JP5502583B2 - 画像表示装置および画像表示プログラム並びに画像診断装置 - Google Patents

画像表示装置および画像表示プログラム並びに画像診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、心臓の機能的情報と解剖学的情報とを重ねて表す融合画像を表示する画像表示装置および画像表示プログラム(program)並びに画像診断装置に関する。
狭心症や心筋梗塞などの診断を目的とする冠動脈の評価には、心臓カテーテル(catheter)検査(CAG; Coronary
Angiography)が王道とされてきた。しかし、近年は、X線CT(Computed Tomography)装置やMR(Magnetic Resonance)装置の発達により、これらの装置を用いた低侵襲である冠動脈造影撮影検査が心臓カテーテル検査に匹敵する検査方法として普及してきている。特にX線CT装置による冠動脈造影撮影検査(CT-CAG; CT-Coronary Angiography)は、撮影時間が短く、冠動脈の形態情報の抽出に優れていることから広く行われている。
ところで、X線CT装置やMR装置を用いた冠動脈造影撮影によって得られる画像からは、冠動脈の狭窄部位を検出することが可能であるが、狭窄の有無だけでは血流低下などの機能低下部位を特定することが困難な場合がある。
一方、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置やPET(Positron Emission Tomography)装置などの核医学診断装置を用いた撮影によって得られる画像は、血流低下などの機能低下部位の検出に優れているが、当該画像単独では冠動脈の狭窄部位を特定することができない。
このような背景から、X線CT装置やMR装置により得られる冠動脈の解剖学的情報を表す画像と、核医学診断装置により得られる心臓の機能的情報を表す画像とを重ね合せた融合画像を表示して、狭窄部位と機能低下部位の同時診断や相補的な診断を行う診断方法が提案されている。その代表例として、SPECT装置により得られた心臓の機能的情報(血流)をブルズアイマップ(bull's eye map)あるいはポーラーマップ(polar map)と呼ばれる極座標系のマップで表し、そのマップ上にX線CT装置により得られた冠動脈の解剖学的情報(形態情報)を表す画像を位置合せして重ね合せた融合画像を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。ブルズアイマップは、心臓の下端部に相当する心尖部から心臓の上端部に相当する心基部までの機能的情報の像を、同心円上に中心部から周辺部へと順次並べたものである。したがって、この方法によれば、1つの融合画像で、心臓全体に渡る機能的情報と解剖学的情報とを同時に評価することができ、効率的な診断が可能となる。
特許第3802018号公報 特開2004−141245号公報
しかしながら、心臓の機能的情報を表すブルズアイマップでは、心臓の各部位における機能的情報の像を同心円上に並べて表示するので、マップ周辺部の像は、マップ中心部の像より面積が拡大されて表示される。つまり、心臓の部位によってその機能的情報の像の表示拡大率が異なり、特に心基部と心尖部とでは、その差は非常に大きなものとなる。そのため、このようなブルズアイマップでは、機能異常の範囲を視覚的に正確に捉えることが難しいという課題がある。
このような事情により、心臓の機能的情報と冠動脈の解剖学的情報とを重ね合せた融合画像であって、機能異常の範囲を視覚的に正確に捉えることが容易な融合画像を表示することができる画像表示装置および画像表示プログラム並びに画像診断装置が望まれている。
第1の観点の発明は、心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示する画像表示装置であって、心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段とを備える画像表示装置を提供する。
第2の観点の発明は、前記第1の展開画像生成手段が、前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、前記第2の展開画像生成手段が、前記心臓の解剖学的情報を表す第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えている上記第1の観点の画像表示装置を提供する。
第3の観点の発明は、前記第1および第2の展開画像を、心臓の内側から外側へ向かう方向に見たときの像とするか、心臓の外側から内側へ向かう方向に見たときの像とするかを定める視線方向を設定する視線方向設定手段をさらに備えており、前記第1および第2の展開手段が、前記設定された視線方向に従って前記第1および第2の展開画像を生成する上記第2の観点の画像表示装置を提供する。
第4の観点の発明は、前記第1の特徴量が、前記第1の心軸から放射状に延びる直線上の画素の画素値における最大値、該直線上の画素の画素値における平均値もしくは該平均値に最も近い画素値、または、該直線上の画素の画素値を大きい順に並べたときの所定の範囲に属するものの平均値もしくは該平均値に最も近い画素値である上記第2の観点または第3の観点の画像表示装置を提供する。
第5の観点の発明は、前記第2の特徴量が、前記第2の心軸から放射状に延びる直線上の画素の画素値における最大値もしくは最小値、または、該直線上の画素の画素値のうち所定の数値範囲に属するものの平均値もしくは該平均値に最も近い画素値である上記第2の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第6の観点の発明は、前記第1および第2の展開画像の心軸方向における互いに対応する各位置での幅が、該位置に対応する前記第1の短軸像における前記第1の特徴量を与える画素と前記第1の心軸との距離、または、該位置に対応する前記第2の短軸像における第2の特徴量を与える画素と前記第2の心軸との距離に基づく長さである上記第2の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第7の観点の発明は、前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅が、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の最大値、中央値、または最小値を与える画素と、前記第1の心軸との距離に応じた長さである上記第6の観点の画像表示装置を提供する。
第8の観点の発明は、前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅が、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素または該第1の特徴量の上位所定数の値をそれぞれ与える各画素と、前記第1の心軸との距離の平均値に応じた長さである上記第6の観点の画像表示装置を提供する。
第9の観点の発明は、前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅が、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素と前記第1の心軸との距離のうちの最大値、中央値、または最小値に応じた長さである上記第6の観点の画像表示装置を提供する。
第10の観点の発明は、前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅が、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素と前記第1の心軸との距離のうちの上位所定数の距離の平均値に応じた長さである上記第6の観点の画像表示装置を提供する。
第11の観点の発明は、前記第1および第2の展開画像の心軸方向における互いに対応する各位置での幅が、すべて同一の長さである上記第2の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第12の観点の発明は、操作者の操作に応じて任意の角度方向を前記所定の角度方向として設定する角度方向設定手段をさらに備えている上記第2の観点から第11の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第13の観点の発明は、前記第1の展開画像に補間処理および/または平滑化処理を施す補間・平滑化処理手段をさらに備えており、前記表示手段が、前記補間処理および/または平滑化処理が施された第1の展開画像と前記第2の展開画像とを重ね合せて表示する上記第1の観点から第12の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第14の観点の発明は、前記補間・平滑化処理手段が、処理後の第1の展開画像の画素数が前記第2の展開画像と実質的に同じになるよう、前記第1の展開画像に補間処理を施す上記第13の観点の画像表示装置を提供する。
第15の観点の発明は、前記第1の3次元画像が、SPECT装置またはPET装置により得られた画像であり、前記第2の3次元画像が、X線CT装置またはMR装置により得られた画像である上記第2の観点から第14の観点のいずれか一つの観点の画像表示装置を提供する。
第16の観点の発明は、心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示するための画像表示プログラムであって、コンピュータ(computer)を、心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段として機能させるための画像表示プログラムを提供する。
第17の観点の発明は、前記第1の展開画像生成手段が、前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、前記第2の展開画像生成手段が、前記心臓の解剖学的情報を表す第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えている上記第16の観点の画像表示プログラムを提供する。
第18の観点の発明は、心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示する画像診断装置であって、心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段とを備える画像診断装置を提供する。
第19の観点の発明は、前記第1の展開画像生成手段が、前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、前記第2の展開画像生成手段が、前記心臓の解剖学的情報を表す第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えている上記第18の観点の画像診断装置を提供する。
上記観点の発明によれば、心臓の機能的情報を表す画像と冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを、それぞれ、心臓を縦切りにして広げたような展開画像として生成し、これらを対応付けて重ねるので、心臓の部位ごとの表示拡大率のばらつきを抑えることができ、機能異常の範囲を視覚的に正確に捉えることが容易な融合画像を表示することができる。
また、上記観点の発明によれば、融合画像における心臓の部位ごとの表示拡大率のばらつきが小さいため、冠動脈の形態の歪も抑えることができる。
第一実施形態による画像表示装置の構成を概略的に示す図である。 人体正面側から見た心臓のイメージ(image)図である。 第一実施形態による画像表示装置における処理の流れを表すフローチャート(flow chart)である。 SPECT短軸像を概念的に示す図である。 タイル(tile)状に並べて表示されたSPECT短軸像上でSPECT展開画像生成範囲を設定する様子を示す図である。 表示されたSPECT長軸像上でSPECT展開画像生成範囲を設定する様子を示す図である。 決定されたSPECT心軸の一例を示す図である。 SPECT短軸像上で心軸から放射状に延びる直線上の代表画素を探索する様子を示す図である。 SPECT短軸像上でSPECT切開位置を設定する様子を示す図である。 SPECT展開画像の生成方法を説明するための図である。 生成されたSPECT展開画像の一例を示す図である。 補間・平滑化処理が施されたSPECT展開画像の一例を示す図である。 SPECT長軸像とCT長軸像との重ね合せ表示において冠動脈画像生成範囲を設定する様子を示す図である。 SPECT短軸像とCT短軸像との重ね合せ表示においてCT心軸を決定する様子を示す図である。 所定のCT短軸像における冠動脈画像の抽出例を示す図である。 冠動脈展開画像の一例を示す図である。 融合画像の一例を示す図である。 第二実施形態による、SPECT展開画像の横幅を固定値にしたときに得られる融合画像を示す図である。 第三実施形態による画像表示装置の構成を概略的に示す図である。 第三実施形態による画像表示装置における処理の流れを表すフローチャートである。 SPECT視線方向の設定例を示す図である。 第三実施形態により生成される融合画像の一例を示す図である。 3D−CT画像の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態による画像表示装置の構成を概略的に示す図である。なお、この画像表示装置は、例えば、ワークステーション(workstation)などのコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現させることができる。
図1に示すように、第一実施形態による画像表示装置1は、SPECT短軸像取得部11と、SPECT展開画像生成範囲設定部12と、SPECT心軸決定部13と、SPECT切開位置設定部14と、SPECT展開画像生成部(第1の展開手段)15と、補間・平滑化処理部16とを備えている。
SPECT短軸像取得部11は、被検体の心臓のSPECT画像であって、その心臓の心軸方向に沿って並ぶ複数の短軸像(第1の短軸像)を取得する。
ここで、SPECT画像について簡単に説明する。
SPECT画像は、被検体をSPECT装置により撮影して得られたSPECTデータ(data)を基に生成される画像である。SPECT装置は、その撮影により、被検体に放射性同位元素を含む薬液を注入した後に、被検体内の各位置から発生する放射線の光子をカウント(count)して、そのカウント値の分布を表すSPECTデータを収集する。SPECT画像は、通常、そのSPECTデータが表すカウント値の分布すなわち被検体内における放射性同位元素の分布を可視化した画像であり、被検体の血流や代謝などの機能的情報を表す。
次に、短軸像および長軸像について簡単に説明する。
図2は、人体正面側から見た心臓のイメージ断面図である。図2に示すように、心臓Hは、右心房RA、右心室RC、左心房LA、および左心室LCを有している。そして、右心房RAおよび右心室RCと左心房LAおよび左心室LCとは中隔壁CBを挟んで存在する。心軸(長軸)HAは、文字通り心臓の軸であり、通常、人体胸部における右上後方の心基部(心底)BHから左下前方の心尖部CBへと中隔壁CBを通るように走る軸である。心臓Hの短軸SAは、心軸HAと直交する面上の軸である。心軸HAに直交する面が断面となる断層像を短軸像といい、心軸HAに平行な面が断面となる断層像を長軸像という。被検体における心軸方向は、解剖学的な知見と画像データから容易に把握できる。したがって、被検体の心臓を撮影して得られたデータを基にその心軸方向に沿った各スライス(slice)の断層像を生成することで、心臓の短軸像を生成することができる。同様に、その心軸方向に平行な各スライスの断層像を生成することで、心臓の長軸像を生成することができる。なお、これ以降、SPECT画像である短軸像をSPECT短軸像、これらSPECT短軸像により構成される3次元画像(第1の3次元画像)をSPECT3次元画像と呼ぶことにする。
SPECT展開画像生成範囲設定部12は、SPECT3次元画像における心臓部分を縦切りにして心軸を中心に広げたような展開画像(第1の展開画像)を生成する際における、当該展開画像の心軸方向における生成範囲を設定する。なお、これ以降、この展開画像をSPECT展開画像、その生成範囲をSPECT展開画像生成範囲と呼ぶことにする。
SPECT心軸決定部13は、SPECT3次元画像における心軸(第1の心軸)の位置を決定する。なお、これ以降、このSPECT3次元画像における心軸をSPECT心軸と呼ぶことにする。
SPECT切開位置設定部14は、SPECT展開画像を生成する際における、心臓部分を縦切りにする位置である切開位置(所定の角度方向)を設定する。なお、これ以降、この切開位置をSPECT切開位置と呼ぶことにする。
SPECT展開画像生成部15は、SPECT3次元画像を基に、決定または設定された、SPECT心軸、SPECT展開画像生成範囲、SPECT切開位置により、SPECT展開画像を生成する。
補間・平滑化処理部16は、生成されたSPECT展開画像に対して補間処理や平滑化処理を施し、より滑らかな画質の画像にする。
画像表示装置1は、また、CT短軸像取得部21と、冠動脈抽出部22と、冠動脈展開画像生成範囲設定部23と、CT心軸決定部24と、冠動脈画像切開位置設定部25と、冠動脈展開画像生成部(第2の展開手段)26と、フィルタ(filter)処理部27とを備えている。
CT短軸像取得部21は、被検体の心臓のCT画像であって、その心臓の心軸方向に沿って並ぶ複数の短軸像(第2の短軸像)を取得する。
ここで、CT画像について簡単に説明する。
CT画像は、被検体をX線CT装置により撮影して得られたCTデータを基に生成される画像である。X線CT装置は、その撮影により、被検体に複数のビュー(view)方向からX線を照射し、その透過X線を検出して、各ビュー方向での投影データを表すCTデータを収集する。CT画像は、通常、そのCTデータを基に画像再構成して得られる、被検体内におけるX線吸収率の分布を可視化した画像であり、被検体の物質や形態などの解剖学的情報を表す。
繰返しになるが、被検体における心軸方向は、解剖学的な知見と画像データから容易に把握できる。したがって、CTデータを基にその心軸方向に沿った各スライスの断層像を生成することで、CT画像である心臓の短軸像を生成することができる。なお、これ以降、CT画像である短軸像をCT短軸像、これらCT短軸像により構成される3次元画像(第2の3次元画像)をCT3次元画像と呼ぶことにする。
冠動脈抽出部22は、CT3次元画像から公知の手法により冠動脈部分を抽出し、この冠動脈の解剖学的情報を表す3次元画像(第3の3次元画像)を生成する。なお、これ以降、この3次元画像を冠動脈画像と呼ぶことにする。
冠動脈展開画像生成範囲設定部23は、CT3次元画像における冠動脈画像を縦切りにして心軸を中心に広げたような展開画像(第2の展開画像)を生成する際における、当該展開画像の心軸方向における生成範囲を設定する。この展開画像の生成範囲は、SPECT展開画像生成範囲設定部13により設定されたSPECT展開画像生成範囲と位置的に対応する範囲に設定する。なお、これ以降、この展開画像を冠動脈展開画像、その生成範囲を冠動脈展開画像生成範囲と呼ぶことにする。
CT心軸決定部24は、CT3次元画像における心軸(第2の心軸)の位置を決定する。この心軸の位置は、SPECT心軸決定部12により決定されたSPECT3次元画像におけるSPECT心軸と位置的に対応する位置に決定する。なお、これ以降、このCT3次元画像における心軸をCT心軸と呼ぶことにする。
冠動脈画像切開位置設定部25は、冠動脈展開画像を生成する際における、冠動脈画像を含む領域を縦切りにする位置である切開位置を設定する。この切開位置は、SPECT切開位置設定部14により設定されたSPECT切開位置と位置的に対応する位置にする。なお、これ以降、この切開位置を冠動脈画像切開位置と呼ぶことにする。
冠動脈展開画像生成部26は、冠動脈画像を基に、決定または設定された、CT心軸、冠動脈展開画像生成範囲、冠動脈画像切開位置により、冠動脈展開画像を生成する。
フィルタ処理部27は、生成された冠動脈展開画像に対して線強調フィルタ処理などのフィルタ処理を施し、冠動脈の輪郭を滑らかにする。
画像表示装置1は、さらに、表示制御部30と、表示装置40とを備えている。
表示制御部30は、(補間処理後の)SPECT展開画像と(フィルタ処理後の)冠動脈展開画像とを位置的に対応付けて重ね合せ、表示装置30の画面に表示させる。
表示装置40は、画面に種々の画像を表示する装置であり、例えば液晶パネル等で構成されるいわゆるモニタである。
これより、画像表示装置1における処理の流れについて説明する。
図3は、画像表示装置における処理の流れを表すフローチャートである。
ステップ(step)S1では、SPECT短軸像取得部11により、被検体の心臓のSPECT短軸像を取得する。
例えば、図4に示すような、被検体の心臓の心軸方向に沿って並ぶ複数の短軸像Pspect[1],Pspect[2],・・・,Pspect[N]を、入力されたSPECTデータを基に公知の生成手法により生成して取得する。なお、SPECT短軸像取得部11は、他の装置で既に生成されたSPECT画像の短軸像を読み込んで取得してもよい。
ステップS2では、SPECT展開画像生成範囲設定部12により、SPECT展開画像の心軸方向における生成範囲を設定する。
例えば、図5に示すように、各SPECT短軸像Pspect[1],Pspect[2],・・・,Pspect[N]を表示装置40の画面にタイル状に順次並べて表示する。操作者は、表示された各SPECT短軸像の中から、設定したい範囲の心尖部側の端に相当する短軸像Pspect[as]と、その範囲の心基部側の端に相当する短軸像Pspect[bs]とをグラフィカル・ユーザ・インタフェース(以下、GUI(Graphical User Interface)という)により選択する。SPECT展開画像生成範囲設定部12は、選択された2つの短軸像間の範囲Pspect[as]〜Pspect[bs]を、SPECT展開画像生成範囲Rspectとして設定する。
また例えば、図6に示すように、SPECT3次元画像Vspectを基に、心臓HのSPECT長軸像P1spect[i]を表示装置40の画面に表示する。操作者は、表示されたSPECT長軸像P1spect[i]上で、心尖部側の端に相当する短軸像Pspect[as]の対応位置Lasと、その範囲の心基部側の端に相当する短軸像Pspect[bs]の対応位置LbsとをGUIにより選択する。SPECT展開画像生成範囲設定部12は、選択された2つの位置Las〜Lbsに対応する短軸像間の範囲Pspect[as]〜Pspect[bs]を、SPECT展開画像生成範囲Rspectとして設定する。
なお、SPECT展開画像生成範囲設定部12は、SPECT展開画像生成範囲を、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で設定してもよいが、SPECT3次元画像を画像解析し、その結果を基に自動で設定してもよい。
ステップS3では、SPECT心軸決定部13により、SPECT心軸の位置を決定する。
例えば、SPECT短軸像群Pspect[as]〜Pspect[bs]の中で、画素値すなわちカウント値の合計値または平均値が最も大きい短軸像において、画素値が所定のしきい値以上である画素群における重心座標を算出し、その重心座標を通り既知の心軸方向に延びる直線をSPECT心軸として決定する。
また例えば、いずれかのSPECT短軸像を表示装置40の画面に表示する。操作者は、その短軸像を見ながら心軸が通ると考えられる位置を短軸像上でGUIにより指定する。SPECT心軸決定部13は、その指定された位置を通り既知の心軸方向に延びる直線をSPECT心軸として決定する。図7に決定されたSPECT心軸HAspectの例を示す。
なお、SPECT心軸決定部13は、SPECT心軸の位置を、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で決定してもよいし、SPECT3次元画像Vspectを画像解析し、その結果を基に自動で決定してもよい。
ステップS4では、SPECT展開画像生成部15により、SPECT短軸像Pspectの座標系を、デカルト座標系(Cartesian coordinate system)(x,y,z)からSPECT心軸を原点とした極座標系(r,θ,Zh)に変換する。ここで、rはSPECT心軸に直交する方向での当該心軸からの距離を示す座標、θはSPECT心軸に直交する方向での当該心軸から見たときの角度方向を示す座標、ZhはSPECT心軸に平行な方向での位置を示す座標である。
ステップS5では、SPECT展開画像生成部15により、SPECT短軸像ごとに放射状に特徴量を求める。
例えば、ステップS2にて設定されたSPECT展開画像生成範囲Rspect内のすべてのSPECT短軸像Pspect[as]〜Pspect[bs]について、図8に示すように、各SPECT短軸像Pspect[i]におけるSPECT心軸HAspectの位置(点o)から放射状に延びる各直線L[θk,Zhi]を想定する。ここで、θkはSPECT心軸HAspectから見た角度方向であり、k=1,2,・・・,nである。また、ZhiはSPECT短軸像Pspect[as]〜Pspect[bs]のZh座標であり、i=as,as+1,・・・,bsである。そして、これら各直線について、直線上の画素の画素値すなわちカウント値に基づく所定の特徴量(第1の特徴量)fspect[θk,Zhi]を求めるとともに、この特徴量を与える画素のr座標rspect[θk,Zhi]を求める。なお、これ以降、この特徴量をSPECT特徴量と呼ぶことにする。
なお、SPECT特徴量を与える画素が同じ直線上に複数存在するときは、それらの画素の平均座標を、SPECT特徴量を与える画素のr座標rspect[θk,Zhi]とする。また、画素値が極端に大きいまたは小さいなど、画素値がノイズ(noise)とみなせる範囲に属するものは、計算から除外する。
図8における各点ai1,ai2,・・・,aikは、それぞれ、直線L[θ1,Zhi],L[θ2,Zhi],・・・,L[θk,Zhi]においてSPECT特徴量を与える画素の例であり、線分oai1,oai2,・・・,oaikのそれぞれの長さが、その画素のr座標rspect[θ1,Zhi],rspect[θ2,Zhi],・・・,rspect[θk,Zhi]となる。
なお、図8に示す角度方向θ1,θ2,・・・は、便宜上、粗く設定しているが、実際には、1〜10°の所定角度ごとに360°分、設定することが望ましい。
また、SPECT特徴量としては、例えば、直線L[θk,Zhi]上の画素の画素値における最大値、その直線上の画素の画素値における平均値もしくはその平均値に最も近い画素値、その直線上の画素の画素値を大きい順に並べたときの所定の範囲もしくは上位一部に属するものの平均値もしくはその平均値に最も近い画素値などを考えることができる。SPECT特徴量として「最大値」を選択した場合、心筋の血流を位置精度よく検出するのに有効である。また、SPECT特徴量として「平均値もしくはその平均値に最も近い画素値」、あるいは「所定の範囲もしくは上位一部に属するものの平均値もしくはその平均値に最も近い画素値」を選択した場合、極端に大きいまたは小さい画素値として現れるノイズによる影響を抑えながら心筋の血流を検出するのに有効である。「上位一部」としては、例えば、上位1/10〜上位1/2などであり、標準的には上位1/3程度である。
ステップS6では、SPECT展開画像生成部15により、ステップS2にて設定されたSPECT展開画像生成範囲Rspect内のすべてのSPECT短軸像Pspect[as]〜Pspect[bs]について、各SPECT短軸像Pspect[i]におけるSPECT特徴量fspect[θk,Zhi]の最大値fmspect[Zhi]と、そのSPECT特徴量の最大値を与える画素のr座標rmspect[Zhi]とを求める。
ステップS7では、SPECT切開位置設定部14により、SPECT切開位置を設定する。
例えば、図9に示すように、所定のSPECT短軸像Pspect[i]を表示装置40の画面に表示する。表示されたSPECT短軸像Pspect[i]上で、SPECT心軸HAspectを中心とする回転方向における任意の角度方向を、GUIにより指定する。SPECT切開位置設定部14は、指定されたその角度方向を、SPECT切開位置θsとして設定する。ちなみに、図9では、心臓の前壁から切開する場合の例を示している。
SPECT切開位置θsの反対側がSPECT展開画像の中央部に、SPECT切開位置θsの左右近傍がSPECT展開画像の両端部にそれぞれ位置する。よって、SPECT切開位置θsは、主に観察したい冠動脈支配領域の位置からπ〔ラジアン(radian)〕反対側の部位に設定するのが望ましい。SPECT展開画像において、切開位置周辺が展開画像でのθ=π(or−π)座標に相当し、切開位置の反対側がθ=0の座標に相当する。
なお、SPECT切開位置設定部14は、SPECT切開位置を、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で設定してもよいが、プリセット(preset)されている初期設定を呼び出して設定してもよい。
ステップS8では、SPECT展開画像生成部15により、SPECT展開画像を生成する。SPECT展開画像の生成方法を、図10を参照しながら説明する。SPECT展開画像Qspectは、図10に示すような2次元マップであり、SPECT展開画像Qspectにおける縦軸は心軸方向の座標を表すZh軸に相当し、横軸は心軸から見た角度方向の座標を表すθ軸に相当する。ステップS7にて定められたSPECT切開位置θsから各SPECT短軸像Pspect[i]を左右に切開し、心基部を縦軸の上方に、心尖部を縦軸の下方に配置させることで、あたかも心臓を縦切りして広げたようなマップが得られる。各心軸方向の座標ZhiにおけるSPECT展開画像の横幅Lzhiは、ステップS6にて得られたSPECT特徴量の最大値fmspect[Zhi]を与える画素におけるr座標rmspect[Zhi]に応じて、例えばLzhi=p・rmspect[Zhi]として決定される。ここでpは所定の係数である。p=2πとすると、横幅Lzhiは、SPECT短軸像Pspect[i]を心軸から代表点までの距離Rmspect[Zhi]を直径とする円で近似した場合のその円周に相当する。なお、SPECT展開画像の横幅Lzhiの決め方は他にも種々考えることができ、例えば、r座標rspect[θk,Zhi]の平均値rbspect[Zhi]に応じて、横幅Lzhi=p・rbspect[Zhi]として決定してもよい。
図10において、Zhas′は、SPECT展開画像生成範囲Rspectの心尖部側の端に相当するZh座標、Zhbs′は、SPECT展開画像生成範囲Rspectの心基部側の端に相当するZh座標である。また、mはSPECT展開画像における1断層像あたりの厚み(高さ)であり、Zhas′−Zhbs′間の長さを、ステップS2にて設定されたSPECT展開画像生成範囲Rspectに該当するSPECT短軸像Pspectの数Nで割ったものに相当する。
それぞれのZhiにおいてSPECT展開画像の横幅Lzhiを2π分割し、SPECT展開画像におけるθ軸方向の中央の画素に、ステップS5にて求められたθ=0におけるSPECT特徴量fspect[0,Zhi]を対応させ、θ=−πからθ=πまでの各SPECT特徴量fspect[θ,Zhi]をSPECT展開画像における各画素に対応付けることで、例えば図10に示すようなSPECT展開画像Qspectが得られる。
ステップS9では、必要に応じて、補間・平滑化処理部16により、ステップS8にて生成されたSPECT展開画像Qspectに対して補間処理や平滑化処理を施す。SPECT画像は、CT画像などに比べると短軸像のスライス厚が大きいため、心基部から心尖部までの短軸像の総数は、15枚程度であることが多い。そのため、図11に示すように段差が目立つ画像になってしまい、とりわけ外周では段差が顕著である。より滑らかで診断しやすい画像を得るために、SPECT展開画像Qspectに対して3次元スプライン(spline)補間などの高次補間処理や平滑化処理を行うことで、図12に示すような滑らかな画質のSPECT展開画像Qspect′を得ることができる。このとき、SPECT展開画像と冠動脈展開画像との間で画素の対応付けを簡単にするため、SPECT展開画像Qspect′が冠動脈展開画像と同じ画素数になるように、SPECT展開画像Qspectに対して補間処理を施すことが望ましい。
ステップS10では、CT短軸像取得部21により、被検体の心臓のCT短軸像を取得する。
例えば、被検体の心臓の心軸方向に沿って並ぶ複数の短軸像Pct[1],Pct[2],・・・,Pct[M]を、入力されたCTデータを基に公知の生成手法により生成して取得する。
なお、CT短軸像取得部21は、SPECT短軸像の場合と同様、他の装置で既に生成されたCT画像の短軸像を読み込んで取得してもよい。
ステップS11では、冠動脈展開画像生成範囲設定部23により、冠動脈展開画像を生成する心軸方向の範囲を設定する。
例えば、ステップS2でのSPECT展開画像生成範囲Rspectの設定方法と同様に、タイル状に表示された各CT短軸像Pct[1],Pct[2],・・・,Pct[M]の中から、設定したい範囲の心尖部側の端に相当する短軸像Pct[ac]と、その範囲の心基部側の端に相当する短軸像Pct[bc]とをGUIにより選択する。冠動脈展開画像生成範囲設定部23は、選択された2つの短軸像間の範囲Pct[ac]〜Pct[bc]を、冠動脈展開画像生成範囲Rcoronaryとして設定する。
また例えば、図13に示すように、SPECT長軸像P1spect[i]をCT長軸像P1ct[j]と重ね合せ表示する。操作者は、表示されたCT長軸像P1ct[j]における心筋などを目安に、これら2つの画像の位置合せをGUIにより行い、ステップS2にて設定されたSPECT展開画像生成範囲Rspectに対応するCT長軸像P1ct[j]上の範囲を、冠動脈展開画像生成範囲Rcoronaryとして設定する。
なお、冠動脈展開画像生成範囲設定部23は、冠動脈展開画像生成範囲Rcoronaryを、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で設定してもよいが、CT3次元画像を画像解析し、その結果を基に自動で設定してもよい。
ステップS12では、CT心軸決定部24により、CT心軸の位置を決定する。
例えば、いずれかのCT短軸像を表示装置40の画面に表示する。操作者は、その短軸像を見ながら心軸が通ると考えられる位置を短軸像上でGUIにより指定する。CT心軸決定部24は、その指定された位置を通り既知の心軸方向に延びる直線をCT心軸として決定する。
また例えば、図14に示すように、SPECT短軸像Pspect[i]をCT短軸像Pct[j]上に重ね合せ表示する。操作者は、表示されたCT短軸像Pct[j]における心筋などを目安に、これら2つの画像の位置合せをGUIにより行い、ステップS3で設定されたSPECT心軸HAspectに対応するCT短軸像Pct[j]上の位置を通り、既知の心軸方向に延びる直線を、CT心軸HActとして決定する。
なお、CT心軸決定部24は、CT心軸HActを、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で決定してもよいが、CT3次元画像を画像解析し、その結果を基に自動で決定してもよい。
ステップS13では、冠動脈抽出部22により、CT3次元画像Vctの、ステップS11にて設定された冠動脈展開画像生成範囲Rcoronaryにおいて、冠動脈部分を表す冠動脈画像を抽出する。
冠動脈抽出部22は、例えば、特開2007−136184号公報にて開示されている手法など、画素値の大きさやその画素値の空間的な連続性などを手掛かりに管状組織を抽出する手法などにより、冠動脈画像を抽出する。図15に所定のCT短軸像Pct[j]における冠動脈画像の抽出例を示す。左図が抽出前のCT短軸像Pct[j]であり、右図が抽出された冠動脈短軸像Pcoronary[i]である。
ステップS14では、CT短軸像Pspectおよび冠動脈短軸像Pcoronaryの座標系を、デカルト座標系(x,y,z)からCT心軸を原点とした極座標系(r,θ,Zh)に変換する。ここで、ZhはCT心軸に平行な方向の座標である。
ステップS15では、ステップS11にて設定された冠動脈展開画像生成範囲Rcoronary内のすべての冠動脈短軸像Pcoronary[ac]〜Pcoronary[bc]について、ステップS5と同様に、各冠動脈短軸像Pcoronary[j]におけるCT心軸HActの位置から放射状に延びる各直線L[θ1,Zhj],L[θ2,Zhj],・・・,L[θk,Zhj],・・・,L[θn,Zhj]を想定する。ここで、θkはCT心軸HActから見たときの角度方向であり、k=1,2,・・・,nである。また、ZhjはCT短軸像Pct[ac]〜Pct[bc]のZh座標であり、j=ac,ac+1,・・・,bcである。そして、冠動脈展開画像生成部26により、これら各直線について、直線上の画素の画素値すなわちCT値に基づく所定の特徴量(第2の特徴量)fcoronary[θk,Zhj]を求めるとともに、その特徴量を与える画素のr座標rcoronary[θk,Zhj]を求める。なお、これ以降、この特徴量を冠動脈特徴量と呼ぶことにする。
また、冠動脈特徴量としては、例えば、直線L[θk,Zhj]上の画素の画素値における最大値、その直線上の画素の画素値における最小値、または所定の物質に相当するCT値範囲の平均値もしくはその平均値に最も近い画素値などを考えることができる。冠動脈特徴量として「最大値」を選択した場合、これは心軸から心壁方向へ投影したMIP(最大値投影)に相当し、冠動脈の走行や血管径を評価したい場合に有効である。また、冠動脈特徴量として「最小値」を選択した場合、これは心軸から心壁方向へ投影したMinIP(最小値投影)に相当し、ソフトプラーク(soft plaque)を評価したい場合に有効である。その他、冠動脈特徴量として、例えば、石灰化プラークに相当するCT値範囲の平均値に最も近い画素値、あるいは、中間プラークに相当するCT値範囲の平均値に最も近い画素値などを選択する、というバリエーション(variation)が考えられる。
なお、放射状に延びる各直線のうち、その直線上に冠動脈部分が存在しないなど、冠動脈特徴量を与える画素がない直線については、その直線における特徴量および特徴量を与える画素のr座標として、0(ゼロ(zero))などの所定の固定値を割り当てる。
ステップS16では、冠動脈画像切開位置設定部25により、冠動脈画像切開位置(CT切開位置)を設定する。
例えば、ステップS7にて設定されたSPECT切開位置と同一の位置を、冠動脈画像切開位置として設定する。操作者にとって主に観察したい冠動脈が予め決まっている場合には、操作者が冠動脈画像上でその冠動脈をGUIにより指定し、その指定した位置からπ〔ラジアン〕反対側の部位に冠動脈画像切開位置を設定することが望ましい。仮にステップS7にて設定されたSPECT切開位置θsと、ここで新たに設定された冠動脈画像切開位置θcとが異なった場合には、ステップS7〜S9を再実行することが望ましい。
ステップS17では、冠動脈展開画像生成部26により、冠動脈展開画像を生成する。冠動脈展開画像Qcoronaryの生成方法は、ステップS8におけるSPECT展開画像Qspectの生成方法と略同様であるが、冠動脈展開画像Qcoronaryの各座標Zhの横幅は、SPECT展開画像QspectまたはQspect′の横幅に合わせる。生成された冠動脈展開画像Qcoronaryの一例を図16に示す。
ステップS18では、必要に応じて、フィルタ処理部27により、ステップS17にて生成された冠動脈展開画像Qcoronaryに対して、血管径には影響を与えず血管の走行方向を平滑化するような線強調フィルタ処理などのフィルタ処理を施す。これにより、血管の輪郭を滑らか表す冠動脈展開画像Qcoronary′を得ることができる。
ステップS19では、表示制御部30により、ステップS1〜S9を実行して得られたSPECT展開画像Qspect(またはQspect′)と、ステップS10〜S18を実行して得られた冠動脈展開画像Qcoronary(またはQcoronary′)とを任意の透明度で重ね合せた融合画像Qfusionを生成し、表示装置40の画面に表示する。生成された融合画像の一例を図17に示す。図17に示す融合画像Qfusionは、SPECT特徴量として画素値すなわちSPECTカウント値の最大値を、冠動脈特徴量として画素値すなわちCT値の最大値(MIP)を、それぞれ選択した場合の融合画像である。
なお、冠動脈特徴量として、複数種類の特徴量を選択し、それぞれの特徴量によって得られた冠動脈展開画像を同時に重ね合せて表示するようにしてもよい。
(第二実施形態)
ステップS8にて決めるSPECT展開画像の横幅Lzhiを、心軸方向の座標Zhiに依らず固定値とする。図18は、SPECT展開画像の横幅Lzhiを固定値にしたときに得られる融合画像Qfusion′を示す図である。
以上、上記の各実施形態によれば、心臓の機能的情報を表すSPECT画像と冠動脈の解剖学的情報を表すCT画像とを、それぞれ、心臓を縦切りにして広げたような展開画像として生成し、これらを位置合せして重ねるので、心臓の部位ごとの表示拡大率のばらつきを抑えることができ、機能異常の範囲を視覚的に正確に捉えることが容易な融合画像を表示することができる。また、融合画像における心臓の部位ごとの表示拡大率のばらつきが小さいため、冠動脈などの形態の歪も抑えることができる。
特に、第一実施形態では、SPECT展開画像の各横幅Lzhiを、心軸方向の各座標Zhiに対応するSPECT短軸像Pspect[Zhi]において探索した代表画素とSPECT心軸との距離に基づいて決定し、横幅Lzhiが座標Zhiでの心臓の周囲長に応じた長さとなるようにしているので、図17に示す第一実施形態の融合画像Qfuisonでは、表示拡大率が部位に依らず略一定であるという特長がある。
図18に示す第二実施形態の融合画像Qfuison′は、図17に示す第一実施形態の融合画像Qfuisonに比べると、部位ごとの表示拡大率の違いに起因する歪があるが、従来のブルズアイによる画像と比べれば、それらの問題は軽減されている。第二実施形態の融合画像Qfuison′は、地図のメルカトル(Mercator)図法に極めて近い表示法であることから、操作者によっては、第一実施形態の融合画像Qfuisonよりもなじみ易いと考えられる。これら二種類の融合画像Qfuison,Qfuison′を1画面上に並べて表示し、相補的に利用する方法も有効である。
(第三実施形態)
図19は、第三実施形態による画像表示装置の構成を概略的に示す図である。図19に示すように、第三実施形態による画像表示装置1bは、第一実施形態に対して、SPECT視線方向設定部18とCT視線方向設定部28が追加された構成である。
SPECT視線方向設定部18は、SPECT展開画像を生成する際の像に対する視線方向、すなわちSPECT展開画像をどの方向に見たときの像として生成するかを設定する。視線方向としては、心臓の内側から外側、すなわち心軸側から心壁側への方向と、心臓の外側から内側、すなわち心壁側から心軸側への方向のいずれかを選択する。なお、これ以降、この視線方向をSPECT視線方向と呼ぶことにする。
冠動脈画像視線方向設定部28は、冠動脈展開画像を生成する際の像に対する視線方向、すなわち冠動脈展開画像をどの方向に見たときの像として生成するかを設定する。視線方向としては、心臓の内側から外側、すなわち心軸側から心壁側への方向と、心臓の外側から内側、すなわち心壁側から心軸側への方向のいずれかを選択する。この視線方向は、SPECT視線方向設定部18により設定された視線方向と同じ方向にする。なお、これ以降、この視線方向を冠動脈画像視線方向と呼ぶことにする。
図20は、第三実施形態による画像表示装置における処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートでは、第一実施形態に対して、ステップT6,T7,T9,
T10,T19の処理が追加または変更されている。
ステップT1では、ステップS1と同様に、SPECT短軸像取得部11により、被検体の心臓のSPECT短軸像を取得する。
ステップT2では、ステップS2と同様に、SPECT展開画像生成範囲設定部12により、SPECT展開画像の心軸方向における生成範囲を設定する。
ステップT3では、ステップS3と同様に、SPECT心軸決定部13により、SPECT心軸の位置を決定する。
ステップT4では、ステップS4と同様に、SPECT展開画像生成部15により、SPECT短軸像Pspectの座標系を、デカルト座標系(x,y,z)からSPECT心軸を原点とした極座標系(r,θ,Zh)に変換する。
ステップT5では、ステップS5と同様に、SPECT展開画像生成部15により、SPECT短軸像ごとに放射状に特徴量を求める。
ステップT6では、SPECT展開画像生成部15により、ステップT2にて設定されたSPECT展開画像生成範囲Rspect内のすべてのSPECT短軸像Pspect[as]〜Pspect[bs]について、代表点(または代表点群)を決定する。代表点の決定方法は、次の4通りが考えられる。
(方法1)SPECT特徴量の代表値fspect[Zhi]を求める。SPECT特徴量の代表値fspect[Zhi]には、例えば、SPECT特徴量の最大値、中央値、最小値のいずれかを選択する。このSPECT特徴量の代表値を与える画素を代表点とする。
(方法2)SPECT特徴量の値をそれぞれ与える各画素、または、SPECT特徴量の上位所定数、例えば全体の1/3程度のものの値をそれぞれ与える各画素から成る画素群を代表点群とする。
(方法3)ステップT5で求めたSPECT特徴量を与える画素におけるr座標rspect[θk,Zhi]の代表値rspect[Zhi]を求める。この代表値rspect[Zhi]には、例えば、r座標rspect[θk,Zhi]の最大値、中央値、最小値のいずれかを選択する。代表値を与えるr座標上の画素を代表点とする。
(方法4)ステップT5で求めたSPECT特徴量を与える画素におけるr座標rspect[θk,Zhi]の値の上位所定数、例えば全体の1/3程度のもの値をそれぞれ与える各画素から成る画素群を代表点群とする。
ステップT7では、各SPECT短軸像Pspect[i]について、SPECT心軸(原点)から、ステップT6で決定した代表点(または代表点群)までの距離Rmspect[Zhi]を取得する。代表点群の場合には、SPECT心軸(原点)から各代表点までの距離の平均値をRmspect[Zhi]とする。
ステップT8では、ステップS7と同様に、SPECT切開位置設定部14により、SPECT切開位置を設定する。
ステップT9では、SPECT視線方向設定部18により、SPECT視線方向を設定する。例えば、心臓を前壁で縦切りする場合、心臓を外側から内側へ向かう方向に観察したい場合には、図21(a)に示すように、SPECT視線方向を外側から内側へ向かう方向に設定する。なお、図中の矢印は、SPECT視線方向を示している。この場合、SPECT展開画像は、図21(a)に示すように展開されて生成される。また、心臓を内側から外側へ向かう方向に観察したい場合には、図21(b)に示すように、SPECT視線方向を内側から外側へ向かう方向に設定する。この場合、SPECT展開画像は、図21(b)に示すように展開されて生成される。一方、心臓を後壁で縦切りする場合、心臓を内側から外側へ向かう方向に観察したい場合には、図21(c)に示すように、SPECT視線方向を内側から外側へ向かう方向に設定する。この場合、SPECT展開画像は、図21(c)に示すように展開されて生成される。また、心臓を内側から外側へ向かう方向に観察したい場合には、図21(d)に示すように、SPECT視線方向を内側から外側へ向かう方向に設定する。この場合、SPECT展開画像は、図21(d)に示すように展開されて生成される。
なお、SPECT視線方向設定部18は、SPECT視線方向を、上記のように、操作者からの操作に応じて、つまり手動で設定してもよいし、プリセットされている初期設定を呼び出して自動で設定してもよい。SPECT視線方向を手動で設定する場合は、例えば、図21に示すように、実際のSPECT短軸画像またはそのモデル画像上に、目を模式化した画像や矢印の画像を表示し、操作者が、GUIを介してその画像の位置や向きを切り換えるなどして設定する。
ステップT10では、SPECT展開画像生成部15により、SPECT展開画像を生成する。ステップT8にて定められたSPECT切開位置θsから各SPECT短軸像Pspect[i]を左右に切開し、心基部を縦軸の上方に、心尖部を縦軸の下方に配置させ、ステップT9にて設定されたSPECT視線方向に従って、ステップT5にて求められた特徴量を横軸方向に並べる。すると、あたかも、心臓をSPECT切開位置θsで縦切りして広げ、それをSPECT視線方向で見たときのようなマップが得られる。心軸方向の各座標ZhiにおけるSPECT展開画像の横幅Lzhiは、ステップT7にて得られた、SPECT心軸(原点)から代表点(または代表点群)までの距離Rmspect[Zhi]に応じて、例えばLzhi=p・Rmspect[Zhi]として決定される。なお、p=2πとすると、横幅Lzhiは、SPECT短軸像Pspect[i]を心軸から代表点までの距離Rmspect[Zhi]を直径とする円で近似した場合のその円周に相当する。
ステップT11では、ステップS8と同様に、必要に応じて、補間・平滑化処理部16により、ステップT10にて生成されたSPECT展開画像Qspectに対して補間処理や平滑化処理を施す。
ステップT12では、ステップS10と同様に、CT短軸像取得部21により、被検体の心臓のCT短軸像を取得する。
ステップT13では、ステップS11と同様に、冠動脈展開画像生成範囲設定部23により、冠動脈展開画像を生成する心軸方向の範囲を設定する。
ステップT14では、ステップS12と同様に、CT心軸決定部24により、CT心軸の位置を決定する。
ステップT15では、ステップS13と同様に、冠動脈抽出部22により、CT3次元画像Vctの、ステップS11にて設定された冠動脈展開画像生成範囲Rcoronaryにおいて、冠動脈部分を表す冠動脈画像を抽出する。
ステップT16では、ステップS14と同様に、CT短軸像Pspectおよび冠動脈短軸像Pcoronaryの座標系を、デカルト座標系(x,y,z)からCT心軸を原点とした極座標系(r,θ,Zh)に変換する。
ステップT17では、ステップS15と同様に、ステップT13にて設定された冠動脈展開画像生成範囲Rcoronary内のすべての冠動脈短軸像Pcoronary[ac]〜Pcoronary[bc]について、ステップT5と同様に、各冠動脈短軸像Pcoronary[j]におけるCT心軸HActの位置から放射状に延びる各直線L[θ1,Zhj],L[θ2,Zhj],・・・,L[θk,Zhj],・・・,L[θn,Zhj]を想定する。
ステップT18では、ステップS16と同様に、冠動脈画像切開位置設定部25により、冠動脈画像切開位置(CT切開位置)を設定する。
ステップT19では、冠動脈画像視線方向設定部28により、冠動脈画像視線方向(CT視線方向)を設定する。冠動脈画像視線方向は、原則として、ステップT9にて設定されたSPECT視線方向と同一の方向が設定される。仮に、ステップT9にて設定されたSPECT視線方向と、このステップT19にて設定された冠動脈画像視線方向とが異なる場合には、ステップT9〜T11を再実行することが望ましい。
ステップT20では、ステップS17と同様に、冠動脈展開画像生成部26により、冠動脈展開画像を生成する。
ステップT21では、ステップS18と同様に、必要に応じて、フィルタ処理部27により、ステップT20にて生成された冠動脈展開画像Qcoronaryに対して、血管径には影響を与えず血管の走行方向を平滑化するような線強調フィルタ処理などのフィルタ処理を施す。
ステップT22では、表示制御部30により、ステップT1〜T11を実行して得られたSPECT展開画像Qspect(またはQspect′)と、ステップT12〜T21を実行して得られた冠動脈展開画像Qcoronary(またはQcoronary′)とを任意の透明度で重ね合せた融合画像Qfusionを生成し、表示装置40の画面に表示する。
生成された融合画像の一例を図22に示す。図22(a)は、心臓を前壁から切開し、外側から内側へ向かう方向に視線方向を設定した場合の画像Qfusion(a)である。この場合、図23の3D−CT画像CT3dと比較すると分かるように、左冠動脈前下行枝LAD(Left anterior descending)と左冠動脈回旋枝LCX(Left
circumflex coronary)の位置が左右逆であり、冠動脈造影撮影検査(CT−CAG)に慣れた医師や技師には違和感がある。図22(b)は、心臓を前壁から切開し、内側から外側へ向かう方向に視線方向を設定した場合の画像Qfusion(b)であり、図22(a)の鏡面配置となる。図22(c)は、心臓を後壁から切開し、外側から内側へ向かう方向に視線方向を設定した場合の画像Qfusion(c)であり、3D−CT画像CT3dと比較すると、3本の冠動脈の配置は左右逆順となる。図22(d)は、心臓を後壁から切開し、内側から外側へ向かう方向に視線方向を設定した場合の画像Qfusion(d)である。この場合、図23の3D−CT画像CT3dと同様に、左から順に右冠動脈RCA(Right coronary artery),LAD,LCXという配置になっており、3D−CT画像CT3dと比べても対比が容易で、CT−CAGに慣れた医師や技師にとって直感的に分かり易い画像となる。
なお、融合画像Qfusion(a)〜(d)において、血管は、その管径が分かるように描写されている。また、石灰化(例えば融合画像Qfusion(c)において破線で囲んだ部分Ca)やステント(例えば融合画像Qfusion(c)において破線で囲んだ部分St)の存在も視覚的に認められる。このように、血管の管径、石灰化やステントの存在が認識可能な融合画像を表示できることは、上記の実施形態による画像表示装置の特長の一つであり、冠動脈検査の生産性、精度の向上に対する貢献は大きい。
なお、上記の各実施形態では、先ずSPECT展開画像Qspectを生成し、次にこのとき設定した諸種のパラメータ(parameter)、例えばSPECT展開画像生成範囲RspectやSPECT展開画像の横幅Lzhiを利用して冠動脈画像Qcoronaryを生成している。しかし、これとは逆に、先ず冠動脈画像Qcoronaryを生成し、次にこのとき設定した諸種のパラメータを利用してSPECT展開画像Qspectを生成してもよい。この場合、冠動脈展開画像Qcoronaryの横幅Lzhiは、冠動脈に相当する画素のうち、特徴量fcoronary[θk,Zhi]の最大値fmcoronary[Zhi]や平均値fbcoronary[Zhi]を与える画素におけるr座標rmcoronary[zhi]に応じて、例えばLzhi=p・rmcoronary[Zhi]として決定することができる。
また、上記の各実施形態では、心臓の機能的情報を表す画像としてSPECT画像を用い、冠動脈の解剖学的情報を表す画像としてCT画像を用いているが、これらの画像として他のモダリティによる画像を用いてもよい。例えば、心臓の機能的情報を表す画像としてPET装置により得られるPET画像を用いてもよい。また例えば、冠動脈の解剖学的情報を表す画像としてMR装置により得られるMR画像を用いてもよい。
また、上記の各実施形態は、融合画像を表示する画像表示装置であるが、この画像表示装置を構成する各部を機能的に有する画像診断装置も、発明の実施形態の一例である。例えば、X線CT装置、MR装置、SPECT装置、PET装置、PET−CT装置などに上記画像表示装置としての機能を持たせるようにしてもよい。
また、コンピュータを上記画像表示装置として機能させるための画像表示プログラムも、本発明の実施形態の一例である。
1 画像表示装置
11 SPECT短軸像取得部
12 SPECT展開画像生成範囲設定部
13 SPECT心軸決定部
14 SPECT切開位置設定部
15 SPECT展開画像生成部
16 補間・平滑化処理部
18 SPECT視線方向設定部
21 CT短軸像取得部
22 冠動脈抽出部
23 冠動脈展開画像生成範囲設定部
24 CT心軸決定部
25 冠動脈画像切開位置設定部
26 冠動脈展開画像生成部
27 フィルタ処理部
28 冠動脈画像視線方向設定部
30 表示制御部
40 表示装置

Claims (14)

  1. 心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示する画像表示装置であって、

    心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、

    前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、
    前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段とを備え、
    前記第1の展開画像生成手段は、
    前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、
    前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、

    前記第2の展開画像生成手段は、
    前記心臓の解剖学的情報を表す、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、

    前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えており、

    前記第1および第2の展開画像の心軸方向における互いに対応する各位置での幅は、該位置に対応する前記第1の短軸像における前記第1の特徴量を与える画素と前記第1の心軸との距離、または、該位置に対応する前記第2の短軸像における第2の特徴量を与える画素と前記第2の心軸との距離に基づく長さである

    画像表示装置。
  2. 前記第1および第2の展開画像を、心臓の内側から外側へ向かう方向に見たときの像とするか、心臓の外側から内側へ向かう方向に見たときの像とするかを定める視線方向を設定する視線方向設定手段をさらに備えており、

    前記第1および第2の展開手段は、前記設定された視線方向に従って前記第1および第2の展開画像を生成する請求項に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の特徴量は、前記第1の心軸から放射状に延びる直線上の画素の画素値における最大値、該直線上の画素の画素値における平均値もしくは該平均値に最も近い画素値、または、該直線上の画素の画素値を大きい順に並べたときの所定の範囲に属するものの平均値もしくは該平均値に最も近い画素値である請求項または請求項に記載の画像表示装置。
  4. 前記第2の特徴量は、前記第2の心軸から放射状に延びる直線上の画素の画素値における最大値もしくは最小値、または、該直線上の画素の画素値のうち所定の数値範囲に属するものの平均値もしくは該平均値に最も近い画素値である請求項から請求項のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅は、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の最大値、中央値、または最小値を与える画素と、前記第1の心軸との距離に応じた長さである請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅は、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素または該第1の特徴量の上位所定数の値をそれぞれ与える各画素と、前記第1の心軸との距離の平均値に応じた長さである請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅は、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素と前記第1の心軸との距離のうちの最大値、中央値、または最小値に応じた長さである請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1の展開画像の心軸方向における各位置での幅は、該位置での前記各直線に対して求められた前記第1の特徴量の値をそれぞれ与える各画素と前記第1の心軸との距離のうちの上位所定数の距離の平均値に応じた長さである請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 操作者の操作に応じて、任意の角度方向を前記所定の角度方向として設定する角度方向設定手段をさらに備えている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  10. 前記第1の展開画像に補間処理および/または平滑化処理を施す補間・平滑化処理手段をさらに備えており、
    前記表示手段は、前記補間処理および/または平滑化処理が施された第1の展開画像と前記第2の展開画像とを重ね合せて表示する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  11. 前記補間・平滑化処理手段は、処理後の第1の展開画像の画素数が前記第2の展開画像と実質的に同じになるよう、前記第1の展開画像に補間処理を施す請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 前記第1の3次元画像は、SPECT装置またはPET装置により得られた画像であり、
    前記第2の3次元画像は、X線CT装置またはMR装置により得られた画像である請求項から請求項11のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  13. 心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示するための画像表示プログラムであって、

    コンピュータを、
    心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、

    前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、
    前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段として機能させるための画像表示プログラムであって、

    前記第1の展開画像生成手段は、
    前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、
    前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、

    前記第2の展開画像生成手段は、
    前記心臓の解剖学的情報を表す、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、

    前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えており、

    前記第1および第2の展開画像の心軸方向における互いに対応する各位置での幅は、該位置に対応する前記第1の短軸像における前記第1の特徴量を与える画素と前記第1の心軸との距離、または、該位置に対応する前記第2の短軸像における第2の特徴量を与える画素と前記第2の心軸との距離に基づく長さである画像表示プログラム
  14. 心臓の機能的情報を表す画像と該心臓の冠動脈の解剖学的情報を表す画像とを対応付けて重ね合せて表示する画像診断装置であって、

    心軸から見たときの角度方向の座標を横軸にとり、心軸方向の座標を縦軸にとる座標系に、心臓の機能的情報を展開して表す第1の展開画像を生成する第1の展開画像生成手段と、

    前記座標系に心臓の冠動脈の解剖学的情報を展開して表す第2の展開画像を生成する第2の展開画像生成手段と、
    前記第1の展開画像と前記第2の展開画像とを対応付けて重ねて表示する表示手段とを備え
    前記第1の展開画像生成手段は、
    前記心臓の機能的情報を表す第1の3次元画像における第1の心軸を決定する第1の心軸決定手段と、
    前記第1の3次元画像を構成する各第1の短軸像において、前記第1の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第1の特徴量を求め、該第1の特徴量が求められた直線の前記第1の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、所定の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第1の特徴量を対応する座標の画素値とする第1の展開画像を生成する第1の展開手段とを備えており、

    前記第2の展開画像生成手段は、
    前記心臓の解剖学的情報を表す、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像における第2の心軸を決定する第2の心軸決定手段と、

    前記第2の3次元画像から前記冠動脈の解剖学的情報を表す第3の3次元画像を生成する画像生成手段と、
    前記第3の3次元画像を構成する各第2の短軸像において、前記第2の心軸から放射状に延びる各直線について該直線上の画素の画素値に基づく第2の特徴量を求め、該第2の特徴量が求められた直線の前記第2の心軸から見たときの角度方向の座標を横軸方向にとり、該直線の心軸方向の座標を縦軸方向にとり、前記所定の角度方向と実質的に同一の角度方向を表す座標が該横軸方向の両端に位置するように、前記求めた各第2の特徴量を対応する座標の画素値とする第2の展開画像を生成する第2の展開手段とを備えており、

    前記第1および第2の展開画像の心軸方向における互いに対応する各位置での幅は、該位置に対応する前記第1の短軸像における前記第1の特徴量を与える画素と前記第1の心軸との距離、または、該位置に対応する前記第2の短軸像における第2の特徴量を与える画素と前記第2の心軸との距離に基づく長さである画像診断装置。
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