JP5486250B2 - 衝撃吸収具及び車両用バンパ装置 - Google Patents

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本発明は、衝撃吸収具及び車両用バンパ装置に関するものである。
従来、衝撃吸収具としては、加えられた荷重を軸方向に折り返すような塑性変形(いわゆるターニング変形)で吸収して衝撃エネルギーを吸収するものが提案されている(例えば特許文献1など)。
特開2003−312400号公報
ところで、こうした衝撃吸収具では、加えられた荷重によってターニング変形する際、先端部が簡易に変形することがある。図9(a)〜(c)は、ターニング変形時の衝撃吸収具の先端部における変形態様を示す模式図である。図9(a)に示す衝撃吸収具90の初期状態において、軸方向に荷重Fが加わると、図9(b)に示すように衝撃吸収具90の先端面をなす底部91が陥没し、あるいは図9(c)に示すように衝撃吸収具90の底部91との境界部92が座屈することがある。そして、ターニング変形時にこれらの変形を伴う場合には、図10に破線にて示すように、荷重(衝撃エネルギー)を吸収する際の立ち上がりが遅れる可能性がある。この場合、荷重吸収の立ち上がりの遅れ分だけ衝撃エネルギーの吸収が非効率になってしまう。
本発明の目的は、ターニング変形時の荷重吸収の立ち上がりを迅速化して、衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができる衝撃吸収具及び車両用バンパ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の幅方向に延びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対の衝撃吸収具であって、円筒状の筒部と、該筒部の先端側の開口を閉塞する底部と、前記筒部の基端側に接続された環状湾曲部とを備え、軸方向に加えられた荷重を前記環状湾曲部を起点に折り返す態様の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する深絞り成形された衝撃吸収具において、前記筒部の軸方向に沿って設けられ、該筒部の先端部及び該先端部に繋がる前記底部の外周部を径方向内側に突出させる突部を備え、前記突部は、前記筒部の車両上下方向両側及び車両幅方向両側に配設され、前記突部は、軸方向に前記底部に向かうに従い径方向内側への突出長が増加するように傾斜されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記突部により、前記筒部の先端部及び該先端部に繋がる前記底部の外周部を径方向内側に突出させたことで、前記底部の面剛性を増加することができる。これにより、軸方向に荷重が加わった際の前記底部の軸方向への陥没や、該底部及び前記筒部の境界部の座屈を抑制することができる。そして、ターニング変形により荷重(衝撃エネルギー)を吸収する際の立ち上がりを迅速化することができ、より効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。
深絞り成形された衝撃吸収具では、閉塞側である先端側が相対的に肉薄に成形される傾向にあり、その強度も徐々に低減されることが確認されている。同構成によれば、前記突部は、軸方向に前記底部に向かうに従い径方向内側への突出長が増加するように傾斜されていることで、前記筒部の強度を先端側に向かって徐々に増加することができる。従って、深絞り成形に伴い先端側に向かって徐々に薄肉に成形される前記筒部の強度を、前記突部に設定された傾斜によって補完することができ、ターニング変形による荷重(衝撃エネルギー)の吸収をより安定して行うことができる。
請求項に記載の発明は、車両の幅方向に延びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対のクラッシュボックスを備えた車両用バンパ装置において、前記クラッシュボックスとして、請求項1に記載の衝撃吸収具を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、ターニング変形時の荷重吸収の立ち上がりを迅速化して、衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができるクラッシュボックスを備えた車両用バンパ装置を提供することができる。
本発明では、ターニング変形時の荷重吸収の立ち上がりを迅速化して、衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができる衝撃吸収具及び車両用バンパ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す断面図。 (a)(b)は、同実施形態を示す斜視図及び平面図であり、(c)(d)は、(b)(c)のA−A線及びB−B線に沿った断面図。 深絞り成形されたクラッシュボックスを軸方向に複数領域に分けてなる測定位置を示す断面図。 図3における測定位置と板厚との関係を示すグラフ。 図3における測定位置と硬度との関係を示すグラフ。 縦割れの有無による変形量と荷重との関係を示すグラフ。 粒界を示す説明図。 本発明の変形形態を示す斜視図。 (a)〜(c)は、従来の衝撃吸収具の先端部における変形態様を示す模式図。 変形量と荷重との関係を示すグラフ。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、自動車などの車両のフロント部分に適用される本実施形態に係る車両用バンパ装置を示す断面図である。なお、この車両用バンパ装置は、車両幅方向で対称(左右対称)であるため、その一側(車両前方に向かって左側半分)の構造を割愛して描画している。
同図に示されるように、車両幅方向両側には、例えば金属板からなり、断面略四角形の中空構造を有して車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ11が配設されている。これらサイドメンバ11は、ボデーの一部を構成する。
そして、車両用バンパ装置は、サイドメンバ11の前端に取着され、SPC270材又はSCGA270材からなる板厚1.2mmの鋼板にて深絞り成形された衝撃吸収具としてのクラッシュボックス12を備える。このクラッシュボックス12は、車両前後方向に延びる円筒状の筒部21と、該筒部21の先端側(前側)の開口を閉塞する底部22と、筒部21の基端側(後側)に接続された環状湾曲部23と、該環状湾曲部23から軸方向に対し直交する面上に広がる略四角枠状の取付部24とを一体的に有しており、該取付部24においてサイドメンバ11の前端に、例えばボルト−ナット締結にて固定される。なお、環状湾曲部23は、筒部21の外周側で、取付部24よりも後側に凹んでサイドメンバ11内に収まる環状の溝形状を呈している。
また、車両用バンパ装置は、例えば金属板からなり、車両幅方向に延在するとともに外車両幅方向両端部において前記クラッシュボックス12の前端部にそれぞれ取着されるバンパリインホース13を備える。このバンパリインホース13は、クラッシュボックス12の底部22に、例えばボルト−ナット締結にて固定される。
ここで、図2(a)〜(d)に併せ示すように、各クラッシュボックス12は、筒部21の軸方向に沿って設けられ、該筒部21の先端部及び該先端部に繋がる底部22の外周部を径方向内側に突出させる複数(本実施形態では4つ)の突部25を備える。これら突部25は、周方向に等角度(本実施形態では90°)間隔で配設されている。これら突部25により、底部22の面剛性が増加されて、クラッシュボックス12がターニング変形する際の先端部の簡易な変形(図9(b)(c)参照)が抑制されるようになっている。なお、各突部25は、径方向内側に湾出する断面略円弧状に成形されている。また、各突部25は、軸方向に底部22に向かうに従い径方向内側への突出長が増加するように傾斜されており、基端側(後側)に向かって徐々に尖鋭となる略円錐形状を呈している。これは、クラッシュボックス12を深絞り成形する際に、閉塞側である先端側(底部22側)が相対的に肉薄に成形される傾向にあり、且つ、その硬度も徐々に低減される傾向にあることに対応して、その強度の低減分を補完するためである。
詳述すると、図3は、深絞り成形のクラッシュボックスを軸方向に分割した複数の測定位置を示しており、図4及び図5は、各測定位置と板厚及び硬度との関係をそれぞれ示すグラフである。図4及び図5に示すように、深絞り成形のクラッシュボックスでは、先端部(主に測定位置P2〜P4)の方が、基端部に比べて板厚が薄く、硬度が低くなる傾向にあることがわかる。これにより、クラッシュボックスの強度も先端側に向かって徐々に低減されることになる。本実施形態では、各突部25に前述の傾斜を設定することで、クラッシュボックス12の強度を先端側に向かって徐々に増加する。これにより、クラッシュボックス12の強度が軸方向でより均等化される。
次に本実施形態の動作について説明する。図1に示すように、車両の衝突等により前方から衝撃が加えられると、この衝撃は、バンパリインホース13及び両クラッシュボックス12を介してサイドメンバ11(ボデー)に伝達される。このとき、バンパリインホース13とともに両クラッシュボックス12が塑性変形することで、ボデー及び乗員へと伝達される衝撃を緩衝する。
この際、クラッシュボックス12は、加えられた荷重F(軸圧縮荷重)に対し前記環状湾曲部23を起点に筒部21をサイドメンバ11内に折り返すような塑性変形(ターニング変形)によって衝撃エネルギーを吸収する。つまり、環状湾曲部23は、ターニング変形の起点となる応力集中部として機能する。このとき、クラッシュボックス12は、突部25により面剛性が増加されていることで、底部22の軸方向への陥没や、該底部22及び筒部21の境界部の座屈を抑制して、応力集中部として機能する環状湾曲部23に荷重Fを集中させることができる。以上により、図10に実線にて示すように、クラッシュボックス12がターニング変形により荷重(衝撃エネルギー)を吸収する際の立ち上がりを迅速化することができ、ひいては衝撃エネルギーの吸収をより効率的に行うことができる。
(1)本実施形態では、突部25により、筒部21の先端部及び該先端部に繋がる底部22の外周部を径方向内側に突出させたことで、底部22の面剛性を増加することができる。これにより、軸方向に荷重Fが加わった際の底部22の軸方向への陥没や、該底部22及び筒部21の境界部の座屈を抑制することができる。そして、ターニング変形により荷重F(衝撃エネルギー)を吸収する際の立ち上がりを迅速化することができ、より効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。
特に、深絞り成形されたクラッシュボックス12では、閉塞側である先端側が相対的に肉薄に成形される傾向にあり、その強度(硬さ)も徐々に低減されることが確認されているが、突部25によって筒部21の先端部の強度を増加することができる。
(2)本実施形態では、突部25は、軸方向に底部22に向かうに従い径方向内側への突出長が増加するように傾斜されていることで、筒部21の強度を先端側に向かって徐々に増加することができる。従って、深絞り成形に伴い先端側に向かって徐々に薄肉に成形される筒部21の強度を、突部25に設定された傾斜によって補完することができ、ターニング変形による荷重F(衝撃エネルギー)の吸収をより安定して行うことができる。
(3)本実施形態では、ターニング変形時の荷重吸収の立ち上がりを迅速化して、衝撃エネルギーをより効率的に吸収することができるクラッシュボックス12を備えた車両用バンパ装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、クラッシュボックス12の素材である鋼板(SPC270材又はSCGA270材の鋼板)の材料特性を改善するために、ホウ素を添加したことが前記第1の実施形態と異なる構成である。
すなわち、SPC270材又はSCGA270材の鋼板にて成形された深絞り成形のクラッシュボックス12では、ターニング変形時に筒部21の折返しの外周側に縦割れが生じることがある。そして、このような縦割れが生じた場合には、衝撃エネルギーの吸収が非効率になることが確認されている。
図6は、ターニング変形時の縦割れの有無による変形量と荷重との関係を示すグラフである。同図に示されるように、ターニング変形時に縦割れが生じた場合(破線にて図示)には、縦割れが生じなかった場合(実線にて図示)に比べて荷重吸収の立ち上がりが遅く、且つ、塑性変形の変形量が大きくなるに従って吸収する荷重が小さくなる(不安定になる)ことが確認される。つまり、縦割れがある場合に縦割れがない場合と同じ衝撃吸収量を確保するためには、より多くの変形量が必要とされることになる。
このような縦割れは、図7に示すように、鋼板内部で生じる粒界の破壊が原因であることが知られている。すなわち、深絞り用の素材であるSPC270材又はSCGA270材の鋼板(極低炭素IF鋼板)にて成形されたクラッシュボックス12では、固溶炭素がないことから粒界強度が低く、ターニング変形時の縦割れの原因になり得ることが確認されている。
そこで、本実施形態では、粒界強度を増加すべく、板厚1.2mmのSPC270材又はSCGA270材にホウ素を添加してなる鋼板にてクラッシュボックス12を成形している。具体的には、ホウ素添加量として、3〜8[ppm]の範囲が設定されている。この添加量の範囲は、鋼板の板厚を1.2mmに設定したとして、深絞り成形し得る硬さの範囲で粒界強度を増加するように設定されている。
ホウ素が未添加(添加量が0[ppm])では、前記したように縦割れが生じて性能の要求を満足しないことが確認されている。一方、ホウ素添加量が10[ppm]では、鋼板が硬くなり過ぎて深絞り成形が困難となり、製作技術の要求を満足しないことが確認されている。以上のことから、性能及び制作技術の要求を共に満足するホウ素添加量は3〜8[ppm]である。よって、本実施形態では、ホウ素添加量として3〜8[ppm]が設定されている。これにより、ターニング変形時の縦割れを抑制することができるクラッシュボックス12を深絞り成形によって容易に製造することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果に加えて、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、クラッシュボックス12は、SPC270材又はSCGA270材にホウ素を添加してなる鋼板にて成形されていることで、クラッシュボックス12の粒界強度を増加することができる。これにより、ターニング変形時に生じる縦割れを抑制することができ、より効率的に衝撃エネルギーの吸収を行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図8に示す車両用バンパ装置に本発明を適用してもよい。すなわち、この車両用バンパ装置において、前記各サイドメンバ11の前端には、該サイドメンバ11の開口部を閉塞する態様で、例えば金属板からなるラジエータサポートサイド82が溶接にて固着されている。そして、各ラジエータサポートサイド82の前面には、例えば金属板からなり、断面略四角形の中空構造を有して車両の前後方向に延びる第1クラッシュボックス83が取着されている。この第1クラッシュボックス83は、前後方向の中心線がサイドメンバ11の前後方向の中心線と一致するように配置されており、その後端に溶接にて固着されたブラケット84において、ラジエータサポートサイド82に取着されている。一対の第1クラッシュボックス83は、加えられた荷重を軸方向の塑性変形(蛇腹変形)で吸収して衝撃エネルギーを吸収する。そして、各第1クラッシュボックス83の前端には、車両の幅方向に延びる第1バンパリインホース85が取着されている。
一方、各ラジエータサポートサイド82は、前記ブラケット84の下側に、前後方向に貫通する円形の貫通孔(図示略)を有する。そして、各ラジエータサポートサイド82の前面には、前記クラッシュボックス12が前記貫通孔の中心線に沿って配置・取着されている。このクラッシュボックス12は、平面視おいて前後方向の中心線が前記第1クラッシュボックス83(及びサイドメンバ11)の前後方向の中心線と一致するように配置されている。この場合、クラッシュボックス12は、前記実施形態に準じて(図1参照)、前記環状湾曲部23が前記貫通孔内に収まる態様で、前記取付部24においてラジエータサポートサイド82の前面に、例えばボルト−ナット締結にて固定される。そして、各クラッシュボックス12の前端には、車両の幅方向に延びるバンパリインホース88が取着されている。つまり、この車両用バンパ装置では、クラッシュボックス12は、ラジエータサポートサイド82を介してバンパリインホース88とサイドメンバ11との間に介在されている。
・前記実施形態において、突部25の個数は3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、これら突部25を必ずしも等角度間隔で配置する必要もなく、例えば想定する荷重の特性に合わせて偏在するように配置してもよい。
・前記実施形態において、基端側(後側)に向かって徐々に尖鋭となる略多角錐形状を呈する突部であってもよい。あるいは、軸方向略全長に亘って径方向内側への突出長が一定な略円柱形状又は略多角柱形状を呈する突部であってもよい。
・前記実施形態において、環状湾曲部23又は筒部21の円筒形状は、若干の扁平を有する円筒形状(楕円筒形状、扁平円筒形状)を含む概念である。
・本発明に係る衝撃吸収具を、例えばサイドメンバ11などその他の衝撃吸収用のフレームに適用してもよい。
・本発明は、車両のリヤ部分に適用してもよい。
12…クラッシュボックス(衝撃吸収具)、21…筒部、22…底部、23…環状湾曲部、25…突部。

Claims (2)

  1. 車両の幅方向に延びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対の衝撃吸収具であって、
    円筒状の筒部と、該筒部の先端側の開口を閉塞する底部と、前記筒部の基端側に接続された環状湾曲部とを備え、軸方向に加えられた荷重を前記環状湾曲部を起点に折り返す態様の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する深絞り成形された衝撃吸収具において、
    前記筒部の軸方向に沿って設けられ、該筒部の先端部及び該先端部に繋がる前記底部の外周部を径方向内側に突出させる突部を備え
    前記突部は、前記筒部の車両上下方向両側及び車両幅方向両側に配設され、
    前記突部は、軸方向に前記底部に向かうに従い径方向内側への突出長が増加するように傾斜されていることを特徴とする衝撃吸収具。
  2. 車両の幅方向に延びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対のクラッシュボックスを備えた車両用バンパ装置において、
    前記クラッシュボックスとして、請求項1に記載の衝撃吸収具を備えたことを特徴とする車両用バンパ装置。
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