JP5505874B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池を含む燃料電池システムに関し、とくに、反応用ガスを加湿するための加湿器を備えた燃料電池システムの改良に関するものである。
従来の燃料電池システムとしては、例えば特許文献1に記載されているように、反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、燃料電池に供給するカソードガスを加湿するための加湿器と、燃料電池が排出したカソードオフガスを外部に排出するためのオフガスライン及びオフガスバイパスラインを備えたものがあった。
オフガスラインは、加湿器を経由し、排出ガスに含まれる水分を加湿器に供給した後、外部に至る。また、オフガスバイパスラインは、オフガスラインから分岐し、加湿器を経由せずに外部に至る。これにより、加湿器に供給するカソードオフガスの水分を適切に調節するために、カソードオフガスの一部をバイパスさせるようにしていた。
特開2007−220497号公報
ところで、この種の燃料電池システムでは、反応用ガスとしてアノードガス(水素)及びカソードガス(空気)を使用するのであるが、空気中の酸素濃度は16%程度であるから、酸素の物質量を確保するためには、アノードガスの配管系に比べてカソードガスの配管系を大口径にする必要がある。
ところが、上記したような従来の燃料電池システムにあっては、とくにカソードガスの配管系として、オフガスラインと、このオフガスラインから分岐したオフガスバイパスラインを備えた構成であるため、燃料電池と加湿器との間に大口径の分岐管が存在し、これによりシステム構造を小型化することが難しいという問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、とくに、反応用ガスを加湿するための加湿器を備えた燃料電池システムであって、システム構造の小型化を実現することができる燃料電池システムを提供することを目的としている。
本発明の燃料電池システムは、反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、燃料電池に反応用ガスを供給するガス供給路と、ガス供給路に流通する反応用ガスを加湿するための加湿器を備えている。前記燃料電池は、排出ガスの出口として、夫々独立した第1ガス排出口及び第2ガス排出口を備えている。
そして、燃料電池システムは、燃料電池の第1ガス排出口から加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、燃料電池の別の第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路とを備えていると共に、第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路のいずれか一方の流路に前記流量制御手段を備え、前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ前記流量制御手段を設けた一方の流路の径が、他方の流路の径よりも大きい構成とし、また、燃料電池の第1ガス排出口から加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、燃料電池の別の第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路とを備えていると共に、第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路の両方に排出ガスの流量を制御する流量制御手段を備え、前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ一方の流路に設けた流量制御手段が、流量制御バルブであり、他方の流路に設けた流量制御手段が、オリフィスである構成としており、
上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の燃料電池システムによれば、とくに、反応用ガスを加湿するための加湿器を備えた燃料電池システムにおいて、燃料電池と加湿器との間を短縮して、システム構造の小型化を実現することができる。また、燃料電池システムは、一方の流路の径を他方の流路の径よりも大きくして、一方の流路の圧力損失を他方の流路の圧力損失よりも低くしたことから、他方の流路に径の小さい配管を使用することで、システム構造のさらなる小型化に貢献し得る。さらに、燃料電池システムは、一方の流路に流量制御手段としての流量制御バルブを設け、他方の流路に流量制御手段としてのオリフィスを設けて、一方の流路の圧力損失を他方の流路の圧力損失よりも低くしたことから、両流路に共通の配管を使用したうえで、オリフィスの口径を選択することにより所望の圧力損失比を設定することができる。
本発明の燃料電池システムの一実施形態を示すブロック図である。 単位セルを説明する部分破断状態の平面図である。 燃料電池の反応用ガスの流れを説明する平面図である。 燃料電池を説明する斜視図である。 図4に示す燃料電池を背面側から見た斜視図である。 本発明の燃料電池システムの他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の燃料電池システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の燃料電池システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の燃料電池システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る燃料電池システムの実施形態を説明する。
図1に示す燃料電池システムは、反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池1と、燃料電池1に反応用ガスを供給するガス供給路2と、ガス供給路2に流通する反応用ガスを加湿するための加湿器3を備えている。
また、燃料電池システムは、燃料電池1の第1ガス排出口1Aから加湿器2を経由して外部に至る第1ガス排出流路4Aと、燃料電池1の別の第2ガス排出口1Bから外部に至る第2ガス排出流路4Bを備えている。そして、燃料電池システムは、第1ガス排出流路4A及び第2ガス排出流路4Bの少なくとも一方の流路に排出ガス(オフガス)の流量を制御する流量制御手段(5)を備えている。
燃料電池1は、図2に示す単位セルCを複数積層して、図3に示す燃料電池スタックSを構成すると共に、図4及び図5にも示すように、燃料電池スタックSの積層方向の両側に、集電板6A,6Bを介してエンドプレート7A,7Bが固定してある。
単位セルCは、図2に示す例では長方形状を成し、周囲に樹脂製のフレーム31を一体的に有する膜電極構造体32と、フレーム31及び膜電極構造体32を挟持する金属製のセパレータ33を備えている。
この単位セルCは、膜電極構造体32の燃料極(アノード)とセパレータ33との間に、反応用ガスであるアノードガス(水素)を流通させる。また、膜電極構造体32の空気極(カソード)とセパレータ33との間には、反応用ガスであるカソードガス(空気)を流通させる。さらに、単位セルCは、複数積層して燃料電池スタックSを構成した状態で、隣接するセパレータ33,33間に冷却用流体を流通させる。
図示の単位セルCは、一方の短辺側に、カソードガス(空気)の入口マニホールドM1、冷却用流体の入口マニホールドM2、及びアノードガス(水素)の出口マニホールドM3が形成してある。また、他方の短辺側には、アノードガスの入口マニホールドM4、冷却用流体の出口マニホールドM5、及びカソードガスの出口マニホールドM6が形成してある。これにより、燃料電池1は、外部から単位セルCの積層方向に反応用ガス及び冷却用流体を導入すると共に、各単位セルCにおいて、反応用ガス及び冷却用流体を長辺方向に流通させるものとなっている。
ここで、燃料電池1は、とくに図3にカソードガスの流れを示すように、一方のエンドプレート7A側からカソードガスを導入し、入口マニホールドM1を通して各単位セルCにカソードガスを供給する。カソードガスの入口マニホールドM1は、他方のエンドプレート7B側で閉塞してある。そして、燃料電池1は、カソードガスの排出ガスを外部に出すのであるが、カソードガスの出口マニホールドM6が、両側のエンドプレート7A,7Bに達していて、図4及び図5にも示すように、夫々独立した第1ガス排出口1A及び第2ガス排出口1Bを形成している。
すなわち、図1に示す燃料電池システムは、燃料電池スタックSを含む前記燃料電池1と、燃料電池1に反応用ガスであるカソードガス(空気)を供給するガス供給路2と、ガス供給路2に流通するカソードガスを加湿するために前記ガス供給路2に配置した加湿器3を備えている。ガス供給路2は、燃料電池1に対し、図3に示すように、燃料電池スタックSの積層方向の一端側(図中左側)からカソードガスを供給する。このガス供給路2には、燃料電池1にカソードガスを加圧供給するためのコンプレッサ8が設けてある。
また、燃料電池システムは、カソードガスの排出経路として、前記第1ガス排出流路4A及び第2ガス排出流路4Bを備え、第1ガス排出流路4Aに、排出ガス(反応後のカソードオフガス)の流量を制御する流量制御手段(5)を備えている。このとき、前記第1ガス排出流路4Aは、燃料電池1に対して、図3に示す如く、燃料電池スタックSの積層方向の一端側(カソードガスの供給側)に設けた第1ガス排出口1Aから加湿器3を経由して外部に至る。前記第2ガス排出流路4Bは、燃料電池1に対して、同じく図3に示す如く、燃料電池スタックSの積層方向の他端側に設けた第2ガス排出口1Bから外部に至る。
より具体的には、第1ガス排出流路4Aは、燃料電池1に設けた第1ガス排出口1Aから加湿器3を経由して、排出ガスに含まれる水分(水蒸気)を加湿器3に供給し、流量制御手段(5)を経て外部に至る。第2ガス排出流路4Bは、燃料電池1の第2ガス排出口1Bと第1ガス排出流路4Aの流量制御手段5よりも下流側との間を接続して外部に至る。
この実施形態の流量制御手段は、流量制御バルブ5であって、全開から全閉に至る間で流量を無段階的に調節することができる。そして、燃料電池システムは、上記の如く第1ガス排出流路4Aのみに流量制御バルブ5を設け、流量制御バルブ5を設けた一方の流路である第1ガス排出流路4Aの圧力損失が、他方の流路である第2ガス排出流路4Bの圧力損失よりも低くなるようにしてある。故に、第2ガス排出流路4Bの方が圧力損失が大きい。これにより、燃料電池システムは、流量制御バルブ5を全開にした状態で、第1ガス排出流路4Aの方が単位時間当たりの流量が多く、第2ガス排出流路4Bの単位時間当たりの流量が少ない。
なお、燃料電池システムは、図1にはカソードガスの流通経路のみを示したが、当然のことながらアノードガス及び冷却用流体の夫々の流通経路も備えている。
上記の構成を備えた燃料電池システムは、燃料電池1にアノードガス及びカソードガスを導入し、この際、加湿器3によりカソードガスを加湿して導入し、燃料電池1において電気化学反応により発電をする。また、燃料電池システムは、燃料電池1の排出ガスを第1及び第2のガス排出流路4A,4Bに夫々流し、その排出ガスに含まれる水分を加湿器3に供給して、外部に排出する。
このとき、燃料電池システムは、流量制御バルブ5の開度調整をすることにより、加湿器3を通過する排出ガスの流量を制御し、燃料電池1に導入するカソードガスの加湿量を調整することができる。例えば、大気の湿度が高い場合に、流量制御バルブ5により加湿器3を通過する排出ガスの流量を減少又は零にして、カソードガスの加湿量を少なくする。
また、燃料電池システムは、流量制御バルブ5を設けた第1ガス排出流路4Aの圧力損失が、第2ガス排出流路4Bの圧力損失よりも低いので、流量制御バルブ5の開度調整だけで、加湿器3を通過する排出ガスの流量を変えてカソードガスの加湿量を調整し得る。つまり、流量制御バルブ5を全開又は全閉にした状態においても、第1及び第2のガス排出流路4A,4Bに所望量の排出ガスが流れるように、第1及び第2のガス排出流路4A,4Bの圧力損失比を設計しておけば良い。
上記の燃料電池システムは、本来の発電機能やカソードガスの加湿量の調整機能を備えたうえで、燃料電池1と加湿器3との間が、分岐管やバルブ類が一切無い簡素な構造になっており、燃料電池1と加湿器3との間を短縮して、システム構造の小型化を実現することができる。
また、上記の燃料電池システムは、例えば自動車等の車両に搭載するが、この場合、先述したようにカソードガスの配管系を大口径にする必要があり、具体的には、口径が50mmを超える配管を使用する。このため、燃料電池1と加湿器3の間に分岐管等が存在するようなシステムでは、双方の間に配管の口径を充分に上回るスペースが必要である。これに対して、当該燃料電池システムは、燃料電池1と加湿器3との間を短くすることができるので、搭載スペースが限られている車両用のシステムとして非常に好適である。
ここで、上記の燃料電池システムでは、より好ましい実施形態として、反応用ガスがカソードガスであって、燃料電池スタック(燃料電池1)Sと加湿器3との距離を、前記第1ガス排出流路4Aの径よりも短いものとすることができる。
これにより、システム構造の小型化を実現するほかに、加湿器3の機能向上にも貢献することができる。つまり、加湿器3では、例えば中空糸を介した水分交換(加湿)を行っていて、この水分交換は排出ガス(カソードオフガス)中の水蒸気により行われ、水分となった凝縮水では交換が成されない。そこで、上記の如く、燃料電池スタックSと加湿器3との距離を小さくしておけば、燃料電池スタックSからの加湿器3に導入する排出ガスの温度低下を低く抑えることができ、加湿器3に導入する水蒸気量を充分に確保(凝縮水の量を低減)して、水分交換率を向上させることができる。
さらに、上記の燃料電池システムは、第1及び第2のガス排出口1A,1Bを、燃料電池スタックSの積層方向の一端側及び他端側の二箇所にしたので、いずれの排出口1A,1Bから排出ガスを排出するかにより、燃料電池スタックS内のカソードガスの配流ばらつきが変化する。例えば、一方側(加湿器3側)の第1の排出口1A及び排出流路4Aから排出ガスを排出する場合には、加湿器3に近い側の単位セルCへ多くのカソードガス流れ、他方側には流れない。この際、他方側では、排出ガスの流速が小さくなるため、水が排出され難くなる。しかし、上記の燃料電池システムでは、排出ガスの排出流路4A,4Bを切り替えることにより、水を良好に排出することができる。
図6〜9は、本発明の燃料電池システムの他の四例の実施形態を示す図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示す燃料電池システムは、第1ガス排出流路4A及び第2ガス排出流路4Bのいずれか一方の流路に流量制御手段(5)を設け、前記流量制御手段(5)を設けた一方の流路の径が、他方の流路の径よりも大きいものとなっている。
より具体的には、図示の燃料電池システムは、一方の流路である第1ガス排出流路4Aに、流量制御手段である流量制御バルブ5を設け、第1ガス排出流路4Aの径を、他方の流路である第2ガス排出流路4B(他方の流路)の径よりも大きくしている。これにより、燃料電池システムは、第1ガス排出流路4Aの圧力損失が、第2ガス排出流路4Bの圧力損失よりも低いものとなっている。
図7に示す燃料電池システムは、第1ガス排出流路4A及び第2ガス排出流路4Bの両方に流量制御手段(5,15)が設けてある。一方の流路である第1ガス排出流路4Aに設けた流量制御手段(5)は、流量制御バルブ5である。また、他方の流路である第2ガス排出流路4Bに設けた流量制御手段(15)は、オリフィス15である。これにより、燃料電池システムは、第1ガス排出流路4Aの圧力損失が、第2ガス排出流路4Bの圧力損失よりも低いものとなっている。
図8に示す燃料電池システムは、第1ガス排出流路4A及び第2ガス排出流路4Bの両方に流量制御手段(5,5)が設けてあり、前記流量制御手段がいずれも流量制御バルブ5,5である構成になっている。
上記の図6〜図8に示す各燃料電池システムは、先の実施形態と同様に、流量制御バルブ5の開度調整を行うことで、加湿器3を通過する排出ガスの流量を制御してカソードガスの加湿量を調整することができる。そして、各燃料電池システムは、先の実施形態と同様に、燃料電池1と加湿器3との間を短縮して、システム構造の小型化を実現することができる。
とくに、図6に示す燃料電池システムは、第2ガス排出流路4Bに径の小さい配管を使用することで、システム構造のさらなる小型化に貢献し得る。また、図7に示す燃料電池システムは、第1及び第2のガス排出流路4A,4Bに共通の配管を使用したうえで、オリフィス15の口径を選択することにより所望の圧力損失比を設定することができる。さらに、図8に示す燃料電池システムは、第1及び第2のガス排出流路4A,4Bの両方に流量制御バルブ5を設けたので、より高精度な流量制御を行うことができる。
図1〜図8に示す各実施形態では、第1ガス排出流路4Aのみに流量制御手段を設けた構成や、第1及び第2のガス排出流路4A,4Bの両方に流量制御手段を設けた構成を示した。これに対して、図9に示す燃料電池システムは、第2ガス排出流路4Bに流量制御手段である流量制御バルブ5を設けた構成になっている。
この場合、燃料電池システムは、先の各実施形態の構成とは逆に、第1ガス排出流路4Aの圧力損失が、第2ガス排出流路4Bの圧力損失よりも高い構成にすることが可能であり、例えば、第1ガス排出流路4Aの径を小さくしたり、第1ガス排出流路4Aにオリフィス(15)を設けたりすることが可能である。
上記の燃料電池システムにあっても、流量制御バルブ5の開度調整により、加湿器3を通過する排出ガスの流量を変えてカソードガスの加湿量を調整することが可能であると共に、先の実施形態と同様に、燃料電池1と加湿器3との間を短縮して、システム構造の小型化を実現することができる。
なお、本発明の燃料電池システムは、その構成が上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、構成の細部を適宜変更することが可能である。また、上記各実施形態では、反応用ガスであるカソードガスの流通経路に、加湿器3、第1及び第2のガス排出流路4A,4B、並びに流量制御手段等の各構成を設けた場合を説明した。これらの構成は、反応用ガスであるアノードガスの流通経路に設けることも可能であるが、先述の如くアノードガスの配管系に比べてカソードガスの配管系を大口径にする必要があるので、カソードガスの流通経路に設ける方がシステム構造の小型化を実現するうえで一層好ましい。
1 燃料電池
1A 第1ガス排出口
1B 第2ガス排出口
2 ガス供給路
3 加湿器
4A 第1ガス排出流路
4B 第2ガス排出流路
5 流量制御バルブ(流量制御手段)
15 オリフィス(流量制御手段)
C 単位セル
S 燃料電池スタック

Claims (5)

  1. 反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    燃料電池に反応用ガスを供給するガス供給路と、
    ガス供給路に流通する反応用ガスを加湿するための加湿器と、
    燃料電池の第1ガス排出口から加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、
    燃料電池の第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路と、を備えると共に、
    第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路のいずれか一方の流路に前記流量制御手段を備え
    前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ前記流量制御手段を設けた一方の流路の径が、他方の流路の径よりも大きいことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 反応用ガスの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    燃料電池に反応用ガスを供給するガス供給路と、
    ガス供給路に流通する反応用ガスを加湿するための加湿器と、
    燃料電池の第1ガス排出口から加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、
    燃料電池の第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路と、を備えると共に、
    第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路の両方に排出ガスの流量を制御する流量制御手段を備え
    前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ一方の流路に設けた流量制御手段が、流量制御バルブであり、
    他方の流路に設けた流量制御手段が、オリフィスであることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 反応用ガスの電気化学反応により発電する単位セルを複数積層してなる燃料電池スタックと、
    燃料電池スタックの積層方向の一端側から反応用ガスを供給するガス供給路と、
    ガス供給路に流通する反応用ガスを加湿するために前記ガス供給路に配置した加湿器と、
    燃料電池誌スタックの積層方向の一端側に設けた第1ガス排出口から前記加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、
    燃料電池スタックの積層方向の他端側に設けた第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路と、を備えると共に、
    第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路のいずれか一方に排出ガスの流量を制御する流量制御手段を備え
    前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ前記流量制御手段を設けた一方の流路の径が、他方の流路の径よりも大きいことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 反応用ガスの電気化学反応により発電する単位セルを複数積層してなる燃料電池スタックと、
    燃料電池スタックの積層方向の一端側から反応用ガスを供給するガス供給路と、
    ガス供給路に流通する反応用ガスを加湿するために前記ガス供給路に配置した加湿器と、
    燃料電池誌スタックの積層方向の一端側に設けた第1ガス排出口から前記加湿器を経由して外部に至る第1ガス排出流路と、
    燃料電池スタックの積層方向の他端側に設けた第2ガス排出口から外部に至る第2ガス排出流路と、を備えると共に、
    第1ガス排出流路及び第2ガス排出流路の両方に排出ガスの流量を制御する流量制御手段を備え
    前記流量制御手段を設けた一方の流路の圧力損失が、他方の流路の圧力損失よりも低く、且つ一方の流路に設けた流量制御手段が、流量制御バルブであり、
    他方の流路に設けた流量制御手段が、オリフィスであることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 反応用ガスがカソードガスであって、燃料電池スタックと加湿器との距離が、前記第1ガス排出流路の径よりも短いことを特徴とする請求項3又は4に記載の燃料電池システム。
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