JP5497927B1 - 積段済ワークの包装用装置 - Google Patents

積段済ワークの包装用装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5497927B1
JP5497927B1 JP2013045167A JP2013045167A JP5497927B1 JP 5497927 B1 JP5497927 B1 JP 5497927B1 JP 2013045167 A JP2013045167 A JP 2013045167A JP 2013045167 A JP2013045167 A JP 2013045167A JP 5497927 B1 JP5497927 B1 JP 5497927B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stacked
workpiece
bucket
workpieces
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013045167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014172619A (ja
Inventor
昌洋 生野
浩史 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2013045167A priority Critical patent/JP5497927B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5497927B1 publication Critical patent/JP5497927B1/ja
Publication of JP2014172619A publication Critical patent/JP2014172619A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

【課題】積段された複数の袋詰めワークを大袋に挿入させるための積段済ワークの包装用装置を提供すること。
【解決手段】袋詰めワークを複数個重ねた積段済ワークW′を大袋に挿入するためのものであり、バケット51が回転アーム53と一体に形成され、回転用アクチュエータ56によって垂直姿勢と水平姿勢とに切り替えられ、垂直姿勢では略水平方向に進入してくる積段済ワークW′を受け、水平姿勢では積段済ワークW′を重ねた方向に放出させるものであり、バケット51は、垂直姿勢において積段済ワークW′の進入側と上方側とを除く面が板部材によって囲まれた箱形容器であり、水平姿勢において積段済ワークの放出方向に位置する面及び上方に位置する面の板部材520,540が各々の開閉用アクチュエータ65,68によって開閉する積段済ワークの包装用装置50。
【選択図】 図3

Description

本発明は、圧縮性のある内容物を袋詰めした袋詰めワークを対象にしたものであり、その袋詰めワークを圧縮して積段した状態を維持し、方向転換して大袋に袋詰めするための積段済ワークの包装用装置に関する。
圧縮性のある内容物を袋詰めしたワークに該当するものとしては、例えばティッシュペーパーや紙おむつなどがある。そして、こうしたワークを箱詰めする箱詰装置が下記特許文献1に記載されている。図8は、同文献によって開示された箱詰装置の全体を示す平面図である。箱詰装置100は、ティッシュ折機101で折られたティッシュが包装機102によって包装され、水平状態での包装済ティッシュQが反転装置103に供給される。反転装置103では、包装済ティッシュQが反転し、起立状態になって受渡しベルト111によりプッシャー112へと搬送される。
包装済ティッシュQは、プッシャー112により計数部104へ押し出され、その計数部104では、所定の個数になった時点でベルトが高速移動し、所定の幅になるように圧縮集積が行われる。その際、起立状態にある包装済ティッシュQが倒れないように、空気吸引ホース113によって計数部104全体が吸引されている。所定数の包装済ティッシュQは、プッシャー114によって集積部105へ押し出され、相互に隙間を生じることなく密着した状態で集積される。そして、集積方向の両側から集積板115によって下端側が圧縮され、ブリッジ状に保持された包装済ティッシュQが適切な位置に下降し、箱116の中に圧縮した状態で挿入される。
特開平07−329905号公報 特開平10−316103号公報
箱詰装置100では、包装済ティッシュQを計数部104に送り込み、不図示のストッパによって停止させた段階で包装済ティッシュQの圧縮が行われる。圧縮は、重ね合わせた包装済ティッシュQの束が所定の幅に収まるように行われる。しかし、こうした箱詰装置100などの従来例では、扁平形状の包装済ティッシュQが起立した姿勢で移動するため、圧縮によって空気が抜かれた袋内に再び空気が入って膨れ易くなっている。そうであるならば、包装済ティッシュQを常に圧縮した状態にしたまま維持することが必要であるが、そのためには装置の構造が複雑になってしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、圧縮された状態を維持して積段された複数の袋詰めワークを大袋に挿入させるための積段済ワークの包装用装置を提供することを目的とする。
本発明に係る積段済ワークの包装用装置は、圧縮性のある内容物が袋詰めされた扁平形状の袋詰めワークを対象とし、その袋詰めワークが複数個重ねられた状態の積段済ワークをそのまま大袋に挿入するためのものであり、前記積段済ワークを保持するバケットが回転アームと一体に形成され、回転用アクチュエータによる前記回転アームの回転によって
前記バケットが垂直姿勢と水平姿勢とに切り替えられ、前記垂直姿勢では、複数の前記袋詰めワークが上下に重ねられ略水平方向に進入してくる前記積段済ワークを受け、前記水平姿勢では、複数の前記袋詰めワークを横向きに重ねた状態の前記積段済ワークを、その重ねた方向に放出させるものであり、前記バケットは、前記垂直姿勢において前記積段済ワークの進入側と上方側とを除く面が板部材によって囲まれた箱形容器であり、前記水平姿勢において前記積段済ワークの放出方向に位置する面及び上方に位置する面の前記板部材が各々の開閉用アクチュエータによって開閉するものであること、前記バケットが、前記板部材のうち水平姿勢において上方に位置する開閉可能な可動側板部材に転倒防止プレートを備えたものであり、前記転倒防止プレートは、弾性を有する薄板であって、前記可動側板部材のうち前記積段済ワークの進入側開口端部に固定され、前記バケット内部の幅が当該進入方向に沿って狭くなるように斜めに取り付けられ、反固定側にはスリットが複数形成されたものであること
を特徴とする。
本発明によれば、回転用アクチュエータによる回転アームの回転によってバケットが垂直姿勢と水平姿勢とに切り替えられ、垂直姿勢で積段済ワークを受け、水平姿勢では、積段済ワークを重ねた方向に放出させる。そのバケットは、積段済ワークの進入側と上方側とを除く面が板部材により囲まれた箱形容器であり、水平姿勢において積段済ワークの放出方向に位置する面及び上方に位置する面の板部材が各々の開閉用アクチュエータにより開閉する。これにより、積み重ねられた複数の袋詰めワークが、積段済ワークとしてそのまま大袋へ挿入される。
ワーク積段装置を示した側面図である。 フライト板の高さ調整を行うリフト機構を示した図である。 積段済ワークの包装用装置の実施形態であり、袋詰めワークを受ける待機状態を示した図である。 積段済ワークの包装用装置の実施形態であり、袋詰めワークの放出準備状態を示した図である。 積段済ワークの包装用装置の実施形態であり、袋詰めワークの放出状態を示した図である。 バケットを図3の矢印A方向から示した図である。 バケットを図3の矢印B方向から示した図である。 従来の箱詰装置を示した平面図である。
次に、本発明に係る積段済ワークの包装用装置について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態で扱う袋詰めワークは、通常の大きさのティッシュペーパーを内容物とし、箱ではなくポリエチレンやポリプロピレンなどで作られた袋にそれらを詰めたものである。本実施形態の積段済ワークの包装用装置は、その上流側にワーク積段装置が設置され、扁平形状の袋詰めワークが複数個重ねられる。そして、重ねられた袋詰めワークが、そのまま積段済ワークの包装用装置へと送られることとなる。そこで先ず、ワーク積段装置の構成を簡単に説明する。
図1は、ワーク積段装置を示した側面図である。このワーク積段装置1は、扁平形状の袋詰めワークWを圧縮搬送するベルト式プレスコンベアを有し、上側プレスコンベア3と下側プレスコンベア4とを備え、更にその搬送方向出口には上下一対のピンチローラ5,6が設けられている。上下プレスコンベア3,4には、それぞれプレスコンベア用モータ11,12が設けられ、タイミングベルト13,14を介して回転伝達ローラ15,16へと回転が伝えられるよう構成されている。
回転伝達ローラ15,16にはプレス用ベルト17,18が掛け渡されている。プレス用ベルト17,18は、上下それぞれに配置された複数のローラ19,20の他、テンションローラ21,22が設けられ、プレス用ベルト17,18のテンション調整が可能になっている。また、上下一対のピンチローラ5,6は、ピンチローラ用モータ25,26が各々に設けられ、回転伝達用のタイミングベルト27,28によって連結されている。
上下プレスコンベア3,4は、プレス用ベルト17,18の回転数が上流側にある不図示の搬送コンベア7とほぼ同じ搬送スピードに設定されている。一方で、ピンチローラ5,6は、その回転速度が高く、袋詰めワークWが積段部8まで飛ぶように設定されている。ピンチローラ5,6は、袋詰めワークWが滑らないように保持力があり耐摩耗性が高いものとして、例えばウレタンゴムが使用される。また、袋詰めワークWの搬送速度がピンチローラ5,6により急激に早くなるので、排出側(図面右側)において上側プレスコンベア3が下側プレスコンベア4より短く形成されている。袋詰めワークWの搬送速度が高速に切り替わる時、その袋詰めワークWが上下プレスコンベア3,4の挟み込みから解放されているようにするためである。
積段用コンベアの隣には積段部8が設けられ、ピンチローラ5,6によって飛ばされた袋詰めワークWが積み重ねられ、その後、積段済ワークとして包装用装置へと送り込まれることとなる。袋詰めワークWを押し出すプッシャー31は、積段された袋詰めワークWを押し出すためのプレートであり、LMガイド32と一体になって図面左右方向にスライド可能な構成となっている。サーボモータ33とプーリ34との間にタイミングベルト35が掛け渡され、そのタイミングベルト35の回転によりLMガイド32が往復直線運動する。
ワーク積段装置1は、上下プレスコンベア3,4の回転が所定のタイミングで止められ、袋詰めワークWの搬送が一旦停止する。プッシャー31による押し出し作業を待つ間の時間調整を行うためである。そこで、上下プレスコンベア3,4の出口付近には、図1に示すポイントSに不図示のワーク検出センサーが設けられている。このワーク積段装置1を含む包装装置には不図示のコントローラが設けられ、プレスコンベア用モータ11,12などの駆動制御が行われている。ワーク検出センサーからの検出信号はコントローラに送られ、袋詰めワークWの積段個数がカウントされる。
次に、図2は、フライト板23の高さ調整を行うリフト機構を示した図であり、図1に示すワーク積段装置1を図面右側から見た状態を示している。起立し多状態で固定された支柱41には上下2箇所にスプロケット42,43が取り付けられ、そこにチェーン44が掛け渡されている。チェーン44には等間隔に4つのフライト板23が設けられているが、上下方向を移動する際には水平状態を保つように固定されている。上方のスプロケット42は上下方向の位置調整が可能な構成になっており、下方のスプロケット43にはプーリ46が一体になり、サーボモータ47との間にタイミングベルト48が掛け渡されている。
続いて、このようなワーク積段装置1では、以下のようにして袋詰めワークWの積段が行われる。先ず、プレスコンベア用モータ11,12が駆動し、その回転がタイミングベルト13,14を介して回転伝達ローラ15,16へ伝えられる。そして、回転伝達ローラ15,16によりプレス用ベルト17,18が回転する。プレスコンベア用モータ11,12の回転数は低く、プレス用ベルト17,18の回転速度が直前の搬送コンベアと同じ速度に設定されている。
プレス用ベルト17,18は、テンションローラ21,22によって緩むことなく張った状態が保たれており、上下の隙間に入り込んだ袋詰めワークWが上下方向から押さえ付けられる。上下プレスコンベア3,4に入った袋詰めワークWは、図面右側方向に送られるが、その間常に上下方向から圧縮を受けている。本実施形態では、プレス用ベルト17,18の回転速度が遅いため、時間をかけて袋詰めワークWが圧縮され、内容物であるティッシュペーパーに対して強い折り込みが行われ、包装体である袋の中の空気も十分に押し出される。このようにして上下プレスコンベア3,4を通過した袋詰めワークWは、その厚さが薄くなる。
ピンチローラ用モータ25,26の回転はタイミングベルト27,28を介して伝えられ、ピンチローラ5,6が高速回転している。上下プレスコンベア3,4を出た袋詰めワークWは、挟み込みから解放されると、先端部がピンチローラ5,6に引き込まれ、高速回転によって一気に図面右側の積段部8へと飛ばされる。このとき、後方の袋詰めワークWと間隔があくため、ワーク検出センサーによって袋詰めワークWの通過が検出され、その検出信号がコントローラへと送信される。
ピンチローラ5,6によって排出された袋詰めワークWは、積段部8まで飛んでフライト板23の上に載せられる。フライト板23は、サーボモータ47の駆動により、回転出力がタイミングベルト48からプーリ46及びスプロケット43へと伝わり、チェーン44の回転となる。図2に示すチェーン44は反時計回りに回転し、下降側である図面左側上に位置するフライト板23に袋詰めワークWが載せられていく。
ワーク検出センサーの検出信号によって袋詰めワークWの積段が確認できるため、コントローラの制御によって所定のタイミングでサーボモータ47が駆動し、袋詰めワークWが1個載せられる毎に所定距離だけフライト板23が下降する。こうしてピンチローラ5,6からの袋詰めワークWをほぼ同じ高さで受け、安定した積み重ねが行われる。袋詰めワークWがフライト板23上に5個重ねられると、フライト板23は、図2の左側下に示す高さにまで下降して停止する。このとき上下プレスコンベア3,4の回転も一旦停止し、積段された状態の袋詰めワークWがプッシャー31によって包装機側へ送り込まれる。なお、包装機側へ送り込む所定数の袋詰めワークWを、以下「積段済ワークW′」という。
プッシャー31は、サーボモータ33の回転により、タイミングベルト35を介したLMガイド32のスライドによって図面右側への押し出しを行い、逆回転により図面左側へと移動して図示する待機状態に戻される。その後、チェーン34の回転により次のフライト板23が受け入れ位置にセットされ、上下プレスコンベア3,4の回転が再開することにより、同じように袋詰めワークWの圧縮と積段とが行われる。
次に、包装機側へ送り込まれた積段済ワークW′は方向が90度切り替えられ、積層方向が横向になり、その状態のまま押し込まれるようにして一つの大袋に挿入される。そこで、この袋詰めに使用される積段済ワークの包装用装置について説明する。積段済ワークの包装用装置は、図1に示すワーク積段装置の図面右側に配置されている。図3及び図4は、そうした積段済ワークの包装用装置を示した図であり、図1に示すワーク積段装置の図面右側から見た状態を示している。そして、図3は、袋詰めワークWを受ける待機状態を示し、図4は、袋詰めワークWの放出準備状態を示したものである。
積段済ワークの包装用装置(以下、単に「ワーク包装用装置」とする)50は、積段済ワークW′を大袋に挿入させるための装置である。プッシャー31による積段済ワークW′の押し出し方向は図面の裏面から表面であり、ワーク包装用装置には、そうした積段済ワークW′を受けるためのバケット51が設けられている。バケット51は、軸受52を中心にして回転する回転アーム53に固定され、図3に示す垂直姿勢と、図4に示す水平姿勢とに向きが変えられる。
回転アーム53には操作アーム54が一体になって形成され、軸受52を介して支柱55の頂部に設けられている。そして、その操作アーム54には回転用シリンダ56が連結されている。回転用シリンダ56はエアシリンダであり、ピストンロッド56aの先端が操作アーム54に軸着され、反対側に位置するシリンダ56bの端部が支柱57の頂部に対して軸着されている。これにより、回転用シリンダ56の伸縮作動が操作アーム54及び回転アーム53の回転になり、バケット51について図3に示す垂直姿勢と図4に示す水平姿勢とをつくりだす。
バケット51は、図3に示す垂直姿勢によって積段済ワークW′が挿入され、図4に示す水平姿勢によってプッシャー70による積段済ワークW′の放出が行われる。各姿勢において正確な位置決めが必要であるため、ワーク包装用装置50には位置決めのための構成がとられている。具体的には、支柱55に垂直姿勢側のダンパ58と水平姿勢側のダンパ59がそれぞれ固定され、各ダンパ58,59に対して、回転アーム53にはストッパ61が固定され、回転アーム53と一体の直交アーム62に対してストッパ63が固定されている。
次に、図6は、バケット51を図3の矢印A方向から示した図であり、図7は、バケット51を図3の矢印B方向から示した図である。バケット51は、上面側と、矢印Cで示した積段済ワークW′の進入方向側が開放され、他の4面には背面板510、底板520、固定側側面板530および可動側側面板540が設けられた箱形容器である。底板520、固定側側面板530および可動側側面板540は、それぞれの開放側(矢印C側)の端部に反り部521,531,541が形成され、進入する積段済ワークW′の引っかかりを防止している。
バケット51は、図3に示すように、背面板510が回転アーム53に固定されている。そして、図6に示すように、背面板510にはブラケット61が固定され、そのブラケット61などを介して開閉シリンダ65が取り付けられている。開閉シリンダ65は、そのシリンダ65bが揺動可能に軸着され、ピストンロッド65aの先端が可動側側面板540に対して軸着されている。通常はピストンロッド65aが伸びているため、可動側側面板540が閉じた状態を維持している。
可動側側面板540は、図7に示すように、固定板543と可動板544とによって形成され、可動板544が蝶番545によって固定板543に連結されている。開閉シリンダ65は、ピストンロッド65aの先端が可動板544のブラケット546に軸着され、伸縮によって可動板544が開閉作動する。そして、この可動側側面板540には、扁平形状の袋詰めワークWを支持するための転倒防止プレート67が、内側に張り出すようにして取り付けられている。バケット51が図3から図4の状態にまで回転したときに、積段済ワークW′のうち特に最上段の袋詰めワークWが倒れないようにするためである。
矩形形状の転倒防止プレート67は、ポリカーボネートによって形成された約1mm厚の板材であり、弾性を有している。可動板544には長方形の窓部548が形成され、反り部541の外面に固定され転倒防止プレート67が窓部548を通り抜けるようにしてバケット51の内部にまで延びている。転倒防止プレート67は、バケット51内の幅を狭めるようにして配置され、挿入された積段済ワークW′により押さえ付けられた部分が撓むように構成されている。
ところで、積段済ワークW′を大袋にまとめて包装する場合、3個パック、5個パック、7個パックなどがあるので、袋詰めワークWの数が異なるためバケット51に挿入された積段済ワークW′の高さも異なる。そこで、転倒防止プレート67は、積段済ワークW′の進入方向に合わせて反固定側に複数のスリット671が切られ、短冊状の可撓片672が複数形成されている。積段済ワークW′の高さが異なる場合であっても、最上位の袋詰めワークWの直近に傾斜した可撓片672が存在し、慣性力によって倒れるおそれのある最上位の袋詰めワークWを支えることができるようにするためである。
その他、バケット51は、図5に示すように、可動側側面板540(可動板544)が開くとともに底板520が下方にスライドするように構成されている。積段済ワークW′を大袋に挿入させプッシャー70が、バケット51内に進入できるようにするためである。そこで、背面板510にはスライド用シリンダ68が固定され、2本のピストンロッド68aに連結板69を介して底板520が固定されている。
更に、このようなワーク包装用装置50に対しては、図4及び図5に示すように、水平姿勢のバケット51に高さを揃えた袋ホルダ71が設けられている。袋ホルダ71は、LMガイド72によって図面を貫く方向にスライド可能な構造を有し、バケット51から積段済ワークW′を受ける図示する包装位置と、その袋ホルダ71に大袋を装着するセット位置との間を移動するよう構成されている。
続いて、ワーク包装用装置50の作用について説明する。ワーク積段装置1からは、前述したように積段部8の積段済ワークW′がプッシャー31によって押し出されるが、その際、バケット51は図3に示す位置にある。回転用シリンダ56が収縮しており、回転アーム53はストッパ61がダンパ58に当たって支持され、バケット51が垂直姿勢を保っている。そうしたバケット51に対して積段済ワークW′が挿入される。バケット51内では、積段済ワークW′によって転倒防止プレート67の一部の可撓片672(図7に示す下から4枚の可撓片672)が押さえ付けられる。
次に、積段済ワークW′を保持したバケット51は、回転用シリンダ56が伸長作動することにより、図4に示す水平姿勢に切り替えられる。回転用シリンダ56のピストンロッド56aが伸びることにより操作アーム54を介して回転が与えられ、軸受52を中心にして回転アーム53が約90度回転する。これにより回転アーム53に固定されたバケット51が持ち上げられ、直交アーム62のストッパ63がダンパ59に当たることによって位置決めされ、水平姿勢に切り替えられる。
このときの積段済ワークW′は、転倒防止プレート67に重なった部分、例えば図7に示す場合には下からの4枚分の可撓片672の弾性力によって押さえられ、下から5枚目に位置する斜めの状態の可撓片672aが、積段済ワークW′の最上位に位置する袋詰めワークWに対して回転方向側での支えになっている。そのため、バケット51が水平姿勢に切り替えられた時、最上位の袋詰めワークWが慣性力を受けて倒れそうになったとしても、斜めの状態の可撓片672aによって支えられ、倒れることはない。すなわち、袋詰めワークWの積段状態が保たれる。
その後は、図5に示すように、開閉シリンダ65が収縮作動することによって可動側側面板540が開けられ、それと同時に、スライド用シリンダ68が伸長作動することにより底板520が下方にスライドする。そして、プッシャー70が図面右側に移動し、バケット51内の積段済ワークW′が押し出されるようにして放出される。積段済ワークW′はそのまま袋ホルダ71へと送り込まれ、袋ホルダ71にセットされている大袋に入れられる。そして、積段済ワークW′が次の工程へ送られ、そこで大袋の開口部が密封処理される。
プッシャー70が図4に示す位置に戻るとともに、開閉シリンダ65が伸長作動することによって可動側側面板540が閉じられ、スライド用シリンダ68が収縮動することにより底板520が上方にスライドする。その後、回転用シリンダ56が収縮作動することによって図3に示す垂直姿勢に戻される。回転用シリンダ56のピストンロッド56aが収縮することにより操作アーム54を介して回転が与えられ、軸受52を中心にして回転アーム53が約90度回転する。このとき、回転アーム53のストッパ61がダンパ58に当たることによりバケット51が元の場所に位置決めされる。
このような本実施形態のワーク包装用装置50によれば、ワーク積段装置1で積段した複数の袋詰めワークWを、積段済ワークW′としてそのまま大袋へ挿入するようにしたため、ワーク積段装置1で圧縮された袋詰めワークWを、ほぼ圧縮したそのままの状態で包装することができる。そして、バケット51を回転させることにより積段済ワークW′を横向きにして大袋に入れるようにしたため、ワーク包装用装置50をコンパクトにすることができる。また、ワーク包装用装置50では、袋詰めワークWの積み重ね方向に回転するので、扁平形状の袋詰めワークWが倒れやすくなってしまうが、転倒防止プレート67によって転倒を防止することができ、正しい状態で大袋に積段済ワークW′を挿入させることが可能になる。
以上、本発明に係る積段済ワークの包装用装置について実施形態を説明したが、本発明はこれに限定される訳ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
50 積段済ワークの包装用装置(ワーク包装用装置)
51 バケット
53 回転アーム
56 回転用シリンダ
65 開閉シリンダ
67 転倒防止プレート
68 スライド用シリンダ
70 プッシャー
510 背面板
520 底板
530 固定側側面板
540 可動側側面板
W 袋詰めワーク
W′ 積段済ワーク

Claims (1)

  1. 圧縮性のある内容物が袋詰めされた扁平形状の袋詰めワークを対象とし、その袋詰めワークが複数個重ねられた状態の積段済ワークをそのまま大袋に挿入するための包装用装置であって、
    前記積段済ワークを保持するバケットが回転アームと一体に形成され、回転用アクチュエータによる前記回転アームの回転によって前記バケットが垂直姿勢と水平姿勢とに切り替えられ、前記垂直姿勢では、複数の前記袋詰めワークが上下に重ねられ略水平方向に進入してくる前記積段済ワークを受け、前記水平姿勢では、複数の前記袋詰めワークを横向きに重ねた状態の前記積段済ワークを、その重ねた方向に放出させるものであり、
    前記バケットは、前記垂直姿勢において前記積段済ワークの進入側と上方側とを除く面が板部材によって囲まれた箱形容器であり、前記水平姿勢において前記積段済ワークの放出方向に位置する面及び上方に位置する面の前記板部材が各々の開閉用アクチュエータによって開閉するものであること
    前記バケットは、前記板部材のうち水平姿勢において上方に位置する開閉可能な可動側板部材に転倒防止プレートを備えたものであること、
    前記転倒防止プレートは、弾性を有する薄板であって、前記可動側板部材のうち前記積段済ワークの進入側開口端部に固定され、前記バケット内部の幅が当該進入方向に沿って狭くなるように斜めに取り付けられ、反固定側にはスリットが複数形成されたものであること、
    を特徴とする積段済ワークの包装用装置。
JP2013045167A 2013-03-07 2013-03-07 積段済ワークの包装用装置 Active JP5497927B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045167A JP5497927B1 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 積段済ワークの包装用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045167A JP5497927B1 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 積段済ワークの包装用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5497927B1 true JP5497927B1 (ja) 2014-05-21
JP2014172619A JP2014172619A (ja) 2014-09-22

Family

ID=50941673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045167A Active JP5497927B1 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 積段済ワークの包装用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5497927B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110834751A (zh) * 2019-12-18 2020-02-25 山东商务职业学院 一种自动化食品包装设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938668U (ja) * 1972-07-11 1974-04-05
JPS5217273U (ja) * 1975-07-23 1977-02-07
JPS5571206A (en) * 1978-11-20 1980-05-29 Shibuya Kogyo Co Ltd Device for packing in box
JP3002726U (ja) * 1994-04-04 1994-10-04 大五通商株式会社 食品の整列投入装置
JP2001010602A (ja) * 1999-04-30 2001-01-16 Ishida Co Ltd 箱詰めシステム
JP2002018790A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形品集積搬送装置及び成形品集積搬送方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938668U (ja) * 1972-07-11 1974-04-05
JPS5217273U (ja) * 1975-07-23 1977-02-07
JPS5571206A (en) * 1978-11-20 1980-05-29 Shibuya Kogyo Co Ltd Device for packing in box
JP3002726U (ja) * 1994-04-04 1994-10-04 大五通商株式会社 食品の整列投入装置
JP2001010602A (ja) * 1999-04-30 2001-01-16 Ishida Co Ltd 箱詰めシステム
JP2002018790A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形品集積搬送装置及び成形品集積搬送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110834751A (zh) * 2019-12-18 2020-02-25 山东商务职业学院 一种自动化食品包装设备
CN110834751B (zh) * 2019-12-18 2021-10-01 山东商务职业学院 一种自动化食品包装设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014172619A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL1032449C2 (nl) Inrichting voor het in een doos verpakken van voorwerpen alsmede een dergelijke werkwijze.
JP6426354B2 (ja) 箱詰め装置
EP1787910A1 (en) Packing system, module for use in a transport system, a transport system comprising such a module
JP2008068895A (ja) 物品箱詰め装置
CN108313378A (zh) 一种手套码沓点数机
CN113060322A (zh) 一种装盒生产线
JP6685586B2 (ja) 箱詰め装置
JP2009280279A (ja) 箱詰装置
JP5497927B1 (ja) 積段済ワークの包装用装置
JP2011225251A (ja) 段ボール箱詰めシステム
US20080010954A1 (en) Packing system, module for use in a transport system, a transport system comprising such a module
JP5427289B1 (ja) ワーク積段装置
JP4918319B2 (ja) 集積装置
NL2007817C2 (nl) Inrichting en werkwijze voor het vouwen van kettingen van zakjes.
JP3626984B2 (ja) 多段積み装置及び長尺物品の多段積み方法
JP5646872B2 (ja) 箱詰め装置における箱搬送装置
JP4740085B2 (ja) 袋詰め肉部位の供給装置
KR101603419B1 (ko) 삼면포 포장식품 집적장치
JP4475129B2 (ja) シート状物品の取り出し装置
JP6254041B2 (ja) 物品搬送装置
JP6873464B2 (ja) 箱詰装置
CN111252274A (zh) 一种大米打包堆垛设备
JP5658870B2 (ja) バッファ装置及びバケット幅調整方法
JP2019038587A (ja) 製品寄せ装置
CN109969478B (zh) 包装方法及其在片状物包装上的应用

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5497927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250