JP5485992B2 - 身体から内臓物を採り出すツールとその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、身体内から内臓物を採り出すツールとその方法に関し、特に、身体の内部に通じる開口の寸法よりも大きい横寸法を有する二次元(或いは三次元)形状の内臓物を採り出すツールとその方法に関する。一実施例によれば、本発明は、椎間板から内臓物を取り出す(椎間板切除)ツールと方法に関する。
様々な技術が、低浸襲性の椎間板切除を実行するために、公知である。最も一般的な従来の切開し操作するツールは、内視鏡の制御の基で使用し、椎間板を切り開き、内臓物を作業用開口を介して、取り出している。この方法は、手間がかかり、特に切開のサイズが制限されている場合にはそうであり、硬膜嚢(dural sac)と神経根(nerve root)に損傷を与えるリスクがある。
特許文献1で提案する組織除去装置は、細長い中空素子を形状記憶材料で形成し、その形状記憶材料にバイアスを加え細長い中空素子が所定のコイル形状を採るようにしている。この装置は、横方向に切断用開口を有し、その開口内に取り除く組織(内臓物)を吸引している。しかし、この装置は、所定のパスを規定するほど剛性は高くなく、切開の間、椎間板の核形成体内の組織を切り取ったり破壊したりすることがある。
米国特許公開第2007/0149990号明細書 WO2006/072941号 WO2008/084479号
特許文献1では、中空素子のパスの予測が不可能な為に、身体に穴を開けたり損傷を与えるリスクがある。更に吸引ベースのアプローチは、孔がその長さ方向に渡って離間して形成された長く細い装置に沿って内臓物を効率的に採り出すには、実用的ではない。更に特許文献1のツールは、除去すべき内臓物の量を直接制御できない。
特許文献2は、細長部材が真っ直ぐな形状で身体内に導入され、その後この身体内で湾曲形状あるいはコイル形状を採るような装置を開示する。本明細書で使用される用語は、特許文献2に開示した用語と同じ意味である。
特許文献2の一実施例は、先端に開口を有する中空要素として実現しており、身体内の内臓物の採り出しに対し、限られた機能しか有さない。この装置は、体内から開口の横方向の寸法を超える二次元(或いは三次元)形状の内臓物を除去できる機能は限られている。
本発明の背景技術として関連するものは、特許文献2の図11−12Cの平面上のスパイラル形状と、図10,13,14の三次元形状がある。本明細書で使用されるスパイラル(螺旋)は、通常の意味で使用し、内向きの螺旋あるいは外向きの螺旋等のあらゆる形状に適用され、正確な螺旋に限定されるものではない。本明細書に記載するように、湾曲半径が階段状に増加するような螺旋(ヘリカル)形状も、製造の容易さの観点から好ましい。セグメントのサイズあるいはセグメント間のスペースを変えて、完全な螺旋への類似体あるいは内径が変化すれるプロファイルへの類似体を構成することもできる。
本発明の目的は、身体内に開口を介して挿入し、身体内から内臓物を除去する(採り出す)装置を提供することである。装置の部品の身体内への挿入は、所定のパスに沿って行われ、身体内の目標領域から内臓物を制御しながら内臓物を取り除く装置を提供することである。
本発明は、身体から内臓物を開口を介して採り出すツールとその方法である。
上記の課題を解決するために、開口を介して人体内に挿入され人体から内臓物を除去する装置において、本発明の装置は、細長部材(10)を有する。前記細長部材(10)は、複数の中空のセグメント(12)を順番に相互接続して形成され、前記隣接するセグメント(12)間にヒンジ(14)を形成する。
前記セグメント(12)とヒンジ(14)は、
(a)前記細長部材(10)は、前記人体内に第1寸法の開口を介して順番にセグメント(12)が挿入されるような挿入構造を採り、
(b)前記人体内に挿入される前記細長部材(10)の一部は、順次内臓物を除去する内臓物除去形状を採り、前記内臓物除去形状においては、前記各セグメント(12)と隣接するセグメント(12)との相対的位置は、前記ヒンジ(14)と更なる当接表面で規定される。
前記更なる当接表面は、前記ヒンジ(14)の完全に変形した状態を規定し
前記内臓物除去形状は、前記第1寸法を超える少なくとも二次元寸法を有し、
前記少なくとも2個のセグメント(12)は、切断形状で規定し、前記細長部材が前進するに連れて前記内臓物除去形状が順次形成される間、内臓物を前記セグメントの空洞内に収集する。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材は、挿入時の形状は直線状である。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材は、前記内臓物除去形状を採るために弾性的にバイアスがかけられている。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物除去形状は、前記細長部材が前進するに連れて、前記二次元寸法が順次拡張するよう構成される。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物除去形状は、連続する空洞を形成するようそれ自身の上に折り畳まれる。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、螺旋構造を採る。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、ヘリカル構造を採る。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、円錐台構造を採る。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物除去形状は、前記第1寸法を超える三次元寸法を有する。
本発明の一実施例によれば、前記セグメントは、四角形の断面を有する。
本発明の一実施例によれば、前記切断形状の少なくとも1つは、ルーバーを有する。 本発明の一実施例によれば、前記切断形状の少なくとも1つは、前記セグメントの2つの側面上に留置される複数の切断形状を有する。
本発明の一実施例によれば、前記切断形状の少なくとも1つは、前記セグメントの3つの側面上に留置される少なくとも3つの切断形状を有する。
本発明の一実施例によれば、前記細長部材は、前記セグメントを5個以上有する。
本発明の一実施例によれば、前記隣接するセグメントの間のヒンジは、一体型ヒンジで実現される。
本発明の一実施例によれば、前記隣接するセグメントの間のヒンジは、個別に形成されたセグメントを連結するヒンジ構造で実現される。
本発明の一実施例によれば、前記隣接するセグメントの間のヒンジは、形状記憶合金製のヒンジで実現される。
本発明は、開口を介して人体内に挿入され人体から内臓物を除去する方法である。本発明の方法は、
(A) 複数の中空のセグメント(12)を順番に相互接続して形成され細長部材(10)を用意するステップと、
前記隣接するセグメント(12)間にヒンジ(14)を形成する。前記セグメント(12)とヒンジ(14)は、
(i)前記細長部材(10)は、前記人体内に第1寸法の開口を介して順番にセグメント(12)が挿入されるような挿入構造を採り、
(ii)前記人体内に挿入される前記細長部材(10)の一部は、順次内臓物を除去する内臓物除去形状を採り、前記内臓物除去形状においては、前記各セグメント(12)と隣接するセグメント(12)との相対的位置は、前記ヒンジ(14)と更なる当接表面で規定され、前記更なる当接表面は、前記ヒンジ(14)の完全に変形した状態を規定し、前記内臓物除去形状は、前記第1寸法を超える少なくとも二次元寸法を有し、前記少なくとも2個のセグメント(12)は、切断形状で規定し、前記細長部材が前進するに連れて前記内臓物除去形状が順次形成される間、内臓物を前記セグメントの空洞内に収集し、
(B)前記装置を分配システム内に配置するステップと、
(C)身体の開口を形成するステップと、
(D)装置を前記開口を介して身体内に前進させるステップと、
(E)前記装置を先記開口を介してセグメントの空洞内に集められたの内臓物と共に取り出すステップと
を有する。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物は、椎間板の一部である。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物は、軟組織である。
本発明の一実施例によれば、前記内臓物は、硬組織である。
本発明の一実施例による、留置前に直線状態にある内臓物除去装置(ツール)の斜視図。 図1Aの装置の一部の斜視図。 本発明の一実施例による内臓物除去形状を順次展開する状態を表す図。 図1Aの装置を完全に留置した状態の拡大図。 留置前の本発明の一実施例の装置の斜視図。 留置後の本発明の一実施例の装置の斜視図。 図4Aの装置でサイドカバーを採り除いた状態の側面図。 図4Bの装置でサイドカバーを採り除いた状態の側面図。 留置前の細長部材の拡大斜視図。 留置後の細長部材の拡大斜視図。 図6Aの拡大側面図。 図6Bの拡大側面図。 本発明の装置を用いて行う手術の第1段階を表す図。 本発明の装置を用いて行う手術の第2段階を表す図。 図6Aの状態の装置のセグメントの第1形態の斜視図。 図6Bの状態の装置のセグメントの第2形態の斜視図。 図6Aの状態の装置において、直線状態にある2つのセグメントの間のヒンジ接続状態の斜視図。 図6Bの状態の装置において、閉鎖状態にある2つのセグメントの間のヒンジ接続状態の斜視図。 本発明の他の実施例において、留置前で直線状態にある身体内から内臓物を取り除く装置の斜視図。 本発明の他の実施例において、留置後でラセン状態にある身体内から内臓物を取り除く装置の斜視図。 本発明の他の態様で図11Bの装置の使用中の第1状態を表す図。 本発明の他の態様で図11Bの装置の使用中の第2状態を表す図。 本発明の他の態様で図11Bの装置の使用中の第3状態を表す図。 本発明の他の実施例の装置の斜視図。
本発明は、身体内から内臓物を採り出すツールとその方法に関し、特に、身体の内部に通じる開口の寸法よりも大きい横寸法を有する二次元(或いは三次元)形状の内臓物を採り出すツールとその方法に関する。一実施例によれば、本発明は、椎間板から内臓物を除去する(椎間板切除)ツールと方法に関する。
本発明の一実施例を以下説明する。図8A,8Bに、開口102の付いた椎間板本体100を示す。以下図面においては、椎間板本体100と開口102は省いている。本発明の装置は、細長部材10を有する。この細長部材10は、複数の中空のセグメント12から形成される。このセグメント12は、図1A,1Bに図示するように、順次相互に接続されて、隣接するセグメント12の間の有効なヒンジ14を形成する。セグメント12とヒンジ14の形状は、細長部材が、挿入形状(通常直線状の形態)を採り、第1寸法Dの開口を介して椎間板本体100内にセグメント12が挿入されるような(図8A)大きさである。セグメント12とヒンジ14は、更に、細長部材の一部が、椎間板本体100内に挿入され、内臓物を除去する形状(図8B)を順次採る。即ち、この形状においては、隣接する各セグメント間の相対的位置は、当接する2つのセグメントとヒンジにより完全に曲がった状態を規定する(図8B)。この内臓物除去形状は、少なくとも2つの寸法DとDを採る。DはDよりも大きい。本発明の実施例の特徴は、複数のセグメント12が、少なくとも1個の切断形状16を具備し、細長部材が前進するに連れて内臓物除去形状が順次形成され、セグメントの空洞18内に内臓物を収集することである。
図1A−3に、本発明の様々な実施例の装置である細長部材10を順次留置する状態を示す。特に図1A,1Bは、本発明により構成され動作する装置の実施例を示す。本発明の装置の細長部材10は、一連のセグメント12から形成される。これらセグメント12は、ヒンジ14で相互に連結又は接続され、切断形状16を形成し、内臓物を空洞18内に集める。この実施例は、特許文献2の図11−12Cの原理に基づいて、螺旋状に拡張した要素から形成される拡張したカッター即ち「グレーター」である。切断形状16は、あらゆる形態、例えば歯の列、シャベル、あるいは他の切断要素であり、除去すべき内臓物を収集あるいは切断するのに適したものである。一実施例においては、切断形状16は、1つの幅広のシャベル状の歯である。金属製構造の場合には、この歯は打ち抜きで形成されるが、金属材料からドメスティック・グレーターの歯の形状に類似する形状を形成することもできる。この構造は、変成した椎間板材料の一部あるいは殆ど全てを除去するのに適したものである。椎間インプラントあるいはグラフトの挿入に際しては、その大きさは、除去される椎間板の容量に対応する。
図1A−3に示す実施例においては、グレーターは、中空の四角形のチューブであり、これは、ある間隔(通常変化する幅のV字形状のスロットを除去して形成される間隔)で、完全には切断せず、内部ジョイントにより連結された一連のリンクでチューブを形成する。リンク間の角度は、除去されるスロットの幅により決まるが、グレーターと同一面で構造体がカールし、それが分配管から押し出されるように、予め決められる。多くの他の材料、合金と非金属材料も使用可能である。
図2の留置状態を参照して、本発明の方法に対応する装置の動作を説明する。本発明の装置を、所望の場所に配置し、細長部材10を導管20の端部を越えて前進させる。この細長部材10は、自分自身の上に徐々に直径が広がるように、そして二次元で拡張するように、カールし、同時に周囲の組織(又は他の内臓物)を切り離し、内臓物を装置の内部空間内に収集する。所望量の内臓物が切り取られると、細長部材10は導管20内に徐々に引き込まれ、この導管20を、切り取られた内臓物と共に取り出す。その後中空の空間部は、インプラントの導入用に利用できる。
本発明の実施例の装置は、特に、深いところにある組織(椎間板、腫瘍)のサンプリングとこれら組織の除去と空間(又はスペース)の形成に利用できる。これらの空間内にインプラントの留置、ボーンセメントの導入、薬剤の分配を行う。同一の原理を用いて、工業用あるいは他の非医療用のアプリケーション用の装置も実現できる。例えば小孔を介して深い場所へのアンカレッジ(繋ぎ止め)を実現する。
切断構造の形状とサイズと配置位置は、必要に応じて変更可能である。例えばあるアプリケーションにおいては、歯は幅広くなったり、様々な数の歯を配置して、周囲の内臓物を、装置のセグメント本体の幅に等しい幅で切断し、これにより、比較的固い内臓物でも器具の半径方向の拡張を容易にする。
選択的事項として、切断形状16に面した開口の後方面エッジは、鋭いエッジとセグメントの内部空洞を具備するか、切断形状16が突起した保持特徴(図示せず)を具備して、切断器具を引き抜く間、切り取った内臓物の喪失を防止する。これらの保持特徴は、例えば、後方に向いたピンあるいはバーブ(返し)で実現できる。
上記したように、留置状態における切断器具の形状は、必ずしも完全な螺旋形状である必要はなく、同一幅のスロット群を有するか、あるいは他の所望の一連のスロット幅のものでもよい。この後者は、所望の拡張形状を達成するために、徐々に大きくなる直径の構造を規定する。
最も好ましい形態として、バイアス装置を用いて、切断器具を、それが分配導管から出るに連れて、螺旋状に湾曲した留置状態になるようにすることである。これはツールの内側に沿って通る引っ張り要素を、螺旋の中心に向かって内側方向に面した側に、配置することにより、実現できる。この要素に、スプリング、歯車の配列あるいは他の引っ張り構成により、引っ張り力を掛けることができる。別の構成として、形状記憶合金を用いて、留置状態になるようバイアスをかけることもできる。様々なバイアスをかける構成の例は、特許文献3に開示されている。
図4A−8Bを参照して本発明の実施例を説明する。この実施例は、図1A−3の実施例に類似し、螺旋形状の内臓物除去形状を採る装置である。本明細書を通して特に断りのない限り、本発明の様々な実施例の構造と動作は、互いに互換性がある。例えば図2で説明した順次留置方法は、この実施例の全てに適用可能である。図4A−8Bの分配システムとアプリケーションも、この実施例の全てに適用可能である。
図4A−5Bを参照して本発明の分配システムを説明する。図4A,5Aは、細長部材10が引き込まれた状態にある導管20を示す。これは、直線状であり、留置前あるいは引き抜き後の状態である。図4B,5Bは、細長部材10が、完全に留置された内臓物除去形状を採る。ここに示した実施例は、回転ノブ22による手動操作用である。この回転ノブ22は、歯車のラック(図示せず)に係合する歯車を含み、これにより導管20に沿った細長部材10の制御可能で正確な動きが提供できる。他の手動アクチュエータあるいは様々な電気的あるいは他の動力に基づくアクチュエータも、当業者には容易に実現できる。
本発明の実施例は、嵩張る材料である内臓物を除去する。具体的には、留置する間、細長部材10が通るパスが十分に形成され、細長部材10により取り除かれる内臓物の量があらゆる留置段階で解るために、本発明の装置を様々な位置に前進させることにより、高い精度で除去すべき内臓物の量を把握できる。かくして本発明の分配システムは、段階的なマーキング或いは駆動機構に関連する定量情報を表し、これにより、オペレーターは、身体内から所定量の内臓物を制御しながら除去できる。
図5A,5Bに示すように、本発明の分配システムは、バイアス・スプリング24を有する。このバイアス・スプリング24は、細長部材10のバイアス力を、内臓物除去形状の閉鎖した方向(図で左端)に向けて維持する。これは、引っ張り力を、細長部材に沿って留置される引っ張り要素或いは引き抜きコード(draw cord:図示せず)にかけることにより、行われる。細長部材10を連続的に留置する間、細長部材10と引き抜きコードとの間での相対的な動きが起こる。その結果得られた緩みが、スプリングにより弾性的に回収されるか、細長部材とスプリングのアンカーとの動きの速度差を形成する差動ギアー構成により補償される。ヒンジによる相互接続あるいは他のローカルなセグメント間の要素がこのバイアス力を提供する場合には、バイアス・スプリング24を省略できる。
このバイアス構成は、比較的強いバイアス力をかけることができるために、通常の動作状態において、あらゆる段階にある細長部材10は、十分に規制された剛性構造を採ることができる。この剛性構造においては、導管20内にある細長部材10のあらゆる部分が直線状態になり、導管20から既に飛び出した部分は完全に湾曲したカーブ(例えば螺旋形)を保持できる。その結果、細長部材10は、体内を進むに連れて、十分に規定された所定のパス内を通過可能である。それにより、フレキシブルなツールにより引き起こされる損傷、例えば所定のパスから外れることによるリスクを最小にする。更にこの装置の剛性は、ある実施例においては、その結果得られた構造体のループが直接互いに接触するようになる。
留置装置は、サポート・シャフト26を有する。このサポート・シャフト26は、どこでもクランプ可能で、導管20を所望の位置と所望の方向に支持する。選択的事項として、内視鏡(図示せず)を導管20と共に用いて、内臓物の除去跡の検査を実行することもできる。別の構成として、内臓物除去手術の終了後、本発明の装置を、導管20の少なくとも一部から引き抜いて、導管のルーメンに沿った独立型の内視鏡の挿入を行うこともできる。
直線状態の導管20で示したのと同様に、導管20は、本発明の操作に影響を及ぼさない限り、あらゆる程度の湾曲度を具備することも可能で、これはある場合には利点でさえある。導管20が大きな湾曲を有するような場合でさえ、導管内の細長部材10の状態は直線状と見なされ、これは導管を出た後採る要素(細長部材10)の湾曲した留置状態とは、対照的である。
図6A−7Bにおいて、同図に示す実施例が図1A−3の実施例と異なる点は、この実施例が、専用のヒンジ構造を採用し、セグメント間の正確なヒンジ軸で有効なヒンジ14を規定することである。この実施例は、個別に変わるセグメントの形状を有し、連続して含まれる空洞を規定するよう重なり合う。本明細書において「連続」とは、構造体の連続する巻回の間のスペースが最小となるよう内臓物除去形状を構成することを意味する。その結果、本発明の装置は、内臓物の塊を除去し、身体内にほぼ一定の大きさのキャビティが形成される。
ここに示した実施例においては、セグメントの形状とヒンジの位置は、アルキメデス渦巻き線(Archimedean spira)に近似する構造を達成する。この形状は、ほぼ均一の高さのセグメント(螺旋状の半径方向のステップ)を採用できる更なる利点があり、かつ採用された細長部材の長さと除去される内臓物の容積の間に、ほぼ線形の関係を維持することができる利点がある。
この実施、例はヒンジで連結された11個のセグメント12を有する。セグメント12の数は、アプリケーションにより変わり、主に除去するべきボリュームとアクセスが行われる開口の寸法の比率に依存する。通常細長部材10は、最小でもヒンジで連結された5個のセグメント12、好ましくは10個以上のセグメント12、更に好ましくは30個以上のセグメント12を有する。
この実施例において、切断形状16は、よろい板(slats)或いは「ルーバー(louvers)」の形態であり、セグメント12の全幅に渡って伸びる。除去すべき内臓物の種類と装置のデザインにより、このルーバーは尖っていない壁の一部であるか、あるいは尖った切断端部の特徴を有する。しかしこれはノコギリ状の歯あるいは切断を強化する特徴の有無を問わない。切断端部あるいは切断構造全体は、同一のセグメント12の残りの部分を形成するのと同一の材料又は異なる材料から形成してもよく、更には機械的あるいは外科手術の特徴に対し影響を及ぼすような特定のコーティングを施してもよい。例えば一実施例においては、切断構造の一部あるいは全てを、低摩擦材料(例えばPTFE)でコーティングして、除去された内臓物が空洞18内に入るのを容易にすることもできる。装置の内側ルーメンは、高い摩擦表面を有し、これにより装置を取り除く間、収納された内臓物を保持するのを助けることもできる。
本明細書で使用される用語「切断形状」は、細長部材10の先端セグメント以外のセグメント12が動きながら内臓物を切断できるようなあらゆる切断形状を意味する。この意味において、切断形状は、「側面方向切断形状」とも称する。ここの示した螺旋拡張の場合には、主要な切断方向は、図に示す半径方向の外側方向である。
図9A,9Bを参照すると、本発明は、1個の側面方向の切断形状に限定されるものではないことが解る。図9Aは、セグメント12の一部あるいは全てが、セグメントの2つの側面に留置された2つの切断形状16,16’を有する。図9Bは、セグメント12の一部あるいは全てが、セグメントの3つの側面に留置される3個の切断形状16,16’,16”を有する。これらの実施例は、細長部材が、内臓物除去形状で留置される間、三次元方向に伸びる場合に、利点がある。更に、本発明の装置が、組織の内側方向に押された層の間に伸びる平面(螺旋状)の実施例にでさえ、利点がある。
図6Aにおいて、ここに示した実施例は、広い幅と狭い幅(即ちヒンジに対し平行の方向で)を交互に有するセグメントを採用する。選択的事項として、これにより隣接するセグメントのエッジは、留置状態において若干オーバーラップしている。一実施例においては、このオーバーラップしたエッジは、ハサミ切断動作を行い、これにより更なる切断効果を高める。これは、大きな機械的な力が装置を前進させる際にかかった時に、有効である。時に前記のバイアス装置に対抗する動作により、セグメントの間のギャップに瞬間的に開口を形成する。このハサミ切断動作は、構造体の再閉鎖を補助し、更なる切断効果を高める。
図8A,8Bにおいて、椎間切除を行っている本発明の装置の実施例を示す。この装置は、細長部材10を分配システムの導管20内に留置する。導管20は、開口102を介して椎間板本体100内に挿入される。その後、細長部材10を、開口102を通る導管20を介して椎間板本体100内に前進させ、椎間板本体100内で内臓物除去形状を採る。その後、この装置(細長部材10)を、開口102を通る導管20を介して、セグメントの空洞内に集められた内臓物と共に、引き抜く。
内臓物除去形状の2つの寸法D,Dは、開口102の寸法Dよりも大きい。本明細書において、寸法Dは、低浸襲性の切開が行われる最大寸法である。本発明の装置を評価するために又実際の目的のために、寸法Dは、体内に挿入される導管20の一部の最大横方向寸法である。
図8A,8Bで説明する手順(手術)は、あらゆる外科手術のステップとして採用できる。簡単な例では、この手術は、組織を除去する為の自己内蔵型のプロセスであり、椎間板内の圧力を低減し、ヘルニア状態の椎間板を除去したり、バイオプシィ(生体採取材料検索)を行う。後者の場合には、補助的なツールは、通常矩形のロッドの形態を採るが、使用後細長部材10に沿って(通常、根本方向に先端チップから)挿入され、サンプル取得された内臓物を、必要なときに、空洞18から取る。
別の構成として、椎間板から内臓物を除去することは、空間を形成するために行われる。この空間は、スペーサーを導入するため、他の移動性保持インプラントを導入するため、様々な薬剤或いは支持木(brachytherapy seeds)の投入のため、あるいは他の材料やツールを分配するためである。
椎体融解の場合、手術は、椎体表面(vertebral srface)に面する2つの骨(bleeding bone)が現れるまで、何回か行われる。その後、ケージを導入したり充填材を導入する。充填材に一例は、セメント、骨、骨グラフト材料、骨形態形成蛋白(bone mophogentice protein)、骨形成材料(osteogenetic material)等である。これにより、又隣接する椎間ボディの溶融を促進する。
装置あるいは他の材料を身体内の部位に留置したり分配する場合、この作業は、細長部材10を(装置の挿入時と同一の導管20を介して)除去した後、行うのが好ましい。本発明の一実施例においては、この様な装置あるいは材料は、最初の装置を取り除いた後、次に挿入される細長部材10のルーメンに沿って、導入される。
本発明の実施例により、身体内から大量の内臓物を、効率よくかつ信頼性高く小さな切開孔(開口)を介して取り除くことができる。例えば椎間板から内臓物を除去する例においては、装置は、4.5mm×4.5mm以下の寸法の開口を介して挿入でき、これで1cc以上好ましくは2cc以上の量の内臓物を除去できる。このためには、装置の長さ(伸びきった時)は、15cm以上で好ましくは20cm以上である。
図10A,10Bにおいて、この実施例は、隣接するセグメント12の間の有効なヒンジ取付の他の実施例を示す。これは形状記憶合金を用いる場合に特に有利である。ある場合は、一体型のヒンジは、回転軸の位置に関し必要なレベルの精度を与えることができない。しかし個別のヒンジ構造の組み立て構成は、製造上の挑戦的事項であり、柔軟性のあるバイアス構成をヒンジ構造そのものに組み込むことができない。この実施例は、有効ヒンジの他の形態を示す。このヒンジは、セグメント構造の一部として製造でき、ヒンジの回転軸の位置に対して正確な位置も提供できる。
具体的には、同図に示す実施例はねじり棒(torsion bar:ねじりに対し復元性をもつ棒)28を採用し、これにより回転軸を規定する。ねじり棒28の端部はセグメントに取り付けられ、中間部は隣接するセグメントに取り付けられる。これにより、図10Aに示す解放直線状位置と図10Bに示す閉鎖位置との間2つのセグメント間で、有効なヒンジ動作が可能となる。これにより正確な内臓物除去形状を形成する。
ある場合には、ここの示す構造は、形状記憶合金例えばニチノールで形成され、図10Bの閉鎖状態に自ら戻るようにしてもよい。かくしてヒンジ構造そのものは、上記の柔軟性のあるバイアスを装置に提供し、その内臓物除去形状を形成する。
図11A−12Cの構成は、上記の螺旋構造とは対照的である。同図の細長部材10はヘリカルな(螺旋が積み重なる形態の)内臓物除去形状を採る。特許文献2に記載されているように、若干斜めの角度で有効ヒンジの軸を留置することにより、閉鎖状態で細長部材のヘリカルな展開構造が得られる。この展開を用いると、側面切断形状が追加され、内臓物をより有効に除去できる。このアプローチにより、三方の寸法が開口の寸法を超えるような内臓物の除去が容易となる。これは、特に所定寸法の装置を低浸襲性切開による小さな寸法の開口介して挿入する際に利点がある。その結果、手術の安全性と回復期間の短縮が見込まれる。
ヘリカル構成の実施例により、内臓物を先端エッジの解放端でより大きく切断でき、かつ外側に突出した側面方向の切断形状が、空洞部の直径を増加させ、その表面がスムーズとなる。更に別の構成として、軸方向に突出した横方向の切断形状(図示せず)を螺旋形状のへリックス(helix)の先端ループに留置して、装置の軸方向(高さ方向)の前進を可能にしてもよい。
先端セグメントが先端位置にあるような螺旋形状の実施例は、装置の内側ルーメンを用いる更なる選択肢が可能となる。これは、更なるツールあるいは材料を挿入する前後、挿入中を問わない。この実施例によれば、オーバーサイズのドリル・ビット或いは装置の前の内臓物を切断する他の装置を、ルーメンに沿って移動するフレキシブルな駆動シャフトで駆動でき、これにより、内臓物を通って装置の前進が図られる。
ある場合においては、ヘリカル構造の除去構造は、未切断の材料の中心コアを残す。必要によっては、ヘリカル構造体内に残る中心コアは、細長部材10を引き抜いた後、従来技術で除去することもできる。更に図12A−12Cに示すように、所望量の内臓物を完全に除去することは、様々な直径の内臓物除去形状を構成するよう形成された一連のヘリカル要素を用いて行うことができる。
図13を参照して、本発明の内臓物除去形状は、スパイラルやヘリカルな構造に限定されないことが理解できる。図13に示すように、細長部材10は、円錐留置形状を順次採ることもできる。この構成により、半径方向と軸方向の両方に同時に切断拡張部が形成される。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
10 細長部材
12 セグメント
14 ヒンジ
16 切断形状
18 空洞
20 導管
22 回転ノブ
24 バイアス・スプリング
26 サポート・シャフト
28 ねじり棒
100 椎間板本体
102 開口

Claims (17)

  1. 開口を介して人体内に挿入され人体から内臓物を除去する装置において、
    前記装置は、細長部材(10)を有し、
    前記細長部材(10)は、空洞(18)を有する複数のセグメント(12)をヒンジ(14)を介して連結して構成され、
    前記セグメント(12)とヒンジ(14)とは、以下の(a)と(b)の要件が満たされるよう、構成され、
    (a)前記細長部材(10)は、前記人体内に第1寸法の開口を介して、順番にセグメント(12)が挿入されるような挿入構造を採り、
    (b)前記細長部材(10)の前記人体内に挿入された一部は、前記人体内から内臓物を除去する内臓物除去形状を採り、前記内臓物除去形状においては、前記複数のセグメント(12)の内の隣接するセグメント(12)は、互いに当接し、
    前記表面が互いに当接すると前記細長部材(10)が完全に変形した状態を規定し
    前記内臓物除去形状は、前記第1寸法を超える二次元寸法を有し、
    前記少なくとも2個のセグメント(12)は、切断形状(16)を有し、
    前記切断形状(16)は、前記細長部材が前進するに連れて前記内臓物除去形状が順次形成される間、人体からの内臓物を前記空洞(18)内に収集する
    ことを特徴とする身体内に挿入され身体内から内臓物を採り出す装置。
  2. 前記細長部材(10)の挿入構造は、直線状である
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記細長部材(10)は、前記内臓物除去形状を採るために、弾性的にバイアスがかけられている
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 前記内臓物除去形状は、前記細長部材(10)が前進するに連れて、前記二次元寸法が順次拡張するよう構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 前記内臓物除去形状は、連続する空洞(18)を形成するよう、前記セグメント(12)の内の隣接するセグメント(12)の外側部材が互いに接触する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、螺旋構造を採る
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、ヘリカル構造を採る
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  8. 前記細長部材の一部は、前記内臓物除去形状で、円錐台構造を採る
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  9. 前記内臓物除去形状は、前記第1寸法を超える三次元寸法を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  10. 前記セグメント(12)は、四角形の断面を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  11. 前記切断形状(16)の少なくとも1つは、前記セグメント(12)の1つの側面上に形成された切断構造(図1B)を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  12. 前記切断形状(16)の少なくとも1つは、前記セグメント(12)の2つの側面上に留置される少なくとも2つの切断構造(図9A)を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  13. 前記切断形状(16)の少なくとも1つは、前記セグメント(12)の3つの側面上に留置される少なくとも3つの切断構造(図9B)を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  14. 前記細長部材は、前記セグメント(12)を5個以上有する
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  15. 前記隣接するセグメント(12)の間を連結するヒンジ(14)は、前記セグメント(12)と一体に形成されたヒンジで実現される
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  16. 前記隣接するセグメント(12)の間を連結するヒンジ(14)は、前記セグメント(12)とは別個に形成されたヒンジで実現される
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  17. 前記隣接するセグメント(12)の間を連結するヒンジ(14)は、形状記憶合金製のヒンジで実現される
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
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