JP5486874B2 - 分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法 - Google Patents

分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、搬送装置の台車の駆動などに用いられるリニアモータに関し、特に、リニアモータの固定子が分散されて配置された分散配置リニアモータ、およびそのリニアモータを制御する分散配置リニアモータの制御方法に関する。
部品やワーク等の搬送等に使用されるリニアモータは、1つの固定子上を可動子が移動する構造が一般的である。しかし、搬送路が長くなると、設備コストが高くなる等の問題が生じるため、固定子を分散させて配置する方法が提案されている。このような分散配置(非連続配置)された固定子において、例えば、特許文献1には、二次側台車の位置と加速度との関係を把握し、オープンループで駆動する地上一次側分散配置方式を採用しても速度むらが生じないようなリニアモータの速度変動低減方法が開示されている。
特開2004−80881号公報
ところで、分散配置された固定子においては、1つの固定子上において1つの可動子を制御する場合と異なり、複数の固定子や複数の可動子の互いの関連性等を考慮する必要があるので、制御の仕方も多様となる。
しかしながら、特許文献1の技術は、主に加速度が変化している時の運転における速度むらをなくすためのリニアモータの速度変動低減方法である。特に、可動子が固定子から一旦離れて、再び次の固定子に移動する場合の制御方法である。
そのため、可動子が固定子間を跨ぐ場合等、固定子の分散配置を十分考慮したリニアモータとは言えない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、固定子の分散配置に適した分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、固定子と可動子とが互いに相対運動するリニアモータであって、前記固定子と前記可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極と、前記複数の種類の極が前記種類の順に前記相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、前記固定子は、前記相対運動の方向に複数離れて配列され、隣り合う前記固定子の固定子間距離が、前記可動子の長さ以下であり、前記固定子の極または前記可動子の極が、コイルにより構成され、前記コイルに供給する電流を、前記固定子間距離に基づき制御する電流制御手段と、前記固定子の極および前記可動子の極のいずれか一方が、駆動用の永久磁石により構成され、前記コイル側の前記固定子または前記可動子に設けられ、かつ、前記駆動用の永久磁石を検出して位置を算出するための複数の位置検出装置と、前記複数の位置検出装置からの信号を切り替え、前記電流制御手段に出力する位置情報切替器と、を備え、前記電流制御手段が、前記コイルに供給する電流を、前記位置情報切替器からの信号と前記固定子間距離とに基づき制御することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の分散配置リニアモータにおいて、前記位置検出装置が、前記相対運動の方向において前記コイル側の前記固定子または前記可動子の極の外側に配置されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の分散配置リニアモータにおいて、前記位置情報切替器が、前記複数個の位置検出装置からの信号のうち、最新に入力した信号を、前記電流制御手段に出力することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散配置リニアモータにおいて、前記位置検出装置の情報に基づき、前記固定子間距離を算出する固定子間距離算出手段を更に備え、前記電流制御手段が、前記コイルに供給する電流の位相を、前記固定子間距離に基づき算出することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分散配置リニアモータにおいて、前記固定子間距離が、隣り合う前記固定子の極同士の最小距離であり、前記可動子の長さが、前記可動子の極同士の最大距離であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、固定子と可動子とが互いに相対運動するリニアモータにおいて、前記固定子と前記可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極と、前記複数の種類の極が前記種類の順に前記相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、前記固定子は、前記相対運動の方向に複数離れて配列され、隣り合う前記固定子の固定子間距離が、前記可動子の長さ以下であり、前記固定子の極または前記可動子の極が、コイルにより構成され、前記固定子の極および前記可動子の極のいずれか一方が、駆動用の永久磁石により構成され、前記コイル側の前記固定子または前記可動子に設けられ、かつ、前記駆動用の永久磁石を検出して位置を算出するための複数の位置検出装置と、前記複数の位置検出装置からの信号を切り替えて出力する位置情報切替器と、を備えた分散配置リニアモータであって、前記コイルに供給する電流を、前記位置情報切替器からの信号と前記固定子間距離に基づき制御することを特徴とする。
本発明によれば、動子が固定子から隣の固定子に移動する際、可動子の推進力に損失が生じないように、電流制御手段に基づき、コイルに供給する電流を制御して、速度制御ができるという、固定子の分散配置に適した分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る分散配置リニアモータの駆動システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 図1の分散配置リニアモータの固定子および可動子の一例を模式的に示す斜視図である。 図1における固定子の配列の一例を示す平面図である。 図1に分散配置リニアモータの駆動システムにおいて、固定子間を詳細に示す模式図である。 図1のモータ制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5の磁気センサにおいて、二組のフルブリッジ構成の磁気センサを示す図(図中(A)は磁気センサの強磁性薄膜金属の形状を示す平面図、図中(B)は等価回路図)である。 図5の磁気センサから出力される正弦波状信号および余弦波状信号を示すグラフである。 図1における固定子および可動子の極の周期構造を示す模式図である。 図1のブロック図において、信号の流れを示す模式図である。 (A)から(E)は、図1における位置情報切替器の動作のパターンの一例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る分散配置リニアモータの固定子および可動子の一例を模式的に示す斜視図である。 図11における固定子の極の周期構造を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る分散配置リニアモータの駆動システムの概略構成および機能について、図に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係る分散配置リニアモータの駆動システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、図1の分散配置リニアモータの固定子と可動子とを示す斜視図である。図3は、図1の固定子の配列を示す平面図である。図4は、図1に分散配置リニアモータの駆動システムにおいて、固定子間を詳細に示す模式図である。図5は図1のモータ制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、分散配置リニアモータの駆動システムは、部品やワーク等を搬送する分散配置リニアモータ1と、分散配置リニアモータ1を制御する複数個のモータ駆動装置40、40B、40Cと、複数個のモータ駆動装置(ドライバ)40、40B、40Cを制御する上位コントローラ50と、を備えている。
分散配置リニアモータ1は、磁気的な作用により互いに相対運動する固定子10、10B、10Cおよび可動子20と、固定子10、10B、10Cに対する可動子20の相対的な位置を検出する複数個の位置検出装置30と、複数個の位置検出装置30からの信号を切り替える位置情報切替器35と、を有する。そして、分散配置リニアモータ1は、固定子10、10B、10Cが、搬送方向に所定の間隔で離れて配列されている。
上位コントローラ50と各々のモータ駆動装置40とは、制御ライン51により接続されている。モータ駆動装置40と位置情報切替器35とは、エンコーダケーブル52により接続されている。位置情報切替器35と、同じ固定子10、10B、10Cに設置された位置検出装置30とは、エンコーダケーブル52により接続されている。モータ駆動装置40と固定子10、10B、10Cとは、動力ケーブル53により接続されている。
なお、可動子20は、図示しない案内装置により、所定の軌道を案内され、また、固定子10、10B、10Cと可動子20とのギャップが維持される。
図2や図4に示すように、固定子10、10Bは、3相交流電流が供給され可動子20と磁気的に作用をするコイル11と、コイル11が巻かれた突極12と、を有する。コイル11は、U相用のコイル11a、V相用のコイル11b、および、W相用のコイル11cの3種類がある。突極12は、コイル11a、11b、11cに対応してU相用の突極12aと、V相用の突極12b、W相用の突極12cの3種類がある。これらが、コイル11に電流を流すことにより可動子20側に生じる極の一例で、このように固定子の極が、コイル11により構成される一例である。そして、これらコイル11a、11b、11cおよび突極12a、12b、12cが、U相、V相、W相の順に、固定子10、10Bと可動子20の相対運動の方向に周期的に配列された周期構造が形成される。すなわち、相対運動の方向の一例である固定子10、10Bの長手方向にコイル11および突極12はU相・V相・W相の周期構造を形成している。
なお、突極12を含む固定子10、10B、10Cの電磁石のコア部は、珪素鋼などの磁気ヒステリシス損失の少ない磁性材料からなり、図2に示したように、コア部は、固定子10、10Bの幅方向に延びて可動子20の対向する側に突出した突極12を形成し、この突極12が固定子10、10Bの長手方向に櫛歯状に並んでいる。
図3に示すように、固定子10、10B、10Cは、ある間隔(固定子間距離)を開けて、相対運動の方向の一例である固定子10、10B、10Cの長手方向に固定子10、10B、10C等の順に離れて配列されている。ここで、固定子間距離の一例として、図4に示すように、隣り合う固定子10、10Bの同じ種類の極同士の最小距離D1や隣り合う固定子10、10Bの極同士の最小距離D2が挙げられる。
次に、可動子20は、図2に示したように、部品やワーク等を載せるテーブル21と、テーブル21の下面に設置された駆動用の永久磁石22と、を有し、部品やワーク等のキャリアとして機能する。
永久磁石22は、図4に示すように、固定子10、10Bに対向する側の極がN極であるN極磁石22aと、S極であるS極磁石22bとを有する。そして、N極、S極の順に、N極磁石22aとS極磁石22bとが交互に、固定子10、10Bと可動子20の相対運動の方向に周期的に配列された周期構造が形成される。すなわち、可動子20は、相対運動の方向の一例である固定子10の長手方向にN極・S極の周期構造を有している。また、可動子の長さは、例えば、可動子20の極同士の最大距離Lmvである。
そして、固定子10の各コイル11a、11b、11cに流された3相交流の電流の向きや強さに応じて移動磁界が発生し、突極12a、12b、12cと、N極磁石22aおよびS極磁石22bとが磁気的に作用して、固定子10の長手方向に固定子10と可動子20の相対運動が生じる。すなわち、固定子10と可動子20とは、互いに磁気的に作用をし、可動子20は、固定子10の長手方向に相対運動する。
位置検出装置30(30L、30R)は、図4に示すように、磁気を検出する磁気センサ31と、磁気センサ31からの信号を、位置を特定して検出するための信号に変換する位置検出回路32と、を有する。ここで、磁気センサ31は、固定子10に設置された位置検出装置30において、可動子20に対向する側の中心部分にある。
位置検出装置30は、図1や図3等に示したように、固定子10、10B、10Cの長手方向の両端にある突極12の外側に配列され、かつ、固定子10、10B、10Cの幅方向の中央に配置されている。そして、固定子10、10B、10Cの可動子20に対向する側に磁気センサ31が面するように設置されている。位置検出装置30の設置位置は、固定子10、10B、10Cの長手方向に離れて設けられ、コイル11の影響を受けにくいところならばよい。また、図4に示したように、固定子10の位置検出装置30Rは、図中右端の突極12cの外側に、固定子10Bの位置検出装置30Lは、図中左端の突極12aの外側に、設置されている。
そして、磁気センサ31は、固定子10および可動子20の相対運動の方向に延びた永久磁石22による磁界を検出する。磁気センサ31は、固定子10および可動子20が相対運動することによる磁界の変化を検出する。特に、磁気センサ31は、磁界の方向を検出するセンサである。位置検出装置30間の距離Ds、すなわち磁気センサ間の距離Dsが、可動子20の長さLmv以下である。つまり、これが、第1の磁気センサ31と第2の磁気センサ31との距離が、可動子20における極同士の最大距離以下である一例である。
次に、位置情報切替器35は、図1や図5に示したように、複数の位置検出装置30からの入力信号が複数あると、そのうち1つを選択して、モータ駆動装置40に対して出力する。例えば、位置情報切替器35は、最新に入力した入力信号を出力する。また、位置情報切替器35は、入力信号が1つの場合は、そのまま出力し、入力信号がない場合は、出力をしない。
次に、モータ駆動装置40は、図5に示すように、センサ等の情報に基づきリニアモータの固定子10に流す電流を制御する制御器41と、制御器41に基づき電源45から電力を変換する電力変換器42と、電力変換器42が固定子10に流している電力を検出する電流センサ43と、固定子10、10B、10C間の距離の情報を入力する入力手段(図示せず)を有する。なお、モータ駆動装置40B、40Cも同様の構成である。
制御器41は、電流センサ43と、制御ライン51により上位コントローラ50と、エンコーダケーブル52により位置情報切替器35と接続されている。
そして、制御器41は、上位コントローラ50からの指令値どおりに可動子20が移動するように、PWMインバータ(PWM:Pulse Width Modulation)等の電力変換器42を制御し、最終的には固定子10、10B、10Cのコイル11に供給する電流を制御する。制御器41の制御系は、位置制御を行う位置制御ループと、速度制御を行う速度制御ループと、電流制御を行う電流制御ループ等と、から構成される。そして、制御器41は、コイル11に供給する電流を、固定子間距離に基づき制御する電流制御手段の一例として機能する。なお、制御器41は、固定子間距離に関する情報や、固定子間距離に基づく電流の位相に関する情報を、上位コントローラ50から得る。
モータ駆動装置40は、図1や図4に示したように、上位コントローラ50からの指令値により制御され、上位コントローラ50の指令値どおりの位置に達するまで、位置検出装置30からの情報に基づき、固定子10のコイル11に電流を供給する。
上位コントローラ50は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等を有し、位置指令に関する情報若しくは速度指令に関する情報を、予め設定してある作業の手順に従い、各モータ駆動装置40、40B、40Cに指令値を出力する。また、上位コントローラ50は、各モータ駆動装置40、40B、40Cを通してコイル11に供給する電流の位相を、固定子10、10B、10C間の固定子間距離、例えば、図4に示すように、隣り合う固定子10、10Bの同じ種類の極同士の最小距離D1や隣り合う固定子10、10Bの極同士の最小距離D2に基づき算出する。そして、各モータ駆動装置40、40B、40Cを制御する際、位相差の情報を付加して、各モータ駆動装置40、40B、40Cに位置指令に関する情報若しくは速度指令に関する情報を出力する。このように、上位コントローラ50は、電流制御手段の一例として、コイル11に供給する電流の位相を、固定子間距離D1、D2に基づき算出する。
なお、リニアモータ1は、可動子または固定子の一方として、N極およびS極の磁極が交互に並べられた1つの軸線方向と直交する方向の両端面にN極およびS極の磁極が着磁される複数個の永久磁石が、軸線方向に並べられる界磁マグネットを有し、可動子または固定子の他方として、界磁マグネットにすきまを介して対向する複数のコイルを有するフラットタイプリニアモータの一例である。
次に、固定子10、10Bの配列関係等を図4に基づき詳細に説明する。
図4に示すように、固定子10、10Bの突極12は、コイルピッチCpの1周期の長さで、突極12a、12b、12cの順に配列されている。固定子10、10Bの周期構造における1周期の長さの一例であるコイルピッチCpは、UVW相のうち、同じ相の突極同士の最小距離である。例えば、U相用の突極12aと次のU相用の突極12aとの距離である。なお、図4では、突極12の中心部分を基準に距離を描いている。ここで、固定子10、10Bや可動子20における距離や長さの測り方は、突極12や永久磁石22の極の種類を考慮しない周期構造における同じ位相のところを結んで測ればよい。例えば、突極12の中心の他、突極12の一方側の角を結んだ距離や長さでもよい。
隣り合う固定子10、10Bの同じ種類の極同士の最小距離D1の一例は、固定子10において、最も固定子10B側にあるU相の突極12aと、固定子10Bにおいて、最も固定子10側にあるU相の突極12aとを結んだ距離である。このように、距離D1が可動子20の長さLmv以下であると、可動子20が、固定子10と固定子10Bとに跨いだ状態が可能であり、固定子10、10Bの極のいずれかと、可動子20の極いずれかと、が常に対向している状態になる。さらに、固定子10、10Bの極の組であるUVW相の極12a、12b、12cと、可動子20の極いずれかと、が常に対向している状態になる。このように最小距離D1と長さLmvとの関係が、隣り合う固定子10、10Bの固定子間距離D1が可動子20の長さLmv以下である一例である。
また、図4に示すように、隣り合う固定子10、10Bの極同士の最小距離D2の一例は、固定子10において、最も固定子10B側にあるW相の突極12cと、固定子10Bにおいて、最も固定子10側にあるU相の突極12aとを結んだ距離である。この距離D2は、可動子20の長さLmv以下である。ここで、可動子20の長さLmvは、図4に示すように、可動子20の相対運動方向の両端にある永久磁石22同士を結んだ距離である。すなわち、可動子20の極同士の最大距離の一例である。
このように、距離D2が可動子20の長さLmv以下であると、可動子20が、固定子10と固定子10Bとに跨いだ状態が可能であり、固定子10、10Bの極のいずれかと、可動子20の極いずれかと、が常に対向している状態になる。このように最小距離D2と長さLmvとの関係が、隣り合う固定子10、10Bの固定子間距離D2が可動子20の長さLmv以下である一例である。
次に、固定子10のコイル11と、固定子10Bのコイル11と、供給する電流の位相について説明する。
図4に示すように、隣接する固定子10、10B間の距離D1と、コイルピッチCpの自然数倍の差の距離λは、
λ=D1−Cp×自然数 (λ<Cp)・・・(1)
である。このとき、固定子10のコイル11に流す電流と、固定子10Bのコイル11に流す電流との位相差ψは、
ψ=2π・λ/Cp ・・・(2)
となる。固定子10のコイル11に流す電流の波形をcos(ωt)とすると、固定子10Bのコイル11に流す電流の波形は、cos(ωt+ψ)となる。
なお、隣接する固定子10、10B間の距離D2を用いる場合、図8に示すように、距離D2に、U相の極12aとW相の極12cとの距離、すなわち、コイルピッチCpの2/3を加えればよい。距離D1と距離D2との関係式は、
D1=D2+2/3・Cp ・・・(3)
となる。
また各U相、V相、W相の電流に対して、位相差ψを設ける。また、隣接する固定子10、10B間の距離D1は、上位コントローラ50に、分散配置リニアモータの構造の設計値として、入力される。
次に、位置検出装置30を構成する磁気センサ31について図に基づき説明する。
図6は、図1の位置検出装置を構成する二組のフルブリッジ構成の磁気センサを示す図(図中(A)は磁気センサの強磁性薄膜金属の形状を示す平面図、図中(B)は等価回路図)である。
位置検出装置30の磁気センサ31は、Si若しくはガラス基板と、その上に形成されたNi,Feなどの強磁性金属を主成分とする合金の強磁性薄膜金属で構成される磁気抵抗素子を有する。磁気センサは、特定の磁界方向で抵抗値が変化するためにAMR(Anisotropic-Magnetro-Resistance)センサ(異方性磁気抵抗素子)と呼ばれる。
図6に示したように、位置検出装置30の磁気センサは、運動の方向を知るために、二組のフルブリッジ構成のエレメントを、互いに45°傾くように1つの基板上に形成されている。二組のフルブリッジ回路によって得られた出力VoutAとVoutBは、図7に示されるように、互いに90°の位相差を持つ余弦波および正弦波となる。磁石22a、22bが相対運動方向に交互に配列されているため、位置検出装置30の出力が、余弦波および正弦波となる。このように位置検出装置30は、可動子20の駆動用の永久磁石22の周期構造に基づき、相対運動によって周期的に生ずる磁界の方向の変化を、90°の位相差を持つ正弦波状信号および余弦波状信号として出力する。
磁気センサの出力信号は位置検出回路32に取り込まれ、90°位相が異なる正弦波状信号および余弦波状信号にディジタル的な内挿処理を加えて高分解能の位相角データに変換される。
そして、位置検出回路32は、この位相角データからA相エンコーダパルス信号(正弦波状信号に対応)およびB相エンコーダパルス信号(余弦波状信号に対応)を生成し、1周期に1度のZ相パルス信号を生成する。これらA相エンコーダパルス信号、B相エンコーダパルス信号およびZ相パルス信号の位置信号が、位置情報切替器35に入力される。図5に示したように、モータ駆動装置40は、これらA相エンコーダパルス信号、B相エンコーダパルス信号およびZ相パルス信号の位置信号に基づいて、電力変換器42を制御する。
次に、固定子10、10Bの間隔が、コイルピッチCpの自然数倍の場合を説明する。
図8は、固定子10、10Bおよび可動子20の極の周期構造を示す模式図である。
図8に示すように、この距離D1が、コイルピッチCpの自然数倍になるように、固定子10、10B、同士の間隔がとられ、固定子10、10Bが離れて配列されている。また、別の見方をすると、固定子10の周期構造の位相と固定子10B周期構造の位相とが互いに一致している。すなわち、固定子10のUVW相の周期構造を、図4中破線で示すように固定子10B側に仮想的に延長させて、この延長上に固定子10Bの周期構造が重なるように、固定子10が配置されている。
なお、固定子10の周期構造の位相と固定子10Bの周期構造の位相とが互いに一致していること等を言い換えると、固定子10から固定子10Bまで連続して、コイル11や突極12の周期構造を有して続いた1つの固定子において、距離D2の部分のコイル11や突極12を省いたことに相当する。但し、距離D2の両端部分のコイル11や突極12を除く。また、図8の場合、距離D1は、コイルピッチCpの2以上の自然数倍である。また、固定子10における固定子10側の端にあるV、W相の突極12b、12cがなく、U相の突極12aが最も固定子10側にある場合を想定すると、距離D1は、コイルピッチCpの1以上の自然数倍である。
このように固定子10、10Bを配置すると、すなわち、λ=0になるように、固定子10、10Bを配置すると、上位コントローラ50は、モータ駆動装置40、40Bに同相の電流が流れるように、指令値を出力する。
次に、可動子20が、固定子10から、固定子10Bを通過して、固定子10Cで停止するパターンについて図9および図10に基づき、説明する。
まず図9に示すように、上位コントローラ50が、固定子10、10B、10Cのモータ駆動装置40に指令値を出力する。このとき、上位コントローラ50は、固定子10、10B間の距離に基づき、固定子10のコイルと固定子10Bのコイルとに位相差ψがある電流を供給し、固定子10B、10C間の距離に基づき、固定子10のコイルと固定子10Bのコイルとに位相差ψがある電流を供給するための指令値を出力する。そして、固定子10の位置情報切替器35から信号が来ているので、固定子10のモータ駆動装置40が、固定子10に電流を供給する。
図10(A)に示すような状態から、図10(B)に示すような状態になると、固定子10Bの位置検出装置30Lが信号を出力し始め、この信号を位置情報切替器35がモータ駆動装置40Bに出力する。可動子20は、固定子10からの推進力と、固定子10Bから推進力とを得るが、上位コントローラ50が、固定子10、10B間の距離に基づいた位相差でモータ駆動装置40、40Bが電流を供給できるように、モータ駆動装置40、40Bを制御している。
そして、図10(C)に示すような状態になると、固定子10Bの位置検出装置30Rが信号を出力し始め、この信号に、位置情報切替器35が出力信号を切り替える。ここで、固定子10上の原点は、図10(B)に示すような状態での位置検出装置30Lでも、図10(C)に示すような状態での位置検出装置30Rでもよい。これら原点により、可動子20の位置を途中で補正してもよいが、次の固定子10C上で、最終的に位置の補正をしてもよい。
そして、図10(D)に示すような状態になると、固定子10Cの位置検出装置30Lが信号を出力し始め、この信号を位置情報切替器35がモータ駆動装置40Cに出力する。可動子20は、固定子10Bからの推進力と、固定子10Cから推進力とを得るが、上位コントローラ50が、固定子10B、10C間の距離に基づいた位相差でモータ駆動装置40B、40Cが電流を供給できるように、モータ駆動装置40B、40Cを制御している。
そして、図10(D)の状態を経由して、図10(E)に示すような目標位置に達する。
本実施形態によれば、固定子10、10B、10Cと可動子20とが互いに相対運動するリニアモータ1であって、固定子と可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極(12a、12b、12c)(22a、22b)と、複数の種類の極が種類の順に相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、固定子は、相対運動の方向に複数離れて配列され、隣り合う固定子の固定子間距離D1、D2が、可動子の長さLmv以下であり、固定子の極がコイル11により構成され、隣り合う固定子の固定子間距離D1、D2に基づき、コイルに供給する電流を制御する電流制御手段と、を備えたことにより、可動子が固定子から隣の固定子に移動する際、可動子の推進力に損失が生じないように、電流制御手段に基づき、コイルに供給する電流を制御して、速度制御ができるという、固定子の分散配置に適した分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法を提供することができる。
また、本実施形態のリニアモータ1は、固定子10、10B間の距離が固定子10の周期構造の位相と固定子10Bの周期構造の位相とが互いに一致させるように、または、距離D1が、コイルピッチCpの自然数倍にならない場合でも、固定子の極と可動子の極とが可動子の推進力に損失が生じないようにできるため、固定子10、10Bの配置の設計の自由度が増加する。
また、本実施形態のリニアモータ1は、隣り合う固定子の固定子間距離D1、D2が、可動子の長さLmv以下であり、可動子20が固定子間を跨いだ状態で、各固定子からの推進力が干渉しないようにできるため、可動子20はスムーズに移動できる。特に、固定子間距離が、隣り合う固定子の極同士の最小距離D1、D2であり、可動子20の長さが、可動子の極同士の最大距離Lmvである場合、固定子10、10Bの極のいずれかと、可動子20の極いずれかと、が常に対向している状態になる。
また、上位コントローラ50が、電流制御手段として、コイル11に供給する電流の位相を、固定子間距離D1、D2に基づき算出する場合、可動子20の推進力に損失が生じないように、コイル11に供給する電流を制御して、速度制御ができる。
また、可動子20の極が、駆動用の永久磁石22により構成され、コイル11側の固定子10に設けられ、かつ、駆動用の永久磁石22を検出して位置を算出するための位置検出装置30を更に備えた場合、位置検出装置30により、コイル11に流す電流の位相を変える場合のタイミングを計ることができる。
さらに、可動子20に配列された永久磁石22を、位置検出装置30が検出し、2つの位置検出装置30が、相対運動方向に可動子20の長さ以下に配置されていると、各固定子10、10B、10C等における基準位置を定めることができ、しかも、いずれかの位置検出装置30が可動子20を常に検出できる。したがって、固定子10、10B、10C等ごとに、原点用のマークと原点検出用のセンサとが不要となり、より簡易な構成により正確に位置制御ができる。このように原点用のマークと原点検出用のセンサの分の部品の数が減り、また、これらを設置する手間が省ける。さらに、可動子20の状況に応じて原点を定めることができ、指令値に対して誤差があった場合に補正するので精度の高い搬送システムを実現することができる。
また、固定子10、10B、10Cごとにモータ駆動装置40、40B、40Cを配置し、固定子10、10B、10Cを各々独立に動かすことができるので、動きの自由度の高い搬送システムを形成させることができる。様々な移動パターンを実現でき、作業の手順に合わせ、可動子20を柔軟に制御できる。
また、可動子20が有する極の周期構造に基づき、相対運動によって周期的変化し生ずる磁界の方向を、90°の位相差を持つ正弦波状信号および余弦波状信号として出力し、これら正弦波状信号および余弦波状信号に基づいて、可動子20の位置を検出することにより、各固定子10、10B、10Cや可動子20に設置するリニアスケールが不要になり、固定子10、10B、10Cが分散配置されたリニアモータをより簡易な構成にすることができる。また、位置制御を正確に行うためにリニアスケールを精度よく設置する必要があったが、リニアスケールを設置する手間が省くことができる。
さらに、固定子10側に位置検出装置30が設置され、可動子20にはエンコーダケーブル52を設ける必要がなく、エンコーダケーブル52を引き回したり、エンコーダケーブル52同士が絡まったりすることがないため、可動子20が複数ある搬送システムでは、特に有効である。また、可動子20に駆動用の永久磁石22が設置され、可動子20が動力ケーブルを有する必要がないため、完全にケーブルレスの可動子20にすることでき、可動子20が複数ある搬送システムでは特に有効である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る分散配置リニアモータの駆動システムについて説明する。まず、第2実施形態に係る分散配置リニアモータの駆動システムの概略構成について、図を用いて説明する。なお、前記第1実施形態と同一または対応する部分には、同一の符号を用いて異なる構成および作用のみを説明する。その他の実施形態および変形例も同様とする。
図11は、本発明の第2実施形態に係る分散配置リニアモータの固定子および可動子の一例を模式的に示す斜視図である。図12は、図11における固定子の極の周期構造を示す模式図である。
図11に示すように、第1実施形態のリニアモータと異なり、固定子に駆動用の永久磁石が配列され、可動子に3相用のコイルや位置検出装置等が設けられている。
分散配置リニアモータの駆動システムは、図12に示すように、部品やワーク等を搬送する分散配置リニアモータ2と、分散配置リニアモータ2を制御する複数個のモータ駆動装置40、40Bと、複数個のモータ駆動装置40、40Bを制御する上位コントローラ50と、を備えている。
分散配置リニアモータ2は、磁気的な作用により互いに相対運動する複数の固定子60、60Bおよび可動子70等を有する。分散配置リニアモータ2において、複数の固定子60、60Bが、搬送方向に所定の間隔で離れて配列されている。
第1実施形態とは異なり、図12に示すように、可動子70のコイル71L、71Rは、モータ駆動装置40の制御を受けるコイル71Lと、モータ駆動装置40Bの制御を受けるコイル71Rとに2分割される。すなわち、固定子60と対向するコイル71Lの部分を含む領域と、固定子60Bと対向するコイル71Rの部分を含む領域とに、コイル71L、71Rが、UVW相を組として2分割される。
また、第1実施形態とは異なり、可動子70が位置検出装置30(30L、30R)を有している。そして、可動子70とモータ駆動装置40、40Bとが、動力ケーブルにより接続されている。可動子70の位置検出装置30L、30Rと位置情報切替器(図示せず)とが、位置情報切替器とモータ駆動装置40、40Bとが、エンコーダケーブルにより接続されている。各々のモータ駆動装置40、40Bと上位コントローラ50とが、制御ラインにより接続されている。
さらに、磁気センサを有する位置検出装置30L、30Rは、図11や図12に示すように、可動子70の長手方向の両端にある突極72の外側に配列されている。そして、可動子70の固定子60に対向する側に位置検出装置30L、30Rの磁気センサが面するように設置されている。位置検出装置30L、30Rの設置位置は、可動子70の長手方向に離れて設けられ、コイル71L、71Rの影響を受けにくいところならばよい。
次に、固定子60、60Bや可動子70について詳細に説明する。
まず、図11に示したように、固定子60、60Bは、ベース61と、ベース61の上面に設置された永久磁石62と、を各々有する。永久磁石62は、図11や図12に示すように、可動子70に対向する側の極がN極であるN極磁石62aと、S極であるS極磁石62bとを有し、可動子70に磁気的に作用をする。これらN極、S極が、永久磁石62により可動子70側に生じる極の一例である。そして、N極、S極の順に、N極磁石62aとS極磁石62bとが交互に、固定子60、60Bと可動子70の相対運動の方向に周期的に配列された周期構造が形成される。すなわち、固定子60、60Bは、相対運動の方向の一例である固定子60の長手方向にN極・S極の周期構造を各々有している。
次に、図11や図12に示すように、可動子70は、3相交流電流が供給されるコイル71L、70Rと、コイル71L、70Rが巻かれた突極72と、を有する。コイル71L、70Rは、U相用のコイル71a、V相用のコイル71b、および、W相用のコイル71cの3種類がある。突極72は、コイル71a、71b、71cに対応してU相用の突極72aと、V相用の突極72b、W相用の突極72cの3種類がある。これらコイル71a、71b、71cおよび突極72a、72b、72cが、U相、V相、W相の順に、固定子60A1、60A2と可動子70Aの相対運動の方向に周期的に配列された周期構造が形成される。
また、図12に示すように、コイル71L、70Rは、モータ駆動装置40から電流が供給される位置検出装置30L(図中左)側のコイル71a、71b、71cと、モータ駆動装置40Bから電流が供給される位置検出装置30R(図中右)側のコイル71a、71b、71cと、に2分割される。
可動子70の各コイル71a、71b、71cに流された3相交流の電流の向きや強さに応じて移動磁界が発生し、各コイル71a、71b、71cに対応した突極72と、N極磁石62aおよびS極磁石62bとが磁気的に作用して、固定子60、60Bの長手方向に固定子60、60Bと可動子70の相対運動が生じる。すなわち、固定子60、60Bと可動子70とは、互いに磁気的に作用をし、可動子70は、固定子60、60Bの長手方向に相対運動する。
例えば、可動子70が、固定子60上を相対運動して移動している間は、モータ駆動装置40、40Bは同相の電流を供給する。次に、図12に示すように、可動子70の進行方向の前方にある位置検出装置30Rが、固定子60Bを検出し、位置検出装置30Rからの情報に基づき、上位コントローラ50が、モータ駆動装置40、40Bに流す電流の位相を変える。上位コントローラ50は、モータ駆動装置40、40Bにおけるコイル71L、70Rに供給する電流の位相差を、固定子60、60B間の距離、すなわち、図12に示すように、隣り合う固定子60、60Bの固定子間距離D1、D2に基づき算出する。そして、上位コントローラ50は、各モータ駆動装置40、40Bを制御する際、位相差の情報を付加して、各モータ駆動装置40、40Bに位置指令に関する情報若しくは速度指令に関する情報を出力する。このように、上位コントローラ50は、電流制御手段の一例として、コイル71L、70Rに供給する電流の位相を、固定子間距離D1、D2に基づき算出するする。また、モータ駆動装置40、40Bは、上位コントローラ50から位相差の情報を得て、コイル71L、70Rに供給する電流を、固定子間距離D1、D2に基づき制御する電流制御手段の一例として機能する。
次に、固定子60、60Bの配列関係等を図12に基づき詳細に説明する。
図12に示すように、固定子60の永久磁石62は、マグネットピッチMpの1周期の長さで、N極磁石62a、S極磁石62bの順に交互に配列されている。固定子60の周期構造における1周期の長さの一例であるマグネットピッチMpは、N極磁石62a、S極磁石62bのうち、同極同士の最小距離である。例えば、N極磁石62aと次のN極磁石62aとの距離である。
隣り合う固定子60、60Bの同じ種類の極同士の最小距離D1の一例は、固定子60において、最も固定子60側にあるN極磁石62aと、固定子60Bにおいて、最も固定子60B側にあるN極磁石62aとを結んだ距離である。このように、距離D1が、可動子70の長さLmv以下であると、可動子70が、固定子60と固定子60Bとに跨いだ状態が可能であり、固定子60、60Bの極のいずれかと、可動子70の極いずれかと、が常に対向している状態になる。このように最小距離D1と長さLmvとの関係が、隣り合う固定子60、60Bの固定子間距離D2が可動子20の長さLmv以下である一例である。
また、図12に示すように、隣り合う固定子60、60Bの極同士の最小距離D2の一例は、固定子60において、最も固定子60側にあるS極磁石62bと、固定子60Bにおいて、最も固定子60側にあるN極磁石62aとを結んだ距離である。この距離D2は、可動子70の長さLmv以下である。ここで、可動子70の長さLmvは、図12に示すように、可動子70の相対運動方向の両端にあるそれぞれの突極72同士を結んだ距離である。すなわち、可動子70の極同士の最大距離の一例である。
このように、距離D2が、可動子70の長さLmv以下であると、可動子70が、固定子60と固定子60Bとに跨いだ状態が可能であり、固定子60、60Bの極のいずれかと、可動子70の極いずれかと、が常に対向している状態になる。このように最小距離D2と長さLmvとの関係が、隣り合う固定子60、60Bの固定子間距離D2が可動子20の長さLmv以下である一例である。
ここで、2つの領域に分割された可動子70のコイル71L、70Rに流す電流の位相差ψは、
λ=D1−Mp×自然数 (λ<Mp)・・・(4)
である。このとき、図12において、位置検出装置30L側のUVW相のコイル71Lに流す電流と、位置検出装置30R側のUVW相のコイル71Rに流す電流との位相差ψは、
ψ=2π・λ/Mp ・・・(5)
となる。
なお、隣接する固定子60、60B間の距離D2を用いる場合、図12に示すように、距離D2に、N極磁石62aとS極磁石62bとの距離、すなわち、マグネットピッチMpの1/2を加えればよい。距離D1と距離D2との関係式は、
D1=D2+1/2・Mp ・・・(6)
となる。
また、距離D1が、マグネットピッチMpの自然数倍になるように、固定子60、60B同士の間隔がとられ、固定子60、60Bが離れて配列されている場合、また、別の見方をすると、固定子60の周期構造の位相と固定子60Bの周期構造の位相とが互いに一致している場合には、モータ駆動装置40、40Bは、可動子70が、固定子60、60Bを跨ぐ場合でも、同相の電流を供給すればよい。
本実施形態によれば、固定子60、60Bと可動子70とが互いに相対運動するリニアモータ2であって、固定子と可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極(62a、62b)(72a、72b、72c)と、複数の種類の極が種類の順に相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、固定子は、相対運動の方向に複数離れて配列され、隣り合う固定子の固定子間距離D1、D2が、可動子の長さLmv以下であり、可動子の極がコイル71L、70Rにより構成され、隣り合う固定子の固定子間距離D1、D2に基づき、コイルに供給する電流を制御する電流制御手段と、を備えたことにより、可動子が固定子から隣の固定子に移動する際、可動子の推進力に損失が生じないように、電流制御手段に基づき、コイルに供給する電流の位相を制御して、速度制御ができるという、固定子の分散配置に適した分散配置リニアモータおよび分散配置リニアモータの制御方法を提供することができる。
また、固定子60、60Bの極が、駆動用の永久磁石62により構成され、コイル71L、70R側の可動子70に設けられ、かつ、駆動用の永久磁石62を検出して位置を算出するための位置検出装置30L、30Rを更に備えた場合、可動子70が、固定子60上にあるときは、モータ駆動装置40、40Bは同相の電流を流すが、可動子70が、固定子60、60Bに跨ったときは、例えば、可動子70の進行方向の前方にある位置検出装置30Rが、固定子60、60Bに跨ったことを検出して、モータ駆動装置40、40Bから供給される電流の位相を変えるタイミングを計ることができる。
なお、第1および第2実施形態において、固定子間の距離を測定するのではなく、位置検出装置30の情報に基づき、固定子間距離D1、D2を算出する固定子間距離算出手段を更に備えてもよい。例えば、位置検出装置30からの情報に基づき、上位コントローラ50が、可動子20、70の速度と、可動子20、70の進行方向先頭部が、固定子間を通過する通過時間を算出して、可動子20、70の速度と、通過時間とから、固定子間の距離を算出する。
また、上位コントローラ50の代わりに、モータ駆動装置40、40B、40Cが、位相を算出したり固定子間距離を算出したりしてもよい。この場合、モータ駆動装置40、40B、40CがCPU等を有し、固定子間の距離を算出したり、固定子間の距離により、コイルに供給する電流の位相を算出したりする。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1、2:分散配置リニアモータ、 10、10B、10C、60、60B:固定子、 11、71L、70R:コイル、 20、70:可動子、 22、62:永久磁石、 30、30L、30R:位置検出装置、 40、40B、40C:モータ制御装置、 50:上位コントローラ

Claims (6)

  1. 固定子と可動子とが互いに相対運動するリニアモータであって、
    前記固定子と前記可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極と、前記複数の種類の極が前記種類の順に前記相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、
    前記固定子は、前記相対運動の方向に複数離れて配列され、
    隣り合う前記固定子の固定子間距離が、前記可動子の長さ以下であり、
    前記固定子の極または前記可動子の極が、コイルにより構成され、
    前記コイルに供給する電流を、前記固定子間距離に基づき制御する電流制御手段と、
    前記固定子の極および前記可動子の極のいずれか一方が、駆動用の永久磁石により構成され、
    前記コイル側の前記固定子または前記可動子に設けられ、かつ、前記駆動用の永久磁石を検出して位置を算出するための複数の位置検出装置と、
    前記複数の位置検出装置からの信号を切り替え、前記電流制御手段に出力する位置情報切替器と、
    を備え
    前記電流制御手段が、前記コイルに供給する電流を、前記位置情報切替器からの信号と前記固定子間距離とに基づき制御することを特徴とする分散配置リニアモータ。
  2. 請求項1に記載の分散配置リニアモータにおいて、
    前記位置検出装置が、前記相対運動の方向において前記コイル側の前記固定子または前記可動子の極の外側に配置されることを特徴とする分散配置リニアモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の分散配置リニアモータにおいて、
    前記位置情報切替器が、前記複数の位置検出装置からの信号のうち、最新に入力した信号を、前記電流制御手段に出力することを特徴とする分散配置リニアモータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散配置リニアモータにおいて、
    前記位置検出装置の情報に基づき、前記固定子間距離を算出する固定子間距離算出手段を更に備え、
    前記電流制御手段が、前記コイルに供給する電流の位相を、前記固定子間距離に基づき算出することを特徴とする分散配置リニアモータ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分散配置リニアモータにおいて、
    前記固定子間距離が、隣り合う前記固定子の極同士の最小距離であり、
    前記可動子の長さが、前記可動子の極同士の最大距離であることを特徴とする分散配置リニアモータ。
  6. 固定子と可動子とが互いに相対運動するリニアモータにおいて、
    前記固定子と前記可動子とは、互いに磁気的に作用をする複数の種類の極と、前記複数の種類の極が前記種類の順に前記相対運動の方向に周期的に配列された周期構造とを各々有し、
    前記固定子は、前記相対運動の方向に複数離れて配列され、
    隣り合う前記固定子の固定子間距離が、前記可動子の長さ以下であり、
    前記固定子の極または前記可動子の極が、コイルにより構成され
    前記固定子の極および前記可動子の極のいずれか一方が、駆動用の永久磁石により構成され、
    前記コイル側の前記固定子または前記可動子に設けられ、かつ、前記駆動用の永久磁石を検出して位置を算出するための複数の位置検出装置と、
    前記複数の位置検出装置からの信号を切り替えて出力する位置情報切替器と、
    を備えた分散配置リニアモータであって、
    前記コイルに供給する電流を、前記位置情報切替器からの信号と前記固定子間距離に基づき制御することを特徴とする分散配置リニアモータの制御方法。
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