JP5500995B2 - 力検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、アクチュエータが対象物に接触することによりアクチュエータに加わる接触力を推定して、アクチュエータを制御する力検出装置に関するものである。
半導体部品やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)部品の精密実装等の組立作業を行う際に、対象物である部品に合わせたアクチュエータの精密な位置決めが必要であるとともに、力検出装置により、対象物との接触を正確に検知して、この接触により生じる接触力が過大にならないように制御しながら作業することが必要とされる。
このような力検出装置によるアクチュエータの制御では、弾性体の撓みを利用し、アクチュエータ等の位置決め装置と作業ツールの間に取り付けるコンプライアンスデバイスや弾性体の剛性をボイスコイルモータで補償して、加圧力を制御するようにしたもの(例えば、特許文献1参照)や、アクチュエータに取り付けた力センサからの信号をサーボ制御系にフィードバックするようにしたもの(例えば、特許文献2参照)がある。また、力センサの代わりに外乱オブザーバを用いて、アクチュエータの駆動電流と位置から対象物との接触による接触力を推定して、アクチュエータを制御する方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平7−86317号公報 特開平7−24665号公報 特開平6−052563号公報
しかしながら、特許文献1に開示される弾性体の撓みを利用したパッシブ・コンプライアンスを用いる方法では、作業に必要な力に対応してコンプライアンス部品を交換する必要があるという課題がある。
また、特許文献2に開示される力センサからの信号に基づきアクチュエータを制御する方法では、力センサが高価であり、破損し易い等の課題がある。
また、特許文献3に開示される外乱オブザーバにより接触力を推定してアクチュエータを制御する方法では、安価で破損し難いという利点はあるが、外乱オブザーバで正確に対象物との接触による接触力を推定するためには、アクチュエータに加えられる外力から、重力加速度により生じる力や移動加速度により生じる力を差し引く必要があり、この点について考慮されていないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、力センサを用いることなく、アクチュエータに加わる外力から重力加速度により生じる力や移動加速度により生じる力を取り除いて、対象物による接触力を容易に推定することができ、正確に制御を行うことができる力検出装置を提供することを目的としている。
この発明に係る力検出装置は、入力電圧に比例した電流を発生する電流発生部と、電流発生部により発生された電流に応じた駆動力を発生し可動部を移送するアクチュエータと、可動部の位置を検出する位置センサの出力と目標位置を比較してその誤差を電流発生部を通してアクチュエータにフィードバックすることにより位置決め制御を行う装置であって、電流発生部に入力する電圧及び位置センサにより検出された位置に基づいて、可動部が対象物に非接触、かつ、停止している状態で可動部に加わる重力加速度による力を推定した後に、アクチュエータを停止、もしくは一定速度で移送している状態で推定した可動部に加わる外力から重力加速度による力を差し引いて、可動部に加わる接触力を推定する外力推定部とを備えるものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、力センサを用いることなく、アクチュエータの可動部に加わる外力から重力加速度により生じる力や移動加速度により生じる力を取り除いて、対象物による接触力を容易に推定することができる。
この発明の実施の形態1に係る力検出装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における外力推定部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における外力推定部による接触力推定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る力検出装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における外力推定部の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る力検出装置の構成を示す図である。
力検出装置は、アクチュエータ可動部1aに設置されたワークやハンドが対象物と接触した際にアクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定するものである。この力検出装置は、図1に示すように、アクチュエータ1、位置センサ2、第1比較器3、位相補償回路4、定電流ドライバ(電流発生部)5及び外力推定部6Aから構成される。
なお、アクチュエータ可動部1aに加えられる外力には、ワークやハンドが対象物と接触することにより生じる接触力の他に、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力及びアクチュエータ1の移動加速度により生じる力が含まれている。
アクチュエータ1の可動部1aには対象物である半導体部品やMEMS部品の精密実装等の組立作業を行う装置のワークやハンドが設置され、アクチュエータ1全体が上下方向または回転方向に移送されてワークやハンドが対象物と接触することによりアクチュエータ可動部1aも接触力を受ける。
アクチュエータ1は、入力電圧に比例した電流を発生する定電流ドライバ5からの電流がボイスコイルモータに流れることにより駆動力を発生してアクチュエータ可動部1aを上下に移送する。
位置センサ2は、アクチュエータ可動部1aの位置を検出するものである。この位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置を示す位置信号は、第1比較器3及び外力推定部6Aに供給される。
第1比較器3は、予め設定された目標位置から、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置を差し引くことにより差分値を算出するものである。この第1比較器3により算出された差分値を示す差分信号は位相補償回路4に供給される。
位相補償回路4は、第1比較器3により算出された差分値に基づいて、定電流ドライバ5の電流値を制御するものである。この位相補償回路4による制御信号を定電流ドライバ5を通してアクチュエータ1に供給することにより、位置センサ2出力が目標位置と一致するように位置決め制御が行われる。
外力推定部6Aは、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置及び定電流ドライバ5に入力する電圧に基づいて、ワークやハンドが対象物に接触することによりアクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定するものである。
次に、外力推定部6Aの構成について説明する。図2はこの発明の実施の形態1における外力推定部6Aの構成を示す図である。
外力推定部6Aは、図2に示すように、第1〜3演算部11〜13、第1,2LPF(Low Pass Filter)14,15、サンプルホールド回路16及び第2〜4比較器17〜19から構成される。
なお、外力推定部6Aは、ノイズの影響を受け難くするために、特許文献3に開示される外乱オブザーバのように純粋微分系を含まない形で構成されるものであるが、実施の形態1における外力推定部6Aでは、原理説明のため簡略化して説明を行う。
第1演算部11は、定電流ドライバ5に入力する電圧eに、定電流ドライバ5の入力電圧と出力電流の比であるKiと、トルク定数Ktを乗算するものである。この第1演算部11により算出された値を示す信号は第1LPF14及び第3比較器18に供給される。
この第1演算部11により、定電流ドライバ5から供給された電流によりアクチュエータ1が発生する駆動力が推定される。
第2演算部12は、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置rにラプラス演算子sを乗算するものであり、出力はアクチュエータ可動部1aの速度となる。この第2演算部12により算出された値を示す信号は第3演算部13に供給される。
第3演算部13は、第2演算部12により算出されたアクチュエータ可動部1aの速度の値に質量Mとラプラス演算子sを乗算するものであり、その出力はアクチュエータ1が発生する駆動力から、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度および移動加速度により受ける力の加算値を差し引いた推定値となる。この第3演算部13により算出された値を示す信号は第2LPF15及び第3比較器18に供給される。
第1LPF14は、第1演算部11から供給された信号から高域ノイズを除去するための低域ゲインが0dBのフィルタである。この第1LPF14により高域ノイズが除去された信号は第2比較器17に供給される。
第2LPF15は、第3演算部13から供給された信号から高域ノイズを除去するための低域ゲインが0dBのフィルタである。この第2LPF15により高域ノイズが除去された信号は第2比較器17に供給される。
第2比較器17は、第1LPF14を介して第1演算部11から供給された信号により示される値から、第2LPF15を介して第3演算部13から供給された信号により示される値を差し引くものである。この第2比較器17により算出された値を示す信号はサンプルホールド回路16に供給される。
ここで第3演算部13の出力は、前記の通りアクチュエータ1が電流により発生する駆動力から、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度およびアクチュエータ可動部1aの移動加速度により受ける力の加算値を差し引いた推定値であり、また第1演算部11の出力は電流によりアクチュエータ1が発生する駆動力の推定値である。そのため、第2比較器17において、第1演算部11の出力に第1LPF14を介した出力から、第3演算部13の出力に第2LPF15を介した出力を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度および移動加速度により受ける力の加算値がノイズが除去された状態で推定される。
サンプルホールド回路16は、位置センサ2の出力と目標位置が等しくなるように位置決め制御が行われていて、ワークやハンドが対象物に接触していない状態でアクチュエータ可動部1aが停止しており、かつアクチュエータ1全体も移送されていないことを示すモード信号を受信した場合に、第2比較器17により算出された値を記憶し保持するものである。このサンプルホールド回路16に保持された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
前記の通り第2比較器17ではアクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度および移動加速度により受ける力の加算値がノイズが除去された状態で推定されるが、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力が零であり、また、アクチュエータ可動部1aが静止した状態では移動加速度により受ける力も零であるため、このサンプルホールド回路16によりアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度による力が保持される。
第3比較器18は、第1演算部11により算出された値から、第3演算部13により算出された値を差し引くものである。この第3比較器18により算出された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
第4比較器19は、第3比較器18により算出された値からサンプルホールド回路16により保持された値を差し引くものである。
従って、この第4比較器19によりアクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる移動加速度により受ける力の加算値が推定され、アクチュエータ可動部1aが停止もしくは一定速度で移動している場合には接触力が推定される。
なお、外力推定部6Aの各演算部11〜13に用いられるパラメータである、電圧電流変換係数Ki、トルク定数Kt、アクチュエータ可動部1aの質量Mは、アクチュエータ1の物理パラメータと同一の値に設定される。
次に、上記のように構成される外力推定部6Aによる接触力の推定動作について説明する。図3はこの発明の実施の形態1における外力推定部6Aによる接触力推定処理を示すフローチャートである。
アクチュエータ可動部1aに加えられる外力には、ワークやハンドが対象物と接触することにより生じる接触力の他に、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力及びアクチュエータ1の移動加速度により生じる力が含まれている。
そのため、まず、図3に示すように、ワークやハンドが対象物に接触していない状態でアクチュエータ可動部1aが停止しており、かつアクチュエータ1全体も移送されていない状態でアクチュエータ可動部1aに加わる外力を推定することで、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力を推定する(ステップST31)。
まず、第1演算部11は、定電流ドライバ5に入力する電圧eに対して演算を行い、アクチュエータ1が発生する駆動力を推定する。この第1演算部11により推定された値を示す信号は第1LPF14を介して第2比較器17に供給される。
一方、第2演算部12及び第3演算部13は、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置rに対して演算を行い、アクチュエータ1が発生する駆動力からアクチュエータ可動部1aに加わる外力を差し引いた値を推定する。ここで、ワークやハンドが対象物と接触する前にアクチュエータ可動部1aを停止した状態において第2演算部12及び第3演算部13を介して算出された値は、接触力及び移動加速度により生じる力の影響はないため、駆動力から重力加速度により生じる力のみを差し引いた値となる。この第2演算部12及び第3演算部13により推定された値を示す信号は第2LPF15を介して第2比較器17に供給される。
次いで、第2比較器17は、第1LPF14を介して第1演算部11から供給された信号により示される値から、第2LPF15を介して第3演算部13から供給された信号により示される値を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力を推定する。この第2比較器17により推定された重力加速度により生じる力はサンプルホールド回路16に記憶され保持される。
このように、ワークやハンドが対象物に接触していない状態でアクチュエータ可動部1aが停止しており、かつアクチュエータ1全体も移送されていない状態において、外力推定部6Aによりアクチュエータ可動部1aに加わる外力を推定することで、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力を推定することができる。
次いで、アクチュエータ可動部1aに移動加速度により生じる力が加わらないようにアクチュエータ1全体を緩やかに移送させて外力を推定することによって、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定する(ステップST32)。
まず、第1演算部11は、定電流ドライバ5に入力した電圧に対して演算を行い、アクチュエータ1が発生する駆動力を推定する。この第1演算部11により推定された値を示す信号は第3比較器18に供給される。
一方、第2演算部12及び第3演算部13は、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置rに対して演算を行い、アクチュエータ1が発生する駆動力からアクチュエータ可動部1aに加わる外力を差し引いた値を推定する。ここで、アクチュエータ1全体を緩やかに移送させている状態において第2演算部12及び第3演算部13を介して算出された値は、移動加速度により生じる力の影響はないため、駆動力から重力加速度により生じる力及び接触力を差し引いた値となる。この第2演算部12及び第3演算部13により推定された値を示す信号は第3比較器18に供給される。
次いで、第3比較器18は、第1演算部11により算出された値から、第3演算部13により算出された値を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力と接触力とを加算した値を推定する。この第3比較器18により推定された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
次いで、第4比較器19は、第3比較器18により算出された値から、サンプルホールド回路16により保持された値を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定する。
以上のように、この実施の形態1によれば、まず、ワークやハンドが対象物に接触する前にアクチュエータ可動部1を停止し、かつアクチュエータ1全体も移送されていない状態で、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度により生じる力を推定する。次いで、アクチュエータ1全体を緩やかに移送させて、アクチュエータ可動部1aに加わる外力を推定して、この外力から重力加速度により生じる力を差し引いて接触力を推定するように構成したので、力センサを用いることなく、推定された外力から重力加速度により生じる力や移動加速度により生じる力の影響を取り除いて、接触力を容易に推定することができる。
また、アクチュエータ1の姿勢が変わり、重力加速度により生じる力による影響が変化した場合にも、ワークやハンドが対象物に接触していない状態でアクチュエータ可動部1aが停止しており、かつアクチュエータ1全体も移送されていない状態で重力加速度により生じる力を正確に推定することができるため、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力を正確に推定することができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る力検出装置の構成を示す図である。
図4に示す実施の形態2に係る力検出装置は、図1に示す実施の形態1に係る力検出装置に加速度センサ7を追加し、外力推定部6Aを外力推定部6Bに変更したものである。
加速度センサ7は、アクチュエータ可動部1aに取り付けられ、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度及び移動加速度を含む加速度を検出するものである。この加速度センサ7により検出された加速度を示す加速度信号は外力推定部6Bに供給される。
外力推定部6Bは、位置センサ2から供給された位置信号、定電流ドライバ5に入力する電圧及び加速度センサ7から供給された加速度信号に基づいて、ワークやハンドが対象物に接触することによりアクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定するものである。
次に、外力推定部6Bの構成について説明する。図5はこの発明の実施の形態2における外力推定部6Bの構成を示す図である。
図5に示す実施の形態2における外力推定部6Bは、図2に示す実施の形態1における外力推定部6Aから第1,2LPF14,15、サンプルホールド回路16及び第2比較器17を削除し、第3LPF20及び第4演算部21を追加したものである。その他の構成は、図2に示す実施の形態1における外力推定部6Aと同様であり、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3LPF20は、加速度センサ7から供給された加速度信号から高域ノイズを除去するための低域ゲインが0dBのフィルタである。この第3LPF20を通過した信号は第4演算部21に供給される。
第4演算部21は、第3LPF20を介して加速度センサ7から供給された加速度信号により示される加速度αにアクチュエータ可動部1aの質量Mを乗算するものである。この第4演算部21により算出された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
この第4演算部21によりアクチュエータ可動部1aに加わる加速度により生じる力がノイズが除去された状態で推定される。
次に、上記のように構成される外力推定部6Bによる接触力の推定動作について説明する。
まず、第1演算部11は、定電流ドライバ5に入力する電圧eに対して演算を行い、アクチュエータ1が発生する駆動力を推定する。この第1演算部11により推定された駆動力を示す信号は第3比較器18に供給される。
一方、第2演算部12及び第3演算部13は、位置センサ2により検出されたアクチュエータ可動部1aの位置rに対して演算を行い、アクチュエータ1が電流により発生する駆動力から、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力とアクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度および移動加速度により受ける力の加算値を差し引いた値を推定する。
この第2演算部12及び第3演算部13により推定された値を示す信号は第3比較器18に供給される。
次いで、第3比較器18は、第1演算部11により算出された値から、第3演算部13により算出された値を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力と重力加速度及び移動加速度により生じる力を加えた外力を推定する。この第3比較器18により推定された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
一方、第4演算部21は、第3LPF20を介して加速度センサ7から供給された加速度信号により示されるアクチュエータ可動部1aの加速度に対して演算を行い、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度及び移動加速度により生じる力を推定する。この第4演算部21により推定された値を示す信号は第4比較器19に供給される。
次いで、第4比較器19は、第3比較器18により算出された値から、第4演算部21により算出された値を差し引くことにより、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力を推定する。
以上のように、この実施の形態2によれば、アクチュエータ可動部1aに加わる重力加速度及び移動加速度を含む加速度を検出する加速度センサ7を備え、アクチュエータ可動部1aの動作中に加わる外力から、この加速度により生じる力を差し引くことで、対象物からの接触力を精度よく推定することができる。また、アクチュエータ1の姿勢や移送に関係なく、常に、アクチュエータ可動部1aに加わる接触力を正確に推定することができる。
1 アクチュエータ
1a アクチュエータ可動部
2 位置センサ
3,17〜19 第1〜4比較器
4 位相補償回路
5 定電流ドライバ(電流発生部)
6A,6B 外力推定部
7 加速度センサ
11〜13,21 第1〜4演算部
14,15,20 第1〜3LPF
16 サンプルホールド回路

Claims (1)

  1. 入力電圧に比例した電流を発生する電流発生部と、
    前記電流発生部により発生された電流に応じた駆動力を発生し可動部を移送するアクチュエータと、
    前記可動部の位置を検出する位置センサの出力と目標位置を比較してその誤差を前記電流発生部を通して前記アクチュエータにフィードバックすることにより位置決め制御を行う装置であって、
    前記電流発生部に入力する電圧及び前記位置センサにより検出された位置に基づいて、前記可動部が対象物に非接触、かつ、停止している状態で前記可動部に加わる重力加速度による力を推定した後に、前記アクチュエータを停止、もしくは一定速度で移送している状態で推定した前記可動部に加わる外力から前記重力加速度による力を差し引いて、前記可動部に加わる接触力を推定する外力推定部と
    を備える力検出装置。
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