力発電装置のナセル部分を拡大して示した図である。
図2を参照して、風力発電装置10は、主軸22と、ブレード30と、増速機40と、発電機50と、主軸用軸受60と、軸受監視装置80とを備える。増速機40、発電機50、主軸用軸受60および軸受監視装置80は、ナセル90に格納され、ナセル90は、タワー100によって支持される。
主軸22は、ナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続され、主軸用軸受60によって回転自在に支持される。そして、主軸22は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、主軸22の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸22に伝達する。
主軸用軸受60は、ナセル90内において固設され、主軸22を回転自在に支持する。主軸用軸受60は、転がり軸受によって構成され、たとえば、自動調芯ころ軸受や円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
増速機40は、主軸22と発電機50との間に設けられ、主軸22の回転速度を増速して発電機50へ出力する。一例として、増速機40は、遊星ギヤや中間軸、高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。なお、特に図示しないが、この増速機40内にも、複数の軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。発電機50は、増速機40の出力軸に接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。なお、この発電機50内にも、ロータを回転自在に支持する軸受が設けられている。
ブレードピッチ可変機構は、ロータヘッド側に取り付けられたブレードピッチ変更用駆動装置24と、駆動装置24の回転軸に嵌合されたピニオンギヤによって回転されるリングギヤ26とを含む。リングギヤ26はブレード30に固定された状態に取り付けられている。
ブレードピッチ可変機構は、複数のブレード30を揺動(回動)させ、ブレード30のピッチを変更(調整)する。ここで、この複数のブレード30の基端部には、ブレード用軸受120が設けられており、ブレード30はブレード用軸受120によってそれぞれ支持され、ブレード用軸受120の回転軸を中心として回転する。
発電機50に負荷がかかっている場合には、風の方向とブレード30の風受け面とがなす角度が角度θ(≠0)となるようにブレード30のピッチが設定される。すると、ブレード30の風受け面は、風からのエネルギーを受ける。そして複数のブレード30は、ロータヘッド20に接続された主軸22を軸とし、ロータヘッド20と共にタワー100に対して回転する。この回転軸の回転は発電機へと伝達され、発電が行われる。
また強風時などには、風の方向とブレード30の風受け面とが平行となるようにブレード30のピッチが変更される。このように、風の方向とブレード30のピッチとが平行となる状態(フェザリング)では、ブレード30の風受け面は風からエネルギーをほとんど受けなくなる。このようにすることによって、ブレード30およびロータヘッド20の回転速度の異常上昇による風力発電装置10の破損を防止することができる。
図3は、図2のブレード用軸受120を拡大して示した図である。
図3を参照してブレード用軸受120は、外輪122と、内輪124と、内輪の軌道面と外輪の軌道面との間に予圧をもって挟持された転動体126と、保持器128と、グリース等の潤滑剤をシールするシール部材130,132とを含む。
外輪122にはブレードを取り付けるためのボルト貫通孔142が設けられ、内輪124にはロータヘッドを取り付けるためのボルト貫通孔140が設けられている。
大型の風力発電装置の場合には、たとえば、ブレード用軸受120の外径は約2.6m、質量は約2200kgにもなる。
このようなブレード用軸受は、先に説明したように振動や超音波などでは異常を検出するのは難しい。そこで、本実施の形態では、ブレード用軸受の潤滑油中の鉄粉に着目して異常を検出する。揺動してモーメント荷重を受けるブレード用軸受に対して、グリース中の光の透過率で鉄粉量を検出するセンサや磁気式鉄粉センサなどを取り付け、グリース中の鉄粉量を検知する。
図4は、ブレード用軸受に鉄粉センサを取り付けた様子を示した図である。
図4を参照して、ブレード用軸受120の内輪124と外輪122との間には、転動体126が挟まれている。転動体126はグリースで潤滑されている。内輪と外輪との間には、グリースの漏出を防止するシール部材が挟まれている。シール部材の一部を貫通して鉄粉センサ160の先端部分が内輪124と外輪122との間の隙間に差し込まれている。
図4では、鉄粉センサ160は内輪124側に取り付けられているが、外輪122側に取り付けられるようにしても良い。また、シール部材の部分に差し込む代わりに、内輪に設けられたグリース供給用の孔のような孔を設け鉄粉センサ160の先端を差し込むようにしても良い。
図5は、鉄粉センサの原理を説明するための図である。
図5を参照して、鉄粉センサ160は、発光素子162から光ファイバ164で光をグリース165部分に導き、所定のギャップGの間だけグリース中に光を透過させ光ファイバ166によって透過光を受光素子168に導くものである。
図6は、図5の鉄粉センサの鉄粉量と透過光の関係を示した図である。
図6を参照して、鉄粉として酸化鉄を0wt%〜2.5wt%程度まで混入していくと、光透過率が1から0.0001まで低下する。ここで、光透過率は、グリース中に異物混入が無い状態の受光素子出力値と酸化鉄を混入したグリースの場合の受光素子出力値の比として定義した。酸化鉄混入量と光透過率の対数値には、図6のような直線の関係がある。
図7は、鉄粉センサの具体的な構造例を示した図である。
図7を参照して、鉄粉センサ160は、発光素子162と、光ファイバ164,166と、受光素子168と、支持部材169とを含む。発光素子162から光ファイバ164で光をグリース部分に導き、所定のギャップGの間だけグリース中に光を透過させ光ファイバ166によって透過光を受光素子168へと導く。
鉄粉センサ160は、ギャップが設けられた検出部のみを突出した形状とし、それ以外は支持部材169で覆われている。そして突出した検出部がブレード用軸受のグリース中に差し込まれる。
発光素子162と受光素子168との間に可とう性のある光ファイバ164,166を設けることで、発光素子162および受光素子168の配置の自由度を高めることができる。
図8は、図2に示した軸受監視装置80の構成を機能的に示す機能ブロック図である。図1の軸受監視装置80は、ナセル90内に設けられ、ブレード用軸受120のグリース中の鉄粉量に対応する検出値をセンサ160から受ける。そして、軸受監視装置80は、この検出値を用いてブレード用軸受120の異常検出するための処理を行なう。
図8を参照して、軸受監視装置80は、記憶部171と、異常検出部170の一部である変化率算出部172および送信部174とを含む。異常検出部170は、さらに送信部174から無線でデータを受信するデータ処理部300を含む。
たとえば、竣工時の軸受がまだ摩耗していない状態でセンサ160の検出値を記憶部171に記録する。そして、この値を検出値の初期値として用いる。変化率算出部172は、検出値の初期値を記憶部から読出し、新たにセンサ160で検出された検出値と比較し、変化率(たとえば光透過率など)を求める。この変化率は送信部174からデータ処理部300に無線などの方法により送信される。
データ処理部300では、別途求めておいた軸受摩耗限界時の変化率を閾値とし、初期値に対する変化率が先の閾値を超えた場合に、異常であると検出する。
なお、図8で示した各機能ブロックは、デジタル信号処理を用いソフトウエアによって実現することも可能である。
続いて、好ましいセンサ取り付け位置について検討する。
図9は、ブレードの方向とセンサ取り付け位置を説明するための図である。
図9を参照してブレードの根元部分はブレード用軸受で回転が可能なように円形になっている。そしてブレードは、風を受けると回転力が発生するように、途中から先端に向かっては平たい形になっている。ここで、図9のように風による力Fがブレードに働く場合を考えると、ブレード用軸受120の位置P1には引っ張り応力が働き、位置P3には圧縮応力が働く。そして位置P2,P4にはあまり応力が働かない。この状態でブレード用軸受120を回転させると、位置P1,P3の方が、位置P2,P4よりも応力が大きいので摩耗も発生しやすいと考えられる。そこで、位置P1または位置P4付近に鉄粉センサを取り付けることが好ましい。
図10は、ブレードの揺動制御について説明するための図である。
図10を参照して、Fは風の方向を示し、円はブレード用軸受を示し、ブレード30の風受け面が直線で簡略的に図示される。
先に説明したように、風力発電のブレードは、図10に示すようにロータが1回転する間に数度の揺動角θで揺動するように制御されている。したがって、風受け面に垂直な部分から揺動角θの範囲P1,P3付近に鉄粉センサを取り付けるとなお好ましい。
図11は、診断時の前にブレードを動かす制御について説明するための図である。
図11を参照して、風が強いときには風向きFに対してブレード30Aの位置からブレード30Bの位置にブレードを回転させる。この動作と同様な動作をブレード用軸受の診断前に行なうとなお好ましい。この動作により、グリース中に偏在する鉄粉を分散させることができ、摩耗により生じた鉄粉を鉄粉センサで検出できるようになる可能性が高まる。また、診断のバラツキも小さくすることもできる。
また、図9、図10に説明した位置に鉄粉センサを取り付けていない場合でも、この動作を行なうことでグリース中に偏在する鉄粉を分散させることができ、摩耗により生じた鉄粉を鉄粉センサで検出できるようになる可能性が高まる。
図12は、図11で説明した動作を行なう場合の軸受監視装置の構成を示すブロック図である。
図12を参照して、この軸受監視装置は、センサ160と、記憶部171と、異常検出部170Aとを含む。異常検出部170Aは、センサ160の出力と記憶部171の保持する初期値との間の変化を算出する変化率算出部172と、変化率算出部172の算出した算出結果を受ける送信部174とを含む。異常検出部170Aは、さらに、送信部174から無線でデータを受信するデータ処理部300と、診断制御部302とを含む。
風力発電装置には、風車のブレードピッチを変更する駆動装置24と、その駆動装置24を制御するブレードピッチ制御部304が設けられている。ブレードピッチ制御部304は、風車のロータヘッドの回転に応じて、ブレードピッチが揺動するように駆動装置24を制御する。またブレードピッチ制御部304は風速が大きい場合には、ブレードが風向と平行になるようにブレードピッチを変更するように駆動装置24を制御する。
診断制御部302は、診断時期が到来すると、ブレードピッチ制御部304に対して図11で説明したようなブレードを回転させる動作を行なうように指示する。この動作は1回のみならずグリース中の鉄粉の分散が十分に行なわれるように数回行なわせても良い。そして、このようにブレード用軸受を動かした後に、診断制御部302は変化率算出部172にセンサ160の検出値と記憶部171に保持されている初期値との変化率を算出させる。
図13は、図12の診断制御部の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、所定のメインルーチンから呼び出されて実行されるサブルーチンである。
図12、図13を参照して、まずステップS1で診断制御部302は診断時期が到来したか否かを判断する。診断時期は、内蔵クロックで所定時間が経過したことに基づいて判断しても良いし、遠隔地から無線などで診断指令が入力されたことに基づいて判断しても良い。まだ診断時期で無かった場合には、ステップS5に処理が進み診断は実行されずに制御はメインルーチンに移される。
一方、ステップS1で診断時期が到来したと判断された場合には、ステップS2に処理が進み、診断制御部302は、ブレードピッチ制御部304に対してブレードピッチを90°往復回動させるように指示を行なう。
そして往復回動運動が実行された後に、診断制御部302は、ステップS3において変化率算出部172にセンサ160の検出値を取得させ、ステップS4において変化率を算出させる。算出された変化率は、図12の送信部174からデータ処理部300に送信され、変化率がしきい値を超えているようであれば(たとえばグリースの光透過率にしきい値を超える低下が見られるならば)、データ処理部300はブレード用軸受の交換時期が近いことを報知する。その後、ステップS5において制御はメインルーチンに移される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、グリース中の鉄粉量を監視することができ、ブレード用軸受の異常検知が可能となる。ブレード用軸受がブレードピッチ変更動作に支障をきたすようになる前に異常検知の兆候を検知できれば、交換部品の発注をすることができ、適時にメンテナンス作業が行なえる。さらに、摩耗した鉄粉量のデータについて、無線通信を行なえば、風力発電装置から離れた場所でも監視が可能となり、メンテナンスが容易となる。
[変形例]
図14は、実施の形態の変形例について構成を示した図である。
図14に示すように、ブレード用軸受の潤滑剤として流動性の高い潤滑油などの液体を使用する場合について説明する。オイルパン200からオイルポンプ202によってブレード用軸受120に潤滑油が供給される。そしてブレード用軸受120の内輪、外輪および転動体を潤滑した潤滑油はブレード用軸受120から排出されオイルパン200に戻される。ブレード用軸受120からオイルパン200に至る排出経路には鉄粉センサ160Bが設けられている。
鉄粉センサ160Bは、図5で説明したように光透過率を検出するものであっても良いが、図14に示す場合は流動性が高いので他にも磁気式鉄粉センサを用いることもできる。たとえば、磁気式鉄粉センサは、磁石を内蔵した内側電極と、その周囲に配置した6本の棒状の外側電極で構成することができる。内側電極と複数の外側電極との間に潤滑油中の鉄粉が付着し、電極間の電気抵抗が一定値以下になると磁気式鉄粉センサから検出信号が出力される。検出信号は、付着する鉄粉の量により6段階に切り替わる。
すなわち、磁気式鉄粉センサは潤滑油中の鉄粉を吸着し、その吸着量に応じた信号を出力する。なお、鉄粉センサ160Bを設置する位置は、オイルパン200の中であっても良い。
鉄粉センサ160Bで検出された信号は記憶部171に記憶されるとともに、異常検出部170Bで初期値との変化率などが算出され、これとしきい値とを比較することによってブレード用軸受120の異常が検出される。
[実施の形態2]
ナセル90(図1)は、高所に設置されるので、上述した異常診断装置は、その装置自体のメンテナンス性を考慮すると、本来的にはナセル90から離れた場所に設置するのが望ましい。センサ160を用いて測定されるブレード用軸受120の潤滑剤中の鉄粉量に対応するデータを遠隔地へ転送すれば、異常の判断に柔軟性を持たすことができる。なお、上述のようにナセル90が高所に設置されていることを考慮すると、ナセル90から外部への通信手段には、無線通信を用いることが望ましい。
そこで、この実施の形態2では、鉄粉量を示す信号またはその変化率について無線によってナセル90から外部へ送信される。そして、ナセル90から無線送信されたデータは、インターネットに接続された通信サーバによって受信され、インターネットを介して診断サーバに送信されてブレード用軸受120の異常診断が実施される。
図15は、実施の形態2による異常診断システムの全体構成を概略的に示した図である。
図15を参照して、異常診断システムは、風力発電装置10と、通信サーバ310と、インターネット320と、軸受状態診断サーバ330とを備える。
風力発電装置10の構成は、図1、図2で説明したとおりである。なお、図15の通信サーバ310、インターネット320および軸受状態診断サーバ330が図8や図12のデータ処理部300に対応する。
図8や図12の送信部174は、算出された変化率や鉄粉量に相当するデータを無線により通信サーバ310へ出力する。
通信サーバ310は、インターネット320に接続される。そして、通信サーバ310は、風力発電装置10から無線により送信されたデータを受信し、インターネット320を介してその受信したデータを軸受状態診断サーバ330へ出力する。軸受状態診断サーバ330は、インターネット320に接続される。そして、軸受状態診断サーバ330は、通信サーバ310からインターネット320を介してデータを受信し、風力発電装置10において算出された鉄粉量に相当するデータまたはその変化率に基づいて、風力発電装置10に設けられるブレード用軸受120(図2)の異常診断を行なう。
なお、上記においては、ナセル90と通信サーバ310との間は無線通信が行なわれるものとしたが、ナセル90と通信サーバ310との間を有線で接続することも可能である。この場合は、配線が必要となるものの、無線通信装置を別途設ける必要がなくなり、かつ、一般的には有線の方が多くの情報を伝達可能であるので、ナセル90内においてメイン基板上に処理を集約することができる。
また、上述した異常診断システムは、既存の発電監視システムとは独立して構成することが望ましい。このように構成することによって、既存のシステムに変更を加えることなく、異常診断システムの導入コストを抑制することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、風力発電装置10に設けられる軸受の異常
診断を、遠隔地に設けられる軸受状態診断サーバ330において実施するので、メンテナンス負荷およびコストを低減することができる。
また、ナセル90は高所に設置されるので作業環境が劣悪であるが、無線通信部280および通信サーバ310を設けることによりナセル90からの信号出力を無線化したので、ナセル90における配線工事を最小限に抑えることができ、ナセル90を支持するタワー100内の配線工事も不要となる。
最後に、本実施の形態について再び図面を参照して総括する。図2、図8を参照して、本実施の形態に開示される異常検出装置は、風力発電装置10のブレード30をロータヘッド20に回動可能に支持するブレード用軸受120の異常検出装置であって、ブレード用軸受120の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するセンサ160と、センサ160の出力の変化に基づいてブレード用軸受の異常を検出する異常検出部170とを備える。
これにより規則的な振動が得られにくいブレード用軸受の異常を精度よく検出することができる。
好ましくは、潤滑剤は、図5のグリース165であり、センサ160は、グリース165の光透過度を検出するセンサを含む。異常検出部170は、グリース165の光透過度の変化に基づいて金属粉の増加の程度を判断する。
好ましくは、図4に示すようにセンサ160は、ブレード用軸受120のブレードと共に回る内輪124または外輪122の一方に固定される。図9、図10で説明したように、センサ160が固定される位置は、ブレード用軸受の回転中心軸を通りブレードの風受け面に垂直な面がブレード用軸受と交差する付近P1,P3であることが好ましい。
このような位置に取り付けることで、鉄粉をセンサが検出しやすくなる。
より好ましくは、図2、図12に示すように、風力発電装置10は、ブレード用軸受120の回転軸のまわりにブレード30を回動させる回動機構(駆動装置24)を含む。図4に示すように、センサ160は、ブレード用軸受120のブレードと共に回る内輪124または外輪122の一方に固定される。異常検出部170Aは、金属粉の含有状態の変化を検出するために複数回金属粉の含有状態を検出して比較を行なう。図13に示すように、回動機構(駆動装置24)は、異常検出部170Aが1度鉄粉の含有状態を検出してから次回に含有状態を検出するまでの間に、所定角度以上(例えば90°以上)の回動が実行されるように制御される。
このような動作をさせることによって、鉄粉が均一に分散され、検出位置と摩耗位置がずれていても検出できる可能性が高まる。また検出バラツキを低減することができる。
好ましくは、図14に示すように、潤滑剤は液体(たとえば潤滑油)であり、風力発電装置は、ブレード用軸受120に潤滑剤を循環させる循環装置(オイルポンプ202とオイル通路)を含む。センサ160Bは、潤滑剤が循環する経路上のいずれかの部分に設けられる。
好ましくは、図8、図12に示すように、軸受の異常検出装置は、センサ160の出力を記憶する記憶部171をさらに備える。異常検出部は、記憶部171に記憶された初期含有状態に対するセンサ160によって検出された含有状態の変化率を算出する変化率算出部172と、変化率算出部172の出力に基づくデータを無線を用いて送信する送信部174とを含む。
また、図13に示したように、風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出方法は、現在の時点が診断時期であるか否かを判断するステップS1と、現在の時点が診断時期であると判断された場合に、ブレード用軸受の内輪に対して外輪が所定角度以上回動するようにブレードを動かすステップS2と、診断時期においてブレードを動かした後に、ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するステップS3と、潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化を算出するステップS4とを備える。
好ましくは、ブレード用軸受の異常検出方法は、潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化がしきい値を超えた場合に異常を報知するステップをさらに備えてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 風力発電装置、20 ロータヘッド、22 主軸、24 ブレードピッチ変更用駆動装置、26 リングギヤ、30,30A,30B ブレード、40 増速機、50 発電機、60 主軸用軸受、80 軸受監視装置、90 ナセル、100 タワー、120 ブレード用軸受、122 外輪、124 内輪、126 転動体、128 保持器、130,132 シール部材、140,142 ボルト貫通孔、160,160B 鉄粉センサ、162 発光素子、164,166,164,166 光ファイバ、165 グリース、168 受光素子、169 支持部材、170,170A,170B 異常検出部、171 記憶部、172 変化率算出部、174 送信部、200 オイルパン、202 オイルポンプ、280 無線通信部、300 データ処理部、302 診断制御部、304 ブレードピッチ制御部、310 通信サーバ、320 インターネット、330 軸受状態診断サーバ。

Claims (8)

  1. 風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出装置であって、
    前記ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するセンサと、
    前記センサの出力の変化に基づいて前記ブレード用軸受の異常を検出する異常検出部とを備え
    前記センサは、前記ブレード用軸受の前記ブレードと共に回る内輪または外輪の一方に固定され、
    前記センサが固定される位置は、前記ブレード用軸受の回転中心軸を通り前記ブレードの風受け面に垂直な面が前記ブレード用軸受と交差する付近である、ブレード用軸受の異常検出装置。
  2. 前記潤滑剤は、グリースであり、
    前記センサは、前記グリースの光透過度を検出するセンサを含み、
    前記異常検出部は、前記グリースの光透過度の変化に基づいて前記金属粉の増加の程度を判断する、請求項1に記載のブレード用軸受の異常検出装置。
  3. 風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出装置であって、
    前記ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するセンサと、
    前記センサの出力の変化に基づいて前記ブレード用軸受の異常を検出する異常検出部とを備え、
    前記潤滑剤は、グリースであり、
    前記センサは、前記グリースの光透過度を検出するセンサを含み、
    前記異常検出部は、前記グリースの光透過度の変化に基づいて前記金属粉の増加の程度を判断し、
    前記風力発電装置は、
    前記ブレード用軸受の回転軸のまわりに前記ブレードを回動させる回動機構を含み、
    前記センサは、前記ブレード用軸受の前記ブレードと共に回る内輪または外輪の一方に固定され、
    前記異常検出部は、前記金属粉の含有状態の変化を検出するために複数回前記金属粉の含有状態を検出して比較を行ない、
    前記回動機構は、前記異常検出部が1度前記含有状態を検出してから次回に前記含有状態を検出するまでの間に、所定角度以上の回動が実行されるように制御される、ブレード用軸受の異常検出装置。
  4. 風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出装置であって、
    前記ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するセンサと、
    前記センサの出力の変化に基づいて前記ブレード用軸受の異常を検出する異常検出部とを備え、
    前記潤滑剤は液体であり、
    前記風力発電装置は、
    前記ブレード用軸受に前記潤滑剤を循環させる循環装置を含み、
    前記センサは、前記潤滑剤が循環する経路上のいずれかの部分に設けられる、ブレード用軸受の異常検出装置。
  5. 前記センサの出力を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記異常検出部は、
    前記記憶部に記憶された初期含有状態に対する前記センサによって検出された含有状態の変化率を算出する変化率算出部と、
    前記変化率算出部の出力に基づくデータを無線を用いて送信する送信部とを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の軸受の異常検出装置。
  6. 風力発電装置のブレードをロータヘッドに回動可能に支持するブレード用軸受の異常検出方法であって、
    現在の時点が診断時期であるか否かを判断するステップと、
    現在の時点が診断時期であると判断された場合に、前記ブレード用軸受の内輪に対して外輪が所定角度以上回動するように前記ブレードを動かすステップと、
    前記診断時期において前記ブレードを動かした後に、前記ブレード用軸受の転動体を潤滑する潤滑剤中の金属粉の含有状態を検出するステップと、
    前記潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化を算出するステップとを備える、ブレード用軸受の異常検出方法。
  7. 前記潤滑剤中の金属粉の含有状態の変化がしきい値を超えた場合に異常を報知するステップをさらに備える、請求項に記載のブレード用軸受の異常検出方法。
  8. 請求項6または7の異常検出方法を実行するブレード用軸受の異常検出装置。
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