JP5509630B2 - 画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法に関する。さらに詳述すると、電気泳動の原理に基づき、帯電した白色または着色の粒子を電界方向に移動させることにより画像の表示状態、非表示状態を切り替える画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法に関する。
文字、静止画、動画等のいわゆる画像の表示用端末としては、CRTや液晶ディスプレイが広く用いられている。これらはデジタルデータを瞬時に表示し、書き換えることができるが、装置を常に持ち歩くことは容易ではない。また、自発光デバイスであるため長時間の作業では眼が疲労することや、電源をオフにすると表示が維持されないなどの難点がある。
一方、文字や静止画を書類などとして配布や保存するときは、プリンタにて紙媒体に記録される。この紙媒体は、いわゆるハードコピーとして、広く使用されている。ハードコピーは多重散乱による反射を見ることになるので、自発光デバイスより視認性がよく、疲れにくい。また、軽量でハンドリングに優れていることから、自由な姿勢で読むことができる。しかし、ハードコピーは使用された後は廃棄される。一部はリサイクルされるが、そのリサイクルには、多くの労力と費用を要するなど省資源の点からは課題がある。
近年、情報機器の発達に伴い、書類作成などの情報の処理をコンピュータ上で行うようになり、表示用端末上で文章を読む機会が大幅に増えている。このような状況において、ディスプレイとハードコピーの両方の長所を持った書き換えが可能で、かつ読むという行為に適した、ペーパーライクな表示媒体へのニーズが高まっている。最近は、高分子分散型液晶、双安定性コレステリック液晶、エレクトロクロミック素子、電気泳動素子等を用いた表示媒体が、反射型で明るい表示ができ、かつメモリー性のある表示媒体として注目されている。中でも電気泳動素子を用いた表示媒体は、表示品質、表示動作時の消費電力の点で優れており、例えば、特許文献1〜2などにその原理的な発明が開示されている。
電気泳動素子を用いた表示媒体は、一組の透明電極の間に、着色した分散媒中に分散媒の色とは異なる色を有する複数の電気泳動粒子を分散させた分散液を封入してある。この場合、その電気泳動粒子(以下、単に、泳動粒子ともいう)は、分散媒中で表面に電荷を帯びており、透明電極間に電場を形成することにより粒子を移動させることができる。
例えば、透明電極の一方に泳動粒子の電荷と逆の電荷を与えた場合には、泳動粒子がそちらに引き寄せられて、電極付近に堆積して泳動粒子の色が観測される。逆に、泳動粒子の電荷と同じ電荷を与えた場合には泳動粒子は反対側に移動するため分散媒の色が観測される。このように電極面の電荷を変化させることにより、観測される色を変化させる原理を応用して各種の表示を行うことができる。
これまでの電気泳動素子を用いた表示媒体では、表示色は2種類の異なる色の粒子、あるいは1種類の粒子およびこの粒子と異なる色に着色された分散媒に基づく2色表示の切り替えであった。しかしながら、このような構成では、白黒などの単色表示の場合は問題ないが、フルカラー表示などの場合において3原色のサブピクセルを組み合わせて表示する場合、逆に白黒表示が困難となる。つまり白黒表示、カラー表示を両立するためには1つのサブピクセルあたり白、黒、他の一色の3色表示を行うことが必要になる。
このような課題を解決するため、特許文献3には、電気泳動の3つのサブピクセルを使用し、各サブピクセルは、視覚的に異なる3種の粒子を含むカプセルを備える技術が開示されている。特許文献3に記載の技術では、視野側と反対側に位置する個別電極は複数の電極から構成され、サブピクセルに含まれる粒子は1〜3種類の色相を有する粒子から構成され、粒子を分散させる分散液は透明であるか染色あるいは着色されている。また、個別電極は必要に応じて着色されるか、もしくは透明な個別電極の裏面にカラーの反射板が配置されている。
さらに、特許文献4には、溶媒中に光学特性及び帯電特性が異なる三種類の分散粒子が分散した電気泳動液であって、第一の分散粒子は電荷がなく、第二の分散粒子は電荷が正の電気泳動粒子であり、第三の分散粒子は電荷が負の電気泳動粒子であることを特徴とする電気泳動液を用いた電気泳動表示素子が開示されている。
特許文献4に記載の電気泳動表示素子においては、第1の電極と第2および/または第3の電極との間に電圧を印加して、第2又は第3の電気泳動粒子を電気泳動表示媒体中の第1の電極側に集積させることにより、第1の電極側に集積した電気泳動粒子を、透明電極を介して観察することができる。また、第1の電極には電圧を印加しないで、第2の電極と第3の電極との間に電圧を印加して、第2及び第3の電気泳動粒子を電気泳動表示媒体中の第2及び第3の電極側に集積させることにより、電気泳動表示媒体中に分散している第1の分散性粒子を、透明電極を介して観察することができる。
しかしながら、第1の電極には電圧を印加せず、第2の電極と第3の電極との間に電圧を印加し、第2及び第3の電気泳動粒子を電気泳動表示媒体中の第2及び第3の電極側に集積させる場合、あるセルの第3の電極と、隣接するセルの第2の電極の間に電位差が生じ、本来、あるセルの第2の電極に集積させるべき粒子が隣接セルの第2の電極のほうに動いてしまう現象が認められた。
このような現象が起こると第2及び第3の電気泳動粒子を第2及び第3の電極側に集積させることができなくなるので、第1の電極に集積する第1の粒子に混じって観察可能となってしまい、第1の粒子の色をきれいに表示することが困難になり、結果として画像表示媒体の表示コントラストが低下するという問題がある。
そこで本発明は、1つのセルで3種の色を表示できる電気泳動表示素子において、隣接セル間の個別電極の電位差によって生じる電界を泳動粒子の本来の移動に悪影響を与えないようにすることにより、表示切り替え速度を速く、且つコントラストを向上させることができる画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の画像表示媒体は、二つの電極基板間に、少なくとも非極性溶媒と粒子とからなる微粒子分散液が区画化された複数のセルに封入されており、二つの電極基板の一方に光透過性の第1の共通電極が形成され二つの電極基板の他方に、区画化された一つのセルに対して第2、第3の個別電極が並べて形成され、微粒子分散液は、3種類の分散性粒子が分散した電気泳動液であって、第1の分散性粒子は電荷がなく、第2の分散性粒子は電荷が正の電気泳動粒子であり、第3の分散性粒子は電荷が負の電気泳動粒子である電気泳動液であり、第1の共通電極と第2、第3の個別電極の間、および/または一つのセルに対応する第2、第3の個別電極間に、電圧を印加することによる分散性粒子の電気泳動により表示動作を行う表示層と、少なくとも第2、第3の個別電極間に所望の電圧を印加する電圧印加手段とからなる画像表示媒体において、一のセルにおける第2の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの第2の個別電極と、一のセルにおける第3の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの第3の個別電極と、それぞれ隣接し、電圧印加手段は、セルの隔壁を介し隣接する個別電極がそれぞれ同電位になるように印加するものである。
また、請求項2に記載の画像表示装置は、請求項1に記載の画像表示媒体と、画像表示媒体に画像情報を供給する情報入力手段と、画像表示媒体及び情報入力手段に電力を供給する電力供給手段とを備えたものである。
また、請求項3に記載の画像表示媒体の駆動方法は、二つの電極基板間に、少なくとも非極性溶媒と粒子とからなる微粒子分散液が区画化された複数のセルに封入されており、二つの電極基板の一方に光透過性の第1の共通電極が形成され二つの電極基板の他方に、区画化された一つのセルに対して第2、第3の個別電極が並べて形成され、微粒子分散液は、3種類の分散性粒子が分散した電気泳動液であって、第1の分散性粒子は電荷がなく、第2の分散性粒子は電荷が正の電気泳動粒子であり、第3の分散性粒子は電荷が負の電気泳動粒子である電気泳動液であり、第1の共通電極と第2、第3の個別電極の間、および/または一つのセルに対応する第2、第3の個別電極間に、電圧を印加することによる分散性粒子の電気泳動により表示動作を行う表示層と、少なくとも第2、第3の個別電極間に所望の電圧を印加する電圧印加手段とからなる画像表示媒体の表示切り替えを行う駆動方法において、一のセルにおける第2の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの第2の個別電極と、一のセルにおける第3の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの第3の個別電極と、それぞれ隣接し、電圧印加手段は、セルの隔壁を介し隣接する個別電極がそれぞれ同電位になるように印加するようにしている。
本発明によれば、1つのセルで3種の色を表示できる電気泳動表示素子において、隣接セル間の個別電極の電位差によって生じる電界を泳動粒子の本来の移動に悪影響を与えないようにすることにより、表示切り替え速度を速く、且つ表示コントラストを向上させることができる画像表示媒体、画像表示装置および画像表示媒体の駆動方法を提供することができる。
本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(1)である。 本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(2)である。 本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(3)である。 本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(4)である。 本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(5)である。 従来の画像表示媒体の断面概念図の一例である。 従来の画像表示媒体の電位シミュレーションの一例である。 本発明に係る画像表示媒体の断面概念図(6)である。 本発明に係る画像表示媒体の電位シミュレーションの一例である。 本発明に係る画像表示装置の概念図の一例である。 実施例1の個別電極パターンである。 比較例1の個別電極パターンである。
以下、本発明に係る構成を図1から図12に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、図1を用いて画像表示媒体(電気泳動表示素子)について説明する。図1において1は導電層からなる電極(共通電極)を示し、光透過性である。ここで、共通電極1としては、例えば、Al、Ag、Ni、Cu等の金属やITO、SnO2、ZnO:Al等の透明導電体をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD法、塗布法等で薄膜状に形成したもの、あるいは導電剤を溶媒又は合成樹脂バインダに混合して塗布したものなどが用いられる。
なお、導電剤としては、例えば、ポリメチルベンジルトリメチルクロライド、ポリアリルポリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性高分子電解質、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩等のアニオン性高分子電解質や電子伝導性の酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム微粉末等が用いられる。また、導電層は、それ自体が自己支持機能を有する程度に厚い場合もあるし、図示しない自己支持機能を有する基体上に導電層が設けられている場合もあり、いずれの場合も好適に使用できる。
図1において、2および3は導電層からなる個別電極を示す。1,2,3の各電極間に電界を生じさせることが可能となるので、白色ないし着色粒子を確実に移動させることができる。また、表示を行うために、電極に電圧を印加することができる電圧印加手段(図示せず)を用意する。
図1において、4は電気泳動粒子分散液を含有するセルを示す。2つの電極基板間を微細な多数のセルに区切ることで重力による粒子の偏りや粒子同士の凝集を防ぐことができるので好ましい。
図1において、セルの内部の5,6,7は着色あるいは白色電気泳動粒子であり、5,6,7の色及び帯電性はそれぞれ異なる。
粒子分散液を構成する白色電気泳動粒子の例としては、例えば、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタンなどの金属酸化物の固体粒子が使用できる。着色電気泳動粒子の例として、黒色の着色粒子としては、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が使用できる。また、シアンの着色粒子としては、例えば、フタロシアニンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー等が使用できる。また、マゼンタの着色粒子としては、例えば、ローダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が使用できる。また、イエローの着色粒子としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タートラジン等が使用できる。
また、白色あるいは着色粒子の表面は、分散媒中での分散安定性を向上させるため分散媒と相溶性がある高分子成分によるグラフト鎖を付与することが好ましい。なお、高分子成分を粒子表面に形成するには、白色あるいは着色粒子の表面に重合反応に寄与する官能基を付与すればよく、公知の方法によれば良い。
また、酸化チタンなどの金属酸化物表面を有する粒子の場合は、重合反応に寄与する官能基を持つカップリング剤で処理することが好ましい。例えば、表面にビニル基を付与する場合には。3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレートなどのビニル基を有するシランカップリング剤と反応させればよい。また、粒子がカーボンブラックの場合には、例えばビニルアニリンと反応させるとカーボンブラック表面にビニル基を付与できる。重合反応に寄与する官能基を付与した粒子とモノマーのグラフト重合反応により、高分子成分がグラフト化した電気泳動粒子が得られる。あるいは、白色あるいは着色粒子を非極性溶媒中に分散させた状態でモノマーを添加し、重合と同時に白色あるいは着色粒子表面に分散媒と親和性の高い部位を有する高分子層を形成させることもできる(参考文献:特開2005−265938号公報)。
図1において、8は分散媒である。分散媒8は、白色あるいは着色電気泳動粒子5、6、7の色の違いに基づく画像のコントラストに悪影響を与えないよう、無色透明であることが好ましい。特に、電気絶縁性が高い非極性の有機溶媒であることが好ましい。このような非極性有機溶媒としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ドデカン等のパラフィン系炭化水素、イソヘキサン、イソオクタン、イソドデカン等のイソパラフィン系炭化水素、流動パラフィン等のアルキルナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、アルキルベンゼン、ソルベントナフサ等の芳香族炭化水素、ジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコーンオイル、ジアルキルシリコーンオイル、アルキルフェニルシリコーンオイル、環状ポリジアルキルシロキサン又は環状ポリアルキルフェニルシロキサン等のシリコーンオイルなどが挙げられる。また、分散媒8には分散粒子の分散性を制御するためにさらに分散剤などを必要に応じて添加してもよい。
電気泳動粒子分散液における電気泳動粒子の質量割合は、所望の濃度の色が得られるように適宜設定されるが、1〜50質量%程度が適当である。これら各成分を非極性溶媒中に加え混合分散することにより粒子分散液を得る。この場合、分散手段としてホモジナイザー、ボールミル、サンドミル、アトライター等の公知の分散手段を用いてもよい。
本実施形態において、少なくとも個別電極2,3には、電圧印加手段により所望の電圧が印加される。また、共通電極1については個別電極2,3と同様に電圧印加手段により電圧が印加されてもよいし、接地されていてもよい。いずれにせよ共通電極1、個別電極2,3のそれぞれの電位差によって生じる電界により、電気泳動粒子はその帯電極性、帯電量にしたがって移動することとなる。
次に、図2〜図4を用いて電気泳動表示素子の表示方法について説明する。
図2〜図4に示す例は、第1の粒子5の帯電がゼロ、第2の粒子6の帯電が正、第3の粒子7の帯電が負の場合である。図2に示すように、第1の電極1に対して第2の電極2と第3の電極3に正の電圧をかけると、第1の電極1側に正に帯電した第2の粒子6が、第2の電極2と第3の電極3に負に帯電した第3の粒子7が付着し、観察点である第1の電極1の外側(図においては、上部)からは、第2の粒子6の色が観察される。
図3に示すように、第1の電極1に対して第2の電極2と第3の電極3に負の電圧をかけると、第1の電極1に第3の粒子7、第2と第3の電極に第2の粒子6が付着し、観察点からは、第3の粒子7の色が観察される。
図4に示すように、第2の電極2に正の電圧、第3の電極3に負の電圧をかけると、第2の電極2に第3の粒子7が付着し、第3の電極3に第2の粒子6が付着し、観察点からは、電気泳動液中に分散浮遊している第1の粒子5が観察される。
このような構成の電気泳動表示素子によれば、1つのセルで3色の表示が可能となる。例えば、第1の粒子が白、第2の粒子が黒、第3の粒子がマゼンタの場合、白黒およびマゼンタの表示が可能となる。マゼンタの替わりにイエロー、シアンを使用すれば、それぞれ3つの基本色のうちの一色と白黒の3色(なお、本明細書においては、白及び黒も色とみなして説明する)が一つの電気泳動表示素子で表示できる。
この原理を利用して3つの電気泳動表示素子を用いた電気泳動表示装置(画像表示媒体)により、フルカラーの表示が可能となる。図5に示すように、3つの電気泳動表示素子(第1〜3の電気泳動表示素子11,12,13)は白の粒子21、黒の粒子22を有し、それぞれ第3の粒子としてイエロー粒子23、マゼンタ粒子24、シアン粒子25を有している。
それぞれの電気泳動表示素子11,12,13は、第1の電極14を共有し、第1の電極14に対して第2および第3の電極15,16,17,18,19,20により制御されている。それぞれの電気泳動表示素子における印加電圧の制御は、すでに説明したようにすればよく、それぞれ独立して白、黒、カラー(イエロー、マゼンタ、シアンのうちの一色)を表示できる。なお、図5では白粒子がほぼ非帯電の粒子として示されているが、これに限定されない。
このような表示方法によれば、それぞれの表示素子が3色の表示が可能であるので、従来のカラー表示装置とちがって、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の他に黒を加えて4色の表示素子を必要とすることはない。そして、白及び黒については、全ての電気泳動表示素子が表示可能なので、全くむらのない、鮮明な色表示ができる。
次に、本発明に係る画像表示媒体およびその駆動方法を図6〜図9を用いて説明する。
画像表示媒体における各色の表示方法を以下に示す。本実施形態では第1の粒子の色観察する際には第2の電極および第3の電極について、一方の電極に正の電圧、他方の電極に負の電圧をかける。
このような状態のセルが複数配置されるとき、従来技術のように、それぞれのセルの第2の電極と第3の電極が図6(この場合は3色表示の表示素子の場合である)のように交互に配置されると、セルの隔壁9を介して隣接セルの間の第2および第3の電極間(3Aと2B、3Bと2Cの間など)で電位差による電界が生じる。このときのセル内の電位をシミュレートし、等電位線を示した例を図7に示す。
図7に示すように、セルの左右端部では粒子が隣接セルの方向に向かって動いていってしまい、粒子が滞留してしまう領域が発生してしまう。このような状態になると第1の粒子だけではなく第2の粒子、第3の粒子の色もわずかに観察されてしまい、良好に第1の粒子の色を表示することができなくなる。例えば第1の粒子が白色であるとすると、白色反射率が低下してしまうこととなる。
そこで、本発明に係る画像表示媒体は、電圧印加手段によりセルの隔壁9を介し隣接する第2または第3の個別電極がそれぞれ同電位になるように印加するようにしている。即ち、図8の例では、第2の電極と第3の電極の配置を隣接セルごとに互いに入れ替えたものである。この画像表示媒体では、セルの隔壁9を介した隣接セル間の電極(3Dと3E、2Eと2Fの間など)による電位差は生じない。このときのセル内の電位をシミュレートし、等電位線を示した例を図9に示す。
従来技術と異なりセルの左右端部に泳動粒子が滞留する領域は発生せず、粒子は単一セル内の第2の電極と第3の電極の間を移動することができる。したがって、表示切り替え速度を速くすることができ、かつ、良好に第1の粒子の色を観察することができる。例えば、第1の粒子が白色であるとすると、高い白色反射率を得ることができる。
次に、本発明に係る画像表示媒体の作製方法について説明する。先ず、基板上に第2の電極および第3の電極を形成する。このとき隣接セル間で第2の電極と第3の電極が同じ側に来るように隣接セル毎に反転させて配置する。
次に、フォトリソグラフィー等により電気泳動液を充填するセルを、第2、第3の電極上にあわせて形成する。セルの形成には、電極を配置した基板表面にフォトレジスト樹脂を塗布してから対になる電極部分の樹脂を除去して開口を形成してやればよい。セルの壁厚となる開口間のフォトレジスト樹脂の幅は0.5〜20μm、セルの深さとなるフォトレジスト樹脂の厚さは30〜200μm、セル間のピッチは30〜200μmの範囲内で形成する。
セル中に電気泳動液を注入し、電気泳動液と相溶しない樹脂で封止を行う。その際、電気泳動液と相溶しない樹脂としては、例えば、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリ尿素−ポリウレタン、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホンアミド、ポリカーボネート、ポリスルフィネート、エポキシリ、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニル、ゼラチン等が挙げられる。これらの樹脂は、スリットコーター等の塗布装置により、電気泳動液上に塗布し、乾燥させて膜を形成する。また、場合によっては樹脂中に界面活性剤を添加し、電気泳動表示液上に膜を形成させやすくする。
次に、封止した樹脂膜と第1の電極が形成されたガラス基板あるいはPET等のフィルムとを接着し、電気泳動表示素子が完成する。
このとき、隣接するセルに異なる電気泳動液を注入する方法として、インクジェットのノズルを用いて、隣接セルに異なる液を注入する方法がある。隣接するセルに異なる電気泳動表示用液を配置することにより、多色表示の電気泳動表示素子となる。
次に、本発明に係る画像表示装置を図10に基づき説明する。図10に示されるように、画像表示装置30は、上述の本発明に係る画像表示媒体10を備えるものである。さらに、画像表示装置30は、情報入力手段31,図示しない駆動回路、演算回路、内部メモリ、電源手段等を備えている。表示媒体における電極は、ドットマトリックスを形成し、指定のドットの二つの個別電極の電圧を制御することで所望の色を表示させ、全体として画像を表示する。なお、図10において、32は筺体である。また、電源手段としては、電池等の内部電力を備えていても、外部の電源から受電するコンセントなどの受電装置でも良い。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
以下、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例の説明において、特に断らない場合は、部、%などは質量基準である。
<実施例1>
[白、黒、マゼンタ粒子の電気泳動液]
白粒子としてポリビニルナフタレン、黒粒子としてカーボンブラック、マゼンタ粒子としてキナクリドン粒子を用いる。ポリビニルナフタレンは、2−ビニルナフタレンをIsoparG(商品名:エクソンモービル製、イソパラフィン系炭化水素)中、シリコンマクロモノマーを分散剤に用いて分散重合を行い、微粒子を生成した。ポリビニルナフタレンは、IsoparG中で良好な分散安定性を示す。また、粒子の帯電を示すζ電位がゼロ付近であり、電界によって粒子が移動しないことを確認した。
カーボンブラックの帯電を負にするため表面改質を行う。カーボンブラック表面にシランカップリングによってアミノ基を表面に修飾させ、更にカルボキシル基を有する顔料分散剤、メタクリル酸メチル、メタクリル酸が重合したポリマー微粒子とヘテロ凝集し、カーボンブラック表面に吸着して表面改質を行う。カルボキシル基含有のポリマー微粒子でカーボンブラックがコーティングされているため、帯電特性はカルボキシル基のマイナスの性質となる。ζ電位がマイナスを示し、電界により移動することを確認した。
キナクリドン粒子の帯電を正にするため表面改質を行う。キナクリドン粒子は、大日精化製のPR-122を用いた。キナクリドン粒子表面に2-ビニルアニリンをジアゾカップリングさせ、更に2-エチルヘキシル メタクリレートをキナクリドン粒子表面にグラフト重合させる。このグラフト鎖に対し、界面活性剤で電荷制御を行う。IsoparG中にグラフト重合したキナクリドン粒子を分散させ、界面活性剤としてSolsperse17000(商品名:アビシア社製)を添加する。この溶媒中において、キナクリドン粒子のζ電位はプラスを示し、電界により移動することを確認した。以上の粒子を表2の配合比で配合して電気泳動液を作製した。
[多色表示の電気泳動表示装置]
1mm厚のガラス上に図11(正確な寸法を示すものではない)に示すようにライン30μm、ライン間20μmで第2、第3電極をアルミニウムのマスク蒸着により2本ごとの櫛刃状に形成する(有効面積1cm)。その上に更にフォトレジストで100μmピッチの正方形のセルを形成する。フォトレジストはSU−8(日本化薬マイクロ社製)を用いる。セルの隔壁の厚みを10〜15μm、セルの隔壁の高さを40〜50μmとし、第2、第3電極がセル内に1本ずつ収まるように位置を合わせて形成する。形成したセル中に、上記電気泳動液を注入する。余分な電気泳動液を除去した後、電気泳動液の乾燥を防ぐため、液上に封止膜を形成する。封止膜は、電気泳動液と相溶しないゼラチン樹脂を用い、更に電気泳動液との表面張力を小さくするため、ポリオキシエチレン系の界面活性剤を添加した。ゼラチン樹脂の水溶液を40℃程度に加熱した状態で、スリットコーターを用いて電気泳動液上に塗布を行い、ゼラチンを乾燥させて封止膜を形成する。次に、封止膜上に接着剤を塗布し、ITOが形成されたPETフィルムを接着することにより3色表示の電気泳動表示素子が得られる。
[表示動作]
第2、第3電極に−15Vをかけるとマゼンタ表示、+15Vをかけると黒表示、第2電極に+10Vをかけ第3電極に−10Vをかけると白表示となった。このときの白色反射率は45%であった。
<比較例1>
図12に示すように、第2の電極と第3の電極を反転させることなく、1本ずつ交互に配置した以外は、実施例1と同様にセルを作製し、表示動作をさせた。このときの白色表示時の白色反射率は30%であった。
以上より、本発明に係る画像表示媒体によれば、高い白色反射率を得ることができることが確認できた。
1,14 共通電極(第1の共通電極)
2,2A〜2F,15,17,19 個別電極(第2の個別電極)
3,3A〜3F,16,18,20 個別電極(第3の個別電極)
4 セル
5 第1の電気泳動粒子(第1の粒子)
6 第2の電気泳動粒子(第2の粒子)
7 第3の電気泳動粒子(第3の粒子)
8 分散媒
9 セルの隔壁
10 画像表示媒体
11 第1の電気泳動表示素子
12 第2の電気泳動表示素子
13 第3の電気泳動表示素子
21 白色粒子
22 黒色粒子
23 イエロー粒子
24 マゼンタ粒子
25 シアン粒子
30 画像表示装置
31 情報入力手段
32 筐体
特開平5−173194号公報 特開平1−300231号公報 特表2002−511607号公報 特開2009−9092号公報

Claims (3)

  1. 二つの電極基板間に、少なくとも非極性溶媒と粒子とからなる微粒子分散液が区画化された複数のセルに封入されており、前記二つの電極基板の一方に光透過性の第1の共通電極が形成され前記二つの電極基板の他方に、区画化された一つのセルに対して第2、第3の個別電極が並べて形成され、前記微粒子分散液は、3種類の分散性粒子が分散した電気泳動液であって、第1の分散性粒子は電荷がなく、第2の分散性粒子は電荷が正の電気泳動粒子であり、第3の分散性粒子は電荷が負の電気泳動粒子である電気泳動液であり、
    前記第1の共通電極と前記第2、第3の個別電極の間、および/または一つのセルに対応する前記第2、第3の個別電極間に、電圧を印加することによる前記分散性粒子の電気泳動により表示動作を行う表示層と、
    少なくとも前記第2、第3の個別電極間に所望の電圧を印加する電圧印加手段とからなる画像表示媒体において、
    一のセルにおける前記第2の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの前記第2の個別電極と、前記一のセルにおける前記第3の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの前記第3の個別電極と、それぞれ隣接し、
    前記電圧印加手段は、前記セルの隔壁を介し隣接する個別電極がそれぞれ同電位になるように印加することを特徴とする画像表示媒体。
  2. 請求項1に記載の画像表示媒体と、前記画像表示媒体に画像情報を供給する情報入力手段と、前記画像表示媒体及び前記情報入力手段に電力を供給する電力供給手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  3. 二つの電極基板間に、少なくとも非極性溶媒と粒子とからなる微粒子分散液が区画化された複数のセルに封入されており、前記二つの電極基板の一方に光透過性の第1の共通電極が形成され前記二つの電極基板の他方に、区画化された一つのセルに対して第2、第3の個別電極が並べて形成され、前記微粒子分散液は、3種類の分散性粒子が分散した電気泳動液であって、第1の分散性粒子は電荷がなく、第2の分散性粒子は電荷が正の電気泳動粒子であり、第3の分散性粒子は電荷が負の電気泳動粒子である電気泳動液であり、
    前記第1の共通電極と前記第2、第3の個別電極の間、および/または一つのセルに対応する前記第2、第3の個別電極間に、電圧を印加することによる前記分散性粒子の電気泳動により表示動作を行う表示層と、
    少なくとも前記第2、第3の個別電極間に所望の電圧を印加する電圧印加手段とからなる画像表示媒体の表示切り替えを行う駆動方法において、
    一のセルにおける前記第2の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの前記第2の個別電極と、前記一のセルにおける前記第3の個別電極は、該セルの隔壁を介し隣接するセルの前記第3の個別電極と、それぞれ隣接し、
    前記電圧印加手段は、前記セルの隔壁を介し隣接する個別電極がそれぞれ同電位になるように印加することを特徴とする画像表示媒体の駆動方法。
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