JP5501425B2 - 画像処理方法、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データのモノクロ変換を行う画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
近年、プリンタ市場では、モノクロプリンタからカラープリンタへのシフトが進んでいる。しかし、カラープリント、カラーコピーはまだまだ価格が高く、カラー原稿を白黒コピーすることや白黒プリントすることが多いのが現状である。
その中、カラー原稿を白黒やモノカラーにコピーやプリントする際、赤、緑、青の複数のチャンネルで構成されたリーダーで読み取られた原稿を黒1チャンネルに画像処理されるのが一般的である。読み取ったカラー画像を黒チャンネルに変換する処理を以後カラーモノクロ変換と呼ぶ。
カラーモノクロ変換に関して、特許文献1では、カラー原稿の中から文字、画像、背景と分離し、文字のみ読みやすいようにカラーモノクロ化する方法が記載されている。具体的には、モノクロ文字データの輝度と、モノクロ画像データおよびモノクロ背景データのうちのいずれか一方の輝度とを比較して輝度差を求める。この輝度差が予め定めた値以下であるとき、前記モノクロ文字データの輝度を前記輝度差が大きくなる方向に変更するも方法が記載されている。
通常のカラーモノクロ変換では、カラー原稿の中で黄色で描画された文字が白黒コピー、白黒プリントすると見えずらい問題があった。そのため、読み取られた赤、緑、青の信号の混合比率を黄色の画素の再現性が高い混合比率にすることで、黄色の画素をモノクロ化した際の黄色の画素の再現性を向上させていた。
特開2003−283848
しかしながら、黄色の画素の再現性を向上させたカラーモノクロ変換では、複写物に埋め込まれた不可視の黄色のセキュリティ情報が、モノクロコピーによって顕在化してしまうという問題があった。黄色のセキュリティ情報は、コピーによって顕在化することは望ましくない。
特許文献1において、原稿に含まれる黄色のセキュリティ情報が、モノクロコピーによって再現される対策については開示されていない。
従って、本発明の目的は、上記問題に対して、セキュリティ情報が含まれる原稿を読取部で読み取ってモノクロ変換した際に、セキュリティ情報が顕在化しないようなモノクロ出力することが可能な画像処理装置及び方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は以下の構成を有する。
原稿を読み取る読取部を有する画像処理装置であって、原稿を前記読取部によって読み取ることで生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、外部装置から入力されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、前記外部装置または前記画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換手段を有する。
または、原稿を読取部によって読み取ることで生成されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、前記読取部によって読み取ることで生成されたジョブ以外のジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、外部装置または画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換手段を有する。
本発明によれば、セキュリティ情報が含まれる原稿を読取部で読み取ってモノクロ変換した画像を生成し、生成された画像を記録媒体上に出力した際に、セキュリティ情報を人間の目で識別し難いようにモノクロ出力することができる。
本実施例のブロック図 本実施例の画像処理部105のブロック図 実施例1のフローチャート 本実施例の操作部109 本実施例のカラーモノクロ変換したデータの変化を表す図 本実施例のカラー入力画像とモノクロ出力画像の例 本実施例のカラー入力画像とモノクロ出力画像の例 実施例2の画像処理部105のブロック図 実施例2のフローチャート 実施例2カラー入力画像とモノクロ出力画像の例 実施例3のフローチャート 実施例3の原稿モード設定の操作部109
(実施例1)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1、図3のフローを用いて説明する。図1は、本実施例の画像処理が実施可能なMFP101(Multi Function Peripheral)の構成とPC102(Personal Computer)を示している。図3は、本実施例の処理の流れを示したフローチャートである。図3のフローチャートを実現するためのプログラムがHDD108に格納されており、格納されたプログラムをRAM110に読み出し、CPUが該プログラムを実行することで、図3のフローチャートが実行される。
図1について説明する。図1において、MFP101とPC102がネットワーク103を介して接続されている。MFP101は、スキャナ104、画像処理部105、印刷部106、CPU107、HDD108、操作部109、RAM110から構成されている。
次に、図3について説明する。初めにPCからページ記述言語(Page Description Language=PDLと以後表記する)のデータをプリンタに送信し、プリンタで印刷を行うケースについて説明する。
まず、図3のS301において、図1のPC102の図示していないドライバのUI(User Interface)から印刷を指示することで、印刷スタートが指示される。S301で印刷が指示されると、PC102に格納されたPDLデータが、ネットワーク103を経由して、画像処理部105に送られる。次に、S302において、PDLデータを印刷ジョブとして受信する。そして、S303において、PDLデータを解釈して、該データをモノクロ印刷するか否かを判断する。S303において、該データをモノクロ印刷しないと判断された場合、S304にすすみカラー印刷される。S303において、該データをモノクロ印刷すると判断された場合は、S305にすすみ、該データがスキャンジョブ(原稿をスキャナ104によって読み取り生成したジョブ)か否かを判断する。
この場合PDLのためスキャンジョブではないので、S306のカラーモノクロ変換切り替え参照に進み、図4に示すカラーモノクロ変換方式の設定を参照する。通常sRGBに設定されており、S307において、式(1)を用いてsRGB用のカラーモノクロ変換処理が行われるように、式(1)が設定される。
ND1 = 0.21 x R2 + 0.72 x G2 + 0.07 x B2 ・・・(1)
なお、S306では、カラーモノクロ変換の変換方式を図4のUI401を使って、sRGB402、NTSC403、色均等404から選択することができ、sRGB402が選択された場合は、式(1)を用いてsRGB変換方式のカラーモノクロ変換が行われる。また、NTSC403が選択された場合は、式(2)を用いてNTSC変換方式のカラーモノクロ変換が行われる。また、色均等404が選択された場合は、式(3)を用いてRGB色均等方式のカラーモノクロ変換が行われる。
ND1 = 0.3125 x R2 + 0.5625 x G2 + 0.1250 x B2 ・・・(2)
ND1 = ( R2 + G2 + B2 ) / 3 ・・・(3)
次に、S308においてカラーモノクロ変換が行われ、S309において、モノクロ化された信号を用いてモノクロ印刷される。
ここで図3のS308において行われるカラーモノクロ変換を図2を用いて説明する。まず入力されたカラーデータの色空間に応じて、入力色空間調整部202において入力色空間調整が行われる。入力されたカラーデータの色空間がsRGBの場合は次の処理にsRGBのまま渡せばいいので、入力色空間調整部202において処理を行わずカラーモノクロ変換部203にデータを渡す。カラーモノクロ変換部203は、入力色空間調整部202から出力されたRGB信号(R2,G2,B2)からモノクロND1信号へ式(1)を用いて変換する。ここではモノクロ化ということでND1の1チャンネル信号で説明しているが、R=G=Bとして複数信号で処理し、最終的に1チャンネルにする方法もある。図5は、入力色空間調整部202から出力されたRGB信号(R2,G2,B2)からND1(輝度)を信号変換により算出した値を示している。
図5において、例えば黄色の(R,G,B)=(255,255,0)が式(1)で237に変換される。次に印刷するために、に輝度濃度変換部204において、輝度信号から濃度信号へ変換する。例えば以下の式(4)を用いて、カラーモノクロ変換部203から出力された輝度信号を濃度信号に変換する。
ND2 = −255 / 1.60 x LOG10( ND1 / 255 ) ・・・(4)
具体的には入力信号ND1から出力信号ND2への信号変換が行われる。ここではモノクロとしてND2の1チャンネル信号で説明しているがC=M=Y複数信号で処理し最終的に1チャンネルにする方法もある。
また、図4のUI401から設定されたsRGB方式、またはNTSC方式、または色均等方式の各方式により、(R2、G2、B2)から変換されたND1の値とND2の値が異なることがわかる。
例えば、黄色のドットは、sRGB方式でカラーモノクロ変換するとドットの出力濃度値は5になり、NTSC方式でカラーモノクロ変換するとドットの出力濃度値は9になり、非常に薄い濃度のドットになる。また、黄色のドットを、RGB均等方式でカラーモノクロ変換すると、見えずらかった黄色のドットの信号が出力濃度値28となり、濃度が3倍近く大きくなっていることがわかる。
実際の印刷としては、図6(a)の入力カラー信号(R1,G1,B1)=(255,255,0)の黄色文字が、図6(c)のRGB均等方式のカラーモノクロ変換によりND1=170(輝度信号)になる。また、図6(b)のsRGB方式のカラーモノクロ変換によりND1=237(輝度信号)になる。図6(c)の均等設定を用いてモノクロ変換したほうが、図6(b)のsRGB設定を用いてモノクロ変換した場合よりも、黄色のドットが暗くなり、より濃く再現されていることがわかる。
次に、スキャナ(読取部)で原稿を読み取ってコピー処理やセンド処理やファックス送信するケースについて説明する。まず、図3のS301において、図1の操作部109のUI(User Interface)から原稿をスキャンして印刷を行う指示をする。指示されるとスキャナ104が原稿を読み取り、図1の画像処理部105に原稿データが送られる。S302において、原稿データを印刷ジョブとして受信し、S303において、受信したジョブがモノクロ印刷を行うジョブか否かを判断し、受信したジョブがモノクロ指定ではなくカラー印刷指定のときは、S304において、カラー印刷が実行される。S303において、受信したジョブがモノクロ印刷するジョブと判断された場合は、S305において、スキャンジョブか否かを判断し、本ジョブはスキャナで読み取ったジョブのため、S307にすすむ。S307では、予め決められたカラーモノクロ変換式が設定される。予め決められたカラーモノクロ変換式は、例えば、式(1)で説明したsRGB用のカラーモノクロ変換式である。S307では、セキュリティ情報(例えば、黄色のドット)をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力した際に、セキュリティ情報が人間の目で識別し難いように、セキュリティ情報が含まれるカラー画像をモノクロ画像に変換する変換方式が設定される。
次に、S308において、S307で設定されたカラーモノクロ変換式を用いてカラーモノクロ変換が行われ、S309において、モノクロ化された信号を用いてモノクロ印刷される。ここで図3のS308において行われるカラーモノクロ変換を図2を用いて説明する。まず入力されたカラーデータの色空間に応じて、入力色空間調整部202において入力色空間調整が行われる。入力されたカラーデータの色空間がsRGBの場合は次の処理にsRGBのまま渡せばいいので、入力色空間調整部202において処理を行わずカラーモノクロ変換部203にデータを渡す。カラーモノクロ変換部203は、入力色空間調整部202から出力されたRGB信号(R2,G2,B2)からモノクロND1信号へ式(1)を用いて変換する。例えば黄色の(R,G,B)=(255,255,0)が式(1)で237に変換される。次に印刷するために、輝度濃度変換部204において、輝度信号から濃度信号へ変換する。例えば式(4)を用いて、カラーモノクロ変換部203から出力された輝度信号を濃度信号に変換する。具体的には入力信号ND1から出力信号ND2への信号変換が行われる。
入力されたジョブが、スキャンジョブの場合、原稿中の黄色のドットは、sRGBのカラーモノクロ変換で変換され、その結果出力濃度値が5になり、非常に濃度が小さい(値が大きいほど濃い)信号になっていることがわかる。
実際の印刷としては、図7(a)の入力カラー信号(R1,G1,B1)=(255,255,0)の不可視の黄色ドットが、sRGB設定のカラーモノクロ変換により、図7(b)に示すようなND1=237(輝度信号)のドットに変換される。変換されたドットは薄く再現され見えにくくなる。そのため、イエローのドットが付加されたカラー画像をモノクロ化しても、イエロードットの不可視が維持できていることがわかる。また、PDLジョブの場合、カラーモノクロ変換式としてRGB均等が選択できる。RGB均等のカラーモノクロ変換式を用いてイエロードットに対してカラーモノクロ変換を行った場合、図7(c)のように不可視の黄色ドットがND1=170(輝度信号)のドットに変換される。変換されたドットはsRGB設定の時より暗くなり目立ち、モノクロ化によりドットが見え、画質が劣化することがわかる。
本実施例では、入力されたジョブがPDLデータの場合は、カラーモノクロ変換の方式をsRGB方式、NTSC方式、RGB色均等方式の中から選択することができる。しかしながら、入力されたジョブがスキャンジョブの場合は、sRGB方式によりカラーモノクロ変換が行われ、その他のカラーモノクロ変換の方式を選択することができない。
この理由として、PDLデータの場合、PDLデータにモノクロ変換により顕在化してほしくないイエローのセキュリティドットが含まれないため、どのようなカラーモノクロ変換方式によりモノクロ変換を行っても、イエローのドットが顕在化することがない。しかしながら、スキャンジョブの場合、読み取った原稿にイエローのセキュリティドットが含まれている可能性があるため、カラーモノクロ変換によりイエロードットが顕在化しないsRGB方式によりカラーモノクロ変換が行われることが好ましい。スキャンジョブの場合に、仮にRGB均等方式を用いてカラーモノクロ変換を行うと、上述したように原稿に含まれるイエローのセキュリティドットが顕在化してしまう。
なお、カラーモノクロ変換によって原稿に含まれるイエローのセキュリティドットが顕在化しないのであれば、sRGB方式以外のカラーモノクロ変換方式を用いてもよい。
本実施例では、カラー画像をモノクロ画像に変換する際に用いる、カラー画像のRGB成分の混合比率が異なる複数のモノクロ変換方式を有している。複数のモノクロ変換方式とは、例えば、式(1)のsRGB用のモノクロ変換方式や、式(2)のNTSC用のモノクロ変換方式や、式(3)のRGB色均等方式である。そして、カラー画像が、原稿を読取部で読み取ることによって生成された画像であるか、外部装置から入力された画像(例えば、PDLやPDFやPSデータ)であるかを判定する。そして、カラー画像が原稿を読取部で読み取ることによって生成された画像であると判定された場合、前記複数のモノクロ変換方式の中から他のモノクロ変換方式に比べてB成分の比率が小さいモノクロ変換方式(例えば、sRGB用のモノクロ変換方式)を設定する。また、カラー画像が外部装置から入力された画像と判定された場合、前記複数のモノクロ変換方式の中から他のモノクロ変換方式に比べてB成分の比率が大きいモノクロ変換方式(例えば、NTSC方式や色均等方式)を設定する。なお、カラー画像が外部装置から入力された場合、sRGB方式も設定することが可能である。
以上、実施例1の方法によれば、原稿をスキャンした画像データに対して、イエローのドットが顕在化しないモノクロ変換方式を用いてカラーモノクロ変換を行いモノクロ化することで、イエローのドットがモノクロ化したドットの可視化を防ぐことができる。また、PDLジョブに対しては、複数のモノクロ変換方式を選択できる。例えば、ユーザによってRGB均等方式が選択された場合、カラー原稿では見にくかった黄色の文字や黄色のオブジェクトをモノクロ画像において顕在化させ見やすくすることが可能となる。
(実施例2)
実施例1では、原稿をスキャンした場合、全ての画像に対して、カラーモノクロ変換部203におけるカラーモノクロ変換方式を、sRGB方式に固定した。実施例2では、黄色の孤立画素のみをカラーモノクロ変換の方式をsRGB方式に固定し、黄色の孤立画素以外の画素は、カラーモノクロ変換方式を選択可能にする。これにより、例えば、黄色の孤立画素以外の画素をRGB均等方式によりモノクロ変換することで、モノクロ画像において濃いドットを生成することができ、画質劣化を低減することができる。
実施例2における画像処理部105の構成を図8に示す。図8では、図2の画像処理部105の構成に孤立点判定部801が追加されている。孤立点判定部801では、入力された画像信号から黄色の孤立ドットを検出する。孤立点判定部801において検出された孤立点の画素位置をカラーモノクロ変換部203に入力し、カラーモノクロ変換部203では、黄色の孤立画素に対してはsRGB方式を用いてカラーモノクロ変換を行う。これにより、黄色のドットを見えにくくすることができる。
孤立点判定部801における黄色の孤立ドットの判定は、従来から用いられている孤立点検出方法を用いる。例えば、注目画素が黄色かどうかを判定し、次に注目画素の近傍に黄色の画素がないことを判定することで黄色の孤立ドットを判定することができる。図10(a)のカラー入力画像における孤立点1001、1002は、孤立点判定部801で検出することができる。孤立点判定部801では、図10(b)の孤立点判定画像が生成され、孤立点の部分が黒でその他の部分が白で再現される。
図9は、実施例1の図3のフローチャートに孤立点判定を加えたフローチャートである。図3のフローチャートとの差異は、S901の孤立点判定を加えた点である。図9は、実施例2の処理の流れを示したフローチャートである。図9のフローチャートを実現するためのプログラムがHDD108に格納されており、格納されたプログラムをRAM110に読み出し、CPUが該プログラムを実行することで、図9のフローチャートが実行される。
図9のS301〜S309の処理は、図3のS301〜S309の処理と同様のため説明を省略する。図9のS901では、孤立点判定部801で孤立点を判定し、孤立点が存在すれば、孤立点の位置情報をRAM110に記憶してS307にすすむ。孤立点が存在しない場合S306にすすむ。
S901における孤立点判定では、図10(b)に示す孤立点判定画像を生成し、孤立点判定画像の黒の画素を孤立点と判定する。S901において、孤立点があると判定された場合、S307において孤立点の画素に対してはsRGB方式が設定され、S308においてsRGB方式のカラーモノクロ変換が行われる。SRGB方式のモノクロ変換により、孤立点の画素の濃度が薄くなり顕在化しにくくなる。S901において、孤立点ではないと判定された画素(孤立点以外の画素)(例えば、図10(a)の楕円1003)に対しては、複数のカラーモノクロ変換方式からユーザによって選択されたカラーモノクロ変換方式が適用される。例えば、S306において、カラーモノクロ変換方式を参照して、RGB均等方式が選択されていた場合、図10(c)のように楕円の部分1008は濃度が濃く再現される。
このように実施例2によれば、モノクロ変換した結果、黄色い孤立ドットの画素は見えにくく(濃度が小さく)、他の黄色いオブジェクトの画素は見えやすく(濃度が大きく)変換することが可能となる。
また、セキュリティードットは各社各様であるので、そのパターンを登録することにより不可視ドットを確実に見づらくすることも可能である。
(実施例3)
図11は、実施例1の図3のフローチャートにS1101の孫コピー判定を加えたフローチャートである。図3のフローチャートとの差異は、図3のS305に変えて、S1101の孫コピー判定を加えた点である。図11は、実施例3の処理の流れを示したフローチャートである。図11のフローチャートを実現するためのプログラムがHDD108に格納されており、格納されたプログラムをRAM110に読み出し、CPUが該プログラムを実行することで、図11のフローチャートが実行される。
図11のS301〜S304、S306〜S309の処理は、図3のS301〜S304、S306〜S309の処理と同様のため説明を省略する。図11のS1101は、操作部109上の原稿モード設定1201で設定されたモードを参照して、孫コピーモードであるか判定する。S1101において孫コピーモードであると判定された場合、S307にすすむ。S1101において孫コピーモードではないと判定された場合、S306にすすむ。
ここで、孫コピーモードとは、原稿の複写物をコピーするモードである。現在事務機ではセキュリティの観点から不可視化ドットを複写物に入れるようになっているのが一般的である。よって、孫コピーモードの場合、不可視化ドットが入っている複写物を複写する可能性が高いため、モノクロ変換した結果不可視化ドットを顕在化させないために、カラーモノクロ変換方式をsRGB方式にする。
S1101において、原稿モード判定を行い、原稿モードが孫コピーモードであると判定された場合、S307においてsRGB方式が設定され、S308においてsRGB方式のカラーモノクロ変換が行われる。sRGB方式のモノクロ変換により、イエロードットの濃度が薄くなりイエロードットが顕在化しにくくなる。S1101において、孫コピーモードではないと判定された場合、複数のカラーモノクロ変換方式からユーザによって選択されたカラーモノクロ変換方式が適用される。例えば、S306において、カラーモノクロ変換方式を参照してRGB均等方式が選択されていた場合、不可視ドットではないイエローの画素の濃度が濃く再現されるようになる。
なお、図12の原稿モード設定1201において、文字モード1203は鉛筆文字だけの原稿をコピーする場合に用いられる。また、文字印刷モード1202は印刷網点原稿でさらに文字を含んだものをコピーする場合に用いられる。
(実施例4)
実施例1,2,3では外部から受信したPDLデータ、またはスキャナでスキャンされたデータについて説明した。なお、それらのデータをHDD108に保存しておき、HDD108から印刷する際も実施例1,2,3と同様な処理、判断を行うことで同様の効果が得られることはいうまでもない。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 原稿を読み取る読取部を有する画像処理装置であって、
    原稿を前記読取部によって読み取ることで生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、外部装置から入力されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、前記外部装置または前記画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿を読取部によって読み取ることで生成されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、前記読取部によって読み取ることで生成されたジョブ以外のジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、外部装置または画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記セキュリティ情報は、黄色のドットであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記外部装置または前記画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法は、少なくともNTSC方式、sRGB方式、RGB均等方式のいずれかの方式であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 原稿を読み取る読取部を有する画像処理装置における画像処理方法であって、原稿を前記読取部によって読み取ることで生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、外部装置から入力されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、前記外部装置または前記画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換ステップを有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 原稿を読取部によって読み取ることで生成されたジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、前記カラー画像に含まれるセキュリティ情報が人間の目で識別し難いように変換するカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換し、前記読取部によって読み取ることで生成されたジョブ以外のジョブから生成されたカラー画像をモノクロ変換した画像を記録媒体上に出力する場合、複数のカラーモノクロ変換方法の中から、外部装置または画像処理装置の操作部を介して選択されたカラーモノクロ変換方法を用いて、前記カラー画像をモノクロ画像に変換する変換ステップを有することを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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