JP5502131B2 - ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法 - Google Patents

ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法に関する。
従来、ブラシレスモータに用いられるステータとしては、例えば、次のものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1に記載の電機子において、継鉄は、軸方向に分割された複数のリング状の継鉄構成部によって構成されており、各継鉄構成部には、径方向外側に向けて突出する複数の歯部が一体に形成されている。
特開平9−322441号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術をインナロータタイプの回転電機に用いられる電機子に適用した場合、複数の歯部は、各継鉄構成部の径方向内側に向けて突出することになる。このため、コイルを各継鉄構成部の径方向外側からフライヤ装置のフライヤによって巻回することが困難となる。従って、コイルを各継鉄構成部の径方向内側からノズル装置のノズルによって巻回する必要があるが、この場合には、ノズルが通過するスペースを確保する必要があるため、コイルの高占積化が困難となり、回転電機の小型化に不利となる。また、ノズル装置を用いる場合には、フライヤ装置を用いる場合に比して巻線の巻回速度が低いため、コイルを巻回する工程の高速化、ひいては、設備台数削減による低コスト化に不利となる。
なお、フライヤ装置は、フライヤを歯部の周囲を旋回するように円運動させながら、可変フォーマでコイルを整列させて歯部に巻回する装置であり、ノズル装置は、ノズルを歯部の周囲に旋回させる工程とノズルを軸方向にスライドさせる工程とを交互に繰り返してコイルを歯部に巻回する装置である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ブラシレスモータに用いられるステータについて、小型化及び低コスト化を実現することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のステータは、環状の継鉄を構成すると共に前記継鉄の周方向に分割された複数の継鉄構成部と、それぞれ前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向に突出された複数のティース部とを一体に有する複数のコア構成部と、それぞれ前記ティース部に巻回された巻回部を複数有する複数の巻線と、前記各コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁部を複数有すると共に、前記複数の絶縁部を連結する連結部を有する複数のインシュレータと、を備え、前記複数のインシュレータの各々に前記複数のコア構成部が組み付けられることにより、互いに独立して形成された複数のグループのステータ構成部が構成され、前記複数のグループのステータ構成部の各々では、隣り合う前記複数のコア構成部が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されており、前記複数のグループのステータ構成部が互いに組み付けられた状態では、前記隙間に他のグループのコア構成部が配置されており、前記複数の巻線の各々は、前記複数の巻回部を接続する渡り線を有し、一端から他端まで連続して形成され、前記渡り線のうち、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された渡り線の少なくともいずれかと、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された渡り線とは、前記連結部と前記絶縁部との接続部近傍で交差され、前記絶縁部は、前記コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁本体部と、前記絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部とを有し、前記延出部には、前記連結部から前記ステータ構成部の径方向に延出する径方向延出部が形成され、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された前記渡り線と、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された前記渡り線との交差部は、前記ステータ構成部の軸方向視にて前記径方向延出部と重なる位置に配置されている。
また、前記課題を解決するために、請求項2に記載のステータは、環状の継鉄を構成すると共に前記継鉄の周方向に分割された複数の継鉄構成部と、それぞれ前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向に突出された複数のティース部とを一体に有する複数のコア構成部と、それぞれ前記ティース部に巻回された巻回部を複数有する複数の巻線と、前記各コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁部を複数有すると共に、前記複数の絶縁部を連結する連結部を有する複数のインシュレータと、を備え、前記複数のインシュレータの各々に前記複数のコア構成部が組み付けられることにより、互いに独立して形成された複数のグループのステータ構成部が構成され、前記複数のグループのステータ構成部の各々では、隣り合う前記複数のコア構成部が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されており、前記複数のグループのステータ構成部が互いに組み付けられた状態では、前記隙間に他のグループのコア構成部が配置されており、前記複数の巻線の各々は、前記複数の巻回部を接続する渡り線を有し、一端から他端まで連続して形成され、前記渡り線のうち、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された渡り線の少なくともいずれかと、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された渡り線とは、前記連結部と前記絶縁部との接続部近傍で交差され、前記絶縁部は、前記コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁本体部と、前記絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部とを有し、前記延出部には、前記連結部から前記ステータ構成部の軸方向に延出する軸方向延出部が形成され、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された前記渡り線と、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された前記渡り線との交差部は、前記ステータ構成部の径方向視にて前記軸方向延出部と重なる位置に配置されている。
このステータは、上記構成により、例えば、次の要領で製造される。すなわち、先ず、各インシュレータの絶縁部にコア構成部を一体化して、複数のグループ毎にサブアッセンブリを形成する。続いて、この各サブアッセンブリの各ティース部に径方向外側から巻線をフライヤ装置を用いて巻回して、複数のグループ毎にステータ構成部を形成する。そして、この複数のステータ構成部を互いに組み付けてステータを形成する。以上の要領により、ステータは製造される。
ここで、このステータでは、継鉄が周方向に分割された複数の継鉄構成部によって構成されている。このため、継鉄の径方向に複数のティース部が突出されたタイプのブラシレスモータに用いられるステータであっても、上述のように、複数のグループ毎にサブアッセンブリを形成し、この各サブアッセンブリの各ティース部に径方向外側から巻線をフライヤ装置を用いて巻回することができる。従って、ノズル装置を用いた場合のようにティース部の間にスペースを確保する必要がないため、巻線の高占積化が可能となり、ステータの小型化を実現することができる。
しかも、上述のように、継鉄は、周方向に複数の継鉄構成部に分割されているので、例えば、継鉄が軸方向に複数の継鉄構成部に分割された場合に比して、ステータを軸方向に小型化することができる。
また、フライヤ装置を用いる場合には、ノズル装置を用いる場合に比して巻線の巻回速度が高いため、巻線を巻回する工程の高速化、ひいては、設備台数削減によりステータの低コスト化を実現することができる。
さらに、複数のグループのステータ構成部の各々では、隣り合う複数のコア構成部が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されている。従って、上述の如く、各サブアッセンブリの各ティース部に径方向外側から巻線をフライヤ装置を用いて巻回する場合でも、フライヤ装置が他のコア構成部と干渉することを抑制することができる。
また、複数の巻線の各々は、連結部に沿って配線されて複数の巻回部を接続する渡り線を有し、一端から他端まで連続して形成されている。従って、ティース部からの巻回部の緩みを抑制することができる。
また、このステータによれば、巻回部の巻き始めの端部に接続された渡り線の少なくともいずれかと、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された渡り線とが、連結部と絶縁部との接続部近傍で交差されているので、ティース部からの巻回部の緩みをより一層効果的に抑制することができる。
さらに、請求項1に記載のステータによれば、絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部には、ステータ構成部の径方向に延出する径方向延出部が形成されており、上述の渡り線の交差部は、ステータ構成部の軸方向視にて径方向延出部と重なる位置に配置されている。従って、この径方向延出部により確保されたスペースにおいて上述の渡り線が交差されているので、ティース部からの巻回部の緩みをさらに一層抑制することができる。
同様に、請求項2に記載のステータによれば、絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部には、ステータ構成部の軸方向に延出する軸方向延出部が形成されており、上述の渡り線の交差部は、ステータ構成部の径方向視にて軸方向延出部と重なる位置に配置されている。従って、この軸方向延出部により確保されたスペースにおいて上述の渡り線が交差されているので、ティース部からの巻回部の緩みをさらに一層抑制することができる。
請求項3に記載のステータは、請求項1又は請求項2に記載のステータにおいて、前記ティース部が、前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向内側に向けて突出された構成とされている。
このように、ティース部が、継鉄構成部から継鉄の径方向内側に向けて突出されていても、継鉄が周方向に分割された複数の継鉄構成部によって構成されているので、各サブアッセンブリの各ティース部に径方向外側から巻線をフライヤ装置を用いて巻回することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項4に記載のブラシレスモータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のステータと、前記ステータが形成する回転磁界によって回転されるロータと、を備えている。
このブラシレスモータによれば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のステータを備えているので、小型化及び低コスト化を実現することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項5に記載のステータの製造方法は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のステータの製造方法であって、前記各インシュレータの前記絶縁部に前記コア構成部を一体化して、複数のグループ毎にサブアッセンブリを形成するサブアッセンブリ形成工程と、前記各サブアッセンブリの前記各ティース部に径方向外側から前記巻線をフライヤ装置を用いて巻回して、前記複数のグループ毎に前記ステータ構成部を形成するステータ構成部形成工程と、前記複数のステータ構成部を互いに組み付けてステータを形成するステータ形成工程と、を備えている。
このステータの製造方法によれば、複数のグループ毎にサブアッセンブリを形成し、この各サブアッセンブリの各ティース部に径方向外側から巻線をフライヤ装置を用いて巻回するので、ノズル装置を用いた場合のようにティース部の間にスペースを確保する必要がない。従って、巻線の高占積化が可能となり、ステータの小型化を実現することができる。
また、フライヤ装置を用いるので、ノズル装置を用いる場合に比して巻線の巻回速度が高いため、巻線を巻回する工程の高速化、ひいては、設備台数削減によりステータの低コスト化を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るステータの斜視図である。 図1に示されるU相のステータ構成部の斜視図である。 図1に示されるV相のステータ構成部の斜視図である。 図1に示されるW相のステータ構成部の斜視図である。 図1に示される複数のステータ構成部が互いに組み付けられる過程を示す斜視図である。 図3Aよりも組み付けが進行した状態を示す斜視図である。 図1に示されるステータを備えたブラシレスモータの概略的な構成を示す断面図である。 フライヤ装置によって巻線を巻回する様子を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステータの変形例を示す図である。 図6に示される第一グループのステータ構成部の斜視図である。 図6に示される第二グループのステータ構成部の斜視図である。 図6に示される第三グループのステータ構成部の斜視図である。 図1に示される巻線の変形例を示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示される本発明の一実施形態に係るステータ10は、インナロータタイプのブラシレスモータに用いられるものであり、図2A〜図2Cに示されるU相のステータ構成部12U、V相のステータ構成部12V、W相のステータ構成部12Wによって構成されている。
図2Aに示されるように、U相のステータ構成部12Uは、複数のコア構成部14Uと、巻線16Uと、インシュレータ18Uを有して構成されている。複数のコア構成部14Uは、後述するV相の複数のコア構成部14Vと、W相の複数のコア構成部14Wとでコア20(いずれも図1参照)を構成するものであり、それぞれ複数の継鉄構成部22Uと、複数のティース部24Uとを有している。
複数の継鉄構成部22Uは、後述するV相の複数の継鉄構成部22Vと、W相の複数の継鉄構成部22Wとで環状の継鉄40(いずれも図1参照)を構成するものであり、それぞれ円弧状に形成されている。複数のティース部24Uは、それぞれ継鉄構成部22Uに一体に形成されており、この継鉄構成部22Uから継鉄40(図1参照)の径方向内側に向けて突出されている。
巻線16Uは、U相を構成しており、複数の巻回部26Uと、複数の渡り線28Uとを有している。この巻線16Uは、一端から他端まで連続して形成されている。複数の巻回部26Uは、それぞれ後述する絶縁部32U(絶縁本体部33U)を介してティース部24Uに集中的に巻回されており、複数の渡り線28Uによって互いに接続されている。渡り線28Uは、後述するインシュレータ18Uに形成された連結部34Uの外周面に沿って配線されている(巻き付けられている)。また、巻線16Uの両端側の端末部30Uは、ティース部24Uからステータ10の軸方向一方側(矢印Z1側)に導出されている。
インシュレータ18Uは、樹脂製とされており、複数の絶縁部32Uと、連結部34Uとを一体に有している。複数の絶縁部32Uは、上述の複数のティース部24Uと同数設けられている。この複数の絶縁部32Uは、絶縁本体部33U、延出側壁部35U、及び、径方向延出部37Uを有している。絶縁本体部33Uは、上述の複数のコア構成部14Uの表面にそれぞれ一体成形や装着嵌合される等により一体化されており、コア構成部14Uに形成されたティース部24Uと巻回部26Uとを絶縁している。延出側壁部35Uは、コア構成部14U(絶縁本体部33U)よりもステータ構成部12Uの径方向内側に位置されている。径方向延出部37Uは、連結部34Uからステータ構成部12Uの径方向外側に延出し、延出側壁部35Uは、径方向延出部37Uの延出端からステータ構成部12Uの軸方向他方側(Z2側)に延出して絶縁本体部33Uと径方向延出部37Uとを連結している。この延出側壁部35U及び径方向延出部37Uは、絶縁本体部33Uと連結部34Uとを連結する延出部39Uを構成している。
連結部34Uは、複数の絶縁部32Uの軸方向一方側(Z1側)に設けられている。この連結部34Uは、リング状に形成されており、複数の絶縁部32U(より具体的には、複数の絶縁部32Uにおける径方向延出部37Uの基端部)を連結しており、コア構成部14Uよりも径方向内側に位置されている。この連結部34Uの外周面における複数の絶縁部32Uの間には、突起状の保持部36Uが径方向外側に向けて複数突出されている。この保持部36Uは、上述の渡り線28Uを連結部34Uの軸方向他方側(矢印Z2側)から保持している。
図2Bに示されるV相のステータ構成部12Vは、上述のU相のステータ構成部12Uと基本的な構成は同一とされている。つまり、このV相のステータ構成部12Vは、複数の継鉄構成部22Vと、複数のティース部24Vと、巻線16Vと、インシュレータ18Vを有して構成されている。複数の継鉄構成部22Vと、複数のティース部24Vと、巻線16Vと、インシュレータ18Vは、上述の複数の継鉄構成部22Uと、複数のティース部24Uと、巻線16Uと、インシュレータ18U(いずれも図2A参照)に相当するものである。なお、このV相のステータ構成部12Vにおいて、連結部34Vは、リング状に形成されると共に、上述のU相の連結部34U(図2A参照)よりも小径に形成されている。また、保持部36Vは、渡り線28Vを連結部34Vの軸方向一方側(矢印Z1側)から保持しており、且つ、コア構成部14Vよりも径方向内側に位置されている。
また、複数の絶縁部32Vは、絶縁本体部33V、延出側壁部35V、及び、径方向延出部37Vを有している。絶縁本体部33Vは、上述の複数のコア構成部14Vの表面にそれぞれ一体成形や装着嵌合される等により一体化されており、コア構成部14Vに形成されたティース部24Vと巻回部26Vとを絶縁している。延出側壁部35Vは、コア構成部14V(絶縁本体部33V)よりもステータ構成部12Vの径方向内側に位置されている。径方向延出部37Vは、連結部34Vからステータ構成部12Vの径方向外側に延出し、延出側壁部35Vは、径方向延出部37Vの延出端からステータ構成部12Vの軸方向他方側(Z2側)に延出して絶縁本体部33Vと径方向延出部37Vとを連結している。この延出側壁部35V及び径方向延出部37Vは、絶縁本体部33Vと連結部34Vとを連結する延出部39Vを構成している。連結部34Vは、複数の絶縁部32Vの軸方向一方側(Z1側)に設けられている。この連結部34Vは、リング状に形成されて複数の絶縁部32Vを連結しており、コア構成部14Vよりも径方向内側に位置されている。
図2Cに示されるW相のステータ構成部12Wも、上述のU相のステータ構成部12Uと基本的な構成は同一とされている。つまり、このW相のステータ構成部12Wは、複数の継鉄構成部22Wと、複数のティース部24Wと、巻線16Wと、インシュレータ18Wを有して構成されている。複数の継鉄構成部22Wと、複数のティース部24Wと、巻線16Wと、インシュレータ18Wは、上述の複数の継鉄構成部22Uと、複数のティース部24Uと、巻線16Uと、インシュレータ18U(いずれも図2A参照)に相当するものである。なお、このW相のステータ構成部12Wにおいて、連結部34Wは、リング状に形成されると共に、上述のV相の連結部34V(図2B参照)よりも小径に形成されている。また、保持部36Wは、渡り線28Wを連結部34Wの軸方向一方側(矢印Z1側)から保持しており、且つ、コア構成部14Wよりも径方向内側に位置されている。
また、複数の絶縁部32Wは、絶縁本体部33W、延出側壁部35W、及び、径方向延出部37Wを有している。絶縁本体部33Wは、上述の複数のコア構成部14Wの表面にそれぞれ一体成形や装着嵌合される等により一体化されており、コア構成部14Wに形成されたティース部24Wと巻回部26Wとを絶縁している。延出側壁部35Wは、コア構成部14W(絶縁本体部33W)よりもステータ構成部12Wの径方向内側に位置されている。径方向延出部37Wは、連結部34Wからステータ構成部12Wの径方向外側に延出し、延出側壁部35Wは、径方向延出部37Wの延出端からステータ構成部12Wの軸方向他方側(Z2側)に延出して絶縁本体部33Wと径方向延出部37Wとを連結している。この延出側壁部35W及び径方向延出部37Wは、絶縁本体部33Wと連結部34Wとを連結する延出部39Wを構成している。連結部34Wは、複数の絶縁部32Wの軸方向一方側(Z1側)に設けられている。この連結部34Wは、リング状に形成されて、複数の絶縁部32W(より具体的には、複数の絶縁部32Wにおける延出側壁部35Wの延出端部(径方向内側の端部))を連結しており、コア構成部14Wよりも径方向内側に位置されている。
そして、図2A〜図2Cに示される如く、複数のインシュレータ18U,18V,18Wの各々に複数のコア構成部14U,14V,14Wが組み付けられることにより、互いに独立して形成された複数のグループ(U相、V相、W相のグループ)のステータ構成部12U,12V,12Wが構成されている。U相のステータ構成部12Uでは、隣り合う複数のコア構成部14Uがコア構成部14V,14W分(コア構成部2個分)の隙間を空けて配置されている。同様に、V相のステータ構成部12Vでは、隣り合う複数のコア構成部14Vがコア構成部14U,14W分の隙間を空けて配置されている。また、W相のステータ構成部12Wでは、隣り合う複数のコア構成部14Wがコア構成部14U,14V分の隙間を空けて配置されている。
そして、図1に示されるように、この複数のステータ構成部12U,12V,12Wは、後に詳述する如く、互いに組み付けられて、ステータ10を構成している。このようにして複数のグループのステータ構成部12U,12V,12Wが互いに組み付けられた状態では、上述の隣り合う複数のコア構成部14の間の隙間に他のグループのコア構成部14が配置されている。つまり、隣り合うU相のコア構成部14Uの間の隙間には、V相のコア構成部14V及びW相のコア構成部14Wが配置される。同様に、隣り合うV相のコア構成部14Vの間の隙間には、U相のコア構成部14U及びW相のコア構成部14Wが配置される。また、隣り合うW相のコア構成部14Wの間の隙間には、U相のコア構成部14U及びV相のコア構成部14Vが配置される。
また、このステータ10では、複数の継鉄構成部22U,22V,22Wによって環状の継鉄40が形成されている。つまり、換言すれば、継鉄40は、周方向に複数の継鉄構成部22U,22V,22Wに分割されている。この複数の継鉄構成部22U,22V,22Wは、それぞれ両側に隣り合う一対の継鉄構成部の間に嵌合されている。
また、複数の連結部34U,34V,34Wは、継鉄40の径方向内側に配置されている。この複数の連結部34U,34V,34Wは、継鉄40の径方向及び軸方向に間隙を有して配置されると共に、継鉄40と同軸上に設けられている。また、V相の保持部36Vは、U相の連結部34Uの内周面と嵌合されており、W相の保持部36Wは、V相の連結部34Vの内周面と嵌合されている。そして、これにより、複数の連結部34U,34V,34Wは、互いに径方向に離間した状態で保持されている。つまり、保持部36U,36V,36Wは、複数の連結部34U,34V,34Wの径方向間に設けられ、複数の連結部34U,34V,34Wを互いに径方向に離間した状態で保持する突起状のスペーサの役割も果たしている。
また、図2Aに示されるように、上述の渡り線28Uのうち、いずれかの巻回部26Uの巻き始めの端部に接続された渡り線28U1と、このいずれかの巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2とは、連結部34Uと絶縁部32Uとの径方向延出部37U上で交差されている。この径方向延出部37Uは、連結部34Uと絶縁部32Uとの接続部近傍の一例である。つまり、本実施形態では、一例として、いずれかの巻回部26Uの巻き始めの端部に接続された渡り線28U1と、このいずれかの巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2との交差部29Uは、ステータ構成部12Uの軸方向視にて径方向延出部37Uと重なる位置に配置されている。
また、図2B,図2Cに示されるように、渡り線28V,Wについても、上述の渡り線28Uと同様となっている。つまり、図2Bに示されるように、V相のいずれかの巻回部26Vの巻き始めの端部に接続された渡り線28V1と、このいずれかの巻回部26Vの巻き終わりの端部に接続された渡り線28V2との交差部29Vは、ステータ構成部12Vの軸方向視にて径方向延出部37Vと重なる位置に配置されている。また、図2Cに示されるように、W相のいずれかの巻回部26Wの巻き始めの端部に接続された渡り線28W1と、このいずれかの巻回部26Wの巻き終わりの端部に接続された渡り線28W2との交差部29Wは、ステータ構成部12Wの軸方向視にて径方向延出部37Wと重なる位置に配置されている。
なお、図2Aに示されるU相のステータ構成部12Uでは、4つの巻回部26Uのうち2つの巻回部26Uに端末部30Uが接続されており、残りの2つの巻回部26Uに渡り線28Uが接続されている。この渡り線28Uが接続された2つの巻回部26Uのうち、一方の巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2は、他方の巻線16Uの巻き始めの端部に接続されている。また、この一方の巻回部26Uの巻き始めの端部に接続された渡り線28U1は、端末部30Uが接続された2つの巻回部26Uのうち、一方の巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続されており、他方の巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2は、端末部30Uが接続された2つの巻回部26Uのうち、他方の巻回部26Uの巻き始めの端部に接続されている。図2B、図2Cに示される巻線16V,16Wについても同様である。
そして、上記構成からなるステータ10は、図4に示されるように、ロータ50及びハウジング70と共にインナロータタイプのブラシレスモータ60を構成している。このブラシレスモータ60では、ステータ10によって回転磁界が形成されると、これによってロータ50が回転される構成とされている。なお、このブラシレスモータ60は、一例として、8極12スロットとされている。
次に、上記構成からなるステータ10の製造方法について説明する。
先ず、図2Aに示されるように、インシュレータ18Uの絶縁部32Uにコア構成部14Uを一体化して、インシュレータ18U及び複数のコア構成部14UからなるU相のサブアッセンブリ42Uを形成する。同様に、図2Bに示されるように、インシュレータ18Vの絶縁部32Vにコア構成部14Vを一体化して、インシュレータ18V及び複数のコア構成部14VからなるV相のサブアッセンブリ42Vを形成する。また、図2Cに示されるように、インシュレータ18Wの絶縁部32Wにコア構成部14Wを一体化して、インシュレータ18U及び複数のコア構成部14VからなるW相のサブアッセンブリ42Wを形成する。そして、このようにして、U相、V相、W相毎にサブアッセンブリ42U,42V,42Wを形成する(サブアッセンブリ形成工程)。
続いて、図2Aに示されるように、U相のサブアッセンブリ42Uの各ティース部24Uに径方向外側から巻線16Uをフライヤ装置100(図5参照)を用いて巻回して、サブアッセンブリ42Uに複数の巻回部26Uが形成されたU相のステータ構成部12Uを形成する。なお、フライヤ装置100は、図5に示されるように、ティース部24の周囲を旋回するように円運動して巻線16を巻回するフライヤ101と、ティース部24に巻回された巻線16を整列させる可変フォーマ102と、これらを制御する駆動回路103とを有している。
同様に、図2Bに示されるように、V相のサブアッセンブリ42Vの各ティース部24Vに径方向外側から巻線16Vを上述のフライヤ装置100を用いて巻回して、サブアッセンブリ42Vに複数の巻回部26Vが形成されたV相のステータ構成部12Vを形成する。また、図2Cに示されるように、W相のサブアッセンブリ42Wの各ティース部24Wに径方向外側から巻線16Wを上述のフライヤ装置100を用いて巻回して、サブアッセンブリ42Wに複数の巻回部26Wが形成されたW相のステータ構成部12Wを形成する。
このとき、図2Aに示されるように、複数の渡り線28Uについては、連結部34Uの外周面に沿って配線する。また、この複数の渡り線28Uを突起状の保持部36Uによって連結部34Uの軸方向他方側(矢印Z2側)から保持する。さらに、いずれかの巻回部26Uの巻き始めの端部に接続された渡り線28U1と、このいずれかの巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2とが、連結部34Uと絶縁部32Uとの径方向延出部37U上で交差されるようにする。またこのとき、巻回部26Uに緩みが生じないように、渡り線28U1と渡り線28U2とをしっかりと交差させる。
同様に、図2Bに示されるように、複数の渡り線28Vについては、連結部34Vの外周面に沿って配線する。また、この複数の渡り線28Vを突起状の保持部36Vによって連結部34Vの軸方向一方側(矢印Z1側)から保持する。さらに、いずれかの巻回部26Vの巻き始めの端部に接続された渡り線28V1と、このいずれかの巻回部26Vの巻き終わりの端部に接続された渡り線28V2とが、連結部34Vと絶縁部32Vとの径方向延出部37V上で交差されるようにする。
また、図2Cに示されるように、複数の渡り線28Wについては、連結部34Wの外周面に沿って配線する。また、この複数の渡り線28Wを突起状の保持部36Wによって連結部34Wの軸方向一方側(矢印Z1側)から保持する。さらに、いずれかの巻回部26Wの巻き始めの端部に接続された渡り線28W1と、このいずれかの巻回部26Wの巻き終わりの端部に接続された渡り線28W2とが、連結部34Wと絶縁部32Wとの径方向延出部37W上で交差されるようにする。
また、図2Aに示されるように、巻線16Uの両端側の端末部30Uについては、ティース部24Uからステータ10の軸方向一方側(矢印Z1側)に導出させる。同様に、図2Bに示されるように、巻線16Vの両端側の端末部30Vについては、ティース部24Vからステータ10の軸方向一方側に導出させる。また、図2Cに示されるように、巻線16Wの両端側の端末部30Wについては、ティース部24Wからステータ10の軸方向一方側に導出させる。そして、このようにして、U相、V相、W相毎にステータ構成部12U,12V,12Wを形成する(ステータ構成部形成工程)。
続いて、図3A,図3Bに示されるように、W相のステータ構成部12Wに対し、V相のステータ構成部12Vを周方向に所定の角度ずらした状態で、V相のステータ構成部12Vを軸方向一方側(矢印Z1側)からW相のステータ構成部12Wに組み付ける。また、V相のステータ構成部12Vに対し、U相のステータ構成部12Uを周方向に所定の角度ずらした状態で、U相のステータ構成部12Uを軸方向一方側(矢印Z1側)からV相のステータ構成部12V及びW相のステータ構成部12Wに組み付ける。
このとき、この複数の継鉄構成部22U,22V,22Wについては、それぞれ両側に隣り合う一対の継鉄構成部の間に嵌合する。また、V相の保持部36Vについては、U相の連結部34Uの内周面に嵌合し、W相の保持部36Wについては、V相の連結部34Vの内周面に嵌合する。そして、このようにして、複数の連結部34U,34V,34Wを突起状の保持部36U,36V,36Wによって互いに径方向に離間した状態で保持する。
そして、このようにして、複数のステータ構成部12U,12V,12Wを互いに組み付けてステータ10を形成する(ステータ形成工程)。なお、端末部30U,30V,30Wについては、図示しないバスバー等により結線する。以上の要領により、ステータ10は製造される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
なお、以下の説明においては、U相、V相、W相の区別をしない場合には、便宜上、符合の末尾からU,V,Wの記載を省略する。
本発明の一実施形態によれば、継鉄40が周方向に分割された複数の継鉄構成部22によって構成されている。このため、継鉄40の径方向内側に向けて複数のティース部24が突出された所謂インナロータタイプのブラシレスモータに用いられるステータであっても、上述のように、U相、V相、W相毎にサブアッセンブリ42を形成し、この各サブアッセンブリ42の各ティース部24に径方向外側から巻線16をフライヤ装置100(図5参照)を用いて巻回することができる。従って、ノズル装置を用いた場合のようにティース部24の間にスペースを確保する必要がないため、巻線16の高占積化が可能となり、ステータ10の小型化を実現することができる。
しかも、上述のように、継鉄40は、周方向に複数の継鉄構成部22に分割されているので、例えば、継鉄40が軸方向に複数の継鉄構成部に分割された場合に比して、ステータ10を軸方向に小型化することができる。
また、フライヤ装置100を用いる場合には、ノズル装置を用いる場合に比して巻線16の巻回速度が高いため、巻線16を巻回する工程の高速化、ひいては、設備台数削減によりステータ10の低コスト化を実現することができる。
さらに、複数のグループ(U相、V相、W相)のステータ構成部12の各々では、隣り合う複数のコア構成部14がコア構成部2個分の隙間を空けて配置されている。従って、上述の如く、各サブアッセンブリの各ティース部24に径方向外側から巻線16をフライヤ装置100を用いて巻回する場合でも、フライヤ装置100が他のコア構成部14と干渉することを抑制することができる。
また、複数の巻線16Uは、連結部34Uに沿って配線されて複数の巻回部26Uを接続する渡り線28Uを有し、一端から他端まで連続して形成されている。従って、ティース部24Uからの巻回部26Uの緩みを抑制することができる。
また、いずれかの巻回部26Uの巻き始めの端部に接続された渡り線28U1と、このいずれかの巻回部26Uの巻き終わりの端部に接続された渡り線28U2とは、連結部34Uと絶縁部32Uとの接続部近傍で交差されている。従って、ティース部24Uからの巻回部26Uの緩みをより一層効果的に抑制することができる。
特に、絶縁本体部33Uと連結部34Uとを連結する延出部39Uには、ステータ構成部12Uの径方向に延出する径方向延出部37Uが形成されており、上述の渡り線28U1,28U2の交差部29Uは、ステータ構成部12Uの軸方向視にて径方向延出部37Uと重なる位置に配置されている。従って、この径方向延出部37Uにより確保されたスペースにおいて上述の渡り線28U1,28U2が交差されているので、ティース部24Uからの巻回部26Uの緩みをさらに一層抑制することができる。
また、V相の渡り線28V1,28V2と、W相の渡り線28W1,28W2も、U相の渡り線28U1,U2と同様に交差されているので、ティース部24V,24Wからの巻回部26V,26Wの緩みをそれぞれ抑制することができる。
また、ティース部24が、継鉄構成部22から継鉄40の径方向内側に向けて突出されていても、継鉄40が周方向に分割された複数の継鉄構成部22によって構成されているので、各サブアッセンブリの各ティース部24に径方向外側から巻線16をフライヤ装置100を用いて巻回することができる。
また、各ステータ構成部12において、連結部34は、コア構成部14よりも径方向内側にそれぞれ位置されている。従って、ティース部24にそれぞれ径方向外側から巻線16をフライヤ装置100を用いて巻回する際に、フライヤ装置100のフライヤと連結部34が干渉することも抑制することができる。
また、複数の継鉄構成部22は、ティース部24に一体に形成されているので、例えば、先端部が互いに薄肉状の橋渡し部で連結された複数のティース部と、このティース部の基端部を連結する継鉄とを独立した部材として有する二分割タイプのコアに比べて、各連結部での磁気ロスを抑制することができる。つまり、二分割タイプのコアでは、隣り合う一対のティース部の先端部間の橋渡し部と、一対のティース部の基端部及び継鉄の連結部との3箇所で磁気ロスが生じる。これに対し、本実施形態のステータ10では、隣り合う一対の継鉄構成部22間の連結部の1箇所で磁気ロスが生じるだけであるので、磁気ロスを低減することができる。これにより、より一層の小型化、軽量化を図ることが可能となる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
本発明の一実施形態において、ブラシレスモータは、一例として、8極12スロットとされていたが、磁極の数及びスロットの数は、その他の組み合わせとされていても良い。
また、複数の巻線16U,16V,16Wの結線方法は、直列及び並列ともに、スター結線、デルタ結線とされていても良い。
また、保持部36は、渡り線28を保持する保持部としての機能と、複数の連結部34を互いに径方向に離間した状態で保持する突起状のスペーサとしての機能を有していたが、保持部36及びスペーサがそれぞれ独立して設けられていても良い。
また、保持部36は、全ての連結部34に形成されていたが、U相の連結部34U及びW相の連結部34Wから保持部36U,36Wが省かれる代わりに、V相の連結部34Vの外周面及び内周面にU相の連結部34Uの内周面及びW相の連結部34Wの外周面と嵌合されるスペーサが保持部36とは別に形成されていても良い。
また、連結部34は、複数の絶縁部32Uの軸方向一方側(Z1側)にのみ設けられていたが、複数の絶縁部32Uの軸方向他方側(Z2側)にのみ、又は、複数の絶縁部32Uの軸方向両側に設けられていても良い。
また、連結部34は、継鉄40と同軸上に設けられていたが、継鉄40と同軸上に設けられていなくても良い。また、連結部34は、リング状に形成されていたが、例えば、多角形状に形成されていても良く、また、一部切欠きを有したC字状等、その他の形状とされていても良い。
また、保持部36は、突起状に形成されていたが、例えば、ステータ10の周方向に沿って円弧状に延びていても良く、また、その他の形状とされていても良い。
また、ステータ10は、継鉄40の径方向内側に向けて複数のティース部24が突出された所謂インナロータタイプのブラシレスモータ用とされていたが、継鉄40の径方向外側に向けて複数のティース部24が突出された所謂アウタロータタイプのブラシレスモータ用とされていても良い。
また、ステータ10は、複数のグループの一例として複数の相毎に構成されたステータ構成部12U,12V,12Wに分割されていたが、図6,図7A〜図7Cに示されるように、複数の相が混在するグループ毎に構成されたステータ構成部12A,12B,12Cに分割されていても良い。
なお、一例として、図6,図7A〜図7Cに示される例において、第一グループを構成するステータ構成部12Aは、+U相のティース部24Uと、−W相のティース部24Wとを有し、第二グループを構成するステータ構成部12Bは、+V相のティース部24Vと、−U相のティース部24Uとを有している。また、第三グループを構成するステータ構成部12Cは、+W相のティース部24Wと、−V相のティース部24Vとを有している。なお、この例におけるブラシレスモータは、10極12スロット又は14極12スロットのモータとされている。また、−U相、−V相、−W相のティース部には、巻線が逆巻きで巻回される。
また、特に図示しないが、その他の組み合わせとしては、例えば、第一グループを構成するステータ構成部12Aは、U相のティース部と、−V相のティース部とを有し、第二グループを構成するステータ構成部12Bは、+V相のティース部と、−U相のティース部とを有し、第三グループを構成するステータ構成部12Cは、+W相のティース部と、−W相のティース部とを有していても良い。
また、第一グループを構成するステータ構成部12Aは、U相のティース部と、−U相のティース部とを有し、第二グループを構成するステータ構成部12Bは、+V相のティース部と、−V相のティース部とを有し、第三グループを構成するステータ構成部12Cは、+W相のティース部と、−W相のティース部とを有していても良い。
さらに、第一グループを構成するステータ構成部12Aは、U相のティース部と、−U相のティース部とを有し、第二グループを構成するステータ構成部12Bは、+V相のティース部と、−W相のティース部とを有し、第三グループを構成するステータ構成部12Cは、+W相のティース部と、−V相のティース部とを有していても良い。
また、上記以外にも、各グループを構成するステータ構成部は、その他の組み合わせからなる複数相のティース部を有していても良い。
また、この図6,図7A〜図7Cに示される例のように、複数のグループのステータ構成部12A,12B,12Cの各々では、隣り合う複数のコア構成部14が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されていても良い。
また、本発明の一実施形態では、各ステータ構成部12において、全ての渡り線28が連結部18と絶縁部32との接続部近傍で交差されていたが、図8に示されるように、少なくともいずれかの渡り線28は、交差されていなくても良い。つまり、図2A〜図2Cに示されるように渡り線28が交差する場合を締り巻きとすれば、図8に示されるように、いずれかの渡り線28は、交差しない開き巻きとされていても良い。
また、本発明の一実施形態では、延出部39に、ステータ構成部12の径方向に延出する径方向延出部37が形成され、上述の渡り線28の交差部29は、ステータ構成部12の軸方向視にて径方向延出部37と重なる位置に配置されていた。しかしながら、延出部39に、ステータ構成部12の軸方向に延出する軸方向延出部が形成され、上述の渡り線28の交差部29は、ステータ構成部12の径方向視にて、この軸方向延出部と重なる位置に配置されていても良い。このように構成されていても、ティース部24からの巻回部26の緩みを抑制することができる。
また、渡り線28は、連結部34に沿って配線されていたが、その他、連結部34に沿わずにテンションを加えた直線伸張型とされていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・ステータ、12U,12V,12W・・・ステータ構成部、14U,14V,14W・・・コア構成部、16U,16V,16U・・・巻線、18U,18V,18W・・・インシュレータ、20・・・コア、22U,22V,22W・・・継鉄構成部、24U,24V,24W・・・ティース部、26U,26V,26W・・・巻回部、28U,28V,28W・・・渡り線、29U,29V,29W・・・交差部、30U,30V,30W・・・端末部、32U,32V,32W・・・絶縁部、33U,33V,33W・・・絶縁本体部、34U,34V,34W・・・連結部、35U,35V,35W・・・延出側壁部、36U,36V,36W・・・保持部、37U,37V,37W・・・径方向延出部、39U,39V,39W・・・延出部、40・・・継鉄、42U,42V,42W・・・サブアッセンブリ、50・・・ロータ、60・・・ブラシレスモータ、100・・・フライヤ装置、104・・・押圧機

Claims (5)

  1. 環状の継鉄を構成すると共に前記継鉄の周方向に分割された複数の継鉄構成部と、それぞれ前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向に突出された複数のティース部とを一体に有する複数のコア構成部と、
    それぞれ前記ティース部に巻回された巻回部を複数有する複数の巻線と、
    前記各コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁部を複数有すると共に、前記複数の絶縁部を連結する連結部を有する複数のインシュレータと、
    を備え、
    前記複数のインシュレータの各々に前記複数のコア構成部が組み付けられることにより、互いに独立して形成された複数のグループのステータ構成部が構成され、
    前記複数のグループのステータ構成部の各々では、隣り合う前記複数のコア構成部が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されており、
    前記複数のグループのステータ構成部が互いに組み付けられた状態では、前記隙間に他のグループのコア構成部が配置されており、
    前記複数の巻線の各々は、前記複数の巻回部を接続する渡り線を有し、一端から他端まで連続して形成され
    前記渡り線のうち、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された渡り線の少なくともいずれかと、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された渡り線とは、前記連結部と前記絶縁部との接続部近傍で交差され、
    前記絶縁部は、前記コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁本体部と、前記絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部とを有し、
    前記延出部には、前記連結部から前記ステータ構成部の径方向に延出する径方向延出部が形成され、
    前記巻回部の巻き始めの端部に接続された前記渡り線と、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された前記渡り線との交差部は、前記ステータ構成部の軸方向視にて前記径方向延出部と重なる位置に配置されている、
    ステータ。
  2. 環状の継鉄を構成すると共に前記継鉄の周方向に分割された複数の継鉄構成部と、それぞれ前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向に突出された複数のティース部とを一体に有する複数のコア構成部と、
    それぞれ前記ティース部に巻回された巻回部を複数有する複数の巻線と、
    前記各コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁部を複数有すると共に、前記複数の絶縁部を連結する連結部を有する複数のインシュレータと、
    を備え、
    前記複数のインシュレータの各々に前記複数のコア構成部が組み付けられることにより、互いに独立して形成された複数のグループのステータ構成部が構成され、
    前記複数のグループのステータ構成部の各々では、隣り合う前記複数のコア構成部が少なくとも1個以上の隙間を空けて配置されており、
    前記複数のグループのステータ構成部が互いに組み付けられた状態では、前記隙間に他のグループのコア構成部が配置されており、
    前記複数の巻線の各々は、前記複数の巻回部を接続する渡り線を有し、一端から他端まで連続して形成され、
    前記渡り線のうち、前記巻回部の巻き始めの端部に接続された渡り線の少なくともいずれかと、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された渡り線とは、前記連結部と前記絶縁部との接続部近傍で交差され、
    前記絶縁部は、前記コア構成部に一体化され前記ティース部と前記巻回部とを絶縁する絶縁本体部と、前記絶縁本体部と前記連結部とを連結する延出部とを有し、
    前記延出部には、前記連結部から前記ステータ構成部の軸方向に延出する軸方向延出部が形成され、
    前記巻回部の巻き始めの端部に接続された前記渡り線と、当該巻回部の巻き終わりの端部に接続された前記渡り線との交差部は、前記ステータ構成部の径方向視にて前記軸方向延出部と重なる位置に配置されている、
    ステータ。
  3. 前記ティース部は、前記継鉄構成部から前記継鉄の径方向内側に向けて突出されている、
    請求項1又は請求項2に記載のステータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のステータと、
    前記ステータが形成する回転磁界によって回転されるロータと、
    を備えたブラシレスモータ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のステータの製造方法であって、
    前記各インシュレータの前記絶縁部に前記コア構成部を一体化して、複数のグループ毎にサブアッセンブリを形成するサブアッセンブリ形成工程と、
    前記各サブアッセンブリの前記各ティース部に径方向外側から前記巻線をフライヤ装置を用いて巻回して、前記複数のグループ毎に前記ステータ構成部を形成するステータ構成部形成工程と、
    前記複数のステータ構成部を互いに組み付けてステータを形成するステータ形成工程と、
    を備えたステータの製造方法。
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