JP5487263B2 - オペレーティングライトの光源部 - Google Patents

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Description

本発明はオペレーティングライト(無影灯)の光源部に関し、詳しくは、例えば歯科診療における診療室全体照射と同時に、患者の口腔内及び口腔周辺を適正に照射し、明視野を保つために使用されるオペレーティングライト(無影灯)の光源部に関するものである。
従来のオペレーティングライトは、通常、光源部とこれを支持するアーム部から成り、光源部については、主に小型で明るいハロゲンランプが用いられ、当該ハロゲンランプの直射光線が患者や術者の目に入らないように前面に電球カバー(遮蔽カバー)を設け、後方に出る光線をリフレクタ(反射鏡)で反射させる構成のものが一般的である。
そして、前記リフレクタ(コールドミラー)は、集光や無影効果を計算した特殊な放射線曲面と波状曲線の組み合わせにより、可視光線の約90%を反射し、また、自然光に近づけ、放射熱を除くためリフレクタの表面又は裏面に赤外線を透過又は吸収する特殊コーティングを施して構成されている。
かかる光源部を支持するアーム部は、水平アームとバランスアーム(スプリングバランスの上下可動アーム)及び数個の関節により構成され、前記光源部を適当な位置に移動でき、しかもその位置でしっかりと静止できるように構成されている。尚、光源部の取付部は、首振り金具で、照明方向が変えられるように構成されている。
さらに、歯科診療室におけるオペレーティングライトには、ユニットマウント式、天井(壁)吊下げ式、天井つり下げ走行式、天井埋め込み式、自立式、床移動式のもの等が広く使用されている。
本発明のオペレーティングライトに関する要部に係る公知文献の一例としては、本願出願人が先に開発提案した歯科用無影灯(特許文献1)を挙げることができる。
特許文献1の歯科用無影灯は、凹面状の反射鏡と、反射鏡の光軸の延長線上に配置されるとともに光源であるハロゲンランを光軸の向にのみ摺動可能に支持したスリーブ及び摺動部材と、を有し、反射鏡の焦点位置とハロゲンランプの位置とを調整可能としたものである。
前記したように一般に使用されるオペレーティングライトの光源部については、ハロゲンランプとコールドミラーとの組み合わせの構成によるものであり、コールドミラーについては、特殊な放射線曲面と波状曲線の組み合わせによる反射作用が要求されるとともに放射熱を除くための表面又は裏面に赤外線を透過させるための特殊なコーティング膜が要求される。
しかも、任意の色温度にする場合、コーティング膜を多層膜により形成する必要があり、全体として高額なものとなるという問題点を有している。
実公昭57-4962号公報
本発明は、上述した従来の光源部における問題点を解決すべく開発されたもので、前記光源部としてハロゲンランプに換えて、LEDを用いる構成とするとともに、LEDを用いるに当たり、LED発光面にスリットを配置し、LED光の光束を制限することにより、対象物に対する任意の照射パターンを得ることができ、かつ、安価な材料により光源部を構成できることを知見し、本発明を想到したものである。
すなわち、本発明は、光源としてLEDを用い、安価な構成の基に対象物に対する任意の照射パターンを得ることのできるオペレーティングライトの光源部の提供を目的とするものである。
本発明のオペレーティングライトの光源部は、放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、光源であるLEDと、前記LEDを搭載するために、一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を具備するLED取付部材と、前記LEDを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定されるスリット板と、前記LED取付部材が固定される装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するように構成したことを最も主要な特徴とする。
尚、本発明及び後述する実施例において、コールドミラーとは、放物面状の反射面を有するリフレクタを意味するものと定義する。ここに、放物面状とは、放物面に限定されるものではなく、略放物面、略球面(凹面)など1点から出た光を略平行にする面を有する状態であり、例えば放射線曲面と波状曲線の組み合わせを考慮した曲面等が含まれる概念である。
請求項1記載の発明によれば、光源部としてLEDモジュールを用いる構成とするとともに、LED発光面に任意形状のスリットを有するスリット板を配置し、LED光の光束を制限しつつコールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、安価な構成の基に任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明することができるオペレーティングライトの光源部を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備するLED取付部材と、前記LED取付面に密接固定されるととともに、光源であるLEDを搭載したLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定されるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDを前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、を有する構成とし、スリット板のスリットによりLED光の光束を制限しつつコールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、安価な構成の基に任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明することができるオペレーティングライトの光源部を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様な効果を奏するとともに、LEDモジュールが放散する熱をスリット板、LED取付部材を経て放熱部に伝導し放熱するように構成しているので、LEDモジュールから放散される熱の放熱特性も良好なオペレーティングライトの光源部を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様な効果を奏するとともに、所望の色温度に設定したLED光を使用する構成としているので、コールドミラーの反射面を安価な単層膜構造とすることができ、より低価格に構成できるオペレーティングライトの光源部を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様な効果を奏するとともに、LEDモジュールを演色性の異なる複数のLEDモジュールのなかから選定する構成としているので、対象物を演色性の異なる状態となるように照明可能とすることができるオペレーティングライトの光源部を提供することができる。
図1は本発明の実施例に係るオペレーティングライトの光源部の概略斜視図である。 図2は本実施例に係るオペレーティングライトの光源部の概略分解斜視図である。 図3は本実施例に係るオペレーティングライトの光源部の図2の場合とは異なる角度から見た概略分解斜視図である。 図4は本実施例に係るオペレーティングライトの光源部にミラー取付部材を取り付けた状態の概略分解斜視図である。 図5は本発明の実施例に係るオペレーティングライトの光源部におけるLEDモジュール、LED取付部材、放熱部を示す概略斜視図である。 図6は本発明の実施例に係るオペレーティングライトの光源部におけるLED支持ユニットを示す概略斜視図である。
本発明は、光源としてLEDを用い、安価な構成の基に対象物に対する任意の照射パターンを得ることができ、さらには放熱特性も良好なオペレーティングライトの光源部を提供するという目的を、放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備する熱伝導率の高い素材からなるLED取付部材と、前記LED取付面に密接固定されるととともに、光源であるLEDを搭載したLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定される熱伝導率の高い素材からなるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される角筒体及びこの角筒体と一体の円筒体を連設した装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDが前記反射面の焦点位置を占める状態の基に前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、を有し、前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するとともに、前記LEDモジュールが放散する熱をスリット板、LED取付部材を経て放熱部に伝導し放熱する構成により実現した。
以下に本発明の実施例に係るオペレーティングライトの光源部について詳細に説明する。
本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1は、図1乃至図4に示すように、放物面状(放射線曲面と波状曲線の組み合わせを考慮したもの)の反射面2aを有するとともに、前記反射面2aの中央部(最深部)を後方に貫くように装着受筒部3を設けたコールドミラー2と、このコールドミラー2の装着受筒部3に着脱可能に装着されるLED(Light Emitting Diode)支持ユニット11とを有している。
前記コールドミラー2の反射面2aには、アルミニューム又は銀等の金属蒸着による単層膜のコーティングを施している。
前記LED支持ユニット11は、一面に平坦なLED取付面15を有するとともに、他面に外形を略円柱状とした放熱部(放熱フィン)30を固定した円板状の取付基部13、及び、この取付基部13の外周部から一面側上方に突設した一対の取付片14、14を具備する熱伝導率の高いアルミニューム、銅等を素材とするLED取付部材12と、表面実装型のLED(例えば、一般照明用白色パワーLED)18を基板(基台)17(パッケージヒートシンク部)に配置し、前記LED取付面15に密接固定されるLEDモジュール16と、LED光通過用の任意形状のスリット20を備え、前記LEDモジュール16を覆う状態でLED取付部材12のLED取付面15に固着される熱伝導率の高いアルミニューム、銅等を素材とするスリット板19と、前記LED取付部材12における一対の取付片14、14の突出端側がねじ止め固定されるとともに前記コールドミラー2の装着受筒部3に着脱可能に装着される角筒体23及びこの角筒体23と一体の円筒体24を連設した装着筒体部22と、を有している。
尚、前記LED取付部材12における取付片14としては、一対(2個)構造に限定されるものではなく、取付基部13の外周部から一面側上方に3個、4個、6個等さらに多数の取付片14を突設し、これらを角筒体23にねじ止め固定する構造とすることも可能である。
また、前記コールドミラー2の装着受筒部3、前記装着筒体部22の外側形状や内側形状は、上述したような円筒に限定されるものではなく、角筒形状であってもよく、また、中空形状でなく円柱形状や角柱形状に構成することもでき、種々の変形実施が可能である。
前記LEDモジュール16としては、詳細は後述するが、RGBタイプのLEDモジュール、銭形LEDモジュール(シャープ(株):GW6TGCBG4FD)、又は、演色性の異なるLEDモジュール等を使用する。
前記スリット板19の裏面側には、図2に示すように、前記LEDモジュール16が収納できる凹部21を例えば座ぐりにより形成している。また、前記スリット板19は、熱伝導率の高い例えばアルミニューム、銅等で製作している。
ここで、前記LED支持ユニット11の具体的構造及びLED支持ユニット11のコールドミラー2に対する取り付け構造について説明する。
前記放熱部30を固定したLED取付部材12の取付基部13には、前記LEDモジュール16を取り付けるための2個のビス孔13a、13aと、前記スリット板19を取り付けるための2個のビス孔13b、13bとが設けられている。
まず、前記LED取付面15に対して前記LEDモジュール16を密接させ、基板17の外周部に対角配置に設けた2個の凹部17a、17aの部分から2個のビス25を用いてLED取付面15の対応する2個のビス孔13a、13aに前記各ビス25をねじ込み、前記LEDモジュール16をLED取付面15に密接固定する。
次に、前記スリット板19によりLEDモジュール16を覆うようにしてこのスリット板19に対角配置に設けた2個のビス挿通孔19a、19aに2個のビス26を挿入し、LED取付面15に設けたスリット板19用の2個のビス孔13b、13bに前記2個のビス26をねじ込み、前記スリット板19をLED取付面15に固着する。
前記スリット板19に設けられた他の2つの孔19b、19bは、前記LEDモジュール16を取り付けたときに使用したビス25のビス頭を逃がす(収容する)ためのものである。
次に、前記LED取付部材12の一対の取付片14、14を前記装着筒体部22に取り付ける。
すなわち、LED取付部材12の一対の取付片14、14の突出端側に設けた取付孔14aに各々2本のビスを挿通し、
さらに2本のビスを前記装着筒体部22を構成する角筒体23の両サイドに開けられたビス孔にねじ込むことにより、前記LED取付部材12と装着筒体部22とを一体化する。
そして、前記装着筒体部22の円筒体24を前記コールドミラー2の装着受筒部3に装着し、かつ、コールドミラー2の外面側に図4に示すミラー取付部材31を配置して、側面からホーローセットで締め付けることによって、LED支持ユニット11と前記コールドミラー2とを一体化する。
前記LED支持ユニット11のLEDモジュール16に対する給電系は、LEDモジュール16に接続した配線材を前記取付片14、14の内面側に設けた溝を這わせ、装着筒体部22の穴を通して外部に導出し、電源部に接続することで構成するが、これらについては図示省略する。
次に、上述した構成からなる本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1の作用、効果について説明する。
本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1によれば、前記スリット板19のスリット20を通過したLED18からのLED光は、前記スリット20により光束が制限された状態で前記コールドミラー2の反射面2aに照射され、反射されて前記スリット20の形状に対応した形状の照射パターンを形成して対象物(例えば歯科診療における診療室内、患者の口腔内等)を照明する。
従来例のようにハロゲンラン球を使用した場合は、ハロゲンランプからの光をコールドミラーで集光するため、ほとんどの光束が熱量になり、コールドミラーは熱を裏面から逃がすための特殊な多層膜のコーティングを使用した構造が必要となるが、本実施例の場合においては、もともとLEDモジュール16におけるLED18の消費電力は、ハロゲンランプに比較して小さく、熱になる赤外線成分の波長が少ないため効率的に光を集光して所望の照射パターンを得ることが可能となる。
この場合、工場出荷時に所望の照射パターンを選択できるようにするためには、前記スリット20の形状の異なる、或いはスリット20の穴サイズの異なるスリット板19のなかから、工場出荷仕様(予めユーザ希望の仕様にする)に合わせて取り付ける。
また、ユーザサイドで交換する場合は、LEDモジュール16、放熱部30等が組込まれた状態の装着筒体部22ごと交換する。この際には、コールドミラー2を挟むナット(図示せず)の取り外し及び締め付けによる交換となる。
本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1によれば、前記スリット板19のスリット20の形状を変化させることで照射パターンの形状を変えることができるが、例えばその形状がワイド形状であれば、オペレーティングライトを使用して歯の治療を行う際に、患者の頭(口腔)を左右上下に移動した状態でも照射野の範囲で治療を行うことが可能となる。このように患者の頭を動かしながらの治療を得意とするドクターもいる。
また、歯科治療にはデンタルミラーを使って治療を行う(歯科用語でミラーテクニックという)治療が得意のドクターもいる。
このような場合、照射パターンをワイドにする必要はなく必要最小限の照射パターンの形状にすることで、術者が眩しくないようにすることができ、さらに、患者に与える熱量も抑えることが可能となる。
次に、本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1の放熱作用について説明すると、前記LED取付部材12、スリット板19を各々熱伝導率の高いアルミニューム、銅等により形成しているので、前記LEDモジュール16の裏面とLED取付部材12のLED取付面15、及び、スリット板19の裏面の座ぐっていない面とLED取付面15が、各々密着して固定されているため、LEDモジュール16の裏面からの熱はLED取付面15を経て放熱部30に伝わり放散し、また、LEDモジュール16の表面からの熱のうちスリット板19のスリット20を抜けない光の熱は、スリット板19によって熱伝導しLED取付面15を経由して放熱部30に伝わり放散する。
これにより、別途冷却ファン等を配置しなくても光源部1における前記LEDモジュール16から放散されるの熱の放熱効果を高めることができ、この点からも前記光源部1を安価な構造とすることができる。
次に、本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1におけるLEDモジュール16として、RGBタイプのLEDモジュールを使用した場合について説明する。
RGBタイプのLEDモジュールは、フルカラーLEDモジュールとも称され、赤色・緑色・青色を発光する3つのLEDが一つのパッケージに封印されたもので、3つのLEDの明るさを変えることで無限の色を表示できる。
例えば、2色以上の光が重なると別の色になり、明るい赤色・緑色・青色の3つの光が重なると白色になり、さらに、赤色・緑色・青色の3色を同じだけ暗くすると、中心の白は灰色に変わって行く。
さらに、前記LEDモジュール16として、例えば銭形LED(シャープ(株):GW6TGCBG4FD)を使用することもできる。
これは、RGBタイプではないが、調色機能を持つ照明用LEDモジュールであり、1枚のセラミック基板上に青色のLEDチップを高密度で実装し、暖色系の蛍光体と寒色系の蛍光体が縞状になるように配置し、暖色系と寒色系の2色の光を混色させることで、調光機能を実現したものである。
このような色温度変更可能なLEDモジュール16を使用し、光源部1を実際に使用する際にLEDモジュール16の色温度を適切に設定する(色温度の低い暖色系から色温度の高い寒色系の間で適切に設定する)ことで、前記コールドミラー2の反射面2aを高価な多層膜コーティングが不要な単層膜構造とすることができる。
また、本実施例に係るオペレーティングライトの光源部1におけるLEDモジュール16として演色性の異なるものを使用する場合としては、例えばシチズン電子、CL−L234A(演色性85)、L−233(演色性90)等のようなグレードの異なるもののなかから選定したLEDモジュール16を使用する例を挙げることができる。
このように、LEDモジュールのグレードを変えることで、対象物の演色性を変えることが可能となる。
ここに、演色性とは、太陽光と比較して物を見たときに、色の見え方を表現する用語であり、例えば、太陽光に似た色の見え方をする照明ランプを「演色性の良い(高い)ランプ」と称している。
尚、前記コールドミラー2の反射面2aには、屈折率が異なる物質、例えばチタン、シリカ等の組み合わせで、多層膜(例えば15層)コーティングを施した構造とすることもできる。
この場合には、多層膜を構成する薄膜の干渉効果によってより効率よく目に見える可視光線を反射し、熱線と呼ばれる赤外線を透過させることが可能となり、これにより、熱を持たない光だけを前記コールドミラー2の反射面2aで反射し、対象物に照射することができ、対象物の温度上昇をより抑えることが可能となる。
本発明に係るオペレーティングライトの光源部は、上述したような歯科診療の分野の照明手段として適用するのみならず、医療分野全般における照明灯、手術灯等として広範に適用可能である。
1 光源部
2 コールドミラー
2a 反射面
3 装着受筒部
11 LED支持ユニット
12 LED取付部材
13 取付基部
13a ビス孔
13b ビス孔
14 取付片
14a 取付孔
15 LED取付面
16 LEDモジュール
17 基板
17a 凹部
18 LED
19 スリット板
19a ビス挿通孔
19b 孔
20 スリット
21 凹部
22 装着筒体部
23 角筒体
24 円筒体
25 ビス
26 ビス
30 放熱部
31 ミラー取付部材

Claims (5)

  1. 放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、
    光源であるLEDと、
    前記LEDを搭載するために、一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を具備するLED取付部材と、
    前記LEDを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定されるスリット板と、
    前記LED取付部材が固定される装着筒体部と、
    を具備し、
    前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、
    前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するように構成したことを特徴とするオペレーティングライトの光源部。
  2. 放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、
    一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備するLED取付部材と、前記LED取付面に密接固定されるととともに、光源であるLEDを搭載したLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定されるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDを前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、
    を有し、
    前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するように構成したことを特徴とするオペレーティングライトの光源部。
  3. 放物面状の反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、
    一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備する熱伝導率の高い素材からなるLED取付部材と、前記LED取付面に密接固定されるととともに、光源であるLEDを搭載したLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定される熱伝導率の高い素材からなるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される角筒体及びこの角筒体と一体の円筒体を連設した装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDが前記反射面の焦点位置を占める状態の基に前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、
    を有し、
    前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するとともに、前記LEDモジュールが放散する熱をスリット板、LED取付部材を経て放熱部に伝導し放熱するように構成したことを特徴とするオペレーティングライトの光源部。
  4. 放物面状で単層膜構造のコーティングを施した反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、
    一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備する熱伝導率の高い素材からなるLED取付部材と、前記LED取付面に密接固定されるととともに、光源であるLEDを搭載した色温度変更可能なLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定される熱伝導率の高い素材からなるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される角筒体及びこの角筒体と一体の円筒体を連設した装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDが前記反射面の焦点位置を占める状態の基に前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、
    を有し、
    前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより、かつ、前記LEDからの所望の色温度に設定したLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を照明するとともに、前記LEDモジュールが放散する熱をスリット板、LED取付部材を経て放熱部に伝導し放熱するように構成したことを特徴とするオペレーティングライトの光源部。
  5. 放物面状で単層膜構造のコーティングを施した反射面を有するとともに、前記反射面の中央部に装着受筒部を設けたコールドミラーと、
    一面にLED取付面を有するとともに、他面側に放熱部を固定した取付基部、及び、この取付基部の外周部から一面側に突設した少なくとも一対の取付片を具備する熱伝導率の高い素材からなるLED取付部材と、演色性の異なる複数のLEDモジュールのなかから選定されるとともに、前記LED取付面に密接固定されるLEDモジュールと、LED光通過用の任意形状のスリットを備え、前記LEDモジュールを覆う状態でLED取付部材のLED取付面に密接固定される熱伝導率の高い素材からなるスリット板と、前記LED取付部材における少なくとも一対の取付片の突出端側が固定される角筒体及びこの角筒体と一体の円筒体を連設した装着筒体部と、を具備し、前記装着筒体部を前記コールドミラーの装着受筒部に着脱可能に装着し、前記LEDモジュールのLEDが前記反射面の焦点位置を占める状態の基に前記反射面に対向配置とするLED支持ユニットと、
    を有し、
    前記LEDからのLED光を前記スリット板の任意形状のスリットを経て前記コールドミラーの反射面に照射し、反射させることで、前記任意形状のスリットに対応した任意形状の照射パターンにより対象物を演色性の異なる状態となるように照明可能とするとともに、前記LEDモジュールが放散する熱をスリット板、LED取付部材を経て放熱部に伝導し放熱するように構成したことを特徴とするオペレーティングライトの光源部。
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