JP5494768B2 - カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器に関する。
従来、携帯電話などの電子機器において、外部アクセスにてメモリカードを着脱するトレイタイプのカードコネクタを搭載したものが普及している(例えば、特許文献1参照)。この種のカードコネクタでは、電子機器のハウジングの外部からメモリカードを抜き差しする開口部を介してコネクタ内に塵などが入り込むことを防止したり、あるいは外観性を高めるため、開口部にキャップが設けられたりしている。
近年では、電子機器の使用環境の広がりにより、キャップによる防水性が望まれている。この種のキャップにおいて、Oリングを利用して防水性を維持する構造が開発されている(例えば、特許文献2参照)。このキャップによれば、Oリングの使用により、高防水性および高耐久性を両立することができる。
特開2002−216082号公報 特開2011−244247号公報
しかしながら、従来の電子機器の防水性を有するキャップにあっては、Oリングなどを利用した防水構造の小型化は困難である。特に、キャップの厚み方向には、ある程度の長さを確保する必要が生じてしまう。このため、開口部もまた厚み方向に長くなってしまうので、コネクタがハウジングの奥側に配置されるようになってしまう。
この場合、コネクタのトレイを最奥部に収納した状態では、使用者はキャップを外して指先をトレイに引っ掛けて取り出そうとしても、トレイが奥側にあるため指先が届きにくい。これにより、使用者はトレイに指や爪を引っ掛けることが困難になってしまい、トレイを排出しにくいか、状況によってはトレイを排出できない可能性があるという問題があった。
これを解決するために、開口部の開口面積を大きくして指先を入れ易くすることが考えられるが、その場合はハウジング全体の大型化を招いてしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるカード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るカード収納用トレイは、上記目的の達成のため、電子機器のハウジングの開口部を介して出し入れ可能なカード収納用トレイであって、カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、前記つまみ部を、前記カード保持部に近接する位置と前記カード保持部から離隔した位置との間で移動可能とする移動手段と、前記つまみ部を前記カード保持部から離隔する方向に付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカード収納構造は、電子機器のハウジングの開口部を介して該電子機器のハウジングに収容可能なカード収納用トレイと、前記電子機器のハウジングの開口部を閉塞可能なキャップとを備えることを特徴とする。
本発明のこれらの構成によると、ハウジングの内部からトレイを取り出す際に、キャップを開口部から取り外すと、つまみ部が、キャップを取り付けていた開口部からハウジングの外部まで、あるいは開口部の内側であっても開口部の近くまで移動するので、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができるようになる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができる。
また、本発明に係る電子機器は、上記目的達成のため、上述したカード収納構造を有するよう構成することを特徴とする。この構成により、上述したカード収納構造を搭載した電子機器では、電子機器に装着した例えばメモリカードやICカードなどのカードを取り出す際に、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができ、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができるようになる。
本発明によれば、カードを保持するカード収納用トレイを、コネクタの最奥部に収納することが妨げられることなく、ハウジングから容易に取り出すことができる、カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るカード収納用トレイを示す斜視図であり、(a)はつまみ部がトレイの本体部から離れた状態、(b)はつまみ部が押し込まれた状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のキャップが閉塞された状態を示す斜視図である。 図2のII−II線方向に見た状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造からカード収納用トレイを取り出す際に、カード収納用トレイのつまみ部がハウジングの開口部から突出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造からカード収納用トレイを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す断面図であり、(a)はトレイをハウジングの開口部に挿入する直前の状態、(b)はトレイのカード保持部を開口部に挿入した状態、(c)はつまみ部を押しながらトレイをコネクタの最奥部まで挿入した状態、(d)はキャップを閉塞した状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す断面図であり、(a)はキャップを閉塞した状態、(b)はキャップを開口部から引き出した状態、(c)はキャップを開口部から取り外した状態、(d)はトレイを引き出し始めた状態、(e)はトレイをハウジングから完全に引き出した状態をそれぞれ示す。 本発明の他の実施の形態に係るカード収納構造のキャップと、つまみ部とトレイとの間に設けた付勢手段とを示す図であり、(a)は(b)のIII−III線方向に見た一部拡大側面断面図、(b)は一部斜視図をそれぞれ示す。 図8のIII−III線方向に見た本発明の他の実施の形態に係るカード収納構造の縦断面図であり、(a)はキャップを閉塞した状態、(b)はキャップを開口部から引き出した状態をそれぞれ示す。 本発明の第3の実施の形態に係るカード収納用トレイを示す図であり、(a)はつまみ部がトレイの本体部から離れた状態を示す斜視図、(b)は(a)に示すカード収納用トレイの一部を拡大した側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカード収納用トレイの斜視図であり、つまみ部がトレイの本体部側に収容された状態を示す。 本発明の第3の実施の形態に係るカード収納用トレイのカード収納構造の斜視図であり、キャップを開口部から取り外し、カード収納用トレイを引き出している状態を示す。 本発明の第4の実施の形態に係るカード収納用トレイを示す図であり、(a)はつまみ部がトレイの本体部から離れた状態を示す斜視図、(b)は(a)に示すカード収納用トレイの一部を拡大した側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るカード収納用トレイの斜視図であり、つまみ部がトレイの本体部側に収容された状態を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態においては、本発明に係るカード収納用トレイを収容するカード収納構造を電子機器としての携帯電話に搭載した場合について説明する。
まず、図1から図5を参照しながら、本発明の実施の形態に係るカード収納用トレイ(以下、単に、「トレイ」という)20、カード収納構造1およびカード収納構造を利用した電子機器の構成について説明する。
図1に示すように、トレイ20は、カード保持部21とつまみ部22とを備える。カード保持部21は、例えばマイクロSDカードのようなメモリカードや、SIMカードのようなICカード(以下、カード60と総称する)を保持する。
ハウジング10が、電子機器の一例の携帯電話の筐体と兼用されている。ハウジング10は、図4および図5に示すように、トレイ20を挿通させるための開口部11を有しており、トレイ20を開口部11を介してハウジング10内に収納することができる。
つまみ部22は、図2に示すようにトレイ20がハウジング10に収納されている場合に、図4および図5に示すように、トレイ20を開口部11から引き出すために用いるものである。
図1(a)および図1(b)に基づいて詳述すると、つまみ部22は、カード保持部21のカードが収容されない部分に形成された切欠部24に収容される大きさに形成されており、トレイ20の出し入れ方向Aを長手方向とするガイド穴22aを備える。切欠部24は、対向する一対の側面とそれらの側面を連結する底面とを有する。また、カード保持部21の引出し方向の先端側には、幅方向を長手方向としてガイド穴22aを貫通するガイド軸23が設けられている。つまみ部22は、ガイド軸23に保持されていて、ガイド軸23がガイド穴22aに沿って相対的に移動することにより、出し入れ方向Aに摺動することができる。ガイド穴22aおよびガイド軸23は移動手段を構成する。
これにより、つまみ部22は、カード保持部21に対して、図1(a)に示すように、切欠部24から最も引き出された状態と、図1(b)に示すように、切欠部24に最も押し込まれた状態との間で摺動し、カード保持部21に対する相対位置を変化させることができる。
図2および図3に示すように、キャップ30は、ハウジング10にカード保持部21を収納した後に防水や防塵のために開口部11を閉塞することができる。本実施の形態では、キャップ30は、開口部11に対して、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものとしている。キャップ30の開閉方式としては、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものに限られず、例えば、出し入れ方向Aとは直交する幅方向に摺動することで着脱可能になるものであってもよい。
付勢手段40は、つまみ部22側に設けられたつまみ側磁石41とカード保持部21側に設けられたトレイ側磁石42との組からなる。つまみ側磁石41およびトレイ側磁石42は、それらの対向する側が同極の磁石からなり、互いに反発するように付勢し合うため、つまみ側磁石41とトレイ側磁石42とは、互いに離れようとする。
このため、通常は、図1(a)に示すように、つまみ部22は、カード保持部21の切欠部24の底面からカード保持部21の引き出し方向に所定距離離れた位置にある。それらの磁石の反発力に抗して、つまみ部22をカード保持部21に向かって押すと、つまみ部22をガイド穴22aに沿って切欠部24の底面に向かって移動することができる。つまみ部22を押し続けると、図1(b)に示すように、つまみ部22をカード保持部21の切欠部24に収容することができる。
この後、図3に示すように、キャップ30によって開口部11を閉塞すると、つまみ側磁石41とトレイ側磁石42とは反発し合っているが、キャップ30によって、つまみ側磁石41をトレイ側磁石42に近接させた位置に留めることができる。キャップ30は、つまみ部22が外側に飛び出ないように抑えることができるものであれば、ハウジング10との係合の構造はどのようなものであってもよい。摩擦を利用したり、係合部をそれぞれに設けたりすることができる。
図1に示すように、つまみ部22の引出し方向の先端部には係止穴22bを備える。係止穴22bに爪を引っ掛けることによってトレイ20をハウジング10から引き出すことができる。
コネクタ50は、ケース51と、コネクタ電極52と、トレイセンサ53と、シールドカバー54とを備える。
ケース51は、トレイ20を収容して保持可能であるとともに、携帯電話の基板70に固定されている。
コネクタ電極52は、トレイ20に保持されたカード60の端子61と、基板70に形成された端子とを電気的に接続する。
トレイセンサ53は、トレイ20がケース51に完全に挿入された場合にトレイ20の先端部が当接するとオンとなるスイッチにより形成されている。
シールドカバー54は、トレイ20がケース51に収納されるように、ケース51を覆って設けられている。
次に、動作について説明する。
まず、携帯電話にカード60を装着する動作について説明する。
図6(a)に示すように、最初に、使用者は、カード収納構造1のハウジング10の開口部11に、トレイ20を近づける。この時は、使用者は、つまみ部22を持たずに、カード保持部21の両側端部や上下の面を親指や人差指で挟んで持つことが多い。このため、付勢手段40のつまみ側磁石41およびトレイ側磁石42は互いに反発し合い、つまみ側磁石41がトレイ側磁石42から所定距離離れていてそれらの間に隙間が形成されている。
次に、図6(b)では、使用者は、トレイ20を挿入方向の先端部から開口部11に挿入させる。この場合も、使用者は、カード保持部21の両側端部や上下の面を親指や人差指で挟んで持ちながらカード保持部21をハウジング10に押し込むため、つまみ側磁石41がトレイ側磁石42から所定距離離れていてそれらの間に隙間が形成されている。
図6(c)では、使用者は、トレイ20を奥まで押し込んでコネクタ50に装着する。この場合には、使用者は、開口部11から指先でつまみ部22を押し込むことによって、トレイ20を最奥部まで押し込む。このため、つまみ部22はカード保持部21の切欠部24に収容されることになり、つまみ側磁石41とトレイ側磁石42とは最も近接している。
この後、図6(d)に示すように、使用者は、開口部11をキャップ30により閉塞する。これにより、携帯電話は、カード60が装着された通常の使用状態になる。
なお、キャップ30を取り付ける際、使用者は、トレイ20を最奥部まで押し込んだ後、指先をつまみ部22から外すことになる。このため、つまみ側磁石41がトレイ側磁石42から付勢されて、つまみ部22の引き出し側の端部が開口部11から突出することになる。この時、必要であれば、つまみ部22の先端部に形成された係止穴22bに爪を引っ掛けることによってトレイ20を直ちにハウジング10から引き出すことも可能である。
ここでは、トレイ20を最奥部に押し込んでからキャップ30を取り付けているが、装着手順はこれには限られず、例えば、トレイ20をコネクタ50の最奥部の少し手前まで押し込んでおき、キャップ30を取り付け、キャップ30を押し込むことによってトレイ20をコネクタ50の最奥部まで押し込むようにしてもよい。
次に、携帯電話からカード60を取り出す動作について説明する。図7(a)に示すように、携帯電話にカード60が装着された状態では、カード60を保持するトレイ20がコネクタ50の最奥部に位置するとともに、キャップ30が閉塞されている。
この状態では、キャップ30によってつまみ側磁石41がトレイ側磁石42の反発力に抗して押されていて、つまみ側磁石41とトレイ側磁石42とが最も近接している。
図7(b)に示すように、使用者がキャップ30を開口部11から外すと、つまみ側磁石41がトレイ側磁石42の反発力によって押されるため、つまみ部22の端部が、開口部11から突出する。この時点では、カード保持部21はコネクタ50から引き出されていない。
図7(c)では、使用者は、キャップ30をつまみ部22から取り外す。この際、つまみ部22の端部がすでに開口部11から突出しているため、使用者は、つまみ部22の先端部に形成されている係止穴22bに爪を引っ掛けることにより、容易に、つまみ部22を開口部11から引き出すことができる。
そして、図7(d)に示すように、使用者は、つまみ部22の係止穴22bに爪を引っ掛けて、さらに、つまみ部22を開口部11から外側に引き出す。これにより、カード保持部21がコネクタ50から引き出される。図7(e)に示すように、使用者はトレイ20の全体を開口部11から引き出して、カード60をトレイ20から取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、図2および図3に示すように、ハウジング10の内部にトレイ20が収納され、キャップ30が開口部11を閉塞した状態では、キャップ30によってつまみ部22が押されるため、付勢手段40の一方のつまみ側磁石41が、他方のトレイ側磁石42に近接した状態で収容される。これにより、付勢手段40が、キャップの閉塞による作用を何ら阻害することはない。
キャップ30を開口部11から引き抜くと、付勢手段40を構成する組の磁石の相互の反発力によって、つまみ部22が、開口部11からハウジング10の外部まで、あるいは開口部11の内側であっても外部の近くまで押し出される。このため、使用者は容易に指先あるいは爪をつまみ部22の係止穴22bに引っ掛けることができる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジング10からトレイ20およびカード60を容易に取り出すことができるようになる。
このように、キャップ30を外すだけで、つまみ部22の係止穴22bがトレイ20の取り外しの便宜な位置に配置されるため、別途トレイ20を移動させる手段を必要としない。
また、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、つまみ部22は、カード保持部21に対してトレイ20の出し入れ方向Aに移動可能になっている。このため、つまみ部22とカード保持部21とが一体化されて相対的に固定されている場合に比べて、つまみ部22を移動させるための付勢手段40の反発力を小さくすることができる。よって、付勢手段40の小型化や簡素化を図ることができるとともに、付勢手段40によるつまみ部22の押し出し動作の確実性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、付勢手段40は、つまみ部22およびトレイ20の各々に設けられるとともに、互いに反発する磁石の組としている。このように磁力による反発力を利用しているので、反発力の発生部分の多少の寸法誤差を吸収することができ、部品加工精度を過度に高める必要が無く、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、磁力による反発力を利用することにより、キャップ30が例えばスライドで開閉するタイプであっても、つまみ部22を容易に開口部11から飛び出させることができる。
さらに、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、付勢手段40は、つまみ部22側に設けられたつまみ側磁石41とカード保持部21側に設けられたトレイ側磁石42との組からなり、トレイの収納時にはそれらの磁石は最も近接する位置に置かれるので、トレイの取り出し時には、強力な反発力を得ることができる。
また、付勢手段40は、つまみ側磁石41とトレイ側磁石42とからなるので、例えば、使用者がキャップ30を紛失してしまった場合でも、キャップ30の有無にかかわらず、つまみ部22は、開口部11から突出しているため、どのような状況でも、つまみ部22を容易に引き出すことができる。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、付勢手段40は、つまみ部22およびカード保持部21の各々に設けられるとともに、互いに反発する同極性の磁石を対向するように配置した構成を説明した。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、例えば、図8に示すように、付勢手段は、一組の磁石に代えて、つまみ部22とカード保持部21との間に配置したコイルスプリング83から構成してもよい。
詳述すると、上記の実施の形態と同様に、つまみ部22には、トレイ20の出し入れ方向Aを長手方向とするガイド穴22aが形成されており、ガイド穴22aには、トレイ20の幅方向を長手方向とするガイド軸23が貫通している。このため、つまみ部22は、ガイド軸23に保持されていて、ガイド軸23がガイド穴22aに沿って相対的に移動することにより、つまみ部22がトレイ20の出し入れ方向Aに摺動することができる。
また、つまみ部22とカード保持部21との間には一対のコイルスプリング83,83が、トレイ20の幅方向に並列に装着されている。コイルスプリング83は、カード保持部21からつまみ部22を離す方向につまみ部22を付勢する。なお、この実施の形態では、つまみ部22を付勢する力を幅方向に均等にするために、一対のコイルスプリング83,83を並列に配置して用いたが、1つのコイルスプリング83を用いてつまみ部22の中央を付勢するようにしてもよい。また、3以上のコイルスプリング83を用いてもよい。
これらの構成により、つまみ部22は、カード保持部21に対してトレイ20の出し入れ方向Aのみに摺動するように案内される。通常は、つまみ部22がコイルスプリング83,83によってカード保持部21から離れる方向に付勢されて、ガイド軸23が、図8(b)に示すように、ガイド穴22aのカード保持部21側の端面に衝突して止まる。これにより、通常は、つまみ部22は、切欠部24の底面から離れる方向に、ガイド穴22aの長手方向の長さに相当する一定距離だけ離れた位置に保持される。
一方、つまみ部22がカード保持部21に向かって押されると、コイルスプリング83,83が収縮し、図8(a)に示すように、ガイド軸23が、ガイド穴22aの左側の端面に衝突して止まる。つまり、つまみ部22は、カード保持部21の切欠部24に収容される位置まで動かされてそこに保持される。
図9を参照しながら、図8に示す実施の形態に係る携帯電話からカード60を取り出す動作について説明する。
図9(a)に示すように、携帯電話にカード60が装着された状態では、カード60を保持するトレイ20がコネクタ50の最奥部に位置するとともに、キャップ30が閉塞されている。
ここでは、キャップ30によって、コイルスプリング83,83に抗してつまみ部22が押されているため、ガイド穴22aの図9(a)に向かって左側の端面にガイド軸23が衝突して停止している。この時、つまみ部22は、カード保持部21の切欠部24内に収容されている。
図9(b)では、使用者がキャップ30を開口部11から外すと、コイルスプリング83,83がつまみ部22を開口部11に向けて付勢する力により、つまみ部22が、図9(b)に向かって左側に動かされる。この時、ガイド軸23が、相対的に、ガイド穴22aの図9(b)に向かって左側の端面を離れて右側に移動して、同図に向かって右側の端面に衝突して停止する。ここで、つまみ部22の端部が開口部11から飛び出るため、使用者が、つまみ部22のその端部に形成された係止穴22bに爪を引っ掛けることにより、つまみ部22を開口部11から引き出すことができるようになる。これにより、カード60を容易にトレイ20から取り出すことができる。
上記のコイルスプリングに代えて、板バネ等の弾性部材を用いてもよい。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、つまみ部22はカード保持部21に対して出し入れ方向Aに沿って摺動する場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、つまみ部22の移動の形態として、直線方向のみの摺動以外の各種の移動を含むことができる。例えば、つまみ部22の一端がカード保持部21を含む面に対し直交する1軸線を中心にその面内で回転可能に設けられ、つまみ部22が、例えば、トーションバネによってその軸線を中心に回転するように付勢されることによりカード保持部21から開くように移動するようにしてもよい。以下に、図10から図12を参照しながら、そのような本発明の第3の実施の形態に係るトレイを説明する。
本実施の形態に係るトレイは、つまみ部92を有する。つまみ部92は、矩形のプレート片からなり、一方の端部は、カード保持部21に固定された保持部96に回転自在に保持され、他方の端部は、トレイを引き出す際に使用者の指先の爪が引っ掛かることのできる係止部92bを有する。
詳述すると、保持部96は、プレートを折り曲げて形成した上部プレート96aと下部プレート96bとからなり、上部プレート96aと下部プレート96bとの隙間にはつまみ部92が配置されている。上部プレート96a、下部プレート96bおよびつまみ部92を移動手段の軸95が貫通していて、つまみ部92が軸95の周りを回転することができる。軸95の両端部は軸芯部分より径が大きく形成されていて、上部プレート96aおよび下部プレート96bに形成された貫通孔から軸95が抜け出るのを防止している。
軸95には付勢手段のトーションバネ(またはねじりコイルバネ)93のばね部分が装着されていて、トーションバネ93の両端のフック部分が、図10に示すように、それぞれつまみ部92の側端面および上部プレート96aの側端面に係止されている。これにより、トーションバネ93は、つまみ部92を付勢して、図10(a)に示すように、つまみ部92の係止部92bがカード保持部21から離れるようにつまみ部92を回転する。図10(a)に示すように、つまみ部92は、その位置において、保持部96を形成する上部プレート96aおよび下部プレート96bの折り曲げ部に衝突して停止する。この位置では、つまみ部92の係止部92bは、カード保持部21から最も離れた位置にある。
図10(a)に示す位置から、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部92を回転させると、図11に示すように、つまみ部92をカード保持部21に最も近接した位置に収容することができる。
図10および図11を参照しながら説明したように、トーションバネ93の付勢力によってつまみ部92を回転させ、また、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部92を回転させると、つまみ部92の係止部92bは、トレイを出し入れする方向Aに沿って、カード保持部21から最も離れた位置とカード保持部21に最も近接した位置との間で変位することができる。
図10から図12を参照しながら、本第3の実施の形態に係るトレイを例えば携帯電話のハウジングに設けられたコネクタのケース51から取り出す動作を説明する。
本実施の形態に係るトレイがハウジングのコネクタのケース51内に収容されている場合(図示せず)には、例えば、図2および図3に示す実施の形態に係るトレイ20と同様に、ハウジング10の開口部11がキャップ30によって閉じられている。この状態では、キャップ30が、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部92の係止部92bを押さえているため、図11に示すように、係止部92bがカード保持部21に最も近接した位置に保持されている。
次に、キャップを開口部から取り外すと、トーションバネ93の付勢力によってつまみ部92が回転させられて、図10(a)に示すように、つまみ部92の係止部92bがカード保持部21から最も離れた位置(離隔した位置)まで変位する。この状態では、図示していないが、係止部92bが、キャップが取り除かれた開口部から突出している。
次に、使用者が、その開口部から突出している係止部92bに指先や爪を引っ掛け、つまみ部92引っ張ると、図12に示すように、コネクタのケース51からトレイを抜き出すことができる。
このように、本実施の形態によると、キャップを外すだけで、開口部からつまみ部92の係止部92bが突出するので、使用者は、つまみ部92のその突出した係止部92bに爪を引っ掛けることにより、容易に、つまみ部92を開口部から引き出すことができるようになる。また、トレイを取り出す際には、開口部を閉塞しているキャップを取り外すだけで、つまみ部92の係止部92bを突出させることができるので、キャップの構造を問わずにどのようなコネクタにも本実施の形態に係るトレイを使用することができる。
次に、図13および図14を参照しながら、本発明の第4の実施の形態に係るトレイを説明する。第4の実施の形態に係るトレイは、第3の実施の形態に係るトレイと同様に、つまみ部192の一方の端部がカード保持部21を含む面に対し直交する1軸線を中心にその面内で回転可能に設けられている。このため、つまみ部192が、例えば、トーションバネ93によってその軸線を中心に回転するように付勢されることにより、つまみ部192の係止部192bがカード保持部21から離れるように移動することができる。
一方、第4の実施の形態に係るトレイは、第3の実施の形態に係るトレイと比べて、つまみ部192を収納したときのトレイの出し入れ方向Aに沿う方向のつまみ部192の幅(または奥行)に対するトレイの出し入れ方向Aに沿う方向に突出したときのつまみ部192の長さの比率が大きいという点で相違する。
第4の実施の形態に係るトレイを詳述する。第4の実施の形態に係るトレイはつまみ部192を有する。つまみ部192は、矩形のプレート片からなり、一方の端部は、カード保持部21に固定された保持部196に回転自在に保持され、他方の端部は、トレイを引き出す際に使用者の指先や爪が引っ掛かることのできる係止部192bを有する。
保持部196は、プレートを折り曲げて形成した上部プレート196aと下部プレート196bとからなる。下部プレート196bはハウジングの開口部側に面するカード保持部21の端面に沿って配置されている。上部プレート196aと下部プレート196bとの隙間にはつまみ部192が配置され、上部プレート196a、下部プレート196bおよびつまみ部192を移動手段の軸95が貫通していて、つまみ部192が軸95の周りを回転することができる。軸95の両端部は軸芯部分より径が大きく形成されていて、上部プレート196aおよび下部プレート196bに形成された貫通孔から軸95が抜け出るのを防止している。軸95は、カード保持部21に近接した位置に設けられている。
軸95には付勢手段のトーションバネ(またはねじりコイルバネ)93のばね部分が装着されていて、トーションバネ93の両端のフック部分が、図13に示すように、それぞれつまみ部192の側端面および上部プレート196aの側端面に係止されている。これにより、トーションバネ93は、つまみ部192を付勢して、図13(a)に示すように、つまみ部192の係止部192bがカード保持部21から離れるようにつまみ部192を回転する。図13(a)に示すように、つまみ部192は、その位置において、保持部196を形成する上部プレート196aおよび下部プレート196bの折り曲げ部に衝突して停止する。この位置では、つまみ部192の係止部192bは、カード保持部21から最も離れた位置にある。
図13(a)に示す位置から、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部192を回転させると、図14に示すように、つまみ部192をカード保持部21に最も近接した位置に収容することができる。
次に、第4の実施の形態に係るトレイを携帯電話等のハウジングに設けられたコネクタから取り出す場合を説明する。トレイがハウジングのコネクタ内に収容されている場合(図示せず)には、例えば、図2および図3に示す実施の形態に係るトレイ20と同様に、ハウジング10の開口部11がキャップ30によって閉じられている。この状態では、キャップ30が、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部192の係止部192bを押さえているため、図14に示すように、係止部192bがカード保持部21に最も近接した位置に保持されている。
次に、キャップを開口部から取り外すと、トーションバネ93の付勢力によってつまみ部192が回転して、図13(a)に示すように、つまみ部192の係止部192bがカード保持部21から最も離れた位置(離隔した位置)まで移動する。この状態では、図示していないが、係止部192bが、キャップが取り除かれた開口部から突出している。この状態で、使用者が、その開口部から突出している係止部192bに指先や爪を引っ掛け、つまみ部92を引っ張るとコネクタからカード保持部21を抜き出すことができる。
図13および図14を参照しながら説明したように、トーションバネ93の付勢力によってつまみ部192を回転させ、また、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部192を回転させると、つまみ部192の係止部192bは、トレイを出し入れする方向Aに沿って、カード保持部21から最も離れた位置とカード保持部21に最も近接した位置との間で変位することができる。
この場合、図14に示すように、トーションバネ93の付勢力に抗してつまみ部192を回転させて、つまみ部192をカード保持部21に最も近接した位置に収容すると、つまみ部192の幅(または奥行)は、トレイを出し入れする方向Aに沿った長さL1(図13(a)、図14)になる。これに対し、トーションバネ93の付勢力によって、つまみ部192が回転してトレイを出し入れする方向Aに沿って突出し、係止部192bがカード保持部21から最も離れた位置に移動したときには、つまみ部192の長手方向に沿った長さは、L2(図13(a))になる。
L1はつまみ部192を収容した場合のトレイの外形寸法の一部になるため、トレイの小型化を図る観点からは、つまみ部192の収納時のL1は小さいことが望ましい。一方、L2は、カード保持部21の本体から突出できるつまみ部192の係止部192bの先端までの長さを表すため、例えば、コネクタが電子機器の奥まった位置に設けられている場合にはトレイの取り出しのためには、L2が大であることが望ましい。
このように、第4の実施の形態に係るトレイでは、L1に対するL2の比率を相当に大きくすることが望ましい。このためには、例えば、つまみ部192を回転させるための軸95をトレイの出し入れ方向Aと直交するカード保持部21の幅方向の両側端面の一方の側端面の近くに設け、また、幅が狭い(または奥行が小さい)つまみ部192を用いることが望ましい。
本発明の第4の実施の形態に係るトレイによると、つまみ部192を収納したときのトレイの外形寸法を小さくできる一方、ハウジングの開口部から奥まった位置にカード保持部21が収容されている場合であっても、トレイの出し入れ方向Aに沿ってカード保持部21から大きく離れた位置につまみ部の係止部を移動することができるため、そのようなハウジングからでも容易にトレイを引き抜き出すことができる。
上記のトレイの寸法を小さくする一方つまみ部をカード保持部21から大きく離れた位置につまみ部の係止部を移動させるという観点から、トレイを出し入れする方向Aに沿ったつまみ部の大きさ(長手方向の長さ)L2が、トレイを出し入れする方向Aに沿ったつまみ部の大きさ(幅または奥行)L1よりも大であるとともに、つまみ部の移動手段の軸が、カード保持部の一方の側面部の近くに配置されていることが望ましい。
上記の観点から、第4の実施の形態に係るトレイにおいて、例えば、カード保持部21に保持部196を設けずに、トーションバネ93を装着した軸95をカード保持部21の角に直接に設けて、トーションバネ93の一方の端部のフックをカード保持部21に直接に固定し、また、つまみ部192を設けずに、トーションバネ93の他方の端部をつまみ部として使用するという変形例が考えられる。この変形例では、つまみ部として使用するトーションバネ93の他方の端部は、カード保持部21の幅の大きさに対応する長さを有する自由端である。自由端の端部に指先や爪を引っ掛けることのできる係止部を設けてもよい。
その変形例では、自然な状態ではトーションバネ93の2つの端部は離れているため、つまみ部として使用するトーションバネ93の他方の端部の長さの内のトレイを出し入れする方向Aに沿った長さ成分がL2に相当し、つまみ部を収容したときは、そのつまみ部として使用するトーションバネ93の他方の端部はカード保持部21の幅方向に沿って収容されるので、そのつまみ部として使用するトーションバネ93の他方の端部の直径がL1に相当することになる。
この変形例によると、L1はほぼトーションバネ93の1本の延出部分の直径になるため、トレイの外形寸法に影響を与えることはない。一方、L2は、例えば、最大の大きさとして、カード保持部21の幅方向の大きさと同じになり、コネクタが指を挿入できないようなハウジングの相当奥まった位置に配置されている場合であってもつまみ部の自由端の端部が開口部から突出するため、容易にトレイの取り出しを行うことができる。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、カード収納構造1を携帯電話に搭載した場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、例えば、ゲーム機器など、カードを利用する電子機器に搭載したり、あるいはメモリカードを持ち運ぶためのカードケースに搭載したりすることができる。この場合、カードケースには、カードに電磁気的に接続するコネクタを設ける必要はない。
以上のように、本発明に係るカード収納トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器は、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるという効果を奏するものであり、カード収納トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器に有用である。
1 カード収納構造
10 ハウジング
11 開口部
20 トレイ
21 カード保持部
22 つまみ部
22a ガイド穴(移動手段)
22b 係止穴
23 ガイド軸(移動手段)
24 切欠部
30 キャップ
40 付勢手段
41 つまみ側磁石
42 トレイ側磁石
50 コネクタ
60 カード
83 コイルスプリング(付勢手段)
92 つまみ部
92b 係止部
93 トーションバネ(付勢手段)
95 軸(移動手段)
192 つまみ部
192b 係止部

Claims (12)

  1. 電子機器のハウジングの開口部を介して出し入れ可能なカード収納用トレイであって、
    カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、
    前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、
    前記つまみ部を、前記カード保持部に近接する位置と前記カード保持部から離隔した位置との間で移動可能とする移動手段と、
    前記つまみ部を前記カード保持部から離隔する方向に付勢する付勢手段とを備えることを特徴とするカード収納用トレイ。
  2. 前記つまみ部は、前記移動手段によって、前記ハウジングの開口部において、前記カード収納用トレイの出し入れ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のカード収納用トレイ。
  3. 前記移動手段は、前記つまみ部に形成したガイド穴と、前記ガイド穴を貫通し両端部が前記カード保持部に固定されたガイド軸とを備え、前記ガイド軸が前記ガイド穴に沿って相対的に移動することにより、前記つまみ部が、前記カード保持部に近接する位置と前記カード保持部から離隔した位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード収納用トレイ。
  4. 前記付勢手段は、前記つまみ部側に設けられたつまみ側磁石と、前記カード保持部側に設けられたトレイ側磁石との組であり、前記つまみ側磁石と前記トレイ側磁石とは、対向する側が同極性を有し相互に反発することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のカード収納用トレイ。
  5. 前記付勢手段は、前記つまみ部と前記つまみ部から分離した前記カード保持部との間に配置された弾性部材からなり、該弾性部材が、前記つまみ部を前記カード保持部から離隔させるように付勢することを特徴とする請求項1から請求項までの何れか一項に記載のカード収納用トレイ。
  6. 前記付勢手段は、前記つまみ部と前記つまみ部から分離した前記カード保持部との間に配置されたコイルスプリングからなり、該コイルスプリングが、前記つまみ部を前記カード保持部から離隔させるように付勢することを特徴とする請求項1から請求項までの何れか一項に記載のカード収納用トレイ。
  7. 前記カード保持部に、前記つまみ部を収容可能な切欠部が形成されており、前記付勢手段は、前記つまみ部を該切欠部から押し出す方向に付勢することを特徴とする請求項1から請求項6までの何れか一項に記載のカード収納用トレイ。
  8. 前記移動手段が、前記カード保持部および前記つまみ部の所定の箇所に設けられた軸からなり、前記付勢手段が、前記つまみ部を前記軸を中心に所定の角度回転させることによって、前記つまみ部の一部を前記カード保持部から離隔した位置まで移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード収納用トレイ。
  9. 前記軸が、前記カード保持部に近接した位置または前記カード保持部に設けられており、
    また、前記つまみ部が前記カード保持部に近接した位置にあるときの前記カード収納用トレイの出し入れ方向に沿った方向における前記つまみ部の大きさをL1とし、前記つまみ部の一部が前記カード保持部から離隔した位置にあるときの前記カード収納用トレイの出し入れ方向に沿った方向における前記つまみ部の大きさをL2とすると、L2がL1より大であることを特徴とする請求項8に記載のカード収納用トレイ。
  10. 前記付勢手段はばね部分と両端のフック部分とを有するトーションバネであり、該トーションバネの前記ばね部分が前記軸に装着され、前記フック部分の一方が前記カード保持部に対し固定され、前記フック部分の他方が前記つまみ部に係合され、これにより、前記トーションバネが、前記つまみ部を前記軸を中心に所定の角度回転させることによって、前記つまみ部の一部を前記カード保持部から離隔した位置まで移動させることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のカード収納用トレイ。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか一項に記載のカード収納用トレイであって、電子機器のハウジングの開口部を介して該電子機器のハウジングに収容可能なカード収納用トレイと、
    前記電子機器のハウジングの開口部を閉塞可能なキャップとを備えることを特徴とするカード収納構造。
  12. 請求項11に記載のカード収納構造を有することを特徴とする電子機器。
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