JP5498298B2 - 通信端末用台座 - Google Patents

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本発明は、非接触通信可能な通信端末が搭載可能に構成され、この通信端末と非接触型記録媒体との間の非接触通信を中継する通信端末用台座に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。このようなカードを用いた情報管理においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
このような非接触型ICカードは、外部に設けられたリーダ/ライタに翳すことにより、リーダ/ライタとの間にて非接触通信が行われ、ICチップに書き込まれた情報が読み出されたり、ICチップに情報が書き込まれたりする。
また、近年においては、携帯電話の急速な普及に伴って、上述したICチップを携帯電話に内蔵し、携帯電話を非接触型ICカードとして用いることが行われている。この場合においても、外部に設けられたリーダ/ライタに携帯電話を翳すことにより、ICチップとリーダ/ライタとの間にて非接触通信が行われ、ICチップに書き込まれた情報が読み出されたり、ICチップに情報が書き込まれたりする。
上記のように非接触型ICカードや携帯電話を非接触型記録媒体として用い、この非接触型記録媒体を用いた決済を行うことは、利用者が現金を持ち歩く必要がないばかりか、一般的なクレジットカードのようにカードを店員に渡すことなく決済が行われることになるため、今後も利用する利用者及び店舗が増えることが予想される。ところが、上述したような非接触型記録媒体と非接触通信を行うリーダ/ライタは高価なものであるため、小規模の店舗においては導入することが難しい。
ここで、電子マネーカードとリーダ/ライタとの間に介在し、電子マネーカードの通信プロトコルとリーダ/ライタの通信プロトコルとが異なる場合にそのプロトコル変換を行うことにより、通信プロトコルが互いに異なる電子マネーカードとリーダ/ライタとの間のデータの送受信を可能とするアダプタが特許文献1に開示されている。ところが、この技術を用いたとしても、上記のような問題点は解決されない。
そこで、携帯電話に内蔵された非接触通信用のアンテナを用いて携帯電話をリーダ/ライタとして利用することが考えられている。このように、携帯電話をリーダ/ライタとして利用すれば、高価なリーダ/ライタを導入することなく非接触型記録媒体を用いた決済を行うことができるようになる。
特開2000−156718号公報
非接触通信用のアンテナが内蔵された携帯電話は一般的に、板状筐体の一方の面にキー等からなる操作部が設けられ、それとは反対側の面を向くように非接触通信用のアンテナが内蔵されている。そして、机上等に載置された状態で操作部を操作可能とするためには、操作部が上を向いた状態で机上等に載置されることになる。そのため、机上等に載置された状態で非接触通信用アンテナを用いて非接触型記録媒体と非接触通信を行うためには、非接触型記録媒体を携帯電話の下方に配置しなければないことになり、実質的に非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行うことができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、板状筐体の一方の面に操作部が設けられるとともに他方の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナを具備する通信端末を操作部が上を向いた状態で机上等に載置した場合においても、通信端末をリーダ/ライタとして利用して非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる通信端末用台座を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
板状筐体の一方の面に操作部が設けられるとともに他方の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナを具備する通信端末が搭載可能に構成され、前記通信端末と非接触型記録媒体との間における前記非接触通信を中継する通信端末用台座であって、
前記通信端末が搭載可能に構成され、前記通信端末が搭載された場合に前記通信用アンテナと非接触通信を行う第1のアンテナを具備する搭載部と、
前記第1のアンテナと接続された第2のアンテナを具備し、前記搭載部の前記通信端末が搭載される面上に起立した起立部とを有する。
上記のように構成された本発明においては、通信端末をその操作部が上を向くように搭載部上に搭載すると、通信端末の通信用アンテナによって非接触通信が可能な面には、搭載部に設けられた第1のアンテナが存在しているため、通信端末の通信用アンテナと第1のアンテナとの間で非接触通信が行われる。また、搭載部上の通信端末が搭載される面上に起立した起立部には第2のアンテナが設けられているため、この起立部に非接触型記録媒体を翳せば、非接触型記録媒体と第2のアンテナとの間で非接触通信が行われる。そして、第1のアンテナと第2のアンテナとが接続されているため、第1及び第2のアンテナを介して通信端末と非接触型記録媒体との間にて通信が行われ、通信端末において非接触型記録媒体に対して情報が書き込まれたり読み出されたりすることになる。
このように、板状筐体の一方の面に操作部が設けられるとともに他方の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナを具備する通信端末を操作部が上を向いた状態で机上等に載置した場合においても、通信端末をリーダ/ライタとして利用して非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる。
また、通信端末の非接触通信プロトコルと非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルとが互いに異なる場合に、第1のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータと第2のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータとのプロトコル変換を行う変換手段を設ければ、通信端末の非接触通信プロトコルと非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルとが互いに異なる場合であっても、通信端末をリーダ/ライタとして利用して非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる。
また、第1のアンテナを、通信端末が搭載される面に沿って移動可能に設けたり、通信端末が搭載される面に沿って互いに異なる位置に複数設けたりすることにより、通信端末の通信用アンテナの位置がその機種によって異なる場合においても、通信用アンテナと第1のアンテナとを対向させることができ、非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを確実に行わせることができる。
以上説明したように本発明においては、通信端末が搭載可能に構成され、通信端末が搭載された場合に通信端末の通信用アンテナと非接触通信を行う第1のアンテナを具備する搭載部と、第1のアンテナと接続された第2のアンテナを具備し、搭載部の通信端末が搭載される面上に起立した起立部とを有する構成とし、通信端末をその操作部が上を向くように搭載部上に搭載した場合、通信端末の通信用アンテナと第1のアンテナとの間で非接触通信が行われ、また、搭載部上の通信端末が搭載される面上に起立した起立部に非接触型記録媒体を翳した場合、非接触型記録媒体と第2のアンテナとの間で非接触通信が行われることとしたため、板状筐体の一方の面に操作部が設けられるとともに他方の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナを具備する通信端末を操作部が上を向いた状態で机上等に載置した場合においても、通信端末をリーダ/ライタとして利用して非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる。
また、通信端末の非接触通信プロトコルと非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルとが互いに異なる場合に、第1のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータと第2のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータとのプロトコル変換を行う変換手段を有するものにおいては、通信端末の非接触通信プロトコルと非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルとが互いに異なる場合であっても、通信端末をリーダ/ライタとして利用して非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる。
また、第1のアンテナが、通信端末が搭載される面に沿って移動可能に設けられた構成としたものや、通信端末が搭載される面に沿って互いに異なる位置に複数設けられた構成としたものにおいては、通信端末の通信用アンテナの位置がその機種によって異なる場合においても、通信用アンテナと第1のアンテナとを対向させることができ、非接触型記録媒体に対する情報の書き込みや読み出しを確実に行わせることができる。
本発明の通信端末用台座の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た内部構造を示す図、(c)は機能ブロック図である。 図1に示した通信端末用台座の搭載板上に搭載される通信端末の一例を示す外観斜視図である。 図1に示した通信端末用台座に図2に示した携帯電話を搭載板上に搭載した場合の通信端末用台座の動作を説明するための図であり、(a)は使用状態を示す外観斜視図、(b)は使用状態における機能ブロック図である。 図1に示した通信端末用台座に図2に示した携帯電話を図3に示したように搭載した場合の動作について説明するための図である。 本発明の通信端末用台座の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は機能ブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の携帯)
図1は、本発明の通信端末用台座の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た内部構造を示す図、(c)は機能ブロック図である。
本形態における通信端末用台座は図1に示すように、設置板40上に搭載部となる搭載板10が配置されるとともに、搭載板10上に起立部となる起立板20が配置されて構成されている。
設置板40は、携帯通信用台座1を机上等に設置するためのものであって、上面に斜面形状を有した構成となっている。
搭載板10は、設置板40の斜面上に配置され、斜面の下側となる端部に突出したストッパー12が設けられているとともに、内部にアンテナ搭載部13を有している。そして、設置板40とは反対側の面が上面となって通信端末が搭載される面となる。アンテナ搭載部13は、一方の面に第1のアンテナ11が設けられているとともに、他方の面に導電材17aが塗工された板状のものであり、アンテナ11と導電材17aとは導通部18によって電気的に接続されている。また、これらアンテナ11と導電材17aの間には磁性体19が配置されている。このように構成されたアンテナ搭載部13は、搭載板10の樹脂からなるベース基材16に側面が開口して形成された溝15内において通信端末が搭載される面に沿って移動可能に配置されている。この溝15には、アンテナ搭載部13の導電材17aが塗工された面に対向する面には導電材17bが塗工されており、これら導電材17a,17bが互いに接触している。また、アンテナ搭載部13には、溝15から外側に出る部分につまみ14が設けられており、このつまみ14を用いて溝15内を移動可能となっている。なお、アンテナ搭載部13においては、つまみ14を用いて溝15内を移動可能とするのではなく、搭載板10の通信端末が搭載される面に表出させておき、指等によって移動可能な構成としてもよい。
起立板20は、搭載板10の通信端末が搭載される面上に起立して配置されており、その内部に第2のアンテナ21が設けられている。なお、起立板20においても、樹脂からなるベース基材の内部にアンテナ21が設けられている。
搭載板10に設けられたアンテナ11と、起立板20に設けられたアンテナ21とは、変換手段となる変換モジュール30を介して接続されている。変換モジュール30は、設置板40内に設けられており、2つの送受信部31,32と、制御部33と、メモリ34とを有している。なお、アンテナ11は、変換モジュール30と直接接続されているのではなく、搭載板10の溝部15に塗工された導電材17bが変換モジュール30と接続されており、これにより、アンテナ11は、導通部18及び導電材17a,17bを介して変換モジュール30と接続されている。
送受信部31は、アンテナ11と接続されており、搭載板10上に搭載された通信端末との間にてアンテナ11を介したデータの送受信を行う。
送受信部32は、アンテナ21を接続されており、起立板20に翳された非接触型記録媒体との間にてアンテナ21を介したデータの送受信を行う。
メモリ34は、アンテナ11,21を介したデータの送受信にて用いられる複数の非接触通信プロトコルや、通信端末用台座1の動作プログラムを保持している。
制御部33は、メモリ34に保持された複数の非接触通信プロトコルを用いて、起立板20に翳された非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルが、搭載板10上に搭載された通信端末の非接触通信プロトコルと異なる場合に、アンテナ11にて送受信されるコマンドを含むデータとアンテナ21にて送受信されるコマンドを含むデータとのプロトコル変換を行う。
以下に、上記のように構成された通信端末用台座1の使用方法及び動作について説明する。
まず、図1に示した通信端末用台座1の搭載板10上に搭載される通信端末について説明する。
図2は、図1に示した通信端末用台座1の搭載板10上に搭載される通信端末の一例を示す外観斜視図である。
図1に示した通信端末用台座1の搭載板10上に搭載される通信端末としては、例えば、図2に示すように、2つの板状筐体50a,50bがヒンジ部53を中心として見開き可能となった携帯電話2が挙げられる。この携帯電話2は、ヒンジ部53を中心として見開き可能となる2つの板状筐体50a,50bのうち、一方の板状筐体50aに操作部51及び通信用アンテナ53が設けられ、他方の板状筐体50bに表示部52が設けられている。操作部51は、板状筐体50aの見開き面に設けられており、通信用アンテナ53は、操作部51とは反対側の面にて非接触通信が可能となっている。そして、非接触型記録媒体に対して情報を書き込んだり読み出したりするためのリーダ/ライタとして機能するためのプログラムが内部のメモリ(不図示)内にインストールされている。なお、通信用アンテナ53は、通信網を介した電話等の通信に用いられるものではなく、非接触型記録媒体との間にて非接触通信を行うためのものである。
次に、図1に示した通信端末用台座1の使用方法及び動作について、図2に示した携帯電話2を搭載板10上に搭載した場合を例に挙げて説明する。
図3は、図1に示した通信端末用台座1に図2に示した携帯電話2を搭載板10上に搭載した場合の通信端末用台座1の動作を説明するための図であり、(a)は使用状態を示す外観斜視図、(b)は使用状態における機能ブロック図である。
図1に示した通信端末用台座1においては、図3に示すように、図2に示した携帯電話2が搭載板10に搭載されて使用される。
図2に示した携帯電話2は、2つの板状筐体50a,50bがヒンジ部53を中心として見開いた状態で、板状筐体50aが搭載板10上に搭載される。この際、板状筐体50aの端部がストッパー12に当接し、携帯電話2が通信端末用台座1上にて固定されることになる。また、板状筐体50bにおいては、起立板20に寄り掛かるような状態となる。
これにより、板状筐体50aに設けられた操作部51は上方を向くこととなる。また、携帯電話2の通信用アンテナ53が、搭載板10に設けられたアンテナ11に対向する。なお、搭載板10に設けられたアンテナ11においては、通信端末用台座1上に搭載される携帯電話2の通信用アンテナ53の位置に応じて、通信端末用台座1上に携帯電話2が搭載された場合にアンテナ11と通信用アンテナ53とが対向するように、つまみ14によってアンテナ搭載部13を予め移動させておく。それにより、携帯電話2の通信用アンテナ53の位置がその機種によって異なる場合においても、通信用アンテナ53と搭載板10に設けられたアンテナ11とを対向させることができる。
このようにして、携帯電話2の通信用アンテナ53が搭載板10に設けられたアンテナ11に対向することにより、携帯電話2の通信用アンテナ53と搭載板10に設けられたアンテナ11との間で非接触通信が行われるようになる。なおこの際、アンテナ11には、導電材17a,17bが対向しているが、アンテナ11と導電材17a,17bとの間には磁性体19が介在しているため、通信用アンテナ53とアンテナ11との間の非接触通信に導電材17a,17bが影響することはない。
この状態で、起立板20に非接触型記録媒体を翳せば、非接触型記録媒体と、起立板20に設けられたアンテナ21との間で非接触通信が行われる。起立板20に翳す非接触型記録媒体としては、例えば、図3に示すような、通信用アンテナ3aによって非接触通信が可能な携帯電話3が挙げられる。また、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICカードやICタグ等であってもよい。
そして、アンテナ11が導通部18及び導電材17a,17bを介して変換モジュール30と接続されていることから、搭載板10に設けられたアンテナ11と、起立板20に設けられたアンテナ21とが、変換モジュール30を介して接続されているため、これら2つのアンテナ11,21を介して携帯電話2と携帯電話3との間にて通信が行われ、携帯電話2がリーダ/ライタとして機能して携帯電話3に対して情報が書き込まれたり読み出されたりすることになる。
この際、板状筐体50aに設けられた操作部51が上方を向いているため、リーダ/ライタとして機能している携帯電話2に対して情報を容易に入力することができる。
このように、板状筐体50aの一方の面に操作部51が設けられるとともに、操作部51の反対側の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナ53を具備する携帯電話2を操作部51が上を向いた状態で机上等に載置した状態において、携帯電話2をリーダ/ライタとして利用し、非接触型記録媒体として用いる携帯電話3に対する情報の書き込みや読み出しを行わせることができる。
以下に、上述した動作について詳細に説明する。
図4は、図1に示した通信端末用台座1に図2に示した携帯電話2を図3に示したように搭載した場合の動作について説明するための図である。なお、以下の説明においては、携帯電話2の非接触通信プロトコルが第1の非接触通信プロトコルであり、携帯電話3の非接触通信プロトコルが第2の非接触通信プロトコルであり、これらが互いに異なる場合について説明する。
通信端末用台座1に搭載された携帯電話2の通信用アンテナ53からは、第1の非接触通信プロトコルにてRF信号が送信されている。
携帯電話2の通信用アンテナ53から送信されたRF信号は、携帯電話2の通信用アンテナ53と対向するアンテナ11を介して受信される。
アンテナ11を介して受信されたRF信号は、通信端末用台座1の変換モジュール30内にて送受信部31を介して制御部33に送られ、制御部33において、メモリ34に記憶されている複数の非接触通信プロトコルを、予め決められたタイムスケジュールに従って順次用いてポーリングが行われる。
通信端末用台座1から第1の非接触通信プロトコルを用いてポーリングが行われた場合、携帯電話3の非接触通信プロトコルが第1の非接触通信プロトコルとは異なる第2の非接触通信プロトコルであるため、携帯電話3が図3に示したように起立板20に翳されていても、ポーリングに対する応答は携帯電話3から得られない。
次に、通信端末用台座1から第2の非接触通信プロトコルを用いてポーリングが行われると、携帯電話3の非接触通信プロトコルが第2の非接触通信プロトコルであるため、これに対する応答信号が携帯電話3の通信用アンテナ3aから送信される。
すると、通信用アンテナ3aには、携帯電話3が起立板20に翳されていることにより、アンテナ21が対向しているため、通信用アンテナ3aから送信された応答信号は起立板20のアンテナ21にて受信される。
起立板20のアンテナ21にて受信された応答信号は、変換モジュール30の制御部33において第1の非接触通信プロトコルにプロトコル変換され、アンテナ11から送信される。
すると、アンテナ11には携帯電話2の通信用アンテナ53が対向しているため、アンテナ11から送信された応答信号は携帯電話2の通信用アンテナ53にて受信され、携帯電話2において、非接触通信可能な非接触型記録媒体が存在することが認識される。
携帯電話2においては、非接触通信可能な非接触型記録媒体が存在することが認識されると、インストールされているプログラムによって、必要となるデータを読み出すためのメモリアクセスコマンドが通信用アンテナ53から送信される。
携帯電話2の通信用アンテナ53から送信されたメモリアクセスコマンドは、携帯電話2の通信用アンテナ53と対向するアンテナ11を介して受信される。
搭載板10のアンテナ11にて受信されたメモリアクセスコマンドは、変換モジュール30の制御部33において第2の非接触通信プロトコルにプロトコル変換され、アンテナ21から送信される。
アンテナ21から送信されたメモリアクセスコマンドは、アンテナ21に対向している携帯電話3の通信用アンテナ3aにて受信される。
すると、携帯電話3において、通信用アンテナ3aにて受信されたメモリアクセスコマンドに従って、メモリ(不図示)に記憶されたID等の固有データが読み出され、通信用アンテナ3aから送信され、起立板20のアンテナ21にて受信される。
起立板20のアンテナ21にて受信された携帯電話3の固有データは、変換モジュール30の制御部33において第1の非接触通信プロトコルにプロトコル変換され、アンテナ11から送信される。
そして、アンテナ11から送信された携帯電話3の固有データは携帯電話2の通信用アンテナ53にて受信され、携帯電話2において、携帯電話3の固有データが読み取られたことになる。
その後、携帯電話2と携帯電話3との間にてさらにデータの送受信が行われる場合、上記同様に、通信端末用台座1の2つのアンテナ11,21を介してデータの送受信が行われ、またその際、変換モジュール30においてプロトコル変換が行われることになる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の通信端末用台座の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は機能ブロック図である。
本形態における通信端末用台座は図5に示すように、第1の実施の形態にて示したものに対して、搭載板10に3つのアンテナ11a〜11cが、通信端末が搭載される面に沿って互いに異なる位置に設けられている点のみが異なるものである。
上記のように構成された通信端末用台座101は、例えば、図2に示した携帯電話2が図3に示したように搭載されて使用される。
本形態における通信端末用台座101は、搭載板10に3つのアンテナ11a〜11cが設けられているため、これら3つのアンテナ11a〜11cにおいて、上述したコマンドを含むデータの送受信を順次行うことにより、搭載板10上に搭載された携帯電話2との非接触通信を実現することになる。
これにより、搭載板10上に搭載される携帯電話2等の通信端末のアンテナの位置がその機種毎に異なる場合であっても、その通信端末と、起立板20に翳された非接触型記録媒体との間の非接触通信を確実に行うことができる。なお、搭載板10に設けられるアンテナの数は3つに限らない。
なお、上述した実施の形態においては、搭載板10上に搭載される通信端末として、図2に示したように、2つの板状筐体50a,50bがヒンジ部53を中心として見開き可能となった携帯電話2を例に挙げて説明したが、1つの板状筐体からなるものであっても、一方の面に操作部が設けられ、その反対側の面にて非接触通信が行われるものであれば利用することができる。
本発明は、非接触型記録媒体から固有データを読み出すことにより、ポイント管理、勤怠管理、出欠管理、子供等の現在位置管理等に利用することができる。その場合、通信端末用台座上に搭載された通信端末は、ネットワークを介してサーバに接続され、サーバにおいて、通信端末にて読み出された情報に基づいて上記管理を行うことになる。また、非接触型記録媒体から情報を読み出すだけではなく、通信端末によって非接触型記録媒体に情報を書き込むこともできる。
1,101 通信端末用台座
2,3 携帯電話
3a,53 通信用アンテナ
10 搭載部
11,11a〜11c,21 アンテナ
12 ストッパー
13 アンテナ搭載部
14 つまみ
15 溝
16 ベース基材
17a,17b 導電材
18 導通部
19 磁性体
20 起立板
30 変換モジュール
31,32 送受信部
33 制御部
34 メモリ
50a,50b 板状筐体
51 操作部
52 表示部
53 ヒンジ部

Claims (4)

  1. 板状筐体の一方の面に操作部が設けられるとともに他方の面側にて非接触通信が可能な通信用アンテナを具備する通信端末が搭載可能に構成され、前記通信端末と非接触型記録媒体との間における前記非接触通信を中継する通信端末用台座であって、
    前記通信端末が搭載可能に構成され、前記通信端末が搭載された場合に前記通信用アンテナと非接触通信を行う第1のアンテナを具備する搭載部と、
    前記第1のアンテナと接続された第2のアンテナを具備し、前記搭載部の前記通信端末が搭載される面上に起立した起立部とを有する通信端末用台座。
  2. 請求項1に記載の通信端末用台座において、
    前記通信端末の非接触通信プロトコルと前記非接触型記録媒体の非接触通信プロトコルとが互いに異なる場合に、前記第1のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータと前記第2のアンテナにて送受信されるコマンドを含むデータとのプロトコル変換を行う変換手段を有する通信端末用台座。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信端末用台座において、
    前記第1のアンテナは、前記通信端末が搭載される面に沿って移動可能に設けられている通信端末用台座。
  4. 請求項1または請求項2に記載の通信端末用台座において、
    前記第1のアンテナは、前記通信端末が搭載される面に沿って互いに異なる位置に複数設けられている通信端末用台座。
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