JP5507371B2 - 食器洗浄機の水位検出装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2においては、洗浄槽に貯留された湯水を排水ポンプによって排水管より機外に排出するように構成され、且つ、排水管から分岐した循環管が上述の循環管接続孔に接続されて、排水ポンプによって排水される湯水の一部が、洗浄水として循環管接続孔に供給されることになる。
前記洗浄水供給手段が、前記湯水貯留槽の4つの側壁のうちの1つを洗浄水供給用の側壁として、その洗浄水供給用の側壁の左右両端側で、且つ、前記洗浄槽の水位が前記洗浄用水位であるときの前記湯水貯留槽の水面よりも上方側に相当する箇所に形成した一対の洗浄水供給口より、その洗浄水供給用の側壁と対向する側壁に向けて、その洗浄水供給用の側壁と隣接する1対の側壁の壁面に沿って洗浄水を吐出し、かつ、前記一対の洗浄水供給口より吐出される洗浄水の一部を、前記洗浄水供給用の側壁に沿って流下させるように構成され、
前記連通口が、前記洗浄水供給用の側壁と対向する側壁の下端部に連なる状態で形成されている点を特徴とする。
前記一対の洗浄水供給口を備える洗浄水供給室が、前記洗浄水供給用の側壁に外方に突出する状態で連設され、
その洗浄水供給室における外方突出側の壁部の左右方向の中央側箇所に、洗浄水が圧送される入水口が形成され、
前記洗浄水供給室の内部に、前記入水口からの洗浄水を前記一対の洗浄水供給口に向けて分岐流動させる平面視形状山形状の分水案内部が設けられている点を特徴とする。
前記洗浄槽に貯留された湯水を排水ポンプによって排水路を通して機外に排出するように構成され、且つ、前記排水路から分岐した分岐管が前記入水口に接続されている点を特徴とする。
前記フロートと前記洗浄水供給用の側壁との間に相当する箇所に、前記一対の洗浄水供給口から吐出された洗浄水が前記フロートに飛散するのを抑制する防水壁が、前記洗浄水供給用の側壁に隣接する1対の側壁との間に洗浄水流動用の隙間を形成する状態で設けられている点を特徴とする。
前記フロートが、フロート本体とそのフロート本体から上方に延びる軸部とから構成され、
前記フロート本体の上面部が、山形状に形成されている点を特徴とする。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、前面部が開口された本体部1が設けられ、平面視形状が四角状の洗浄槽Dを備えた引出し部2が、本体部1に対して、引出し移動及び収納移動自在に設けられて、食器洗浄機の一例としての引出し式の食器洗浄機が構成されている。
尚、例示はしないが、引出し部2を本体部1に対して移動自在に支持するスライド式レール機構が設けられており、引出し部2が、その大部分を本体部1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
また、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
引出し部2における洗浄槽Dの底部下方には、正転で洗浄ポンプとして機能し、且つ、逆転で排水ポンプとして機能する兼用ポンプ6が設けられ、洗浄槽Dの内部には、洗浄ノズル8や加熱手段としての電気式の加熱ヒータ9などが配置され、さらに、食器などの洗浄対象物を収納載置する洗浄かご10が、洗浄槽Dの内部に着脱自在に装着されている。
尚、図2に示すように、本体部1の底部には、漏水受止め用のドレンパン14が配備されており、例示はしないが、このドレンパン14にて受止め回収された水の存否を検出する漏水センサが装備されることになる。
この水位センサJは、後述の如く、洗浄槽D内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位(高水位)であること、洗浄槽D内に貯留される湯水の水位が、加熱ヒータ9が露出する程度に低い湯水排出水位(低水位)であること、及び、洗浄槽D内に貯留される湯水が洗浄用水位より設定量高い異常水位であることを検出するように構成されている。
つまり、前側壁部Dfには、図6にも示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、及び、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、下方側で左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21及び空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側に位置するように形成されるものであり、そして、本実施形態では、空気供給口21を右側に、且つ、空気吸引口22を左側に位置させている。
通風経路Fは、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に、除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に、循環ファン23が配設されている。
尚、噴出ノズル25から噴出された除湿用水は、空気吸引口22を通して洗浄槽Dの内部に流動して水貯留用凹部Sに貯留されることになる。
したがって、洗浄槽内の洗浄対象物の全体に空気を通流させて、洗浄対象物を効率良く乾燥することにより、乾燥時間の短縮化を図ることができるものとなる。
まず、図外の収納スイッチにより、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されることが検出され(#1)、操作部SSの電源スイッチがON操作されると(#2)、運転コースの選択が行われることになる(#3)。本実施形態では、標準運転コースが選択されたとして説明を続ける。
操作部SSのスタートスイッチがON操作されると(#4)、標準運転コースが開始されて、洗浄運転(#5)、すすぎ運転(#10)、排水運転(#15)、乾燥運転(#16)、消臭運転(#21)が順次実行される。
尚、使用者が操作部SSのスタートスイッチをON操作する前に洗浄用洗剤を洗浄槽D内に投入しておくことにより、洗剤を用いた洗浄を行うことができる。
#6にて、洗浄終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#7)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6を停止させる等の洗浄運転を中断させるための中断処理を行う(#8)。
その後、操作部SSにて再開指令が指令されるまで(#9)、洗浄運転を中断することになり、洗浄運転を中断しているときに、再開指令が指令されると(#9)、洗浄運転を再開することになる。
このように洗浄運転を中断できるので、洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
加熱すすぎ動作は、上述の給水作動により、洗浄槽Dの底部にすすぎ水を上述した洗浄水位分貯留させたのち、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを行うことになり、そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了することになる。
#11にて、すすぎ終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#12)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を停止する等のすすぎ運転を中断するための中断処理を行う(#13)。
その後、操作部SSにて再開指令が指令されるまで(#14)、すすぎ運転を中断し、すすぎ運転を中断しているときに、再開指令が指令されると(#14)、すすぎ運転を再開することになる。
このようにすすぎ運転を中断できるので、すすぎを行いたい洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
また、制御部Hは、この排水運転において兼用ポンプ6の逆転作動を開始してから設定時間が経過するまでに、上述した湯水排出水位が検出されなかった場合には、排水動作が適切に行われなかったとして、エラーを報知するように構成されている。
#17にて、乾燥終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#18)、中断指令が指令された場合には、加熱ヒータ9の加熱作動、循環ファン23の通風作動、噴出ノズル25の噴出作動を停止する等の乾燥運転を中断するための中断処理を行う(#19)。
その後、操作部SSにて再開指令が指令されるまで(#20)、乾燥運転を中断し、乾燥運転を中断しているときに、再開指令が指令されると(#20)、乾燥運転を再開することになる。
このように乾燥運転を中断できるので、乾燥を行いたい洗浄対象物を追加した場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
ちなみに、水位センサJにて洗浄水位より低い水位であることが検出されるときとは、水位センサJが洗浄水位を検出している状態から洗浄水位を検出しない状態に変化したときである。
すなわち、例えば、すすぎ処理における最後のすすぎ工程、つまり、電気式の加熱ヒータ9を作動させて高温のすすぎを行う途中において、洗浄対象物を追加収納する作業や、洗浄中の洗浄対象物の一部を取り出す作業等を行うために、一旦運転を停止し、洗浄空間Qを開いて所要の作業を行ったのち、再び、高温のすすぎを行う運転を開始すると、洗浄空間Qを開いたときに洗浄空間Q内に侵入した多量の空気が、高温のすすぎにより加熱されて急激に膨張して、洗浄空間Qの内部圧が大きく増加しようとすることがあるが、このようなときには、圧力調整手段Wの作用によって、洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整されることになる。
尚、圧力調節手段Wには、結露水が生じることがあるが、その結露水が水位センサJを介して、洗浄槽Dに回収されるように構成されている。
図8〜図10に示すように、洗浄槽Dの底部に案内管13にて接続されて、その洗浄槽D内の湯水が導入される水位検出用の湯水貯留槽40と、湯水貯留槽40の内部に装備されて、その湯水貯留槽40に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロート41と、フロート41におけるフロート本体としての本体部41Aから上方に延びる軸部41Bを昇降自在に案内する案内部Uとが設けられ、さらに、湯水貯留槽40の上端よりも上方側箇所に位置されて、フロート41の上下2つの昇降位置を検出するための一対の第1水位検出部T1及び第2検出部T2が設けられている。
尚、洗浄水受け入れ部40Aの機能については後述する。
つまり、異常水位検出用の電極43は、図15に示すように、湯水貯留槽40の水位が第1水位検出部T1及び第2検出部T2のうちの高水位側の第2水位検出部T1にて検出される水位よりも設定量高くなったときに湯水貯留槽40に貯留される湯水にて導通される導通される状態で、蓋体42に装備されている。
また、案内部Uが、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置するフロート40の軸部40Bを案内すべく、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置して案内するように構成されている。
説明を加えると、揺動レバー44の長手方向の中間部が、第2センサ取付け部42bに、横軸心X回りで上下揺動自在に枢支され、横軸心Xから延びる一対のレバー部分の一方側部分が、上述の被検出部44aに形成され、他方側部分が、軸部41Bとの連係部44bに形成されている。
連係部44bは、二股状に形成されて、その連係部44bに、軸部41Bの上端部が係合されるように構成されている。
そして、揺動レバー44の二股状の連係部44bが、外れ止め用の突起部41bと左右一対の旗状体41aの間に挿入し、且つ、軸部41の上端部が、二股状の連係部44bを貫通する状態となるように構成されている。
そして、上述した一対の旗状体41aのうちの1つが、第1検出部T1にて検出される被検出部と機能するように構成されている。
ちなみに、案内部Uは、一対の旗状体41aのうちの第1検出部T1にて検出される被検出部と機能する旗状体41aが係合する補助案内溝U2をも備えるように構成されているが、この補助案内溝U2は、第1検出部T1の近くまでは存在するものの、被検出部と機能する旗状体41aが第1検出部T1にて検出される箇所では存在しないものであるため、フロート41の昇降全範囲に亘ってフロート41を案内するものではない。
したがって、フロート41の軸部41Bを、一対の係止爪部Eの間に向けて下方側から押し込むようにすることにより、一対の旗状体41aが案内溝U1及び補助案内溝U2に係合する状態に組付けることができ、また、一対の旗状体41aを係止爪部Eにて係止することにより、フロート41の軸部41Bが案内溝U1及び補助案内溝U2から外れることが抑制するように構成されている。
したがって、排水運転を行うときに、兼用ポンプ6にて排水される湯水の一部が洗浄水受け入れ部40Aに流動したのち、湯水貯留槽40の内部に吐出されることにより、湯水貯留槽40の壁面を洗浄できるように構成されている。
つまり、洗浄水供給手段Lが、図13及び図17に示すように、湯水貯留槽の4つの側壁M1〜M4のうちの1つを洗浄水供給用の側壁M1として、その洗浄水供給用の側壁M1の左右両端側で、且つ、洗浄槽Dの水位が洗浄用水位であるときの湯水貯留槽40の水面よりも上方側に相当する箇所に形成した一対の洗浄水供給口Laより、その洗浄水供給用の側壁M1と対向する側壁M3に向けて、その洗浄水供給用の側壁M3と隣接する1対の側壁M2、M4の壁面に沿って洗浄水を吐出し、かつ、一対の洗浄水供給口Laより吐出される洗浄水の一部を、洗浄水供給用の側壁M1に沿って流下させるように構成されている。
また、洗浄水供給室Nにおける外方突出側の壁部の左右方向の中央側箇所に、洗浄水が圧送される入水口として、上述の管接続部40aが形成されている。
つまり、分水案内部46と洗浄水供給室Nの左右の壁部との間に、一対の洗浄水供給口Laが形成されている。
ちなみに、図13及び図17に示すように、洗浄水供給用の側壁M1の内面には、フロート41を受け止める突出壁48が形成されている。
次に別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態においては、洗浄水供給室内に分水案内部を設けて、入水口からの洗浄水を左右一対の洗浄水供給口に案内する場合を例示したが、左右一対の洗浄水供給口の夫々に対応して洗浄水供給室を設けて、それらの洗浄水供給室に洗浄水を供給する形態で実施してもよい。
この場合においては、洗浄水供給口の近くに負圧部を形成して、洗浄水供給口からの洗浄水の一部を洗浄水供給用の側壁に沿って流下させるようにすることになるが、必要に応じて、洗浄水供給口からの洗浄水の一部を受け止めて、洗浄水供給用の側壁に沿って流下させる受け止め部を設けてもよい。
この場合には、排水運転の行う際に、その初期の段階において、洗浄水を供給することになる。
12 排水路
12a 分岐管
40 湯水貯留槽
40a 入水口
40C 連通口
41 フロート
41A フロート本体
41B 軸部
46 分水案内部
47 防水壁
D 洗浄槽
e 隙間
L 洗浄水供給手段
La 洗浄水供給口
M1 洗浄水供給用の側壁
M2 隣接する側壁
M3 対向する側壁
M4 隣接する側壁
N 洗浄水供給室
Y 水面
Claims (5)
- 洗浄槽と連通する連通口を通して前記洗浄槽内の湯水が導入される横断面形状が4角形状の湯水貯留槽と、前記湯水貯留槽の内部に装備されて、その湯水貯留槽に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロートと、前記洗浄槽の水位が洗浄用水位であるときの前記フロートの昇降位置を検出する水位検出部と、前記湯水貯留槽を洗浄する洗浄水を供給する洗浄水供給手段とが設けられた食器洗浄機の水位検出装置であって、
前記洗浄水供給手段が、前記湯水貯留槽の4つの側壁のうちの1つを洗浄水供給用の側壁として、その洗浄水供給用の側壁の左右両端側で、且つ、前記洗浄槽の水位が前記洗浄用水位であるときの前記湯水貯留槽の水面よりも上方側に相当する箇所に形成した一対の洗浄水供給口より、その洗浄水供給用の側壁と対向する側壁に向けて、その洗浄水供給用の側壁と隣接する1対の側壁の壁面に沿って洗浄水を吐出し、かつ、前記一対の洗浄水供給口より吐出される洗浄水の一部を、前記洗浄水供給用の側壁に沿って流下させるように構成され、
前記連通口が、前記洗浄水供給用の側壁と対向する側壁の下端部に連なる状態で形成されている食器洗浄機の水位検出装置。 - 前記一対の洗浄水供給口を備える洗浄水供給室が、前記洗浄水供給用の側壁に外方に突出する状態で連設され、
その洗浄水供給室における外方突出側の壁部の左右方向の中央側箇所に、洗浄水が圧送される入水口が形成され、
前記洗浄水供給室の内部に、前記入水口からの洗浄水を前記一対の洗浄水供給口に向けて分岐流動させる平面視形状山形状の分水案内部が設けられている請求項1に記載の食器洗浄機の水位検出装置。 - 前記洗浄槽に貯留された湯水を排水ポンプによって排水路を通して機外に排出するように構成され、且つ、前記排水路から分岐した分岐管が前記入水口に接続されている請求項2記載の食器洗浄機の水位検出装置。
- 前記フロートと前記洗浄水供給用の側壁との間に相当する箇所に、前記一対の洗浄水供給口から吐出された洗浄水が前記フロートに飛散するのを抑制する防水壁が、前記洗浄水供給用の側壁に隣接する1対の側壁との間に洗浄水流動用の隙間を形成する状態で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗浄機の水位検出装置。
- 前記フロートが、フロート本体とそのフロート本体から上方に延びる軸部とから構成され、
前記フロート本体の上面部が、山形状に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄機の水位検出装置。
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