JP5494932B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
ペーパブリスタとは、トナー画像の加熱定着時に用紙(記録媒体ともいう)内部の水分が加熱されて水蒸気を発生し、用紙内部の水蒸気圧が上昇することで、この水蒸気が用紙の外に排出される際に、塗工層に阻害され、排出がスムーズにいかない場合、この水蒸気は紙層内部で急激に膨張して塗工層と紙の間に局所的なフクレを生ずる。
しかしながら、この技術によってもトナーブリスタ等が発生することがあり、塗工層を有する記録媒体を用いた場合に顕著であった。
〔1〕 記録媒体にトナー像を転写する転写機構部と、トナー像が転写された記録媒体を加圧及び加熱して該記録媒体にトナー像を定着する定着機構部と、を備える画像形成装置において、前記転写機構部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられる、該記録媒体のトナー像転写予定面に接触してその表面を加熱する加熱部材と、前記記録媒体のトナー像転写予定面とは反対面側の前記加熱部材と対向する位置で該記録媒体に接触して支持する支持部材と、からなる加熱機構部を備え、前記支持部材は、少なくとも非加熱の状態であり、前記転写機構部の構造部材と接触していることを特徴とする画像形成装置。
〔2〕 記録媒体にトナー像を転写する転写機構部と、トナー像が転写された記録媒体を加圧及び加熱して該記録媒体にトナー像を定着する定着機構部と、を備える画像形成装置において、前記転写機構部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられる、該記録媒体のトナー像転写予定面に接触してその表面を加熱する加熱部材と、前記記録媒体のトナー像転写予定面とは反対面側の前記加熱部材と対向する位置で該記録媒体に接触して支持する支持部材と、からなる加熱機構部を備え、前記加熱機構部は、記録媒体を給紙するレジストローラと兼用されるものであることを特徴とする画像形成装置。
〔3〕 前記加熱機構部の加熱部材は、前記記録媒体と接触して加熱する加熱ガイド板と、該加熱ガイド板を加熱する発熱体と、からなることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 前記発熱体は、PTC特性を有するものであることを特徴とする前記〔3〕に記載の画像形成装置。
〔5〕 前記加熱機構部の支持部材は、前記加熱部材に対して前記記録媒体を挟んで一定のニップ幅をもつように押圧される駆動ローラであることを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の画像形成装置。
〔6〕 前記転写機構部と定着機構部との間の記録媒体搬送経路上に、前記記録媒体を挟持してトナー像を押圧する加圧機構部を備えることを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔7〕 前記加圧機構部は、表面が平滑なローラ対からなり、該ローラ対のうち、前記記録媒体上のトナー像転写面と接するローラにトナーと同極性のバイアスが印加されていることを特徴とする前記〔6〕に記載の画像形成装置。
また、加熱機構部では、コート紙のトナー像転写予定面の反対面側を支持部材が支持することにより、ニップ幅を確保するとともに、該支持部材の接触によりある程度トナー転写予定面側で加熱部材により加熱される熱の一部を反対面側で奪うことにより、用紙全体が過剰に加熱されることを防止し、ペーパブリスタの発生を抑制することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、加熱加圧機構部により、記録媒体表面(トナー像転写予定面)の水分を未定着のトナー像が転写される前に加熱して蒸発させることにより減少させ、かつローラ面で加圧して記録媒体表面の凹凸を均して記録媒体表面とトナーとの空隙を減少させるので、トナーブリスタの発生を抑制することができる。これに加えて、記録媒体表面の凹凸を均すことによって記録媒体と転写ベルトの密着不良をなくし、転写率を向上させてオフセットの無い良好な画像を提供することができ、転写後に行われるベルトクリーニングの負荷を軽減することができる。また、凹凸の大きな記録媒体にも良好な画像が提供できるため紙種対応性が向上する。
またさらに、加圧機構部により、用紙上のトナー像が押圧されてトナー間の空隙が減少するため、トナーブリスタの発生をより抑制することができる。
図1に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。
カラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機であり、画像形成部200Aに定着機構部である定着装置100を組み込んでいる。
まず感光体205Yの表面が帯電装置202Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体205Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置203Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置204Yにより転写ベルト210上に1次転写される。他の感光体205M、205C、205Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が転写ベルト210上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられる。
図2は、転写機構部の転写部を含めた加熱機構部の構成を示す断面図である。
図2に示すように、加熱機構部120は、転写機構部(転写ベルト210を介したローラ211と転写ローラ212のニップ部N2)よりもシートPの搬送方向上流側に設けられており、シートPのトナー像転写予定面に接触してその表面を加熱する加熱部材121と、シートPのトナー像転写予定面とは反対面側の加熱部材121と対向する位置でシートPに接触して支持する支持部材122と、から構成される。
図3は、転写機構部の転写部を含めた加熱加圧機構部の構成を示す断面図である。
図3に示すように、加熱加圧機構部125は、転写機構部(転写ベルト210を介したローラ211と転写ローラ212のニップ部N2)よりもシートPの搬送方向上流側に設けられており、少なくとも一方のローラに熱源(ヒータ125h)を内包する金属のローラ対125aからなる。
図5は、本発明で用いる定着装置におけるその他の構成例(1)を示す断面図である。この定着装置100では、上側に回転自在に配置された定着ローラ12Rと、定着ローラ12Rの下にローラ13R,14R,15Rに回動自在に一定のテンションで架け渡された加圧ベルト14aと、が当接して加圧ベルト14aの裏面にある加圧パッドであるバックアップ部材14bにより定着ニップ部N4’を形成可能に配置されている。また、定着ローラ12Rはヒータ12hにより加熱され、加圧ベルト14aはヒータ14hにより加熱されるようになっている。
12R,34 定着ローラ
13R,14R,15R ローラ
14a 加圧ベルト
14b,14d バックアップ部材
14s 支持部材
35 加熱ローラ
36 入口ガイド
37 加圧ローラ
38 定着ベルト
39 クリーニングウェブ
40 ガイド
100 定着装置(定着機構部)
120 加熱機構部
121 加熱部材
121a 加熱ガイド板
121b 発熱体
122 支持部材
125 加熱加圧機構部
125a ローラ対
130 加圧機構部
131a,131b ローラ
132 ブレード部材
140 円筒ガイド板
200 画像形成装置(カラー複写機)
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 光書込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,203M,203C,203K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
210 転写ベルト
211 従動ローラ
212 転写ローラ
215 スタッカ
220 給紙トレイ
221 レジストローラ対
N1,N2,N3,N4,N4’,N4'' ニップ部
P シート(記録媒体)
T トナー
Claims (7)
- 記録媒体にトナー像を転写する転写機構部と、トナー像が転写された記録媒体を加圧及び加熱して該記録媒体にトナー像を定着する定着機構部と、を備える画像形成装置において、
前記転写機構部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられる、該記録媒体のトナー像転写予定面に接触してその表面を加熱する加熱部材と、前記記録媒体のトナー像転写予定面とは反対面側の前記加熱部材と対向する位置で該記録媒体に接触して支持する支持部材と、からなる加熱機構部を備え、
前記支持部材は、少なくとも非加熱の状態であり、前記転写機構部の構造部材と接触していることを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体にトナー像を転写する転写機構部と、トナー像が転写された記録媒体を加圧及び加熱して該記録媒体にトナー像を定着する定着機構部と、を備える画像形成装置において、
前記転写機構部よりも記録媒体搬送方向上流側に設けられる、該記録媒体のトナー像転写予定面に接触してその表面を加熱する加熱部材と、前記記録媒体のトナー像転写予定面とは反対面側の前記加熱部材と対向する位置で該記録媒体に接触して支持する支持部材と、からなる加熱機構部を備え、
前記加熱機構部は、記録媒体を給紙するレジストローラと兼用されるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記加熱機構部の加熱部材は、前記記録媒体と接触して加熱する加熱ガイド板と、該加
熱ガイド板を加熱する発熱体と、からなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記発熱体は、PTC特性を有するものであることを特徴とする請求項3に記載の画像
形成装置。 - 前記加熱機構部の支持部材は、前記加熱部材に対して前記記録媒体を挟んで一定のニッ
プ幅をもつように押圧される駆動ローラであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記転写機構部と定着機構部との間の記録媒体搬送経路上に、前記記録媒体を挟持してトナー像を押圧する加圧機構部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記加圧機構部は、表面が平滑なローラ対からなり、該ローラ対のうち、前記記録媒体上のトナー像転写面と接するローラにトナーと同極性のバイアスが印加されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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